JP3415285B2 - 物体検出方法及び物体検出装置 - Google Patents

物体検出方法及び物体検出装置

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JP3415285B2
JP3415285B2 JP22028294A JP22028294A JP3415285B2 JP 3415285 B2 JP3415285 B2 JP 3415285B2 JP 22028294 A JP22028294 A JP 22028294A JP 22028294 A JP22028294 A JP 22028294A JP 3415285 B2 JP3415285 B2 JP 3415285B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は監視カメラで撮像された
画像を処理して物体を検出する物体検出装置に係わり、
特に道路上を走行する車両を検出する際の物体検出方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の物体検出装置は、道路上の
所定範囲を監視カメラであるビデオカメラで撮像し、前
記範囲を通る車両の多寡を検出すること等に利用されて
いる。このような物体検出装置は前記監視カメラで前記
範囲の背景(車両が1台もない状態)を、予め1フィー
ルド分撮像して画像メモリ等に蓄積しておく。前記監視
カメラは前記範囲の現在画像を1フィールド単位で出力
するため、この1フィールドの現在画像と、前記画像メ
モリに蓄積された背景画像との差分を取り、この差分デ
ータを評価して、前記範囲に車両が通過したかどうかを
検出する。
【0003】即ち、現在画像に車両が写っていない場
合、現在画像と背景画像は同一のため、その差分はゼロ
になり、車両が通過していない(車両無し)と検出す
る。一方、現在画像に車両が写っている場合、現在画像
と背景画像は同一でないため、その差分はゼロでなくな
り、車両が通過している(車両あり)と検出する。
【0004】しかし、上記した現在画像と背景画像の差
分により車両の有無を検出する方法では、例えば車両が
2台続けて通過した場合、現在画像に前記2台の車両の
一部が重なって写し出される場合があり、このような場
合、上記のような現在画像と背景画像の差分データだけ
では、2台の車両なのか1台の車両なのかを区別するこ
とができず、結局1台の車両が通過したと誤検出してし
まい、上記した検出結果により交通量の多寡を判定する
ような場合に、誤差が生じてしまうという欠点があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の物
体検出装置は、監視カメラで所定範囲を撮像した際の現
在画像と背景画像の差分により、前記範囲に車両が通過
したか、即ち、車両の有無を検出している。このため、
車両が複数台続けて通過することにより、現在画像に前
記複数台の車両の一部が重なって写し出されることがあ
る。このような場合、上記のような現在画像と背景画像
の差分データだけでは、複数の車両なのか1台の車両な
のかを区別することができず、結局1台の車両が通過し
たと、誤検出してしまい上記した検出結果により交通量
の多寡を判定するような場合に、誤差が生じてしまうと
いう欠点があった。
【0006】そこで本発明は上記の欠点を除去し、複数
台の車両の一部が重なって監視カメラに写し出されて
も、各車両を分離して検出することができる物体検出方
法及びこの方法を用いた物体検出装置を提供することを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、監視
カメラで撮像した道路上の所定範囲の画像の横方向と縦
方向とをXY座標の座標軸とし、前記所定範囲内の現在
画像と前記監視カメラにより予め撮像した上記所定範囲
の背景画像との差分を求めて得た差分画像データに基づ
いて、前記所定範囲内における物体出現の有無を検出す
物体検出方法において、前記道路において物体が移動
する方向に相当するように延びる複数の抽出ラインを想
定し、この抽出ラインに存在する差分画像データを経時
的に収集する収集ステップと、前記XY座標の座標軸に
対して直交する方向を時間軸とし、前記収集ステップに
おいて収集された各抽出ラインにおける差分画像データ
を、前記時間軸と前記XY座標の座標軸により構成され
る座標空間に配置する配置ステップと、前記配置ステッ
プにおいて配置された各抽出ラインにおける差分画像デ
ータにより構成される図形に基づいて物体の個数を検出
する検出ステップとにより構成されることを特徴とす
る。
【0008】請求項2の発明では、前記時間軸と前記X
Y座標の座標軸により構成される座標空間に配置された
図形を、前記各座標軸と共に表示することを特徴とす
る。
【0009】請求項3の発明では、前記物体が車両であ
り、前記図形に基づいて車両の車種を判定することを特
徴とする。
【0010】請求項4の発明では、前記物体が車両であ
り、前記時間軸と前記XY座標の座標軸により構成され
る座標空間に配置された図形に基づき、前記車両の速度
を求めることを特徴とする
【0011】請求項5の発明は、監視カメラで撮像した
道路上の所定範囲の画像の横方向と縦方向とをXY座標
の座標軸とし、前記所定範囲内の現在画像と前記監視カ
メラにより予め撮像した上記所定範囲の背景画像との差
分を求めて得た差分画像データに基づいて、前記所定範
囲内における物体出現の有無を検出する物体検出装置に
おいて、前記道路において物体が移動する方向に相当す
るように延びる複数の抽出ラインを想定し、この抽出ラ
インに存在する差分画像データを経時的に収集するデー
タ収集手段と、前記XY座標の座標軸に対して直交する
方向を時間軸とし、前記データ収集手段において収集さ
れた各抽出ラインにおける差分画像データを、前記時間
軸と前記XY座標の座標軸により構成される座標空間に
配置する配置手段と、前記配置手段において配置された
各抽出ラインにおける差分画像データにより構成される
図形に基づいて物体の個数を検出する検出手段とを具備
することを特徴とする。
【0012】請求項6の発明では、前記時間軸と前記X
Y座標の座標軸により構成される座標空間に配置された
図形を、前記各座標軸と共に表示することを特徴とす
る。
【0013】請求項7の発明では、前記物体が車両であ
り、前記図形に基づいて車両の車種を判定する判定手段
を具備することを特徴とする。
【0014】請求項8の発明では、前記物体が車両であ
り、前記時間軸と前記XY座標の座標軸により構成され
る座標空間に配置された図形に基づき、前記車両の速度
を求める演算手段を具備することを特徴とする。
【0015】
【作用】請求項1の発明の物体検出方法により、監視カ
メラで撮像した道路上の所定範囲の画像の横方向と縦方
向とをXY座標の座標軸とし、前記所定範囲内の現在画
像と前記監視カメラにより予め撮像した上記所定範囲の
背景画像との差分を求めて得た差分画像データに基づい
て、前記所定範囲内における物体出現の有無を検出す
る。この場合、前記道路において物体が移動する方向に
相当するように延びる複数の抽出ラインを想定し、この
抽出ラインに存在する差分画像データを経時的に収集す
る。前記XY座標の座標軸に対して直交する方向を時間
軸とし、前記収集された各抽出ラインにおける差分画像
データを、前記時間軸と前記XY座標の座標軸により構
成される座標空間に配置する。前記配置された各抽出ラ
インにおける差分画像データにより構成される図形に基
づいて物体の個数を検出する。これにより、物体が車両
であり、2台以上の車両の一部が重なって監視カメラ1
に写し出された場合でも、通過車両の数を正確に検出す
ることができる。
【0016】請求項2の発明の物体検出方法では、前記
時間軸と前記XY座標の座標軸により構成される座標空
間に配置された図形を、前記各座標軸と共に表示するの
で、各抽出ラインにおける差分画像データの経時変化を
図形としてオペレータが認識可能である。
【0017】請求項3の発明の物体検出方法では、前記
物体が車両であり、前記図形に基づいて車両の車種を判
定するので、車両の車種を得ることができる。
【0018】請求項4の発明の物体検出方法では、前記
物体が車両であり、前記時間軸と前記XY座標の座標軸
により構成される座標空間に配置された図形に基づき、
前記車両の速度を求めるので、車両の速度を得ることが
できる。
【0019】請求項5の発明の物体検出装置により、監
視カメラで撮像した道路上の所定範囲の画像の横方向と
縦方向とをXY座標の座標軸とし、前記所定範囲内の現
在画像と前記監視カメラにより予め撮像した上記所定範
囲の背景画像との差分を求めて得た差分画像データに基
づいて、前記所定範囲内における物体出現の有無が検出
される。前記道路において物体が移動する方向に相当す
るように延びる複数の抽出ラインを想定し、この抽出ラ
インに存在する差分画像データを経時的に収集する。前
記XY座標の座標軸に対して直交する方向を時間軸と
し、前記データ収集手段において収集された各抽出ライ
ンにおける差分画像データを、前記時間軸と前記XY座
標の座標軸により構成される座標空間に配置する。前記
配置手段において配置された各抽出ラインにおける差分
画像データにより構成される図形に基づいて物体の個数
を検出する。斯して、各抽出ラインにおける差分画像デ
ータにより構成される図形を用いた物体の検出がなされ
る。
【0020】請求項6の発明の物体検出装置では、前記
時間軸と前記XY座標の座標軸により構成される座標空
間に配置された図形を、前記各座標軸と共に表示するの
で、オペレータに容易に確認させることができる。
【0021】請求項7の発明の物体検出装置では、前記
物体が車両であり、前記図形に基づいて車両の車種を判
定する判定手段を具備するので、車両の車種を得ること
ができるものである。
【0022】請求項8の発明の物体検出装置では、前記
物体が車両であり、前記時間軸と前記XY座標の座標軸
により構成される座標空間に配置された図形に基づき、
前記車両の速度を求める演算手段を具備するので、車両
の速度を得ることができるものである。
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は本発明の物体検出方法を用いた本発明の
物体検出装置の一実施例を示したブロック図である。1
は道路上の所定範囲を撮像するビデオカメラ等から成る
監視カメラ、2は物体検出に関わる各種処理を行うCP
U、3は監視カメラ1から得られるアナログ画像信号を
デジタル画像信号に変換するA/D変換器、4は監視カ
メラ1が捕らえた現在画像と背景保存メモリ10内の背
景画像との差分を取って、画像の特徴部分を抽出する特
徴抽出回路、5−1、5−2は特徴抽出回路4から抽出
された差分画像データを格納したり、CPU2によって
処理された画像データを格納する画像メモリ、6は内部
メモリ12内の座標データを時間軸に演算処理して3次
元の図形を描く演算回路、7はCPU2による車両の有
無やこれに関わる各種データを保存する外部メモリ、8
は演算回路6から出力されたデジタル画像データや画像
メモリ5から読み出したデジタル画像データをアナログ
画像データに変換するD/A変換器、9は車両の検出に
関わる各種画像データを表示する表示部、10は監視カ
メラ1により撮像した背景画像データを1フィールド分
保存する背景保存メモリ、11はオペレータからの各種
コマンド等をCPU2に入力する入力部、12は時間を
パラメータとしたラインデータのXY座標値を蓄積する
内部メモリである。
【0024】次に本実施例の動作について説明する。監
視カメラ1は図2に示すように道路21を走行する検出
対象物体である車両22、23を撮像できるように下向
きに配置されている。但し、車両22、23は図中矢印
方向に進行するものとする。図3は上記のように配置さ
れた監視カメラ1により道路上の所定範囲を撮像した画
面例である。31、33は道路の両側にある左右の路肩
で、これら路肩の間に左車線A、右車線Bが設けられて
おり、両車線は車線境界線32で仕切られている。
【0025】監視カメラ1により撮像された画像はアナ
ログ画像信号(輝度信号)となって1画面単位で、例え
ば1フィールド(又は1フレーム)ずつA/D変換器3
に出力され、ここで、デジタル画像信号に変換される。
車両が1台も走っていない期間に、オペレータは入力部
11から背景画像の保存指令をCPU2に出すと、CP
U2はこの時点で監視カメラ1が捕らえた1フィールド
分の画像信号(背景画像)をA/D変換器3から背景保
存メモリ10に送って、これを背景保存メモリ10に格
納する。その後、オペレータは入力部11から車両検出
動作指令をCPU2に出す。これにより、CPU2はA
/D変換器3から出力される画像信号を1フィールドず
つ特徴抽出回路4に送って、車両検出動作を開始する。
【0026】図4は上記した特徴抽出回路4以降の車両
検出動作を説明するフローチャートである。ステップ4
01にて、A/D変換器3によりデジタル化された画像
信号は、CPU2の制御によって、1フィールドずつ特
徴抽出回路4に取り込まれる。特徴抽出回路4はステッ
プ402にて取り込んだ1フィールドの現在画像から背
景保存メモリ10に格納されている1フィールドの背景
画像を減算して、両画像の差分を求めた後、この差分画
像データFを図5に示すように画像メモリ5−1に格納
する。次にCPU2はステップ403に進み、画像メモ
リ5−1に格納された画像データからLaで示したライ
ン上の画像データを読み出し、この読み出したライン上
の画像データ(以降ラインデータと称することもある)
を画像メモリ5−2に格納する。
【0027】ここで、図5は上記した抽出ラインの設定
例を示した図であり、32は車線境界線等の基準線、3
1、33は路肩、La〜Leは抽出ラインで、Fは抽出
ライン上の差分画像データ、51は差分画像データFの
Y座標最小値、52は差分画像データFのY座標最大値
である。
【0028】その後、CPU2はステップ404に進ん
で、全抽出ライン上のラインデータの読み出しを行った
かどうかを判定し、読み出しを行っていない場合はステ
ップ403に戻り、読み出しを行った場合はステップ4
05に進む。尚、ステップ403の繰り返し処理によ
り、上記したラインLaに加えて、ラインLb、Lc、
Ld、Le上の画像データも順次画像メモリ5−2に格
納される。図5の例では、図6に示すような抽出ライン
Lb、Lc、Ldのラインデータ61b、61c、61
dが画像メモリ5−2に格納される。
【0029】CPU2はステップ405にて、画像メモ
リ5−2の図6に示すようなラインデータのXY座標値
を読み出して、これを時間をパラメータとして内部メモ
リ12に保存する。次にCPU2は各ラインデータのY
座標の最大値、即ち車両の最後尾(車尾)の値が所定値
以下となったかどうかを判定し、所定値以下になってい
ない場合はステップ401に戻り、所定値以下になって
いる場合はステップ407へ進む。
【0030】尚、このステップ406にて車尾の値が所
定値以下となるということは、車が画面上に侵入してか
ら所定距離進んだことを意味し、この間に時間(車両の
速度によって異なる)が経っているため、上記したステ
ップ401〜406の処理を繰り返すことによって、内
部メモリ12には時間をパラメータとしたラインデータ
のXY座標値が蓄積されることになる。
【0031】次にCPU2は演算回路6を起動するた
め、演算回路6はステップ407にて内部メモリ12に
保存した時間軸をパラメータにしたライン座標データを
読み出して、これら座標データを図7に示すようなX
軸、Y軸、時間(T)軸の3次元の座標空間に配置する
演算を行うことにより、ラインデータの時間経過を示す
図形を描く。
【0032】その後、CPU2はこの演算結果を評価
し、例えば図7のように各ラインデータ71b、71
c、71dが分離された状態であると評価した場合は1
台の車の通過を検出したとして、その検出結果を外部メ
モリ7へ格納する。この時、CPU2は各ラインデータ
の数により、検出した車両の車種(オートバイ、4輪自
動車)や大きさ(小型、中型、大型)等を判定して、こ
の結果を外部メモリ7に格納する。更に、例えばライン
データ71dの車尾の値yd1とyd2及びこのライン
データの最大時間値ydtとから、この車の速度vを算
出して、その結果を外部メモリ7に保存した後、処理を
終了する。但し、v=(yd2−yd1)/ydtの関
係がある。
【0033】ところで、画像メモリ5−1に格納した差
分データFが図8に示すような場合でも、CPUは図4
に示したステップ403の処理を抽出ラインLa〜Le
について行った後、ステップ405の処理にて各ライン
データを内部メモリ12に時間をパラメータとして保存
する。その後、ステップ407の演算処理にて演算回路
6が上記した内部メモリ12に保存した時間をパラメー
タとしたラインデータのX、Y座標値を、3次元(X、
Y、時間軸)の座標空間に配列する演算を行うと、図9
に示したような図形データが得られる。
【0034】この図9に示した図形は、最初時間0の時
点で1台目の車両が図8の画面上に侵入してから、時間
82t後に2台目の車がこの画面に侵入して来て、時間
83t後に2台の車の一部が図8のように重なったこと
を示している。従って、CPU2はステップ408にて
上記したような推論により、2台の車が走行していると
判定して、この結果を内部メモリ12に格納する。又、
CPU2は図9についても図7のところで説明したのと
同様な速度演算のためのデータ抽出を行い、この抽出デ
ータから各車両の速度を計算して、その結果を外部メモ
リ7に格納する。
【0035】オペレータは例えば図5や図7に示した画
像メモリ5−1内の差分画像データや、或いは図7及び
図9に示したような演算回路6により描かれた図形デー
タ例等を表示部9に表示させたい場合は、入力部11か
ら予め定められた表示コマンドをCPU2に入力する。
これにより、CPU2は演算回路6により演算された図
形データ、又は画像メモリ5−1内の画像データをD/
A変換器8に送ってアナログ画像データに変換し、これ
を表示部9に送る。このため、表示部9には図5、図
7、図8又は図9で示すような各種画像データが表示さ
れる。
【0036】本実施例によれば、監視カメラ1が捕らえ
た車両に相当する差分データからラインデータを抽出
し、更にこのラインデータのXY座標値を時間をパラメ
ータにして、内部メモリ12に保存した後、これら保存
したXY座標値をX軸、Y軸、時間軸の3次元空間に配
置して図形を描き、この図形から前記ラインデータの時
間経過をみることにより、前記差分データは一塊でも、
1台の車両なのか、複数台の車両なのかを分離して検出
することができる。
【0037】このため、車両が2台以上続けて通過する
ことにより、監視カメラ1に前記2台以上の車両の一部
が重なって写し出された場合でも、誤検出することな
く、車両の通過台数を精度よく検出することができ、本
装置の検出データから作成される各種統計データなどの
精度を上げることができる。又、上記3次元空間に描い
た図形を表示部9に表示することができるため、オペレ
ータも2台以上の車両の一部が重なって写し出された場
合の車両検出過程を容易に確認することができる。
【0038】
【発明の効果】以上記述した如く本発明によれば、道路
において物体が移動する方向に相当するように延びる複
数の抽出ラインを想定し、この抽出ラインに存在する差
分画像データを経時的に収集して、収集された各抽出ラ
インにおける差分画像データを、前記時間軸と前記XY
座標の座標軸により構成される座標空間に配置し、配置
された各抽出ラインにおける差分画像データにより構成
される図形に基づいて物体の個数を検出するので、差分
画像データの経時的変化を捕らえた適切な物体検出がな
される。そして、物体が車両である場合に、複数台の車
両の一部が重なって監視カメラに写し出されても、各車
両を分離して検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の物体検出装置の一実施例を示したブロ
ック図。
【図2】図1に示した監視カメラ1の道路に対する配置
例を示した図。
【図3】図1に示した監視カメラの撮像範囲を示した
図。
【図4】図1に示した装置の車両検出動作を示したフロ
ーチャート。
【図5】図1に示した画像メモリに格納される差分画像
データ例を示した図。
【図6】図1に示したCPUにより抽出されるラインデ
ータ例を示した図。
【図7】図1に示した演算回路の演算により3次元空間
に描かれた図形例を示した図。
【図8】図1に示した画像メモリに格納される他の差分
画像データ例を示した図。
【図9】図1に示した演算回路の演算により3次元空間
に描かれた他の図形例を示した図。
【符号の説明】 1…監視カメラ 2…CPU 3…A/D変換器 4…特徴抽出回
路 5−1、5−2…画像メモリ 6…演算回路 7…内部メモリ 8…D/A変換
器 9…表示部 10…背景保存
メモリ 11…入力部 12…内部メモ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−210795(JP,A) 特開 平4−60880(JP,A) 特開 平4−316199(JP,A) 特開 平4−84300(JP,A) 特開 平3−144797(JP,A) 特開 平3−118677(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 11/00 - 11/30 G06T 1/00 - 7/00 G08G 1/04

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視カメラで撮像した道路上の所定範囲
    の画像の横方向と縦方向とをXY座標の座標軸とし、前
    所定範囲内の現在画像と前記監視カメラにより予め撮
    像した上記所定範囲の背景画像との差分を求めて得た
    分画像データに基づいて、前記所定範囲内における物体
    出現の有無を検出する物体検出方法において、前記道路において物体が移動する方向に相当するように
    延びる複数の抽出ラインを想定し、この抽出ラインに存
    在する差分画像データを経時的に収集する収集ステップ
    と、 前記XY座標の座標軸に対して直交する方向を時間軸と
    し、前記収集ステップにおいて収集された各抽出ライン
    における差分画像データを、前記時間軸と前記XY座標
    の座標軸により構成される座標空間に配置する配置ステ
    ップと、 前記配置ステップにおいて配置された各抽出ラインにお
    ける差分画像データにより構成される図形に基づいて物
    体の個数を検出する検出ステップと により構成される
    とを特徴とする物体検出方法。
  2. 【請求項2】 前記時間軸と前記XY座標の座標軸によ
    り構成される座標空間に配置された図形を、前記各座標
    軸と共に表示することを特徴とする請求項1に記載の物
    体検出方法。
  3. 【請求項3】 前記物体が車両であり、前記図形に基づ
    いて車両の車種を判定することを特徴とする請求項1又
    は2に記載の物体検出方法。
  4. 【請求項4】 前記物体が車両であり、前記時間軸と前
    記XY座標の座標軸により構成される座標空間に配置
    れた図形に基づき、前記車両の速度を求めることを特徴
    とする請求項1に記載の物体検出方法。
  5. 【請求項5】 監視カメラで撮像した道路上の所定範囲
    の画像の横方向と縦方向とをXY座標の座標軸とし、前
    記所定範囲内の現在画像と前記監視カメラにより予め撮
    像した上記所定範囲の背景画像との差分を求めて得た
    分画像データに基づいて、前記所定範囲内における物体
    出現の有無を検出する物体検出装置において、前記道路において物体が移動する方向に相当するように
    延びる複数の抽出ライ ンを想定し、この抽出ラインに存
    在する差分画像データを経時的に収集するデータ収集手
    段と、 前記XY座標の座標軸に対して直交する方向を時間軸と
    し、前記データ収集手段において収集された各抽出ライ
    ンにおける差分画像データを、前記時間軸と前記XY座
    標の座標軸により構成される座標空間に配置する配置手
    段と、 前記配置手段において配置された各抽出ラインにおける
    差分画像データにより構成される図形に基づいて物体の
    個数を検出する検出手段と を具備することを特徴とする
    物体検出装置。
  6. 【請求項6】 前記時間軸と前記XY座標の座標軸によ
    り構成される座標空間に配置された図形を、前記各座標
    軸と共に表示することを特徴とする請求項5に記載の物
    体検出装置。
  7. 【請求項7】 前記物体が車両であり、前記図形に基づ
    いて車両の車種を判定する判定手段を具備することを特
    徴とする請求項5又は6に記載の物体検出装置。
  8. 【請求項8】 前記物体が車両であり、前記時間軸と前
    記XY座標の座標軸により構成される座標空間に配置さ
    れた図形に基づき、前記車両の速度を求める演算手段を
    具備することを特徴とする請求項5に記載の物体検出装
    置。
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