JP3413260B2 - 植物の水中根茎切断装置 - Google Patents

植物の水中根茎切断装置

Info

Publication number
JP3413260B2
JP3413260B2 JP30941093A JP30941093A JP3413260B2 JP 3413260 B2 JP3413260 B2 JP 3413260B2 JP 30941093 A JP30941093 A JP 30941093A JP 30941093 A JP30941093 A JP 30941093A JP 3413260 B2 JP3413260 B2 JP 3413260B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rhizome
underwater
lid
water tank
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP30941093A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07155059A (ja
Inventor
孝博 能澤
秀夫 岩上
専司 田島
Original Assignee
合資会社オリエンタル
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 合資会社オリエンタル filed Critical 合資会社オリエンタル
Priority to JP30941093A priority Critical patent/JP3413260B2/ja
Publication of JPH07155059A publication Critical patent/JPH07155059A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3413260B2 publication Critical patent/JP3413260B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、簡単な機構で植物の根
又は茎等の蘇生切断を行うことを可能とした植物の水中
根茎切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】花などの植物の切断した状態を保つため
に蘇生加工が行われる。この蘇生加工とは、例えば切花
の茎の部分を水中に没した状態でその茎を切断すること
により、切花の芯温を低くし、この芯温の低下により切
花の鮮度が保たれることを利用した加工法である。従
来、この蘇生加工は、所定の水温や鮮度剤によって調節
された液を水槽の中に入れ、切花等の茎を水槽に入れて
作業員の手作業にて鋏により茎切りしていた。花の種類
によっては、高温水中で茎を切断すると鮮度が長く保た
れるものも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した蘇生加工を花
屋の店員などが行なう場合には次のような問題があっ
た。 冬場は寒くて水中での手作業による切断作業は困難で
あった。 高温水中での切断はヤケドする危険があり、高温水中
での鋏による切断は不可能であった。 水作業により、衣服が濡れたり汚れたりする。
【0004】本発明は上記した従来技術の問題点に鑑
み、水中での根茎の切断作業を手作業でなく機械的に行
うことを可能とし、簡単な作業により花等の植物を長持
ちさせることができるようにした植物の水中根茎切断装
置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の植物の水中根茎切断装置においては、水を
収容しかつ上面を開閉自在に閉塞する蓋体を有する水槽
と、水槽中の水面下で回転するカッター手段と、カッタ
ー手段の周辺部の上方に位置しかつ該蓋体の上面に回動
可能に枢支されたガイド板と、上記蓋体に穿設されかつ
上記カッター手段の周辺部と立体的に交叉するガイド長
孔と、上記ガイド長孔に対応して上記ガイド板に穿設さ
れた挿通孔とを有し、上記挿通孔に植物の根又は茎部分
を挿入し、その根又は茎部分を上記カッター手段に当接
させることにより、植物の根又は茎を切断するようにし
た。
【0006】上記水槽には、水槽中の水を加熱して高温
沸騰水としたり、冬場の温度上昇等に利用するために、
その適宜位置に加熱装置を設けて置くのが好ましい。
【0007】また、水中で切断された根又は茎をそのま
ま放置しておくと、水槽内が切断根、切断茎で満たされ
てしまうため、これらの切断根茎を速やかに水槽外に排
除する必要がある。この切断された根茎を水槽外に搬送
するための排除手段、例えばワイヤーコンベア手段を水
槽に設置しておくことが好ましい。
【0008】上記挿通孔に植物の根又は茎部分を挿入
し、その根又は茎部分の切断すべき位置を上記カッター
手段に当接させることが必要である。この当接切断箇所
は、水槽の水中に位置するために作業者からは目視する
ことは不可能で、何らかの手段がないと適当に切断する
こととなり不都合である。この不都合を回避するため
に、該挿通孔から挿入された根茎部分の下端部の到達位
置を予め設定することによって、根茎部分の切断位置を
決めることができるようにしたカットゲージ手段を設け
ておくのが好ましい。
【0009】このカットゲージ手段の構成は、根茎の下
端部の到達位置が確認できればよいもので、種々の構成
が考えられるが、例えば、下端に受け板を取り付けたス
ライド板と、該スライド板を上下動自在に保持する筒体
と、該スライド板を所定位置に係止する係止手段とから
なり、該受け板が上記挿通孔の下方に位置するように、
該蓋体に取りつける構成とすればよい。
【0010】
【作用】上記のように構成された植物の水中根茎切断装
置においては、上記挿通孔に植物の茎又は根部分を挿通
し、その茎又は根部分を上記カッター手段に当接させる
ことにより、作業員が手を水で濡らすこともなく植物の
根又は茎部分を水中で容易に切断することができるもの
である。
【0011】
【本発明の実施例】以下、図面に示す実施例により、本
発明を詳細に説明する。
【0012】図1および図2において、10は本発明に
係わる植物の水中根茎切断装置である。この植物の水中
根茎切断装置10は、水を一定量収容できかつ上面部に
回転軸13を介して開閉自在に閉塞する蓋体12を有す
る水槽14と、この水槽14の水面下で回転する円板状
のカッター手段16と、上記蓋体12の上面にピン18
を介して回動可能に枢支されたガイド板20と、上記蓋
体12に穿設されかつ上記カッター手段16の周辺部と
立体的に交叉するガイド長孔22と、ガイド長孔22に
対応して上記ガイド板20に穿設された挿通孔24とか
ら構成される。なお、26は操作盤、28は操作スイッ
チである。
【0013】上記水槽14は、底板14a,側板14
b,14cを有し、水槽内の水を加熱したり水の温度を
一定に保つ為にその底板14aか側板14bに加熱装置
32が設けられている。排水を容易にする為、この水槽
14の底板14aには排水穴34が穿設されている。該
排水穴34はチェーン36付きの水栓38によって閉止
可能とされている。40は排水ホースである。この水槽
14の一方の側板14cは、外方に傾斜して形成され、
その上面にワイヤーコンベア30が設置されている。D
は該ワイヤーコンベア30から排出される切断根茎を受
ける収納箱である。
【0014】42は駆動モーターで、その下部に突出し
て設けられた駆動軸42aにVプーリー44aが取りつ
けられている。該Vプーリー44aに対応してVプーリ
ー44bが設けられている。該Vプーリー44a、Vプ
ーリー44bにはVベルト46が巻装されている。48
は前記カッター手段16を回転可能に支持する回転軸で
あり、Vプーリー44bは該回転軸48の上端に取りつ
けられている。
【0015】50はコンベアモーターで、その側部には
駆動軸50aを介してスプロケット52aが接続されて
いる。このスプロケット52aに対応してスプロケット
52bが設けられている。該スプロケット52a、スプ
ロケット52bにはワイヤーチェーン54が巻装されて
いる。30aは該スプロケット52bと同軸的に回転す
るコンベア軸で、このコンベア軸30aに対応して設置
されたコンベア軸30bとともにワイヤーコンベア30
を回転可能に支持する。該ワイヤーコンベア30は、上
記スプロケット52aと連動する駆動軸50aが回転す
ることにより回転駆動する。56は該ワイヤーコンベア
30をカバーするコンベアカバーである。
【0016】また、図3において、58は植物の根又は
茎の切断位置を決めるために用いられるカットゲージで
ある。このカットゲージ58は、図3に示す如く、筒体
60に上下動自在に設けられたスライド板62を有して
いる。このスライド板62の下端部には受け板64が取
り付けられている。このスライド板62の側面には所定
間隔で係止孔66が穿設がされている。68は上記筒体
60の側面に穿設された貫通孔である。
【0017】該係止孔66と貫通孔68を一致させ、係
止ピン70を係止孔66と貫通孔68に挿通することに
よって該スライド板62が所定位置に係止され、該スラ
イド板62の下端部に取り付けられた受け板64も所定
位置に停止し切断される植物の茎を所定の長さに切断す
ることができる。このスライド板62を係止させる手段
としては、公知の構成を採用すればよいが、例えば、上
記した図3に示した構成を用いるのが好ましい。
【0018】上記構成により、操作盤26に設けられた
操作スイッチ28をオンにすると、カッター手段16が
回転し、また、ワイヤーコンベア30が同時に作動す
る。必要に応じてカッター手段16又はワイヤーコンベ
ア30をそれぞれ別々に作動させる事も出来る。植物の
根又は茎を切断する場合、上記カッター手段16が回転
している状態で、挿通孔24に植物の根又は茎部分を挿
通させ、回動可能に枢支されたガイド板20を手前に移
動させ、カッター手段16に当接させることにより植物
の根茎を切断することができる。このとき、カットゲー
ジ58を用いることにより、該根茎の切断位置を自在に
設定することができる。
【0019】一方、操作スイッチ28をオフにすると、
カッター手段16が停止し、ワイヤーコンベア30はカ
ッター手段16の停止後約30秒たって停止する。この
ように根茎の切断作業終了後、しばらくの間ワイヤーコ
ンベア30を動作させておくと切断根茎はその間に完全
に水槽外に搬送されることとなる。図1に示すごとく、
切断された根茎は該ワイヤコンベア30により水槽外に
搬送され、上記収納箱D内に落下収納される。
【0020】次に本発明の他の実施例について、図4に
基づいて説明する。なお、この本発明の他の実施例の説
明に当たって、図1〜図3に示した実施例と同一構成部
分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0021】図4に示した他の実施例における特徴的構
成は次の通りである。水槽14の面積容量を大きくする
為、水槽14の底板14aの下方にモーター42を位置
させ、その上部に突出して設けられた駆動軸42aにV
プーリー44aが取りつけられている。該Vプーリー4
4aに対応してVプーリー44bが設けられている。該
Vプーリー44a、Vプーリー44bにはVベルト46
が巻装されている。Vプーリー44bは回転軸48の下
端に取り付けられている。
【0022】このように構成した本発明装置も、本発明
の前記した実施例の装置が達成する作用効果をいずれも
達成することができ、その上水槽の上面を広く利用する
ことができるので、作業上便利であるという利点があ
る。
【0023】上記した実施例においては、切断された根
又は茎を水槽外へ排除する手段といては、ワイヤーコン
ベア30を用いた例を示したが、その他の公知手段によ
る根茎排除手段を適用することも可能である。
【0024】
【本発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発
明によれば、次に列挙する効果が得られる。
【0025】(1)作業員は手を水で濡らすことなく、
簡単に植物の根茎部分を切断することができる。 (2)冬場の水が冷たい場合の作業が軽減され、高温沸
騰水中での根茎部分の切断も容易に行なうことができ
る。 (3)生産性が大巾に向上するとともに、作業員の労働
力及び危険度を大巾に軽減し蘇生加工をより確実にでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面説明図である。
【図2】図2の平面図である。
【図3】本発明装置のガイド板部分の一例を示す摘示斜
視図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す断面説明図である。
【符号の説明】
10 植物の水中根茎切断装置 12 蓋体 13 回転軸 14 水槽 14a 底板 14b,14c 側板 16 カッター手段 18 ピン 20 ガイド板 22 ガイド長孔 24 挿通孔 26 操作盤 28 操作スイッチ 30 ワイヤーコンベア 32 加熱装置 40 排水ホース 42 モーター 42a 駆動軸 44a,44b Vプーリー 46 Vベルト 48 回転軸 50 コンベアモーター 50a 駆動軸 52a,50b スプロケット 54 ワイヤーチェーン 56 コンベアカバー 58 カットゲージ 60 筒体 62 スライド板 64 受け板 66 係止孔 68 貫通孔 70 係止ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特公 昭56−53325(JP,B2) 特表 平3−501805(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01G 5/06 A01G 5/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水を収容しかつ上面を開閉自在に閉塞す
    る蓋体を有する水槽と、水槽中の水面下で回転するカッ
    ター手段と、カッター手段の周辺部の上方に位置しかつ
    該蓋体の上面に回動可能に枢支されたガイド板と、上記
    蓋体に穿設されかつ上記カッター手段の周辺部と立体的
    に交叉するガイド長孔と、上記ガイド長孔に対応して上
    記ガイド板に穿設された挿通孔とを有し、上記挿通孔に
    植物の根又は茎部分を挿入し、その根又は茎部分を上記
    カッター手段に当接させることにより、植物の根又は茎
    部分を切断することを特徴とする植物の水中根茎切断装
    置。
  2. 【請求項2】 上記水槽の適宜位置に加熱装置を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の植物の水中根茎切断装
    置。
  3. 【請求項3】 該水槽が、切断された根又は茎を水槽外
    に搬送するための根茎排除手段を有することを特徴とす
    る請求項1又は2記載の植物の水中根茎切断装置。
  4. 【請求項4】 該根茎排除手段がワイヤーコンベアであ
    ることを特徴とする請求項3記載の植物の水中根茎切断
    装置。
  5. 【請求項5】 下端に受け板を取りつけたスライド板
    と、該スライド板を上下動自在に保持する筒体と、該ス
    ライド板を所定位置に係止する係止手段とからなるカッ
    トゲージ手段を、該受け板が上記挿通孔の下方に位置す
    るように、該蓋体に取りつけたことを特徴とする請求項
    1〜4のいずれか1項記載の植物の水中根茎切断装置。
JP30941093A 1993-12-09 1993-12-09 植物の水中根茎切断装置 Expired - Fee Related JP3413260B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30941093A JP3413260B2 (ja) 1993-12-09 1993-12-09 植物の水中根茎切断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30941093A JP3413260B2 (ja) 1993-12-09 1993-12-09 植物の水中根茎切断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07155059A JPH07155059A (ja) 1995-06-20
JP3413260B2 true JP3413260B2 (ja) 2003-06-03

Family

ID=17992678

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30941093A Expired - Fee Related JP3413260B2 (ja) 1993-12-09 1993-12-09 植物の水中根茎切断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3413260B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101041785B1 (ko) * 2009-07-16 2011-06-17 경북대학교 산학협력단 절화 줄기 분할 장치
CN114956347B (zh) * 2022-06-16 2023-08-11 上海山恒生态科技股份有限公司 一种利用微生物复合技术的生态治理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07155059A (ja) 1995-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3413260B2 (ja) 植物の水中根茎切断装置
US11712699B2 (en) Cryro device and method for processing cannabis flowers
JPWO2008029481A1 (ja) 苗巻取装置,苗ロール,苗植付装置,苗植システム
US5009007A (en) Window cutter for gas service tie overs
US5062238A (en) Rose thorn stripper
EP1207738B1 (en) Multi-tool mechanical harvesting device
EP0572713B1 (de) Vorrichtung zum Öffnen von festen eindrückbaren Umhüllungen oder von flexiblen Beuteln
FR2954674A1 (fr) Dispositif de culture de vegetaux
US4163356A (en) Tree fruit picker
JPH0424918Y2 (ja)
CN111699863A (zh) 玫瑰花去刺装置
JP2019000012A (ja) 被覆資材の巻取装置 並びにこれを用いた茶園管理方法
JPH0667292B2 (ja) 低木及び草本の梱包方法およびその梱包装置
US4665961A (en) Machine for limbing trees arranged in bundles, especially small trees
US3045936A (en) Machine for pulling supporting wires from a trellis
CN210987366U (zh) 一种林业种植树木冬季防冻装置
KR100202835B1 (ko) 푸성귀 자동 단 묶음장치
US3034358A (en) Bale sampling apparatus
KR200328610Y1 (ko) 원터치형 과일봉지
CN216795941U (zh) 一种园林种植用植物防护装置
JPH07313359A (ja) 洗米炊飯装置における炊飯器
JP2945335B2 (ja) 吊り上げ治具
KR101885262B1 (ko) 식물분할장치
JPH0448282Y2 (ja)
JP3046772U (ja) さとうきび用自動植付機

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees