JP3414370B2 - 弾性表面波フィルタ、デュプレクサ、通信機装置 - Google Patents

弾性表面波フィルタ、デュプレクサ、通信機装置

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JP3414370B2
JP3414370B2 JP2000222907A JP2000222907A JP3414370B2 JP 3414370 B2 JP3414370 B2 JP 3414370B2 JP 2000222907 A JP2000222907 A JP 2000222907A JP 2000222907 A JP2000222907 A JP 2000222907A JP 3414370 B2 JP3414370 B2 JP 3414370B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波帯域におい
て使用される通信機器に用いられる弾性表面波フィル
タ、特に梯子型弾性表面波フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、低損失かつ広帯域という、フィ
ルタとして使用するのに非常に良好な特性が得られる弾
性表面波フィルタの設計手法として、一端子対共振子を
直列腕と並列腕とに交互に配置してなる、梯子型弾性表
面波フィルタが知られている。このような梯子型弾性表
面波フィルタの概略図を図9に示す。図9に示す弾性表面
波フィルタ110では、直列腕に二つの弾性表面波共振子1
11a、111bを接続し、並列腕に三つの弾性表面波共振子1
12a、112b、112cを接続している。そして、それらの弾
性表面波共振子111a、111b、112a、112b、112cは、複数
の電極指125から構成される一対の励振電極124と、複数
の反射電極123から構成され励振電極124の両側に配置さ
れる反射器122とからなる。
【0003】一方、このような弾性表面波フィルタが用
いられる通信機器の領域においては高周波化が進んでお
り、それに対応した弾性表面波フィルタの開発が進めら
れている。例えば、特開平9−167936号公報には、高周
波化に対応したものとして38°〜46°YcutX伝搬LiTaO3
基板の使用が示されている。すなわち、従来より弾性表
面波フィルタ用の基板としては、伝搬損失が小さく電気
機械結合係数が大きいという理由から36°YcutX伝搬LiT
aO3基板を用いることが一般的であった。ところが、36
°YcutX伝搬LiTaO3基板は、弾性表面波の波長に対して
電極膜厚が無視できるほどに薄い場合には伝搬損失が小
さくなるものの、電極膜厚が厚い場合は伝搬損失が大き
くなるという問題があった。特に、高周波帯域において
は弾性表面波の波長は小さくなり、電極膜厚は波長に対
して相対的に厚くなるため伝搬損失は大きくなる。一方
で、バルク波の影響や電極抵抗の増大を考慮すると、電
極膜厚を薄くすることは特性劣化を招き好ましくない。
これに対し、特開平9−167936号公報ではバルク波の影
響や電極抵抗の増大を考慮して電極膜厚を厚くした場合
にも、弾性表面波フィルタ用の基板として38°〜46°Yc
utX伝搬LiTaO3基板を用いることで伝搬損失を小さくす
ることができるとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、携帯電話に
おける変調方式としては、従来よりTDMA(time divisio
n multiple access)方式が使用されてきたが、より多
くの情報を効率良く伝達するための変調方式としてCDMA
(code division multiple access)方式が採用される
ようになってきている。一般に携帯電話システムにおい
ては、システム全体の周波数帯域を更に細かくチャンネ
ルで区切るのであるが、その場合にTDMA方式では1チャ
ンネルあたりの周波数幅は数十kHz程度と狭いが、CDMA
方式では1MHz以上というように広くなる。
【0005】このような変調方式による1チャンネルあ
たりの周波数幅の違いは、通過帯域内に微小なリップル
が存在する場合に、そのリップルの与える影響が異なる
ということに現れる。すなわち、通過帯域内に微小なリ
ップルが存在する場合、TDMA方式では1チャンネルあた
りの周波数幅が狭いためロスの偏差は大きくならない
が、CDMA方式では1チャンネルあたりの周波数幅が広い
ためロスの偏差が大きくなる。そして、携帯電話システ
ムにおいては、ロスの偏差が大きいと変調する際の障害
となり、またCDMA方式自体、情報を周波数拡散するため
ロスの偏差が大きいと変調することが困難になるという
問題がある。したがって、CDMA方式が採用されるように
なると、これまでのTDMA方式では問題とならなかった通
過帯域内の微小なリップルが問題として挙げられること
になる。具体的には、そのような微小なリップルを0.7d
B以下に抑えることが要求されている。
【0006】一方、従来から提案されている梯子型弾性
表面波フィルタでは、直列腕の弾性表面波共振子におけ
る励振電極内部で生じる反射の干渉や、反射器で生じる
反射の干渉により、通過帯域内に無視できない程度のリ
ップルが生じていた。
【0007】以下、このような通過帯域内にリップルが
発生する理由について説明する。なお、ここでは反射器
を例に挙げて説明しているが、これらの説明は励振電極
についても適用できるものである。まず、図10、11に反
射器における反射係数の周波数特性を示す。なお、図10
は反射電極数が50本の場合、図11は反射電極数が100本
の場合であり、両者とも中心周波数を800MHzとしてい
る。
【0008】図10、11に示すようにストップバンド外で
は周期的に反射係数が小さくなる極小値が繰り返されて
いる。このような反射係数の極小値では、励振効率が悪
くなるので、弾性表面波共振子のインピーダンス特性を
見た場合、図12に示すようにインピーダンスが局部的に
高くなる箇所が発生する。そして、このように局部的に
インピーダンスが高くなる箇所を有する弾性表面波共振
子を、図13のように直列接続してその周波数に対する伝
送特性を測定すると、図14に示すように微小なリップル
が発生することがわかる。(なお、図14においてBで示
すグラフはAで示すグラフの拡大図であり、その縦軸に
おける目盛りは右側に示すものである。以下、本明細書
中に示す特性図においては、これに準拠するものとす
る。)このように、直列接続における伝送特性でリップ
ルが発生していると、その弾性表面波共振子を用いて弾
性表面波フィルタを形成した場合にも、そのフィルタ特
性においてリップルは発生する。つまり、結局のところ
反射係数の極小値の影響で、弾性表面波フィルタのフィ
ルタ特性においてリップルが発生するということであ
る。
【0009】次に、上記のような反射係数の極小値が存
在する周波数について説明する。ここで、反射係数の極
小値が存在する周波数fを中心周波数f0で規格化する
と、次のような式1で示すことができる。 (式1) f/f0=(1−K11/k0)±{(K12/k02+(n0
N)21/2 なお、ここでK11、K12は基板材料や電極膜厚などによっ
て一義的に決まる自己結合係数(同一方向に進行する弾
性表面波同士の結合強度を示す係数)および相互結合係
数(反対方向に進行する弾性表面波同士の結合強度を示
す係数)であり、k0は中心周波数での波数、n0は0以上
の整数、Nは反射電極の本数である。
【0010】上記反射係数の極小値が存在する周波数を
示す式からもわかるように、反射電極の本数Nが無限大
であれば(n0/N)2=0となるが、反射電極の本数Nが有
限であれば(n0/N)2は無視できなくなり、n0(0以上
の整数)の値ごとに反射係数の極小値が存在することに
なる。つまり、ストップバンド外に無数の反射係数の極
小値が存在することになる。さらに、K11、K12、k0は設
計により定数となるので、反射係数の極小値の周波数差
は反射電極の本数Nによって決まる。そして、その周波
数差は反射電極の本数Nが少なくなるほど大きくなる。
確かに、図10と図11を比べると、反射電極の本数が少な
い図10の方が反射係数の極小値の周波数差は大きくなっ
ている。なお、図10と図11を比べると反射電極の本数が
少ない図10の方が、反射電極の本数が多い図11よりも、
反射係数の極小値の値がさらに小さい値となっているこ
ともわかる。
【0011】従来より用いられてきた弾性表面波フィル
タにおいては、反射電極の本数が考慮されることが無か
ったため、ある一つの直列腕の弾性表面波共振子におけ
る反射係数の極小値と、他の一つの直列腕の弾性表面波
共振子における反射係数の極小値とが一致するようにな
っていた。したがって、お互いの効果が強め合い、結果
として弾性表面波フィルタにおけるリップルが大きくな
るという問題があった。
【0012】また、このようにリップルが大きくなるこ
とについては、38°〜46°YcutX伝搬LiTaO3基板を用い
ることにより伝搬損失が小さくなる、すなわち無負荷Q
(共振の鋭さを表すパラメータ)が高くなることも要因
として挙げられる。つまり、伝搬損失を小さくしようと
して38°〜46°YcutX伝搬LiTaO3基板を用いると、無負
荷Qが高くなることになり、上記のような励振電極など
が原因となって生じるリップルもまたその鋭さを増す。
このことを示すグラフを図15に示す。なお、図15はYcut
X伝搬LiTaO3基板のカット角に対する通過帯域内のリッ
プルの大きさの関係を示すグラフである。図15からも明
らかなように、カット角が36°のときに対してカット角
が38°〜46°のときにはリップルが大きくなっており、
リップルがこの程度の大きさになると、市場の要求を満
たすことができなくなる。
【0013】本発明の弾性表面波フィルタ、デュプレク
サ、通信機装置は上述の問題を鑑みてなされたものであ
り、これらの問題を解決し、基板による伝搬損失の低減
効果を損なわないまま、リップルの大きさを低減するこ
とにより通過帯域内の平坦化が可能な弾性表面波フィル
タ、デュプレクサ、通信機装置を提供することを目的と
している。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の弾性表面波フィルタは、少なくとも二つの弾性
表面波共振子を直列腕に、少なくとも一つの弾性表面波
共振子を並列腕に備えるように、38°〜46°YcutX伝搬L
iTaO3基板を用いて形成された弾性表面波フィルタであ
って、前記直列腕の弾性表面波共振子のうち最も少ない
電極指対数が100対以下であり、前記直列腕の弾性表面
波共振子は複数の電極指からなる励振電極を有してな
り、前記直列腕の弾性表面波共振子のうち最も少ない電
極指対数をN(Nは自然数)としたとき、他の前記直列腕
の弾性表面波共振子のうち少なくとも一つの弾性表面波
共振子における電極指対数がn×N(nは自然数)と異な
る対数である。
【0015】また、請求項2に係る弾性表面波フィルタ
は、前記直列腕の弾性表面波共振子における電極指対数
をそれぞれN1、N2、・・・Nm(N1、N2、・・・Nmは自然
数)としたとき、ある対数Nk(k=1〜m)がn×Nh(nは
自然数、h=1〜m、ただしkとhは異なる)と異なる対数
である。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】上述のように、弾性表面波フィルタの通過
帯域内に生じるリップルは、励振電極や反射器の反射係
数が小さくなることが原因として生じている。そして、
その反射係数が小さくなる極小値は、電極指の対数や反
射電極の本数に応じて周期的に発生する。したがって、
本発明では直列腕の弾性表面波共振子における電極指の
対数や反射電極の本数を、お互いの影響が強め合わない
関係になるように設定する。すなわち、例えば最も少な
い電極指対数を有する直列腕の弾性表面波共振子におけ
る電極指の対数が40対であるとした場合、その他の直列
腕の弾性表面波共振子のうち少なくとも一つの弾性表面
波共振子における電極指の対数をn×40(nは自然数)以
外の値とする。なぜなら、式1において、N=40、n0=1
のときの極小値の周波数とN=80、n0=2のときの極小値
の周波数とが一致するのと同様に、一般にN=40、n0=1
のときの極小値の周波数とN=n×40、n0=nのときの極
小値の周波数とが一致し、両者の影響が強め合って発生
するリップルが大きくなるからである。逆に、その他の
直列腕の弾性表面波共振子のうち少なくとも一つの弾性
表面波共振子における電極指の対数をn×40以外の値と
した場合は、反射係数の極小値が存在する周波数がずれ
るので両者の影響が打ち消し合って発生するリップルは
小さくなる。したがって、伝搬損失を低下させることな
く、弾性表面波フィルタにおける通過帯域内の平坦度を
増すことができる。
【0020】また、弾性表面波フィルタの直列腕に三つ
以上の弾性表面波共振子が接続されている場合、それぞ
れの弾性表面波共振子の電極指対数または反射電極本数
を、それぞれが他の全ての弾性表面波共振子の電極指対
数または反射電極本数の正の整数倍にならないようにす
る。これにより、全ての直列腕の弾性表面波共振子にお
ける反射係数の極小値がずれることになり、それぞれの
影響が打ち消し合って、弾性表面波フィルタにおける通
過帯域内の平坦度をさらに増すことができる。
【0021】さらに、本発明は最も少ない電極指対数を
有する直列腕の弾性表面波共振子における電極指の対数
が100対以下である場合に特に有効である。よく知られ
ているように、梯子型弾性表面波フィルタの通過帯域外
減衰量や損失などの電気的特性を決定するパラメータと
して電極容量というものがある。この電極容量は、電極
指の対数と交叉幅の積に比例するものであるため、所望
の電気的特性を得るため電極容量の小さい弾性表面波フ
ィルタを得ようとすれば、電極指の対数か交叉幅のどち
らかを小さくしなければならない。しかしながら、例え
ば交叉幅を対波長比で5倍以下にするなど交叉幅を小さ
くすると、回折損などの影響で効率の良い励振が得られ
なくなる。したがって、所望の電気的特性を得ようとす
れば電極指の対数を少なくする必要があるが、一般に電
極指の対数を少なくすると発生するリップルが大きくな
る。
【0022】ここで、電極指対数を異ならせたときの弾
性表面波フィルタの通過特性を図16、17に示す。なお、
弾性表面波フィルタの構成としては図9に示すようなも
のであり、図16は直列腕の弾性表面波共振子における電
極指対数をそれぞれ60対とした場合の通過特性、図17は
直列腕の弾性表面波共振子における電極指対数をそれぞ
れ120対とした場合の通過特性である。また、図18には3
8°YcutX伝搬LiTaO3基板を用いた場合の、電極指対数に
対するリップルの大きさの関係を示すグラフを示す。図
16と図17を比較しても明らかなように、直列腕の弾性表
面波共振子における電極指対数が少ない方が、通過帯域
内に発生するリップルの大きさは大きくなっている。ま
た、このことは図18のグラフからも明らかである。
【0023】先にも述べたように、弾性表面波フィルタ
の特性として通過帯域内の平坦度を満たすことが要求さ
れる。具体的には、通過帯域内の平坦度を0.7dB以下に
することが要求される。ここで図18からわかるように、
従来の構成を有する弾性表面波フィルタでは直列腕の弾
性表面波共振子における電極指対数が100対以下になる
とリップルの大きさは0.7dBを超える。また、図15から
もわかるように基板のカット角が38°以上であれば、38
°の場合よりさらにリップルが大きくなる傾向があるの
で、この電極指対数が100対以下の場合のリップルの問
題は、基板のカット角が38°〜46°の場合に共通の問題
である。すなわち、基板のカット角が38°〜46°でかつ
直列腕の弾性表面波共振子における電極指対数が100対
以下の場合には、リップルの大きさが0.7dBを超え、弾
性表面波フィルタの特性に関する市場の要求を満たすこ
とが困難になるということである。つまり、基板のカッ
ト角が38°〜46°でかつ直列腕の弾性表面波共振子にお
ける電極指対数が100対以下の場合に、特にリップルの
問題を解決することが非常に重要になるということであ
る。一方、上述のように所望の電気的特性を得るために
は、電極指対数を少なくしなければならない場合が生じ
る。そこで、本発明の構成を有する弾性表面波フィルタ
を用いれば、直列腕の弾性表面波共振子同士の影響が打
ち消し合うので、100対以下であっても所望の電気的特
性および通過帯域内平坦度を有する弾性表面波フィルタ
が得られる。
【0024】なお、もちろん直列腕の弾性表面波共振子
における電極指対数が100対より多い場合にも、本発明
の構成を用いることによりリップルは低減し、対数が10
0対以下の場合に比較して、リップルに関してはより好
ましい特性を有するフィルタが得られる。
【0025】さらにまた、本発明のデュプレクサは、少
なくとも二つのフィルタと、該フィルタのそれぞれに接
続される入出力接続用手段と、前記フィルタに共通的に
接続されるアンテナ接続用手段とを含んでなるデュプレ
クサであって、前記フィルタの少なくとも一つが請求項
1ないし5記載の弾性表面波フィルタである。
【0026】さらにまた、本発明の通信機装置は、請求
項6記載のデュプレクサと、該デュプレクサの少なくと
も一つの入出力接続用手段に接続される送信用回路と、
該送信用回路に接続される前記入出力接続用手段と異な
る少なくとも一つの入出力接続用手段に接続される受信
用回路と、前記デュプレクサのアンテナ接続用手段に接
続されるアンテナとを含んでなる。これらにより、要求
特性を満たすデュプレクサ、通信機装置が得られる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例である弾性
表面波フィルタについて説明する。
【0028】(実施例1)図1に、実施例1における弾性
表面波フィルタ10の構成を示す。実施例1では、42°Ycu
tX伝搬LiTaO3基板20上に、二つの直列腕の弾性表面波共
振子11a、11bと反射器22を有する三つの並列腕の弾性表
面波共振子12a,12b,12cとが、アルミニウム電極によ
り形成されている。直列腕の弾性表面波共振子11a、11b
は、その電極指間隔で規定される波長を4.66μm、交叉
幅を50μmとし、反射器は配置していない。そして、電
極指対数を弾性表面波共振子11aでは68対、弾性表面波
共振子11bでは82対としている。また、並列腕の弾性表
面波共振子12a,12b,12cは、その電極指間隔で規定さ
れる波長を4.86μm、交叉幅を12a、12cでは120μm、12b
では240μmとし、反射電極の本数を60本としている。そ
して、電極指対数をそれぞれ80対としている。
【0029】ここで、直列腕に用いられている弾性表面
波共振子11a、11bを図13のように直列接続した場合の伝
送特性を図2に示す。なお、図2の特性図においては、弾
性表面波共振子11aを直列接続した場合のグラフを破線
で、弾性表面波共振子11bを直列接続した場合のグラフ
を実線で示す。図2からは弾性表面波共振子11aによって
生じるリップルの周波数位置と、弾性表面波共振子11b
によって生じるリップルの周波数位置とがずれているこ
とが読み取れる。
【0030】さらに、弾性表面波フィルタの通過特性を
図3に、比較例として他の条件は同じで直列腕の弾性表
面波共振子11a、11bにおける電極指対数をそれぞれ75対
とした場合の通過特性を図4に示す。図3、4からわかる
ように、直列腕の弾性表面波共振子における電極指対数
を同数にした比較例では通過帯域内に1dB以上のリップ
ルが発生しているが、本発明の構成を有する弾性表面波
フィルタでは通過帯域内のリップルが0.5dB程度となっ
ている。つまり、本発明の構成を有する弾性表面波フィ
ルタでは、直列腕の弾性表面波共振子が原因となって生
じるリップルが互いに打ち消し合っているということで
ある。
【0031】(実施例2)図5に、実施例2における弾性
表面波フィルタ10aの構成を示す。実施例2では、42°Yc
utX伝搬LiTaO3基板20上に、四つの直列腕の弾性表面波
共振子21a、21b、21c、21dと反射器22を有する三つの並
列腕の弾性表面波共振子22a,22b,22cとが、アルミニ
ウム電極により形成されている。直列腕の弾性表面波共
振子21a、21b、21c、21dは、その電極指間隔で規定され
る波長を4.66μm、交叉幅を95μmとし、反射器は配置し
ていない。そして、電極指対数を弾性表面波共振子21a
では55対、弾性表面波共振子21bでは95対、弾性表面波
共振子21cでは80対、弾性表面波共振子21dでは70対とし
ている。また、並列腕の弾性表面波共振子22a,22b,22
cは、その電極指間隔で規定される波長を4.86μm、交叉
幅を22a、22cでは120μm、22bでは240μmとし、反射電
極の本数を60本としている。そして、電極指対数をそれ
ぞれ80対としている。
【0032】このような構成を有する弾性表面波フィル
タの通過特性を図6に示す。この実施例では四つの直列
腕の弾性表面波共振子における電極指対数を、それぞれ
が他の弾性表面波共振子における電極指対数の整数倍と
ならないようにしている。したがって、直列腕の弾性表
面波共振子が原因となって生じるリップルが互いに打ち
消し合う関係となって、実施例1の通過特性図3と本実施
例の通過特性図6とを比較してもわかるように、本実施
例の方がさらにその平坦度を増している。
【0033】次に、本発明の実施例であるデュプレクサ
を、図7に基づいて説明する。なお、図7は本実施例のデ
ュプレクサの概略図である。図7に示すように本実施例
のデュプレクサ30は、送信用フィルタ31と受信用フィル
タ32とから構成され、送信用フィルタ31の入力側および
受信用フィルタ32の出力側に入出力接続用端子33a、33b
が形成されている。また、送信用フィルタ31の出力側と
受信用フィルタ32の入力側とはアンテナ接続用端子34に
統合されている。このデュプレクサ30における送信用フ
ィルタ31および受信用フィルタ32は、これまでの実施例
に示したようなフィルタであり、送信用フィルタ31で所
定の周波数帯域の信号のみを通過させ、受信用フィルタ
32で送信用フィルタ31の周波数とは異なる周波数帯域の
信号のみを通過させる。
【0034】さらに、本発明の実施例である通信機装置
を、図8に基づいて説明する。なお、図8は本実施例の通
信機装置の概略図である。図8に示すように本実施例の
通信機装置40は、デュプレクサ30と、送信用回路41と、
受信用回路42と、アンテナ43から構成される。ここでデ
ュプレクサ30は先の実施例で示したものであり、図7に
おける送信用フィルタ31と接続される入出力接続用端子
32aが、送信用回路41に接続されており、受信用フィル
タ32と接続される入出力接続用端子33bが、受信用回路4
2に接続されている。また、アンテナ接続用端子34はア
ンテナ43に接続されている。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、38°〜46
°YcutX伝搬LiTaO3基板上に、少なくとも二つの弾性表
面波共振子を直列腕に、少なくとも一つの弾性表面波共
振子を並列腕に有する弾性表面波フィルタにおいて、直
列腕の弾性表面波共振子を構成する電極指の対数または
反射電極の本数を適当な値に設定した。すなわち、最も
少ない電極指対数または反射電極本数を有する直列腕の
弾性表面波共振子に対して、その他の直列腕の弾性表面
波共振子のうち少なくとも一つの弾性表面波共振子の電
極指対数または反射電極本数を、先のものに対してその
正の整数倍とならないようにした。これにより、最も少
ない電極指対数または反射電極本数を有する直列腕の弾
性表面波共振子が原因となって生じるリップル(電極指
対数または反射電極本数が最も少ないので、それが原因
となって生じるリップルは最も大きい)を、電極指対数
または反射電極本数が正の整数倍ではない直列腕の弾性
表面波共振子によって打ち消すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例における弾性表面波フィ
ルタの構成を示す図である。
【図2】本発明の第一の実施例に用いられる弾性表面波
共振子を直列接続した場合の伝送特性である。
【図3】本発明の第一の実施例における弾性表面波フィ
ルタの通過特性図である。
【図4】比較例における弾性表面波フィルタの通過特性
図である。
【図5】本発明の第二の実施例における弾性表面波フィ
ルタの構成を示す図である。
【図6】本発明の第二の実施例における弾性表面波フィ
ルタの通過特性図である。
【図7】本発明のデュプレクサを示す概略図である。
【図8】本発明の通信機装置を示す概略図である。
【図9】一般的な梯子型弾性表面波フィルタの構成を示
す図である。
【図10】反射電極本数が50本の場合の、周波数に対す
る反射係数の関係を示す図である。
【図11】反射電極本数が100本の場合の、周波数に対
する反射係数の関係を示す図である。
【図12】従来の弾性表面波フィルタにおける周波数に
対するインピーダンスの関係を示す図である。
【図13】弾性表面波共振子を直列接続して伝送特性を
測定する場合の接続図である。
【図14】図13のように接続された弾性表面波共振子の
伝送特性図である。
【図15】YcutX伝搬LiTaO3基板のカット角に対する通
過帯域内のリップルの大きさの関係を示すグラフであ
る。
【図16】電極指対数を60対とした場合の弾性表面波フ
ィルタの通過特性図である。
【図17】電極指対数を120対とした場合の弾性表面波
フィルタの通過特性図である。
【図18】電極指対数に対するリップルの大きさを示す
図である。
【符号の説明】
10,10a 弾性表面波フィルタ 11a,11b,21a,21b,21c,21d 直列腕の弾性表面波共振子 12a,12b,12c,22a,22b,22c 並列腕の弾性表面波共振子 20 42°YcutX伝搬LiTaO3基板 22 反射器 23 反射電極 24 励振電極 25 電極指 30 デュプレクサ 40 通信機装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−242799(JP,A) 特開 平10−327042(JP,A) 特開 平11−284487(JP,A) 特開 平11−284488(JP,A) 特開 平10−270981(JP,A) 特開 平10−215146(JP,A) 特開 平10−209806(JP,A) 特開 平9−167936(JP,A) 特開 平6−29779(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03H 9/145 H03H 9/25 H03H 9/64

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも二つの弾性表面波共振子を直列
    腕に、少なくとも一つの弾性表面波共振子を並列腕に備
    えるように、38°〜46°YcutX伝搬LiTaO3基板を用いて
    形成された弾性表面波フィルタであって、前記直列腕の弾性表面波共振子のうち最も少ない電極指
    対数が100対以下であり、 前記直列腕の弾性表面波共振子は複数の電極指からなる
    励振電極を有してなり、前記直列腕の弾性表面波共振子
    のうち最も少ない電極指対数をN(Nは自然数)としたと
    き、他の前記直列腕の弾性表面波共振子のうち少なくと
    も一つの弾性表面波共振子における電極指対数がn×N
    (nは自然数)と異なる対数であることを特徴とする弾
    性表面波フィルタ。
  2. 【請求項2】前記直列腕の弾性表面波共振子における電
    極指対数をそれぞれN1、N2、・・・Nm(N1、N2、・・・
    Nmは自然数)としたとき、ある対数Nk(k=1〜m)がn×
    Nh(nは自然数、h=1〜m、ただしkとhは異なる)と異
    なる対数であることを特徴とする請求項1記載の弾性表
    面波フィルタ。
  3. 【請求項3】少なくとも二つのフィルタと、該フィルタ
    のそれぞれに接続される入出力接続用手段と、前記フィ
    ルタに共通的に接続されるアンテナ接続用手段とを含ん
    でなるデュプレクサであって、 前記フィルタの少なくとも一つが請求項1または2記載の
    弾性表面波フィルタであることを特徴とするデュプレク
    サ。
  4. 【請求項4】請求項記載のデュプレクサと、該デュプ
    レクサの少なくとも一つの入出力接続用手段に接続され
    る送信用回路と、該送信用回路に接続される前記入出力
    接続用手段と異なる少なくとも一つの入出力接続用手段
    に接続される受信用回路と、前記デュプレクサのアンテ
    ナ接続用手段に接続されるアンテナとを含んでなること
    を特徴とする通信機装置。
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