JP3408588B2 - 無電極放電灯点灯装置 - Google Patents
無電極放電灯点灯装置Info
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- JP3408588B2 JP3408588B2 JP23665693A JP23665693A JP3408588B2 JP 3408588 B2 JP3408588 B2 JP 3408588B2 JP 23665693 A JP23665693 A JP 23665693A JP 23665693 A JP23665693 A JP 23665693A JP 3408588 B2 JP3408588 B2 JP 3408588B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電極のない放電灯に放
電灯電流を流し、放電灯を点灯させるようにした無電極
放電灯点灯装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の無電極放電灯点灯装置には、図4
に示すように放電灯21を終端のない環状に形成し、こ
れを鉄心22に対して鎖状に装着して、放電灯21に磁
束を鎖交させ、これにより放電灯21に放電灯電流を流
して、放電灯21を点灯させるようにしたものがある
(例えば特願平4−5146)。この場合、無電極であ
るため、フィラメントロスがなく、管電流を大きくでき
る。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、無電極放電
灯点灯装置の場合、管電流を大きくしても、蛍光体が塗
ってある管表面が狭いと放電灯21の光量が管電流に比
例して増加しない為、放電灯21の管径を太くする必要
がある。しかし、従来の場合、図4に示すように放電灯
21がその全長に亘って同一太さであったため、放電灯
21の管径を太くすると、放電灯21の光量を増加でき
るが、鉄心22が大きくなり(磁路長が長くなる)、こ
のため鉄心22のロスが増加するという問題があった。 【0004】本発明は、上記問題点に鑑み、放電灯の光
量を所定量以上に保持したままで、鉄心のロスを低減で
きるようにしたものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】この技術的課題を解決す
るための本発明の技術的手段は、終端のない放電灯1に
磁束を鎖交させて、該放電灯1に放電灯電流を流すよう
にした無電極放電灯点灯装置において、放電灯1の一部
に、細く形成してなる細管部2が設けられ、この細管部
2に前記磁束の磁路を形成するための環状の鉄心3が外
嵌され、放電灯1の細管部2以外の部分は、鉄心3の内
径よりも太い管状部とされ、かつ、放電灯1を終端のな
い環状に形成するように湾曲されている点にある。 【0006】 【作用】一次コイル5に高周波電源6を接続すると、鉄
心3に磁束が発生し、放電灯1が鉄心3に磁束を鎖交さ
せて、該放電灯1に放電灯電流が流れ、放電灯1が点灯
する。 【0007】 【実施例】以下、本発明を図示の実施例に従って説明す
ると、図1及び図2において、1は電極がなくかつ終端
のない環状の放電灯で、放電管内部のガス成分、水銀等
は電極を有する通常の放電灯と同様の構成であり、放電
管内面に蛍光体が塗ってある。この放電灯1の一部に、
細く形成してなる細管部2が設けられている。3は環状
の鉄心で、放電灯1の細管部2に外嵌されている。5は
一次コイルで、前記鉄心3に卷回されており、この一次
コイル5に高周波電源6を接続することにより、鉄心3
に磁束が発生するようになっている。従って、前記放電
灯1は、1ターンの二次コイルを構成するように鉄心3
に対して鎖状に装着されており、電極を有する通常の放
電灯におけるトランスと同様の原理により鉄心3の磁束
と鎖交する放電灯1に放電灯電流が流れるようになって
いる。 【0008】図3は他の実施例を示し、放電灯電流が流
れ始めることを助けるために放電灯1に一対の補助電極
7を設け、この補助電極7間に500KHZ 、500V
の高周波電源8が接続され、また一次コイル5の両端
に、共振コンデンサ11が接続されると共に、安定器チ
ョーク12を介して500KHZ 、50Vの高周波電源
6が接続され、前記補助電極7によって放電灯1を放電
させた後に鉄心3の磁束との鎖交によって放電灯電流が
流れるようにしたものである。その他の点は前記実施例
と同様の構成である。 【0009】 【発明の効果】本発明によれば、放電灯1の一部に、細
く形成してなる細管部2が設けられ、この細管部2に前
記磁束の磁路を形成するための鉄心3が外嵌されている
ので、放電灯1を太く形成しても、鉄心1を大きくする
必要がなくなり、鉄心3のロスを小さく抑えることがで
きる。また、放電灯1の細管部2以外の部分は、鉄心3
の内径よりも太い管状部とされ、かつ、放電灯1を終端
のない環状に形成するように湾曲されているので、鉄心
1を小さく形成できるにも拘わらず、細管部2以外の放
電灯1の大部分を、鉄心1の内径よりも太い管状部に形
成できると同時に、太い管状部とされた細管部2以外の
部分を、放電灯1を環状に形成するように湾曲すること
によって、細管部2の長さに比べて非常に長く形成でき
るため、細管部2を形成したことによる光量の減少を極
僅かな量に抑えることができ、放電灯1の光量を確実に
所定以上に保持することができる。 【0010】しかも、放電灯1自体は、放電灯1の一部
に細管部2が設けられているのみで、その他の部分は通
常使用されている環状の放電灯と同様な形状となるか
ら、放電灯1自体を簡単かつ安価に製造することができ
るし、また放電灯全体を太い環 状に形成しておいて、後
から放電灯1の一部に外部より熱を加えることによって
も、細管部2を簡単に形成することもできる。また、放
電灯1の細管部2はその外周全体が外部に露出した状態
になるから、細管部2への鉄心3の装着も簡単になすこ
とができる。従って、無電極放電灯点灯装置全体を容易
かつ安価に製造することができ、その実用的効果は著大
である。
電灯電流を流し、放電灯を点灯させるようにした無電極
放電灯点灯装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の無電極放電灯点灯装置には、図4
に示すように放電灯21を終端のない環状に形成し、こ
れを鉄心22に対して鎖状に装着して、放電灯21に磁
束を鎖交させ、これにより放電灯21に放電灯電流を流
して、放電灯21を点灯させるようにしたものがある
(例えば特願平4−5146)。この場合、無電極であ
るため、フィラメントロスがなく、管電流を大きくでき
る。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、無電極放電
灯点灯装置の場合、管電流を大きくしても、蛍光体が塗
ってある管表面が狭いと放電灯21の光量が管電流に比
例して増加しない為、放電灯21の管径を太くする必要
がある。しかし、従来の場合、図4に示すように放電灯
21がその全長に亘って同一太さであったため、放電灯
21の管径を太くすると、放電灯21の光量を増加でき
るが、鉄心22が大きくなり(磁路長が長くなる)、こ
のため鉄心22のロスが増加するという問題があった。 【0004】本発明は、上記問題点に鑑み、放電灯の光
量を所定量以上に保持したままで、鉄心のロスを低減で
きるようにしたものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】この技術的課題を解決す
るための本発明の技術的手段は、終端のない放電灯1に
磁束を鎖交させて、該放電灯1に放電灯電流を流すよう
にした無電極放電灯点灯装置において、放電灯1の一部
に、細く形成してなる細管部2が設けられ、この細管部
2に前記磁束の磁路を形成するための環状の鉄心3が外
嵌され、放電灯1の細管部2以外の部分は、鉄心3の内
径よりも太い管状部とされ、かつ、放電灯1を終端のな
い環状に形成するように湾曲されている点にある。 【0006】 【作用】一次コイル5に高周波電源6を接続すると、鉄
心3に磁束が発生し、放電灯1が鉄心3に磁束を鎖交さ
せて、該放電灯1に放電灯電流が流れ、放電灯1が点灯
する。 【0007】 【実施例】以下、本発明を図示の実施例に従って説明す
ると、図1及び図2において、1は電極がなくかつ終端
のない環状の放電灯で、放電管内部のガス成分、水銀等
は電極を有する通常の放電灯と同様の構成であり、放電
管内面に蛍光体が塗ってある。この放電灯1の一部に、
細く形成してなる細管部2が設けられている。3は環状
の鉄心で、放電灯1の細管部2に外嵌されている。5は
一次コイルで、前記鉄心3に卷回されており、この一次
コイル5に高周波電源6を接続することにより、鉄心3
に磁束が発生するようになっている。従って、前記放電
灯1は、1ターンの二次コイルを構成するように鉄心3
に対して鎖状に装着されており、電極を有する通常の放
電灯におけるトランスと同様の原理により鉄心3の磁束
と鎖交する放電灯1に放電灯電流が流れるようになって
いる。 【0008】図3は他の実施例を示し、放電灯電流が流
れ始めることを助けるために放電灯1に一対の補助電極
7を設け、この補助電極7間に500KHZ 、500V
の高周波電源8が接続され、また一次コイル5の両端
に、共振コンデンサ11が接続されると共に、安定器チ
ョーク12を介して500KHZ 、50Vの高周波電源
6が接続され、前記補助電極7によって放電灯1を放電
させた後に鉄心3の磁束との鎖交によって放電灯電流が
流れるようにしたものである。その他の点は前記実施例
と同様の構成である。 【0009】 【発明の効果】本発明によれば、放電灯1の一部に、細
く形成してなる細管部2が設けられ、この細管部2に前
記磁束の磁路を形成するための鉄心3が外嵌されている
ので、放電灯1を太く形成しても、鉄心1を大きくする
必要がなくなり、鉄心3のロスを小さく抑えることがで
きる。また、放電灯1の細管部2以外の部分は、鉄心3
の内径よりも太い管状部とされ、かつ、放電灯1を終端
のない環状に形成するように湾曲されているので、鉄心
1を小さく形成できるにも拘わらず、細管部2以外の放
電灯1の大部分を、鉄心1の内径よりも太い管状部に形
成できると同時に、太い管状部とされた細管部2以外の
部分を、放電灯1を環状に形成するように湾曲すること
によって、細管部2の長さに比べて非常に長く形成でき
るため、細管部2を形成したことによる光量の減少を極
僅かな量に抑えることができ、放電灯1の光量を確実に
所定以上に保持することができる。 【0010】しかも、放電灯1自体は、放電灯1の一部
に細管部2が設けられているのみで、その他の部分は通
常使用されている環状の放電灯と同様な形状となるか
ら、放電灯1自体を簡単かつ安価に製造することができ
るし、また放電灯全体を太い環 状に形成しておいて、後
から放電灯1の一部に外部より熱を加えることによって
も、細管部2を簡単に形成することもできる。また、放
電灯1の細管部2はその外周全体が外部に露出した状態
になるから、細管部2への鉄心3の装着も簡単になすこ
とができる。従って、無電極放電灯点灯装置全体を容易
かつ安価に製造することができ、その実用的効果は著大
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】同平断面図である。
【図3】他の実施例を示す構成図である。
【図4】従来例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 放電灯
2 細管部
3 鉄心
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 終端のない放電灯(1)に磁束を鎖交さ
せて、該放電灯(1)に放電灯電流を流すようにした無
電極放電灯点灯装置において、 放電灯(1)の一部に、細く形成してなる細管部(2)
が設けられ、この細管部(2)に前記磁束の磁路を形成
するための環状の鉄心(3)が外嵌され、放電灯(1)
の細管部(2)以外の部分は、鉄心(3)の内径よりも
太い管状部とされ、かつ、放電灯(1)を終端のない環
状に形成するように湾曲されていることを特徴とする無
電極放電灯点灯装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23665693A JP3408588B2 (ja) | 1993-09-22 | 1993-09-22 | 無電極放電灯点灯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23665693A JP3408588B2 (ja) | 1993-09-22 | 1993-09-22 | 無電極放電灯点灯装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0794151A JPH0794151A (ja) | 1995-04-07 |
JP3408588B2 true JP3408588B2 (ja) | 2003-05-19 |
Family
ID=17003848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23665693A Expired - Fee Related JP3408588B2 (ja) | 1993-09-22 | 1993-09-22 | 無電極放電灯点灯装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3408588B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5834905A (en) * | 1995-09-15 | 1998-11-10 | Osram Sylvania Inc. | High intensity electrodeless low pressure light source driven by a transformer core arrangement |
US5722549A (en) * | 1996-05-22 | 1998-03-03 | Osram Sylvania Inc. | Closed-loop tubular lamp envelope and method of manufacture |
JP2003109548A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-11 | Matsushita Electric Works Ltd | 無電極放電灯点灯装置 |
CN2645232Y (zh) * | 2003-08-04 | 2004-09-29 | 上海宏源照明电器有限公司 | 具有立体造型灯管的电磁感应灯 |
WO2005088676A1 (fr) * | 2004-03-17 | 2005-09-22 | Shanghai Hongyuan Lighting & Electrical Equipment Co., Ltd. | Lampe amelioree a induction electromagnetique |
CN100447939C (zh) * | 2004-12-22 | 2008-12-31 | 李进 | 外包组合式磁能发生器及其磁能灯 |
KR101106623B1 (ko) * | 2010-07-13 | 2012-01-20 | 주식회사 필룩스 | 조명 시스템 |
-
1993
- 1993-09-22 JP JP23665693A patent/JP3408588B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0794151A (ja) | 1995-04-07 |
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Legal Events
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20030225 |
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