JP3414665B2 - 貴重品輸送用ケース - Google Patents
貴重品輸送用ケースInfo
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- JP3414665B2 JP3414665B2 JP06263299A JP6263299A JP3414665B2 JP 3414665 B2 JP3414665 B2 JP 3414665B2 JP 06263299 A JP06263299 A JP 06263299A JP 6263299 A JP6263299 A JP 6263299A JP 3414665 B2 JP3414665 B2 JP 3414665B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙幣束からなる多
額の現金、証券、宝石、貴金属等の貴重品を収容して輸
送するときに用いられる貴重品輸送用ケースに関する。
更に詳しくは、鍵を用いずに蓋を開放するとき点灯し前
記鍵を用いて前記蓋を開放するとき点灯しない異常事態
報知部が設けられた貴重品輸送用ケースに関するもので
ある。
額の現金、証券、宝石、貴金属等の貴重品を収容して輸
送するときに用いられる貴重品輸送用ケースに関する。
更に詳しくは、鍵を用いずに蓋を開放するとき点灯し前
記鍵を用いて前記蓋を開放するとき点灯しない異常事態
報知部が設けられた貴重品輸送用ケースに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、貴重品輸送用ケースは管理者がケ
ースの蓋を閉じ、鍵孔等に鍵を入れて操作することによ
り機械的に施錠された後、鍵を持たない輸送担当者によ
り所定の場所まで輸送され、そこで別の管理者が同一の
鍵を鍵孔等に入れて機械的に解錠される。このような貴
重品輸送用ケースを使用して実際に貴重品を輸送する場
合には、輸送中に蓋が開放されていないことを確認する
手段として、ケースの蓋を閉じて施錠した後にケース本
体と蓋とをワイヤにより結び付け、そのワイヤの結び目
を鉛やアルミなどの比較的柔らかい金属で覆い、更にそ
の結び目を覆った金属に刻印することが行われる。この
貴重品輸送用ケースでは、その貴重品が輸送された所定
の場所でそのワイヤが切断されておらず、かつワイヤの
結び目を覆った金属の刻印が壊れていないことを検査す
ることにより、輸送中に蓋が開放されていないことを確
認している。
ースの蓋を閉じ、鍵孔等に鍵を入れて操作することによ
り機械的に施錠された後、鍵を持たない輸送担当者によ
り所定の場所まで輸送され、そこで別の管理者が同一の
鍵を鍵孔等に入れて機械的に解錠される。このような貴
重品輸送用ケースを使用して実際に貴重品を輸送する場
合には、輸送中に蓋が開放されていないことを確認する
手段として、ケースの蓋を閉じて施錠した後にケース本
体と蓋とをワイヤにより結び付け、そのワイヤの結び目
を鉛やアルミなどの比較的柔らかい金属で覆い、更にそ
の結び目を覆った金属に刻印することが行われる。この
貴重品輸送用ケースでは、その貴重品が輸送された所定
の場所でそのワイヤが切断されておらず、かつワイヤの
結び目を覆った金属の刻印が壊れていないことを検査す
ることにより、輸送中に蓋が開放されていないことを確
認している。
【0003】また、輸送中に蓋が開放されていないこと
を確認する別の手段として、合い鍵を用いずに蓋を開け
たときに破損するシールをそのケースに貼付けることも
知られている。このシールが貼付けられた貴重品輸送用
ケースでは、その貴重品が輸送された所定の場所でその
シールの破損状態を検査し、シールが破損していないこ
とにより輸送中に蓋が開放されていないことを確認して
いる。
を確認する別の手段として、合い鍵を用いずに蓋を開け
たときに破損するシールをそのケースに貼付けることも
知られている。このシールが貼付けられた貴重品輸送用
ケースでは、その貴重品が輸送された所定の場所でその
シールの破損状態を検査し、シールが破損していないこ
とにより輸送中に蓋が開放されていないことを確認して
いる。
【0004】なお、輸送中に蓋が開放されていないこと
を確認した後に、ワイヤを結びつけて金属に刻印した貴
重品輸送用ケースではそのワイヤを切断して蓋を実際に
開放し、シールを貼付けた貴重品輸送用ケースではその
シールを剥がすか又は切断して蓋を実際に開放し、ケー
スの内部に収容された貴重品を取出している。
を確認した後に、ワイヤを結びつけて金属に刻印した貴
重品輸送用ケースではそのワイヤを切断して蓋を実際に
開放し、シールを貼付けた貴重品輸送用ケースではその
シールを剥がすか又は切断して蓋を実際に開放し、ケー
スの内部に収容された貴重品を取出している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したワイ
ヤを結びつけて金属に刻印した貴重品輸送用ケースで
は、ワイヤを結び付ける作業及びその結び目を金属で覆
って刻印する作業自体に手間がかかる不具合がある。一
方、シールを貼付ける貴重品輸送用ケースでは、シール
を貼付ける作業は容易であるが、シール自体が容易に剥
離できないものでありかつ剥離した後の再利用ができな
いものであるため、その貴重品が輸送された所定の場所
で蓋を開放するためにそのシールを剥がす場合に、その
シールの剥離作業が困難である不具合がある。シールを
切断して蓋を開放すれば、シールを剥離する煩わしさは
解消するが、シールを切断することは以前貼られたシー
ルがケースに残存し、繰返してケースを使用する場合に
そのケースに残存するシールの数が増大し、最新のシー
ルを見つけだすことが困難になる問題点がある。本発明
の目的は、鍵を用いずに蓋を開放したことを容易に認識
し得る貴重品輸送用ケースを提供することにある。
ヤを結びつけて金属に刻印した貴重品輸送用ケースで
は、ワイヤを結び付ける作業及びその結び目を金属で覆
って刻印する作業自体に手間がかかる不具合がある。一
方、シールを貼付ける貴重品輸送用ケースでは、シール
を貼付ける作業は容易であるが、シール自体が容易に剥
離できないものでありかつ剥離した後の再利用ができな
いものであるため、その貴重品が輸送された所定の場所
で蓋を開放するためにそのシールを剥がす場合に、その
シールの剥離作業が困難である不具合がある。シールを
切断して蓋を開放すれば、シールを剥離する煩わしさは
解消するが、シールを切断することは以前貼られたシー
ルがケースに残存し、繰返してケースを使用する場合に
そのケースに残存するシールの数が増大し、最新のシー
ルを見つけだすことが困難になる問題点がある。本発明
の目的は、鍵を用いずに蓋を開放したことを容易に認識
し得る貴重品輸送用ケースを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1に示すように、貴重品が収容され鍵孔11aを有す
るケース本体11と、ケース本体11を開放可能に閉止
し閉止状態で鍵孔11aに挿入された鍵13により施錠
又は解錠される蓋12と、ケース本体11又は蓋12に
設けられ鍵13を用いずに蓋12を開放するとき点灯し
鍵13を用いて蓋12を開放するとき点灯しない異常事
態報知部21と、ケース本体11又は蓋12に設けられ
鍵13を用いずに蓋12を開放したことを記憶して異常
事態報知部21の点灯状態を保持する自己保持回路32
とを備え、図2に示すように、異常事態報知部21が、
軟磁性体からなる蓋又は蓋12に設けられた軟磁性体2
3と、閉止状態の蓋12の軟磁性体23に対向するよう
にケース本体11に設けられ蓋12の閉止状態で軟磁性
体23との間で主磁路を形成する第1永久磁石24と、
第1永久磁石24近傍のケース本体11に設けられ蓋体
12の開放状態で第1永久磁石24との間で警報用磁路
が形成されて閉じるように構成された常開の第1リード
スイッチ26と、第1リードスイッチ26に直列に接続
され鍵孔近傍のケース本体11に設けられた常開の第2
リードスイッチ28と、第2リードスイッチ28の近傍
のケース本体11に設けられ第2リードスイッチ28と
磁路を形成して第2リードスイッチ28を閉じる第2永
久磁石29と、鍵13の先端に設けられ鍵13の鍵孔1
1aへの挿入状態で第2永久磁石29の磁力を相殺して
第2リードスイッチ28を開く磁力を有する第3永久磁
石31と、第1及び第2リードスイッチ26,28の双
方が閉じるときに点灯するランプ22又は発光ダイオー
ドとを備えた貴重品輸送用ケースである。この請求項1
に係る発明では、鍵13を用いずに蓋12を開放すると
異常事態報知部21が点灯し、自己保持回路32が鍵1
3を用いずに蓋12を開放したことを記憶して異常事態
報知部21の点灯状態を保持するので、シールの貼付け
又は金属による封印をしなくても、異常事態報知部21
の点灯状態により鍵13を用いずに蓋12を開放したこ
とを容易に認識することができる。また、鍵13を鍵孔
11aに挿入していない状態では第2永久磁石29が第
2リードスイッチ28と磁路を形成し第2リードスイッ
チ28は閉じる。この状態 で蓋12を開放すると、第1
リードスイッチ26は警報用磁路の形成により閉じ、第
1及び第2リードスイッチ26,28の双方が閉じるこ
とになり、ランプ22又は発光ダイオードが点灯して、
鍵13を用いずに蓋12を開放したことを認識させる。
図1に示すように、貴重品が収容され鍵孔11aを有す
るケース本体11と、ケース本体11を開放可能に閉止
し閉止状態で鍵孔11aに挿入された鍵13により施錠
又は解錠される蓋12と、ケース本体11又は蓋12に
設けられ鍵13を用いずに蓋12を開放するとき点灯し
鍵13を用いて蓋12を開放するとき点灯しない異常事
態報知部21と、ケース本体11又は蓋12に設けられ
鍵13を用いずに蓋12を開放したことを記憶して異常
事態報知部21の点灯状態を保持する自己保持回路32
とを備え、図2に示すように、異常事態報知部21が、
軟磁性体からなる蓋又は蓋12に設けられた軟磁性体2
3と、閉止状態の蓋12の軟磁性体23に対向するよう
にケース本体11に設けられ蓋12の閉止状態で軟磁性
体23との間で主磁路を形成する第1永久磁石24と、
第1永久磁石24近傍のケース本体11に設けられ蓋体
12の開放状態で第1永久磁石24との間で警報用磁路
が形成されて閉じるように構成された常開の第1リード
スイッチ26と、第1リードスイッチ26に直列に接続
され鍵孔近傍のケース本体11に設けられた常開の第2
リードスイッチ28と、第2リードスイッチ28の近傍
のケース本体11に設けられ第2リードスイッチ28と
磁路を形成して第2リードスイッチ28を閉じる第2永
久磁石29と、鍵13の先端に設けられ鍵13の鍵孔1
1aへの挿入状態で第2永久磁石29の磁力を相殺して
第2リードスイッチ28を開く磁力を有する第3永久磁
石31と、第1及び第2リードスイッチ26,28の双
方が閉じるときに点灯するランプ22又は発光ダイオー
ドとを備えた貴重品輸送用ケースである。この請求項1
に係る発明では、鍵13を用いずに蓋12を開放すると
異常事態報知部21が点灯し、自己保持回路32が鍵1
3を用いずに蓋12を開放したことを記憶して異常事態
報知部21の点灯状態を保持するので、シールの貼付け
又は金属による封印をしなくても、異常事態報知部21
の点灯状態により鍵13を用いずに蓋12を開放したこ
とを容易に認識することができる。また、鍵13を鍵孔
11aに挿入していない状態では第2永久磁石29が第
2リードスイッチ28と磁路を形成し第2リードスイッ
チ28は閉じる。この状態 で蓋12を開放すると、第1
リードスイッチ26は警報用磁路の形成により閉じ、第
1及び第2リードスイッチ26,28の双方が閉じるこ
とになり、ランプ22又は発光ダイオードが点灯して、
鍵13を用いずに蓋12を開放したことを認識させる。
【0007】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明であって、更に図3に示すように、自己保持回路32
の自己保持を解消するリセットスイッチ33が更にケー
ス本体11又は蓋12に設けられた貴重品輸送用ケース
である。この請求項2に係る発明では、リセットスイッ
チ33を操作して自己保持回路32の自己保持を解消す
ることにより、貴重品輸送用ケースの繰返しての使用を
可能にする。
明であって、更に図3に示すように、自己保持回路32
の自己保持を解消するリセットスイッチ33が更にケー
ス本体11又は蓋12に設けられた貴重品輸送用ケース
である。この請求項2に係る発明では、リセットスイッ
チ33を操作して自己保持回路32の自己保持を解消す
ることにより、貴重品輸送用ケースの繰返しての使用を
可能にする。
【0008】請求項3に係る発明は、貴重品が収容され
鍵孔11aを有するケース本体11と、ケース本体11
を開放可能に閉止し閉止状態で鍵孔11aに挿入された
鍵13により施錠又は解錠される蓋12と、ケース本体
11又は蓋12に設けられ鍵13を用いずに蓋12を開
放するとき点灯し鍵13を用いて蓋12を開放するとき
点灯しない異常事態報知部21と、ケース本体11又は
蓋12に設けられ鍵13を用いずに蓋12を開放したこ
とを記憶して異常事態報知部21の点灯状態を保持する
自己保持回路32とを備え、図8に示すように、異常事
態報知部41が、軟磁性体からなる蓋又は蓋12に設け
られた軟磁性体43と、閉止状態の蓋12の軟磁性体4
3に対向するようにケース本体11に設けられ蓋12の
閉止状態で軟磁性体43との間で主磁路を形成する第4
永久磁石44と、第4永久磁石44近傍のケース本体1
1に設けられ蓋12の開放状態で第4永久磁石44との
間で開放検出用磁路が形成されて閉じるように構成され
た常開の第3リードスイッチ46と、鍵13の先端に設
けられ鍵13の鍵孔11aへの挿入状態で閉止状態の蓋
12の軟磁性体43に対向し蓋12の開放状態で第4永
久磁石44の磁力を相殺して第3リードスイッチ46を
開く磁力を有する第5永久磁石51と、第3リードスイ
ッチ46が閉じるときに点灯するランプ又は発光ダイオ
ード42とを備えた貴重品輸送用ケースである。
鍵孔11aを有するケース本体11と、ケース本体11
を開放可能に閉止し閉止状態で鍵孔11aに挿入された
鍵13により施錠又は解錠される蓋12と、ケース本体
11又は蓋12に設けられ鍵13を用いずに蓋12を開
放するとき点灯し鍵13を用いて蓋12を開放するとき
点灯しない異常事態報知部21と、ケース本体11又は
蓋12に設けられ鍵13を用いずに蓋12を開放したこ
とを記憶して異常事態報知部21の点灯状態を保持する
自己保持回路32とを備え、図8に示すように、異常事
態報知部41が、軟磁性体からなる蓋又は蓋12に設け
られた軟磁性体43と、閉止状態の蓋12の軟磁性体4
3に対向するようにケース本体11に設けられ蓋12の
閉止状態で軟磁性体43との間で主磁路を形成する第4
永久磁石44と、第4永久磁石44近傍のケース本体1
1に設けられ蓋12の開放状態で第4永久磁石44との
間で開放検出用磁路が形成されて閉じるように構成され
た常開の第3リードスイッチ46と、鍵13の先端に設
けられ鍵13の鍵孔11aへの挿入状態で閉止状態の蓋
12の軟磁性体43に対向し蓋12の開放状態で第4永
久磁石44の磁力を相殺して第3リードスイッチ46を
開く磁力を有する第5永久磁石51と、第3リードスイ
ッチ46が閉じるときに点灯するランプ又は発光ダイオ
ード42とを備えた貴重品輸送用ケースである。
【0009】この請求項3に係る発明では、蓋12が閉
止している状態では軟磁性体43に第4永久磁石44が
対向し、第4永久磁石44は軟磁性体43との間で主磁
路を形成することにより第3リードスイッチ46が開
く。鍵13を鍵孔11aに挿入していない状態で蓋12
を開放すると、第4永久磁石44が軟磁性体43から離
間し、第4永久磁石44と第3リードスイッチ46との
間で警報用磁路が形成されて第3リードスイッチ46は
閉じ、ランプ又は発光ダイオード42が点灯して、鍵1
3を用いずに蓋12を開放したことを認識させる。一
方、鍵13を鍵孔11aに挿入すると、鍵13の先端に
設けられた第5永久磁石51は軟磁性体43に対向し、
この軟磁性体43との間で主磁路を形成する。この状態
で蓋12を開放すると、第4及び第5永久磁石44,5
1から軟磁性体43が離間するが、第5永久磁石51が
第4永久磁石44の磁力を相殺するので、第3リードス
イッチ28は開いた状態を維持し、ランプ又は発光ダイ
オード42は点灯しない。
止している状態では軟磁性体43に第4永久磁石44が
対向し、第4永久磁石44は軟磁性体43との間で主磁
路を形成することにより第3リードスイッチ46が開
く。鍵13を鍵孔11aに挿入していない状態で蓋12
を開放すると、第4永久磁石44が軟磁性体43から離
間し、第4永久磁石44と第3リードスイッチ46との
間で警報用磁路が形成されて第3リードスイッチ46は
閉じ、ランプ又は発光ダイオード42が点灯して、鍵1
3を用いずに蓋12を開放したことを認識させる。一
方、鍵13を鍵孔11aに挿入すると、鍵13の先端に
設けられた第5永久磁石51は軟磁性体43に対向し、
この軟磁性体43との間で主磁路を形成する。この状態
で蓋12を開放すると、第4及び第5永久磁石44,5
1から軟磁性体43が離間するが、第5永久磁石51が
第4永久磁石44の磁力を相殺するので、第3リードス
イッチ28は開いた状態を維持し、ランプ又は発光ダイ
オード42は点灯しない。
【0010】請求項4に係る発明は、請求項3に係る発
明であって、自己保持回路32の自己保持を解消するリ
セットスイッチ33が更にケース本体11又は蓋12に
設けられた貴重品輸送用ケースである。
明であって、自己保持回路32の自己保持を解消するリ
セットスイッチ33が更にケース本体11又は蓋12に
設けられた貴重品輸送用ケースである。
【0011】この請求項4に係る発明では、リセットス
イッチ33を操作して自己保持回路32の自己保持を解
消することにより、貴重品輸送用ケースの繰返しての使
用を可能にする。
イッチ33を操作して自己保持回路32の自己保持を解
消することにより、貴重品輸送用ケースの繰返しての使
用を可能にする。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明の第1の実施の形態を
図面に基づいて詳しく説明する。図1に示すように、こ
の実施の形態の貴重品輸送用ケース10は現金輸送用ケ
ースであり、貴重品は紙幣束からなる多額の現金(図示
せず)である。貴重品輸送用ケース10は紙幣束を収容
するケース本体11と蓋12を有し、ケース本体11は
ジュラルミン製であり、後述する施錠・解錠装置を駆動
する鍵13を挿入するための鍵孔11aが形成される。
蓋12はケース本体11の開口縁の一辺に取付けられ、
ケース本体11を開放可能に閉止する。ケース本体11
の上縁部にはケースの施錠・解錠装置が設けられ、この
蓋12は閉止状態で鍵孔11aに挿入された鍵13によ
り施錠又は解錠されるように構成される。この実施の形
態におけるケースの施錠・解錠装置は、ケース本体11
に設けられたラッチ11bと蓋12に形成されたストラ
イカ12aを有する。ラッチ11bは鍵孔11aに挿入
された鍵13を回転させることによりスライド可能に構
成され、蓋12がケース本体11を閉止状態でラッチ1
1bを移動させてストライカ12aに掛止することによ
り施錠され、ラッチ11bがストライカ12aから離脱
することにより蓋12は解錠されるように構成される。
図面に基づいて詳しく説明する。図1に示すように、こ
の実施の形態の貴重品輸送用ケース10は現金輸送用ケ
ースであり、貴重品は紙幣束からなる多額の現金(図示
せず)である。貴重品輸送用ケース10は紙幣束を収容
するケース本体11と蓋12を有し、ケース本体11は
ジュラルミン製であり、後述する施錠・解錠装置を駆動
する鍵13を挿入するための鍵孔11aが形成される。
蓋12はケース本体11の開口縁の一辺に取付けられ、
ケース本体11を開放可能に閉止する。ケース本体11
の上縁部にはケースの施錠・解錠装置が設けられ、この
蓋12は閉止状態で鍵孔11aに挿入された鍵13によ
り施錠又は解錠されるように構成される。この実施の形
態におけるケースの施錠・解錠装置は、ケース本体11
に設けられたラッチ11bと蓋12に形成されたストラ
イカ12aを有する。ラッチ11bは鍵孔11aに挿入
された鍵13を回転させることによりスライド可能に構
成され、蓋12がケース本体11を閉止状態でラッチ1
1bを移動させてストライカ12aに掛止することによ
り施錠され、ラッチ11bがストライカ12aから離脱
することにより蓋12は解錠されるように構成される。
【0013】ケース本体12には、外部から視認可能な
比較的小型のランプ22が設けられ、貴重品輸送用ケー
ス10には鍵13を用いずに蓋12を開放するときこの
ランプ22を点灯させる異常事態報知部21が設けられ
る。図2に示すように、この実施の形態における異常事
態報知部21は、上述したランプ22と、蓋12に設け
られた軟磁性体23と、閉止状態の蓋12のその軟磁性
体23に対向するようにケース本体12に設けられた第
1永久磁石24と、この第1永久磁石24近傍のケース
本体12に設けられ第1リードスイッチ26とを備え
る。第1永久磁石24及び第1リードスイッチ26は非
磁性のケース27に収容され、このケース27は内蔵さ
れた第1永久磁石が閉止状態の蓋13の軟磁性体23に
対向するようにかつ鍵孔11aを内部から塞ぐようにケ
ース本体12に固着される。蓋13が閉止状態で第1永
久磁石24は軟磁性体23との間で図2の破線で示す主
磁路を形成するように構成され、蓋13が開放すると第
1永久磁石24は軟磁性体23から離間し、図5の破線
で示すように第1永久磁石24と第1リードスイッチ2
6との間で警報用磁路が形成され、その磁力により第1
リードスイッチ26が閉じるように構成される。
比較的小型のランプ22が設けられ、貴重品輸送用ケー
ス10には鍵13を用いずに蓋12を開放するときこの
ランプ22を点灯させる異常事態報知部21が設けられ
る。図2に示すように、この実施の形態における異常事
態報知部21は、上述したランプ22と、蓋12に設け
られた軟磁性体23と、閉止状態の蓋12のその軟磁性
体23に対向するようにケース本体12に設けられた第
1永久磁石24と、この第1永久磁石24近傍のケース
本体12に設けられ第1リードスイッチ26とを備え
る。第1永久磁石24及び第1リードスイッチ26は非
磁性のケース27に収容され、このケース27は内蔵さ
れた第1永久磁石が閉止状態の蓋13の軟磁性体23に
対向するようにかつ鍵孔11aを内部から塞ぐようにケ
ース本体12に固着される。蓋13が閉止状態で第1永
久磁石24は軟磁性体23との間で図2の破線で示す主
磁路を形成するように構成され、蓋13が開放すると第
1永久磁石24は軟磁性体23から離間し、図5の破線
で示すように第1永久磁石24と第1リードスイッチ2
6との間で警報用磁路が形成され、その磁力により第1
リードスイッチ26が閉じるように構成される。
【0014】図2に戻って、このケース27には更に常
開の第2リードスイッチ28と、この第2リードスイッ
チ28の近傍に設けられ第2リードスイッチ28と磁路
を形成してこの第2リードスイッチ28を閉じる第2永
久磁石29が内蔵される。鍵孔11aの延長上における
ケース27の内部は空間が形成され、ケース27には鍵
孔11aに連通する挿入孔27aが形成される。第2リ
ードスイッチ28は鍵孔11aの延長上における空間に
隣接してケース27内部に設けられ、第1リードスイッ
チ26に直列に接続される。鍵13の先端にはこの鍵1
3を鍵孔11aに挿入することにより挿入孔27aから
ケース27の内部に挿入する第3永久磁石31が設けら
れる。この第3永久磁石31はケース27に挿入状態で
第2永久磁石29の磁力を相殺し、第2リードスイッチ
28を開く磁力を有する。
開の第2リードスイッチ28と、この第2リードスイッ
チ28の近傍に設けられ第2リードスイッチ28と磁路
を形成してこの第2リードスイッチ28を閉じる第2永
久磁石29が内蔵される。鍵孔11aの延長上における
ケース27の内部は空間が形成され、ケース27には鍵
孔11aに連通する挿入孔27aが形成される。第2リ
ードスイッチ28は鍵孔11aの延長上における空間に
隣接してケース27内部に設けられ、第1リードスイッ
チ26に直列に接続される。鍵13の先端にはこの鍵1
3を鍵孔11aに挿入することにより挿入孔27aから
ケース27の内部に挿入する第3永久磁石31が設けら
れる。この第3永久磁石31はケース27に挿入状態で
第2永久磁石29の磁力を相殺し、第2リードスイッチ
28を開く磁力を有する。
【0015】図3に示すように、ランプ22は第1及び
第2リードスイッチ26,28がそれぞれ閉じるときに
点灯するように構成され、貴重品輸送用ケース10には
第1及び第2リードスイッチ26,28がそれぞれ閉じ
たことを記憶してランプ22の点灯を保持する自己保持
回路32が設けられる。この実施の形態における自己保
持回路32はリレー回路であって、コイル32a及びリ
レースイッチ32bを有する。第1及び第2リードスイ
ッチ26,28がそれぞれ閉じてランプ22が点灯する
と、その電流がコイル32aに流れて保持スイッチ32
bが閉じ、その後第1及び第2リードスイッチ26,2
8のいずれか一方又は双方が開いてもその保持スイッチ
32bが閉じていることによりランプ22の点灯は持続
するように構成される。
第2リードスイッチ26,28がそれぞれ閉じるときに
点灯するように構成され、貴重品輸送用ケース10には
第1及び第2リードスイッチ26,28がそれぞれ閉じ
たことを記憶してランプ22の点灯を保持する自己保持
回路32が設けられる。この実施の形態における自己保
持回路32はリレー回路であって、コイル32a及びリ
レースイッチ32bを有する。第1及び第2リードスイ
ッチ26,28がそれぞれ閉じてランプ22が点灯する
と、その電流がコイル32aに流れて保持スイッチ32
bが閉じ、その後第1及び第2リードスイッチ26,2
8のいずれか一方又は双方が開いてもその保持スイッチ
32bが閉じていることによりランプ22の点灯は持続
するように構成される。
【0016】自己保持回路32には自己保持を解消する
常閉のリセットスイッチ33が人目に付きにくい位置に
設けられる。図におけるリセットスイッチ33は電源3
4と保持スイッチ32bの間に設けられ、保持スイッチ
32bが閉じている状態で、リセットスイッチ33を開
いてその電流を遮断することによりランプ22は消灯す
るように構成される。この自己保持回路32、電源34
及びリセットスイッチ33は保護ケース36に収容さ
れ、図1に示すように、保護ケース36はケース本体1
1の内部に収容される。
常閉のリセットスイッチ33が人目に付きにくい位置に
設けられる。図におけるリセットスイッチ33は電源3
4と保持スイッチ32bの間に設けられ、保持スイッチ
32bが閉じている状態で、リセットスイッチ33を開
いてその電流を遮断することによりランプ22は消灯す
るように構成される。この自己保持回路32、電源34
及びリセットスイッチ33は保護ケース36に収容さ
れ、図1に示すように、保護ケース36はケース本体1
1の内部に収容される。
【0017】このように構成された貴重品輸送用ケース
の輸送時の動作について説明する。先ず管理者が鍵孔1
1aに挿入された鍵13により蓋12を解錠してケース
本体11に紙幣束からなる現金を収容して蓋12を閉
め、鍵13により蓋12を施錠する。その後、鍵孔11
aから鍵13を引抜いて、輸送担当者に輸送ケース10
を引渡す。輸送担当者は鍵13を所有することなく多額
の現金の入った貴重品輸送用ケース10を施錠された状
態で運搬する。図4に示すように、管理者が鍵孔11a
から鍵13を引抜くと、第2永久磁石29は第2リード
スイッチ28と磁路を形成してこの第2リードスイッチ
28を閉じるが、蓋12がケース本体11を閉止してい
る状態では、蓋12に設けられた軟磁性体23に第1永
久磁石24が対向して軟磁性体23との間で主磁路を形
成するので、第1リードスイッチ26は開いた状態を維
持しランプ22は点灯しない。
の輸送時の動作について説明する。先ず管理者が鍵孔1
1aに挿入された鍵13により蓋12を解錠してケース
本体11に紙幣束からなる現金を収容して蓋12を閉
め、鍵13により蓋12を施錠する。その後、鍵孔11
aから鍵13を引抜いて、輸送担当者に輸送ケース10
を引渡す。輸送担当者は鍵13を所有することなく多額
の現金の入った貴重品輸送用ケース10を施錠された状
態で運搬する。図4に示すように、管理者が鍵孔11a
から鍵13を引抜くと、第2永久磁石29は第2リード
スイッチ28と磁路を形成してこの第2リードスイッチ
28を閉じるが、蓋12がケース本体11を閉止してい
る状態では、蓋12に設けられた軟磁性体23に第1永
久磁石24が対向して軟磁性体23との間で主磁路を形
成するので、第1リードスイッチ26は開いた状態を維
持しランプ22は点灯しない。
【0018】この貴重品輸送用ケース10が輸送されて
運び込まれた所定の場所では、別の管理者が同一の鍵1
3を鍵孔11aに入れて蓋12を解錠する。図2に示す
ように、鍵13を鍵孔11aに挿入すると、鍵13の先
端に設けられた第3永久磁石31はケース27の挿入孔
27aからケース27の内部に挿入し、第2永久磁石2
9の磁力を相殺し、第2リードスイッチ28が開く。そ
の後、鍵孔11aに挿入された鍵13を回転させて蓋1
2を解錠した後、その蓋12を開いてケース本体11を
開放する。図5に示すように、蓋12を開くと第1永久
磁石24は軟磁性体23から離間し、第1永久磁石24
と第1リードスイッチ26との間で破線で示す警報用磁
路が形成されて第1リードスイッチ26は閉じるが、第
2リードスイッチ28が開いているため、ランプ22は
点灯することなく紙幣束からなる現金を取出すことがで
きる。
運び込まれた所定の場所では、別の管理者が同一の鍵1
3を鍵孔11aに入れて蓋12を解錠する。図2に示す
ように、鍵13を鍵孔11aに挿入すると、鍵13の先
端に設けられた第3永久磁石31はケース27の挿入孔
27aからケース27の内部に挿入し、第2永久磁石2
9の磁力を相殺し、第2リードスイッチ28が開く。そ
の後、鍵孔11aに挿入された鍵13を回転させて蓋1
2を解錠した後、その蓋12を開いてケース本体11を
開放する。図5に示すように、蓋12を開くと第1永久
磁石24は軟磁性体23から離間し、第1永久磁石24
と第1リードスイッチ26との間で破線で示す警報用磁
路が形成されて第1リードスイッチ26は閉じるが、第
2リードスイッチ28が開いているため、ランプ22は
点灯することなく紙幣束からなる現金を取出すことがで
きる。
【0019】一方、ケース10を運搬している間は、第
2永久磁石29が第2リードスイッチ28と磁路を形成
し第2リードスイッチ28は閉じているので、図6に示
すように、ケースを運搬する輸送担当者又は関係者以外
の者が鍵13を用いずに蓋12を開放すると、第1リー
ドスイッチ26は警報用磁路の形成により閉じ、第1及
び第2リードスイッチ26,28の双方が閉じることに
なり、ランプ22が点灯する。鍵13を用いずに蓋12
を開放した者が蓋12を再び閉じると第1リードスイッ
チ26は開くが、ランプ22が点灯したことにより自己
保持回路32はランプ22の点灯を持続させる。このた
め、貴重品輸送用ケース10が輸送された所定の場所で
は、ランプ22が点灯していることにより輸送中に蓋1
2が開放されたことを確認できる。ランプ22が点灯し
た貴重品輸送用ケース10を再度使用する際には、鍵1
3を鍵孔11aに挿入して蓋12を開き、この状態で、
リセットスイッチ33を開くことにより電源と保持スイ
ッチ32bの間の電流を遮断してランプ22を消灯させ
る。
2永久磁石29が第2リードスイッチ28と磁路を形成
し第2リードスイッチ28は閉じているので、図6に示
すように、ケースを運搬する輸送担当者又は関係者以外
の者が鍵13を用いずに蓋12を開放すると、第1リー
ドスイッチ26は警報用磁路の形成により閉じ、第1及
び第2リードスイッチ26,28の双方が閉じることに
なり、ランプ22が点灯する。鍵13を用いずに蓋12
を開放した者が蓋12を再び閉じると第1リードスイッ
チ26は開くが、ランプ22が点灯したことにより自己
保持回路32はランプ22の点灯を持続させる。このた
め、貴重品輸送用ケース10が輸送された所定の場所で
は、ランプ22が点灯していることにより輸送中に蓋1
2が開放されたことを確認できる。ランプ22が点灯し
た貴重品輸送用ケース10を再度使用する際には、鍵1
3を鍵孔11aに挿入して蓋12を開き、この状態で、
リセットスイッチ33を開くことにより電源と保持スイ
ッチ32bの間の電流を遮断してランプ22を消灯させ
る。
【0020】次に本発明の第2の実施の形態を図面に基
づいて詳しく説明する。図面中上述した実施の形態と同
一符号は同一部品を示し繰返しての説明を省略する。図
7に示すように、この実施の形態の貴重品輸送用ケース
40は現金輸送用ケースであり、ケース本体12には、
外部から視認可能な発光ダイオード42が設けられる。
貴重品輸送用ケース40には鍵13を用いずに蓋12を
開放するときこの発光ダイオード42を点灯させる異常
事態報知部41が設けられる。図8に示すように、この
実施の形態における異常事態報知部41は、蓋12に設
けられた軟磁性体43と、閉止状態の蓋12のその軟磁
性体43に対向するようにケース本体12に設けられた
第4永久磁石44と、この第4永久磁石44近傍のケー
ス本体12に設けられた第3リードスイッチ46とを備
える。第4永久磁石44及び第3リードスイッチ46は
非磁性のケース47に収容され、このケース47は内蔵
された第4永久磁石44が閉止状態の蓋12の軟磁性体
43に対向するように鍵孔11aを内側から塞ぐように
ケース本体12に固着される。蓋12が閉止状態で第4
永久磁石44は軟磁性体43との間で破線で示す主磁路
を形成するように構成され、蓋12が開放して軟磁性体
43が離間すると第4永久磁石44は第3リードスイッ
チ46との間で図10の破線で示す警報用磁路を形成
し、その磁力により第3リードスイッチ46を閉じるよ
うに構成される。
づいて詳しく説明する。図面中上述した実施の形態と同
一符号は同一部品を示し繰返しての説明を省略する。図
7に示すように、この実施の形態の貴重品輸送用ケース
40は現金輸送用ケースであり、ケース本体12には、
外部から視認可能な発光ダイオード42が設けられる。
貴重品輸送用ケース40には鍵13を用いずに蓋12を
開放するときこの発光ダイオード42を点灯させる異常
事態報知部41が設けられる。図8に示すように、この
実施の形態における異常事態報知部41は、蓋12に設
けられた軟磁性体43と、閉止状態の蓋12のその軟磁
性体43に対向するようにケース本体12に設けられた
第4永久磁石44と、この第4永久磁石44近傍のケー
ス本体12に設けられた第3リードスイッチ46とを備
える。第4永久磁石44及び第3リードスイッチ46は
非磁性のケース47に収容され、このケース47は内蔵
された第4永久磁石44が閉止状態の蓋12の軟磁性体
43に対向するように鍵孔11aを内側から塞ぐように
ケース本体12に固着される。蓋12が閉止状態で第4
永久磁石44は軟磁性体43との間で破線で示す主磁路
を形成するように構成され、蓋12が開放して軟磁性体
43が離間すると第4永久磁石44は第3リードスイッ
チ46との間で図10の破線で示す警報用磁路を形成
し、その磁力により第3リードスイッチ46を閉じるよ
うに構成される。
【0021】図8に戻って、ケース47には鍵孔11a
に連通する図示しない挿入孔が形成され、鍵孔11aの
延長上におけるケース47の内部は空間が形成される。
鍵13の先端にはこの鍵13を鍵孔11aに挿入するこ
とにより挿入孔27aからケース47の内部に挿入する
第5永久磁石51が設けられる。この第5永久磁石51
はケース47に挿入状態で閉止状態の蓋12の軟磁性体
43に対向して主磁路を形成し、蓋12の開放状態で第
4永久磁石44の磁力を相殺して第3リードスイッチ4
6を開く磁力を有する。
に連通する図示しない挿入孔が形成され、鍵孔11aの
延長上におけるケース47の内部は空間が形成される。
鍵13の先端にはこの鍵13を鍵孔11aに挿入するこ
とにより挿入孔27aからケース47の内部に挿入する
第5永久磁石51が設けられる。この第5永久磁石51
はケース47に挿入状態で閉止状態の蓋12の軟磁性体
43に対向して主磁路を形成し、蓋12の開放状態で第
4永久磁石44の磁力を相殺して第3リードスイッチ4
6を開く磁力を有する。
【0022】図9に示すように、発光ダイオード42は
第3リードスイッチ46が閉じるときに点灯するように
構成され、貴重品輸送用ケース40には第3リードスイ
ッチ46が閉じたことを記憶して発光ダイオード42の
点灯を保持する自己保持回路52が設けられる。この実
施の形態における自己保持回路52はフリップフロップ
であり、トランジスタ42aに自己保持回路52を介し
て電源54から電流が流れることにより発光ダイオード
42は発光するように構成される。このフリップフロッ
プからなる自己保持回路52は第3リードスイッチ46
が閉じて発光ダイオード42が一旦点灯すると、その後
第3リードスイッチ46がその後開いてもトランジスタ
42aに電源54からの電流を流して発光ダイオード4
2の点灯を持続するように構成される。
第3リードスイッチ46が閉じるときに点灯するように
構成され、貴重品輸送用ケース40には第3リードスイ
ッチ46が閉じたことを記憶して発光ダイオード42の
点灯を保持する自己保持回路52が設けられる。この実
施の形態における自己保持回路52はフリップフロップ
であり、トランジスタ42aに自己保持回路52を介し
て電源54から電流が流れることにより発光ダイオード
42は発光するように構成される。このフリップフロッ
プからなる自己保持回路52は第3リードスイッチ46
が閉じて発光ダイオード42が一旦点灯すると、その後
第3リードスイッチ46がその後開いてもトランジスタ
42aに電源54からの電流を流して発光ダイオード4
2の点灯を持続するように構成される。
【0023】この自己保持回路52には自己保持を解消
するリセットスイッチ53が設けられ、発光ダイオード
42が点灯している状態で、リセットスイッチを押すこ
とにより発光ダイオード42は消灯するように構成され
る。この自己保持回路52、トランジスタ42a、リセ
ットスイッチ53及び図示しない電源は保護ケース56
に収容され、図7に示すように、保護ケース56はケー
ス本体11の内部に収容される。
するリセットスイッチ53が設けられ、発光ダイオード
42が点灯している状態で、リセットスイッチを押すこ
とにより発光ダイオード42は消灯するように構成され
る。この自己保持回路52、トランジスタ42a、リセ
ットスイッチ53及び図示しない電源は保護ケース56
に収容され、図7に示すように、保護ケース56はケー
ス本体11の内部に収容される。
【0024】このように構成された貴重品輸送用ケース
の輸送時の動作について説明する。管理者がケース本体
11に現金を収容して蓋12を施錠し、鍵孔11aから
鍵13を引抜くと、図11に示すように、蓋12に設け
られた軟磁性体43に第4永久磁石44が対向し、第4
永久磁石44は軟磁性体43との間で主磁路を形成する
ので、第3リードスイッチ46は開いた状態を維持し発
光ダイオード42は点灯しない。その後、輸送担当者は
鍵13を所有することなく多額の現金の入った貴重品輸
送用ケース40を施錠された状態で運搬する。貴重品輸
送用ケース40が運び込まれた所定の場所で別の管理者
が鍵13を鍵孔11aに挿入すると、図8に示すよう
に、鍵13の先端に設けられた第5永久磁石51はケー
ス47の内部に挿入し、挿入状態で第5永久磁石51は
蓋12に設けられた軟磁性体43に対向し、第5永久磁
石51は軟磁性体43との間で破線矢印で示すように主
磁路を形成する。従って、蓋12が閉止した状態では、
第4及び第5永久磁石44,51は軟磁性体43との間
でそれぞれ主磁路を形成するので、第3リードスイッチ
46は開いた状態を維持し発光ダイオード42は点灯し
ない。
の輸送時の動作について説明する。管理者がケース本体
11に現金を収容して蓋12を施錠し、鍵孔11aから
鍵13を引抜くと、図11に示すように、蓋12に設け
られた軟磁性体43に第4永久磁石44が対向し、第4
永久磁石44は軟磁性体43との間で主磁路を形成する
ので、第3リードスイッチ46は開いた状態を維持し発
光ダイオード42は点灯しない。その後、輸送担当者は
鍵13を所有することなく多額の現金の入った貴重品輸
送用ケース40を施錠された状態で運搬する。貴重品輸
送用ケース40が運び込まれた所定の場所で別の管理者
が鍵13を鍵孔11aに挿入すると、図8に示すよう
に、鍵13の先端に設けられた第5永久磁石51はケー
ス47の内部に挿入し、挿入状態で第5永久磁石51は
蓋12に設けられた軟磁性体43に対向し、第5永久磁
石51は軟磁性体43との間で破線矢印で示すように主
磁路を形成する。従って、蓋12が閉止した状態では、
第4及び第5永久磁石44,51は軟磁性体43との間
でそれぞれ主磁路を形成するので、第3リードスイッチ
46は開いた状態を維持し発光ダイオード42は点灯し
ない。
【0025】その後、別の管理者は鍵孔11aに挿入さ
れた鍵13を回転させて蓋12を解錠し、蓋12を開い
てケース本体11を開放する。図12に示すように、蓋
12を開くと第4及び第5永久磁石44,51から軟磁
性体43が離間するが、第5永久磁石51が挿入された
状態で軟磁性体43が離間しても、第5永久磁石51が
第4永久磁石44の磁力を相殺するので、第3リードス
イッチ28は開いた状態を維持し、発光ダイオード42
は点灯することなく紙幣束からなる現金を取出すことが
できる。
れた鍵13を回転させて蓋12を解錠し、蓋12を開い
てケース本体11を開放する。図12に示すように、蓋
12を開くと第4及び第5永久磁石44,51から軟磁
性体43が離間するが、第5永久磁石51が挿入された
状態で軟磁性体43が離間しても、第5永久磁石51が
第4永久磁石44の磁力を相殺するので、第3リードス
イッチ28は開いた状態を維持し、発光ダイオード42
は点灯することなく紙幣束からなる現金を取出すことが
できる。
【0026】一方、ケースを運搬している間は、蓋12
に設けられた軟磁性体43に第4永久磁石44が対向
し、第4永久磁石44は軟磁性体43との間で主磁路を
形成することにより第3リードスイッチ46が開いてい
るので、ケース40を運搬する輸送担当者又は関係者以
外の者が鍵13を用いずに蓋12を開放すると、図10
に示すように第4永久磁石44が軟磁性体43から離間
し、第4永久磁石44と第3リードスイッチ46との間
で破線で示す警報用磁路が形成されて第3リードスイッ
チ46が閉じる。この結果、発光ダイオード42は点灯
し、発光ダイオード42が点灯したことにより自己保持
回路52はその後に蓋12が閉じられても発光ダイオー
ド42の点灯を持続する。このため、貴重品輸送用ケー
ス40が輸送された所定の場所では、発光ダイオード4
2が点灯していることにより輸送中に蓋12が開放され
たことを確認できる。発光ダイオード42が点灯した貴
重品輸送用ケース40を再度使用する際には、鍵13を
鍵孔11aに挿入して蓋12を開き、この状態で、リセ
ットスイッチ53を操作して発光ダイオード42を消灯
させる。
に設けられた軟磁性体43に第4永久磁石44が対向
し、第4永久磁石44は軟磁性体43との間で主磁路を
形成することにより第3リードスイッチ46が開いてい
るので、ケース40を運搬する輸送担当者又は関係者以
外の者が鍵13を用いずに蓋12を開放すると、図10
に示すように第4永久磁石44が軟磁性体43から離間
し、第4永久磁石44と第3リードスイッチ46との間
で破線で示す警報用磁路が形成されて第3リードスイッ
チ46が閉じる。この結果、発光ダイオード42は点灯
し、発光ダイオード42が点灯したことにより自己保持
回路52はその後に蓋12が閉じられても発光ダイオー
ド42の点灯を持続する。このため、貴重品輸送用ケー
ス40が輸送された所定の場所では、発光ダイオード4
2が点灯していることにより輸送中に蓋12が開放され
たことを確認できる。発光ダイオード42が点灯した貴
重品輸送用ケース40を再度使用する際には、鍵13を
鍵孔11aに挿入して蓋12を開き、この状態で、リセ
ットスイッチ53を操作して発光ダイオード42を消灯
させる。
【0027】なお、上述した実施の形態では扉12に軟
磁性体23,43を設けたが、閉止状態でケース本体1
1に対向する扉12自体が軟磁性体からなるものであれ
ば、特に軟磁性体を設ける必要はない。また、上述した
第1の実施の形態ではリレー回路からなる自己保持回路
を説明し、第2の実施の形態ではデジタル回路からなる
自己保持回路を説明したが、デジタル回路からなる自己
保持回路により第1の実施の形態における異常事態報知
部の点灯状態を保持しても良く、リレー回路からなる自
己保持回路により第2の実施の形態における異常事態報
知部の点灯状態を保持しても良い。
磁性体23,43を設けたが、閉止状態でケース本体1
1に対向する扉12自体が軟磁性体からなるものであれ
ば、特に軟磁性体を設ける必要はない。また、上述した
第1の実施の形態ではリレー回路からなる自己保持回路
を説明し、第2の実施の形態ではデジタル回路からなる
自己保持回路を説明したが、デジタル回路からなる自己
保持回路により第1の実施の形態における異常事態報知
部の点灯状態を保持しても良く、リレー回路からなる自
己保持回路により第2の実施の形態における異常事態報
知部の点灯状態を保持しても良い。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、鍵
孔を有するケース本体と、鍵により施錠又は解錠される
蓋と、鍵を用いずに蓋を開放するとき点灯し鍵を用いて
蓋を開放するとき点灯しない異常事態報知部と、鍵を用
いずに蓋を開放したことを記憶して異常事態報知部の点
灯状態を保持する自己保持回路とを備えたので、従来行
われているシールの貼付け又は金属による封印をしなく
ても、異常事態報知部の点灯状態により鍵を用いずに蓋
を開放したことを容易に認識することができる。この場
合、自己保持回路の自己保持を解消するリセットスイッ
チを設けることにより、本発明の貴重品輸送用ケースは
繰返して使用することができる。また、リードスイッチ
を使用して異常事態報知部を形成すれば、比較的容易に
その異常事態報知部を形成することができ、鍵を用いな
いで蓋を開放するときにリードスイッチが閉じてランプ
又は発光ダイオードが点灯するようにすれば、鍵を用い
ずに蓋を開放したことを容易に認識させることができ
る。
孔を有するケース本体と、鍵により施錠又は解錠される
蓋と、鍵を用いずに蓋を開放するとき点灯し鍵を用いて
蓋を開放するとき点灯しない異常事態報知部と、鍵を用
いずに蓋を開放したことを記憶して異常事態報知部の点
灯状態を保持する自己保持回路とを備えたので、従来行
われているシールの貼付け又は金属による封印をしなく
ても、異常事態報知部の点灯状態により鍵を用いずに蓋
を開放したことを容易に認識することができる。この場
合、自己保持回路の自己保持を解消するリセットスイッ
チを設けることにより、本発明の貴重品輸送用ケースは
繰返して使用することができる。また、リードスイッチ
を使用して異常事態報知部を形成すれば、比較的容易に
その異常事態報知部を形成することができ、鍵を用いな
いで蓋を開放するときにリードスイッチが閉じてランプ
又は発光ダイオードが点灯するようにすれば、鍵を用い
ずに蓋を開放したことを容易に認識させることができ
る。
【図1】本発明の第1実施の形態における貴重品輸送用
ケースの蓋を開けた状態の斜視図。
ケースの蓋を開けた状態の斜視図。
【図2】その異常事態報知部を示す図1のA−A線断面
図。
図。
【図3】その自己保持回路を含む異常事態報知部の回路
構成図。
構成図。
【図4】蓋が閉止状態で鍵が鍵孔から引抜かれた異常事
態報知部を示す図2に対応する断面図。
態報知部を示す図2に対応する断面図。
【図5】鍵が鍵孔に挿入された状態で蓋が開放された異
常事態報知部を示す図2に対応する断面図。
常事態報知部を示す図2に対応する断面図。
【図6】鍵を用いずに蓋が開放された異常事態報知部を
示す図2に対応する断面図。
示す図2に対応する断面図。
【図7】本発明の第2実施の形態における貴重品輸送用
ケースの蓋を開けた状態の斜視図。
ケースの蓋を開けた状態の斜視図。
【図8】その異常事態報知部を示す図1のB部の一部拡
大断面図。
大断面図。
【図9】その自己保持回路を含む異常事態報知部の回路
構成図。
構成図。
【図10】鍵を用いずに蓋が開放された異常事態報知部
を示す図8に対応する一部断面図。
を示す図8に対応する一部断面図。
【図11】蓋が閉止状態で鍵が鍵孔から引抜かれた異常
事態報知部を示す図8に対応する一部断面図。
事態報知部を示す図8に対応する一部断面図。
【図12】鍵が鍵孔に挿入された状態で蓋が開放された
異常事態報知部を示す図8に対応する一部断面図。
異常事態報知部を示す図8に対応する一部断面図。
10,40 貴重品輸送用ケース
11 ケース本体
11a 鍵孔
12 蓋
13 鍵
21,41 異常事態報知部
22 ランプ
23,43 軟磁性体
24 第1永久磁石
26 第1リードスイッチ
28 第2リードスイッチ
29 第2永久磁石
31 第3永久磁石
32,52 自己保持回路
33,53 リセットスイッチ
42 発光ダイオード
44 第4永久磁石
46 第3リードスイッチ
51 第5永久磁石
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 八幡 誠朗
東京都千代田区大手町1丁目6番1号
知財サービス株式会社内
(56)参考文献 特開 平7−111912(JP,A)
実開 昭54−116112(JP,U)
登録実用新案3052805(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
A45C 1/00 - 15/08
E05B 45/06
E05B 65/00
E05G 1/00
Claims (4)
- 【請求項1】 貴重品が収容され鍵孔(11a)を有するケ
ース本体(11)と、 前記ケース本体(11)を開放可能に閉止し閉止状態で前記
鍵孔(11a)に挿入された鍵(13)により施錠又は解錠され
る蓋(12)と、 前記ケース本体(11)又は蓋(12)に設けられ前記鍵(13)を
用いずに前記蓋(12)を開放するとき点灯し前記鍵(13)を
用いて前記蓋(12)を開放するとき点灯しない異常事態報
知部(21,41)と、 前記ケース本体(11)又は蓋(12)に設けられ前記鍵(13)を
用いずに前記蓋(12)を開放したことを記憶して前記異常
事態報知部(21,41)の点灯状態を保持する自己保持回路
(32,52)とを備え、 異常事態報知部(21)が、軟磁性体からなる前記蓋又は前
記蓋(12)に設けられた軟磁性体(23)と、 閉止状態の前記蓋(12)の前記軟磁性体(23)に対向するよ
うに前記ケース本体(11)に設けられ前記蓋(12)の閉止状
態で前記軟磁性体(23)との間で主磁路を形成する第1永
久磁石(24)と、 前記第1永久磁石(24)近傍の前記ケース本体(11)に設け
られ前記蓋体(12)の開放状態で前記第1永久磁石(24)と
の間で警報用磁路が形成されて閉じるように構成された
常開の第1リードスイッチ(26)と、 前記第1リードスイッチ(26)に直列に接続され鍵孔近傍
の前記ケース本体(11)に設けられた常開の第2リードス
イッチ(28)と、 前記第2リードスイッチ(28)の近傍の前記ケース本体(1
1)に設けられ前記第2リードスイッチ(28)と磁路を形成
して前記第2リードスイッチ(28)を閉じる第2永久磁石
(29)と、 鍵(13)の先端に設けられ前記鍵(13)の鍵孔(11a)への挿
入状態で前記第2永久磁石(29)の磁力を相殺して前記第
2リードスイッチ(28)を開く磁力を有する第3永久磁石
(31)と、 前記第1及び第2リードスイッチ(26,28)の双方が閉じ
るときに点灯するランプ(22)又は発光ダイオードとを備
えた 貴重品輸送用ケース。 - 【請求項2】 自己保持回路(32,52)の自己保持を解消
するリセットスイッチ(33,53)が更にケース本体(11)又
は蓋(12)に設けられた請求項1記載の貴重品輸送用ケー
ス。 - 【請求項3】 貴重品が収容され鍵孔(11a)を有するケ
ース本体(11)と、 前記ケース本体(11)を開放可能に閉止し閉止状態で前記
鍵孔(11a)に挿入された鍵(13)により施錠又は解錠され
る蓋(12)と、 前記ケース本体(11)又は蓋(12)に設けられ前記鍵(13)を
用いずに前記蓋(12)を開放するとき点灯し前記鍵(13)を
用いて前記蓋(12)を開放するとき点灯しない異常事態報
知部(21,41)と、 前記ケース本体(11)又は蓋(12)に設けられ前記鍵(13)を
用いずに前記蓋(12)を開放したことを記憶して前記異常
事態報知部(21,41)の点灯状態を保持する自己保持回路
(32,52)とを備え、 異常事態報知部(41)が、軟磁性体からなる前記蓋又は前
記蓋(12)に設けられた軟磁性体(43)と、 閉止状態の前記蓋(12)の前記軟磁性体(43)に対向するよ
うに前記ケース本体(11)に設けられ前記蓋(12)の閉止状
態で前記軟磁性体(43)との間で主磁路を形成する第4永
久磁石(44)と、 前記第4永久磁石(44)近傍の前記ケース本体(11)に設け
られ前記蓋(12)の開放状態で前記第4永久磁石(44)との
間で開放検出用磁路が形成されて閉じるように構成され
た常開の第3リードスイッチ(46)と、 鍵(13)の先端に設けられ前記鍵(13)の鍵孔(11a)への挿
入状態で閉止状態の前記蓋(12)の前記軟磁性体(43)に対
向し前記蓋(12)の開放状態で前記第4永久磁石(44)の磁
力を相殺して前記第3リードスイッチ(46)を開く磁力を
有する第5永久磁石(51)と、 前記第3リードスイッチ(46)が閉じるときに点灯するラ
ンプ又は発光ダイオード(42)とを備えた 貴重品輸送用ケ
ース。 - 【請求項4】 自己保持回路(32,52)の自己保持を解消
するリセットスイッチ(33,53)が更にケース本体(11)又
は蓋(12)に設けられた請求項3記載の貴重品輸送用ケー
ス。
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---|---|---|---|
JP06263299A JP3414665B2 (ja) | 1999-03-10 | 1999-03-10 | 貴重品輸送用ケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP06263299A JP3414665B2 (ja) | 1999-03-10 | 1999-03-10 | 貴重品輸送用ケース |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000253919A JP2000253919A (ja) | 2000-09-19 |
JP3414665B2 true JP3414665B2 (ja) | 2003-06-09 |
Family
ID=13205905
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06263299A Expired - Fee Related JP3414665B2 (ja) | 1999-03-10 | 1999-03-10 | 貴重品輸送用ケース |
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Country | Link |
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CN110774982A (zh) * | 2018-07-30 | 2020-02-11 | 崇州市瑞杰汽修有限公司 | 仓门非正常开启可预警式客运车 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3052805U (ja) | 1998-03-31 | 1998-10-09 | 児玉化学工業株式会社 | 鞄 |
-
1999
- 1999-03-10 JP JP06263299A patent/JP3414665B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
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JP3052805U (ja) | 1998-03-31 | 1998-10-09 | 児玉化学工業株式会社 | 鞄 |
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