JP3411883B2 - 移動教室用車両 - Google Patents

移動教室用車両

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JP3411883B2
JP3411883B2 JP2000102458A JP2000102458A JP3411883B2 JP 3411883 B2 JP3411883 B2 JP 3411883B2 JP 2000102458 A JP2000102458 A JP 2000102458A JP 2000102458 A JP2000102458 A JP 2000102458A JP 3411883 B2 JP3411883 B2 JP 3411883B2
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寛幹 浅野
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  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Electrically Operated Instructional Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、楽器の移動式教室
に使われる移動教室用車両に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、例えば、ピアノの奏法を教える場
合には、教師の自宅など定められた場所にピアノ教室を
開き、その教室内に生徒を集めてレッスンするか、教師
自身が生徒宅に出張してレッスンするかが一般的であっ
た。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おけるピアノ教室の運営には次のような問題があった。
例えば、定められた場所でピアノ教室を開く場合、生徒
は自宅から教室までレッスンを受ける毎に通わなければ
ならず、この場合、生徒側には送り迎えの問題や交通費
の問題が負担となっていた。一方、教師側は、少なくと
も自宅内などにピアノ教室を開くだけのスペースを確保
することが必須となり、また、自宅建物などに防音等の
設備面を整える必要があって、相当の費用を準備しなけ
ればならなかった。 【0004】また、教師が出張してレッスンする場合、
生徒側は、自宅の高価なピアノを用意する必要がある上
に、防音の設備も整える必要があった。充分な防音対策
が採られていれば別段問題ではないが、不充分であるな
らば、レッスンでピアノを演奏する時間には自ずと制約
が生じていた。 【0005】本発明の目的は、楽器教室を時間的・場所
的な制約を少なくして低コストで運営することができる
移動教室用車両を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、車両本体内に楽器演奏用スペー
スを確保形成するとともに、同スペース内には楽器を据
え付け、同楽器を使用した楽器演奏のレッスンを可能と
、前記楽器は平面横長の形状をなすとともに、該楽器
の長手方向が車両の長手方向と直交する配置状態で前記
楽器が前記楽器演奏用スペース内に固定され、前記車両
は、前記楽器演奏用スペースに対応して出入口を設け、
該出入口には足掛け用の段差部が設けられるとともに、
同段差部には楽器支持用の補助台が配設され、該補助台
は前記楽器の脚部とともに固定部材によって前記楽器演
奏用スペースに固定されていることをその要旨とする。 【0007】 【0008】 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明を電子ピアノの移動
教室用車両に具体化した一実施形態を図1〜図3を参照
しつつ説明する。 【0010】図1及び図2は、本実施形態にかかる移動
教室用車両(以下、「車両」という)1の概略構成を示
す。車両1は、前方の運転席スペース2と後方の教室ス
ペース3とに区画されている。教室スペース3は楽器演
奏用スペースとして使用されるものであり、車両1の側
方において前記教室スペース3と対応する部位にはドア
4が設けられている。そして、このドア4から前記教室
スペース3への出入りが可能となっている。また、前記
車両1は、ドア4を閉めた状態では教室スペース3と車
外との間で遮音がなされるドア構造を有している。 【0011】前記教室スペース3には楽器としての電子
ピアノ5が設置されている。電子ピアノ5は平面長方形
状をなし、その背部6を運転席スペース2側に向けるよ
うに該運転席スペース2に隣接して配置されている。従
って、図1に示すように、ドア4が開状態にあれば電子
ピアノ5の側面を外方から視認することができる。電子
ピアノ5は、左右の両端下部に車両1の前後方向へ延び
る脚部7を備えている。 【0012】図3に示すように、ドア4の内側部には、
教室スペース3への出入りをし易くするために、教室ス
ペース3の床面8よりも若干低い段差部9が設けられて
いる。かかる段差部9には、前記床面8と同一高さの支
持面を有して電子ピアノ5の一方の脚部7(本実施形態
では電子ピアノに向かって左側の脚部)を支持する補助
台10が設置されている。 【0013】前記脚部7は、固定部材11によって前記
教室スペース3の床面8に固定されている。即ち、前記
固定部材11は、細長い平板状の金属板からなり、電子
ピアノ5の脚部7を跨ぐように折り曲げ形成され、両端
部が床面8に固定されている。図3に示すように、一方
(左側)の脚部7は、前記床面8と段差部9との間で補
助台10とともに固定部材11によって固定され、該固
定部材11は見栄えを考慮してカバー12によって覆わ
れている。従って、電子ピアノ5は、その長手方向が車
両1の長手方向と直交する状態で教室スペース3の床面
8上に移動不能に据え付けられている。 【0014】前記教室スペース3には、その最後部に座
席13が用意され、座席13と電子ピアノ5の間にはテ
ーブル14と電子ピアノ5用の椅子15が配置されてい
る。また、電子ピアノ5は、車両1のバッテリ21にイ
ンバータ22を介して接続され、かかるバッテリ21か
ら給電されている。なお、図2における給電手段として
のバッテリ21及びインバータ22は、それらの構成を
模式的に図示したものである。 【0015】次に本実施形態の作用を説明する。さて、
ピアノレッスンを行う場合、教師は車両1を運転して予
め定めたレッスン場所(例えば、生徒の自宅前の駐車
場)に車両1を停車させる。生徒はドア4を開いて教室
スペース3に乗り込む。そして、電子ピアノ5のスイッ
チ(図示せず)をオンして演奏可能状態にし、レッスン
が開始される。この場合、ドア4は開けたままでもよい
が、防音の問題や電子ピアノ5に異物が混入する問題等
を考慮すると閉めた状態でレッスンする方が好ましい。
そして、当該場所でのレッスンが終了すると、教師は再
び車両1を運転して次のレッスン場所へ移動し、次の生
徒にレッスンを行うことになる。 【0016】従って、本実施形態によれば、以下のよう
な効果を得ることができる。 ○ 生徒側は、自宅から教室までレッスンを受ける毎に
通う必要がなく、送り迎えの問題や交通費の問題は生じ
得ない。そのため、より便利にレッスンを受けることが
できる。 【0017】○ 教師側は、車両1さえあれば、教室を
開くだけのスペースを確保する必要がなくなるととも
に、防音等の設備面を整える必要がなくなるため、比較
的安価な経費で電子ピアノ5の教室を開くことができ
る。 【0018】○ 生徒側は、必ずしも電子ピアノ5を自
宅に用意する必要はなく、防音の設備も備える必要はな
い。そのため、より手軽にレッスンを受けることができ
る。 ○ 所望の場所に車両1を停車させ、そこで電子ピアノ
5のレッスンが行われるため、レッスンに伴う電子ピア
ノ5の騒音問題は解消される。そのため、レッスンの時
間帯は、電子ピアノ5の騒音問題に左右されることな
く、自由に設定することができる。 【0019】○ 車両1を停車することができるだけの
スペースがあれば、どこへでも移動して電子ピアノ5の
レッスンをすることができる。 ○ 電子ピアノ5は一般的にコンパクトタイプであるた
め、車両1への据え付けが容易であるとともに、その電
子ピアノ5に対する給電をインバータ22を介してバッ
テリ21から確保することができる。 【0020】○ 電子ピアノ5は、運転席スペース2に
背部6を向けるように隣接して配置されているため、車
両1の窓が電子ピアノ5によって遮られることはない。
従って、教室スペース3には外光が最大限に入ることに
なり、レッスンに最適の環境を整えることができる。 【0021】○ 電子ピアノ5は、ドア4に隣接して配
置されているため、電子ピアノ5を出し入れする際の作
業が簡単になる。 ○ 電子ピアノ5の脚部7は、固定部材11によって車
両1に固定されている。特に、一方(左側)の脚部7
は、補助台10とともに固定部材11によって車両1に
固定されている。従って、電子ピアノ5は車両1に対し
て移動不能とすることができる。また、補助台10が段
差部9に備えられることで、電子ピアノ5の一方(左
側)の脚部7を車両1に対して安定的に固定することが
できる。 【0022】尚、本発明の実施形態は以下のように変更
してもよい。 ○ 上記実施形態では、電子楽器として電子ピアノ5が
採用されたが、これに限られることはなく、例えば、オ
ルガン、エレクトーン、電子式の弦楽器・打楽器・管楽
器等、他の電子楽器でもよい。また、必ずしも電子式で
ある必要はなく、普通のピアノでもよい。 【0023】○ 上記実施形態では、電子ピアノ5は運
転席スペース2に隣接するように位置していたが、これ
に限られることはない。例えば、教室スペース3の側面
に沿って配置してもよいし、教室スペース3の最後部に
配置してもよい。 【0024】 【0025】○ 上記実施形態では、車両1のバッテリ
21及びインバータ22によって給電手段が構成されて
いたが、これに限定されることはない。例えば、車両に
搭載される発電機に接続するようにしてもよい。 【0026】 【0027】 【発明の効果】以上詳述したように各請求項に記載の移
動教室用車両によれば、楽器教室を時間的・場所的な制
約を少なくして低コストで運営することができる移動教
室用車両を提供することができるといった効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本実施形態の移動教室用車両を示す正面図。 【図2】図1に示す移動教室用車両の平面図。 【図3】本実施形態の教室スペースにおける出入口の段
差部を示す斜視図。 【符号の説明】 1…車両、2…運転席スペース、3…楽器演奏用スペー
スとしての教室スペース、5…楽器としての電子ピア
ノ、9…段差部、10…補助台、21…バッテリ、22
…インバータ(21,22は給電手段を構成する)。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 車両本体内に楽器演奏用スペースを確保
    形成するとともに、同スペース内には楽器を固定し、同
    楽器を使用した楽器演奏のレッスンを可能とした移動教
    室用車両であって 前記楽器は平面横長の形状をなすとともに、該楽器の長
    手方向が車両の長手方向と直交する配置状態で前記楽器
    が前記楽器演奏用スペース内に固定され、 前記車両は、前記楽器演奏用スペースに対応して出入口
    を設け、該出入口には足掛け用の段差部が設けられると
    ともに、同段差部には楽器支持用の補助台が配設され、
    該補助台は前記楽器の脚部とともに固定部材によって前
    記楽器演奏用スペースに固定されている移動教室用車
    両。
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