JP3415259B2 - 硬貨補給装置 - Google Patents

硬貨補給装置

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JP3415259B2
JP3415259B2 JP09263994A JP9263994A JP3415259B2 JP 3415259 B2 JP3415259 B2 JP 3415259B2 JP 09263994 A JP09263994 A JP 09263994A JP 9263994 A JP9263994 A JP 9263994A JP 3415259 B2 JP3415259 B2 JP 3415259B2
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將兼 中安
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金融機関の硬貨処理機
や、自動販売機および自動両替機などの自動機器に内蔵
され、硬貨を1枚ずつ繰り出す硬貨繰出装置へ硬貨を適
量ずつ補給する硬貨補給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の硬貨補給装置としては、例えば特
開昭56−114083号公報に記載された構造が知ら
れている。
【0003】この硬貨補給装置は、多量の硬貨を収容可
能に形成されるとともに底部に上下方向に傾斜した開口
部が形成されたホッパを備え、このホッパの開口部内に
その傾斜方向に沿って螺旋状棒部材が回動自在に設けら
れ、この螺旋状棒部材に駆動用モータが連結されてお
り、この駆動用モータによって螺旋状棒部材がホッパ内
の硬貨を開口の傾斜に沿って上方側へ移送させる方向に
回動される。
【0004】そして、螺旋状棒部材が回動していないと
きには、硬貨同士の競り合いにより開口部内で詰まり
(ブリッジ)が生じて、硬貨が開口部から落下せず、一
方、螺旋状棒部材が回動されたときには、螺旋状棒部材
が硬貨同士の競り合いを崩してゆき、硬貨を開口部から
少量ずつ落下させて補給するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来技
術では、ホッパの底部に形成される開口部が上下方向に
傾斜したかなり長い開口でなければならなかった。つま
り、螺旋状棒部材が回動して硬貨を上方側へ移動させな
がら硬貨同士の競り合いを崩すので、その移送方向の長
さが短いと崩し切れずに逆に詰まりをひどくして螺旋状
棒部材が回動できなくなる。それ故に、ホッパの底部の
開口部を小さくすることができず、装置の小形化の妨げ
となっている。
【0006】また、ホッパ内へ硬貨を少量ずつ供給する
場合、硬貨同士の競り合いが発生する前に硬貨が開口部
から落下してしまい、ホッパ内に硬貨を収容できないと
いう問題がある。
【0007】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、ホッパの底部に形成される開口をできる限り小さ
くして装置の小形化を可能とし、また、ホッパ内へ硬貨
を少量ずつ供給するような場合にも硬貨を落下させるこ
となくホッパ内に確実に収容できる硬貨補給装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の硬貨補給
装置は、多量の硬貨を収容し、底部に漏斗状の開口部が
形成されるホッパと、このホッパの開口部に回転可能に
嵌合される円筒部およびこの円筒部の上部に略円錐状の
閉塞部が設けられるとともに、円筒部の周囲の1箇所に
硬貨の直径以上の幅で縦方向に開口されてホッパ内の硬
貨を前記開口部へ導く導入口が形成される回転体と、こ
の回転体を回転させる回転駆動手段とを備え、前記回転
体の導入口の回転方向後流側の縁部で円筒部の肉厚分に
相当する垂直部分に、円筒部の外周面から回転方向に向
かうとともに徐々に円筒部の中心方向に近付く硬貨戻し
ガイド面部と、この硬貨戻しガイド面部の中心側先端か
ら反回転方向に向かうとともに徐々に中心方向に近付い
て円筒部の内周面につながる第1の硬貨取込ガイド面部
とを形成するものである。
【0009】請求項記載の硬貨補給装置は、請求項
記載の硬貨補給装置において、回転体の導入口の回転方
向上流側の縁部で円筒部の肉厚分に相当する垂直部分
に、円筒部の外周面から回転方向に向かうとともに徐々
に円筒部の中心方向に近付いて円筒部の内周面につなが
り、かつ、第1の硬貨取込ガイド面部との間隔が中心側
ほど広くなる第2の硬貨取込ガイド面部を形成するもの
である。
【0010】請求項記載の硬貨補給装置は、多量の硬
貨を収容し、底部に漏斗状の開口部が形成されるホッパ
と、このホッパの開口部に回転可能に嵌合される円筒部
およびこの円筒部の上部に略円錐状の閉塞部が設けられ
るとともに、円筒部の周囲の1箇所に硬貨の直径以上の
幅で縦方向に開口されてホッパ内の硬貨を前記開口部へ
導く導入口が形成される回転体と、前記ホッパの開口部
近傍に揺動支点を有し、揺動によりその開口部を開閉す
るシャッタ板と、正逆回転が可能な駆動源、この駆動源
からの駆動力を前記回転体に伝達する伝達機構、この伝
達機構中に設けられ回転の向きが変わった際の所定回転
期間のみ回転体への駆動伝達を休止するとともに前記シ
ャッタ板を揺動させて開閉させる駆動伝達切換機構を有
する回転駆動手段とを備えるものである。
【0011】請求項記載の硬貨補給装置は、請求項
記載の硬貨補給装置において、伝達機構の回転の向きが
変わった際の所定回転期間に回転体を停止状態に保つべ
く回転体の回転に対してわずかな抵抗を与える回転抵抗
付与手段を設けるものである。
【0012】請求項記載の硬貨補給装置は、請求項
または記載の硬貨補給装置において、駆動伝達切換機
構は、ピンと長孔とによる遊びを有する連結構造とし、
その遊びの範囲内でシャッタ板を揺動させるものであ
る。
【0013】
【作用】請求項1記載の硬貨補給装置では、回転体の回
転停止状態において、ホッパ内の硬貨が回転体の導入口
に入り込もうとする硬貨同士の競り合いによってブリッ
ジが生じて硬貨が導入口内に落下しない。回転駆動手段
によって回転体が回転されると、回転体の導入口におけ
る硬貨同士の競り合いによるブリッジが崩され、硬貨が
導入口に導入されて開口部から落下し、ホッパ内の硬貨
が下方へ補給される。このとき、円筒状の回転体が回転
し、ホッパ内の硬貨を崩しながら導入口に導入するた
め、硬貨に無理な力が働かず、硬貨を傷付けたり詰まら
せたりすることがない。さらに、回転体の導入口の回転
方向後流側の縁部に硬貨戻しガイド面部および第1の硬
貨取込ガイド面部が形成されているため、回転体の回転
力で無理に硬貨を導入口へ押し込むことがなく、導入口
に入りかけた硬貨は円滑に導入され、硬貨詰まりが防止
されるとともに回転体の回転抵抗が減少される。
【0014】請求項記載の硬貨補給装置では、請求項
記載の硬貨補給装置の作用に加えて、回転体の導入口
の回転方向上流側の縁部に、第1の硬貨取込ガイド面部
との間隔が中心側ほど広くなる第2の硬貨取込ガイド面
部が形成されているため、導入口に入りかけた硬貨がよ
り円滑に導入され、導入口内での硬貨詰まりが確実に防
止される。
【0015】請求項記載の硬貨補給装置では、回転体
の回転停止状態において、ホッパ内の硬貨が回転体の導
入口に入り込もうとする硬貨同士の競り合いによってブ
リッジが生じて硬貨が導入口内に落下しない。回転駆動
手段によって回転体が回転されると、回転体の導入口に
おける硬貨同士の競り合いによるブリッジが崩され、硬
貨が導入口に導入されて開口部から落下し、ホッパ内の
硬貨が下方へ補給される。このとき、円筒状の回転体が
回転し、ホッパ内の硬貨を崩しながら導入口に導入する
ため、硬貨に無理な力が働かず、硬貨を傷付けたり詰ま
らせたりすることがない。また、シャッタ板によってホ
ッパの開口部を閉塞するため、ホッパ内へ硬貨が少量ず
つ供給される場合でも、回転体の導入口から導かれる硬
貨をシャッタ板で受け止めて落下させることがなく、ホ
ッパ内に硬貨が収容される。しかも、シャッタ板は、伝
達機構中に設けられた駆動伝達切換機構によって開閉さ
れる。
【0016】請求項記載の硬貨補給装置では、請求項
記載の硬貨補給装置の作用に加えて、回転抵抗付与手
段によって回転体の回転にわずかな抵抗が与えられるた
め、ホッパ内に硬貨が全く無い場合でも、伝達機構の回
転の向きが変わった際の所定回転期間に回転体が停止状
態に保たれ、シャッタ板が確実に開閉される。
【0017】請求項記載の硬貨補給装置では、請求項
または記載の硬貨補給装置の作用に加えて、駆動伝
達切換機構は、ピンと長孔とによる遊びを有する連結構
造とし、その遊びの範囲内でシャッタ板を揺動させるた
め、簡単な構成でできる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例の構成を図面を参照
して説明する。
【0019】図1は硬貨処理機の全体を示し、この硬貨
処理機は、上下方向に開口する断面四角形筒状のケース
11を備え、このケース11の上部には多量の硬貨Cを収容
して少量ずつ落下させることによって下方へ硬貨Cを補
給する硬貨補給装置12が配設され、下部には補給された
硬貨Cを1枚ずつ分離して繰り出す硬貨繰出装置13が配
設されている。
【0020】硬貨補給装置12は、ケース11の上部空間に
多量の硬貨Cを収容するホッパ21を備え、このホッパ21
の底部にはホッパ底部材22が配設されている。ホッパ底
部材22は、ケース11の内面に固定された支持部材23上に
取り付けられており、中央には円形状の開口部24が形成
され、上面には開口部24に向けて漏斗状のホッパ底面25
が形成され、下面には開口部24の周縁部に沿って環状の
溝部26が形成されているとともに溝部26の外周縁部に凹
部27が形成されている。
【0021】ホッパ21の開口部24に回転体28が回転可能
に嵌合されている。この回転体28は、図2の分解状態の
斜視図にも示すように、円筒部としての円筒部材29、こ
の円筒部材29の上部の閉塞部としての閉塞部材30および
円筒部材29の下部のリング部材31から釣鐘形状に形成さ
れている。
【0022】円筒部材29は、内部に孔部32を有する円筒
状に形成されており、その下部には、ホッパ底面25の傾
斜に合わせて環状の傾斜部33が形成されているととも
に、この傾斜部33の下端から開口部24内に嵌合する環状
の嵌合部34が形成されている。円筒部材29の上面には閉
塞部材30の取付用として複数のねじ孔35が形成され、嵌
合部34の下面にはリング部材31の取付用として複数のね
じ孔36が形成され、傾斜部33から嵌合部34にかけて縦方
向に粉塵抜き用の複数の凹溝部37が形成されている。円
筒部材29の周囲の1箇所には、硬貨Cの直径以上の幅で
縦方向に開口されてホッパ21内の硬貨Cを孔部32を通じ
て開口部24へ導くための導入口38が形成されている。
【0023】図3は回転体28の一部を切り欠いた平面図
を示し、円筒部材29の導入口38の回転方向後流側の縁部
で円筒部材29の肉厚分に相当する垂直部分には、円筒部
材29の外周面の位置aから回転方向に向かうとともに徐
々に円筒部材29の中心方向に近付く硬貨戻しガイド面部
39が形成され、この硬貨戻しガイド面部39の中心側先端
の位置bから反回転方向に向かうとともに徐々に中心方
向に近付いて円筒部材29の内周面の位置cにつながる第
1の硬貨取込ガイド面部40が形成されている。
【0024】円筒部材29の導入口38の回転方向上流側の
縁部で円筒部材29の肉厚分に相当する垂直部分に、円筒
部材29の外周面の位置dから回転方向に向かうとともに
徐々に円筒部材29の中心方向に近付いて円筒部材29の内
周面の位置eにつながり、かつ、第1の硬貨取込ガイド
面部40に対してα゜傾斜して第1の硬貨取込ガイド面部
40との間隔が外側の間隔L1 より中心側の間隔L2 が広
くなる第2の硬貨取込ガイド面部41が形成されている。
【0025】閉塞部材30は、略円錐状に形成され、円筒
部材29の上面の各ねじ孔35の位置に対応して複数の通孔
42が形成されている。そして、複数の取付ねじ43を各通
孔42から円筒部材29の各ねじ孔35に螺着することによ
り、円筒部材29と閉塞部材30とが一体的に取り付けられ
ている。
【0026】リング部材31は、円筒部材29の孔部32と同
径の孔部44を有する筒部45が形成され、この筒部45の上
端周縁にフランジ部46が形成されている。筒部45の上端
内周縁部には導入口38の位置に対応して傾斜状のガイド
面部47が形成され、筒部45の下面には円筒部材29の下面
の各ねじ孔36の位置に対応して複数の通孔48が形成され
ているとともに後述する円板64の取付用の一対のねじ孔
49が形成され、円筒部材29の各凹溝部37の下端位置に対
応して筒部45の上面から内周面に連通する粉塵抜き用の
連通孔50が形成されている。そして、複数の取付ねじ51
を各通孔48から円筒部材29の各ねじ孔36に螺着すること
により、円筒部材29とリング部材31とが一体的に取り付
けられている。
【0027】そして、図1に示すように、円筒部材29の
嵌合部34が開口部24に嵌合するとともに傾斜部33がホッ
パ底面25に近接対向し、リング部材31のフランジ部46が
ホッパ底部材22の溝部26と支持部材23との間に嵌合し、
円筒部材29とリング部材31との間で開口部24の縁部を上
下方向から挟み込み、リング部材31のフランジ部46が支
持部材23上に載った状態で回転体28が回転可能に取り付
けられている。
【0028】リング部材31のフランジ部46とホッパ底部
材22の凹部27との間には、後述する伝達機構58の回転の
向きが変わった際の所定回転期間に回転体28を停止状態
に保つべく回転体28の回転に対してわずかな抵抗を与え
る回転抵抗付与手段としての板ばね52が介在される。こ
の板ばね52は、環状のベース部53を備え、このベース部
53から複数のばね片部54が切り起こし形成されている。
そして、板ばね52の各ばね片部54が凹部27に当接して、
ホッパ底部材22に対して回転体28が下方へ付勢され、リ
ング部材31のフランジ部46が支持部材23上に圧接されて
いる。
【0029】回転体28の下側には、回転体28を回転させ
る回転駆動手段55、開口部24を開閉する一対のシャッタ
板56が配設されている。
【0030】回転駆動手段55は、正逆回転が可能な駆動
源としてのモータ57、このモータ57からの駆動力を回転
体28に伝達する伝達機構58、この伝達機構58中に設けら
れ回転の向きが変わった際の所定回転期間のみ回転体28
への駆動伝達を休止するとともにシャッタ板56を揺動さ
せて開閉させる駆動伝達切換機構59を備えている。
【0031】モータ57は、ケース11の内面角部にブラケ
ット60によって取り付けられ、上面に駆動軸61が突出さ
れている。
【0032】伝達機構58は、モータ57の駆動軸61に取り
付けられた駆動ギヤ62を備え、この駆動ギヤ62に噛合す
る環状の従動ギヤ63がリング部材31の筒部45の外周に回
動可能に嵌合され、この従動ギヤ63の下面を支持する円
板64が回転体28に取り付けられている。円板64は、中央
に異形状の窓孔65が形成され、この窓孔65の縁部でリン
グ部材31の各ねじ孔49の位置に対応して一対の通孔66が
形成されている。そして、一対の取付ねじ67が各通孔66
から各ねじ孔49に螺着されることにより、円板64が回転
体28に一体的に取り付けられている。
【0033】伝達機構58の従動ギヤ63と円板64とが、駆
動伝達切換機構59によって連結されている。この駆動伝
達切換機構59は、従動ギヤ63の下面に突設された一対の
ピン68を備えるとともに、円板64の各通孔66の外方位置
にこの円板64の回転方向に円弧状に形成された一対の長
孔69を備え、ピン68と長孔69とによる回転方向に遊びを
有する連結構造とされている。
【0034】一対のシャッタ板56は、従動ギヤ63と円板
64との間に、ホッパ21の開口部24の近傍の揺動支点とし
てのピン68によって揺動可能に配設されている。各シャ
ッタ板56の一端にはピン68に回動可能に嵌合する取付孔
70を有する基板部71が形成され、他端には一対のシャッ
タ板56の閉時に互いにリング部材31の孔部44を閉塞する
シャッタ板部72が形成されている。基板部71には取付ね
じ67と係合する凹部73が形成され、この凹部73の一方の
縁部が開放用縁部74a 、他方の縁部が閉塞用縁部74b と
される。
【0035】図4(a) はシャッタ閉状態の底面図、(b)
はシャッタ開状態の底面図を示す。一対のシャッタ板56
が閉じた状態では、ピン68が長孔69の反回転方向側に寄
った位置にある。また、一対のシャッタ板56が閉じた状
態から従動ギヤ63が回転されると、従動ギヤ63の所定回
転期間すなわち回転角β゜の範囲内では、ピン68が長孔
69内を移動して円板64には回転力が伝達されず、ピン68
が長孔69の回転方向の縁部に当接した時点で円板64に回
転力が伝達され、この円板64と一体的に回転体28が回転
される。
【0036】さらに、一対のシャッタ板56が閉じた状態
から従動ギヤ63が回転されると、従動ギヤ63のピン68と
一緒にシャッタ板56が移動して各シャッタ板56の開放用
縁部74a が各取付ねじ67に当接し、従動ギヤ63の所定回
転期間すなわち回転角β゜の範囲内において、開放用縁
部74a が各取付ねじ67に当接する部分を支点として各シ
ャッタ板56が開放方向へ揺動され、リング部材31の孔部
44が開放される。また、一対のシャッタ板56が開いた状
態から従動ギヤ63が反回転方向に回転されると、従動ギ
ヤ63のピン68と一緒にシャッタ板56が移動して各シャッ
タ板56の閉塞用縁部74b が各取付ねじ67に当接し、従動
ギヤ63の所定反回転期間すなわち回転角β゜の範囲内に
おいて、閉塞用縁部74b が各取付ねじ67に当接する部分
を支点として各シャッタ板56が開放方向へ揺動され、リ
ング部材31の孔部44が閉塞される。
【0037】硬貨繰出装置13は、図1および図5に示す
ように、硬貨補給装置12の下方にベース81が傾斜状に配
設され、このベース81の中央に傾斜円盤82が回転自在に
配設されている。傾斜円盤82の周囲には一部に硬貨送出
口83を有する周壁84が立設され、傾斜円盤82の上方には
硬貨送出口83の近傍の周壁84から中心位置にかけて固定
ガイド部材85が非接触状態に配設され、傾斜円盤82の上
面に周壁84に沿った略C字状の硬貨接触部分が形成され
ている。
【0038】硬貨送出口83に臨む周壁84と固定ガイド部
材85との間には、傾斜円盤82の上面に対して硬貨1枚の
みが通過可能な間隔をあけて傾斜円盤82による硬貨送出
方向とは逆方向にモータ86で回転される逆転ローラ87が
配設されている。
【0039】ベース81上には硬貨送出口83からケース11
の外面に連通する図示しない硬貨繰出口にかけて硬貨通
路88が形成され、この硬貨通路88上には硬貨通路88内の
硬貨Cを搬送する搬送ベルト89が張設されている。
【0040】傾斜円盤82の下側には傾斜円盤82を回転さ
せるモータ90が配設され、このモータ90の回転力を搬送
ベルト89に伝達する伝達機構91が配設されている。
【0041】そして、硬貨繰出装置13は、周壁84の内側
空間に硬貨Cを貯留し、傾斜円盤82の回転によって傾斜
円盤82の上面の略C字状の硬貨接触部分に接触する硬貨
Cが逆転ローラ87の下側に導かれ、この逆転ローラ87の
下を1枚ずつ通過する硬貨Cが硬貨送出口83から硬貨通
路88に送り出され、硬貨通路88に送り出された硬貨Cが
搬送ベルト89によって搬送されて硬貨繰出口からケース
11外へ1枚ずつ繰り出される。
【0042】次に、本実施例の作用を説明する。
【0043】回転体28が停止された待機状態では、ホッ
パ21内に多量の硬貨Cが収容されている場合、回転体28
の導入口38では導入口38に入り込もうとする硬貨同士の
競り合いによってブリッジが生じて硬貨Cが導入口38内
に落下せず、図4(a) に示すように一対のシャッタ板56
が閉じられている。
【0044】そして、硬貨補給動作が開始され、モータ
57によって従動ギヤ63が回転すると、従動ギヤ63のピン
68と一緒にシャッタ板56が移動して各シャッタ板56の開
放用縁部74a が各取付ねじ67に当接し、従動ギヤ63の所
定回転期間すなわち回転角β゜の範囲内において、開放
用縁部74a が各取付ねじ67に当接する部分を支点として
各シャッタ板56が開放方向へ揺動され、リング部材31の
孔部44が開放されていく。
【0045】このとき、従動ギヤ63の回転角β゜の範囲
内では、ピン68が長孔69内を移動して円板64には回転力
が伝達されず、一対のシャッタ板56の開放動作のみが行
なわれる。
【0046】従動ギヤ63がβ゜回転すると、ピン68が長
孔69の回転方向の縁部に当接して円板64に回転力が伝達
され、この円板64と一体的に回転体28が回転される。
【0047】そして、回転体28が回転すると、導入口38
における硬貨同士の競り合いによるブリッジが崩され、
硬貨Cが導入口38に導入されて回転体28の孔部32,44お
よび円板64の窓孔65を通じて落下し、下方の硬貨繰出装
置13へ補給される。したがって、釣鐘形状の回転体28が
回転し、ホッパ21内の硬貨Cを崩しながら導入口38に導
入するため、硬貨Cに無理な力が働かず、硬貨Cを傷付
けたり詰まらせたりすることがない。
【0048】回転される回転体28の導入口38の回転方向
後流側の縁部には硬貨戻しガイド面部39および第1の硬
貨取込ガイド面部40が形成されているため、回転体28の
回転力で無理に硬貨Cを導入口38へ押し込むことがな
く、導入口38に入りかけた硬貨Cは円滑に導入され、硬
貨詰まりを防止できるとともに回転体28の回転抵抗を減
少できる。
【0049】回転体28の導入口38の回転方向上流側の縁
部に、第1の硬貨取込ガイド面部40との間隔が中心側ほ
ど広くなる第2の硬貨取込ガイド面部41が形成されてい
るため、導入口38に入りかけた硬貨Cがより円滑に導入
され、導入口38内での硬貨詰まりを確実に防止できる。
【0050】また、硬貨Cの供給を停止させるには、モ
ータ57が一旦停止された後に、反回転方向に所定期間す
なわち従動ギヤ63の回転角β゜に対応するだけ回転され
る。
【0051】回転体28の回転が停止されると、ホッパ21
内に多量の硬貨Cが収容されている場合には、回転体28
の導入口38では導入口38に入り込もうとする硬貨同士の
競り合いによってブリッジが生じ、硬貨Cが導入口38内
に落下しなくなる。
【0052】従動ギヤ63が反回転方向に回転されると、
従動ギヤ63のピン68と一緒にシャッタ板56が移動して各
シャッタ板56の閉塞用縁部74b が各取付ねじ67に当接
し、従動ギヤ63の所定反回転期間すなわち回転角β゜の
範囲内において、閉塞用縁部74b が各取付ねじ67に当接
する部分を支点として各シャッタ板56が閉塞方向へ揺動
され、リング部材31の孔部44が閉塞されていく。
【0053】このとき、従動ギヤ63の回転角β゜の範囲
内では、ピン68が長孔69内を移動して円板64には回転力
が伝達されず、一対のシャッタ板56の閉塞動作のみが行
なわれる。
【0054】そして、従動ギヤ63がβ゜回転した時点
で、一対のシャッタ板56が閉塞され、モータ57が停止さ
れ、前記待機状態となる。
【0055】また、待機状態では一対のシャッタ板56に
よって孔部44すなわち開口部24を閉塞するため、ホッパ
21内へ硬貨Cが少量ずつ供給される場合でも、回転体28
の導入口38から導かれる硬貨Cをシャッタ板56で受け止
めて落下させることがなく、シャッタ板56上に硬貨Cが
貯留されていくことによって導入口38の部分で硬貨Cの
ブリッジが生じ、ホッパ21内に硬貨Cを収容できる。し
かも、伝達機構58中に設けられた駆動伝達切換機構59に
よって一対のシャッタ板56を開閉できるため、一対のシ
ャッタ板56を開閉する駆動源を特別に設ける必要がなく
安価にできる。
【0056】また、板ばね52によって回転体28の回転に
わずかな抵抗を与えるため、ホッパ21内に硬貨Cが全く
無い場合でも、従動ギヤ63の回転の向きが変わった際の
所定回転期間に回転体28を停止状態に保つことができ、
シャッタ板56を確実に開閉できる。
【0057】また、駆動伝達切換機構59は、ピン68と長
孔69とによる遊びを有する連結構造とし、その遊びの範
囲内でシャッタ板56を揺動させるため、簡単な構成でで
きる。
【0058】また、ホッパ21内の硬貨同士の摩擦などに
よって生じる鉄粉などの粉塵が漏斗状のホッパ底面25と
回転体28の傾斜部33との間に入り込んでも、粉塵は傾斜
部33の凹溝部37に沿って落下するとともに凹溝部37に通
じる連通孔50を通じて孔部44の内方へ排出する。そのた
め、ホッパ底面25と回転体28の傾斜部33との間に入り込
んだ粉塵によってホッパ底面25および傾斜部33が磨耗す
るのを防止できる。
【0059】なお、回転体28の円筒部材29と閉塞部材30
とは一体に形成してもよい。
【0060】
【発明の効果】請求項1記載の硬貨補給装置によれば、
ホッパの底部の開口部に嵌合された回転体が回転して、
ホッパ内の硬貨を崩しながら回転体の周囲に設けられた
導入口から開口部へ導くため、ホッパの開口部を小さく
でき、小形化できる。しかも、円筒状の回転体が回転す
るため、硬貨に無理な力が働かず、硬貨を傷付けたり詰
まらせたりすることがない。さらに、回転体の導入口の
回転方向後流側の縁部に、硬貨戻しガイド面部および第
1の硬貨取込ガイド面部を形成したため、回転体の回転
力で無理に硬貨を導入口へ押し込むことがなく、導入口
に入りかけた硬貨を円滑に導入し、硬貨詰まりを防止で
きるとともに回転体の回転抵抗を減少できる。
【0061】請求項記載の硬貨補給装置によれば、請
求項記載の硬貨補給装置の効果に加えて、回転体の導
入口の回転方向上流側の縁部に、第1の硬貨取込ガイド
面部との間隔が中心側ほど広くなる第2の硬貨取込ガイ
ド面部を形成したため、導入口に入りかけた硬貨をより
円滑に導入でき、導入口内での硬貨詰まりを確実に防止
できる。
【0062】請求項記載の硬貨補給装置によれば、ホ
ッパの底部の開口部に嵌合された回転体が回転して、ホ
ッパ内の硬貨を崩しながら回転体の周囲に設けられた導
入口から開口部へ導くため、ホッパの開口部を小さくで
き、小形化できる。しかも、円筒状の回転体が回転する
ため、硬貨に無理な力が働かず、硬貨を傷付けたり詰ま
らせたりすることがない。しかも、シャッタ板によって
ホッパの開口部を閉塞するため、ホッパ内へ硬貨が少量
ずつ供給される場合でも、回転体の導入口から導かれる
硬貨をシャッタ板で受け止めて落下させることがなく、
ホッパ内に硬貨を収容できる。しかも、シャッタ板は、
伝達機構中に設けられた駆動伝達切換機構によって開閉
できるため、シャッタ板を開閉する駆動源を特別に設け
る必要がなく安価にできる。
【0063】請求項記載の硬貨補給装置によれば、請
求項記載の硬貨補給装置の効果に加えて、回転抵抗付
与手段によって回転体の回転にわずかな抵抗を与えるた
め、ホッパ内に硬貨が全く無い場合でも、伝達機構の回
転の向きが変わった際の所定回転期間に回転体を停止状
態に保ち、シャッタ板を確実に開閉できる。
【0064】請求項記載の硬貨補給装置によれば、請
求項または記載の硬貨補給装置の効果に加えて、駆
動伝達切換機構は、ピンと長孔とによる遊びを有する連
結構造とし、その遊びの範囲内でシャッタ板を揺動させ
るため、簡単な構成でできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の硬貨補給装置の一実施例を示す硬貨処
理機の断面図である。
【図2】同上実施例の硬貨補給装置の分解状態の下側か
ら視る斜視図である。
【図3】同上実施例の硬貨補給装置の一部を切り欠いた
平面図である。
【図4】同上実施例の硬貨補給装置の一部の底面図を示
し、(a) はシャッタ板の閉状態の底面図、(b) はシャッ
タ板の開状態の底面図である。
【図5】同上実施例の硬貨補給装置の下方に配設される
硬貨繰出装置の平面図である。
【符号の説明】
21 ホッパ 24 開口部 28 回転体 29 円筒部としての円筒部材 30 閉塞部としての閉塞部材 38 導入口 39 硬貨戻しガイド面部 40 第1の硬貨取込ガイド面部 41 第2の硬貨取込ガイド面部 52 回転抵抗付与手段としての板ばね 55 回転駆動手段 56 シャッタ板 57 駆動源としてのモータ 59 駆動伝達切換機構 68 揺動支点としてのピン 69 長孔 C 硬貨
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07D 1/00 - 9/06

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多量の硬貨を収容し、底部に漏斗状の開
    口部が形成されるホッパと、 このホッパの開口部に回転可能に嵌合される円筒部およ
    びこの円筒部の上部に略円錐状の閉塞部が設けられると
    ともに、円筒部の周囲の1箇所に硬貨の直径以上の幅で
    縦方向に開口されてホッパ内の硬貨を前記開口部へ導く
    導入口が形成される回転体と、 この回転体を回転させる回転駆動手段とを備え、 前記 回転体の導入口の回転方向後流側の縁部で円筒部の
    肉厚分に相当する垂直部分に、円筒部の外周面から回転
    方向に向かうとともに徐々に円筒部の中心方向に近付く
    硬貨戻しガイド面部と、この硬貨戻しガイド面部の中心
    側先端から反回転方向に向かうとともに徐々に中心方向
    に近付いて円筒部の内周面につながる第1の硬貨取込ガ
    イド面部とを形成することを特徴とする硬貨補給装置。
  2. 【請求項2】 回転体の導入口の回転方向上流側の縁部
    で円筒部の肉厚分に相当する垂直部分に、円筒部の外周
    面から回転方向に向かうとともに徐々に円筒部の中心方
    向に近付いて円筒部の内周面につながり、かつ、第1の
    硬貨取込ガイド面部との間隔が中心側ほど広くなる第2
    の硬貨取込ガイド面部を形成することを特徴とする請求
    記載の硬貨補給装置。
  3. 【請求項3】 多量の硬貨を収容し、底部に漏斗状の開
    口部が形成されるホッパと、 このホッパの開口部に回転可能に嵌合される円筒部およ
    びこの円筒部の上部に略円錐状の閉塞部が設けられると
    ともに、円筒部の周囲の1箇所に硬貨の直径以上の幅で
    縦方向に開口されてホッパ内の硬貨を前記開口部へ導く
    導入口が形成される回転体と、 前記ホッパの開口部近傍に揺動支点を有し、揺動により
    その開口部を開閉するシャッタ板と、 正逆回転が可能な駆動源、この駆動源からの駆動力を前
    記回転体に伝達する伝達機構、この伝達機構中に設けら
    れ回転の向きが変わった際の所定回転期間のみ回転体へ
    の駆動伝達を休止するとともに前記シャッタ板を揺動さ
    せて開閉させる駆動伝達切換機構を有する回転駆動手段
    とを備えることを特徴とする硬貨補給装置。
  4. 【請求項4】 伝達機構の回転の向きが変わった際の所
    定回転期間に回転体を停止状態に保つべく回転体の回転
    に対してわずかな抵抗を与える回転抵抗付与手段を設け
    ることを特徴とする請求項記載の硬貨補給装置。
  5. 【請求項5】 駆動伝達切換機構は、ピンと長孔とによ
    る遊びを有する連結構造とし、その遊びの範囲内でシャ
    ッタ板を揺動させることを特徴とする請求項または
    記載の硬貨補給装置。
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