JP2002103894A - シート積層式3次元造形装置 - Google Patents

シート積層式3次元造形装置

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JP2002103894A
JP2002103894A JP2000294411A JP2000294411A JP2002103894A JP 2002103894 A JP2002103894 A JP 2002103894A JP 2000294411 A JP2000294411 A JP 2000294411A JP 2000294411 A JP2000294411 A JP 2000294411A JP 2002103894 A JP2002103894 A JP 2002103894A
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sheet
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Toru Nonoyama
透 野々山
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Toyoda Koki KK
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Toyoda Koki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】3次元立体形状の造形精度を向上させることが
可能で且つ装置の高さが低いシート積層式3次元造形装
置を提供する。 【解決手段】各X方向フレーム51a,51bの対向す
る側面にそれぞれ各フランジ91a,91bが取付固定
されている。そして、Y方向キャリッジ52が各X方向
フレーム51a,51bの間にて各フランジ91a,9
1bの上面に差し渡され、各ボール保持器93a,93
bが各フランジ91a,91bの上面に取付固定された
X方向ガイドレール92a,92bに対して摺動可能に
嵌合されて案内支持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシート積層式3次元
造形装置に係り、詳しくは、薄い素材シートを積層して
これを所定形状に切断する動作を繰り返すことにより3
次元立体形状を造形するシート積層式3次元造形装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、加熱することにより溶融して
接着力を生じる接着剤が裏面に塗布された素材シート
を、造形テーブル上のそれまでに積層された中間積層体
の上面へ送り込み、その送り込んだ素材シートをヒータ
ローラ(ホットローラ)により加熱すると同時に押圧し
て中間積層体の上面に接着し、その接着した素材シート
をその高さ位置に対応する造形物の輪郭形状(スライス
データ)に沿ってレーザビームにより切断する、という
動作を繰り返すことにより3次元立体形状の造形を行う
シート積層式3次元造形装置(LOM:Laminated Obje
ct Manufacturing)が広く使用されている。本出願人
も、このようなシート積層式3次元造形装置を種々提案
している(特開平11−227073号公報、特開平11−227053
号公報、特開平11−198235号公報など)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、シート積層式3
次元造形装置に対して以下の要求がなされている。 シート積層式3次元造形装置のオペレータ(作業者)
の作業性を向上させるため、装置の高さを低くすること
が求められている。 素材シートの切断精度を高めることにより、3次元立
体形状の造形精度を向上させることが求められている。 レーザビームにより素材シートを切断する際には、素
材シートが燃えて煙が発生する。そこで、前記煙を筺体
外へ排出する排気装置が設けられているが、その排気効
率を向上させることが求められている。
【0004】本発明は上記要求を満足するためになされ
たものであって、その目的は、3次元立体形状の造形精
度を向上させることが可能で且つ装置の高さが低いシー
ト積層式3次元造形装置を提供することにある。また、
本発明の別の目的は、筺体内の空気を容易に排気するこ
とが可能なシート積層式3次元造形装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段・作用および発明の効果】
係る目的を達成するためになされた請求項1に記載の発
明は、素材シートをそれまでに積層された中間積層体の
上面へ送り込む素材シート供給手段と、前記素材シート
を前記中間積層体の上面に接着する素材シート接着手段
と、前記素材シートを所定の形状に切断する素材シート
切断手段と、前記素材シートが前記中間積層体の上面へ
送り込まれる第1方向に前記素材シート切断手段を移動
させる第1方向移動手段と、前記第1方向と直交する第
2方向に前記素材シート切断手段を移動させる第2方向
移動手段とを備えたシート積層式3次元造形装置におい
て、前記第1方向移動手段は、前記第1方向に延びる2
本の第1方向フレームを備え、それら2本の第1方向フ
レームは前記素材シートを挟むように配置され、前記第
2方向移動手段は、前記2本の第1方向フレームの間に
配置され、前記第1方向フレームに案内支持され、前記
2本の第1方向フレームの対向する側面にはそれぞれ、
断面L字状をなすフランジが取付固定され、当該フラン
ジの側面は前記第1方向フレームの側面に取付固定さ
れ、前記第2方向移動手段は前記各フランジの上面に差
し渡され、前記2本の第1方向フレームの下面に前記素
材シート接着手段が案内支持されていることをその要旨
とする。
【0006】従って、請求項1に記載の発明によれば、
第2方向移動手段が2本の第1方向フレームの上に配置
されている従来の技術に比べて、シート積層式3次元造
形装置の高さを低くすることが可能になり、装置の上方
に手を差し伸ばして作業するオペレータの作業性を向上
させることができる。また、請求項1に記載の発明によ
れば、第2方向移動手段が2本の第1方向フレームの上
に配置されている従来の技術に比べて、素材シート切断
手段と素材シートとの距離を小さくすることが可能にな
るため、素材シートの切断精度を高めて、3次元立体形
状の造形精度を向上させることができる。
【0007】次に、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載のシート積層式3次元造形装置において、シート
積層式3次元造形装置の筺体内の空気を排気する排気手
段を備えたことをその要旨とする。従って、請求項2に
記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果によ
り、シート積層式3次元造形装置の高さを低くすること
が可能であるため、その装置の筺体の内容積を小さくす
ることができる。ここで、シート積層式3次元造形装置
の筺体の内容積が小さいほど、排気手段により筺体内の
空気を容易に排気することができる。例えば、素材シー
ト切断手段がレーザを用いて素材シートを切断する際に
は、素材シートが燃えて煙が発生する。しかし、請求項
2に記載の発明によれば、排気手段により筺体内の空気
を容易に排気することができることから、前記煙の排気
効率を向上させることが可能になり、筺体内に前記煙が
充満するのを確実に防止して、その装置の誤動作を回避
することができる。
【0008】尚、上述した[特許請求の範囲]および
[課題を解決するための手段および発明の効果]に記載
した構成要素と、後述する[発明の実施の形態]に記載
した構成部材との対応関係は以下のようになっている。
「素材シート供給手段」は素材シート供給装置20に該
当する。「素材シート接着手段」は加熱押圧装置30お
よび移動装置50から構成される。「素材シート切断手
段」は切断装置40および移動装置50から構成され
る。
【0009】「第1方向移動手段」は、X方向フレーム
51a,51b、Y方向キャリッジ52、プーリ54
a,54b、駆動ベルト55、モータ56、フランジ9
1a,91b、X方向ガイドレール92a,92b、ボ
ール保持器93a,93bから構成される。「第1方
向」はシート積層式3次元造形装置10の水平な左右方
向(X方向)に該当する。
【0010】「第2方向移動手段」は、Y方向キャリッ
ジ52、移動ヘッド53、プーリ94a,94b、駆動
ベルト95、モータ96から構成される。「第2方向」
はシート積層式3次元造形装置10の水平な前後方向
(Y方向)に該当する。「第1方向フレーム」はX方向
フレーム51a,51bに該当する。「排気手段」は、
筺体の蓋部101、排気孔102、排気管103、排気
装置104から構成される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図面と共に説明する。 [本実施形態の主要構成]図1は、本実施形態のシート
積層式3次元造形装置10の概略構成を示す斜視図であ
る。図2は、シート積層式3次元造形装置10の要部平
面図である。図3は、シート積層式3次元造形装置10
の要部左側面図である。図4〜図8は、シート積層式3
次元造形装置10の動作状態における概略構成を示す全
体正面図である。
【0012】シート積層式3次元造形装置10は、それ
までに積層された中間積層体Wの上面に素材シートPを
送り込む素材シート供給装置20と、その送り込んだ素
材シートPを加熱し中間積層体の上面に押圧して接着す
る加熱押圧装置30と、接着された素材シートPを所定
形状に切断する切断装置40と、加熱押圧装置30およ
び切断装置40を所定位置に移動させる移動装置50
と、中間積層体Wを昇降させる昇降装置70と、制御装
置80とを備えている。
【0013】制御装置80は、CPU,ROM,RA
M,I/O回路を有する周知のマイクロコンピュータを
含んで構成され、内蔵ROMに記録されている制御プロ
グラム(コンピュータプログラム)に従い、各装置2
0,30,40,50,70の動作を制御する。素材シ
ートPは良質の紙によって形成され、その裏面にはエチ
レン−酢酸ビニル共重合体のようなホットメルト接着剤
が塗布されている。この接着剤は加熱することにより溶
融し、冷えることにより接着力を生じるものである。
尚、素材シートPは紙に限らず、合成樹脂(例えば、ポ
リエチレンテレフタレートなど)のフィルムによって形
成してもよい。
【0014】昇降装置70は、造形テーブル71、サド
ル72、Z方向ガイドレール(Z軸スライド)73a,
73b、昇降送り螺子74、昇降モータ75、リミット
スイッチ77を備えている。図4〜図8に示すように、
造形テーブル71はサドル72上に着脱可能に載置固定
されている。サドル72の後側は各Z方向ガイドレール
73a,73bに対して摺動可能に嵌合されて案内支持
されている。各Z方向ガイドレール73a,73bは、
造形テーブル71の左右方向に所定間隔をあけて配置さ
れると共に、鉛直方向(Z方向)に延びるように、シー
ト積層式3次元造形装置10の後側の機枠(図示略)に
取付固定されている。サドル72における各Z方向ガイ
ドレール73a,73bの中間部分は、昇降送り螺子7
4に螺子係合されている。昇降送り螺子74は、機枠に
取付固定された昇降モータ75のモータ軸と一体化さ
れ、鉛直軸線周りに回転駆動される。そのため、制御装
置80によって制御される昇降モータ75により昇降送
り螺子74が回転駆動されることで、造形テーブル71
はその上面を水平に保ちながら各Z方向ガイドレール7
3a,73bと摺動されて昇降される。
【0015】図4〜図8に示すように、シート供給装置
20は、案内ローラ21a,21b,25a,25b、
送りローラ22、モータ23,24、供給側ロールP
a、回収側ロールPbを備えている。各Z方向ガイドレ
ール73a,73bの上端部の左右両側にはそれぞれ各
案内ローラ21a,21bが配設されている。案内ロー
ラ21aの上方には案内ローラ21aと転がり接触する
送りローラ22が配設されており、送りローラ22は機
枠に取付固定されたモータ23によってY方向水平軸線
周りに回転駆動される。案内ローラ21bの右側下方に
は回収側ロールPbが配設されており、回収側ロールP
bの下方には供給側ロールPaが配設されている。各ロ
ールPa,Pbは、筒材(図示略)に素材シートPが巻
回されて円筒形に形成されている。回収側ロールPb
は、機枠に取付固定されたモータ24によりY方向水平
軸線周りに回転駆動される。各Z方向ガイドレール73
a,73bの下端部の左右両側にはそれぞれ各案内ロー
ラ25a,25bが配設されている。各案内ローラ21
a,21b,25a,25bおよび供給側ロールPa
は、Y方向水平軸線周りに回転自在に機枠に支持されて
いる。尚、各モータ23,24は制御装置80によって
制御される。
【0016】そして、供給側ロールPaから引き出され
た素材シートPは、まず、案内ローラ25bを通り、次
に、造形テーブル71の下方を通り、続いて、案内ロー
ラ25aにより鉛直上方向に方向転換され、案内ローラ
21aと送りローラ22の間を通り、案内ローラ21a
により水平な左右方向(X方向)に方向転換され、次
に、造形テーブル71の上面の上方を通り、その後、案
内ローラ21bを介して回収側ロールPbにより巻き取
られる。
【0017】図1に示すように、加熱押圧装置30は、
ヒータローラ(ホットローラ)31、ヒータカートリッ
ジ32、温度センサ34を備えている。ヒータローラ3
1は、略円筒状のステンレススチールからなる。このヒ
ータローラ31の内部に、円柱状のセラミックスヒータ
からなるヒータカートリッジ32が挿通されている。
尚、ヒータローラ31の長さは素材シートPの幅よりも
長く設定されている。制御装置80は、ヒータローラ3
1の外周面の温度を検出する温度センサ34の検出信号
に基づいて、ヒータカートリッジ32への通電を制御
し、ヒータローラ31の外周面の温度が所定温度(例え
ば、280〜300℃程度)に保たれるように加熱させ
る。
【0018】図1,図4〜図8に示すように、切断装置
40は、レーザ発振器41、ミラーボックス42〜4
5、レーザトーチ46を備えている。レーザ発振器41
は炭酸ガスレーザのレーザビームLを生成し、そのレー
ザビームLは、各ミラーボックス42〜45に内蔵され
たミラー(図示略)により反射されてレーザトーチ46
から下向きに照射され、中間積層体Wの上面に接着され
た素材シートPを切断する。このとき、制御装置80
は、1枚分の厚さよりわずかに大きい深さまで素材シー
トPを切断するように、レーザ発振器41を制御してレ
ーザビームLの出力を調整する。
【0019】移動装置50は、X方向フレーム51a,
51b、Y方向キャリッジ52、移動ヘッド53、プー
リ54a,54b,58a,58b,94a,94b、
駆動ベルト55,59,95、モータ56,60,9
6、ヒータスライド(ヒータ移動台)57、フランジ9
1a,91b、X方向ガイドレール92a,92b,9
7a,97b、ボール保持器93a,93bを備えてい
る。図2および図3に示すように、四角筒状の長尺物で
ある各X方向フレーム51a,51bは、シート積層式
3次元造形装置10の水平な前後方向(Y方向)に所定
間隔をあけて素材シートPを挟むように配置されると共
に、水平な左右方向(X方向)に延びるように、シート
積層式3次元造形装置10の前側および後側の機枠(図
示略)にそれぞれ取付固定されている。尚、X方向とY
方向とは直交している。
【0020】各X方向フレーム51a,51bの対向す
る側面にはそれぞれ各フランジ91a,91bが取付固
定されている。各フランジ91a,91bは断面L字状
をなし、その側面はそれぞれ各X方向フレーム51a,
51bの側面に取付固定され、その上面にはそれぞれ各
X方向ガイドレール92a,92bが取付固定されてい
る。細長板状のY方向キャリッジ52は、各X方向フレ
ーム51a,51bの間にて各X方向フレーム51a,
51bと直交して水平な前後方向(Y方向)に延びるよ
うに、各フランジ91a,91bの上面に差し渡されて
いる。Y方向キャリッジ52の長手方向(Y方向)の両
端部下面にはそれぞれ各ボール保持器93a,93bが
取付固定されている。そして、Y方向キャリッジ52
は、各X方向ガイドレール92a,92bに対して、そ
れぞれ各ボール保持器93a,93bが摺動可能に嵌合
されて案内支持されている。
【0021】Y方向キャリッジ52の後側端部の上側に
は、ミラーボックス44が取付固定されている。Y方向
キャリッジ52の上側には、ミラーボックス45および
レーザトーチ46が設けられた移動ヘッド53が配置さ
れている。尚、ミラーボックス45にはミラー45aが
内蔵され、レーザトーチ46には集光レンズ46aが内
蔵されている。
【0022】Y方向キャリッジ52の前後両端部にはそ
れぞれ各プーリ94a,94bが取付固定され、各プー
リ94a,94b間には駆動ベルト95が掛けられ、駆
動ベルト95には移動ヘッド53が取付固定されてい
る。プーリ94bはX方向水平軸線周りに回転自在にY
方向キャリッジ52に支持されている。また、プーリ9
4aは、Y方向キャリッジ52に取付固定されたモータ
96によってX方向水平軸線周りに回転駆動される。そ
のため、制御装置80によって制御されるモータ96に
よりプーリ94aが回転駆動されると、それに連動して
駆動ベルト95が移動すると共にプーリ94bが回転さ
れ、その駆動ベルト95の移動に伴い、移動ヘッド53
はY方向キャリッジ52の長手方向(Y方向)に沿って
往復平行移動される。
【0023】図3,図4〜図8に示すように、各X方向
フレーム51a,51bの左右両端部にはそれぞれ各プ
ーリ54a,54bが取付固定され、各プーリ54a,
54b間には駆動ベルト55が掛けられ、駆動ベルト5
5にはY方向キャリッジ52が取付固定されている。プ
ーリ54bはY方向水平軸線周りに回転自在に機枠に支
持されている。また、プーリ54aは、機枠に取付固定
されたモータ56によってY方向水平軸線周りに回転駆
動される。そのため、制御装置80によって制御される
モータ56によりプーリ54aが回転駆動されると、そ
れに連動して駆動ベルト55が移動すると共にプーリ5
4bが回転され、その駆動ベルト55の移動に伴い、Y
方向キャリッジ52は各X方向フレーム51a,51b
の長手方向(X方向)に沿って往復平行移動される。こ
れにより、移動ヘッド53に設けられたレーザトーチ4
6は、中間積層体Wを支持する造形テーブル71に対し
てX方向およびY方向に移動され、その軌跡は制御装置
80によって3次元CADデータを基に制御される。つ
まり、レーザトーチ46から素材シートPに照射される
レーザビームLの軌跡は、制御装置80によって3次元
CADデータを基に制御される。
【0024】図2に示すように、細長板状のヒータスラ
イド57は、各X方向フレーム51a,51bの下側に
て各X方向フレーム51a,51bと直交して水平な前
後方向(Y方向)に延びるように差し渡され、各X方向
フレーム51a,51bの下面に取付固定されたX方向
ガイドレール97a,97b(図3参照)に対して摺動
可能に嵌合されて案内支持されている。図4〜図8に示
すように、ヒータスライド57の下面には、その長手方
向に沿って、ヒータローラ31がY方向水平軸線周りに
回転自在で且つ多少上下動可能に支持されている。
【0025】図4〜図8に示すように、各X方向フレー
ム51a,51bの左右両端部にはそれぞれ各プーリ5
8a,58bが取付固定され、各プーリ58a,58b
間には駆動ベルト59が掛けられ、駆動ベルト59には
ヒータスライド57が取付固定されている。プーリ58
bはY方向水平軸線周りに回転自在に機枠に支持されて
いる。また、プーリ58aは、機枠に取付固定されたモ
ータ60によってY方向水平軸線周りに回転駆動され
る。そのため、制御装置80によって制御されるモータ
60によりプーリ58aが回転駆動されると、それに連
動して駆動ベルト59が移動すると共にプーリ58bが
回転され、その駆動ベルト59の移動に伴い、ヒータス
ライド57は各X方向フレーム51a,51bの長手方
向(X方向)に沿って往復平行移動される。これによ
り、ヒータスライド57に支持されて外周面が加熱され
たヒータローラ31は、ヒータスライド57の移動に伴
い、それまでに積層された中間積層体Wの上面に送り込
まれた素材シートPの上を転動し、素材シートPを加熱
すると同時に、ヒータローラ31の自重で中間積層体W
の上面に素材シートPを押圧して接着させる。
【0026】図2,図4〜図8に示すように、ヒータス
ライド57の長手方向略中央部の下面にはリミットスイ
ッチ77が設けられている。このリミットスイッチ77
は、造形テーブル71と共に上昇する中間積層体Wおよ
び素材シートPの上面が所定の高さに達すると、素材シ
ートPに当接して作動する。制御装置80は、リミット
スイッチ77の作動に基づいて昇降モータ75の回転を
停止させることにより、中間積層体Wに素材シートPを
乗せた高さが、ヒータローラ31の下面より若干高い位
置になった時点で、造形テーブル71の上昇を停止させ
る。尚、この造形テーブル71の停止位置は、リミット
スイッチ77の作動する位置を変更することにより、任
意に設定することができる。
【0027】図3に示すように、シート積層式3次元造
形装置10の上部は筺体の蓋部101にて覆われて密閉
され、その筺体の蓋部101の中央部には排気孔102
が開孔されている。ここで、筺体の蓋部101の中央部
は造形テーブル71の中央部の直上に位置するため、排
気孔102も造形テーブル71の中央部の直上(つま
り、中間積層体Wの直上)に位置する。排気孔102は
排気管103に接続され、排気管103にはファンを用
いた排気装置104(図示略)が接続されている。
【0028】[本実施形態の動作]次に、本実施形態の
動作について説明する。図9は、三次元立体形状(造形
物)の造形サイクルを説明するための説明図である。図
10は、造形中の中間積層体Mの切断箇所(切断線)で
ある各線M1〜M4を示す平面図である。図11は、造
形中の中間積層体Mの断面図である。まず、シート積層
式3次元造形装置10のオペレータは、3次元立体形状
の造形に先立ち、図4に示すように下降させた造形テー
ブル71の上面に、作成する造形物の基部となる素材シ
ートPBを両面粘着テープBTを用いて接着し(図11
参照)、その後に制御装置80を起動させる。尚、素材
シートPBは素材シートPを所定寸法形状に切り取った
ものである。
【0029】制御装置80が起動すると、内蔵ROMに
記録されている制御プログラムに従い、コンピュータに
よる各種演算処理によって、以下の処理動作を実行す
る。尚、前記制御プログラムをコンピュータで読み取り
可能な記録媒体(半導体メモリ(メモリスティックな
ど),ハードディスク,フロッピー(登録商標)ディス
ク,データカード(ICカード,磁気カードなど),光
ディスク(CD−ROM,CD−R,CD−RW,DV
Dなど),光磁気ディスク(MDなど),相変化ディス
ク,磁気テープなど)に記録しておき、当該プログラム
を必要に応じて制御装置80にロードして起動すること
により用いるようにしてもよい。
【0030】まず、制御装置80は、図5に示すよう
に、モータ60を作動させることにより、リミットスイ
ッチ77が素材シートPBにかかるようにヒータスライ
ド57を左方向に移動させ、その状態で昇降モータ75
を作動させることにより造形テーブル71を上昇させ、
リミットスイッチ77が素材シートPBの上面と当接し
た時点で造形テーブル71の上昇を停止させる。そし
て、制御装置80は、モータ60を作動させることによ
り、ヒータスライド57を図4に示す基準位置まで右方
向に移動させる。
【0031】次に、制御装置80は、切断装置40を動
作させ、図10および図11に示すように、素材シート
PBに対してレーザトーチ46からレーザビームLを照
射させることにより、素材シートPBを中間積層体Wの
最も外側となる四角い外輪郭線M1に沿って切断させ
る。その後、制御装置80は、モータ56を作動させる
ことにより、移動ヘッド53を図4に示す基準位置まで
右方向に移動させる。そして、制御装置80は、造形テ
ーブル71を下降させることにより、素材シートPBに
おける外輪郭線M1の外側の部分を造形テーブル71の
上面から剥がして除去させる。尚、素材シートPBを外
輪郭線M1に沿って切断させるのではなく、後述する内
輪郭線M2または造形輪郭線M3および分割線M4に沿
って切断させるようにしてもよい。
【0032】続いて、オペレータは、供給側ロールPa
から引き出した素材シートPを各案内ローラ21b,2
1a,25a,25bの間に渡し、その素材シートPの
先端部を回収ロールPbに巻回し、その後に制御装置8
0を動作させる。すると、制御装置80は、各モータ2
3、24により素材シートPを軽く緊張させ、各部材を
図4および図9(A)に示す状態にさせる。次に、制御
装置80は、モータ60を作動させることによりヒータ
スライド57を左方向に移動させ、図5に示すように、
リミットスイッチ77だけが中間積層体Wにかかる位置
で停止させる。そして、制御装置80は、昇降モータ7
5を作動させて造形テーブル71を上昇させ、中間積層
体W(第1回目の上昇の場合は造形物の基部となる素材
シートPB)の上面が素材シートPの下面に当接してこ
れをわずかに押し上げ、リミットスイッチ77が素材シ
ートPの上面と当接した時点で、造形テーブル71の上
昇を停止させると共に、この造形テーブル71の停止位
置を内蔵RAMに記憶させる。
【0033】続いて、制御装置80は、図6に示すよう
に、モータ60を作動させることによりヒータスライド
57を左右方向(X方向)に往復移動させ、図9(B)
に示すように、所定温度に加熱させたヒータローラ31
を中間積層体W(第1回目の作動の場合は造形物の基部
となる素材シートPB)の上面に当接された素材シート
Pに押圧させながら往復転動させる。すると、素材シー
トPが加熱されて裏面のホットメルト接着剤が溶融され
ると同時に、その素材シートPの裏面が中間積層体W
(または素材シートPB)の上面に押圧されて接着され
る。次に、制御装置80は、モータ60を作動させるこ
とにより、ヒータスライド57を図7に示す基準位置ま
で右方向に移動させる。そして、制御装置80は、図
1,図7,図9(C),図10,図11に示すように、
切断装置40を動作させ、それまでに積層された中間積
層体W(第1回目の作動の場合は造形物の基部となる素
材シートPB)の上面に新たに接着された素材シートP
に対してレーザビームLを照射させることにより、素材
シートPを切断させる。
【0034】続いて、制御装置80は、モータ56を作
動させることにより、移動ヘッド53を図8に示す基準
位置まで右方向に移動させる。その後、制御装置80
は、昇降モータ75を作動させることにより、造形テー
ブル71を図4に示す位置まで下降させる。そして、制
御装置80は、3次元立体形状の造形が完了したかどう
かを判断し、造形が完了していなければ各モータ23,
24を作動させて素材シートPの切り抜かれた部分を回
収側ロールPbの方へ送らせ、供給側ロールPaから新
たに素材シートPを引き出させて中間積層体Wの上面へ
送り込ませる。
【0035】以上の動作が繰り返されることにより、中
間積層体Wは次第に厚くなり、造形物の基部となる素材
シートPBにおける造形テーブル71の停止位置と、今
回接着した素材シートPにおける造形テーブル71の停
止位置との差により与えられる高さが次第に増大する。
そして、制御装置80は、この停止位置の差により与え
られる高さと完成した状態の造形物の高さとの差が、素
材シートPの厚さよりも小さくなったことをもって3次
元立体形状の造形が完了したことを判断し、各装置2
0,30,40,50,70の動作を停止させる。その
後、オペレータは、素材シートPBの下面に接着されて
いる両面粘着テープBTにヘラ(図示略)を差し込み、
両面粘着テープBTを造形テーブル71から引き剥がす
ことにより、造形テーブル71から完成した造形物を取
り外す。
【0036】尚、図11に示すように、レーザトーチ4
6から照射されたレーザビームLにより素材シートPが
切断される際には、造形輪郭線M3→分割線M4→内輪
郭線M2→外輪郭線M1の順で切断される。制御装置8
0は、造形物の基部となる素材シートPBにおける造形
テーブル71の停止位置と今回接着した素材シートPに
おける造形テーブル71の停止位置との差により与えら
れる高さ位置に対応する造形物の輪郭形状(スライスデ
ータ)を演算し、レーザビームLの径よりも多少大きい
幅を有する造形輪郭線M3の内縁がこのスライスデータ
と一致するように、レーザトーチ46(移動ヘッド5
3)をX方向およびY方向に移動させる。ここで、外輪
郭線M1,内輪郭線M2,分割線M4の軌跡は、中間積
層体Wの全ての層について同一であり、中間積層体Wを
形成する各層の素材シートPの造形輪郭線M3は上下方
向に連続したものとなる。
【0037】[本実施形態の作用・効果]以上詳述した
ように、本実施形態においては、各X方向フレーム51
a,51bの対向する側面にそれぞれ各フランジ91
a,91bが取付固定されている。そして、Y方向キャ
リッジ52が各X方向フレーム51a,51bの間にて
各フランジ91a,91bの上面に差し渡され、各ボー
ル保持器93a,93bが各フランジ91a,91bの
上面に取付固定されたX方向ガイドレール92a,92
bに対して摺動可能に嵌合されて案内支持されている。
【0038】図12は、従来のシート積層式3次元造形
装置の要部左側面図である。尚、図12において、図3
に示す本実施形態と同じ構成部材については符合を等し
くしてある。図12に示す従来の形態において、図3に
示す本実施形態と異なるのは、Y方向キャリッジ52の
各ボール保持器93a,93bが、各X方向フレーム5
1a,51bの上面に取付固定されたX方向ガイドレー
ル92a,92bに対して摺動可能に嵌合されて案内支
持されている点である。つまり、図12に示す従来の形
態では、本実施形態における各フランジ91a,91b
が設けられておらず、各X方向フレーム51a,51b
の上面に対して、各X方向ガイドレール92a,92b
が直接取付固定されている。そのため、図12に示す従
来の形態では、各X方向フレーム51a,51bの上方
から、Y方向キャリッジ52およびY方向キャリッジ5
2に取り付けられた各部材(移動ヘッド53、ミラーボ
ックス44、プーリ94a,94b、駆動ベルト95、
モータ96)が突出することになる。
【0039】それに対して、図3に示す本実施形態で
は、各X方向フレーム51a,51bの上方からY方向
キャリッジ52が突出することはなく、各X方向フレー
ム51a,51bの上方からはY方向キャリッジ52に
取り付けられた前記各部材が僅かに突出するだけであ
る。
【0040】従って、本実施形態によれば、以下の作用
・効果を得ることができる。 [1]本実施形態によれば、各X方向フレーム51a,
51bとして四角筒状の長尺物を用いたため、ヒータロ
ーラ31と中間積層体Wとの間に働く反力によるたわみ
が少なくなり、素材シートPを中間積層体Wにしっかり
と接着させることができる。しかも、各X方向フレーム
51a,51bの厚さ内に切断装置40および移動装置
50を収納したため、従来の形態に比べて、シート積層
式3次元造形装置10の高さを低くすることが可能にな
り、装置10の小型化は勿論のこと、装置10の上方に
手を差し伸ばして作業するオペレータの作業性を向上さ
せることができる。尚、切断装置40として、上記のよ
うなレーザに代えて、超音波カッタを用いる場合にも、
超音波カッタが設けられる移動ヘッド53の高さを低く
することにより、シート積層式3次元造形装置10の高
さを低くすることが可能になることから、装置10の上
方に手を差し伸ばして作業するオペレータの作業性を向
上させることができる。
【0041】[2]造形テーブル71(素材シートP
B,P)の上面からミラーボックス45に内蔵されたミ
ラー45aの中心部までの高さは、図3に示す本実施形
態では高さh1になり、図12に示す従来の形態では高
さh2になる。ミラー45aが設けられた移動ヘッド5
3の高さは、従来の形態に比べて本実施形態の方が低い
位置にあるため、その移動ヘッド53の高さの差分だ
け、前記高さh1は前記高さh2よりも小さくなる(h
1<h2)。
【0042】図13は、移動ヘッド53の移動に伴うぶ
れにより、ミラー45aによって反射されたレーザビー
ムLの光軸がずれた場合を示す説明図である。ミラー4
5aによって反射されたレーザビームLは、レーザトー
チ46に内蔵された集光レンズ46aによって集光さ
れ、素材シートPB,Pの上面に照射される。ここで、
造形テーブル71(素材シートPB,P)の上面におけ
るレーザビームLの照射点の位置ズレ(ミラー46aの
中心部から鉛直下向きに位置する原点Oからの距離)
は、前記高さh1の場合は距離m1となり、前記高さh
2の場合は距離m1となり、距離m1は距離m2よりも
小さくなる(m1<m2)。
【0043】従って、本実施形態によれば、従来の形態
に比べて、レーザビームLの照射点の位置ズレを小さく
することが可能になることから、レーザビームLによる
素材シートPB,Pの切断精度を高めて、3次元立体形
状の造形精度を向上させることができる。尚、切断装置
40として、上記のようなレーザに代えて、超音波カッ
タを用いる場合にも、超音波カッタが設けられる移動ヘ
ッド53の高さを低くすることにより、超音波の照射点
の位置ズレを小さくすることが可能になることから、超
音波による素材シートPB,Pの切断精度を高めて、3
次元立体形状の造形精度を向上させることができる。
【0044】[3]レーザビームLにより素材シートP
B,Pを切断する際には、素材シートP,PBが燃えて
煙が発生するが、その煙がシート積層式3次元造形装置
10の筺体内に充満すると、装置10の誤動作を招くお
それがある。そこで、前記煙を排気孔102から排気管
103を通じて排気装置104により吸引し、前記煙を
装置10の筺体外へ排出するようにしている。ここで、
造形テーブル71(素材シートPB,P)から筺体の蓋
部101に開孔された排気孔102までの高さは、図3
に示す本実施形態では高さH1になり、図12に示す従
来の形態では高さH2になる。筺体の蓋部101はシー
ト積層式3次元造形装置10の上部を覆うため、上記
[1]よりシート積層式3次元造形装置10の高さを低
くすることが可能な本実施形態では、排気孔102の高
さを従来の形態に比べて低い位置にすることができる。
そのため、その排気孔102の高さの差分だけ、前記高
さH1は前記高さH2よりも小さくなる(H1<H
2)。ここで、前記煙の発生箇所(素材シートPB,P
の上面)に対して排気孔102の距離が近いほど排気装
置104による吸引力が増し、排気孔102から効率的
に前記煙が吸引される。
【0045】従って、本実施形態によれば、従来の形態
に比べて、前記煙の排気効率を向上させることが可能に
なり、シート積層式3次元造形装置10の筺体内に前記
煙が充満するのを確実に防止して、装置10の誤動作を
回避することができる。また、吸引力が弱い安価な排気
装置104を用いても十分な排気効率が得られることか
ら、シート積層式3次元造形装置10のコストダウンを
図ることができる。
【0046】[他の実施形態]尚、本発明は上記実施形
態に限定されるものではなく、以下のように変更しても
よく、その場合でも、上記実施形態と同等もしくはそれ
以上の作用・効果を得ることができる。 (1)上記実施形態では素材シートPを接着した後にレ
ーザビームLにより切断しているが、素材シートPをレ
ーザビームLにより切断した後に接着するようにしても
よい。 (2)上記実施形態では、移動装置50としてプーリ5
4a,54b,58a,58b,94a,94bと駆動
ベルト55,59,95を用いた機構を採用したが、本
出願人の既出願の公報(特開平11−227053号公報、特開
平11−198235号公報)に開示されるように、送り螺子を
用いた機構を採用してもよい
【0047】(3)上記実施形態では、加熱することに
より溶融して接着力を生じる接着剤が塗布された素材シ
ートPを用いたが、加圧するだけで接着力を生じる接着
剤が塗布された素材シートPを用いるようにしてもよ
い。 また、特開平11−235762号公報に開示されるように、素
材シートP間に静電転写により接着剤を供給して接着剤
層を介在させ、この接着剤層を介して素材シートP間を
接着するようにしてもよい。そして、特開平6−190929
号公報に開示されるように、光硬化型接着剤が塗布され
た素材シートPを用い、光を照射して光硬化型接着剤を
硬化させることで素材シートPを接着するようにしても
よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施形態のシート積層式
3次元造形装置の概略構成を示す斜視図。
【図2】一実施形態のシート積層式3次元造形装置の要
部平面図。
【図3】一実施形態のシート積層式3次元造形装置の要
部左側面図。
【図4】一実施形態のシート積層式3次元造形装置の動
作状態における概略構成を示す全体正面図。
【図5】一実施形態のシート積層式3次元造形装置の動
作状態における概略構成を示す全体正面図。
【図6】一実施形態のシート積層式3次元造形装置の動
作状態における概略構成を示す全体正面図。
【図7】一実施形態のシート積層式3次元造形装置の動
作状態における概略構成を示す全体正面図。
【図8】一実施形態のシート積層式3次元造形装置の動
作状態における概略構成を示す全体正面図。
【図9】一実施形態における三次元立体形状の造形サイ
クルを説明するための説明図。
【図10】一実施形態における造形中の中間積層体の切
断箇所を示す平面図。
【図11】一実施形態における造形中の中間積層体の断
面図。
【図12】従来のシート積層式3次元造形装置の要部左
側面図。
【図13】一実施形態の作用を説明するための説明図。
【符号の説明】
10…シート積層式3次元造形装置 20…素材シート供給装置 30…加熱押圧装置 31…ヒータローラ 40…切断装置 50…移動装置 70…昇降装置 P…素材シート W…中間積層体 51a,51b…X方向フレーム 52…Y方向キャリッジ 54a,54b,94a,94b…プーリ 55,95…駆動ベルト 56,96…モータ 91a,91b…フランジ 92a,92b…X方向ガイドレール 93a,93b…ボール保持器 101…筺体の蓋部 102…排気孔 103…排気管 104…排気装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素材シートをそれまでに積層された中間
    積層体の上面へ送り込む素材シート供給手段と、 前記素材シートを前記中間積層体の上面に接着する素材
    シート接着手段と、 前記素材シートを所定の形状に切断する素材シート切断
    手段と、 前記素材シートが前記中間積層体の上面へ送り込まれる
    第1方向に前記素材シート切断手段を移動させる第1方
    向移動手段と、 前記第1方向と直交する第2方向に前記素材シート切断
    手段を移動させる第2方向移動手段とを備えたシート積
    層式3次元造形装置において、 前記第1方向移動手段は、前記第1方向に延びる2本の
    第1方向フレームを備え、それら2本の第1方向フレー
    ムは前記素材シートを挟むように配置され、 前記第2方向移動手段は、前記2本の第1方向フレーム
    の間に配置され、前記第1方向フレームに案内支持さ
    れ、 前記2本の第1方向フレームの対向する側面にはそれぞ
    れ、断面L字状をなすフランジが取付固定され、当該フ
    ランジの側面は前記第1方向フレームの側面に取付固定
    され、 前記第2方向移動手段は前記各フランジの上面に差し渡
    され、前記2本の第1方向フレームの下面に前記素材シ
    ート接着手段が案内支持されていることを特徴とするシ
    ート積層式3次元造形装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシート積層式3次元造
    形装置において、 シート積層式3次元造形装置の筺体内の空気を排気する
    排気手段を備えたことを特徴とするシート積層式3次元
    造形装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016083774A (ja) * 2014-10-21 2016-05-19 株式会社ソディック 積層造形装置
JP2016186129A (ja) * 2016-04-01 2016-10-27 株式会社ソディック 積層造形装置
CN106166840A (zh) * 2015-05-19 2016-11-30 施乐公司 通过导轨下安装和柔性顶部轮子对于导轨污染健壮的直接标记构建推车

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