JP3404713B2 - 現像装置及びそれを用いたカラー電子写真装置 - Google Patents

現像装置及びそれを用いたカラー電子写真装置

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JP3404713B2
JP3404713B2 JP29267996A JP29267996A JP3404713B2 JP 3404713 B2 JP3404713 B2 JP 3404713B2 JP 29267996 A JP29267996 A JP 29267996A JP 29267996 A JP29267996 A JP 29267996A JP 3404713 B2 JP3404713 B2 JP 3404713B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機,プリン
タ,ファクシミリなどの電子写真装置に使用する現像装
置及び該現像装置を使用したカラー電子写真装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現像装置には、キャリアとトナーを含む
2成分現像剤を用いた2成分現像装置とトナー単独の1
成分現像剤を用いた1成分現像装置がある。1成分現像
装置は、キャリアを使用しないことや現像剤の混合比制
御機構を設ける必要がなく小型,低コスト化に有利であ
るために、複数の現像装置を配置することが必要なカラ
ー電子写真装置に多く用いられている。非磁性トナーを
用いた従来の1成分現像装置21は、図2に示すよう
に、感光体1に対向する現像ロール2と、ブレード18
と、搬送ロール20と、トナーホッパー6内に設けられ
た撹拌羽根7と、トナー漏れ防止部材19を備える。ト
ナーホッパー6内のトナーは、撹拌羽根7により開口1
3から搬送ロール20の付近に供給され、更に搬送ロー
ル20により現像ロール2付近に搬送され、ブレード1
8にて現像ロール2の外周面に塗布されてトナー層を形
成する。そして、現像ロール2の回転により感光体1と
対向する部分に搬送したトナー層12を感光体1上の静
電潜像と接触させると共に現像部に現像電界を作用させ
ることにより静電潜像を現像してトナー画像を形成す
る。
【0003】このような、非磁性1成分現像装置は、特
公平7−43546号公報,実公平7−20683号公
報等に開示されている。また、磁性1成分現像装置は、
特公平2−48901号公報に開示されている。
【0004】更に、表面にトナー層のみを形成した現像
ロールを用いる現像装置において、搬送磁気ロールとキ
ャリアを用いる例としては、特開昭55−77764号
公報や特開昭62−192772号公報に記載されてい
るように、現像ロールに弾性ロールを用いて接触現像を
行なう方法や特開平3−59576号公報,特開昭61
−239266号公報,特開昭61−100775号公
報に記載されているように、現像ロール上のトナー層と
感光体との間に空隙を設けて非接触現像を行なう方法等
が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、搬送磁気ロー
ルとキャリアを用いて現像ロールの外周面にトナー層の
みを形成する従来の非磁性1成分現像装置は、キャリア
を使用するために、環境条件や現像条件によっては、現
像ロールにキャリアが付着して印刷画像に白抜け等の画
像欠陥を生じる傾向があった。
【0006】また、このような非磁性1成分現像装置を
用いて、高速で高精細なカラー画像を得ようとする場合
や省電力に要求される低温定着を適用しようとすると、
現像ロールの外周面にトナーフィルミングが発生し、画
像品質を劣化したり、現像装置の交換寿命が短くなる傾
向があった。
【0007】また、搬送磁気ロールとキャリアを用いて
現像ロールの外周面上にトナー層のみを形成する方法を
高速印刷に適用すると、弾性現像ロールを感光体と接触
させて現像を行なう場合はゴムやスポンジロールの表面
が変形し易く交換周期が短くなる傾向があり、また、非
接触現像を行なうと、微細な網点画像や階調の再現性が
不十分になる傾向があった。
【0008】本発明の第1の目的は、現像ロールへのキ
ャリア付着を防止することができ、現像ロールの傷や摩
耗を防いで耐久性を高め、更に、現像ロールが感光体に
対して接触するときにはソフトに接触させることができ
る現像装置を提供することである。
【0009】本発明の第2の目的は、トナーのみを現像
ロールの外周面に塗布して現像を行なう現像装置におい
て、現像ロールの外周面にトナーフィルミングが発生す
るのを防止することができ、しかも、高速で高画質を確
保することができる耐久性の高い現像装置を提供するこ
とである。
【0010】更に本発明の第3の目的は、このような現
像装置を用いたカラー電子写真装置を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁気ロールに
吸着させたキャリアとトナーの混合剤層で現像ロールの
外周面を摺擦して該外周面にトナー層を形成し、該トナ
ー層を感光体に接触させることにより該感光体表面の静
電潜像を現像する現像装置または磁気ロールに吸着させ
たキャリアとトナーの混合剤層で感光体の外周面を摺擦
して該感光体表面の静電潜像を現像する現像装置におい
て、前記現像ロールは、20〜60μmの肉厚の金属ス
リーブの表面に5〜20μmの厚さの非磁性層を設け、
この金属スリーブ内に弾性ロールを嵌合して弾性を有す
るロールに構成し、前記キャリアの抵抗値を10〜1
12Ωcmとしたことを特徴とする。このように構成
した現像ロールは、傷や摩耗を防いで耐久性を高め、更
に、現像ロールが感光体に対して接触するときにはソフ
トに接触させることができる。また、このような抵抗値
に調整されたキャリアは、静電気力によって現像ローラ
あるいは感光体に付着(移動)する現象が抑制される。
【0012】
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0015】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施形態である現像装置の縦断側面図である。同図
において、現像装置8は、感光体1に対向する現像ロー
ル2と、搬送磁気ロール3と、規制板4と、トナーホッ
パー6内に設けた撹拌羽根7と、バイアス電源14,1
5と、現像剤ガイド板5とを備える。トナーホッパー6
内のトナーは、撹拌羽根7により開口13から搬送磁気
ロール3の上方乃至後方部付近に供給されてトナー溜り
9を形成する。
【0016】搬送磁気ロール3は、磁性体キャリアとト
ナーを混合した混合剤11をその外周面に吸着して反時
計方向に回転する。搬送磁気ロール3に吸着されて該搬
送磁気ロール3と共に反時計方向に回転(移動)する混
合剤11は、該搬送磁気ロール3の外周に対向して設け
た規制板4により所定の厚みの混合剤層10に規制さ
れ、該規制板4によつて掻き取られた外側の余剰な混合
剤11は混合剤ガイド板5に沿ってUターンして混合室
36を循環することによりトナー溜り9のトナーと混合
する。
【0017】規制板4により規制されて搬送磁気ロール
3の外周面に形成した混合剤層10を現像ロール2とカ
ウンター方向に回転させながら該現像ロール2に接触さ
せると共に搬送磁気ロール3と現像ロール2の間に電界
を作用させることにより、この現像ロール2の外周面に
トナー層12を形成し、しかる後に、このトナー層12
を現像ロール2の回転により感光体1と対向する部分に
搬送して該感光体1に接触させると共に現像部に現像電
界を作用させることにより静電潜像を現像してトナー画
像を形成する。すなわち、搬送磁気ロール3に保持され
る混合剤11を構成する磁性体キャリアとトナーは、摩
擦帯電により互いに逆極性に帯電しているので、搬送磁
気ロール3と現像ロール2の間に電界を作用させること
により、トナーのみを現像ロール2の外周面に転移させ
ることができる。
【0018】現像ロール2は、約20〜60μmの金属
または樹脂スリーブに低硬度(例えば、ゴム硬度が約1
5〜35度(JIS−A))のゴムロールを嵌合させ、
弾性を有するロールに形成する。金属または樹脂スリー
ブは、現像ロール2の傷や摩耗を防ぎ、厚みを薄くしゴ
ムロールの弾性を維持できるようにして感光体1と接触
させても感光体1とのソフトな接触が得られるようにし
たものである。金属スリーブには、NiやSUS等を使
用することができ、非磁性の材質であることが望ましい
が、磁性を帯びる場合には、現像ロール2へのキャリア
付着が増加する傾向があるので、スリーブ表面に非磁性
層(5〜20μm)を金属メッキ,金属コート,樹脂コ
ートにより形成することが望ましい。また、樹脂スリー
ブや金属スリーブのコーティングに使用する樹脂は、耐
久性があり、且つ静電気のチャージアップを防止するた
めに導電性を付与したものが望ましく、ポリイミド,ポ
リアミド,フッ素,シリコン系樹脂に導電剤を添加した
もの等を使用することができる。従って、印刷速度が早
い場合や、現像ロール2と感光体1との周速比kがやや
大きい(k=1.5〜2.0)場合であっても、現像ロ
ール2や感光体1の交換周期を長くできる効果がある。
現像ロール2は、直径が15〜40mmのものを用い
た。
【0019】ゴムロールは、絶縁性及び導電性の何れで
も使用可能であるが、絶縁性ゴムロール(例えば、抵抗
値が約1013〜1016Ωcm)の場合は現像バイアスを
印加するための給電は、現像ロール2の表面から行なう
のに対し、導電性ゴムロール(例えば、抵抗値が約10
7〜108Ωcm)の場合は給電を現像ロール2の軸を利
用して行なうことができる利点がある。
【0020】なお、印刷速度が比較的遅い場合や、現像
ロール2と感光体1との周速がほぼ等しい場合には、現
像ロール2に金属スリーブを用いずに、低硬度(例え
ば、ゴム硬度が約15〜55度(JIS−A))のゴム
ロールを単体(または、表面コートを施し)で形成して
もよい。
【0021】搬送磁気ロール3は、現像ロール2と間隙
(第1間隙)を介して対向するように回転可能に配置さ
れた等間隔多極着磁の裸の磁石体(所謂スリーブレスマ
グロール)である。このスリーブレスマグロール(磁石
体)は、磁極数が8〜64極、磁極部の磁力が400〜
800ガウスの範囲に着磁された磁石ロール単独で構成
され、その周速Utを現像ロール2の周速Usとの比が
1.5〜5.0の範囲になるよう設定した。なお、磁石
体は、保護やバイアス電圧を表面に導くために非磁性材
で被覆しても良い。また、このようなスリーブレスマグ
ロールを使用した磁気ロールは、その外周面に吸着した
混合剤層10が該外周面を転動することがないので、飽
和トナー濃度の混合剤層10を形成してもトナー飛散が
発生するようなことがない。
【0022】更に、搬送磁気ロール3は、磁石体と同心
状にスリーブを配置して構成しても良い。この場合に
は、磁極数を8〜24極,磁極部の磁力を400〜80
0ガウスの範囲に着磁した磁石体を用いる。そして、混
合剤層10を現像ロール2とカウンター方向に回転させ
ながら接触させるために、磁石ロールを時計方向に回転
させ、スリーブを反時計方向に回転させ、スリーブの周
速と現像ロール2の周速Usとの比は、1.0〜1.5
の範囲にを設定し、磁石体の回転数はスリーブ回転数の
1.5〜4.0の範囲に設定する。
【0023】また、この搬送磁気ロール3と規制板4と
の間には混合剤層10を所定の厚みに規制する第2の間
隙を設定する。この第2の間隙は、0.5〜0.8mm
の範囲が望ましい。そして、現像ロール2と搬送磁気ロ
ール3の間に形成される第1間隙と規制板4と搬送磁気
ロール3の間に形成される第2間隙との差は、0〜0.
2mmの範囲に設定する。
【0024】現像ロール2及び搬送磁気ロール3(規制
板4にも搬送磁気ロール3と同一のバイアスを印加)に
は、それぞれ、バイアス電源14,15を接続し、直流
電圧または直流電圧と交流電圧を重畳した電圧を印加す
る。
【0025】搬送磁気ロール3に保持させる混合剤11
には、キャリア粒径が100μmを越えると現像ロール
2上のトナー層に刷毛目状のむらが目立つようになり、
40μm以下ではキャリア付着が増加する傾向があるた
めに、粒径が50〜100μmのキャリアと粒径が5〜
11μmのトナーを混合したものを使用した。
【0026】またこの実施形態では、規制板4を通過し
た混合剤層10のトナー濃度(Wt%:トナー重量×1
00/キャリア重量)は、トナーの帯電量や混合剤搬送
量を考慮して7〜25Wt%の間に設定すれば良いが、
より望ましくは、トナー粒径とキャリア粒径に応じて決
定される飽和トナー濃度(13〜25Wt%の範囲)に
なるように、混合室36内の混合剤11のトナー濃度を
規制板4を通過後の混合剤層10のトナー濃度よりも高
く維持できるように構成する。ここで、飽和トナー濃度
は、充分高いトナー濃度(約25Wt%)に調合した混
合剤11を投入し、搬送磁気ロール3のみを回転させた
場合に規制板4を通過後のトナー濃度として測定するこ
とができる。また、規制板4を通過後の混合剤層10の
トナー濃度が飽和値をとる理由としては、混合剤層(磁
気ブラシ)10が規制板4を通過する際に搬送可能な最
大のトナー量は、キャリア表面に静電力で吸着可能なト
ナー量、すなわち、1〜3層程度と考えられ、それ以上
がキャリアやトナーの間隙に保持されていたとしても、
磁気ブラシの回転移動や規制板4を通過する際の磁気ブ
ラシの揺動や規制板4との間に働く静電力等の作用によ
り離脱してしまうためと考えられる。従って、搬送可能
なトナー量には限界があり、その値が飽和トナー濃度に
相当するものと考えられる。従って、規制板4を通過し
た後の混合剤層10のトナー濃度をこの飽和値に設定す
れば、トナー濃度検出センサーを設置することなく(装
置構成を複雑化せずに)混合剤層10における混合比を
安定に維持できる利点が得られる。
【0027】また、キャリアの材質としては、トナーの
帯電や搬送作用の他に感光体1上の静電潜像を現像した
後に現像ロール2上に残存するトナーを掻き落す作用を
有することが望ましく、鉄粉キャリアがより望ましいこ
とが判った。更に、搬送磁気ロール3の磁力や周速を増
大させたり、他のトナー掻き落し手段を併用することに
より、樹脂キャリア及びフェライトキャリアも用いるこ
とができることが判った。樹脂キャリアは嵩比重1.0
〜1.6g/cm3,飽和磁化60〜80emu/gの
球形および不定形のもの、また、フェライトキャリア
は、嵩比重2.2〜2.7g/cm3,飽和磁化30か
ら95emu/gで略球形のものを用いることができ
る。
【0028】更に、現像ロール2上に充分なトナー層を
形成するために、搬送磁気ロール3と現像ロール2との
間隙(第1間隙)を0.5〜1.0mmとし、搬送磁気
ロール3のバイアス電圧を高く(電位差で400v以
上)すると、現像ロール2へのキャリア付着生じ、キャ
リアの材質によっては増大する傾向が見られた。
【0029】そこで、キャリア付着とキャリア抵抗に関
する実験を行った。キャリアの抵抗値は、図6に示す構
成で測定した。すなわち、供試キャリア37を測定容器
40内に5mmの厚さに保持し、電極を兼ねた錘38に
より試料に荷重8g/cm2を加え、リード線43,4
4を、それぞれ、錘38,測定容器40の底部に絶縁材
41で区分された円板状電極(40φ)に接続し、絶縁
抵抗計42により印加電圧100V(測定電界強度20
0V/cm)を印加して抵抗値R(Ω)を測定した。更
に、測定した抵抗値R(Ω)を基に、(1)式から固有
抵抗ρ(Ωcm)を求めた。
【0030】 ρ(Ωcm)=R(Ω)×A(cm2)/t(cm)………(1) A:電極面積(cm2) t:供試キャリアの厚さ(c
m) また、一定の印加電圧(100V)の下で、荷重が小さ
くしすぎると抵抗値にバラツキを生じ易く、また、荷重
に依存して抵抗値の変化が大きいケースがあり、荷重を
大きくしすぎるとキャリア付着との相関が取りにくくな
った。従って、本発明においては、荷重8g/cm2
対して約5%程度を許容範囲として、キャリア抵抗(固
有抵抗)を規定した。
【0031】また、キャリアの抵抗値は、ノンコートキ
ャリアの場合には、コア材の材質や表面状態や粒径に依
存するが、樹脂コートを施した場合には、更に、コート
樹脂の厚さや導電剤(例えば、カーボンや酸化チタン)
を含有させ、その導電剤の含有量を変えることにより抵
抗値を変化できることが判った。
【0032】更に、現像条件としては、搬送磁気ロール
3には直径21mm,16極,550〜650ガウスの
スリーブレスマグロールを用い、現像ロール2はゴム硬
度が約20度(JIS−A)の導電性ゴムロールを肉厚
約30μmのNi電鋳スリーブに非磁性Niメッキ(厚
さ10〜15μm)を施した金属スリーブを嵌合させて
構成し、現像ロールに対する搬送磁気ロールの周速比を
2〜3に設定し、キャリア付着状況を調査した。規制板
4を通過した混合剤層10のトナー濃度に関しては、飽
和濃度18〜25(Wt%)に設定した場合は、トナー
濃度を10〜15(Wt%)に設定した場合よりもキャ
リア付着が少なめとなった。
【0033】
【表1】
【0034】表1は、平均粒径約80μmの7種類フェ
ライトキャリアを用い、キャリア抵抗値(固有抵抗)と
キャリア付着状態と現像ロール上のトナー層形成の状況
について調査した結果を示している。なお、トナーは、
平均粒径が11μmであって、トナー濃度は、10〜1
5(Wt%)に設定した。
【0035】表1から、(1)キャリア付着は、キャリ
ア抵抗が108より低くなると増大する傾向がある(キ
ャリアGを参照)、(2)キャリア付着を防止するに
は、キャリア抵抗を108Ωcm以上、より望ましくは
109Ωcm以上に設定することが有効である、ことが
判った。その理由は、キャリア抵抗が小さくなると、搬
送磁気ロール3に印加するバイアス電圧によりキャリア
に電荷注入が生じて該キャリアがバイアス電圧の極性と
同極性に帯電するようになり、その結果、キャリアに搬
送磁気ロール3から離れる方向に静電反発力が作用して
該キャリアの一部が現像ロール2に移行するためと推定
される。
【0036】(3)また、キャリア抵抗を1012Ωcm
以上に設定した場合(キャリアA)は、現像ロール2上
のトナー付着量が少なくなり、トナー層の形成が不充分
となった。これは、トナーの帯電量が高めとなることに
加えて、搬送磁気ロール3と現像ロール2との間隙(第
1間隙)に作用する現像電界が低下するためと推測され
る。
【0037】従って、以上から、キャリア抵抗は108
Ωcm〜1012Ωcmの範囲が望ましく、更に、108
Ωcm〜5×1011Ωcmの範囲がより望ましいと判断
される。また、このような抵抗値のキャリアとしては、
鉄粉やフェライトに、前記したように、導電剤を含有し
た樹脂コートを施しコート後の抵抗値を108Ωcm乃
至1012Ωcmの範囲となるよう調整して構成すること
ができる。更にまた、コート後の抵抗値だけでなく、コ
ート前のコア材の抵抗値も108Ωcm〜1012Ωcm
の範囲となるよう調整することが安定性の面でより望ま
しい。長期の使用においてコート剤が摩耗する場合は、
コート量の減少に伴いコア材の抵抗値に近ずくようにな
るからである。コア材の抵抗値の調整は、フェライトキ
ャリアの場合はコア材の材質の選択、鉄粉キャリアの場
合はコア材の表面酸化などにより調整することができ
る。
【0038】また、搬送磁気ロール3の上部に混合剤ガ
イド板5を設け、混合剤11を規制板4と混合剤ガイド
板5によりUターンさせて下方に向かうように循環さ
せ、混合剤11と搬送磁気ロール3の上方から後方部付
近に形成されるトナー溜り9のトナーと混合するように
したところ、画像濃度,かぶり等の画質の経時的安定度
が良好となった。
【0039】このような構成の現像装置8を電子写真方
式のプリンタ装置に適用し、感光体1として有機感光体
(OPC)を用い、周速100〜400mm/secの
感光体1上にコントラスト電位が約450Vの静電潜像
を形成し、現像スリーブ2の周速を感光体周速の約1〜
約2倍とし、更に現像スリーブ2に250〜350Vの
現像バイアスを印加して反転現像を行ったところ、現像
ロール2や感光体1の外周面にキャリア付着が生じるこ
とがなく、画像濃度1.3〜1.4(O.D)を確保す
ることができた。また、長期印刷を行った場合において
も、現像ロール2へのトナーのフィルミングが発生する
ことはなかった。
【0040】なお、高速印刷においてトナーのフィルミ
ング発生を防止することができた理由としては、前記し
たように、現像ロール2に当接して該現像ロール2の外
周面にトナーを塗布するブレードを設けずに、磁気ブラ
シを用いて現像ロール2の外周面にトナー層を形成し、
同時に、該磁気ブラシで現像ロール2上に残存するトナ
ーを掻き落すようにしたとにより、現像ロール2上のト
ナーに加えられるストレスが軽減したためと考えられ
る。
【0041】(第2の実施形態)図3に示す第2の実施
形態は、各色に対応させて設置する4つの作像ユニット
に前述した現像装置を適用したカラー電子写真装置であ
る。
【0042】このカラー電子写真装置は、各色に対応し
た色のトナーを使用した4つの現像装置8−1,8−
2,8−3,8−4を4つの感光体1−1,1−2,1
−3,1−4の周囲に配置し、印刷用紙22への転写タ
イミングを考慮して露光光線24による潜像の書き込み
タイミングを設定することにより静電潜像を形成する位
置を制御し、4つの感光体1−1〜1−4の外周面に各
色に対応した静電潜像を形成すると共にこれを各現像器
8−1〜8−4により現像して各色のトナー画像を形成
し、各転写器25−1,25−2,25−3,25−4
によって印刷用紙22に順次転写して各色のトナー画像
の色重ねを行なうことによりカラー画像を形成する電子
写真装置出ある。
【0043】現像装置8−1〜8−4には、前述した本
発明になる現像装置を適用し、更に、後述するように、
各色の画像を検出して各色の画像濃度を制御するもので
ある。なお、図3では、4つの現像装置8−1〜8−4
のうちの1つの現像装置8−1の制御系統のみを具体的
に図示したが、他の現像装置8−2〜8−4に対しても
同様である。以下の説明は、現像装置8−1の制御系統
についてのみ行なう。
【0044】現像装置8−1において、カラー画像セン
サー27は、トナー画像の濃度を検出する。このカラー
画像センサー27の検出値に基づいて、現像ロール2−
1と搬送磁気ロール3−1のバイアス電源14,15及
び回転駆動部16,17を制御するために、回転制御部
29,バイアス制御部30,画像制御部28が設けられ
ている。また、感光体1の周囲には、転写器25−1,
25−2,25−3,25−4による転写後に感光体1
−1,1−2,1−3,1−4に残存するトナーを清掃
するクリーナ26−1,26−2,26−3,26−4
が配置され、更に、最終段の転写器25−4の後方に未
定着トナー画像を印刷用紙22に熱融解して固着させる
定着器31が配置されている。
【0045】このような構成のカラー電子写真装置にお
いては、感光体1−1〜1−4に各色のトナー像を形成
してカラー印刷を行なう際に、現像されたトナー画像の
濃度をトナー画像センサ27により検出した結果に基づ
いて、少なくとも現像ロール2−1〜2−4と搬送磁気
ロール3−1〜3−4の間の電界または周速比の何れか
一方を制御することにより、感光体1−1〜1−4の外
周面に所望量のトナーを付着(現像)することができ、
長期印刷においても、画像濃度が低下したり変動してカ
ラー画像が劣化することがない。
【0046】(第3の実施の形態)図4に示す第3の実
施形態は、前述した第1の実施形態に対して、搬送磁気
ロール3とトナー溜り9との間に、混合剤ガイド板5と
接触または近接する第2の搬送ロール(スポンジロール
または回転ブラシなど)32を付加し、この第2の搬送
ロール32の外周面にトナー層を形成すると共に移動す
る混合剤11(図4の矢印で示すようにガイド板5に沿
っ混合室36内を移動する混合剤または搬送磁気ロール
3に吸着して移動する混合剤11)と強制的に接触させ
るようにした現像装置である。
【0047】この第3の実施形態によれば、第1の実施
の形態と比較して、かぶりが低減する効果が得られた。
【0048】(第4の実施の形態)この第3の実施形態
における現像装置は、前述した第3の実施形態における
第2の搬送ロール32の代わりに、図5に示すように、
第2の撹拌部材33(撹拌羽根やスクリュウオーガな
ど)を設け、トナー溜り9のトナーと混合剤11とを強
制的に混合させるようにした構成である。
【0049】この現像装置も、長期印刷においても画像
濃度ムラが発生することがなく、且つかぶりが低減する
効果が得られた。
【0050】なお、第2の撹拌部材33としては、トナ
ー溜り8のトナーや混合室36の混合剤をほぐす作用を
有する部材、例えば、回転する細線や薄い平板等も用い
ることができる。
【0051】(第5の実施の形態)この第5の実施形態
における現像装置は、図5に示すように、前述した第4
の実施形態におけ現像装置において、更に、搬送方向
(軸方向における)の異なる2本のスクリュウオーガ3
4,35を設置したものである。この実施形態では、長
期印刷において、軸方向における画像の濃度にむらが発
生することがなく、且つ、かぶりがさらに低減する効果
が得られた。
【0052】(第6の実施の形態)前記した第1〜第5
の実施形態においては、搬送磁気ロールにより現像ロー
ルにトナーのみの層を形成し、この現像ロールにより感
光体上の静電潜像を現像する例を示したが、搬送磁気ロ
ールに形成した混合剤層(磁気ブラシ)により感光体1
を摺擦して静電潜像を現像するようにすることができ
る。OPC感光体の周速を約150〜200mm/se
c,搬送磁気ロールの周速をOPC感光体の周速の1.
5〜5.0倍,磁気搬送ロールと感光体の間の間隙を
0.5〜1.0mmとし、搬送磁気ロール及び規制板に
−300〜−900Vのバイアス電圧を印加するように
構成する。また、トナー平均粒径を8〜10μm,キャ
リア平均粒径を約80〜100μmとしてトナー濃度を
12〜18%に設定する。磁気ロールは、直径20〜4
0mm,16〜64極,500〜800Gの多極着磁体
を用いた。
【0053】このような実施形態においても、キャリア
抵抗は108Ωcm〜1012Ωcmの範囲に設定するこ
とにより、充分な画像濃度1.3(O.D)を得ると共
に混合剤層(磁気ブラシ)から感光体にキャリアが移行
して該感光体の外周面上にキャリアが付着するのを防止
することができる効果が得られた。
【0054】
【発明の効果】キャリアとトナーの混合剤を用い、搬送
磁気ロールに吸着させて現像ロールの外周面を摺擦する
ことにより該現像ロールの外周面にトナー層のみを形成
して感光体上の静電潜像を現像する現像装置において、
20〜60μmの肉厚の金属スリーブの表面に5〜20
μmの厚さの非磁性層を設け、この金属スリーブ内に弾
性ロールを嵌合して構成した弾性を有する現像ロール
は、現像ロールの傷や摩耗を防いで耐久性を高め、更
に、現像ロールが感光体に対して接触するときにはソフ
トに接触させることができ、前記キャリアの電気抵抗値
を10〜10 12 Ωcmとすることにより、現像ロー
ルへのキャリア付着を防止することができ、且つ、長期
の高速印刷を行っても現像ロールの外周面にトナーのフ
ィルミングが発生するのを防止することができ、長期に
わたって高画質を確保することができる。
【0055】
【0056】更に、このような現像装置を適用した高速
カラー電子写真装置においては、感光体あるいは現像ロ
ールへのキャリア付着を防止すると共に画像濃度の変動
を防止することができるので鮮明なカラー画像を安定に
確保できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である現像装置の縦断
側面図である。
【図2】従来の現像装置の縦断側面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態であるカラー電子写真
装置の概略構成図である。
【図4】本発明の第3の実施形態である現像装置の一部
分の縦断側面図である。
【図5】本発明の第4及び第5の実施形態である現像装
置の一部分の縦断側面図である。
【図6】キャリアの抵抗値測定状態に関する説明図であ
る。
【符号の説明】
1…感光体、 2…現像ロール、 3…搬送磁気ロー
ル、 4…規制板、 5…混合剤ガイド板、 6…トナ
ーホッパー、7…撹拌羽根、8…現像装置、9…トナー
溜り、10…混合剤層、11…混合剤。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊川 辰夫 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (72)発明者 嶋崎 譲 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (72)発明者 福地 久仁夫 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (56)参考文献 特開 昭55−77764(JP,A) 特開 昭61−239266(JP,A) 特開 平2−187771(JP,A) 特開 昭63−83760(JP,A) 特開 平8−6398(JP,A) 特開 平3−138674(JP,A) 特開 平8−114986(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/09

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気ロールに吸着させたキャリアとトナー
    の混合剤層で現像ロールの外周面を摺擦して該外周面に
    トナー層を形成し、該トナー層を感光体に接触させるこ
    とにより該感光体表面の静電潜像を現像する現像装置に
    おいて、 前記現像ロールは、20〜60μmの肉厚の金属スリー
    ブの表面に5〜20μmの厚さの非磁性層を設け、この
    金属スリーブ内に弾性ロールを嵌合して弾性を有するロ
    ールに構成し、 前記キャリアの抵抗値を10〜1012Ωcmとした
    ことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記金属スリーブの材
    質をNiまたはSUSとしたことを特徴とする現像装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、前記非磁性層
    は、金属メッキまたは金属コートによって形成したこと
    を特徴とする現像装置。
  4. 【請求項4】請求項1または2において、前記非磁性層
    は、導電性を有する樹脂で形成したことを特徴とする現
    像装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜4の1項において、前記混合剤
    は、トナー濃度を18〜25(Wt%)としたことを特
    徴とする現像装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜5の1項において、磁気ロール
    は、磁極数が8〜64極、磁極部の磁力が400〜80
    0ガウスの範囲に設定された多極着磁の磁石体であるこ
    とを特徴とする現像装置。
  7. 【請求項7】各色に対応した混合剤をそれぞれ収納する
    複数の現像装置を複数の感光体の周囲に配置し、感光体
    の1または複数回転により各色に対応した複数の潜像を
    形成すると共に複数の現像装置により現像して複数色の
    トナー画像を該感光体上に形成する工程を実行するカラ
    ー電子写真装置において、 前記複数の現像装置に請求項1〜6の1項に記載の現像
    装置を適用し、各色のトナー画像に基づいて少なくとも
    現像ロールと磁気ロールの間の電界または周速比の何れ
    か一方を制御するようにしたことを特徴とするカラー電
    子写真装置。
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