JP3411501B2 - 情報処理装置のデータ転送方法 - Google Patents
情報処理装置のデータ転送方法Info
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- JP3411501B2 JP3411501B2 JP12563998A JP12563998A JP3411501B2 JP 3411501 B2 JP3411501 B2 JP 3411501B2 JP 12563998 A JP12563998 A JP 12563998A JP 12563998 A JP12563998 A JP 12563998A JP 3411501 B2 JP3411501 B2 JP 3411501B2
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Description
ン、パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ等の情
報処理装置に使用されるバスシステムに関する。
バイト、14巻、12号(1989)、第417頁〜4
24頁、(BYTE,Volume 14,Number 12
(1989),pp.417〜424)のL.Brett
Glass,“INSIDEEISA”に述べられているバ
スシステムのように、メモリバスとシステムバスが個々
にプロセッサバスに接続されているか、又はプロセッサ
バスとメモリバスが個々にシステムバスに接続されてい
る構成となっていた。
とメモリバスが連動動作するいわゆるダイレクトメモリ
アクセス(Direct Memory Access,以下DMA)
の際に、プロセッサバスが独立動作ができないため、プ
ロセッサバスの使用効率が悪くなる。一方、後者は、プ
ロセッサバスとメモリバスが連動動作する、いわゆるメ
インメモリアクセスの際にシステムバスが独立動作でき
ないため、システムバスの使用効率が悪くなるという問
題があった。
と問題点については、後に図面を用いて詳述する。
バスの使用効率を向上させることができる情報処理装置
のバスシステムを提供することにある。
め、本発明においては、プロセッサバス、メモリバス、
システムバスの三つのバスを少なくとも三叉路状に接続
し、三種のバスのうち、任意の二つを連動動作させる構
成とする。
御信号及びアドレス信号を転送するプロセッサバスと、
前記プロセッサバスに接続されるプロセッサと、デー
タ、制御信号及びアドレス信号を転送するメモリバス
と、前記メモリバスに接続されるメインメモリと、デー
タ、制御信号及びアドレス信号を転送するシステムバス
と、前記システムバスに接続される複数のデバイスと、
前記プロセッサバス、前記メモリバス及び前記システム
バスに接続されるコントローラとを有し、前記コントロ
ーラは、前記プロセッサバス、前記メモリバス及び前記
システムバスの内、前記システムバスを独立動作させ前
記複数のデバイス間で第一のデータの転送が可能なよう
に前記プロセッサバス及び前記メモリバスとを連動動作
させて前記プロセッサと前記メインメモリとの間で第二
のデータを転送する第一の転送モードと、前記プロセッ
サバス、前記メモリバス及び前記システムバスの内、前
記メモリバスと前記システムバスとを連動動作させて前
記メインメモリと前記複数のデバイスとの間で第三のデ
ータを転送する第二の転送モードと、前記プロセッサバ
ス、前記メモリバス及び前記システムバスの内、前記シ
ステムバスと前記プロセッサバスとを連動動作させて前
記複数のデバイスと前記プロセッサとの間で第四のデー
タを転送する第三の転送モードとを有することを特徴と
する情報処理装置という構成とする。
置のバスシステムを、少なくとも一個のプロセッサが接
続されたプロセッサバスと、メインメモリに接続された
メモリバスと、少なくとも一個の接続デバイスが接続さ
れたシステムバスと、これら三種のバスが接続され、こ
れら三種のバスの内の任意の二種のバスを連動動作させ
るコントローラとで構成する。
ることができる。
いて詳述する。
を用いて説明する。このうち、図2、図3は従来技術に
おけるバスシステムの構成図を示すが、本発明との比較
のためここで詳述する。
01はN個(Nは整数)のプロセッサ、102はキャッ
シュメモリシステム(cache)、104はメインメモリ
(main memory)、105はM個(Mは整数)のシステ
ムバス接続デバイスである。
は、ディスク・ファイル系コントローラ、描画・表示系
コントローラ、ネットワーク・通信系コントローラ等の
いわゆる入出力(I/O)デバイスを示す。111はプ
ロセッサバス、112はメモリバス、113はシステム
バスである。そして、図1における103は三叉路接続
コントローラであり、図2、図3における201、30
1はバス接続コントローラ、202、302はメモリ接
続コントローラである。
おいて、図2ではシステムバス113とメモリバス11
2が各々バス接続コントローラ201とメモリ接続コン
トローラ202によって、プロセッサバス111に独立
に接続される構成となっている。一方、図3ではプロセ
ッサバス111とメモリバス112が各々バス接続コン
トローラ301とメモリ接続コントローラ302によっ
てシステムバス113に独立に接続される構成となって
いる。
3の接続デバイス105とメモリバス112上のメイン
メモリとの間でデータ転送を行うDMA動作において、
プロセッサバス111を経由する。そのため、プロセッ
サ101とキャッシュ102間、あるいは複数のプロセ
ッサ101間のデータ転送等のプロセッサバス111の
独立動作をDMA動作と同時に行うことができない。一
方、図3の構成においては、プロセッサ101とメイン
メモリ104との間でデータ転送が行われる、所謂、プ
ロセッサメインメモリアクセスにおいて、システムバス
113を経由することになるため、複数のシステムバス
接続デバイス105間のデータ転送等のシステムバス1
13の独立動作をプロセッサメインメモリアクセスと同
時に行うことができない。
図1のバスシステムでは、プロセッサバス111、メモ
リバス112及びシステムバス113の3種のバスが、
三叉路接続コントローラ103により、三叉路状に接続
された構成を有する。従って、DMA動作の場合、プロ
セッサバス111を経由しないので、プロセッサバス1
11の独立動作をDMA動作と同時に実行することがで
きる。又、プロセッサメインメモリアクセスの場合、シ
ステムバス113を経由しないので、システムバス11
3の独立動作をプロセッサメインメモリアクセスと同時
に実行することができる。これにより、DMA、プロセ
ッサメインメモリアクセスの場合にも、三種のバスの使
用効率を最大にすることができる。
のバスシステムと図2、図3に示した従来のバスシステ
ムの性能評価の一例について述べ、本発明の第一の実施
例の効果を定量的に説明する。
て、プロセッサバス111の最大データスループットを
400メガバイト/秒、メモリバス112の最大データ
スループットを400メガバイト/秒、システムバス1
13の最大データスループットを200メガバイト/秒
とする。又、プロセッサバス111におけるメインメモ
リアクセスの比率を40%、システムバス113におけ
るDMAの比率を70%、バス接続コントローラ201
及び301の最大バス獲得比率を50%とする。
ステムバス113が共に最大データスループットで動作
しようとした場合の各バスシステムの性能評価は下記の
とおりである。
ステムバス113が最大スループットの200メガバイ
ト/秒で動作しようとすると、その70%である140
メガバイト/秒のDMAの要求がバス接続コントローラ
201に送られる。バス接続コントローラ201は、プ
ロセッサバス111について、400メガバイト/秒の
50%である200メガバイト/秒までバス獲得が可能
であるため、140メガバイト/秒のDMA要求全てを
獲得する。この結果、システムバス113は200メガ
バイト/秒で動作できるが、プロセッサバス111はD
MA要求のため、実質的に(400−140)=260
メガバイト/秒でしか動作できない。このとき、プロセ
ッサメインメモリアクセスは、260メガバイト/秒の
40%である104メガバイト/秒になる。従って、メ
モリバス112への要求は(140+104)=254
メガバイト/秒となり、メモリバス112はこの要求に
対応可能となる。以上をまとめると、図2の従来のバス
システムにおける3種のバスの使用効率は、プロセッサ
バス111が260/400=65%、メモリバス11
2が254/400=63.5%、システムバス113
が200/200=100%となる。
ロセッサバス111が最大スループットの400メガバ
イト/秒で動作しようとすると、その40%の160メ
ガバイト/秒のメインメモリアクセス要求がバス接続コ
ントローラ301に送られる。バス接続コントローラ3
01は、システムバス113について、200メガバイ
ト/秒の50%の100メガバイト/秒までしかバスを
獲得できない。従って、プロセッサメインメモリアクセ
スは100メガバイト/秒しか処理されず、その結果プ
ロセッサバス111は、100メガバイト/秒が40%
となる、250メガバイト/秒でしか動作できない。ま
たこのときシステムバス113は、実質的に(200−
100)=100メガバイト/秒で動作する。従って、
DMA要求は100メガバイト/秒の70%である70
メガバイト/秒になる。この結果、メモリバス112へ
の要求は(100+70)=170メガバイト/秒とな
り、メモリバス112はこの要求に対応可能である。以
上まとめると、図3の従来のバスシステムにおける3種
のバスの使用効率は、プロセッサバス111が250/
400=62.5%、メモリバス112が170/40
0=42.5%、システムバス113が100/200
=50%となる。
図1のバスシステムにおいては、プロセッサバス111
が400メガバイト/秒で動作しようとすると、その4
0%の160メガバイト/秒のメインメモリアクセス要
求が、三叉路接続コントローラ103に送られる。又、
システムバス113が200メガバイト/秒で動作しよ
うとすると、その70%の140メガバイトのDMA要
求が、それぞれ三叉路接続コントローラ103に送られ
る。三叉路接続コントローラ103はプロセッサメイン
メモリアクセス要求とDMA要求を合わせて、(160
+140)=300メガバイト/秒の要求をメモリバス
112に送り、メモリバス112はこの要求に応じられ
る。従って、プロセッサバス111は400メガバイト
/秒で、システムバス113は200メガバイト/秒で
動作することができる。以上により、図1に示した本発
明の第1の実施例のバスシステムにおける三種のバスの
使用効率は、プロセッサバスが400/400=100
%、メモリバス112が300/400=75%、シス
テムバス113が200/200=100%となる。
かなように、本発明による図1のバスシステムでは、三
種のバスの使用効率が最大になることが理解される。
に先立ち、図7、図8を用いて本発明の第2、第3の実
施例であるバスシステムについて説明する。
個別のキャッシュメモリシステム(Cache)を接続でき
る単独構成型プロセッサ1〜N、801は個別のキャッ
シュメモリシステムを接続できるN個のマルチ構成型プ
ロセッサである。711及び712は、各々単独構成型
プロセッサ701、703と四叉路接続コントローラ7
05を接続するプロセッサバス、705はプロセッサバ
ス711、712、メモリバス112及びシステムバス
113を接続する四叉路接続コントローラである。又、
702、704及び802は、各々プロセッサ701、
703及び801に個別に接続されるキャッシュメモリ
システムである。なお、システムバス接続デバイス10
5は、先の実施例と同様のI/Oデバイスである。
て、2本のプロセッサバス711、712、メモリバス
112及びシステムバス113の三種4本のバスが、四
叉路接続コントローラ705によって、四叉路状に接続
されている。プロセッサ701及び703は個別のキャ
ッシュメモリシステム702及び704を接続できる単
独構成型プロセッサである。このため、プロセッサ70
1及び703は、各々の個別キャッシュメモリ702及
び704へは、プロセッサバスを介さずに直接アクセス
することができるが、プロセッサバスを共有することは
できない。
05は、三種4本のバスの接続制御を行うことにより、
プロセッサ701、703間の通信を、DMAと並行し
て行ったり、あるいはプロセッサ701によるメインメ
モリアクセスと、プロセッサ702によるシステムバス
アクセスを並行して行う等の動作を可能としている。
例同様、三種4本のバスの使用効率を最大にすることが
できる。
プロセッサバス111、メモリバス112及びシステム
バス113の三種のバスが、三叉路接続コントローラ1
03により、三叉路上に接続された構成を有する。プロ
セッサ801は個別のキャッシュメモリシステム(cach
e)を接続できるマルチ構成型プロセッサである。この
ため、プロセッサ801の各々は、個別キャッシュメモ
リ802へはプロセッサバスを介さずにアクセスでき、
又、プロセッサバス111を共有することができる。更
に、図8の本発明の第3の実施例のバスシステムでは、
図1と同様に、DMAとプロセッサバス111の独立動
作を並行して行う、あるいはプロセッサバス111から
のメインメモリアクセスとシステムバス113の動作を
並行して行う等の動作が可能であり、これにより第1の
実施例と同様に三種3本のバスの使用効率を最大にする
ことができる。
体的実施例を図4、図5、図6を用いて詳述する。特に
図1、図7に示した第一、第三の実施例の三叉路接続コ
ントローラ103の詳細構成を説明するが、図7に示し
た四叉路接続コントローラ705についても同様に構成
できる。
3の2個の集積回路による構成図を示している。図4に
おいて、三叉路接続コントローラ103には、プロセッ
サバス111、メモリバス112、システムバス113
が接続されている。これらのバスは、各々、アドレスバ
ス411、414、417、制御バス412、415、
418、データバス413、416、419によって構
成される。本実施例において、三叉路接続コントローラ
103は2個の集積回路、すなわちバス・メモリ接続コ
ントローラ401、データパススイッチ402によって
構成される。但し、三叉路接続コントローラ103は、
1個あるいは3個以上の集積回路によって構成すること
もできる。
データバス413、メモリデータバス416、システム
データバス419の3種のデータバスを三叉路状に接続
する。そして、バス・メモリ接続コントローラ401か
ら出力されるデータパス制御信号420に従って、3種
のデータバス413、416、419の接続、切離し、
及びデータ入出力方向の制御を行う。一方、バス・メモ
リ接続コントローラ401は、プロセッサアドレスバス
411、プロセッサ制御バス412、システムアドレス
バス417、システム制御バス418が接続される。そ
して、プロセッサバス111とシステムバス113の状
態を監視する。又、メモリアドレスバス414、メモリ
制御バス415、及びデータパス制御信号412を出力
して、メインメモリ104及びデータパススイッチ40
2を制御する。データパス制御信号412については後
で詳述する。
プロセッサバス111からプロセッサメインメモリアク
セスが要求された場合、プロセッサバス111とメモリ
バス112を連動動作させて、システムバス113を独
立動作させる。更に、システムバス113からDMAが
要求された場合、システムバス113とメモリバス11
2を連動動作させて、プロセッサバス111を独立動作
させる。又、プロセッサバス111からシステムバス1
13へのアクセス要求、あるいはシステムバス113か
らプロセッサバス111へのアクセス要求があった場合
は、プロセッサバス111とシステムバス113を連動
動作させる。又、更にプロセッサバス111からの要求
とシステムバス113からの要求が競合する場合、例え
ば、両方から同時にメモリアクセス要求があった場合な
どには、いずれか一方のバスに対してウェイト動作を行
う等の調停制御を行う機能を持つ。
2の一実施例の内部構成を示す図である。図5におい
て、507、508、509は各々プロセッサデータバ
ス413、メモリデータバス416、システムデータバ
ス419に接続するデータ入出力ドライバ、501、5
02、503はデータラッチ回路(Latch)、504、
505、506はデータセレクタ(Selector)であ
る。デコーダ回路510は、バス・メモリ接続コントロ
ーラ401が出力するデータパス制御信号420をデコ
ードして、入出力バッファ507、508、509の出
力イネーブル信号(Enable)511、512、513
と、データセレクタ504、505、506のセレクト
信号(Select)514、515、516を生成する。
各々プロセッサデータバス413、メモリデータバス4
16、システムデータバス419からの入力データがラ
ッチされる。セレクタ504、505、506は各々プ
ロセッサデータバス413、メモリデータバス416、
システムデータバス419への出力データを、他の2種
のデータバスからの入力データから選択する。これによ
り、3種のデータバスのうち任意の1種からの入力デー
タを他の2種のデータバスの両方に出力する、あるいは
一方にのみデータ出力して他の一方には出力しないとい
う制御が行うことができる。従って、データパス制御信
号420によって、3種のデータバス全ての連動動作、
あるいは3種のうち任意の2種の連動動作と他の1種の
独立動作を行うことができる。
ローラ401の内部構成の一実施例を示す図である。図
6において、601、602、603、604は入出力
ドライバ、605、606、607、608はラッチ回
路(Latch)である。又、609、610はデコーダ回
路、611、612はエンコーダ回路、613は論理演
算器であるシーケンサ、614はデコーダ回路である。
又、615はセレクタ、616はメモリ制御信号生成
部、617はデータパス制御信号生成部である。
サ制御バス412、システムアドレスバス417、シス
テム制御バス418からの入力信号は、各々入出力ドラ
イバ601、602、603、604を介して、ラッチ
回路605、607、606、608にラッチされる。
2種のアドレスバスから入力され、ラッチ回路605、
606にラッチされたアドレスは、各々デコーダ回路6
09、610にてデコードされる。デコード結果は、2
種の制御バス412、418からの信号入力であるラッ
チ回路607、608のデータと合わせて、各々エンコ
ーダ回路611及び612によって、プロセッサバス1
11とシステムバス113の状態を示す信号にエンコー
ドされる。これにより、バス・メモリ接続コントローラ
401は、プロセッサバス111及びシステムバス11
3の状態を監視することができる。
コードされたプロセッサバス111及びシステムバス1
13の状態信号は、論理演算器であるシーケンサ613
に入力される。シーケンサ613は、2種のバス11
1、113の状態信号から、各々のバスへの対応、及び
メモリバス112の動作を算出し、コード情報として出
力する。シーケンサ613は、汎用のマイクロプロセッ
サや、専用のハード構成で構成される。
報はデコーダ回路614によりデコードされ、入出力ド
ライバ601、602、603、604の出力イネーブ
ル信号618、619、620、621、セレクタ回路
615のセレクト信号622、メモリ制御信号生成部6
16、データパス制御信号生成部617へのメモリ制御
コード623、及びデータパス制御コード624、及び
入出力ドライバ602、604をそれぞれ介したプロセ
ッサ制御バス412、システム制御バス418への制御
出力信号625、626として出力される。
13からプロセッサバス111へのアクセスが生じた場
合に、システムアドレスバス417からの入出力アドレ
スをプロセッサアドレスバス411に出力する。又、入
出力ドライバ602は、プロセッサ制御バス412に、
プロセッサバス111の仕様で定められた制御出力信号
625を出力する。一方、入出力ドライバ603は、プ
ロセッサバス111からシステムバス113へのアクセ
スが生じた場合に、プロセッサアドレスバス411から
の入出力アドレスをシステムアドレスバス417に出力
する。又、入出力ドライバ604は、システム制御バス
418に、システムバス113の仕様で定められた制御
出力信号626を出力する。
スバス411とシステムアドレスバス417からアドレ
スが入力され、メモリバス112へのアクセスが生じた
場合に、いずれか一方を選択してメモリアドレスバス4
14に出力する。メモリ制御信号生成部616は、コー
ド変換回路として機能し、デコーダ回路614が出力す
るメモリ制御コード623をメモリバス112の仕様で
定められたメモリ制御信号に変換してメモリ制御バス4
15に出力する。データパス制御信号生成部617もコ
ード変換回路として機能し、デコーダ回路614が出力
するデータパス制御コード624を、データパススイッ
チ402に対するデータパス制御信号420に変換して
出力する。
3内のバス・メモリ接続コントローラ401は3種のバ
スの接続、切離し、ウェイト等の制御を行うことができ
る。
ラ103内の各種データ、信号についての一実施例を図
9〜図19を用いて詳述する。
401からデータパススイッチ402へ出力されるデー
タパス制御信号420と、それに対応してデコーダ51
0でデコードされた入出力ドライバ507、508、5
09のエネーブル信号511、512、513、データ
セレクタ504、505、506のセレクト信号51
4、515、516との関係の一例を示している。同図
中、最上段のマスタ(master)、スレーブ(Slave)、リ
ード/ライト(Read/Wrete)の各欄は、データ転送
のマスタ・スレーブ、及びそのデータ転送がマスタから
スレーブに対するリード転送かライト転送かを意味して
いる。最上段の残りの部分には、図5中の上述の信号5
11〜516に対応する信号名を記載した。最上段の最
右欄のDT−CNTがデータパス制御信号420であ
る。このデータパス制御信号(DT−CNT)420は
本実施例では3ビットで表わされる。何も転送を行わな
いアイドル状態(Idel)では、DT−CNT420は
0(“000”)である。
DIR−M,DIR−S)511、512、513は、
入出力ドライバ507、508、509のそれぞれが入
力のとき“0”、出力のとき“1”である。セレクト信
号(SEL−P)514は、セレクタ504がメモリバ
ス112側を選択するとき“0”、システムバス113
側を選択するとき“1”である。又、セレクト信号(S
EL−M)515は、セレクタ505がプロセッサバス
111側を選択するとき“0”、システムバス113側
を選択するとき“1”である。更に、セレクト信号(S
EL−S)516は、セレクタ506がプロセッサバス
111側を選択するとき“0”、メモリバス112側を
選択するとき“1”である。本図により、データパスス
イッチ402のデコーダ510に入力されるDT−CN
T420により、データパススイッチ402内のセレク
タ504〜506、入出力ドライバ507〜509の制
御をそれぞれ実行でき、三種のバスの接続方向制御が可
能となる。
ーラ103の動作を図4の三叉路接続コントローラ10
3に接続されるバスを詳細化した図19の構成図と図1
7、図18のタイミングチャートを用いて説明する。
符号は同一物を意味している。1910、1911はそ
れぞれ先のシステムバス接続デバイス105に対応する
DMAマスタI/Oデバイス、スレーブI/Oデバイス
を示す。図19中で、アクノレッジ信号(ACK)19
02はプロセッサ101への応答信号であり、リード時
はデータの確定を、ライト時はデータの取り込みを示
す。
903、カラムアドレスストローブ信号(CAS)19
04、ライトイネーブル信号(WE)1905はそれぞ
れメインメモリ104のメモリ制御バス415に送られ
るメモリコントロール信号の一部である。アドレス選択
信号(AD−MPX)はバス・メモリ接続コントローラ
401の内部信号であり、本信号がハイのときロウアド
レスを、ローのときカラムアドレスを出力するものであ
る。システムバスグランド信号(S−GNT)1906
は、システムバス接続デバイス105であり、DMAマ
スタになりうるI/Oデバイス1910にシステムバス
113を使用許可を与え、DMAマスタになることを可
能にするものである。アドレス/データストローブ信号
(S−STB)1907はシステムバスマスタが出力す
るもので、DMAアクセスのときはDMAマスタI/O
デバイス1910が出力し、プロセッサI/Oアクセス
のときは、バス・メモリ接続コントローラ401が出力
し、リード時はアドレスの、ライト時はアドレスとデー
タ両方のそれぞれの確定期間出力される。システムバス
スレーブ応答信号(S−ACK)1908は、システム
バススレーブの応答信号であり、DMAアクセスの時
は、バス・メモリ接続コントローラ401が出力し、プ
ロセッサシステムバスI/Oアクセスの時はスレーブI
/Oデバイス1911が出力する。リード時はデータの
確定と、ライト時はデータの取り込みを示す。S−GN
T1906、S−STB1907、S−ACK190
8、及びリード/ライトの別を示す信号(S−REA
D)1909とはシステム制御バス418に送られる制
御出力信号626に属する。システムバスアドレス(S
−ADD)はシステムアドレスバス417に送られる。
なお、システムバスリード/ライト信号(S−REA
D)はハイ(H)のときリードを示す。
1のシーケンサ613の状態遷移の一実施例を示す図で
ある。又、図10〜図15は図16に示した各転送種の
それぞれの状態遷移の複数のステップで出力する信号を
示す図であり、それぞれプロセッサメインメモリリー
ド、プロセッサメインメモリライト、プロセッサシステ
ムバスデバイスリード、プロセッサシステムバスデバイ
スライト、DMAリード、DMAライトに対応する。
“○”印が信号のアサートを示し、S−READ190
9の“H”,“L”はそれぞれ信号値ハイ、ローを出力
する意味である。又、信号名の上部に記載されたバーは
信号が負論理であることを意味する。
ッサシステムバスデバイス・リードのステップS2で
は、システムバススレーブのデータ確定待ちが行われ
る。図13に対応するプロセッサシステムバスデバイス
ライトのステップS3では、ライト応答待ちが行われ
る。図14に対応するDMAリードのステップS1で
は、S−STB受信待ちが行われ、S−STBを受けた
ときのリード/ライト判定に従って次のステップS2へ
の遷移先が定まる。又、DMAリードのステップS8、
DMAライトのS5では、DMAマスタのS−STBの
ネゲート待ちが行われる。
ムチャートである図17、図18のタイムチャート中に
( )で示したものは、各々の信号の出力元である。
コントローラ401が出力することを、又(I/O)は
DMAマスタI/Oデバイス1910、又はプロセッサ
システムバスI/Oアクセスのスレーブとなったスレー
ブI/Oデバイス1911をそれぞれ示す。
2のラッチ回路501、502、503はエッジトリガ
フリップフロップにより構成され、図17、図18に示
すクロック(CLK)の立ち上がりでラッチされる。ス
タート信号(START)1901はプロセッサ1の出
力する転送起動信号であり、これが出力されているクロ
ック(CLK)の立ち上がりでアドレスをラッチして使
用する。その他では、M−ADDはメモリアドレスバス
414に送られるメモリアドレスを示す。又、P−Dat
a,M−data,S−dataはそれぞれプロセッサデータバ
ス413、メモリデータバス416、システムデータバ
ス419に送られたデータを、示す。更に、P−Latc
h,M−Latch,S−Latchはそれぞれラッチ501、
502、503にラッチされたデータを示す。
バイスライトのステップS3では、S−ACKアサート
待ちによるウェイトが1サイクル入っている。又、図1
2で示したプロセッサシステムバスデバイスリードのス
テップS2で、S−ACKアサート待ちによりウェイト
が2サイクル入っている。そして、図14に示したDM
AリードのステップS1でS−STBアサート待ちによ
るウェイトが1サイクル、ステップS3でS−STBネ
ゲート待ちによるウェイトが1サイクル入っていること
が図16から明らかである。
は、やはりS−STBアサート待ちによるウェイトが1
サイクル入っているが、ステップS5でのネゲート待ち
はノーウェイトで実行されている。
方法で、図4、図5、図6のバスメモリ接続コントロー
ラ401、データパススイッチ402を動作させること
で、図1に示した三叉路接続コントローラ103の一実
施例の動作が理解された。
5などの構成、動作について、ここでは詳述しないが、
上述の三叉路接続コントローラの構成・動作から容易に
理解される。
プロセッサバス111、メモリバス112、システムバ
ス113が全てアドレス・データ分離型バスになってい
るが、本発明は、アドレス・データ多重型バスにも適用
できることは言うまでもない。例えば、プロセッサバス
111とシステムバス113がアドレス・データ多重化
バスである場合には、図4において、プロセッサアドレ
スバス411とプロセッサデータバス413、及びシス
テムアドレスバス417とシステムデータバス419が
各々1本のバスになり、バス・メモリ接続コントローラ
401とデータパススイッチ402の両方に接続される
ことになる。その他、本発明の基本概念の下、上述した
実施例にかかわらず、数々の変形がなされうることは言
をまたない。
くとも三種のバスの内、任意の二本を連動動作させるこ
とで各バスの使用効率を向上するという効果がある。
略構成図。
トローラ103の一実施例を示す概略構成図。
トローラ103の一実施例におけるデータパススイッチ
402の一実施例を示すブロック図。
トローラ103の一実施例におけるバス・メモリ接続コ
ントローラ401の一実施例を示すブロック図。
略構成図。
略構成図。
2内のデコーダ510でデコードされるデータパス制御
信号420とそのデコード結果の対応を示す図。
モリリードの場合の状態遷移の各ステップにおけるデー
タパス制御信号420と各種信号の関係を示す図。
モリライトの場合の状態遷移の各ステップにおけるデー
タパス制御信号420と各種信号の関係を示す図。
バスデバイスリードの場合の状態遷移の各ステップにお
けるデータパス制御信号420と各種信号の関係を示す
図。
バスデバイスライトの場合の状態遷移の各ステップにお
けるデータパス制御信号420と各種信号の関係を示す
図。
の状態遷移の各ステップにおけるデータパス制御信号4
20と各種信号の関係を示す図。
の状態遷移の各ステップにおけるデータパス制御信号4
20と各種信号の関係を示す図。
01内のシーケンサ601の状態遷移の一実施例を示す
遷移図。
一例を示すタイムチャート図。
一例を示す他のタイムチャート図。
4における三叉路接続コントローラ103と各バス11
1、112、113との接続を具体的に示した構成図。
システム、103…三叉路接続コントローラ、104…
メインメモリ、105…M個のシステムバス接続デバイ
ス、111…プロセッサバス、112…メモリバス、1
13…システムバス。
Claims (4)
- 【請求項1】プロセッサバスと、 前記プロセッサバスに接続されるプロセッサと、 メモリバスと、 前記メモリバスに接続されるメインメモリと、 システムバスと、 前記システムバスに接続される複数のデバイスと、 前記プロセッサバス、前記メモリバス及び前記システム
バスに接続されるコントローラとを有し、 前記コントローラは、 前記プロセッサバス、前記メモリバス及び前記システム
バスの内、前記システムバスを独立動作させ前記複数の
デバイス間で第一のデータの転送が可能なように前記プ
ロセッサバス及び前記メモリバスとを連動動作させて前
記プロセッサから前記メインメモリへおよび前記メイン
メモリから前記プロセッサへ第二のデータを転送する第
一の転送モードと、 前記プロセッサバス、前記メモリバス及び前記システム
バスの内、前記メモリバスと前記システムバスとを連動
動作させて前記メインメモリから前記デバイスへおよび
前記デバイスから前記メインメモリへ第三のデータを転
送する第二の転送モードと、 前記プロセッサバス、前記メモリバス及び前記システム
バスの内、前記システムバスと前記プロセッサバスとを
連動動作させて前記デバイスから前記プロセッサへおよ
び前記プロセッサから前記デバイスへ第四のデータを転
送する第三の転送モードとを有することを特徴とする情
報処理装置。 - 【請求項2】前記プロセッサバスにキャッシュメモリが
接続されていることを特徴とする請求項1記載の情報処
理装置。 - 【請求項3】前記プロセッサにキャッシュメモリが接続
されていることを特徴とする請求項1記載の情報処理装
置。 - 【請求項4】前記コントローラは、前記第一のデータ、
前記第二のデータおよび前記第三のデータのうち少なく
とも1つをラッチするラッチ回路を有することを特徴と
する請求項1に記載の情報処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12563998A JP3411501B2 (ja) | 1998-05-08 | 1998-05-08 | 情報処理装置のデータ転送方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12563998A JP3411501B2 (ja) | 1998-05-08 | 1998-05-08 | 情報処理装置のデータ転送方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3105536A Division JP2910303B2 (ja) | 1990-06-04 | 1991-05-10 | 情報処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10275128A JPH10275128A (ja) | 1998-10-13 |
JP3411501B2 true JP3411501B2 (ja) | 2003-06-03 |
Family
ID=14915013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12563998A Expired - Lifetime JP3411501B2 (ja) | 1998-05-08 | 1998-05-08 | 情報処理装置のデータ転送方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3411501B2 (ja) |
-
1998
- 1998-05-08 JP JP12563998A patent/JP3411501B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10275128A (ja) | 1998-10-13 |
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