JP3406848B2 - 内視鏡用送気装置 - Google Patents

内視鏡用送気装置

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JP3406848B2 JP25510798A JP25510798A JP3406848B2 JP 3406848 B2 JP3406848 B2 JP 3406848B2 JP 25510798 A JP25510798 A JP 25510798A JP 25510798 A JP25510798 A JP 25510798A JP 3406848 B2 JP3406848 B2 JP 3406848B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、胃など体腔内にエ
ア(空気)を送り込むための内視鏡用送気装置であっ
て、特にエアを送り込むために設けられるバルブ、コン
プレッサなどの構成要素の配置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンプレッサによって昇圧された
エアを、バルブを開閉させることによって吐出させ、吐
出されたエアをチューブなどを介して体腔内に送り込む
ことができる内視鏡用送気装置が知られている。このよ
うな送気装置では、吐出されるエアの圧力を制御するた
めに圧力制御弁が設けられており、エアの流れる通路の
断面積を調整することにより吐出されるエアの圧力が制
御される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、圧力制御弁
では吐出されるエアの圧力を低下させることしかできな
いため、高い圧力の空気を送気できる高出力の大型コン
プレッサを備える必要がある。そのため手術時におい
て、常時作動しているコンプレッサにより騒音問題が生
じる。また、従来の内視鏡用送気装置は圧力制御弁の構
造から微小な圧力のエアを吐出させることができず、低
圧力から高圧力まで広い範囲に対応した精度あるエアの
圧力制御を行うことができない。
【0004】本発明は、送気装置内に閉空間を設けるこ
とで精度ある圧力制御を行い、かつ閉空間を形成する構
成要素を適切に配置することにより安定して圧力制御を
することができる内視鏡用送気装置を得ることを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の内視鏡用送気装
置は、閉空間に対して空気を圧縮して送り込むととも
に、閉空間の圧力を増加させるコンプレッサと、閉空間
の一部を構成するエアタンクと、閉空間のごみを除去す
るためのエアフィルタと、閉空間の圧力を測定する圧力
センサと、閉空間の圧力を低減するため、閉空間の空気
を放出する圧力制御バルブと、閉空間の空気を体内へ向
けて吐出する吐出バルブとを備え、コンプレッサとエア
タンクが第1エアチューブを介して連通し、エアタンク
とエアフィルタが第2エアチューブを介して連通し、
アフィルタと吐出バルブが第3エアチューブを介して連
通するとともに、圧力制御バルブおよび圧力センサが第
3エアチューブを介してエアフィルタおよび吐出バルブ
と連通することにより、閉空間が形成され、コンプレッ
サおよび圧力制御バルブが、閉空間の圧力を設定圧力と
一致させるように、圧力センサにより測定された測定圧
力および設定圧力に基づいて作動するとともに、吐出バ
ルブが、圧力調整の間、閉空間の空気を吐出させず、圧
力センサが、閉空間の経路に関し、エアフィルタおよび
吐出バルブよりも圧力制御バルブに相対的に近く配置さ
れることを特徴とする。
【0006】エアタンクの形状は、円筒型であることが
望ましい。
【0007】第1および第2エアチューブと連通するた
めにエアタンクに備えられた2つの接続口は、L字型で
あり、エアタンクの側面で対向するようにそれぞれ取り
付けられていることが望ましい。
【0008】2つの接続口は、エアタンクの側面上にお
いて中心位置よりも高い位置に取り付けられていること
が望ましい。
【0009】第1エアチューブは、エアタンクに取り付
けられた2つの接続口のうち、コンプレッサから距離的
に遠い位置にある接続口に連通していることが望まし
い。
【0010】第1および第2エアチューブは、エアタン
クの周囲に沿って配置されていることが望ましい。
【0011】第3エアチューブは、エアフィルタと吐出
バルブを連通させるチューブであって、前記圧力センサ
と圧力制御バルブの方向に分岐している枝状のチューブ
であることが望ましい。
【0012】圧力制御バルブと圧力センサは、第3エア
チューブを介してお互い距離的に近くなるように配置さ
れていることが望ましい。
【0013】
【本発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の
実施形態を説明する。図1は本発明の実施形態である内
視鏡用送気装置の斜視図である。この内視鏡用送気装置
は、胃などの体腔内にエアを当て、患部の状態を検査す
る装置である。
【0014】内視鏡用送気装置15の正面には、圧力設
定などの操作を行うためのスイッチなどが備えられた操
作パネルSと、メインスイッチ26と、接続口11およ
び24が設けられている。
【0015】メインスイッチ26は内視鏡用送気装置1
5の電気回路に電源を供給するためのスイッチである。
吐出用スイッチ22は内視鏡用送気装置15内に形成さ
れている閉空間のエアを閉空間の外に吐出するためのス
イッチであり、吐出用スイッチ22がON状態になると
接続口11からエアが吐出される。ランプ27では、閉
空間のエアが所定の圧力に達したときに吐出準備が完了
したことが表示される。表示部28では、設定するエア
の圧力が数値によって表示される。
【0016】パルススイッチ29は吐出するエアをパル
ス状にするためのスイッチであり、1秒スイッチ30は
1秒間エアを吐出するためのスイッチである。アップス
イッチ31とダウンスイッチ32は、吐出するエアの圧
力を設定するために設けられたスイッチである。
【0017】接続口11には接続チューブ16が接続さ
れており、エアが吐出されると接続チューブ16を介し
て体腔内に空気が送り込まれる。接続口24には、エア
吐出の遠隔操作を可能にするためのフットスイッチ25
の電源コードが接続されている。
【0018】接続口11に接続されていない接続チュー
ブ16の一端は、内視鏡20の鉗子口入口17に接続さ
れている。鉗子口入口17は鉗子チャンネル18を通っ
て鉗子口出口19に通じている。接続口11から鉗子口
出口19までの間にはエアを通すための通路が形成され
ており、接続口11から吐出されるエアは鉗子口出口1
9を出て体腔内に送り込まれる。内視鏡20内に設けら
れた撮像素子(図示せず)に体腔内の画像が結像される
と、プロセッサ21を介してモニタ(図示せず)に動画
像が映し出される。
【0019】図2は内視鏡用送気装置15の背面図であ
る。内視鏡用送気装置15内を冷却するために送風を送
るためのDCファン47と、商用電源から電源を取り込
むためのACインレット46がそれぞれ設置されてい
る。
【0020】図3は、内視鏡用送気装置15の内部を上
から見た時の主な構成要素の配置図である(電気回路や
配線は除く)。筐体10の壁面にはACインレット4
6、DCファン47、メインスイッチ26、表示部28
を含む操作パネルSおよび接続口24が配置されてい
る。
【0021】筐体10の内部には、エア吐出のための閉
空間が形成されている。この閉空間は、コンプレッサ1
3、エアチューブAT5(第1エアチューブ)、エアタ
ンク34,エアチューブAT4(第2エアチューブ)、
エアフィルター35、エアチューブAT3(第3エアチ
ューブ)、吐出バルブ12が順番に連通していることに
より形成される。閉空間内にあるエアはエアチューブA
T11を介して接続口11から吐出される。
【0022】エアチューブAT3は枝状に形成されてお
り、閉空間はエアチューブAT3の二股部36によって
圧力制御バルブ38の方向に分岐され、また二股部37
によって圧力センサ14の方向に分岐されている。ここ
では、エアチューブAT3を5つの部分に分け、それぞ
れチューブAT3a、チューブAT3b、チューブAT
3c、チューブAT3d、チューブAT3eで示してい
る。なお、各エアチューブは空気が通る管である。
【0023】閉空間の圧力を調整したりエアを吐出する
場合、閉空間内の空気は閉空間の外に送り出される。圧
力制御バルブ38は、閉空間内の圧力を低下させるとき
に開かれるが、それ以外の時は閉じている。また吐出バ
ルブ12は、吐出用スイッチ22またはフットスイッチ
25が操作されたとき以外は常に閉じている。
【0024】コンプレッサが作動している時の騒音を低
減するためのサイレンサ33は、エアチューブAT2を
介してコンプレッサ13の大気吸入口(図示せず)に接
続されている。コンプレッサ13が作動すると、サイレ
ンサ33とエアチューブAT2を介して入り込む空気が
圧縮されて閉空間内へ送り込まれ、これにより閉空間の
圧力が高められる。
【0025】エアタンク34は円筒型で、閉空間の体積
を大きくするために設けられている。エアタンク34の
容量はエアチューブAT3〜AT5の総容量よりも十分
に大きく、ここでは1秒間安定してエアを吐出すること
を考慮して1リットルの容量があるエアタンク34を設
ける。エアタンク34の側面34cには、エアチューブ
AT4およびエアチューブAT5が接続される接続口3
4a,34bが設けられている。またエアチューブAT
5は、2つの接続口34a,34bのうち、コンプレッ
サ13から距離的に遠い接続口34aに接続される。
【0026】エアフィルター35は閉空間内に存在する
ゴミを除去するために設けられている。また閉空間の圧
力は、圧力センサ14で計測される。
【0027】エアチューブAT3においてチューブAT
3a、AT3b、AT3cは、チューブAT3d、チュ
ーブAT3eに比べ径が太い(管の断面積が大きい)。
またエアチューブAT3においてチューブAT3b、チ
ューブAT3c、チューブAT3dの長さは短くなるよ
うに形成されており、圧力制御バルブ38と圧力センサ
14はエアチューブAT3を介して距離的に近くなるよ
う配置されている。
【0028】圧力制御バルブ38は、閉空間の圧力を設
定された圧力になるように作動され、これにより閉空間
の圧力が調整される。圧力センサ14で計測された閉空
間の圧力が設定された圧力よりも低いと判断されると、
コンプレッサ13が作動し、圧力制御バルブ38は閉じ
る。閉空間の圧力が設定された圧力よりも高いと判断さ
れると、コンプレッサ13は作動せず停止し、圧力制御
バルブ38は開く。閉空間の圧力と設定された圧力が一
致する時は、コンプレッサ13は作動せず停止し、圧力
制御バルブ38は閉じる。
【0029】吐出バルブ12は、吐出用スイッチ22又
はフットスイッチ25が操作されることにより作動し、
吐出バルブ12の弁が開くことでエアがAT11を介し
て接続口11から吐出される。
【0030】図4は、実施形態の電気的回路を示したブ
ロック図である。
【0031】制御回路39は、信号処理回路51、電圧
比較回路52、設定圧調整器53、CPU54から構成
されており、内視鏡用送気装置15の全体の制御を行
う。CPU54では、圧電ブザー49、ランプ27、コ
ンプレッサ13、圧力制御バルブ38および吐出バルブ
12に対する駆動信号が送り出される。
【0032】操作パネルスイッチ部48では、吐出用ス
イッチ22、パルススイッチ29、1秒スイッチ30、
アップスイッチ31およびダウンスイッチ32の操作に
より信号が発生する。操作パネルスイッチ部48やフッ
トスイッチ25において発生した信号は、信号仲介ブロ
ック50を介してCPU54に送られる。信号仲介ブロ
ック50では、操作パネルスイッチ48から送られてく
る各信号の所定の処理や、CPU54で扱える信号への
変換などが行われる。アップスイッチ31およびダウン
スイッチ32の操作により設定された圧力に関する信号
は、信号仲介ブロック50を介して表示部28に送られ
る。
【0033】圧力センサ14から出力される信号は信号
処理回路51に入力され、雑音の除去などの信号処理が
行われる。そして処理された信号は、電圧比較回路52
に入力される。一方、アップスイッチ31とダウンスイ
ッチ32の操作によりCPU54に入力された設定圧力
に関する信号に基き、デジタル信号が設定圧調整器53
(D/A変換器)に送られる。デジタル信号は設定圧調
整器53においてアナログ信号に変換され、電圧比較回
路52に送られる。
【0034】電圧比較回路52では、信号処理回路51
から送られた信号と設定圧調整器53から送られた信号
(電圧信号)が比較される。比較された信号は、CPU
54で処理できる電圧レベルの範囲に収まる信号に変換
され、CPU54に送られる。CPU54では、電圧比
較回路52から送られてきた信号に基き、閉空間の圧力
が設定された圧力と一致しているか判断される。
【0035】なお、比較電圧器52において比較される
電圧がほぼ等しい場合にコンプレッサ13と圧力制御バ
ルブ38の作動、停止および開閉動作が繰り返し発生し
てしまうハンチング動作を防ぐため、比較電圧の範囲に
は不感電圧帯が設けられている。
【0036】圧電ブザー49では、スイッチ操作に関連
したブザー音が鳴らされる。ランプ27では、エアの吐
出準備が完了したことが点灯表示される。
【0037】なお、ACインレット46、メインスイッ
チ26を介して電源回路(図示せず)に電源が供給され
ており、さらに表示部28、圧力センサ14、CPU5
4、エアコンプレッサ13、圧力制御バルブ38、吐出
バルブ12にそれぞれ所定の電圧値に対応するように電
源が供給される。
【0038】図5では、エアタンク34の平面図、図6
ではエアタンク34の正面図、図7ではエアタンク34
の斜視図、図8ではエアタンク34の側面図がそれぞれ
表されている。図5〜図8を用いて、閉空間内にあるご
みを除去するエアタンク34について説明する。
【0039】コンプレッサ13内の摺接面が擦れること
でごみが発生したり、またコンプレッサ13を介して外
部から吸入される空気にごみが含まれていることなどか
ら、閉空間内ではごみが溜まりやすい状態になってい
る。
【0040】エアタンク34を上から見た図5の平面図
で示されるように、エアタンク34は円筒型で、エアチ
ューブAT4およびAT5が接続される接続口34a,
34bが側面34cに備えられている。この接続口34
a,34bは、エアチューブAT4およびAT5が不要
に曲がらないようにするためL字型をしている。また接
続口34a,35bは、お互い対向するように位置に取
り付けられている。そのため、エアチューブAT4およ
びエアチューブAT5は、エアタンク34の周囲に沿っ
て配置されている。
【0041】図6の正面図と図7の斜視図では、エアタ
ンク34内の断面が表されており、閉空間内にあるごみ
の落下が描かれている。エアタンク34は容量が大きい
ため、空気がエアタンク34を流れると空気に混じった
重いごみはエアタンク34の底の方に落下する。
【0042】図6の正面図と図8の側面図からわかるよ
うに、接続口34a,34bはエアタンク34の側面3
4cにおいて中心位置よりも高い位置に取り付けられて
いる。そのため、落下したごみが再びエアチューブAT
4およびAT5に流れ出ていく恐れが少ない。
【0043】また接続口34a,34bは側面34cで
対向するようにそれぞれ取り付けられているため、エア
タンク34内で空気が必要以上に対流することがなく、
エアタンク34を通る空気の流れが安定する。そのた
め、エアタンク34に溜まったごみが対流して再びエア
チューブAT4およびAT5に流れ出ていく恐れが少な
い。
【0044】このようなエアタンク34の構造により、
エアタンク34はごみを取り除くフィルタの機能を備え
る。
【0045】以上のように本実施形態によれば、圧力セ
ンサ14によって計測される閉空間の圧力に基いてコン
プレッサ13の作動および停止と圧力制御バルブ38の
開閉が行われることにより、閉空間の圧力を設定された
圧力となるように調整することができ、吐出バルブ12
を開けることでエアを体腔内に吐出することができる。
また設定された圧力が変更されるとすぐに対応して閉空
間の圧力が調整され、それによりエアの吐出圧力も調整
される。
【0046】エアタンク34がフィルタの機能を持つこ
とにより、エアフィルタ35にごみが詰まる恐れが少な
くなり、安定して圧力制御を行うことができる。またエ
アチューブAT5がコンプレッサ13から距離的に遠い
エアタンク34の接続口34aに接続されていることに
より、コンプレッサ13の振動がエアチューブAT5で
吸収されてエアタンク34に直接伝わりにくくなる。そ
のため振動に対しても各構成要素は安定し、内視鏡用送
気装置15の信頼性が向上する。
【0047】圧力センサ14と圧力制御バルブ38が、
エアチューブAT3を介して距離的に近くなるように配
置されていることにより、圧力制御バルブ38が開くこ
とで生じる圧力変動が圧力センサ14に速やかに伝わ
る。また、圧力センサ14とコンプレッサ13をお互い
距離的に近づかないように配置しているため、コンプレ
ッサ13の振動が圧力センサ14まで伝わらない。これ
らにより、リアルタイムで閉空間の圧力を検出し、安定
した圧力制御を行うことができる。
【0048】エアチューブAT3において、チューブA
T3a,ATb,AT3cの径がチューブAT3d,A
T3eの径よりも太いため、空気の流れの方向が変わる
ような二股部36、37においても大きな渦が発生する
恐れが少ない。そのため設定された圧力を変更する場合
でも、安定して閉空間の圧力を変動させることができ
る。
【0049】なお、エアチューブAT3における二股部
36、37には、代わりに継ぎ手を適用して、エアチュ
ーブAT3を分割してもよい。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、送気装置
内に閉空間を設けることで精度ある圧力制御を行い、か
つ閉空間を形成する構成要素を適切に配置することによ
り安定して圧力制御をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施形態である内視鏡用送気
装置の斜視図である。
【図2】図2は、内視鏡用送気装置の背面図である。
【図3】図3は、内視鏡用送気装置の内部を上から見た
平面図である。
【図4】図4は、内視鏡用送気装置の電気的なブロック
図である。
【図5】図5は、エアタンクを上から見た平面図であ
る。
【図6】図6は、エアタンクの正面図である。
【図7】図7は、エアタンクの斜視図である。
【図8】図8は、エアタンクの側面図である。
【符号の説明】
12 吐出バルブ 13 コンプレッサ 14 圧力センサ 34 エアタンク 35 エアフィルタ 38 圧力制御バルブ AT3 エアチューブ(第3エアチューブ) AT4 エアチューブ(第2エアチューブ) AT5 エアチューブ(第1エアチューブ)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−153974(JP,A) 特開 昭60−30530(JP,A) 特開 平7−286584(JP,A) 特開 平9−188243(JP,A) 実開 平1−165002(JP,U) 実開 平5−49548(JP,U) 国際公開96/11627(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 1/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閉空間に対して空気を圧縮して送り込む
    とともに、前記閉空間の圧力を増加させるコンプレッサ
    と、 前記閉空間の一部を構成するエアタンクと、 前記閉空間のごみを除去するためのエアフィルタと、 前記閉空間の圧力を測定する圧力センサと、前記閉空間の圧力を低減するため、前記閉空間の空気を
    放出する 圧力制御バルブと、 前記閉空間の空気を体内へ向けて吐出する吐出バルブと
    を備え、 前記コンプレッサと前記エアタンクが第1エアチューブ
    を介して連通し、前記エアタンクと前記エアフィルタが
    第2エアチューブを介して連通し、前記エアフィルタと
    前記吐出バルブが第3エアチューブを介して連通すると
    ともに、前記圧力制御バルブおよび前記圧力センサが前
    記第3エアチューブを介して前記エアフィルタおよび前
    記吐出バルブと連通することにより、前記閉空間が形成
    され 前記コンプレッサおよび前記圧力制御バルブが、前記閉
    空間の圧力を設定圧力と一致させるように、前記圧力セ
    ンサにより測定された測定圧力および設定圧力に基づい
    て作動するとともに、前記吐出バルブが、圧力調整の
    間、前記閉空間の空気を吐出させず、 前記圧力センサが、前記閉空間の経路に関し、前記エア
    フィルタおよび前記吐出バルブよりも前記圧力制御バル
    ブに相対的に近く配置される ことを特徴とする内視鏡用
    送気装置。
  2. 【請求項2】 前記エアタンクの形状が、円筒型である
    ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用送気装置。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2エアチューブと連通
    するために前記エアタンクに備えられた2つの接続口
    が、L字型であり、前記エアタンクの側面で対向するよ
    うにそれぞれ取り付けられていることを特徴とする請求
    項1に記載の内視鏡用送気装置。
  4. 【請求項4】 前記2つの接続口が、前記エアタンクの
    側面上において中心位置よりも高い位置に取り付けられ
    ていることを特徴とする請求項3に記載の内視鏡用送気
    装置。
  5. 【請求項5】 前記第1エアチューブが、前記エアタン
    クに取り付けられた前記2つの接続口のうち、前記コン
    プレッサから距離的に遠い位置にある接続口に連通して
    いることを特徴とする請求項3に記載の内視鏡用送気装
    置。
  6. 【請求項6】 前記第1および第2エアチューブが、前
    記エアタンクの周囲に沿って配置されていることを特徴
    とする請求項1に記載の内視鏡用送気装置。
  7. 【請求項7】 前記第3エアチューブが、前記エアフィ
    ルタと前記吐出バルブを連通させるためのチューブであ
    って、前記圧力センサと前記圧力制御バルブの方向に分
    岐している枝状のチューブであることを特徴とする請求
    項1に記載の内視鏡用送気装置。
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