JP3414425B2 - 帯板の通板処理方法および装置 - Google Patents

帯板の通板処理方法および装置

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JP3414425B2
JP3414425B2 JP36049692A JP36049692A JP3414425B2 JP 3414425 B2 JP3414425 B2 JP 3414425B2 JP 36049692 A JP36049692 A JP 36049692A JP 36049692 A JP36049692 A JP 36049692A JP 3414425 B2 JP3414425 B2 JP 3414425B2
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繁春 土井
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Nisshin Steel Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、帯板の通板処理方法お
よび装置に関する。
【0002】
【従来の技術】広い帯板のコイルから帯板が繰り出され
ながら、スリッターにより多条に切断されて、細い帯板
コイルとして巻き取られる。そして、この細い帯板の巻
き取りコイルの帯板終端と繰り出しコイルの帯板先端と
を溶接で接続し、長い帯板として巻き取りながら各種作
業が行われる。しかして、従来は1条毎に1個のコイル
がペイオフ装置のリールにセットされ、通板されてい
た。
【0003】 また、帯板1本当たりの長さを長くして
円筒状に巻き取るため、コイルから幅狭帯板を繰り出し
て巻取機のボビンにオシレート巻き(あや巻き)する。
従来は帯板を幅方向に振り、巻取機を回転させるだけで
帯板を巻き取っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、作業能率が悪
かった。また帯板を振るため、巻取機前でループ(帯板
をフリーにする)を取る必要があり、設備が長くなって
いた。また、帯板に張力がかけられないので、巻取姿の
くずれ防止のため、巻取機に円板鍔を持つ専用コアー
(ボビン)が必要であった。そして、巻取機はこのボビ
ンとコイルの一体となったものが運搬・取り扱いされる
ため、納入先でコイル繰り出し後は、ボビンだけを返却
せねばならない等の欠点があった。
【0005】本発明は上記課題を解決し、複数のコイル
を一度にセットして、しかも安全で確実に繰り出させ、
また、巻取機の手前で帯板ループを形成せさることな
く、帯板に張力をかけて巻き取ることのできる帯板の通
板処理方法および装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するた
め、本発明の構成は次のとおりとする。即ち、第1構成
は、帯板ペイオフ部で、帯板コイルのセットされる水平
軸をもつ拡縮部の一端から同心に水平に軸本体が張り出
して、ブラケットで回転自在に支持されてなる巻き戻し
部と、前記軸本体に回転を与える通板駆動部と、運転時
にコイルの緩み防止のための第1ブレーキ手段と、前記
帯板の繰り出し中の回転を許し、繰り出し停止中は回転
を止める第2ブレーキ手段との、前記すべての部分をペ
イオフ摺動台に載置し、前記巻き戻し部に帯板コイルを
セットし、該帯板コイル端面をコイルエッジガイド部
でバラケを防止し、該ペイオフ摺動台を前記巻き戻し部
の軸本体の軸方向に平行に動力により摺動させて、前記
セットされた帯板コイルのセンターをラインセンターに
合わせ、帯板を繰り出し、帯板巻取部において、前記繰
り出された帯板が巻かれる水平軸線を持つ拡縮部の一端
から同心に水平軸本体が張り出した巻取軸を巻取摺動台
に設置し、前記巻取軸に平行で間隔を存してスプライン
中間軸を地面側に設置し、該中間軸を地面側に設置した
駆動モータで回転させ、前記中間軸に嵌挿した摺動筒と
前記巻取軸との間に回転伝動手段を接続させ、前記巻取
摺動台を前記巻取軸の軸方向に往復動させながら、前記
中間軸を介して前記巻取軸を回転させ、帯板を巻き取る
ことである。
【0007】第2構成は、第1構成に加え、前記帯板ペ
イオフ部と前記帯板巻取部との中間に帯板研磨部を配置
し、該帯板研磨部において、帯板を水平面内に展延した
状態でその長さ方向一方に送り、前記帯板の溶接個所が
研磨装置の規定位置に来たとき帯板の送りを停止し、第
2摺動手段が作動して第2摺動台に設置したクランプ部
およびエッジ研磨部を待機位置より帯板に対応した位置
に出し、帯板をクランプし、前記エッジ研磨部で帯板の
両側を研磨し、その後に前記エッジ研磨部を下降させ、
次に上,下摺動手段を作動させて、上,下摺動台に各々
設置された上,下研磨部を帯板に対応した位置に移動さ
せ、グラインダーを回転させながら昇降させて帯板上下
面に接触させ、振動手段で振動させつつ、移動手段で帯
板幅分に応じて移動させることである。
【0008】第3構成は、帯板コイルのセットされる水
平軸をもつ拡縮部の一端から同心に水平に軸本体が張り
出して、ブラケットで回転自在に支持されてなる巻き戻
し部と、前記軸本体に回転を与える通板駆動部と、運転
時にコイルの緩み防止のための第1ブレーキ手段と、前
記帯板の繰り出し中の回転を許し、繰り出し停止中は回
転を止める第2ブレーキ手段との、前記すべての部分を
載置したペイオフ摺動台と、該ペイオフ摺動台を前記巻
き取り部の軸本体の軸方向に平行に動力により摺動自在
とした往復駆動部と、前記ペイオフ摺動台に摺動自在に
支持され、前記巻き取り軸本体の軸方向に平行に延びた
ガイド移動軸と、該ガイド移動軸の先端に取り付けられ
て半径方向に延びたガイドアームと、前記ガイド移動軸
の末端に接続された進退手段と、前記ガイド移動軸を回
動させる手段とを含む帯板ペイオフ部と、該帯板ペイオ
フ部から繰り出された帯板が巻かれる水平軸をもつ拡縮
部の一端から同心に水平に軸本体が張り出して、ブラケ
ットで回転自在に支持されてなる回転軸部と、該回転軸
部が載置された巻取摺動台が前記巻取軸の軸方向に往復
自在とされた往復動部と、前記巻取摺動台に固定された
送りナット部材に送りネジ棒が螺合し、その末端にダブ
ルクラッチが接続されてなる往復駆動部と、該往復駆動
部に連結された往復動力伝達部と、前記巻取摺動台の摺
動経路に平行で水平に離れてスプライン軸が回転自在に
設けられて、該スプライン軸に摺動自在に嵌挿された摺
動筒と前記摺動台との間に連結片が固定され、前記摺動
筒と前記巻取軸本体との間に回転伝動手段が接続されて
なる回転動力伝達部と、該回転動力伝達部と前記往復動
力伝達部とに接続された駆動モータとを含む帯板巻取部
とを含むことである。
【0009】第4構成は、第3構成に加え、前記帯板ペ
イオフ部と前記帯板巻取部との間に帯板研磨部が配置さ
れ、該帯板研磨部において、帯板が水平面内に展延した
状態でその長さ方向一方に送られるラインの長さ方向一
定区間の一側に、第1台が設置され、該第1台に架構フ
レームが載置固定され、架構フレームに上摺動台および
下摺動台が上下に間隔を存して、前記帯板の長さ方向に
対し筋違いに直交する方向に、摺動自在に装架され、前
記上下摺動台の駆動源が設けられ、前記上および下摺動
台には各々上面研磨部および下面研磨部が設置され、前
記第1台上に第2レールが、帯板の長さ方向に対し筋違
いに直交する方向に伸びて敷設され、該第2レールに摺
動自在に装架された第2摺動台に、前記帯板長さの一定
区間の両端付近に相当した位置から、2本の柱が立設さ
れ、これら柱の各々の上部から、上および下アームが上
下に間隔を存して、帯板の長さ方向に対し筋違いに直交
する方向に伸びて突設され、これら上下アームの先端に
上下クランプ部が設けられたことである。
【0010】第5構成は、第4構成に加え、前記帯板研
磨部と前記帯板巻取部との間に帯板色付部が配置され、
該帯板色付部において、帯板が水平面内に展延した状態
でその長さ方向一方に送られるラインの、長さ方向一定
区間の両端にフレームが設けられ、該ライン区間の一側
にライン長さ方向に平行に第1ガイドレールが設置さ
れ、該第1ガイドレールに摺動自在に装架された第1摺
動部材に載置台が取り付けられ、該載置台にスプレー缶
が着脱自在に載置され、該スプレー缶の噴射ノブを押圧
するように、それに対向して押し出し手段が前記載置台
に設置され、前記載置台を前記第1ガイドレールに沿っ
て往復動させるような缶移動手段が該載置台と前記フレ
ームとの間に設けられ、前記ライン区間の他側にライン
長さ方向に平行に第2ガイドレールが設置され、該第2
ガイドレールに摺動自在に装架された第2摺動部材に取
付台が取り付けられ、該取付台に熱風ドライヤが設置さ
れ、前記取付台を前記第2ガイドレールに沿って往復動
させるようなドライヤ移動手段が、該取付台と前記フレ
ームとの間に設けられ、前記ライン区間内で帯板の色付
区間を規定するマスク板およびマスク板昇降手段が前記
フレームに設けられたことである。
【0011】第6構成は、第5構成に加え、前記帯板色
付部と前記帯板巻取部との間に帯板エッジ処理部が配置
され、該帯板エッジ処理部において、固定ベースの上に
ブラケットを介してガイドバーが通板直角方向に延びて
設けられ、該ガイドバーに左右一対のナット部材が互い
に接近離反するように摺動可能に係合され、これらのナ
ット部材に送りねじ棒が通板直角方向に延びて螺合し、
該送りねじ棒の両端はブラケットの融通孔を貫通して抜
け止めされ、前記ナット部材の上面に帯板を挟持する左
右一対の処理ローラが設置されたことである。
【0012】
【作用】帯板ペイオフ部において、巻戻し軸の拡縮部に
複数のコイルをセットした後、コイルエッジガイド部に
より、帯板のバラケを防止する。即ち、回動手段が駆動
されて、ガイドアームが回動し、帯板コイルの側面に対
向する姿勢となる。次いで進退手段が作動されてガイド
移動軸が後退し、ガイドアームが帯板コイル接触した状
態で停止する。これによって帯板のバラケは阻止され
る。
【0013】次に往復モータを駆動し、先端の1条目の
コイルのセンターをラインセンターに合わせ、通板モー
タにより、1条目の通板を行なう。それが完了し、通常
運転に入ると、通板モータの軸が離れ、フリーとなる。
また、このとき、第1ブレーキが入り、通板された帯板
にバックテンションが与えられる。次に巻き戻し作業が
行われる。2条目コイルも同様に、往復モータが駆動さ
れて、摺動台が移動し、コイルセンターがラインセンタ
ーに合わせられる。そして、2条目のコイルの端面にガ
イドアームが対応し、バラケが防止される。以下同様に
動作する。
【0014】帯板研磨部において、帯板の溶接箇所が研
磨装置の規定位置に来ると、第2ピストンシリンダが作
動してクランプ部およびエッジ研磨部を待機位置からラ
インに出す。次にクランプ部が作動して、帯板をクラン
プする。次に第3摺動ピストンシリンダが作動し、第3
摺動台が上昇し、エッジ研磨部の砥石が帯板の両側に対
向する位置で停止する。移動手段でエッジ部分を押し、
溶接部板幅方向のビードのバリを取る。エッジ研磨が終
われば、第3摺動台は再び下降する。
【0015】次に上,下摺動ピストンシリンダが作動
し、上,下研磨部が帯板の上方,下方に来ると、移動手
段,振動手段および昇降手段が作動し、また、グライン
ダーが回転し、研磨する。またグラインダーの砥石摩耗
による研磨ミスをなくするため、人手でグラインダーの
角度が調整される。上下面研磨が終わると、ラインへ移
動し、前記と同様に上下研磨、エッジ研磨が行われ、そ
れが完了すると、待機位置へ戻る。
【0016】帯板色付け部において、帯板の溶接部が装
置の中心位置(ライン区間の長さ方向中心)に来ると、
帯板が停止すると共に、マスク板昇降手段により、マス
ク板が下降し、色付範囲が決められる。次に、押し出し
手段が作動され、スプレー缶から、塗料が噴射され、同
時に缶移動手段により往復し、帯板に色が付けられる。
次に、熱風ドライヤの電源が入り、熱風が色付部に当た
り、同時にドライヤ移動手段がドライヤを往復動させ、
帯板の長さ方向に均等に熱風で乾燥させる。
【0017】帯板エッジ処理部において、送りねじ棒を
回転させ、ナット部材を摺動させて帯鋼板のエッジを処
理ローラの円周溝間に挟む。この状態で帯鋼板をコイル
から繰り出して連続的に送る。処理ローラはそれにつれ
て自由回転する。帯鋼板のエッジのカエリ部は処理ロー
ラの円周溝により折られ、または、潰され、カエリ部が
除去される。帯鋼板の蛇行、または、エッジの局部的凹
凸があれば、処理ローラ支持部がナット部材、送りねじ
棒と一体となって、ガイドバーに沿い左右に摺動するの
で、無理な力が働かない。ピンチロール部では、上下ロ
ールは帯鋼板の進行につれて自由回転し、帯鋼板は上ロ
ールの重力により、上下に屈曲せずに円滑に送られる。
【0018】帯板巻取部において、駆動モータを回転さ
せると、往復動力伝達部において、第1中間軸が伝動手
段によって回転され、これによって正,逆伝動手段が同
時に回転する。いま例えば正転している場合、送りネジ
棒が回転し、送りナット部材を介して巻取摺動台が前方
に移動し、位置検出手段の信号によりダブルクラッチが
入れ替わり、送りネジ棒は停止するとともに正転クラッ
チが開放され、逆転クラッチが入る。これによって送り
ネジ棒は逆転を開始する。そして巻取摺動台が後退して
位置検出手段の信号により、再び送りネジ棒が停止し、
前記の逆の作動により送りネジ棒は再び正転を開始す
る。同時に回転動力伝達部においてスプライン軸が駆動
モータにより回転され、摺動動筒と駆動スプロケットが
回転しつつ、連絡片により摺動台と共に移動する。これ
によって回転伝動手段を介して巻取軸は回転される。
【0019】
【実施例】以下に本発明の実施態様を図面に示す一実施
例にもとづき説明する。まず、図1の全体図で概略を説
明する。帯板ペイオフ部100(左端)にスリットされ
た複数の細帯板コイルAをセットする。そのうちの1個
のコイルから帯板を繰り出し、ライン全体に通板し、終
端(右端)の帯板巻取部500でオシレート巻(あや
巻)で巻き取る。このラインには、帯板ペイオフ部10
0から右に順に、パッド1,サイドガイド2,入口レベ
ラ3,第1ピンチロール4,サイドガイド5,シャー
6,溶接部7,粗研磨部8,焼鈍部9,仕上研磨部20
0,帯板色付部300,サイドガイド10,メジャーリ
ングロール11,第2ピンチロール12,帯板ループ形
成部13,デフロール14,帯板エッジ処理部400,
出口レベラ15,パッド16および第3ピンチロール1
7が並び、帯板巻取部500に至る。前記各部が、仕上
研磨部200を除き、各々2組ずつ設置され、2条の帯
板が並行に通板処理される。
【0020】帯板ペイオフ部100において、各帯板コ
イルに対し、外径検出手段として投光器と受光器からな
る光電管が設けられている(図示省略)。帯板コイルの
外径が減少して設定値となると、それまでコイルに遮断
されていた前記投光器からの光線が通過して受光器に入
り信号を出す。これにより巻取部500の巻取速度が徐
動速度に変わり、同時にメジャーリングロール11とカ
ウンター(図示省略)により、「○mで停止」の信号を
出し、一巻き分ぐらい残して止まる。次に入口レレベラ
3が自動的に下降して、人手により寸動させながら帯板
終端部の平坦度を出し、終端をシャー6で切除し、通板
を止める。
【0021】次に帯板ペイオフ部100を通板直角方向
に摺動させて、第2コイルのセンターをラインセンター
にレーザーポインタで合わせる。次に第2コイルの帯板
を繰り出して入口レベラ3で矯正し、シャー6で不良部
を切除する。次に人手により溶接部7で第1コイルの帯
板終端と突き合わせ溶接する。そして、溶接部分を自動
送り位置に合わし、自動運転ボタンを押すと、前記溶接
部分は粗研磨部8,焼鈍部9,仕上研磨部200および
色付部300の各々の中心部で止まり、自動で作業が行
われる。運転・停止の制御は、メジャーリングロール1
1で各停止位置ピッチを測定し、送りは第2ピンチロー
ル12で行う。また、送り精度を上げるため、ループロ
ーラ13を配置し、帯板ループの下限で巻取部500の
テンションリール回転、上限でテンションリール停止を
繰り返す。溶接部を色付けされた帯板は、次に帯板エッ
ジ処理部400で両縁を研磨され、出口レベラ15で幅
方向平坦度を矯正され、帯板巻取部500で巻き取られ
る。溶接部の前記各作業が終われば、帯板巻取部500
の巻取軸の回転により帯板の通板が行われる。以下同様
にして、第3,第4,…のコイルが通板処理される。第
1コイルの帯板先端を繰り出して帯板巻取部500に導
くまでは、第1、第3ピンチロール4,17で通板され
る。
【0022】以下に、帯板ペイオフ部100,帯板研磨
部200,帯板色付け部300,帯板エッジ処理部40
0および帯板巻取部500の詳細を説明する。帯板ペイ
オフ部100は図2〜7に示される。図2,3,4で巻
戻し部101において、帯板コイルのセットされる水平
軸をもつ拡縮部101cの一端から同心に水平に軸本体
101bが張り出た巻戻し軸101aが、ブラケット1
01dで回転自在に支持され、その端部に拡縮油圧シリ
ンダ101eが接続される。
【0023】前記軸本体101bに回転を与える通板駆
動部102において、前記巻戻し軸101aに平行で水
平方向に間隔を存して副軸102aが回転自在に設けら
れ、それら間にチェン伝動手段102bが設けられて回
転が伝えられる。そして副軸102aの一端にエアクラ
ッチ102cを介して通板モータ102dたる交流サイ
クロモータが接続される。また副軸102aの他端には
第1ブレーキ102eたるパウダーブレーキが接続され
る。
【0024】前記帯板の繰り出し中の回転を許し、繰り
出し停止中は回転を止める第2ブレーキ手段103は、
巻戻し軸101aに固定されたディスク103aと次記
ペイオフ摺動台104に設置されたディスクブレーキ1
03bからなる。
【0025】前記すべての部分を載置したペイオフ摺動
台104は、往復駆動部105により、前記巻戻し軸1
01aの軸方向に平行に動力により摺動自在とされる。
即ち、ペイオフ摺動台104の下面に直動ガイド5bが
設けられ、それがレール105aに摺動自在となってい
る。往復モータ105cたる油圧シリンダーのピストン
棒の先端が摺動台側に固定され、シリンダ側がピン支持
部を介して基台B側に設置される。
【0026】図5,6,7で、前記摺動台104の下面
に、支持部材111を介して、スプライン軸となったガ
イド移動軸112が摺動自在に支持され、前記巻戻し軸
101aの軸方向に平行に延びる。該ガイド移動軸11
2の先端にガイドアーム115が取り付けられて、半径
方向に延びる。ガイド移動軸112を挟んで平行に2本
のガイド棒113が前記支持部材111を摺動自在に貫
通し、これら3本の軸の両端は連結部材114で一体と
なる。前記ガイド移動軸112の先端付近に進退手段1
16たる油圧ピストンシリンダが接続される。前記ガイ
ド移動軸112を回動させるよう、ガイド移動軸112
に嵌合したスプライン筒117にレバー118を介して
回動手段119たる油圧ピストンシリンダが接続され
る。
【0027】以上において帯板ペイオフ部の作動状態を
説明する。巻戻し軸の拡縮部101cに複数のコイルA
(A1,A2,A3…)をセットした後、コイルエッジガ
イド部110により、帯板のバラケを防止する。即ち、
回動手段119が駆動されて、レバー118を介してガ
イドアーム115が回動し、帯板コイルの側面に対向す
る姿勢となる。次いで進退手段116が作動されてガイ
ド移動軸112がガイド棒113に案内されながら後退
し、ガイドアーム115が帯板コイルAに接触した状態
で停止する。これによって帯板のバラケは阻止される。
【0028】次に往復モータ105cを駆動し、先端の
1条目のコイルA1のセンターをラインセンターに合わ
せ、通板モータ102dにより、1条目の通板を行な
う。それが完了し、通常運転に入ると、エアークラッチ
102cが放れて、通板モータ102dの軸が離れ、フ
リーとなる。また、このとき、パウダーブレーキ102
eの電流が入り、通板された帯板にバックテンションが
与えられる。次に巻き取り作業が行われる。2条目コイ
ルA2も同様に、往復モータ105cが駆動されて、摺
動台104が移動し、コイルセンターがラインセンター
に合わせられる。そして、2条目のコイルA2の端面に
ガイドアーム115が対応し、バラケが防止される。以
下順に同様の動作を繰り返す。
【0029】次に帯板研磨部200は図8〜15に示さ
れる。
【0030】図8,9,10で、2連の帯板A1,A2
水平面内に展延した状態で、互いに平行にそれらの長さ
方向一方に送られる。そのラインの長さ方向一定区間の
一側(図8,9の右側)に、帯板長さ方向に平行に第1
レール211が敷設され、該第1レールに摺動自在に装
架された第1摺動台212に門形架構フレーム213が
載置固定される。
【0031】架構フレーム213の内側に平面視矩形枠
状の上摺動台243および下摺動台253が上下に間隔
を存して、前記帯板の長さ方向に対し筋違いに直交する
方向に、各々上,下摺動ガイド241,251および
上,下摺動レール242,252を介して、摺動自在に
装架される。これら摺動ガイド241,251は架構フ
レーム213に、レール242,252は上,下摺動台
243,253に固定される。また、架構フレーム21
3の一側から、帯板長さ方向に筋違いに直交する方向に
平面視矩形枠246,256が張り出している。そし
て、その先端中央と前記上,下摺動台243,253と
の間に、各々上,下摺動ピストンシリンダ245,25
5が接続される。これらピストンシリンダ245,25
5は、親245a,255aのピストン棒に子245
b,255bのシリンダが直列結合されたもので、親子
ピストンシリンダと呼ばれる。
【0032】前記上および下摺動台243,253には
各々上面研磨装置244および下面研磨装置254が設
置される。即ち、図11,12,13で、上面研磨部2
44において、上摺動台243の先端部分(ライン側)
に縦材244aが固定され、この区画内で平面視矩形枠
状の装架フレーム244cが帯板の長さ方向に対し筋違
いに直交する方向に移動手段たるピストンシリンダ24
4dおよび横ガイドシャフト244bに摺動自在に装架
される。また、装架フレーム244c内で、帯板の長さ
方向に振動手段たるピストンシリンダ244gおよび縦
ガイドシャフト244eに摺動自在の振動台244fが
装架される。
【0033】振動台244fに昇降手段たるピストンシ
リンダ244hが固定され、その下向きピストン棒の下
端にグラインダー架台44iが固定され、該グラインダ
ー架台244iから上下ガイド244jが立設されて振
動台244fを摺動自在に貫通する。グラインダー架台
244iの下端に挟持具244kが鉛直面内回動自在に
ピン結合され、これにエアグラインダー244lが着脱
に取り付けられる。
【0034】また、円盤砥石の回転軸線が鉛直面内で鉛
直(帯板表面に直角)から若干傾斜する範囲で変化でき
るような砥石傾斜調節部244mが設けられる。即ち、
図12で、挟持具244kに固定されたアーム244n
の先端に調節ネジ棒244pがほぼ鉛直上方に延びて固
定され、これに調節ネジ筒244qが(内面にネジを有
し、下端に角頭を持つ)が螺合される。該調節ネジ筒の
外周に上下に座金244sが嵌挿され、上部に抜け止め
ナット244tが螺合し、座金間に圧縮バネ244rが
介挿される。また、グラインダー架台244iから水平
に突設されたアーム244uの融通孔を前記調節ネジ筒
244qが貫通し、その部分が調節ネジ筒244qの頭
と下座金244sとで挟持され、調節ネジ筒244qは
ほぼ鉛直に保たれる。下面研磨部254も前記上面研磨
部244と同様に構成され、位置関係は水平面に対し対
称となっている。
【0035】前記第1摺動台212上で前記架構フレー
ム213の帯板長さ方向の外部両側に第2レール221
が、帯板の長さ方向に対し筋違いに直交する方向に伸び
て敷設され、該第2レールに第2摺動台222が摺動自
在に装架される。第2摺動台222は架構フレーム21
3の両側をまたいで往復できるように、平面視(図9)
で凹形を呈している。該第2摺動台222の前記帯板長
さの一定区間の両端付近に相当した位置の一側端部か
ら、2本の柱224,224が立設され、これら柱の各
々の上部から、上および下アーム261,262が上下
に間隔を存して、帯板の長さ方向に対し筋違いに直交す
る方向に伸びて突設される。そして、これら上下アーム
の先端に各々エアピストンシリンダからなる上,下クラ
ンプ部263,264が設けられる。
【0036】柱224の他側面(図8,9の左側)には
第3レール231が上下に延びて敷設され、これに第3
摺動台232が昇降自在に案内される。そして、第3摺
動ピストンシリンダ233により昇降される。
【0037】前記第3摺動台232にエッジ研磨装置2
34が設置される。即ち、図14,15で、第3摺動台
32の上に平面視矩形枠状の装架フレーム234aが固
定され、その内部に帯板の長さ方向に対し、筋違いに直
交する方向に2本のガイドシャフト234bが平行に固
定される。そして、帯板の幅方向に対向するグラインダ
ー架台234cが前記ガイドシャフトおよび移動手段た
るピストンシリンダ234eにより摺動自在に装架され
る。グラインダー架台にエアグラインダー234dがそ
れらの円盤砥石の水平回転軸線を同心に対向させて、着
脱自在に取り付けられる。
【0038】以上において、帯板研磨部の作動状態を説
明する。
【0039】図8で、架構フレーム213内の上,下研
磨部244,254は待機位置、エッジ研磨部234お
よびクランプ部260はラインに直交する動作が同一で
あり、待機位置は帯板A2のラインとする。上,下研磨
部244,254は上下摺動ピストンシリンダ245,
255の子シリンダでA2ラインのセンターまで移動
し、親シリンダで帯板A1ラインのセンターへ移動され
る。また、エッジ研磨部234およびクランプ部260
は待機位置でA2ラインセンター、A1ラインには第2摺
動ピストンシリンダ223で移動させる。さらに、能率
向上のため、研磨動作はA1ライン,A2ラインの溶接部
をエンコーダー(図示略)で早く感知した方を優先と
し、上下研磨およびエッジ研磨の干渉防止および全て研
磨作業が終了すると、待機位置に自動で帰るシーケンス
回路による自動的動作とする。
【0040】いま図8で、2連の帯板A1,A2が各々第
1,第2ラインとして、平行に送られている場合、第1
ラインに対して研磨作業が行われる場合を説明する。帯
板A1の溶接箇所が研磨装置の中心(帯板長さ方向)に
来ると、エンコーダーが感知して信号を出し、第2ピス
トンシリンダ223が作動してクランプ部260および
エッジ研磨部234を待機位置(A2ライン)からA1
インに出す。次にクランプ部260が作動して、帯板A
1をクランプする。次に第3摺動ピストンシリンダ23
3が作動し、第3摺動台232が上昇し、エッジ研磨部
234の砥石が帯板A1の両側に対向する位置で停止す
る。移動手段234eでエッジ部分を押し、溶接部板幅
方向のビードのバリを取る。ここで、板幅により移動手
段234eの作動時間はタイマでセットされる。エッジ
研磨が終われば、第3摺動台232は再び下降する。
【0041】次に上,下摺動ピストンシリンダ244,
245が作動し、上,下研磨部244,254がA1
インのセンターに来ると、移動手段244d,振動手段
244gおよび昇降手段244hが作動し、また、グラ
インダー244lが回転し、研磨する。このとき、板幅
により移動手段244dの作動時間はタイマでセットさ
れ、グラインダー244lの前進端の位置をストッパ2
44e’でセットし、タイマの始点とする。
【0042】また、グラインダー244lの砥石摩耗に
よる研磨ミスをなくするため、人手でグラインダーの角
度が調整される。即ち、調節ネジ筒244qの頭をスパ
ナで回し、調節ネジ棒244pを下げると、アーム24
4nによってグラインダー244lの回転軸線が鉛直に
近づく。バネ244rはグラインダーの帯板への押圧力
の変動を滑らかにする。
【0043】上下面研磨が終わると、A2ラインへ移動
し、前記と同様に上下研磨、エッジ研磨が行われ、それ
が完了すると、待機位置へ戻る。
【0044】上記の一連の動作は、例えば公知のシーケ
ンス回路により自動で行われ、研磨完了時は上,下摺動
台243,253は待機位置へ戻る。
【0045】次に帯板色付部300は図16〜18に示
される。
【0046】図16,17で、帯板Aの2条が平行で間
隔を存して、水平面内に展延した状態でその長さ方向一
方(図示右方)に送られる。このラインの長さ方向一定
区間(ライン区間)の下方に台Bが設置され、その両端
にはライン長さ方向に直角に直立した平板状のフレーム
Fが設けられる。該ライン区間の各帯板のー側(図2の
下側)にライン長さ方向に平行に第1ガイドレール30
1が設置される。
【0047】図17,18で、該第1ガイドレール30
1に摺動自在に装架された第1摺動部材302に載置台
303が取り付けられる。該載置台303では、平板が
コ形に屈曲されて、一端片303a,中間片303b,
他端片303cからなる本体が、コ形の内隅を斜上方に
向けて取り付けられ、中間片303bが鉛直面内で帯板
幅方向に対し傾斜する。中間片303bの先端付近に噴
射孔303b’が設けられ、基端部の上面に磁石受体3
03dが固定される。磁石受体303dは上面にスプレ
ー缶304を位置決めするV溝を持つ。
【0048】該載置台303にスプレー缶304が着脱
自在に載置され、該スプレー缶の噴射ノブ304aを押
圧するように、それに対向して押し出しピストンシリン
ダ306が前記載置台の他端片303cに設置される。
前記載置台303を前記第1ガイドレール301に沿っ
て往復動させるような缶移動ピストンシリンダ307が
該載置台303と前記フレームFとの間に設けられる。
【0049】前記ライン区間の各帯板の他側(図17の
上側)にライン長さ方向に平行に第2ガイドレール30
8が設置され、該第2ガイドレールに摺動自在に装架さ
れた第2摺動部材309に取付台310が取り付けら
れ、該取付台に熱風ドライヤ311が設置される。前記
取付台310を前記第2ガイドレール308に沿って往
復動させるようなドライヤ移動ピストンシリンダ312
が、該取付台310と前記フレームFとの間に設けられ
る。
【0050】図16,17で、前記ライン区間内で帯板
Aの色付区間を規定する第1,第2マスク板313,3
14が前記フレームFに設けられる。第1,第2マスク
板313,314は短形板が帯板Aの上側を覆うよう
に、それと平行な水平面内で展延するした状態で、マス
ク板昇降ピストンシリンダ315,316を介して、フ
レームFに昇降自在に取り付けられる。
【0051】上記各部分は、各帯板毎に設けられる。
【0052】以上において、帯板色付け部の作動状態を
説明する。帯板Aの溶接部が装置の中心位置(前記ライ
ン区間の長さ方向中心)に来ると、帯板Aが停止し、マ
スク板昇降ピストンシリンダにより、第1,第2マスク
板313,314が下降し、それらの対向縁間で色付範
囲が決められる。次に、押出しピストンシリンダ306
が作動され、スプレー缶304から塗料が噴射され、同
時に缶移動ピストンシリンダ307により往復し、帯板
に色が付けられる。プレー噴射時間は、缶移動ピストン
シリンダ307の往復回数で決定され、カウンタでセッ
トされる。
【0053】次に、熱風ドライヤ311の電源が入り、
熱風が色付部に当たり、同時にドライヤ移動ピストンシ
リンダ312がドライヤ311を往復動させ、帯板の長
さ方向に均等に熱風で乾燥させる。移動の往復回数はカ
ウンタでセットされる。
【0054】以上の一連の動作はシーケンス制御回路に
より自動的に行われる。そして、完了すると再び帯板が
移動し、区間直後の色検出センサー317で色付け合否
が判定され、不良であればパトライトにより作業者に知
らされる。2条の帯板が同時に送られ、本装置の2組は
同時に作動される。本発明は、帯板の溶接部のほか、特
定個所の色付けに適用される。
【0055】次に帯板エッジ処理部400は図19〜2
2に示される。
【0056】図19,20,21において、帯板Aは矢
示Pで示すように、前後方向(以下、通板方向という)
に通過する。固定ベース401の上にブラケット402
を介してガイドバー3の2本が通板方向に間隔を存し、
通板方向に対し直角方向(以下、通板直角方向という)
に延びて設けられる。該ガイドバー403,403間に
左右(通板直角方向)一対の直方体ブロック状ナット部
材404が互いに接近離反するように摺動可能に係合さ
れ、回り止めされている。
【0057】これらのナット部材404に送りねじ棒4
05が通板直角方向に延びて、互いに逆向きのねじ部4
05a,405bで螺合する。該送りねじ棒405の両
端付近はブラケット402の融通孔402aを貫通し、
一端(左端)にハンドル407、他端(右端)にストッ
パ408が固定される。これにより、送りねじ棒405
とナット部材404は一体となって、ブラケット40
2,402間で、ガイドバー403,403に沿って通
板直角方向に摺動自在となる。
【0058】前記ナット部材404,404の上面に左
右一対の処理ローラ414,414を持つ処理ローラ支
持部410,410が設置される。即ち、ナット部材4
04の上面に矩形環状の取付フレーム411が固定さ
れ、該取付フレームを上下に貫通したボルトからなるロ
ーラ軸412が上から下へ挿入され、下端のねじ部でね
じ止めされる。このローラ軸に軸受け413を介して、
V字円周溝414aを持つ処理ローラ414が回転自在
に嵌挿される。処理ローラ414において、高硬度の工
具鋼からなる円環本体414bの2個が上下スリーブ4
14c,414dに挟まれて、止めねじ414eにより
同心に結合されてなる。ローラ本体414bの外周隅角
部が面取りされている。
【0059】前記一対の処理ローラ支持部410,41
0を挟んで、通板方向の上流側および下流側に一対のピ
ンチロール部420,420はが設けられる。図21,
22で、下ブラケット421に自由回転下ロール422
が支持され、上ブラケット423に自由回転上ロール4
25が支持され、下ブラケット421に立設された2本
のボルト425が上ブラケット423を融通貫通し、こ
れらボルト425,425の上端付近に押え板426が
貫通し、上下ナット427,428で固定される。ま
た、押え板の中間部で押しねじ429が上から下に貫通
して、上ブラケット423の上面を押圧する。
【0060】そして前記の全体を1組として、これの3
組が通板方向に並列されている。
【0061】以上において、帯板エッジ処理部の作動状
態を説明する。図19,20で帯鋼板Aの幅に合わせ
て、ハンドル407を回し、送りねじ棒405を回転さ
せ、ナット部材404,404を摺動させて帯鋼板Aの
エッジを処理ローラ414の円周溝間に挟む。この状態
で帯鋼板Aをコイルから繰り出して連続的に送る。処理
ローラ414はそれにつれて自由回転する。帯鋼板Aの
エッジのカエリ部は処理ローラ414の円周溝により折
られ、又は、潰され、カエリ部が除去される。
【0062】帯鋼板Aの蛇行、または、エッジの局部的
凹凸があれば、処理ローラ支持部410がナット部材4
04、送りねじ棒405と一体となって、ガイドバー4
03に沿って左右に摺動するので、無理な力が働かな
い。
【0063】ピンチロール部420,420では、上下
ロール424,422は帯鋼板Aの進行につれて自由回
転し、帯鋼板Aは押えねじ429の押圧力および上ロー
ル424の重力により、上下に屈曲せずに円滑に送られ
る。
【0064】処理ローラは一体物でも良く、円砥石から
なっても良い。
【0065】次に帯板巻取部500は図23〜25に示
される。
【0066】図23〜25において、巻取部510で
は、帯板A1が巻かれる水平軸をもつ拡縮部511bの
一端から同心に水平に軸本体511aが張り出して、ブ
ラケット512で回転自在に支持され、軸本体511a
の右端に拡縮油圧シリンダ513が接続されてなる。
【0067】該巻取部510の載置された巻取摺動台5
22が前記巻取軸511の軸方向に往復自在とされた往
復駆動部520は、次のように構成される。巻取軸51
1を挟んでその両側に平行に2本のレール521が基台
502に敷設され、その上に巻取摺動台522が装架さ
れる。巻取摺動台522の内部に送りナット部材523
が回転自在に保持され、それに螺合した送りネジ棒52
4がブラケット526を介して基台502に回転自在に
設けられ、その先端にブレーキ手段付きダブルクラッチ
525が接続されて基台502に設置される。また、巻
取摺動台522の往復行程を決めるための位置検出手段
が設けられる。即ち、摺動台522の側面(図23で上
側)に近接スイッチ527、これに対応して往復行程に
応じて移動自在の一対のストライカ528,528が基
台502に設けられる。
【0068】前記往復駆動部520に連結されて往復動
力伝達部530が設けられる。前記ブレーキ付きダブル
クラッチ525の回転軸線に平行で水平方向に間隔を存
して第1中間軸531が回転自在に設けられる。そして
この軸の両端に設けた歯車と前記ブレーキ手段付きダブ
ルクラッチ525の回転軸の両端に固定された歯車との
間で、2枚の歯車による正転伝動手段532および3枚
の歯車による逆転伝動手段533が接続されている。そ
して中間軸531へはチェン伝動手段534および無段
変速機535が接続される。
【0069】回転動力伝達部540では、前記巻取摺動
台522の摺動経路に平行で水平に離れて、第2中間軸
たるスプライン軸541が回転自在に設けられて、該ス
プライン軸に摺動自在に嵌挿された摺動筒544と前記
巻取摺動台522との間に連絡片545が設けられ、前
記摺動筒544と前記巻取軸本体511aとの間に回転
伝達手段が接続されてなる。即ち、第2中間軸541は
ブラケット542を介して設けられ、この中間軸の一端
はチェン伝動手段543に接続されて後記駆動モータ5
01に接続されている。前記第2中間軸541にはスプ
ライン付内面を持つ摺動筒544が軸方向に摺動自在に
嵌挿され、そして摺動筒544にはそれと同心に駆動ス
プロケット546が固定され、前記巻取軸本体511a
に同心に固定されたボス部511cに従動スプロケット
547が同心に固定されて、これらの間にチェン548
が張架される。また、摺動筒544の外周の円周溝54
4a内に連絡片545の二又部がはまり込み、該二又部
の先端にガイドローラ545aが設けられ、連絡片54
5の他端は巻取摺動台522の側面に固定される。この
構成により、連絡片545の直線運動につれて、摺動筒
544は回転しながら軸方向に移動する。
【0070】該回転動力伝達部540と前記往復動力伝
達部530とに駆動モータ501がチェン伝動手段を介
して接続される。即ち、駆動モータ501とスプライン
軸541との間に第1チェン伝動手段501a,スプラ
イン軸541と無段減速機535との間に第2チェン伝
動手段501bが設けられる。また、ボス部511cの
一端に同心にディスク549aが固定され、それに対す
るエアーブレーキシュー549bが巻取摺動台522に
設置される。
【0071】以上において、帯板巻取部の作動状態を説
明する。巻取軸拡縮部511bに芯筒と2枚の円板(有
孔)を挿入し、前記2枚の円板をタイボルトとナットで
分解可能に組み立ててボビンとする。次に、巻取機を回
転させ、無段変速機535のハンドルにより、帯板の幅
に応じた1回転当たりの移動量を設定する。円板端面の
帯板の当たりを見ながらストライカ528の間隔を調整
して、ターン位置を決める。次に、帯板の先端を芯筒の
切欠を通って拡縮部511bの溝に差し込む。駆動モー
タ501を回転させると、往復動力伝達部530におい
て、第1中間軸531がチェン伝動手段534によって
回転され、これによって正,逆伝動手段532,533
の歯車が同時に回転する。いま例えば正転している場
合、送りネジ棒524が回転し、送りナット部材523
を介して巻取摺動台522が前方に移動し、巻取摺動台
の側面に突設した近接スイッチ527が前端ストライカ
528に近づくと、その信号によりブレーキ付ダブルク
ラッチ525が入れ替わり、送りネジ棒524は停止
し、正転クラッチが開放され、逆転クラッチが入る。こ
れによって送りネジ棒は逆転を開始する。そして巻取摺
動台522が後退して近接スイッチ527が後端ストラ
イカ528に接近すると、再び送りネジ棒524が停止
し、前記の逆の作動により送りネジ棒524は再び正転
を開始する。
【0072】同時に回転動力伝達部540において第2
中間軸541が駆動モータ501により回転され、摺動
筒544と駆動スプロケット546が回転しつつ、連絡
片544により巻取摺動台522と共に移動する。これ
によってチェン548を介して従動スプロケット547
が回転し、これにより巻取軸511は回転される。
【0073】ブレーキ手段549は、巻取機が停止して
いる時(ラインの停止時)、コイルのバラケを防止する
もので、エアーによりブレーキシュー549bをディス
ク549aに押し付け、摩擦力により、巻取機の回転を
止める。
【0074】所要重量の帯板を巻き取った後、巻取軸の
拡縮部511bを収縮させ、ストリッパーシリンダでコ
イルを抜き取り、アンローダー上に乗せる。アンローダ
ー上で、タイロッドを抜き円板を除いて組立ボビンを分
解した後、シーラーにてコイルと芯筒をバンド結束し、
コイルバラケを防止する。この状態で出荷される。
【0075】前記実施例において、1台の駆動モータ5
01で巻取軸511の回転と往復動させるので、回転速
度と1回転当たりの移動速度の同調が確実、かつ、安価
である。電磁式のブレーキ付ダブルクラッチを使用した
のでターン時の応答が速い。無段変速機を用いたので帯
板幅に応じて巻取軸の1回転当たりの移動量の調整が容
易である。
【0076】本発明は前記した実施例や実施態様に限定
されず、特許請求の精神および範囲を逸脱せずに種々の
変形を含む。
【0077】
【発明の効果】本発明の第1構成により、多くのスリッ
トコイルを一度にセットして繰り出し作業が可能となっ
た。しかも、帯板のエッジのカエリ部分の方向を合わせ
て、長い帯板に溶接する作業も容易である。巻取機の手
前に帯板ループを形成させなくてよく、装置が短くでき
た。また、鋼板に張力をかけて巻き取るためコイルバラ
ケがなく、巻取後のコイルの運搬・取扱に際し、円板鍔
を持つ専用のコアー(ボビン)を必要としない。
【0078】本発明の第2又は第4構成により、第1構
成の効果に加え、帯板の研磨が自動で行われるため品質
が安定し、作業負荷が軽減する。
【0079】第3構成により、第1構成の効果に加え、
特にダブルクラッチとスプライン軸を用いたので、1台
の駆動モータで、巻取軸の回転と軸方向移動ができる。
従って、回転速度と1回転当たりの移動速度の同調が確
実で、安価である。
【0080】第5構成により、第4構成の効果に加え、
自動で色付けをされるため作業負荷が軽減され、色ム
ラ,乾燥不良がなくなった。
【0081】第6構成により、第5構成の効果に加え、
帯板の幅が変わっても、簡単に短時間で処理ローラの間
隔を調整でき、また、帯板の蛇行や局部的凹凸があって
も、無理な力が働くことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体概略平面図である。
【図2】帯板ペイオフ部の一実施例の正面図である。
【図3】帯板ペイオフ部の一実施例の平面図である。
【図4】帯板ペイオフ部の一実施例の左側面図である。
【図5】図3の要部(コイルエッジガイド部)の右側面
拡大図である。
【図6】図5のV─V断面要部図である。
【図7】図6の底面要部図である。
【図8】帯板研磨部の一実施例の正面図である。
【図9】図8の平面図である。
【図10】図8の左側面図である。
【図11】上面研磨部の拡大平面図である。
【図12】図11のV─V断面図である。
【図13】図11のVI─VI断面図である。
【図14】エッジ研磨部の拡大平面図である。
【図15】図14のVIII─VIII断面図である。
【図16】帯板色付け部の一実施例の正面図である。
【図17】図16の平面図である。
【図18】図17のIII─III拡大断面図である。
【図19】帯板エッジ処理部の一実施例の平面図であ
る。
【図20】図19のII─II要部断面図である。
【図21】図19のIII─III断面図である。
【図22】図19の要部正面図である。
【図23】帯板巻取部の一実施例の平面図である。
【図24】帯板巻取部の一実施例の正面図である。
【図25】帯板巻取部の一実施例の左側面図である。
【符号の説明】
100…帯板ペイオフ部 A,A1,A2…帯板コイル B…基板 101…巻戻し部 101a…巻戻し軸 101b…本体 101c…拡縮
部 101d…ブラケット 101e…拡縮油圧シリンダ 102…通板駆動部 102a…副軸 102b…伝動手段 102c…エア
クラッチ 102d…通板モータ 102e…第1ブレーキ 103…第2ブレーキ 103a…ディスク 103b
…ディスクブレーキ 104…摺動台 105…往復駆動部 105a…レール 105b…直動ガイド 105c…
往復モータ 110…コイルエッジガイド部 111…支持部材 112…ガイド移動軸 113…ガ
イド棒 114…連結部材 115…ガイドアーム 116…進
退手段 117…スプライン筒 118…レバー 119…回動
手段 200…帯板研磨部 A1…帯板 A2…帯板 211…第1レール 212…第1摺動台 213…架
構フレーム 221…第2レール 222…第2摺動台 223…第2摺動ピストンシリンダ 224…柱 23
1…第3レール 232…第3摺動台 233…第3摺動ピストンシリン
ダ 234…エッジ研磨部 234a…装架フレーム 234b…ガイドシャフト 234c…グラインダー架
台 234d…グラインダー 234e…移動手段 241…上摺動ガイド 242…上摺動レール 243
…上摺動台 244…上面研磨部 244a…縦材 244b…横ガイドシャフト 244c…装架フレーム 244d…移動手段 244e…縦ガイドシャフト 244e’…ストッパ 244f…振動台 244g…振動手段 244h…昇
降手段 244i…グラインダー架台 244j…上下ガイド
244k…挟持具 244l…グラインダー 244m…傾斜調節部 24
4n…アーム 244p…調節ネジ棒 244q…調節ネジ筒 244
r…バネ 244s…座金 244t…抜け止めナット 245…上摺動ピストンシリンダ 246…枠 251…下摺動ガイド 252…下摺動レール 253
…下摺動台 254…下面研磨部 254a…縦材 254b…横ガ
イドシャフト 254c…装架フレーム 254d…移動手段 254e…縦ガイドシャフト 254f…振動台 254g…振動手段 254h…昇降手段 254i…グラインダー架台 254j…上下ガイド 254k…挟持具 254l…グラインダー 254m
…傾斜調節部 254n…アーム 254p…調節ネジ棒 254q…
調節ネジ筒 254r…バネ 254s…座金 254t…抜け止め
ナット 255…下摺動ピストンシリンダ 256…枠 260…クランプ部 261…上アーム 262…下ア
ーム 263…上クランプ部 264…下クランプ部 300…帯板色付け部 301…第1ガイドレール 302…第1摺動部材 303…載置台 303a…一端片 303b…中間片
303b’…噴射孔 303c…他端片 303d…磁石受体 304…スプレー缶 304a…噴射ノブ 305…取
付部材 306…押し出しピストンシリンダ 307…缶移動ピ
ストンシリンダ 308…第2ガイドレール 309…第2摺動部材 3
10…取付台 311…エアドライヤ 312…ドライヤ移動ピストン
シリンダ 313…第1マスク板 314…第2マスク板 315…第1マスク板昇降ピストンシリンダ 316…第2マスク板昇降ピストンシリンダ 317…色検出センサー 400…帯板エッジ処理部 A…帯板 401…固定ベース 402…ブラケット 403…ガイドカバー 404…ナット部材 405…
送りネジ棒 407…ハンドル 408…ストッパ 410…処理ローラ支持部 411…取付フレーム 412…ローラ軸 413…軸
受け 414…処理ローラ 414a…円周溝 414b…本
体 414c…上スリーブ 414d…下スリーブ 414
e…止めネジ 420…ピンチロール部 421…下ブラケット 422…下ロール 423…上
ブラケット 424…上ロール 425…ボルト 426…押え板
427…上ナット 428…下ナット 429…押えネジ 500…帯板巻取部 A…コイル A1…帯板 501…駆動モータ 501a…第1伝動手段 501
b…第2伝動手段 502…基板 510…巻取部 511…巻取軸 511a…本体 511b…拡縮部
511c…ボス部 512…ブラケット 513…拡縮油圧シリンダ 520…往復駆動部 521…レール 522…摺動台 523…送りナット
部材 524…送りネジ棒 525…ブレーキ付ダブルクラッ
チ 526…ブラケット 527…近接スイッチ 528…
ストライカ 530…往復動力伝達部 531…第1中間軸 532…歯車正転伝動手段 533…歯車逆転伝動手段 534…チェン伝動手段 535…無段変速機 540…回転動力伝達部 541…第2中間軸 542…ブラケット 543…チ
ェン伝動手段 544…摺動筒 545…連絡片 545a…ガイドロ
ーラ 546…駆動スプロケット 547…従動スプロケット 548…チェン 549…ブレーキ手段 549a…ディスク 549b
…ブレーキシュー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B65H 18/08 B65H 18/08 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B24B 1/04 B24B 7/12 B24B 9/00 B21C 45/00 - 49/00 B65H 18/08

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯板ペイオフ部100で、帯板コイルの
    セットされる水平軸をもつ拡縮部の一端から同心に水平
    に軸本体が張り出して、ブラケットで回転自在に支持さ
    れてなる巻き戻し部と、前記軸本体に回転を与える通板
    駆動部と、運転時にコイルの緩み防止のための第1ブレ
    ーキ手段と、前記帯板の繰り出し中の回転を許し、繰り
    出し停止中は回転を止める第2ブレーキ手段との、前記
    すべての部分をペイオフ摺動台に載置し、前記巻き戻し
    部に帯板コイルをセットし、該帯板コイル端面をコイ
    ルエッジガイド部でバラケを防止し、該ペイオフ摺動台
    を前記巻き戻し部の軸本体の軸方向に平行に動力により
    摺動させて、前記セットされた帯板コイルのセンターを
    ラインセンターに合わせ、帯板を繰り出し、 帯板巻取部500において、前記繰り出された帯板が巻
    かれる水平軸線を持つ拡縮部の一端から同心に水平軸本
    体が張り出した巻取軸を巻取摺動台に設置し、前記巻取
    軸に平行で間隔を存してスプライン中間軸を地面側に設
    置し、該中間軸を地面側に設置した駆動モータで回転さ
    せ、前記中間軸に嵌挿した摺動筒と前記巻取軸との間に
    回転伝動手段を接続させ、前記巻取摺動台を前記巻取軸
    の軸方向に往復動させながら、前記中間軸を介して前記
    巻取軸を回転させて帯板を巻き取ることを特徴とする帯
    板の通板処理方法。
  2. 【請求項2】 前記帯板ペイオフ部100と前記帯板巻
    取部500との中間に帯板研磨部200を配置し、該帯
    板研磨部200において、帯板を水平面内に展延した状
    態でその長さ方向一方に送り、前記帯板の溶接個所が研
    磨装置の規定位置に来たとき帯板の送りを停止し、第2
    摺動手段が作動して第2摺動台に設置したクランプ部お
    よびエッジ研磨部を待機位置より帯板に対応した位置に
    出し、帯板をクランプし、前記エッジ研磨部で帯板の両
    側を研磨し、その後に前記エッジ研磨部を下降させ、次
    に上,下摺動手段を作動させて、上,下摺動台に各々設
    置された上,下研磨部を帯板に対応した位置に移動さ
    せ、グラインダーを回転させながら昇降させて帯板上下
    面に接触させ、振動手段で振動させつつ、移動手段で帯
    板幅分に応じて移動させることを特徴とする請求項1記
    載の帯板の通板処理方法。
  3. 【請求項3】 帯板コイルのセットされる水平軸をもつ
    拡縮部の一端から同心に水平に軸本体が張り出して、ブ
    ラケットで回転自在に支持されてなる巻き戻し部と、前
    記軸本体に回転を与える通板駆動部と、運転時にコイル
    の緩み防止のための第1ブレーキ手段と、前記帯板の繰
    り出し中の回転を許し、繰り出し停止中は回転を止める
    第2ブレーキ手段との、前記すべての部分を載置したペ
    イオフ摺動台と、該ペイオフ摺動台を前記巻き取り部の
    軸本体の軸方向に平行に動力により摺動自在とした往復
    駆動部と、前記ペイオフ摺動台に摺動自在に支持され、
    前記巻き取り軸本体の軸方向に平行に延びたガイド移動
    軸と、該ガイド移動軸の先端に取り付けられて半径方向
    に延びたガイドアームと、前記ガイド移動軸の末端に接
    続された進退手段と、前記ガイド移動軸を回動させる手
    段とを含む帯板ペイオフ部100と、 該帯板ペイオフ部から繰り出された帯板が巻かれる水平
    軸をもつ拡縮部の一端から同心に水平に軸本体が張り出
    して、ブラケットで回転自在に支持されてなる回転軸部
    と、該回転軸部が載置された巻取摺動台が前記巻取軸の
    軸方向に往復自在とされた往復動部と、前記巻取摺動台
    に固定された送りナット部材に送りネジ棒が螺合し、そ
    の末端にダブルクラッチが接続されてなる往復駆動部
    と、該往復駆動部に連結された往復動力伝達部と、前記
    巻取摺動台の摺動経路に平行で水平に離れてスプライン
    軸が回転自在に設けられて、該スプライン軸に摺動自在
    に嵌挿された摺動筒と前記摺動台との間に連結片が固定
    され、前記摺動筒と前記巻取軸本体との間に回転伝動手
    段が接続されてなる回転動力伝達部と、該回転動力伝達
    部と前記往復動力伝達部とに接続された駆動モータとを
    含む帯板巻取部500とを含むことを特徴とする帯板の
    通板処理装置。
  4. 【請求項4】 前記帯板ペイオフ部100と前記帯板巻
    取部500との間に帯板研磨部200が配置され、該帯
    板研磨部において、帯板が水平面内に展延した状態でそ
    の長さ方向一方に送られるラインの長さ方向一定区間の
    一側に、第1台が設置され、該第1台に架構フレームが
    載置固定され、架構フレームに上摺動台および下摺動台
    が上下に間隔を存して、前記帯板の長さ方向に対し筋違
    いに直交する方向に、摺動自在に装架され、前記上下摺
    動台の駆動源が設けられ、前記上および下摺動台には各
    々上面研磨部および下面研磨部が設置され、前記第1台
    上に第2レールが、帯板の長さ方向に対し筋違いに直交
    する方向に伸びて敷設され、該第2レールに摺動自在に
    装架された第2摺動台に、前記帯板長さの一定区間の両
    端付近に相当した位置から、2本の柱が立設され、これ
    ら柱の各々の上部から、上および下アームが上下に間隔
    を存して、帯板の長さ方向に対し筋違いに直交する方向
    に伸びて突設され、これら上下アームの先端に上下クラ
    ンプ部が設けられたことを特徴とする請求項3記載の帯
    板の通板処理装置。
  5. 【請求項5】 前記帯板研磨部200と前記帯板巻取部
    500との間に帯板色付部300が配置され、該帯板色
    付部300において、帯板が水平面内に展延した状態で
    その長さ方向一方に送られるラインの、長さ方向一定区
    間の両端にフレームが設けられ、該ライン区間の一側に
    ライン長さ方向に平行に第1ガイドレールが設置され、
    該第1ガイドレールに摺動自在に装架された第1摺動部
    材に載置台が取り付けられ、該載置台にスプレー缶が着
    脱自在に載置され、該スプレー缶の噴射ノブを押圧する
    ように、それに対向して押し出し手段が前記載置台に設
    置され、前記載置台を前記第1ガイドレールに沿って往
    復動させるような缶移動手段が該載置台と前記フレーム
    との間に設けられ、前記ライン区間の他側にライン長さ
    方向に平行に第2ガイドレールが設置され、該第2ガイ
    ドレールに摺動自在に装架された第2摺動部材に取付台
    が取り付けられ、該取付台に熱風ドライヤが設置され、
    前記取付台を前記第2ガイドレールに沿って往復動させ
    るようなドライヤ移動手段が、該取付台と前記フレーム
    との間に設けられ、前記ライン区間内で帯板の色付区間
    を規定するマスク板およびマスク板昇降手段が前記フレ
    ームに設けられたことを特徴とする請求項4記載の帯板
    の通板処理装置。
  6. 【請求項6】 前記帯板色付部300と前記帯板巻取部
    500との間に帯板エッジ処理部400が配置され、該
    帯板エッジ処理部において、固定ベースの上にブラケッ
    トを介してガイドバーが通板直角方向に延びて設けら
    れ、該ガイドバーに左右一対のナット部材が互いに接近
    離反するように摺動可能に係合され、これらのナット部
    材に送りねじ棒が通板直角方向に延びて螺合し、該送り
    ねじ棒の両端はブラケットの融通孔を貫通して抜け止め
    され、前記ナット部材の上面に帯板を挟持する左右一対
    の処理ローラが設置されたことを特徴とする請求項5記
    載の帯板の通板処理装置。
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