JP3411125B2 - 船体外板とソーナードームとを接続するフェアリングプレートの取付け方法 - Google Patents

船体外板とソーナードームとを接続するフェアリングプレートの取付け方法

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、船体外板とソーナー
ドームとを接続するフェアリングプレートの取付け方法
に係わり、更に詳しくは船体外板とソーナードーム本体
との間に区画形成される空所を覆うように取付けるフェ
アリングプレートの取付け方法に 関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、観測船等に装備される送受波器
(音響センサー)を保護するゴム製のソーナードーム
は、自船等から発生するエンジンや、その他の機器類及
びプロペラから発生する水中雑音の影響を少なくするた
めに、船体の船首側に取り付ける傾向にある。 【0003】ところで、船首側に取り付けるゴム製のソ
ーナードーム4の取り付け構造としては、船体外板とソ
ーナードーム本体の端末部とには、該船体とソーナード
ーム本体との間に区画形成される空所を覆うようにフェ
アリングプレートが取付けてある。前記ソーナードーム
本体の取り付け部は、船体側に設けた取付け金具と、ソ
ーナードーム本体に設けたワイヤー補強層等を埋設した
内層側のビード部とを締結部材を介して締め付け固定
し、また前記フェアリングプレート一端側は、鉄板等に
より構成された船体外板のフランジ部に溶接等により一
体的に固定され、またフェアリングプレートの他端側
は、ソーナードーム本体の端末部に固定されたL型状の
取付け金具に溶接等により一体的に固定されている。前
記L型状の取付け金具は、ソーナードーム本体の端末部
に埋設された雌ねじにネジを介して固定されている。 【0004】 【発明が解決しようとする問題点】然しながら、上記フ
ェアリングプレートを固定するL型状の取付け金具は、
ソーナードームの分割された形状が複雑であるため、必
ずしもソーナードーム本体の端末部と取付け金具の取付
け面とが均一に接触せず隙間hが生じている。このた
め、航走時に上記間隙hに海水が吸い込んだり、水の巻
き込みによるフローノイズ(雑音)を発生させるという
問題があり、また船体とソーナードーム本体との間に区
画形成される空所に水が浸入すると言う問題があった。 【0005】そこで、従来ではソーナードーム本体の端
末部と取付け金具の取付け面との隙間に外側からメジ材
を充填したり、端末部と取付け金具の取付け面との間に
加硫ゴム板をパッキンのように介在させたり、生ゴムシ
ート(例えば、ブチルテープ)を介在させてパッキンと
して使用したりする方法が行われている。然しながら、
外側からメジ材を充填を充填させる場合には、施工時に
ソーナードーム本体のトリムが必要となり、また平坦性
は確保出来るがメジ材が剥がれてくると返ってフローノ
イズの原因となり、また水密性は無いと言う問題があ
る。 【0006】また、加硫ゴム板をパッキンのように介在
させて使用する場合には、隙間が不均一なので必ずしも
隙間を埋めることが出来ず、フローノイズの原因とな
り、また水密性は無いと言う問題がある。更に生ゴムシ
ートを介在させてパッキンとして使用する方法は、隙間
は解消でき、しかも水密性は確保出来るが、硬化しない
ため溶接時の熱等によって発泡してしまうと言う問題が
あり、またパッキンが硬化しないので適正なトルクがけ
が出来ないと言う問題があった。 【0007】この発明は、かかる従来の問題点に着目し
て案出されたもので、ソーナードーム本体の端末部と取
付け金具の取付け面との隙間を確実に埋めて、航行時に
間隙に海水が吸い込んだり、水の巻き込みによるフロー
ノイズ(雑音)が発生するのを有効に防止させ、更に水
密性を確保して、船体とソーナードーム本体との間に区
画形成される空所に水が浸入するのを有効に防止させた
船体外板とソーナードームとを接続するフェアリングプ
レートの取付け方法を提供することを目的とするもので
ある。 【0008】 【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するため、ソーナードーム本体の端末部と取付け金
具の取付け面との間の間隙に、該間隙を埋める硬化前の
状態の常温加硫型 ゴムから成る充填材料を施工して仮締
めし、更に前記充填材料が硬化した後、 更に締め付け固
定を増すように締め付け固定する船体外板とソーナード
ームとを接続することを要旨とするものである。 【0009】 【発明の作用】この発明は、上記のように構成され、ソ
ーナードーム本体の端末部と取付け金具の取付け面との
間に、硬化前の状態の常温加硫型ゴムを配設して施工
し、常温加硫型ゴムが硬化した後、更に締め付け固定を
増すようにして締め付けることにより、ソーナードーム
本体の端末部と取付け金具の取付け面との間の間隙を確
実に埋めることが出来ると共に、水密性も確保でき、フ
ローノイズ(雑音)が発生するのを有効に防止させるこ
とによって船体とソーナードーム本体との間に区画形成
される空所に水が浸入するのを有効に防止させることが
出来るものである。 【0010】 【発明の実施例】以下、添付図面に基づきこの発明の実
施例を説明する。図1は、船体1に取付けられるソーナ
ードーム4の取付け位置を示す説明図、図2は、図1の
A部におけるこの発明を実施した船体1とソーナードー
ム4との取付け部の一部拡大断面図、図3は、ソーナー
ドーム本体5の端末部5aに固定されるL型状の取付け
金具9の取付け部の一部拡大断面図を示し、船体外板1
aとソーナードーム本体5の端末部5aとには、該船体
1とソーナードーム本体5との間に区画形成される空所
Xを覆うようにフェアリングプレート6が取付けてあ
る。 【0011】前記ソーナードーム本体5の取り付け部
は、船体1側に設けた取付け金具7と、ソーナードーム
本体5に設けたワイヤー補強層等を埋設した内層側のビ
ード部5bとを締結部材8を介して締め付け固定し、ま
た前記フェアリングプレート6の一端側6aは、鉄板等
により構成された船体外板1aのフランジ部1bに溶接
等により一体的に固定され、またフェアリングプレート
6の他端側6bは、ソーナードーム本体5の端末部5a
に固定されたL型状の取付け金具9に溶接等により一体
的に固定されている。 【0012】前記L型状の取付け金具9は、ソーナード
ーム本体5の端末部5aに埋設された雌ねじ10にネジ
11を介して固定されている。また、ソーナードーム本
体5の端末部5aとL型状の取付け金具9の取付け面9
aとの間には、図3に示すように、隙間hが生じるた
め、この隙間hを埋めるために常温加硫型ゴムから成る
シート状の充填材料14を介在させてある。 【0013】即ち、ソーナードーム本体5の端末部5a
と取付け金具9の取付け面9aとの間に、硬化前の状態
の常温加硫型ゴムからなる充填材料14を施工して仮締
めし、更に常温加硫型ゴムの充填材料14が硬化した
後、更に締め付け固定を増すようにして締め付けること
により、ソーナードーム本体の端末部と取付け金具の取
付け部との間隙を確実に埋めることが出来る。また、同
時に水密性も確保でき、フローノイズ(雑音)が発生す
るのを有効に防止させることによって送受波器(音響セ
ンサー)の遮音性能の低下を防止し、船体とソーナード
ーム本体との間に区画形成される空所に水が浸入するの
を有効に防止させることが出来るものである。 【0014】更に、前記空所X内には、薄い金属板によ
り製作されるフェアリングプレート6が航行時に外圧で
変形したり、曲がってしまうのを防止するための充填材
13が充填してある。 【0015】この発明は、上記のようにソーナードーム
本体の端末部と取付け金具の取付け面との間の間隙に、
該間隙を埋める硬化前の状態の常温加硫型ゴムから成る
充填材料を施工して仮締めし、更に前記充填材料が硬化
した後、更に締め付け 固定を増すように締め付け固定す
るので、ソーナードーム本体の端末部と取付け金具の取
付け面との隙間を確実に埋めて、航行時に間隙に海水が
吸い込んだり、水の巻き込みによるフローノイズ(雑
音)が発生するのを有効に防止させることが出来る効果
があり、また水密性を確保して、船体とソーナードーム
本体との間に区画形成される空所に水が浸入するのを有
効に防止させることが出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】船体に取付けられるソーナードームの取付け位
置を示す説明図である。 【図2】図1のA部におけるこの発明を実施した船体と
ソーナードームとの取付け部の一部拡大断面図である。 【図3】ソーナードーム本体の端末部に固定されるL型
状の取付け金具の取付け部の一部拡大断面図である。 【符号の説明】 1 船体 2 船首 3 送受波器 4 ソーナードー
ム 5 ソーナードーム本体 5a ソーナードー
ム本体の端末部 6 フェアリングプレート 6a フェアリング
プレートの一端側 6b フェアリングプレートの他端側 7 取付け
金具 8 締結部材 9 取付け金
具 10 雌ねじ 11 ネジ 13 充填材 14 充填部
材 X 空所 h 隙間
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B63G 8/39 B63B 49/00 B63B 45/08

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】船体外板とソーナードーム本体の端末部に
    設けられた取付け金具とに、その間に区画形成される空
    所を覆うようにフェアリングプレートを取付けるフェア
    リングプレートの取付け方法において、 前記ソーナードーム本体の端末部と取付け金具の取付け
    との間の間隙に、 該間隙を埋める硬化前の状態の常温
    加硫型ゴムから成る充填材料を施工して仮 締めし、更に
    前記充填材料が硬化した後、更に締め付け固定を増すよ
    うに締め 付け固定する船体外板とソーナードームとを接
    続するフェアリングプレートの取付け方法
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