JP3410635B2 - 家畜用飼料及びその飼料を用いた家畜の飼育方法 - Google Patents

家畜用飼料及びその飼料を用いた家畜の飼育方法

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JP3410635B2 JP17797397A JP17797397A JP3410635B2 JP 3410635 B2 JP3410635 B2 JP 3410635B2 JP 17797397 A JP17797397 A JP 17797397A JP 17797397 A JP17797397 A JP 17797397A JP 3410635 B2 JP3410635 B2 JP 3410635B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は家禽の飼育及びその
飼料を用いた飼育方法に係わり、特に飼育飼料及び飲料
水に特徴を有し、鳥類、鶏、豚、牛等の家畜類に好適に
使用される。
【0002】
【従来の技術】鶏等の飼育において、通常トウモロコ
シ、大豆粕等を主成分として、これに油脂、アミノ酸、
ビタミン類等を加えた配合飼料が用いられることは知ら
れている。
【0003】しかし、近年の食生活のヘルシー志向化に
より、鶏肉の皮や脂肪を嫌う消費者が増大し、大手スー
パーの販売店や外食産業からも脂肪の少ない鶏肉の生産
が望まれている。
【0004】そこで、特開平6−61号公報には、その
配合飼料の改良として、一定のタンパク質含有量及び代
謝エネルギーの量、そのタンパク質と代謝エネルギーの
比率、脂肪含有量を有する鶏肉飼料を3週齢から6週齢
の期間用いて、低脂肪の鶏を飼育する方法が提案されて
いる。
【0005】また、一方、近年、O−157菌の食物の
汚染による食中毒事件を契機に一層の食物の安全性の問
題は注目されており、これらは食肉供給業界にも大きな
問題となっている。そこで、例えば、従来では、鶏等の
鳥類の腸内有害細菌を減少させて鳥類の健康維持をはか
り、ひいてはこれらの菌による食中毒を回避するための
鳥類飼料添加用腸内有害菌抑制剤を提供する目的で、バ
チルス・ズブチリスC−3102の生菌体を有効成分と
する飼料が提案されている(特開平5−146260号
公報)。
【0006】
【発明を解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平6−61号公報や前記特開平5−146260号公
報に開示する方法は、その各々が目的とする単独的効果
は期待されるものの、飼育コストや飼料全体の代謝エネ
ルギーや成分のバランス等の総合的な観点から言及され
ているものではなかった。例えば、現在最も注目される
ことは、よりマーケットに即した食材を供給できるかで
あり、それは、より低価格で、消費者の嗜好にあった品
質の製品を提供できるかにある。
【0007】例えば、飼料を例にとれば、とうもろこ
し、大豆類の穀類を中心とする植物タンパクを主体とす
る飼料を使用する飼育方法は好ましい。しかし、その飼
料の供給先を外国からの輸入にほとんど依存している以
上、国際的な穀物市場や為替の変動に価格が左右され安
定的でなく、近年高コストとなっており、一方、食肉の
製品市場では、低価格の輸入製品が流通しており、厳し
い価格競争にさらされている。
【0008】また、逆に魚粉や肉骨粉等の動物性タンパ
クを中心とした高カロリーの飼料を使用して、成長率を
高め、効率の良い飼育方法はこのようなコストの面から
は好ましい。しかし、成長率や飼料供給効率を過度に偏
重する飼育方法は、家畜自体の生体機能のバランスを崩
す恐れがあり、種々の細菌に対しての抵抗力を弱めるこ
とになり、種々の感染症にかかりやすくし、結果的には
飼育効率を悪化させることになる。そのためには、例え
ば、外部的な飼育環境の改善が考えられるが、設備投資
に多大なコストを要する。また、人為的に、ビタミン類
や抗生物質を主体とする過度の薬剤の使用は多大なコス
トの負担を覚悟しなければならない。
【0009】また、食材の保存という観点からすると、
近年、冷凍技術は格段なる進歩をとげ、市場への安定供
給には大きな寄与をしている反面、鶏肉を例にとれば、
特に、上述の飼料から育てられた食肉の脂質は冷凍の影
響を受け易く、商品的価値を著しく減じさせるものであ
った。
【0010】本発明は、かかる課題を解決させるために
なされたものであり、その目的は、自然に近い肉質を維
持させつつ、解体や冷凍の保存の後、肉質の変化を抑制
した、家禽の飼育飼料及びその飼育方法を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者はかかる課題を
解決するために鋭意研究した結果、以下の発明を見い出
した。
【0012】請求項1の発明は、ミヤイリ菌を含有する
生菌剤と、クエン酸を主成分とする複合果実酸と、竹
炭、木炭、活性炭から選択される1種類以上の出発原料
からなる炭化物とを含有する添加剤を含む鶏用飼料であ
って、 鶏飼育用配合飼料1tに対して、それぞれ少なく
とも、前記生菌剤の配合量が0.2kg以上、前記複合
果実酸が2kg以上、前記炭化物が1リットル以上含有
させる添加剤を含むことを特徴とする鶏用飼料を提供す
る。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】請求項2の発明は、ミヤイリ菌を含有する
生菌剤と、クエン酸を主成分とする複合果実酸と、竹
炭、木炭、活性炭から選択される1種類以上の出発原料
からなる炭化物とを含有する添加剤を含む鶏用飼料を、
鶏飼育用配合飼料1tに対して、それぞれ少なくとも、
前記生菌剤の配合量が0.2kg以上、前記複合果実酸
が2kg以上、前記炭化物が1リットル以上含有させ使
用して飼育することを特徴とする鶏の飼育方法を提供す
る。
【0017】
【0018】
【0019】請求項3の発明は、 請求項2記載の飼育
方法を用いて飼育された鶏から得られたことを特徴とす
る鶏肉を提供する。
【0020】生菌剤について説明する。生菌剤として
は、特に限定されないが、主成分として好ましいのは、
クロストリジウム属に属する菌体で、特に好ましいのは
ミヤイリ菌体を主成分とする生菌剤である。ミヤイリ菌
(別名抗腐敗性酪酸菌という)は、有益細菌と生体機能
との有機的な調和に視点をおいた飼料への添加物であ
り、腸内菌の平衡を維持し、さらにアンモニア、アミン
類の提言やビタミンB群や消化酵素を産出し栄養の吸収
を高め飼育効率の改善と成長促進を促す効果がある。即
ち、腸内の有益菌、乳酸球菌、乳酸棹菌、ビフィズス菌
等との共生作用により消化器官の動きを自然に調整して
正常な状態を保つ。更に、副作用がなく、長期間有効で
ある。即ち、ミヤイリ菌発明動物の生体にとって天然由
来の有益菌であるため、新生動物にも使用でき、又芽胞
形成菌のため長期の保存に耐え給与時の菌体力値の消失
がない。即ち、常用すると、有益菌優位の状態が維持さ
れ、抵抗力のある生体の維持に役たつ。また、他剤との
配合による相乗作用があり、配合禁忌がないため他剤と
の併用が可能であり、例えば乾燥酵母、グルコース、天
然ケイ酸アルミ、トウモロコシデンプンとの配合に優れ
る。その他の生菌剤としては、その目的に応じて種々の
ものを使用でき、例えば、納豆菌、コソウ菌、光合成菌
等があげられる。
【0021】次に、有機酸について説明する。有機酸の
使用目的は、飼料原料の緩衝能(酸結合力)の問題であ
る。飼料の消化吸収に影響を及ぼす主な要因のひとつと
して消化管内における飼料原料と胃酸との結合力が知ら
れている。これは、一般的に飼料原料の緩衝能(酸結合
力)と呼ばれている。酸結合力が高いほど消化管内での
消化吸収に多くの胃酸を必要とする。この酸結合力は飼
料原料の種類によって異なり、例えば、脱脂粉乳、大豆
粕、魚粉はとうもろこしや大麦の5から8倍の酸結合力
あるといわれている。有機酸はこの飼料原料の酸結合力
を抑制するはたらきがあり、有機酸を飼料に添加するこ
とにより飼料に対する消化吸収能を向上する。飼料の酸
結合力を弱めることは家畜における飼料の消化吸収を改
善するといわれており、特に、幼齢動物ではその効果が
顕著であると考えられている。従って、酸や酸性物質を
含む混合物を飼料に添加することは飼料の酸結合力を抑
制し飼料の消化吸収を改善するうえでも有効な手段であ
る。
【0022】そこで、特に、幼齢動物の消化吸収システ
ムについて考察すると、生後およそ8週齢−10週齢ま
では胃酸の生理的欠乏状態におかれており、この時期の
子豚の胃内PHが3.4−5.8であることが推定され
る。(成豚では胃内PH約2)つまり、幼齢動物の消化
酵素の分泌能には生理的に限度があり、その活性化には
特に胃内のPHを低下させることが必要である。。この
ように、幼齢家畜では胃酸(塩酸)の分泌が不十分なた
め生理的な塩酸不足状態にあり、(PH3.4−5.
8)胃内のPHは変動しやすい状態にある。そして、胃
酸の分泌が不足した場合には、消化不足や下痢などの原
因になる。
【0023】また、幼齢家畜では飼料蛋白凝固や酵素の
活性化が生理的に不十分なため消化吸収機能が低下しや
すく、病原細菌(大腸菌、サルモネラ菌、ブドウ球菌、
クロストリジウム等)が増殖しやすい状態にある。 そ
こで、有機酸を使用することにより、不足する胃酸を補
い消化・吸収を助けたり、胃内の酸性状態を維持し、細
菌数を減少させたり、嗜好性を向上させた。
【0024】また、鶏の生体においても同様であり、飼
料原料の酸結合力は消化するのに必要な酸の量は飼育原
料毎に大きな差が見られ、鶏の飼育で使用される酸結合
力の高い飼料原料の魚粉などは、エネルギー量に優れる
反面、酸結合力の低い飼料原料(大麦、とうもろこしな
ど)に比べて消化のためにより多くの酸を必要とする。
従って、大豆粕、魚粉を多く含む飼料はその消化の
ために胃酸をより多く必要とするため胃内のPHが上昇
しやすくなる。そこで、有機酸の飼料酸性化作用によ
り、胃内のPHを低下させ消化酵素の活性化をうながす
ものである。有機酸としては、クエン酸を主成分とする
複合果実酸であることが好ましい。特に好ましいのは、
クエン酸、リンゴ酸、乳酸、酒石酸等を含有する複合果
実酸であり、単味有機酸より効果があり、経済手効率に
優れる。有機酸の組み合わせは種々可能であり、市販さ
れている複合の有機酸類を組み合わせて使用できる。
【0025】次に炭化物質について説明する。炭化物質
はミネラルの補給剤や肉質の脂肪分の改質、過剰な臭気
の緩和作用として使用する。また、糞の臭気を緩和さ
せ、衛生的に飼育できる効果がある。特に、本発明は上
記の生菌剤と有機酸との併用の効果に加え、更に好適な
配合比率を見出した。炭化物質、例えば炭は基本的には
栄養価が少ないものであるので、飼料に多量に含有させ
ることは、その炭の効果を増加させる作用としては好ま
しいが、生体の体重増加と反比例の関係になり、飼育効
率の観点からすると良好とは言いがたい。一般的には炭
単独では1tに対して5kgから10kgでも使用でき
るが、本発明の他の発明としては、重量比より体積に注
目し、好適な炭の効果を維持できる配合量として、竹炭
では1tに対して約2リットルから10リットルの範
囲、特に好ましくは5リットル前後であることを見出し
た。炭化物質は竹炭、木炭、活性炭等の粉末、木酢粉等
を用いることができ、特に好ましいのは、竹炭である。
また、基本的には有機物の炭化物であればよく、他の草
や動物の骨等の炭化物でもよい。その飼料に混入させる
形態は粉体にしたり、ペレット状にしたりして供給でき
る。
【0026】次に飲料水について説明する。飲料水は生
体に吸収効果に優れるものが好ましく、特に永久磁石の
エネルギーによってできるクラスターの小さい水を飲料
水として使用することが上記飼料等と相乗の効果を奏す
る。 水は強力な磁気回路を通液することにより瞬時に
水分子が分解され、クラスター(水分子集団)の小さ
い、活性化され、浸透性の強い水に変化し、やさしい、
安全な水になる。つまり、強力な磁気回路の中に水を通
すと、物理的な力(アンペールカ)を受け、クラスター
(水分子集団)が分断され、小さな水になり、プラス、
マイナスのイオン分極作用や、プラス、マイナスのイオ
ンの結合や衝突、イオン濃縮、イオンの希薄化(軟水
化)などが起こり、水は活性化される。即ち、これらの
水を用いることにより、体内微生物の活動が活発にな
り、消化機能の働きが活性化される。また、このような
活性化された水を用いることにより、この活性化された
水が細胞に入り込むため新陳代謝が活発になったり、イ
オン化により、溶解と吸収効果が増大したり、雑菌等の
嫌気性菌の繁殖を減少させる効果がある。以上、飼料の
添加材の単独の効果について、説明したが、本発明の最
も大きな特徴は、これらの3成分を必須成分として、そ
れぞれの基本効果を減じることなく、飼育効率等の全体
的にバランスに優れた飼料を構成している点にある。
【0027】本発明の飼育方法の技術的思想の根幹は、
極力、抗生物質やワクチン類等の人為的投薬効果に依存
せず、健康な生体に作り上げ、自然抵抗力の強い生体に
飼育し、収率の高い、効率的な飼育方法の確立である。
また、飼育効率と生産コストの問題で、例えば、前述し
たように、蛋白質を例にとれば、とうもろこし、大豆等
を使用した植物タンパクの比重を多くした場合、魚粉を
始めてとする動物蛋白質の飼料に対してコストが高く、
経済的に大きな負担をかける。従って、これらの通常の
動物性タンパクを含んだ配合飼料を使用しても飼育効率
が落ちない飼育方法である。
【0028】特に、消化・吸収の生体のメカニズムに注
目し、有益細菌と生体機能との有機的な調和の視点か
ら、代謝エネルギーの高い配合飼料でも対応可能なよう
に、最適化された添加物の構成として、有機酸による消
化吸収機能を補助させつつ、生菌剤、炭化物質の添加に
より、ミネラル類の補強を行うとともに、腸内菌の平衡
を維持し、さらにアンモニア、アミン類の低減やビタミ
ンB群や消化酵素を産出し栄養の吸収を高め飼育効率の
改善と成長促進を促す効果を達成させたものである。更
に、飲料水に磁気を通液された、クラスターの小さいも
のを与えると、体内での吸収率が高く、上記の飼料との
併用より一層の飼育効率を高めることができた。
【0029】次に上記の添加物の配合飼料との配合量に
ついて説明する。基本的には、飼育する家畜の種類や得
ようとする目的により異なるが、ブロイラーの飼育の場
合は、配合飼料1tに対して、ミヤイリ菌を主成分とす
る生菌剤では、0.2kgから4kg程度の範囲で配合
することができ、例えば、入雛から出荷までに、2回に
区分し、入雛から3周期までを1tの飼料に対して1k
g、4周期から出荷までを1tの飼料に対して0.5k
gといったように、段階的に減じて使用する。有機酸と
しては、同様に、1tの飼料に対して、2kgから7k
g程度の範囲で配合することが好ましく、ブロイラーの
飼育では、クエン酸を主成分とする複合果実酸を、例え
ば入雛から出荷までに、3週齢を基準として、前期が2
−6kg、後期が、2−5kgといったように、段階的
に減じて使用する。炭化物質はその種類にもより異なる
が、例えば、鶏、豚の場合で、竹炭を使用する場合は、
1tの飼料に対して1リットルから10kg程度の範囲
で使用できる。特に好ましいのは、鶏の場合で、竹炭の
場合では、2リットルから10リットルである。特に、
生菌剤と有機酸は入雛から出荷までに家畜の成長度に対
応させて飼料との配合比率を変えて供給することが好ま
しい。
【0030】また、本発明の飼料は、特に、幼齢動物で
はその効果が顕著であり、鳥類、鶏類や豚、牛等の飼育
に好適である。以上の飼育飼料及びその飼育方法で得ら
れた家畜の肉質は、低脂肪で自然な肉質が与えられてい
る。
【0031】また、驚くべき効果として、管理、保存の
面で従来では見られなかった優れた効果が見られた。即
ち、冷蔵庫で3週間以上、更に、冷凍後の解凍後でも本
来の肉質に影響がないという極めて優れた効果を示すも
のであった。
【0032】また、本発明の上記の添加成分は通常使用
される配合飼料に添加され、その配合飼料としては通常
使用されているものを使用できるが、例えば、鶏用とし
ては、原材料としては、穀類 、とうもろこし、マイ
ロ、植物性油かす類 、大豆油かす、なたね油かす、コ
ーングルテンミール、動物性飼料 として魚粉、肉骨
粉、その他 動物性油脂、炭酸カルシウム、食塩、りん
酸カルシウム、ベタイン等からなるもので、成分量とし
ては粗蛋白質 、粗脂肪 、粗繊維 、粗灰分 、カルシウ
ム 、りんを含有するものであり、代謝エネルギー は
例えば、3、150kcal/kg以上のものを使用で
きる。更、各種ビタミン類や抗生物質やワクチン類を添
加してもよく、例えば、エンラマイシン 、硫酸コリス
チン 、ハロフジノンポリスチレンスルホン酸カルシウ
ム、ビタミンA,ビタミンD3、ビタミンE、ビタミン
K、ビタミンB1、ビタミンB2,ビタミンB6,ビタ
ミンB12,コリン、パントテン酸、葉酸、ニコチン
酸、ビオチン、硫酸マンガン、炭酸亜鉛、硫酸鉄、硫酸
銅、ヨウ素酸カルシウム、硫酸コバルト、メチオニン、
リジン、エトキシシン等を使用できる。また、粗蛋白質
、粗脂肪 、粗繊維 、粗灰分、カルシウム 、りんは
週齢により適宜配合比率を変化・対応させることが好ま
しい。例えば、前記、後期、終期の3回ぐらいにが好ま
しく、終期に関しては、抗生物質等の使用は抑制する。
また、代謝エネルギーも同様に成長に伴い対応、変化さ
せたほうが好ましく、特に、中期に多く摂取させること
が好ましい。以上鶏用に配合飼料を例にとったが、牛、
豚、鳥類等の家畜類も基本的には同じ原料でその成分も
同様である。また、目的に応じて、種々のものを添加で
きることはいうまでもない。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について説
明するが、実施例に限定されるものではない。
【0034】(ブロイラーの飼育について)チャンキー
種及びコッブ種のブロイラーの雛50、000羽を54
日間、セミウインドレス方式の鶏舎にて以下の飼料及び
水を使用して、飼育した。
【0035】1.0日令から約20日令までに配合飼料
を約1kg供給する。その配合飼料は、出発原料が、穀
類 (とうもろこし、マイロ) 55%、植物性油かす類
(大豆油かす、なたね油かす、コーングルテンミール)
30%、動物性飼料( 魚粉、肉骨粉) 11%、その
他 動物性油脂、炭酸カルシウム、食塩、(りん酸カル
シウム)、(ベタイン)4%で、成分量として、粗蛋白
質 22.0%以上、粗脂肪 4.0%以上、粗繊維
5.0%以下、粗灰分 8.0%以下、カルシウム 0.
8以上 、りん 0.6%以上、代謝エネルギー 3、1
50kcal/kg以上で、そのた含有する添加物は、
エンラマイシン 5.2g力価/トン、硫酸コリスチン
10.0g力価/トン、ハロフジノンポリスチレンスル
ホン酸カルシウム 40.0g/トン、ビタミンA,ビ
タミンD3、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンB1、
ビタミンB2,ビタミンB6,ビタミンB12,コリ
ン、パントテン酸、葉酸、ニコチン酸、ビオチン、硫酸
マンガン、炭酸亜鉛、硫酸鉄、硫酸銅、ヨウ素酸カルシ
ウム、硫酸コバルト、メチオニン、リジン、エトキシシ
ンであった。
【0036】2.約21日令から約35日令までに配合
飼料を約2Kg供給する。その配合飼料は、成分量は、
粗蛋白質 19.0%以上、粗脂肪 5.0%以上、粗繊
維5.0%以下、粗灰分 8.0%以下、カルシウム
0.7以上 、りん 0.55%以上代謝エネルギー
3、200kcal/kg以上、含有する添加物は、硫
酸コリスチン 5.0g力価/トン、バ−ジニアマイシ
ン 5.0g力価/トン、サリノマイシンナトリウム 5
0.0g/トン、ビタミンA,ビタミンD3、ビタミン
E、ビタミンK3、ビタミンB1、ビタミンB2,ビタ
ミンB6,ビタミンB12,コリン、パントテン酸、葉
酸、ニコチン酸、ビオチン、硫酸マンガン、炭酸亜鉛、
硫酸鉄、硫酸銅、ヨウ素酸カルシウム、硫酸コバルト、
メチオニン、リジン、エトキシシンで、原材料は、穀類
63% とうもろこし、マイロ、植物性油かす類 24
% 大豆油かす、(なたね油かす)、(コーングルテン
ミール)動物性飼料 7%魚粉、肉骨粉その他 6% 動
物性油脂、炭酸カルシウム、食塩、(りん酸カルシウ
ム)、(ベタイン)であった。
【0037】3.約36日令から出荷日令(約54日
令)までに配合飼料を約6Kg供給する。その配合飼料
は、成分量は、粗蛋白質 19.0%以上、粗脂肪 5.
0%以上、粗繊維 5.0%以下、粗灰分 8.0%以
下、カルシウム 0.7以上 、りん 0.55%以上、
代謝エネルギー 3、150kcal/kg以上、含有
する添加物は、ビタミンA,ビタミンD3、ビタミン
E、ビタミンK3、ビタミンB1、ビタミンB2,ビタ
ミンB6,ビタミンB12,コリン、パントテン酸、葉
酸、ニコチン酸、ビオチン、硫酸マンガン、炭酸亜鉛、
硫酸鉄、硫酸銅、ヨウ素酸カルシウム、硫酸コバルト、
メチオニン、リジン、エトキシシン、原材料は、穀類
62% とうもろこし、マイロ、植物性油かす類 26%
大豆油かす、(なたね油かす)、(コーングルテンミ
ール)動物性飼料 7%魚粉、肉骨粉、その他 5% 動
物性油脂、炭酸カルシウム、食塩、(りん酸カルシウ
ム)、(ベタイン)であった。
【0038】(配合飼料の添加剤)生菌剤は、ミヤイリ
菌を主成分として含有するミヤリサン社製の商品名ミヤ
ゴールドを入雛から3週齢までに、配合飼料1tに対し
て、1kg,4週齢から出荷までに、0.5kg使用し
た。有機酸はクエン酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸にリン
酸二水素ナトリウムを含有させたもの)、入雛から3週
齢までに、配合飼料1tに対して、4.2kg,4週齢
から出荷までに、3.2kgを使用した。炭化物は竹炭
を入雛から出荷までに、配合飼料1tに対して、5リッ
トルを混合して使用した。飲料水は強力な磁気回路を通
液され、クラスターの小さい、活性化され、浸透性の強
い水を与えた。
【0039】(評価) 成鶏は体系、重量ともに個体別
な差が少なく、そろっており、従来の飼育方法のものよ
り、平均150g程度多く、製品化率も98.2%であ
り、1%以上優れていた。解体後、肉質の状態は安定的
な飽和脂肪酸を多く含み、水分が少なく、低脂肪のもの
られ、臭いは抑制され、指で押圧して弾力性を調べ
たところ良好であった。また、処理後の本体及び備品等
の洗浄においても、水道水での流水洗浄で十分洗浄でき
るものであった。そして、このまま家庭用冷蔵庫の通常
の保管状態で3週間経過しても腐敗がなく、水たきとし
て野菜類等と加熱調理したが、灰汁が非常にすくなく、
弾力、甘みがあり、味覚に優れるものであった。また、
解体後、冷凍保存したものを解凍して肉質の評価をした
が、解凍時に見られる特有のドリップが少なく、肉質的
にほとんど変化がなく、前記と同様に水炊き料理で調理
での評価も同様であった。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる飼
育方法は、生体本来の活性機能に依存する添加物質の選
択及び相乗効果を加えた飼料及び活性化された飲料水を
使用することにより、熱謝病や外部菌に対する抵抗力の
強い生体を作り出すとともに低コストで製品率に優れた
飼育効果を提供できる。
【0041】更に、この飼育方法で選られた、肉質は、
脂肪分が改質され、食肉臭が適度に抑制される一方、食
肉自体、弾力性を有し、歯ごたえがあり、自然な甘みが
ある。更に、その脂肪の状態は、食肉の解体時に、水洗
いで手のぬめりやベタリ、或いは臭みがとれ、家庭等で
は、その肉を冷凍し、解凍した時ドリップが少ない。
【0042】更に、保存の点で、腐敗しにくく、一般家
庭用冷蔵庫で約3週間日持ちするという効果がある。
【0043】また、調理の面では、なべ料理等の際、灰
汁が少なく、油がしつこくなく素材を生かした料理法が
できるという効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23K 1/16 A23K 1/18

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミヤイリ菌を含有する生菌剤と、クエン酸
    を主成分とする複合果実酸と、竹炭、木炭、活性炭から
    選択される1種類以上の出発原料からなる炭化物とを含
    有する添加剤を含む鶏用飼料であって、 鶏飼育用配合飼料1tに対して、それぞれ少なくとも、
    前記生菌剤の配合量が0.2kg以上、前記複合果実酸
    が2kg以上、前記炭化物が1リットル以上含有させる
    添加剤を含むことを特徴とする鶏用飼料。
  2. 【請求項2】ミヤイリ菌を含有する生菌剤と、クエン酸
    を主成分とする複合果実酸と、竹炭、木炭、活性炭から
    選択される1種類以上の出発原料からなる炭化物とを含
    有する添加剤を含む鶏用飼料を、鶏飼育用配合飼料1t
    に対して、それぞれ少なくとも、前記生菌剤の配合量が
    0.2kg以上、前記複合果実酸が2kg以上、前記炭
    化物が1リットル以上含有させ使用して飼育することを
    特徴とする鶏の飼育方法。
  3. 【請求項3】請求項2記載の飼育方法を用いて飼育され
    た鶏から得られたことを特徴とする鶏肉。
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