JP3404070B2 - エレベータ装置 - Google Patents

エレベータ装置

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JP3404070B2
JP3404070B2 JP11814393A JP11814393A JP3404070B2 JP 3404070 B2 JP3404070 B2 JP 3404070B2 JP 11814393 A JP11814393 A JP 11814393A JP 11814393 A JP11814393 A JP 11814393A JP 3404070 B2 JP3404070 B2 JP 3404070B2
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昭浩 軒田
武喜 安藤
俊明 黒沢
雅宏 紺谷
博美 稲葉
正親 山崎
政之 重田
正信 伊藤
都志雄 目黒
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Hitachi Ltd
Hitachi Building Systems Co Ltd
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Hitachi Building Systems Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B7/00Other common features of elevators
    • B66B7/02Guideways; Guides
    • B66B7/04Riding means, e.g. Shoes, Rollers, between car and guiding means, e.g. rails, ropes
    • B66B7/046Rollers

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  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエレベータ装置に係り、
特に、安定なエレベータ乗りかごの案内支持を行うこと
のできるエレベータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特公昭58−39753 号公報には乗りかごに
設けた非接触磁気ガイドと昇降路内に立設した案内レー
ルとの間のギャップを一定に制御することによって、ガ
イドローラを不要とし、ローラの回転に伴う振動や騒音
を低減する、エレベータ装置に関する提案がなされてい
る。
【0003】また、特公平3−39952号公報には、あらか
じめ記憶してあるレール逸脱値表に基づき、リフトカー
の位置に対応してリフトカーの案内摺動部を制御し、案
内レールの軌道ズレに正確に案内摺動部を順応させるリ
フトカーの横振動の速続補償方式が述べられている。
【0004】更に、特開平4−272083 号公報には、かご
支持体とかご室との間にオイルダンパを設け、かご室の
水平方向の振動を減衰させようとする提案がなされてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記第1の従来技術
は、案内レールと非接触磁気ガイドとのギャップを一定
に制御しガイドローラを不要とすることでローラの回転
に伴う振動や騒音を低減することが述べられている。し
かしこの方式は、エレベータのかご室を構造上大きな重
量となるかご枠ごと動かす構成であるため、非接触磁気
ガイドに大きな吸引力を要し、省電力性及び小型化の面
で優れたものとはなっていない。
【0006】また、第2の従来技術では、乗りかごと案
内レールとのギャップをあらかじめ測定したレール逸脱
値表に基づいて制御し、かごが揺動しないようにする技
術が述べられている。しかし、この方式を実現するため
には、案内摺動部の制御装置にレール逸脱値等を記憶す
る機能,走行制御装置との連係をとる機能,最適なギャ
ップ指令値を算出する機能など多くの機能を持たせる必
要があり、装置が複雑で高価になる問題がある。
【0007】更に、第三の従来技術ではかご室とかご支
持体との間にオイルダンパを設けてかご室の振動を減衰
させることが述べられている。この方式は減衰特性が機
械要素で決定されるため、適用機種を多くするにはそれ
ぞれ振動特性に合わせた形状、及び材質のダンパを製作
する必要があり、多機種への適用が困難であるという問
題がある。
【0008】本発明の目的は、簡素な構成でかつ省電力
性にすぐれ、かつ乗りかごの横振動を積極的に抑制で
き、多機種への適用が容易なエレベータ装置を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、かご室とかご枠との間の横方向のギャップ
を非接触磁気ガイドで支持し、非接触磁気ガイドのギャ
ップ制御装置にかご室の横方向の加速度を帰還するかご
室加速度帰還を備え、かつかご室を横方向に移動可能と
する手段を備えた。
【0010】
【作用】非接触磁気ガイドは、かご枠とかご室との間に
設けたことにより、大きな重量のかご枠を動かす必要が
なく、かご室を容易に動かせる作用がある。また、電気
的に制御可能な構成であるため特性変更が容易であり、
多機種への適用が容易となる作用がある。
【0011】また、ギャップ制御装置に備えたかご室加
速度帰還は、非接触磁気ガイドの吸引力により検出した
加速度と逆位相にかご室を動かすように動作し、かご室
の振動を抑制する作用がある。
【0012】更にかご室を横方向に移動可能とする手段
は、磁気ガイドによるギャップ制御を可能にする作用が
ある。
【0013】
【実施例】以下、本発明によるエレベータ装置の実施例
を図面により詳細に説明する。
【0014】図1は、実施例の全体構成を示す説明図、
図2はギャップ制御装置の詳細構成を示すブロック図、
図3は本発明による振動抑制動作の説明図である。
【0015】図1において、かご枠2は案内レール4−
1,4−2との間をかご枠ガイド装置の一例であるガイ
ドローラ9によって支持されている。
【0016】かご室1はロープ5によって吊りさげられ
たかご枠2の上に、かご室底面の4隅に設けた球形キャ
スタを介して乗せられており、かご枠との間は横方向を
かご枠の左右方向及び図示しない前後方向とに設けた非
接触磁気ガイド24の吸引力により支持されている。磁
気ガイド24は、電磁吸引力を発生する電磁石で構成し
ている。
【0017】かご枠とかご室間のギャップは、ギャップ
検出器23で検出され左側をギャップ制御装置3−1、
右側をギャップ制御装置3−2で制御される。
【0018】図3に、ギャップ制御装置3−1,3−2
の詳細特性を示す。ギャップ制御装置3−1では、ま
ず、ギャップ指令11と信号線12−1からのギャップ
検出値を突合わせ、偏差を求める。求めた偏差は比例制
御器3−1−1によって増幅され、これに従ってPWM
信号作成器3−1−2が動作しPWM信号が作成され
る。スイッチング回路3−1−3ではこのPWM信号を
受けて直流電圧をチョッピングし偏差に応じた電圧を発
生する。この電圧が電流供給線13−1を介して左側の
非接触磁気ガイド24の電磁石に加えられることにより
電磁石電流が供給されるようになる。この構成により、
ギャップが小さくなると電磁石の吸引力が小さく、ギャ
ップが大きくなると吸引力が大きくなるように変化す
る。また、右側のギャップ制御装置3−2も同様の動作
を行うことで各ギャップが一定に制御される。
【0019】また、各ギャップ制御装置には、電磁石電
流を電流検出器3−1−4または3−2−4で検出しギ
ャップ指令11に帰還する電流帰還3−1−5または3
−2−5を設け、電磁石のコイル抵抗が温度変化等で変
化しても所要の電流が得られるようにし、それぞれのギ
ャップ制御が安定に行えるようにしている。
【0020】しかし、かご枠とかご室とのギャップを一
定に制御するだけでは、レールの曲がりなどの影響でか
ご枠が揺動した場合、これに準じた横振動がかご室に発
生してしまう。
【0021】そこで本実施例では、このかご枠の揺動に
伴うかご室の振動を抑制するため図1に示すように、か
ご室1の横方向加速度を加速度検出器21で検出し、検
出した加速度信号を信号線25を介して左右のギャップ
制御装置3−1,3−2に帰還するようにしている。ギ
ャップ制御装置3−1に帰還した加速度信号は図2に示
すようにギャップ指令に突き合わされる。以下、この構
成をかご室加速度帰還と称する。
【0022】このかご室加速度帰還によるかご室の横振
動抑制動作を、左右方向左側のギャップ制御における動
作を例として図3により説明する。
【0023】図3においてFは、レール曲がりや乗客の
移動などを想定したかご枠及びかご室に加えられる加振
力,α1,α2はかご室の前後方向加速度,I1,I2
は左側の非接触磁気ガイド24の電磁石電流を示す。
【0024】かご室加速度帰還のない場合、時刻t1で
かご室に加振力Fが加えられるとかご室1にはα1のよ
うな振動が発生し、時刻t2で加振力がなくなってもロ
ープの長さやかご重量などで決まるエレベータ機械系の
固有振動数で持続し、乗り心地が悪くなる。
【0025】これに対してかご室加速度帰還を付加した
場合には、加速度検出器21で検出した加速度信号が波
形α1′のように位相反転してギャップ指令に突き合わ
され、電磁石電流がα1′に準じてI2のように変化
し、この電磁石電流I2による吸引力によりかご室がか
ご室加速度α1と逆位相に動作するため、かご室加速度
はα2のようになり振動が抑制される。また、この時ギ
ャップ制御装置3−2ではこれと逆方向に制振動作を行
う。
【0026】ここでは、左右方向の制御について述べた
が、前後方向についても同様のギャップ制御及びかご室
加速度帰還を行っており、振動抑制動作も同様である。
【0027】このような、振動抑制動作をより小さな
力、より少ない電力で行うためにはかご室がかご枠に対
して容易に移動できる必要がある。そこで本実施例で
は、従来、防振ゴムで固定していたかご室を、底面の四
隅に設けた球形キャスタで支持し、前後左右に容易に移
動可能とした。この構成により、かご室はより小さな力
で制御可能となるため非接触磁気ガイドを小型化でき、
省電力化が図れる。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、かご枠とかご室と間の
ギャップを磁気ガイドで支持し、このギャップを制御す
るギャップ制御装置にかご室の加速度を帰還するかご室
加速度帰還を備え、かつ、かご室を容易に移動可能とし
たことにより、多機種への適用が容易な簡素で安価な構
成で乗りかごの横振動を効果的に低減でき、更に省電力
性に優れたエレベータ装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の全体構成を示す説明図。
【図2】ギャップ制御装置の詳細構成を示すブロック
図。
【図3】本発明による振動抑制動作の説明図。
【符号の説明】
1…かご室、2…かご枠、3…ギャップ制御装置、3−
11…ギャップ指令、4…案内レール、5…ロープ、9
…かご枠ガイド装置、12,25…信号線、13…電流
供給線、21…加速度検出器、23…ギャップ検出器、
24…かご室カイド装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒沢 俊明 東京都千代田区神田錦町一丁目6番地 株式会社 日立ビルシステムサービス内 (72)発明者 紺谷 雅宏 東京都千代田区神田錦町一丁目6番地 株式会社 日立ビルシステムサービス内 (72)発明者 稲葉 博美 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (72)発明者 山崎 正親 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (72)発明者 重田 政之 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社 日立製作所 水戸工場内 (72)発明者 伊藤 正信 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社 日立製作所 水戸工場内 (72)発明者 目黒 都志雄 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社 日立製作所 水戸工場内 (56)参考文献 特開 平2−175584(JP,A) 特開 昭51−25246(JP,A) 特開 平5−116869(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66B 1/00 - 11/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エレベータのかご枠と、前記かご枠に乗せ
    られたかご室と、昇降路内の案内レールに沿って前記か
    ご枠を走行案内するかご枠ガイド装置と、前記かご室と
    前記かご枠との間の横方向のギャップを保持するかご室
    ガイド装置と、前記ギャップを制御するギャップ制御装
    置と、前記かご室を横方向に移動可能とする手段と、を
    備え、 前記ギャップ制御装置は、前記かご室の横方向の加速度
    検出器を備え、前記加速度検出器の出力をギャップ指令
    に帰還するかご室加速度帰還ループを備え、 前記加速度帰還は、加速度と逆位相に前記かご室を動か
    すように動作するエレベータ装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記かご室ガイド装置
    は、前記かご枠と前記かご室との間に吸引力を発生する
    電磁石で構成した磁気ガイドであるエレベータ装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記かご室を横方向に
    移動可能とする手段は、前後左右に移動可能な球形キャ
    スタを前記かご室下部に三個以上を設けて構成したエレ
    ベータ装置。
JP11814393A 1993-05-20 1993-05-20 エレベータ装置 Expired - Lifetime JP3404070B2 (ja)

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JPH06329366A JPH06329366A (ja) 1994-11-29
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