JP3409241B2 - 可動弁を内蔵したエアゾール噴出装置 - Google Patents

可動弁を内蔵したエアゾール噴出装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は可動弁を内蔵した噴出装
置に関し、特に、初期噴出から最終噴出まで安定した噴
出を可能とする可動弁を内蔵したエアゾール噴出装置に
関する。
【0002】
【従来技術】エアゾール噴射容器において、内容物を噴
出させるために加圧ガスが使用される。そのように容器
内部が高圧であるために、エアゾール噴射容器の使用に
際して、最初に押しボタンを押した時、加圧ガスがいっ
ぺんに多量に噴出してしまうことが従来から問題であっ
た。その結果、内容物を全部使い切れないうちに加圧ガ
スが無くなってしまうので、内容物を無駄にすることに
なる。そこで、種々の工夫がなされてきた。その一つが
弾性栓を噴口に備えることであった。これによって、加
圧ガスが初期噴出時にいっぺんに多量に噴出してしまう
という点は改善されたが、噴口部のところで内溶液が付
着、乾燥し、そこに目詰まりを起こすという問題が二次
的に生じている。さらに、その後、容器内部の加圧ガス
の圧力規制が緩められ、10Kgまで許されることにな
ったために、容器内部の加圧ガスの圧力がより高圧とな
り、再度加圧ガスが初期噴出時にいっぺんに多量に噴出
してしまうということが問題とされるようになった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、空気、窒素ガ
ス、炭酸ガスなどの圧縮ガス、およびそれと液化石油ガ
スとの混合物も含む加圧ガスにおいて、可動弁によって
初期噴出圧を押さえることにより、内容物が全量噴出さ
れて後も、残留ガスとして約3Kgの加圧ガスを残留さ
せ、それによって、初期噴出から最終噴出まで安定した
噴出を可能とすることを本発明の第一の課題とする。ま
た、可動弁を外気にさらされないように容器に内蔵する
ことにより、従来の噴口部における内溶液の乾燥、目詰
まり現象を排除することを本発明の第二の課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上部に弁室2
を備え、下部に給液管接続部3を有し、それらの中間部
に中央通孔4を備えたバルブハウジング1と、前記弁室
2内にあって、前記中央通孔4を開閉するように配置さ
れた可動弁5と、前記バルブハウジングの弁室内にその
上から挿入され、その有底軸孔7に連通する横孔8を有
するステムラバ付きバルブステム6と、前記バルブステ
ムと可動弁との間に介在し、一定の内圧に耐える金属製
コイルばね10と、給液管接続部材に接続される給液管
11と、それらの組立体をマウンテンキャップ12の中
央筒状部13に嵌込み、バルブステム6の先端をマウン
テンキャップ12の中央開口部14から突出させて、マ
ウンテンキャップをバルブハウジング1にかしめ、これ
をエアゾール容器15に組立ててなり、使用時、バルブ
ステム6の押し下げにより前記横孔8はステムラバ9に
よる閉鎖から開放されるが、中央通孔4が可動弁5で閉
鎖された状態にあるため初期噴出圧が抑制される第1使
用段階から、内部加圧ガスのガス圧により前記コイルば
ね10のばね力に抗して可動弁5が押し上げられ、中央
通孔4が開いて噴口から噴出が生じる第2使用段階へ移
行するようにし、前記コイルばね10は一定の内部加圧
ガスのガス圧に抗して耐え得ることを特徴にした可動弁
を内蔵したエアゾール噴出装置である。
【0005】
【作用】本発明は上記のように構成したので、図1の未
使用の静止状態から、使用時、押しボタンを押し下げる
と、その押し下げによりバルブステム6の横孔8がステ
ムラバ9による閉鎖から開放され、弁室2内の内容物が
噴口から初噴出される。その時、金属製コイルばね10
が収縮し、可動弁の下向き円錐形突起5aがバルブハウ
ジングの通孔4に嵌まっており、その通孔4を閉鎖して
いるので容器内との連絡が中断され、初期噴出圧が抑制
されることになる。この状態を便宜的に第一使用段階と
呼ぶことにする。その直後に、内部加圧ガスのガス圧に
より可動弁が、前記コイルばね10の押圧力に抗して押
し上げられるので、通孔4が開き、容器内から噴口まで
流路ができて噴出が生じる。これを第二使用段階と呼ぶ
ことにする。前記コイルばね10は約3Kgのガス圧に
耐え得るものであるから、容器内のガス圧が約3Kgに
減圧すれば、そのガス圧ではもはや可動弁5を押し上げ
ることはできない。従って、約3Kgが容器内に残留す
ることになる。使用後、押しボタンの押し下げを解除す
れば、この噴出装置は金属製コイルばね10の弾発力に
より図1の静止状態に戻る。図4、5、6の実施例の場
合も実施例1と同様であるが、その作用を説明すれば、
図1の未使用の静止状態から、使用時、押しボタンを押
し下げると、バルブステム6’の横孔8’がステムラバ
9’による閉鎖から開放され、弁室2’内の内容物が噴
口から初噴出される。その時、弾性ばね片10’の弾発
力に抗してバルブステム6’の下端が4本の弾性ばね片
10’の中へ押込まれ、合成樹脂製ばね付き可動弁5’
の大径円形部分5’aの周縁部とバルブハウジングの弁
室2’の中段突出肩部1’aとの間は依然として閉鎖さ
れた状態にあるため初期噴出圧が抑制されることにな
る。この状態を便宜的に第一使用段階と呼ぶ。その直後
に、内部加圧ガスのガス圧により前記可動弁5’が弾性
ばね片10’の弾発力に抗して押し上げられるので、前
記大径円形部分5’aの周縁部と弁室2’の中段突出肩
部1’aとの間に隙間ができ、容器内から噴口まで流路
が形成されて噴出が生じる。これを第二使用段階と呼
ぶ。前記弾性ばね片10’は約3Kgのガス圧に耐え得
るものであるから、容器内のガス圧が約3Kgに減圧す
れば、そのガス圧ではもはや可動弁5’を押し上げるこ
とはできない。他方、容器内のガス圧が約3Kg以上あ
る場合でも、先端膨大部5’cの係止により可動弁5’
の上昇は制限される。使用後、押しボタンの押し下げを
解除すれば、弾性ばね片10’の弾発力により第二使用
段階から図4の静止状態に戻る。加圧ガスは空気、窒素
ガス、炭酸ガスなどの圧縮ガス、およびそれとプロパ
ン、ブタンのような石油液化ガスとの混合物のいずれも
使用できる。そのような加圧ガスにおいて、前記コイル
ばね10および弾性ばね片10’は約3Kgのガス圧に
耐え得るものであるから、最初に10Kgの加圧ガスを
使用すると、可動弁5、5’により抑制される減圧力は
約3Kgとなり、噴出圧として7Kgが使用され、内容
物全量を噴出した後も、残留ガスとして約3Kgの加圧
ガスを残留させることができる。窒素ガスや炭酸ガスな
どの圧縮ガスは内容液に溶けないが、混合液化ガスの場
合、内容液に溶け込みやすい。さらに、混合液化ガスは
加圧気化ガスの圧力で加圧されて加圧効果をあげること
ができる。かくして、本発明の可動弁5、5’で初期噴
出圧を抑えることにより初期噴出から最終噴出まで安定
した噴出を可能とする。
【0006】
【実施例1】本発明を図面により説明すれば、図1は本
発明の静止状態、図2は第一使用段階、図3は第二使用
段階を示す。本発明をエアゾール噴射容器に使用する。
図1、2、3に示すように、バルブハウジング1は上部
に弁室2を備え、下部に給液管接続部3を有し、それら
の中間部に中央通孔4を備えている。その弁室2内に
は、前記中央通孔4を開閉するように可動弁5が配置さ
れ、その可動弁5は下向き円錐形突起5aを有し、その
円錐形突起5aは前記中央通孔4に嵌って位置する。ス
テムラバ付きバルブステム6が、バルブハウジングの弁
室内にその上から挿入され、そのバルブステムの下部円
形縦溝6aと可動弁のフランジ部分5bとの間に金属製
コイルばね10が介在し、このコイルばねは3Kgの加
圧ガスに耐えるものである。バルブステム6は有底軸孔
7に連通する横孔8を有する。給液管接続部材3はその
下端部分に、給液管係止爪3aを有し、給液管11を確
実に接続させる。それらの組立体をマウンテンキャップ
12の中央筒状部13に嵌込み、バルブステム6の先端
をマウンテンキャップ12の中央開口部14から突出さ
せて、マウンテンキャップをバルブハウジング1にかし
め、これをエアゾール容器15に組立ててなる。使用
時、バルブステム6の押し下げにより前記横孔8はステ
ムラバ9による閉鎖から開放されるが、中央通孔4が可
動弁5で閉鎖された状態にあるため初期噴出圧が抑制さ
れる。これを第一使用段階として図2に示す。その直後
に、内部加圧ガスのガス圧により前記コイルばね10の
ばね力に抗して可動弁5が押し上げられるので、中央通
孔4が開いて噴口から噴出が生じる。これを第二使用段
階として図3に示す。加圧ガスは空気、窒素ガス、炭酸
ガスなどの圧縮ガス、およびそれと液化石油ガスとの混
合物も含むものとし、そのような加圧ガスにおいて、金
属製コイルばね10は約3Kgのガス圧に耐え得るもの
であり、前記コイルばねと可動弁によって初期噴出圧力
を押さえることにより、内容物が全量噴出されて後も、
残留ガスとして約3Kgの加圧ガスを残留させることが
できる。それによって、内容物の初期噴出から最終噴出
まで安定した噴出を可能とする。
【0007】
【実施例2】この実施例では、実施例1の前記金属製コ
イルばねと可動弁との組立体の代りに、ばねと可動弁を
一体構造に形成した合成樹脂製ばね付き可動弁5’を使
用したものであり、それを図3、4、5に沿って説明す
る。図3、4、5に示すように、その合成樹脂製ばね付
き可動弁5’は、上部にあって約3Kgの内圧に耐える
4本の上向き弾性ばね片10’と下部の下向き弁部分と
で構成する。その上向き弾性ばね片10’の数はこの数
に制限されるものではない。その下向き弁部分は、起立
する弾性ばね片の基底部となる大径円形部分5’aと、
バルブハウジング1’の中央通孔 4’にわずかな隙間
をもって嵌合する小径軸部5’bと,先端膨大部5’c
と、前記大径円形部分から小径軸部まで下方へ傾斜し、
内圧を受ける傾斜面5’dとでなる。使用時、図5に示
すように、バルブステムの押し下げにより前記横孔8’
はステムラバ9’による閉鎖から開放されるが、前記大
径円形部分5’aの周縁部とバルブハウジングの弁室
2’の中段突出肩部1’aとの間は閉鎖された状態にあ
るため初期噴出圧が抑制される第一使用段階から、内部
加圧ガスのガス圧により前記弾性ばね片のばね力に抗し
て可動弁5’が押し上げられ、前記周縁部と前記突出肩
部1’aとの間に隙間ができて噴口から噴出が生じる第
二使用段階へ移行するようにしており、初期噴出圧が抑
制される第一使用段階を図5に示し、第二使用段階を図
6に示す。前記弾性ばね片10’は約3Kgのガス圧に
耐え得るものであるから、容器内のガス圧が約3Kgに
減圧すれば、そのガス圧ではもはや可動弁5’を押し上
げることはできない。他方、容器内のガス圧が約3Kg
以上ある場合でも、先端膨大部5’cの係止により可動
弁5’の上昇は制限される。使用後、押しボタンの押し
下げを解除すれば、弾性ばね片10’の弾発力により第
二使用段階から図4の静止状態に戻る。実施例1と異な
るその他の点は、弾性ばね片10’の使用に対応してバ
ルブステム6’の下端部分を変形させた点、弁部分の大
径円形部分5’aの周縁部との間に隙間を作るために、
バルブハウジングの弁室2’の中段突出肩部 1’aを
設けた点、そのために給液管を接続部材の中に挿入させ
た点であり、その他の点では構造、作用、効果とも実施
例1と異なるものではない。勿論、使用する加圧ガスも
実施例1と異なるところはない。
【0008】
【効果】空気、窒素ガス、炭酸ガスなどの圧縮ガス、お
よびそれと石油液化ガスとの混合物も含む加圧ガスにお
いて、本発明の可動弁5、5’によって初期噴出圧力を
押さえることにより、内容物が全量噴出されて後も、残
留ガスとして約3Kgの加圧ガスを残留させることがで
きるので、初期噴出から最終噴出まで安定した噴出を可
能とし、内容物を無駄にしないで全部使い切ることがで
きる効果がある。窒素ガスや炭酸ガスなどの圧縮ガスは
内容液に溶けないが、混合液化ガスの場合、内容液に溶
け込みやすい。さらに、混合液化ガスは加圧気化ガスの
圧力で加圧されて加圧効果をあげることができる効果が
ある。空気、窒素ガス、炭酸ガスなどの圧縮ガスは不燃
性ガスであり、爆発の危険性がないので、従来のように
使用済缶に穴をあけるなどの配慮を必要としない。従っ
て、分別回収がやり易く、使用済缶のリサイクルに大い
に貢献する。また、弾性弁を容器に内蔵することにより
噴口部における内溶液の乾燥、目詰まり現象を排除する
ことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可動弁を内蔵したエアゾール噴出装置
の静止状態での縦断面図である
【図2】本発明の可動弁を内蔵したエアゾール噴出装置
の第一使用段階での縦断面図である。
【図3】本発明の可動弁を内蔵したエアゾール噴出装置
の第二使用段階での縦断面図である。
【図4】本発明の変形例であって、合成樹脂製ばね付き
可動弁を使用した図1の類似縦断面図である。
【図5】本発明の変形例であって、合成樹脂製ばね付き
可動弁を使用した図2の類似縦断面図である。
【図6】本発明の変形例であって、合成樹脂製ばね付き
可動弁を使用した図3の類似縦断面図である。
【符号の説明】
1、1’ バルブハウジング 2、2’ 弁
室 1’a 弁室の中段肩部 3、3’ 給
液管接続部 3a 給液管係止爪 4、4’ 中
央通孔 5 可動弁 5’ 合
成樹脂製ばね付き可動弁 5a 下向き円すい形突起 5’a 大
径円形部分 5b 円形フランジ部 5’b 小
径軸部 6 バルブステム 5’c 先
端膨大部 6a 下部円形縦溝 5’d 傾
斜面 7、7’ 有底軸孔 8 バ
ルブステムの横孔 9、9’ ステムラバ 10 金
属製コイルばね 11、11’給液管 10’ 合
成樹脂製弾性ばね片 13、13’中央筒状部 12、12’マ
ウンテンキャップ 14、14’中央開口部 15、15 エ
アゾール容器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−104383(JP,A) 実開 平4−128287(JP,U) 特公 昭47−48532(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05B 9/04 B65D 83/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部に弁室2を備え、下部に給液管接続部
    3を有し、それらの中間部に中央通孔4を備えたバルブ
    ハウジング1と、前記弁室2内にあって、前記中央通孔
    4を開閉するように配置された可動弁5と、前記バルブ
    ハウジングの弁室内にその上から挿入され、その有底軸
    孔7に連通する横孔8を有するステムラバ付きバルブス
    テム6と、前記バルブステムと可動弁との間に介在し、
    一定の内圧に耐える金属製コイルばね10と、給液管接
    続部材に接続される給液管11と、それらの組立体をマ
    ウンテンキャップ12の中央筒状部13に嵌込み、バル
    ブステム6の先端をマウンテンキャップ12の中央開口
    部14から突出させて、マウンテンキャップをバルブハ
    ウジング1にかしめ、これをエアゾール容器15に組立
    ててなり、使用時、バルブステム6の押し下げにより前
    記横孔8はステムラバ9による閉鎖から開放されるが、
    中央通孔4が可動弁5で閉鎖された状態にあるため初期
    噴出圧が抑制される第1使用段階から、内部加圧ガスの
    ガス圧により前記コイルばね10のばね力に抗して可動
    弁5が押し上げられ、中央通孔4が開いて噴口から噴出
    が生じる第2使用段階へ移行するようにし、前記コイル
    ばね10は一定の内部加圧ガスのガス圧に抗して耐え得
    ることを特徴にした可動弁を内蔵したエアゾール噴出装
    置。
  2. 【請求項2】前記金属製コイルばねと可動弁との組立体
    の代りに、ばねと可動弁を一体構造に形成した合成樹脂
    製ばね付き可動弁5’を使用し、その合成樹脂製ばね付
    き可動弁5’は、上部にあって一定の内圧に耐える複数
    の上向き弾性ばね片10’と下部の下向き弁部分とで構
    成し、その下向き弁部分は起立する弾性ばね片の基底部
    となる大径円形部分5’aと、バルブハウジング1’の
    中央通孔4’に隙間をもって嵌合する小径軸部5’b
    と,先端膨大部5’cと、前記大径円形部分から小径軸
    部まで下方へ傾斜し、内圧を受ける傾斜面5’dとでな
    り、使用時、バルブステムの押し下げにより前記横孔
    4’はステムラバ9’による閉鎖から開放されるが、前
    記大径円形部分5’aの周縁部とバルブハウジングの弁
    室2’の中段突出肩部1’aとの間は閉鎖された状態に
    あるため初期噴出圧が抑制される第1使用段階から、内
    部加圧ガスのガス圧により前記弾性ばね片のばね力に抗
    して可動弁5’が押し上げられ、前記周縁部と前記突出
    肩部1’aとの間に隙間ができて噴口から噴出が生じる
    第2使用段階へ移行するようにし、前記弾性ばね片1
    0’は一定の内部加圧ガスのガス圧に抗して耐え得るこ
    とを特徴にしてなる請求項1記載の可動弁を内蔵したエ
    アゾール噴出装置。
  3. 【請求項3】加圧ガスは空気、窒素ガス、炭酸ガスなど
    の圧縮ガス、およびそれと液化石油ガスとの混合物も含
    むものとし、そのような加圧ガスにおいて、金属製コイ
    ルばね10は約3Kgのガス圧に耐え得るものであり、
    前記コイルばねと可動弁によって初期噴出圧力を押さえ
    ることにより、内容物が全量噴出されて後も、残留ガス
    として約3Kgの加圧ガスを残留させることができ、そ
    れによって、内容物の初期噴出から最終噴出まで安定し
    た噴出を可能とする請求項1記載の可動弁を内蔵したエ
    アゾール噴出装置。
  4. 【請求項4】加圧ガスは空気、窒素ガス、炭酸ガスなど
    の圧縮ガス、およびそれと液化石油ガスとの混合物も含
    むものとし、そのような加圧ガスにおいて、前記弾性ば
    ね片10’は約3Kgのガス圧に耐え得るものであり、
    前記合成樹脂性ばね付き可動弁5’によって初期噴出圧
    力を押さえることにより、内容物が全量噴出されて後
    も、残留ガスとして約3Kgの加圧ガスを残留させるこ
    とができ、それによって、内容物の初期噴出から最終噴
    出まで安定した噴出を可能とする請求項2記載の可動弁
    をを内蔵したエアゾール噴出装置。
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