JP3408384B2 - 無線電話装置とサービス制御局と通信料金管理装置 - Google Patents

無線電話装置とサービス制御局と通信料金管理装置

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JP3408384B2 JP28074596A JP28074596A JP3408384B2 JP 3408384 B2 JP3408384 B2 JP 3408384B2 JP 28074596 A JP28074596 A JP 28074596A JP 28074596 A JP28074596 A JP 28074596A JP 3408384 B2 JP3408384 B2 JP 3408384B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル方式自動
車電話網及びPHS(Personal Handyphone System)網
を介して接続される無線電話装置に関し、特に通信料金
支払を明確にした無線電話装置に関するものである。ま
た本発明は、デジタル方式自動車電話網及びPHS網を
介して接続される事業者において、特に通信時の課金方
法を明確にしたサービス制御局さらにこのサービス制御
局の指示により通信料金を管理する通信料金管理装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】無線電話装置を用いて通信を行う場合、
事業者側交換機では加入者用の無線電話装置から送信さ
れた無線電話装置識別子をもとに、その無線電話装置の
加入者に対して課金処理を行っている。
【0003】この課金処理の一例として、特開平06−
296204号公報に示すように、個人識別情報保持手
段を用いて課金対象となる加入者を決定している。すな
わち、自分の電話機から自由に発信でき、その電話機の
加入者宛の電話がその電話機にかかってきて受信でき、
その利用についてその加入者に対して課金される「自分
の電話」として、どこにいても日常使用している電話機
同様に移動電話機を使用できることを目的とし、ICカ
ードのような個人識別情報を保持する手段と、それ以外
の電話機の機能を実現する手段とを具備し、個人識別情
報を保持する手段が本体より分離可能であり、個人識別
情報を保持する手段を本体と結合したとき又は結合した
後適当なときに、個人識別情報を保持する手段が保持す
る個人識別情報を電話網に対して知らせ、個人識別情報
を保持する手段を本体から分離したとき、又は分離した
後適当なときに、個人識別情報を保持する手段が分離さ
れたことを電話網に知らせることを特徴としている。
【0004】具体的には、ICカードを移動用の本体電
話機に挿入設定したときには、挿入と同時にその電話機
から公衆回線を通して電話網に個人識別情報を伝え、そ
の後その電話機から自由に発信可能とし、またその電話
機にかかってきたその個人識別情報の保有者宛の電話を
その電話機で受信できることとなる。この場合の課金は
その電話機から発信通話に対してその個人識別情報の保
有者宛に課金され、ICカードに対して課金されること
になっている。
【0005】また、特開平04−342354号公報に
示すように、クレジットカードを用いて課金対象となる
利用者を決定している。本公報は、遊園地などに行って
携帯電話端末をレンタルする際、クレジットカードを持
っていても、クレジットカードに連携した携帯電話端末
のレンタルサービスを可能とすることを目的とし、本携
帯電話システムは、交換機と、交換機に接続される複数
の無線基地局と、任意の無線基地局に無線回線を介して
接続可能な携帯電話端末と、該携帯電話端末が何れの無
線基地局のサービスエリアにいるかの位置情報を記憶す
る機能とを有し、該携帯電話端末に対する呼に対して、
記憶された該位置情報に基づいて、対応する無線基地局
を介して該携帯電話端末を呼び出す回線制御部とを備
え、各携帯電話端末に対する呼び出しは、夫々の携帯電
話端末予め与えられた個人別電話番号により行うととも
に、課金に対応する個人別電話番号に対して行う携帯電
話システムにおいて、携帯電話端末接続手段と、クレジ
ットカードの番号と該携帯電話端末接続手段に接続され
た携帯電話端末の個人別電話番号とを読み取る番号読み
取り手段と、利用料金計算手段とを設け、クレジットカ
ードを用いて該携帯電話端末をレンタルする際、該番号
読み取り手段で読み取ったクレジットカード番号と個人
別電話番号とを用いてクレジットカード番号対個人別電
話番号の対象テーブルを作成し、該携帯電話システムか
らの個人別電話番号毎の課金データを利用して、クレジ
ットカード番号に対する携帯電話端末の利用料金を算出
し、クレジットカードの口座から算出した利用料金を自
動引き落としを可能としたことを特徴とし、一つのクレ
ジットカードで複数の携帯電話端末を予約した場合で
も、クレジットカードに連携した携帯電話端末のレンタ
ルサービスを可能としている。
【0006】更に、特開平03−80717号公報に示
すように、プリペイドカード(テレフォンカード)を用
いて通信料金の前納を行っている。すなわち、本携帯電
話システムにおいて、携帯電話機固有の移動機識別番号
(IDコード)をどのエリアにいるのかをそのエリアの
基地局に送信し、位置登録情報として着信に備えている
場合の移動機用IDコードに対して課金登録処理が複雑
になり、この料金処理による交換機側の負担を軽減する
ことを目的とし、携帯電話機にテレフォンカードの挿入
口を設けておき、該テレフォンカードの有価情報を読み
取り、通話料金分に応じた情報を有価情報から減じ、残
りの有価情報をこのテレフォンカードに更新記録して返
却するカード処理手段を備えた携帯電話機を提供してい
る。従って、通話料は記録カードであるテレフォンカー
ドで清算されるので、交換機側での課金登録演算処理が
不要となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の事業者
側の課金方法は、移動用無線電話装置の加入者に対して
行われ、他人が無線電話装置を使用した際の通信料金も
無線電話装置の加入者が負担しなくてはならない。
【0008】また、特開平06−296204号公報
は、個人識別情報保持手段を用いて任意の電話機からの
送信、任意の電話機にかかってきた使用者宛の通信が受
信可能となり、個人情報保持手段が電話機本体にセット
されている事により利用者に対して課金される点でその
効果があるが、事前に事業者との契約において個人情報
保持手段の配布を受けていなければならず、更に事業者
毎に異なる個人識別情報保持手段を用いなければならな
いという問題点がある。
【0009】また、特開平04−342354号公報は
クレジットカードを用いて電話機からの送信が可能とな
り、無線電話を使用した際の通信料金を使用者が負担す
るという効果を挙げることが出来るが、遊園地のような
特定エリアに限定されており、クレジットカード所有者
の使用状況によっては、遊園地側で支払いを認められな
い場合など、カード使用代金の支払いがクレジットカー
ド会社に対して行われないことも生じることが考えられ
る。
【0010】さらに、特開平03−080717号公報
はプリペイドカードを用いて任意の電話機からの送信が
可能となり、他人が無線電話を使用した際の通信料金を
電話機の加入者が負担しなくてすむ効果を挙げることが
できるが、偽造されたプリペイドカードを使用された場
合、事業者は通信料金の納入(前納)をされないまま、
通信させてしまうことになる。
【0011】[発明の目的]本発明の目的は事業者側に
おいて、同一無線電話機から発せられた通信を料金負担
者を識別し課金先を決定することで、他人が無線電話装
置を使用した際の通信料金を、無線電話装置の加入者が
負担しなくてすむようにすることを目的とする。
【0012】また、無線電話装置の事業者に依存しない
汎用的な有価情報保持手段を用いて通信終了時に通信料
金の決済を行うことにより、事前の事業者との契約が不
要になり、強いては個人情報手段を所持しなくてすみ、
且つ、クレジットカード会社や事業者が通信料金の負担
をしなくて済むようにすることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明により形成される
無線電話装置1(図1参照)には、カード挿入口3を設
けておく。カード挿入口3に挿入するICカードはカー
ド番号(口座番号)及び有価情報をデータとして保持し
ており、利用分野は無線電話装置の通信料金支払い手段
に限らずさまざまな用途(例えば買物)で利用可能な汎
用的なものを用いる。
【0014】通信料金支払い手段としてICカードを用
いる場合は、通信開始前にカード挿入口3にICカード
2を挿入する。無線電話装置の加入者が口座からの引き
落としを希望する場合はカード挿入口3にはなにも挿入
しない。呼設定メッセージ送信時には呼制御部5におい
て、そのメッセージ中の発サブアドレスに、料金負担者
種別(加入者/ICカード)及びカードが挿入されてい
る場合はカード処理部4で読み出したICカード番号を
設定する。
【0015】[作用]呼設定メッセージを受け取った事
業者ではカード会社から提供されているデータベースを
基に照合を行う。受信したカード番号がデータ内に存在
したら、課金可能であり、課金情報管理装置に対し課金
処理開始を通知し、通信開始が可能である。受信したカ
ード番号がデータ内に存在しない場合は課金不可であ
り、通信を終了することが可能である。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施
形態の移動可能な携帯用無線電話装置の構成図である。
本実施形態の無線電話装置1aは、ICカード2を挿入
する為のカード挿入口3と、挿入されたICカード2か
らICカード番号の読み取り、有価情報の読み取り及び
書き込みを行うカード処理部4と、デジタル方式自動車
電話システム標準規格(RCRSTD−27)及び第二
世代コードレス電話システム標準規格(RCR STD
−28)に則った呼制御部5と、キー入力する操作部1
c、これらを制御するプログラムと、該無線電話装置内
の全般的な制御を行うCPUとによって成り立ってい
る。
【0017】本発明に用いるICカードは、少なくとも
記憶領域を有するオンチップのメモリとCPUと入出力
端子を具備し、例えば64kbiteの記憶容量を有し
ている。接触型のICカードの場合にはICカードの入
出力端子と電話装置の入出力端子とを直接接触してCP
Uの制御の下でデータの送受を行ない、非接触型の場合
には入出力データを無線変調したり、光信号に変調して
非接触で本体電話装置にデータを送受する。
【0018】また、本無線電話装置の主な機能である、
カード挿入有無識別機能13と、料金負担者種別設定機
能14と、ICカード番号設定機能15と、有価情報設
定機能16の処理について図3のフローチャートに従い
説明する。
【0019】通信料金支払い手段としてICカード2を
用いる場合は、通信開始前にICカード2を無線電話装
置1aのカード挿入口3に挿入する。無線電話装置の加
入者が口座からの引き落としを希望する場合はカード挿
入口3にはなにも挿入しない。
【0020】通信先電話番号がダイアルされると、カー
ド挿入有無識別機能13において、ICカード2が挿入
されているかどうかを判断し、挿入されている場合には
料金負担者種別設定機能14によりサブアドレスに料金
負担者種別としてICカードを設定する。挿入されてい
ない場合には、料金負担者種別として加入者を設定す
る。
【0021】料金負担者種別設定機能14において、料
金負担者種別としてICカードが設定された場合は、I
Cカード番号設定機能15において、サブアドレスにI
Cカード番号を設定し、その後、図1のカード処理部4
を介して読み取った有価情報を有価情報設定機能16に
おいてサブアドレスに設定し、呼制御部5により呼設定
メッセージを送信する。料金負担者種別として加入者が
設定された場合はサブアドレスにはICカード番号を設
定出来ないのでICカード番号無しで呼設定メッセージ
を送信する。
【0022】図2は、本発明の一実施形態の無線電話装
置を用いたシステム構成図である。本実施形態のシステ
ムは、携帯用の複数の無線電話端末1a,1bと、基地
局6a〜6dと、加入者線7a,7bと、多数の基地局
を収容する無線電話用接続装置8a,8bと、交換機9
a〜9dと、全基地局を管理するサービス制御局10
と、ICカード用データベース11と、課金情報管理装
置12とによって成り立っている。
【0023】無線電話端末1aからの発呼を基地局6a
で受信した呼設定メッセージは、加入者線7aと、多数
の基地局とを収容する無線電話用接続装置8aと、交換
機9aを介してサービス制御局10に伝達される。
【0024】料金負担者識別機能、ICカード番号照合
機能、残高チェック機能、課金機能、解放完了メッセー
ジ送信処理、呼設定受付メッセージ送信処理について、
図4のフローチャートに従い説明する。
【0025】呼設定メッセージを受信したサービス制御
局10では、料金負担者識別機能17において料金負担
者がICカードであるのか否かを判断する。ICカード
でないNOの場合で、料金負担者が加入者の場合は、無
線電話装置の識別子を基にした課金処理開始指示を課金
情報管理装置12に対して送信する。
【0026】料金負担者がICカードの場合は、ICカ
ード番号照合機能18において、カード会社から提供さ
れているICカード用データベース11を基に受信した
呼設定メッセージ中の発サブアドレスにおけるICカー
ド番号を照合する。ICカード用データベース11中に
受信したメッセージで通知されたICカード番号が存在
してNOであれば、残高チェック機能19において、呼
設定メッセージ中の発サブアドレスにおける残高をチェ
ックする。残高が有って残高が0以外の場合はICカー
ド番号及び残高データを基にした課金処理開始指示を課
金情報管理装置12に対して送信する。残高が0であり
NOの場合は、解放完了メッセージ送信機能21におい
て無線電話装置1aに対して解放完了メッセージを送信
する。
【0027】つぎに、課金指示機能20aにおいて、課
金処理開始指示を送信したサービス制御局10は、交換
機9aと、無線電話用接続装置8aと、加入者線7a
と、基地局6aとを介して、無線電話端末装置1aに対
して呼設定受付メッセージ送信処理22において、呼設
定受付メッセージを送信し、通信を開始する。
【0028】また、呼設定メッセージ中のサブアドレス
における料金負担者種別がICカードでICカード用デ
ータベース11を用いた照合の結果、ICカード用デー
タベース11中に受信したメッセージで通知されたIC
カード番号が存在しない場合は課金不可の為、解放完了
メッセージ送信処理21において無線電話装置1aに対
して解放完了メッセージを送信する。
【0029】つぎに、残高データ減算機能と、残高チェ
ック機能と、アラーム通知機能と、課金処理終了指示受
信機能と、課金処理終了機能とについて、図5のフロー
チャートに従い説明する。
【0030】サービス制御局10からの課金処理開始指
示を受けた課金情報管理装置12では、通話時間や、通
話距離等を基に、料金計算を行い残高データ減算機能2
3において残高データの減算を行う。残高データの減算
が行われたならば、残高チェック機能24において、通
信を継続する為に十分な残高(残高の基準は事業者が独
自に決定する。)が残っているかチェックを行う。残高
が少ない場合はアラーム通知機能25において、サービ
ス制御局10に対してアラームを通知し、それを受け取
ったサービス制御局10は無線電話装置に対して通知す
る。通知を受けた無線電話装置は、警告音、メッセージ
表示等で使用者に対して通信を継続する為の残高が残り
少ないことを報知する。
【0031】つぎに、課金処理終了指示受信機能26に
おいて、通話の終了指示を受けた場合は、課金処理終了
機能27において、課金処理を終了する。終了指示を受
けるまでは、課金処理終了機能27でNOの判断によ
り、残高データ減算機能23と、残高チェック機能24
と、アラーム通知機能25とを繰り返し行う。
【0032】また、切断メッセージ送信処理28と、解
放メッセージ受信処理29と、切断メッセージ受信処理
30と、解放メッセージ送信処理31と、解放完了メッ
セージ受信処理32と、カード挿入有無識別機能33
と、有価情報書き込み機能34とについて、図6のフロ
ーチャートに従い説明する。
【0033】通信中の携帯用の無線電話装置において、
自無線電話装置1aから通話オフをプッシュして通信切
断を行うと、切断メッセージ送信処理28において、切
断メッセージを基地局6aに送信する。切断メッセージ
送信後、自無線電話装置1aは基地局6aから解放メッ
セージを受信すると、解放メッセージ受信処理29にお
いて解放メッセージ受信処理され、カード挿入有無識別
機能33においてICカード2が自無線電話装置1aに
挿入されているかどうかを判断する。
【0034】通信中の無線電話装置1aにおいて、相手
側端末から通信切断が行われ、無線電話装置1aは切断
メッセージを受信すると、切断メッセージ受信処理30
において切断メッセージ受信の処理を行われ、解放メッ
セージ送信処理31において解放メッセージを送信す
る。無線電話装置1aは、解放メッセージ送信後、基地
局6aから解放完了メッセージを受信すると、解放完了
メッセージ受信処理32において解放完了の処理され、
カード挿入有無識別機能33においてICカード2が挿
入されているかどうかを判断する。
【0035】つぎに、カード挿入口にカード挿入されて
いる場合には、有価情報書き込み機能34において解放
メッセージ、又は解放完了メッセージ中の料金通知の値
を図1のカード処理部4を介してICカード2に有価情
報として書き込む。
【0036】上記切断メッセージ受信処理後、課金機能
について図7のフローチャートに従い説明する。サービ
ス制御局10において、無線電話端末1aからの切断メ
ッセージを、基地局6aと、加入者線7aと、無線電話
用接続装置8aと、交換機9aとをそれぞれ介して受信
すると、切断メッセージ受信処理35において切断の処
理を行われ、課金指示機能20bにおいて、該当する呼
の課金終了指示を課金情報管理装置12に対して送信す
る。事業者では課金情報管理装置12の課金情報を基に
料金を負担するのが、加入者の場合は加入者の口座から
の引き落とし、ICカード2の場合はカード会社に対し
て料金の請求を行う。
【0037】ここで、解放メッセージ、又は解放完了メ
ッセージを受信することなく、通信が途中で切断される
場合も考えられるので、ICカード2における特定のデ
ータを使用して、有価情報が書き込まれたか否かを管理
する必要がある。ICカード2へのデータが書き込み完
了になっていない場合は、通信を行ったにもかかわらず
ICカード2の有価情報が減じられていないと考えら
れ、次回の使用が出来ないようにしておき、そのICカ
ードを挿入した無線電話装置から事業者に連絡をとり、
書き込み完了にデータを書き換えるようにしておけば、
通信料金を負担せずに通信を行うことを未然に防ぐこと
が可能となる。
【0038】図8、図9、図10は、本発明の無線電話
装置を用いたシステムの一実施形態である。
【0039】図8では、無線電話装置1aにより通常の
呼設定メッセージを送信する前に、呼設定メッセージ中
の発サブアドレスに料金負担者種別及びICカード番号
を付加する。この料金負担者種別及びICカード番号を
付加した呼設定メッセージを受信した電話回線網では、
発サブアドレスの料金負担者種別を識別し、上述の図4
のフローチャートに従い処理され、無線電話装置1aへ
呼設定確認メッセージ又は解放完了メッセージを送信す
る。また、課金が相手先となるコールバックの場合に
は、相手先の無線電話端末へ呼設定メッセージを送信す
る。
【0040】また、図9では、自無線電話端末1aから
切断した場合の例である。自無線電話端末1aから電話
回線網へ切断メッセージ送信後、自無線電話端末1a
は、電話回線網から解放メッセージを受信し、ICカー
ド2を用いている場合は、解放メッセージ、又は解放完
了メッセージ中の料金通知の値を、図1のカード処理部
4を介してICカード2に有価情報として書き込む。
【0041】自無線電話端末1aがICカード2を用い
ている場合は、カード処理部4で読み取った有価情報か
ら解放メッセージ中の料金通知分を引いた有価情報をI
Cカード2に書き込む。又、相手側端末へは切断のメッ
セージを送信する。こうして、電話回線網は課金情報を
送信終了して後に解放メッセージを送信することで、I
Cカード2への有価情報の更新を終了するので、書き込
み完了のデータを書き換えるようにして、通信料金を負
担せずに通信を行うようなことを未然に防ぐことができ
る。
【0042】さらに、図10では、相手側端末から切断
された場合の例である。相手側端末から切断メッセージ
を受信した電話回線網では、無線電話装置1aに対して
切断メッセージを送信する。無線電話装置1aでは切断
メッセージ受信後、解放メッセージを送信し、電話回線
網から解放完了メッセージを受信する。無線電話装置1
aがICカード2を用いている場合は、解放メッセー
ジ、又は解放完了メッセージ中の料金通知の値を図1の
カード処理部を介してICカード2に有価情報として書
き込む。こうして、相手側端末から切断された場合で
も、電話回線網から料金を負担する無線電話装置1aに
ICカード2の料金通知と共に解放完了メッセージを送
信するので、通信料金を負担せずに通信を行うようなこ
とを未然に防ぐことができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、他人が
無線電話を使用した際の通信料金を無線電話装置の加入
者が負担しなくてすむ効果を挙げることができる。
【0044】また、各事業者においてカード会社からI
Cカードに関するデータの提供を受けることによって無
線電話装置の使用者が事業者を意識することなく、カー
ドを使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す無線電話装置の構成
図である。
【図2】無線電話装置を用いたシステム構成図である。
【図3】本発明の無線電話装置側におけるカード挿入有
無識別機能、料金負担者種別設定機能、ICカード番号
設定機能の処理の流れを表しているフローチャートであ
る。
【図4】本発明の網側における料金負担者種別設定機
能、ICカード番号照合機能、残高チェック機能、課金
機能、解放完了メッセージ送信処理、呼設定受付メッセ
ージ送信処理の処理の流れを示しているフローチャート
である。
【図5】本発明の残高データ減算機能、残高チェック機
能、アラーム通知機能、課金処理終了指示受信機能、課
金処理終了機能の流れを示しているフローチャートであ
る。
【図6】本発明の切断メッセージ送信処理、解放メッセ
ージ受信処理、切断メッセージ受信処理、解放メッセー
ジ送信処理、解放完了メッセージ受信処理、カード挿入
有無識別機能、有価情報書き込み機能の流れを示してい
るフローチャートである。
【図7】本発明の切断メッセージ受信処理、課金機能の
流れを示しているフローチャートである。
【図8】呼設定メッセージに料金負担者種別を設定する
時のシーケンス図である。
【図9】自無線電話装置から呼を切断した場合のICカ
ードに有価情報を書き込む時のシーケンス図である。
【図10】相手側端末から呼を切断した場合のICカー
ドに有価情報を書き込む時のシーケンス図である。
【符号の説明】
1a〜1b 無線電話装置 2 ICカード 3 カード挿入口 4 カード処理部 5 呼制御部 6a〜6d 基地局 7a〜7b 加入者線 8a〜8b 無線電話用接続装置 9a〜9d 交換機 10 サービス制御部 11 ICカード用データベース 12 料金情報管理装置 13 カード挿入有無識別機能 14 料金負担者種別設定機能 15 ICカード番号設定機能 16 有価情報設定機能 17 料金負担者識別機能 18 ICカード番号照合機能 19 残高チェック機能 20a〜20b 課金指示機能 21 解放完了メッセージ送信処理 22 呼設定受付メッセージ送信処理 23 残高データ減算機能 24 残高チェック機能 25 アラーム通知機能 26 課金処理終了指示受信機能 27 課金処理終了機能 28 切断メッセージ送信処理 29 解放メッセージ受信処理 30 切断メッセージ受信処理 31 解放メッセージ送信処理 32 解放完了メッセージ受信処理 33 カード挿入有無識別機能 34 有価情報書き込み機能 35 切断メッセージ受信処理

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信料金を支払うためのICカードを取
    り付けるカード取付口を備え、前記カード挿入口にIC
    カードを取り付けた状態で発信したときに当該ICカー
    ド側から通信料金を支払い、当該カード取付口にICカ
    ードを取り付けない状態で発信したときに通信事業者の
    提供するサービスを受ける加入者の口座から通信料金を
    支払うデジタル方式自動車電話網又はPHS網の無線電
    話装置であって、 発信時に前記カード取付口へのICカードの取り付けの
    有無を識別する識別手段と、 前記識別手段によってカード取付口にICカードが取り
    付けられていたと判断された場合に 呼設定メッセージに
    おける発呼のための発サブアドレス情報に前記ICカー
    ドで支払える有価情報とICカード番号とを付加する付
    加手段を備えたことを特徴とする無線電話装置。
  2. 【請求項2】 請求項記載の無線電話装置において、 通信終了時に前記ICカードの有価情報として解放メッ
    セージ、又は解放完了メッセージ中の料金通知の値を
    込む手段を備えたことを特徴とする無線電話装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の無線電話装置から
    送られる発サブアドレス情報に基づいて通話料金の支払
    い元を識別する支払い元識別手段と、 前記支払い元識別手段によって通話料金の支払い元がI
    Cカード側であることと判断された場合に前記発サブア
    ドレス情報に付加されているICカード番号とデータベ
    ース内のICカード番号との照合を行う照合手段とを備
    えたことを特徴とするサービス制御局。
  4. 【請求項4】 請求項記載のサービス制御局からの指
    示による通信料金に基づいて前記ICカードのカード会
    社に対して通信料金の請求を行う手段を備えたことを特
    徴とする通信料金管理装置。
JP28074596A 1996-10-23 1996-10-23 無線電話装置とサービス制御局と通信料金管理装置 Expired - Fee Related JP3408384B2 (ja)

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