JP3414957B2 - 組込み式厨房器のシール装置 - Google Patents

組込み式厨房器のシール装置

Info

Publication number
JP3414957B2
JP3414957B2 JP32494796A JP32494796A JP3414957B2 JP 3414957 B2 JP3414957 B2 JP 3414957B2 JP 32494796 A JP32494796 A JP 32494796A JP 32494796 A JP32494796 A JP 32494796A JP 3414957 B2 JP3414957 B2 JP 3414957B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packing
top plate
flange
main body
cooker
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP32494796A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10170002A (ja
Inventor
徳彦 松行
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rinnai Corp
Original Assignee
Rinnai Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rinnai Corp filed Critical Rinnai Corp
Priority to JP32494796A priority Critical patent/JP3414957B2/ja
Publication of JPH10170002A publication Critical patent/JPH10170002A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3414957B2 publication Critical patent/JP3414957B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gasket Seals (AREA)
  • Cookers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、組込み式厨房器に
おける支持台と厨房器の間のシール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の厨房器にあっては、支持
台と調理器本体及びトッププレートとの間をシールする
手段として、調理器本体とトッププレートのそれぞれの
外周縁にパッキングを嵌着して、各パッキングを支持台
の係止縁に別々に支持させると共に該パッキングで支持
部分をシールさせるものが知られている(実開平6−4
507号公報図7)。この構成のものでは、パッキング
が2個必要になり、該パッキングの装着に2工程を必要
とする不都合がある。
【0003】また、図6(A)に示すものは、前記公報
の図4,5に示されたものであり、支持台aの取付け穴
1の係止縁a2に、厨房器bの本体b1とトッププレー
トb2の各フランジを、段部をもつ1個のパッキングd
を介して支持させている。この構成によれば、パッキン
グdは1個だけ使用されているため、該パッキングdの
みを本体b1に装着するだけでよく、トッププレートb2
は、パッキングdの段部で位置決めされて水平方向の移
動が阻止される利点もある。しかし、パッキングdは、
段部を形成するため構造が複雑であり、装着に際しては
上片d1と下片d2の間に本体b1のフランジを嵌合し、
周片d3上にトッププレートb2のフランジを載置する
が、前記フランジを嵌合したときパッキングdに生じる
張力により周片d3がコーナー部分において反り易い。
したがって、該コーナー部分において支持台aと周片d
3の間、及び該周片d3とトッププレートb2のフランジ
の間に隙間が生じ易くシール性が不充分になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、構造が簡単
で、しかも本体への装着が容易なパッキングを使用し、
本体、トッププレート及び支持台間を水密に保持すると
共に、本体とトッププレートの位置ずれを防止できるシ
ール装置を得ることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明のシール装置の一つは、請求項1に記載したと
おり、支持台の取付穴に調理器本体を嵌合し、該調理器
本体の外向きフランジと該本体を覆うトッププレートの
外周部を、前記取付穴の周囲の係止縁にパッキングを介
して載置する、組込式厨房器のシール装置において、調
理器本体の上端外周に、上向きの位置決め凸部と、該位
置決め凸部の下部から外方へ伸びる外向きフランジを設
け、トッププレートにその外周から内方へ屈曲して前記
位置決め凸部を囲む内向きフランジを設け、調理器本体
の外向きフランジに断面U形のパッキングを嵌着して支
持台の係止縁に載置し、トッププレートの内向きフラン
ジを前記断面U形のパッキングの上面に載置したことを
特徴とするものである。これにおいて、パッキングは単
にU形をなしているだけであるから、構造が簡単であ
り、しかも撓み易く本体のフランジへの装着が容易で、
該パッキングと他部材との接触面が気密に保持される。
本体とトッププレートの位置ずれは、調理器本体の位置
決め凸部とトッププレートの内フランジの内周が当接す
ることによって阻止される。
【0006】また、本発明の別のシール装置は、請求項
2に記載したとおり、支持台の取付穴に調理器本体を嵌
合し、該調理器本体の外向きフランジと該本体を覆うト
ッププレートの外周部を、前記取付穴の周囲の係止縁に
パッキングを介して載置する、組込式厨房器のシール装
置において、トッププレートにその外周から内方へ屈曲
する内向きフランジを設け、断面U形のパッキングの上
片の内周端に前記内向きフランジに嵌合するリムを設け
てリム付きパッキングを形成し、該リム付きパッキング
のU形部を調理器本体の外向きフランジに嵌着して支持
台の係止縁に載置し、トッププレートの内向きフランジ
を該U形部の上面に載置したことを特徴とするものであ
る。これにおいて、パッキングの主部分は、単に断面U
形をなしているだけであるから、構造が簡単であり、し
かも撓み易く本体への装着が容易で、他部材との接触面
が気密に保持される。本体とトッププレートの位置ずれ
は、パッキングのリム部とトッププレートの内フランジ
の内周が当接することにより阻止される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。図1において、1は組込み式厨房器
としての加熱調理器で、本体2とトッププレート3で囲
まれ、本体2の上板4の下部にグリル5が設けられる。
グリル5の上方にこんろバーナ6,6が取付けられてい
る。グリル5において7は上火バーナ、8は下火バー
ナ、9は点火バーナ、10は扉で、該扉10は汁受皿1
1、焼網12と共に進退できる。
【0008】13は加熱調理器1の支持台で、加熱調理
器1の取付け穴14が設けられ、該取付け穴14の上端
周囲が係止縁15になっている。
【0009】そして、本体2の上部には、取付け穴14
を通る吊金具16が調理器本体2の一部として連設さ
れ、該吊金具16の上端には、図2に拡大して示すよう
に外向きフランジ17とその内方から立上がる位置決め
凸部18が形成され、外向きフランジ17の外周は、角
部に丸味をつけた四角形に形成されている。
【0010】該位置決め凸部18は、逆溝形の形状をな
しているが、逆U形でもよいし、外向きフランジ17の
内側に沿って設けた点状の複数の凸部であってもよい。
要はフランジ17の内側に立面18aをもつものであれ
ばよい。
【0011】トッププレート3の外周部19には、該ト
ッププレート3の下方で内側へ屈曲する内向きフランジ
20が設けられている。該内向きフランジ20の対向す
る内端20aの内径Xは、立面18aの外径Yより僅か
に大きく設定される。該内向きフランジ20の内方への
屈曲長さAは、外向きフランジ17の立面18aからの
外方への突出長さBよりも長くなっている。
【0012】更に詳しくはフランジ17にパッキング2
1を取り付けた状態で内向きフランジ20の内端20a
の一辺が立面18aの一辺に当たった状態でも、前記パ
ッキング21の外周がトッププレート3の外周部19で
覆われるような屈曲長さAであることが望ましい。
【0013】また、21はU形パッキングであり、該U
形パッキング21は、断面がU形をなし、図3に示すよ
うに上片21a、湾曲部21b及び下片21cが略等厚
の弾性樹脂材から成る。該U形パッキング21は、全体
が等厚で薄いため、上片21aのみならず湾曲部21b
と下片21cも撓み易く、全体として図3に仮想線で示
すように上片21aと下片21cを90゜以上の角度θ
1に開くことができ、外向きフランジ17を入れて嵌着
状態とすることが容易であるから、手作業はもちろん、
自動機による嵌着も容易になる。これに対して従来のも
のでは図6(B)に示すように、つかみ代Lをもつ上片
1と下片d2を開いて本体b1に嵌着するが、下片d2
断面積が大きいため曲がり難く、主に上片d1側を角度
θだけ広げて本体b1に装着する。しかし、この広げ角
では、本体b1への装着が困難であり、特に自動機を用
いた自動装着は困難である。
【0014】なお、上片21aと下片21cを同じ幅と
しないで、一方を短くすると上片21aと下片21cを
開くのに有利である。この場合短くするのを上片21a
とし、その幅を前記フランジ17の突出長さBより短く
すれば、上記の効果に加えて、フランジ17の先端が湾
曲部21bの内端にまで達し、湾曲部21bがフランジ
17の先端に沿った状態になるからパッキング21aの
形状が整い外観上も優れると共に、下片21cと係止縁
15の接触面積が減る事もなくシール性も確保できる。
【0015】そして、U形パッキング21を嵌着したフ
ランジ17を係止縁15に載置した状態でU形パッキン
グ21上にトッププレート3の内向きフランジ20を載
置すると、トッププレート3と吊金具16すなわち本体
2と支持台13の三者は、U形パッキング21を介して
水密に重なり、支持台13の表面から水が取付穴14内
に流れるのを防止できる。また、トッププレート3の横
方向の移動は立面18aの当接によって阻止される。
【0016】次に、図4に示す実施形態は、リム付きパ
ッキング22を利用して位置決め作用をさせるもので、
吊金具16には、外向きフランジ17のみが連設され
る。また、トッププレート3は、図1,2に示すものと
実質上同じで、内向きフランジ20を有する。
【0017】リム付きパッキング22は、全体的に前記
U形パッキング21と同一形状であり、その上片22a
の内周端部にリム部24を上向きに連設したものであ
る。
【0018】図5に示すように、下片22cは、湾曲部
22bを中心として上片22aに対して90゜以上の角
度θ2に開くことができるから、外向きフランジ17を
容易に嵌着することができる。図4に示すように、U形
溝23に外向きフランジ17を嵌着して係止縁15に載
置し、トッププレート3の内向きフランジ20を上片2
2a上に載置すると、各接触面は水密に接触し、内向き
フランジ20の内周がリム部24に嵌合した状態にな
る。
【0019】トッププレート3の横方向の動きはリム部
24を介してU形溝23の奥端部に伝わるが、パッキン
グ22は外向きフランジ17に嵌着しているので、トッ
ププレート3は、リム付きパッキングの弾性変形の範囲
でしか相対移動できない。なお、この例でもトッププレ
ート3の外周部19がパッキング22の湾曲部の外側に
位置するように各部の寸法を決めるのが望ましい。
【0020】以上、厨房器としてグリルとコンロを有す
る調理器を示したが、グリル又はこんろ単独の調理器な
どであってもよい。また本体2の一部としての吊金具1
6を、本体2の主部とは別体のものとして示したが、該
主部と一体に形成してよいことはもちろんである。
【0021】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、調理器本体と
トッププレートの間に、1個のU形パッキングを用いる
だけでトッププレートと調理器本体の間、及び調理器本
体と支持台の間の水密が維持でき、更に、調理器本体に
設けた位置決め凸部でトッププレートの位置決めができ
るから、部品数が少なくてすむ。また、該U形パッキン
グは、撓み易いため大きい角度に開くことができ、容易
に外向きフランジに嵌着できるから組付け作業を能率良
く行うことができる効果を奏する。
【0022】また、請求項2の発明によれば、1個のリ
ム付きパッキングによって、トッププレートと調理器本
体の間、及び調理器本体と支持台の水密が維持できるだ
けでなく、リム部分により本体とトッププレートの位置
決めがなされるから、別の位置決め手段を設ける必要が
なく構造が簡単であり、組付ける作業も能率化される効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態を示す縦断面図
【図2】 同上要部の拡大断面図
【図3】 U形パッキングの作用説明図
【図4】 第2の実施形態を示す縦断面図
【図5】 リム付きパッキングの作用説明図
【図6】 従来技術の説明図
【符号の説明】
2 調理器本体 3 トッププレート 5 グリル 6 こんろバーナ 13 支持台 14 取付け穴 15 係止縁 16 吊金具 17 外向きフランジ 18 位置決め凸部 20 内向きフランジ 21 U形パッキング 22 リム付きパッキング 23 溝 24 リム部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持台の取付穴に調理器本体を嵌合し、
    該調理器本体の外向きフランジと該本体を覆うトッププ
    レートの外周部を、前記取付穴の周囲の係止縁にパッキ
    ングを介して載置する、組込式厨房器のシール装置にお
    いて、調理器本体の上端外周に、上向きの位置決め凸部
    と、該位置決め凸部の下部から外方へ伸びる外向きフラ
    ンジを設け、トッププレートにその外周から内方へ屈曲
    して前記位置決め凸部を囲む内向きフランジを設け、調
    理器本体の外向きフランジに断面U形のパッキングを嵌
    着して支持台の係止縁に載置し、トッププレートの内向
    きフランジを前記断面U形のパッキングの上面に載置し
    たことを特徴とする、組込み式厨房器のシール装置。
  2. 【請求項2】 支持台の取付穴に調理器本体を嵌合し、
    該調理器本体の外向きフランジと該本体を覆うトッププ
    レートの外周部を、前記取付穴の周囲の係止縁にパッキ
    ングを介して載置する、組込式厨房器のシール装置にお
    いて、トッププレートにその外周から内方へ屈曲する内
    向きフランジを設け、断面U形のパッキングの上片の内
    周端に前記内向きフランジに嵌合するリムを設けてリム
    付きパッキングを形成し、該リム付きパッキングのU形
    部を調理器本体の外向きフランジに嵌着して支持台の係
    止縁に載置し、トッププレートの内向きフランジを該U
    形部の上面に載置したことを特徴とする、組込み式厨房
    器のシール装置。
JP32494796A 1996-12-05 1996-12-05 組込み式厨房器のシール装置 Expired - Lifetime JP3414957B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32494796A JP3414957B2 (ja) 1996-12-05 1996-12-05 組込み式厨房器のシール装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32494796A JP3414957B2 (ja) 1996-12-05 1996-12-05 組込み式厨房器のシール装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10170002A JPH10170002A (ja) 1998-06-26
JP3414957B2 true JP3414957B2 (ja) 2003-06-09

Family

ID=18171411

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32494796A Expired - Lifetime JP3414957B2 (ja) 1996-12-05 1996-12-05 組込み式厨房器のシール装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3414957B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10170002A (ja) 1998-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4647600B2 (ja) 組込み型加熱調理器及び該加熱調理器が組み込まれるキッチンカウンター
JP6076095B2 (ja) 加熱調理器用天板、及び加熱調理器
CN100466870C (zh) 加热烹调器
JP3414957B2 (ja) 組込み式厨房器のシール装置
KR100502582B1 (ko) 가열 조리기
WO2023040289A1 (zh) 烹饪器具
JPH10318545A (ja) ガラス天板用保護リング
KR100348841B1 (ko) 시스템 키친의 조리 렌지용 상판
JP3404239B2 (ja) ドロップインコンロのシールパッキン
JP3842423B2 (ja) ドロップインコンロ
CN213371462U (zh) 盖体和具有其的烹饪器具
CN217429795U (zh) 盖体和烹饪器具
KR100406205B1 (ko) 가스조리기기의 국물침투방지 버너링 구조
CN217785227U (zh) 一种商用凹面电烹饪炉顶盖
CN221153805U (zh) 煲体和烹饪器具
KR100398836B1 (ko) 삼발이 및 곤로
CN217685185U (zh) 一种防水基座垫圈及灶具和集成灶
EP0985887A1 (en) Protective device for stove tops
JP2004028405A (ja) ビルトインコンロ
JP2000028148A (ja) 調理機器のトッププレートのシールパッキン
JP3701784B2 (ja) コンロ
JP2861870B2 (ja) 保温調理器
JPS6028265Y2 (ja) ガス燃焼器具に隣接配置された廚房家具の防熱構造
KR20030040015A (ko) 가스곤로
JP2000104931A (ja) 加熱調理器

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080404

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090404

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090404

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100404

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110404

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110404

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120404

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130404

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140404

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term