JP3403624B2 - ジベンゾイルメタン誘導体、1,3,5−トリアジン誘導体及びベンザルマロナート基を含むケイ素誘導体を含む組成物及びその使用 - Google Patents

ジベンゾイルメタン誘導体、1,3,5−トリアジン誘導体及びベンザルマロナート基を含むケイ素誘導体を含む組成物及びその使用

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、UV照射、特に日
光照射に対する皮膚および/または髪の保護を意図した
新規な化粧品及び/または皮膚科用組成物(以下、抗日
光組成物と呼称する)に関する。特に、本発明は、光安
定性が向上した新規な化粧品及び/または皮膚科用組成
物に関し、化粧品及び/または皮膚科用として許容され
る支持体中に、3つの特定のスクリーニング剤を含有す
るものである。
【0002】本発明はまた、化粧品及び/または皮膚科
用の分野におけるこれらの組成物の使用にも関する。
【0003】
【従来の技術】波長280nm〜400nmの光照射により
ヒトの表皮は日焼けし、UV-Bの名で知られる波長2
80〜320nmの光線は、自然な日焼けの進展に害とな
る紅斑および皮膚火傷を引起こすことが知られている。
これらの理由により、また美的理由により、こうした自
然な日焼けを制御し、これによって皮膚の色を制御する
方法が常に求められている。このように、このUV-B
照射は遮蔽しなくてはならない。
【0004】また、波長320〜400nmのUV-A光
線は皮膚の日焼けを引起こし、特に敏感肌もしくは絶え
ず日光照射にさらされる皮膚の場合には、皮膚に好まし
からぬ変化を誘発しがちである。特にUV-A光線は、
皮膚の弾性の喪失および皺の出現を引起こし、年齢より
も早い老化をもたらす。これらは紅斑反応の開始を促進
するか、または特定の個体においてこの反応を強調し、
光毒性もしくは光アレルギー反応を起こしさえするであ
ろう。したがって、美的及び美容の理由のため、例えば
皮膚の自然な弾性の維持のために、UV-A照射の皮膚
への影響を制御することを望む人は益々増加している。
従って、UV-A照射を遮蔽することもまた望ましい。
【0005】このように、皮膚及び髪のUV照射全体に
対して可能な限り十分で効果的な保護を与える目的で、
通常、UVA領域において活性なスクリーニング剤とU
VB領域において活性なスクリーニング剤との混合物が
抗日光組成物の製造に使用される。
【0006】この点において、現在特に望ましいUV−
Aスクリーニング剤の群としては、ジベンゾイルメタン
誘導体、及び特に4-tert-ブチル-4’-メトキシジベン
ゾイルメタンがあり、これは実際、本来的に高い吸収力
を有するものである。これらのジベンゾイルメタン誘導
体は、現在ではそれ自体UV−A領域で活性なスクリー
ニング剤としてよく知られたものであり、特に仏国特許
出願公開第2,326,405号及び仏国特許出願公開
第2,440,933号並びに、欧州特許出願公開第
0,114,607号に記載されている;現在、4-(t
ert-ブチル)-4’-メトキシジベンゾイルメタンもま
た、Givaudan社より”Parsol 1789”(商品
名)として市販されている。
【0007】同様に、1,3,5-トリアジン誘導体、
及び特に、BASF社より”Uvinul T 150”
(商品名)として市販の2,4,6-トリス[p-(2'-
エチルヘキシル-1’-オキシカルボニル)アニリノ]-
1,3,5-トリアジンは、UVB照射の吸収に優れた力
を有し、従ってこれらを、UV照射領域全体について広
範で効果的な保護を与える製品を得る目的で上記の4-t
ert-ブチル-4’-メトキシジベンゾイルメタンと共に用
いることができれば、非常に望ましい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、出願人
は、これらの1,3,5-トリアジン誘導体が、ジベンゾ
イルメタン誘導体、特に4-tert-ブチル-4’-メトキシ
ジベンゾイルメタンの存在下でUV照射を受けると、相
当な化学分解を起こすという短所を有することを観察し
ている。こうした条件下では、二つのスクリーニング剤
の組み合わせではもはや、皮膚及び髪のための広範で長
期の保護は得られない。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】こ
こに、上述のような光保護分野において鋭意な研究を行
なった結果、出願人は、ジベンゾイルメタン誘導体、特
に4-tert-ブチル-4’-メトキシジベンゾイルメタンと
共に、少なくとも一の1,3,5-トリアジン誘導体、特
に2,4,6-トリス[p-(2'-エチルヘキシル-1’-
オキシカルボニル)アニリノ]-1,3,5-トリアジンを
含有する組成物に、特定のベンザルマロナートを含有す
るケイ素誘導体を導入することにより、これらの組成物
中のこの1,3,5-トリアジン誘導体に光安定性を与
え、これによりこれら組成物全体の効力を著しく向上さ
せる。
【0010】したがって、本発明の主題は、化粧品及び
/または皮膚科用として許容される担体中に、下記
(i)、(ii)及び(iii)を含む新規な化粧品及び/ま
たは皮膚科用組成物である。 (i)ジベンゾイルメタン誘導体、(ii)下記の式(I)
に相当する少なくとも一の1,3,5−トリアジン誘導
体、
【0011】
【化19】
【0012】上記式中、 ・X2及びX3が、同一または相違し、酸素または-NH-
基を表し; ・R1、R2及びR3が、同一または相違し、水素;アル
カリ金属;一以上のアルキルまたはヒドロキシアルキル
基に任意に置換されたアンモニウム基;直鎖または分枝
状のC1−C18アルキル基;一以上のC1−C4アルキル
基に任意に置換されたC5−C12シクロアルキル基;1
から6の酸化エチレン単位を含み、その末端OH基がメ
チル化されてなるポリオキシエチレン化基;下記の化学
式(II)、(III)または(IV)の基より選択される。
【0013】
【化20】
【0014】
【化21】
【0015】
【化22】
【0016】上記式中、 ・R4が水素またはメチル基であり; ・R5がC1−C9アルキル基であり; ・nが0から3の整数であり; ・mが1から10の整数であり; ・AがC4−C8アルキル基またはC5−C8シクロアルキ
ル基であり; ・Bが直鎖または分枝状のC1−C8アルキル基;C5
8シクロアルキル基;一以上のC1−C4アルキル基に
任意に置換されたアリール基より選択され; ・R6が水素またはメチル基である。さらに、(iii)下
記の式(V)の少なくとも一の単位を含むベンザルマロ
ナート基を含む少なくとも一のケイ素誘導体。
【0017】
【化23】
【0018】上記式中、 ・R7が任意にハロゲン化されたC1−C10アルキル基ま
たはフェニル基またはトリメチルシリルオキシ基を表
し、 ・R8が水素原子、ヒドロキシル基、C1−C6アルキル
基、C1−C6アルコキシ基またはトリメチルシリルオキ
シ基を表し、 ・R9がC1−C8アルキル基を表し、 ・aが0から3の整数であり、 ・bが0または1であり、 ・Yが下記の(1)から(4)式のいずれか一つに相当
する二価の基を表す。
【0019】
【化24】
【0020】
【化25】
【0021】
【化26】
【0022】
【化27】
【0023】上記式中、 ・R10は水素またはC1−C5アルキル基を表し、 ・pは1から10の整数であり、 -Y-(O)b-基及び二つのR8基が、-CH=C-[C
(O)OR92基に対してパラ位及び二つのメタ位に
て、区別なく芳香環に結合していると理解される。
【0024】したがって、本発明によれば、ジベンゾイ
ルメタン誘導体、特に、4-tert-ブチル-4’-メトキシ
ジベンゾイルメタンと共に、少なくとも一の1,3,5-
トリアジン誘導体を含有する化粧品及び/または皮膚科
用組成物を調製可能であり、これらの組成物が光の作用
を受けた場合でも、該組成物中の1,3,5-トリアジン
誘導体の濃度は比較的に一定である。
【0025】さらにまた、本発明に使用されるベンザル
マロナート基を含むケイ素誘導体は、本来的に優れたス
クリーニング力を有するという利点のあるものであり、
このため該組成物によって与えられるUV照射に対する
保護に貢献し、さらにまた、混合スクリーニング系[ジ
ベンゾイルメタン誘導体+1,3,5-トリアジン誘導体
+ベンザルマロナート基を含むケイ素誘導体]がUV照
射の作用の下で全般に非常に優れた安定性を有すること
が示され、このことは本発明の組成物のさらに別の利点
である。
【0026】本発明の主題はまた、ジベンゾイルメタン
誘導体、特に、4-tert-ブチル-4’-メトキシジベンゾ
イルメタンと共に、上述の少なくとも一の1,3,5-ト
リアジン誘導体を含有する化粧品及び/または皮膚科用
組成物における、またはその製造のための、前記組成物
中の前記1,3,5-トリアジン誘導体のUV照射に対す
る安定性を向上させるための上述のベンザルマロナート
基を含むケイ素誘導体の使用である。
【0027】本発明の主題はまた、ジベンゾイルメタン
誘導体、特に、4-tert-ブチル-4’-メトキシジベンゾ
イルメタン及び上述の1,3,5-トリアジン誘導体、特
に2,4,6-トリス[p-(2'-エチルヘキシル-1’-オ
キシカルボニル)アニリノ]-1,3,5-トリアジンを含
む化粧品及び/または皮膚科用組成物のUV照射に対す
る安定性(光安定性)、すなわち有効性を向上させる方
法であり、この方法は前記組成物に上述のベンザルマロ
ナート基を含むケイ素誘導体の効果的な量を導入するこ
とからなる。
【0028】ベンザルマロナート基を含むケイ素誘導体
の効果的な量との表現は、該組成物中に含有される1,
3,5-トリアジン誘導体の光安定性を顕著に、著しく向
上させるに十分な量を意味するものと理解される。使用
する安定剤の最低量は、該組成物用に選択される化粧品
として許容される支持体の性質によって異なるが、光安
定性を測定するための標準的試験、例えば以下の実施例
に示されるものなどの手段によって、容易に決定するこ
とができる。
【0029】本発明の他の特性、局面および利点は、以
下の詳細な説明から明らかとなるであろう。
【0030】上記した通り、本発明に使用可能なジベン
ゾイルメタン誘導体は、それ自体既によく知られ、特に
仏国特許出願公開第2,326,405号及び仏国特許
出願公開第2,440,933号並びに、欧州特許出願
公開第0,114,607号に記載されたものである。
【0031】本発明によれば、むろん、一以上のジベン
ゾイルメタン誘導体を使用することも可能である。
【0032】本発明に使用可能なジベンゾイルメタン誘
導体のなかでも、限定を加えるものではないが、特に、 ・2-メチルジベンゾイルメタン、 ・4-メチルジベンゾイルメタン、 ・4-イソプロピルジベンゾイルメタン、 ・4-tert-ブチルジベンゾイルメタン、 ・2,4-ジメチルジベンゾイルメタン、 ・2,5-ジメチルジベンゾイルメタン、 ・4,4’-ジイソプロピルジベンゾイルメタン、 ・4-tert-ブチル-4’-メトキシジベンゾイルメタン、 ・2-メチル-5-イソプロピル-4’-メトキシジベンゾ
イルメタン、 ・2-メチル-5-tert-ブチル-4’-メトキシジベンゾイ
ルメタン、 ・2,4-ジメチル-4’-メトキシジベンゾイルメタ
ン、 ・2,6-ジメチル-4-tert-ブチル-4’-メトキシジベ
ンゾイルメタン、 ・4,4’-ジメトキシジベンゾイルメタン を挙げることができる。
【0033】上述のジベンゾイルメタン誘導体の中で
も、本発明によれば、4-(tert-ブチル)-4’-メトキ
シ-ジベンゾイルメタン、特に、Givaudan社より”Pa
rsol 1789”(商品名)として市販のものを使
用することが最も好ましく、このスクリーニング剤は下
記の構造式に相当する。
【0034】
【化28】
【0035】本発明の別の好ましいジベンゾイルメタン
誘導体は、4-イソプロピルジベンゾイルメタンであ
り、このスクリーニング剤は、Merck社により”Eus
olex 8020”(商品名)として市販のものであ
り、下記の構造式に相当する。
【0036】
【化29】
【0037】ジベンゾイルメタン誘導体が、本発明の組
成物中に、組成物全重量に対して0.2から15重量%
の割合で存在する。好ましくは、この割合は、0.2か
ら10重量%である。
【0038】本発明により与えられる組成物中の第二の
化合物は、特に1,3,5-トリアジン誘導体である。し
たがって、本発明の範疇で使用可能な1,3,5-トリア
ジン誘導体は、下記の式(I)に相当するものより選択
される。
【0039】
【化30】
【0040】上記式中、 ・X2及びX3が、同一または相違し、酸素または-NH-
基を表し; ・R1、R2及びR3が、同一または相違し、水素;アル
カリ金属;一以上のアルキルまたはヒドロキシアルキル
基に任意に置換されたアンモニウム基;直鎖または分枝
状のC1−C18アルキル基;一以上のC1−C4アルキル
基に任意に置換されたC5−C12シクロアルキル基;1
から6の酸化エチレン単位を含み、その末端OH基がメ
チル化されてなるポリオキシエチレン化基;下記の化学
式(II)、(III)または(IV)のものより選択され
る。
【0041】
【化31】
【0042】
【化32】
【0043】
【化33】
【0044】上記式中、 ・R4が水素またはメチル基であり; ・R5がC1−C9アルキル基であり; ・nが0から3の整数であり; ・mが1から10の整数であり; ・AがC4−C8アルキル基またはC5−C8シクロアルキ
ル基であり; ・Bが直鎖または分枝状のC1−C8アルキル基;C5
8シクロアルキル基;一以上のC1−C4アルキル基に
任意に置換されたアリール基より選択され; ・R6が水素またはメチル基である。
【0045】明らかに、上記の定義では、X2及び/ま
たはX3が、-NH-基を表す場合、対応するR2及び/ま
たはR3基はアルカリ金属またはアンモニウム基以外で
ある。
【0046】特に好ましい1,3,5-トリアジン誘導体
の第一群は、特に、欧州特許出願公開第0,517,1
04号に記載の、化学式(I)において下記の特性全てを
有するものである。 ・X2及びX3が、同一であって酸素を表し; ・R1が、一以上のC1−C4アルキル基に任意に置換さ
れたC5−C12シクロアルキル基;化学式(II)、(II
I)または(IV)において、BがC1−C4アルキル基で
あり;R6がメチル基である;基より選択され、 ・R2及びR3が、同一または相違し、水素;アルカリ金
属;一以上のアルキルまたはヒドロキシアルキル基に任
意に置換されたアンモニウム基;直鎖または分枝状のC
1−C18アルキル基;一以上のC1−C4アルキル基に任
意に置換されたC5−C12シクロアルキル基;化学式(I
I)、(III)または(IV)において、BがC1−C4アル
キル基であり;R6がメチル基である基より選択され
る。
【0047】本発明による1,3,5-トリアジン誘導体
の第二に好ましい群は、特に、欧州特許出願公開第57
0,838号に記載の、化学式(I)において下記の特性
全てを有するものである。 ・X3が-NH-基を表し; ・R3が、直鎖または分枝状のC1−C18アルキル基;一
以上のC1−C4アルキル基に任意に置換されたC5−C
12シクロアルキル基より選択され; ・R1が、水素;アルカリ金属;アンモニウム基;化学
式(IV)の基;直鎖または分枝状のC1−C18アルキル
基;一以上のC1−C4アルキル基に任意に置換されたC
5−C12シクロアルキル基より選択され; ・X2が-NH-基である場合、R2は、直鎖または分枝状
のC1−C18アルキル基;一以上のC1−C4アルキル基
に任意に置換されたC5−C12シクロアルキル基より選
択され; ・X2が酸素である場合、R2は、水素;アルカリ金属;
アンモニウム基;化学式(IV)の基;直鎖または分枝状
のC1−C18アルキル基;一以上のC1−C4アルキル基
に任意に置換されたC5−C12シクロアルキル基より選
択される。
【0048】この第2群の中で特に好ましい1,3,5-
トリアジン誘導体は、下記の式に相当する。式中、R’
は2-エチルヘキシル基であり、Rはtert-ブチル基を示
す。
【0049】
【化34】
【0050】第三に好ましい群の化合物は、特に米国特
許第4,724,137号に記載の、化学式(I)におい
て下記の特性全てを有するものである。 ・X2及びX3が、同一であって酸素を表し; ・R1、R2及びR3が、同一であって、C6−C12アルキ
ル基または、1から6の酸化エチレン単位を含み、その
末端OH基がメチル化されてなるポリオキシエチレン化
基を表す。
【0051】この第三群の特に好ましい1,3,5-トリ
アジン誘導体は、2,4,6-トリス[p-(2'-エチルヘ
キシル-1’-オキシカルボニル)アニリノ]-1,3,5-
トリアジンであり、それ自体既知のスクリーニング剤で
あって、UV−B領域で活性であり、固形の、特にBASF
社より”Uvinul T 150”(商品名)として
市販のものである。この生成物は、下記の式に相当し、
式中、R’は2-エチルヘキシル基を表す。
【0052】
【化35】
【0053】1,3,5-トリアジンは、通常、本発明の
組成物中に、組成物全重量に対して0.5から20重量
%、好ましくは1から10重量%の割合で存在する。
【0054】本発明の組成物の第三の確実に必須の化合
物は、ベンザルマロナート基を含むケイ素誘導体であ
る。特に、本発明に使用可能なベンザルマロナート基を
含有するケイ素誘導体は、ジオルガノシロキサンまたは
下記の化学式(v)の単位を少なくとも一含むシランであ
る。
【0055】
【化36】
【0056】上記式中、 ・R7が任意にハロゲン化されたC1−C10アルキル基ま
たはフェニル基またはトリメチルシリルオキシ基を表
し、 ・R8が水素原子、ヒドロキシル基、C1−C6アルキル
基、C1−C6アルコキシ基またはトリメチルシリルオキ
シ基を表し、 ・R9がC1−C8アルキル基を表し、 ・aが0から3の整数であり、 ・bが0または1であり、 ・Yが下記の(1)から(4)式のいずれか一つにに相
当する二価の基を表す。
【0057】
【化37】
【0058】
【化38】
【0059】
【化39】
【0060】
【化40】
【0061】上記式中、 ・R10は水素またはC1−C5アルキル基を表し、 ・pは1から10の整数であり、 -Y-(O)b-基及び二つのR8基が、-CH=C-[C
(O)OR92基に対してパラ位及び二つのメタ位に
て、区別なく芳香環に結合していると理解される。
【0062】上記の化学式(V)においてaが3以外で
ある場合、本発明に使用可能なベンザルマロナート基を
含むケイ素誘導体は、少なくとも一の下記の一般式(V
I)の単位をさらに含有可能なジオルガノシロキサンで
ある。
【0063】
【化41】
【0064】上記式中、R11が、水素原子または任意に
ハロゲン化されたC1−C10炭化水素基を表し、cが0
から3の整数である。
【0065】これらのベンザルマロナート基を含むジオ
ルガノシロキサンは、その調製方法と共に欧州特許出願
公開第358,584号、欧州特許出願公開第392,
882号、欧州特許出願公開第538,431号及び欧
州特許出願公開第709,080号に記載されている。
【0066】ジオルガノシロキサンの特に好ましい群
は、ベンザルマロナート基を含むジオルガノシロキサン
によって決定されるものであり、下記の化学式(5)及
び(6)のいずれかに相当するものより選択される。
【0067】
【化42】
【0068】
【化43】
【0069】上記式中、 ・R12は同一でも異なってもよく、C1−C10アルキ
ル、フェニル及び3,3,3-トリフルオロプロピル基
より選択され、数値的に少なくとも80%のR12がメチ
ルであり、 ・Dは同一でも異なってもよく、R12及びY−W基より
選択され、 ・rが0から200の整数であり、sが0から50の整
数であり、s=0の場合には二つの記号Dの少なくとも
一つがY−Wを示し、 ・uは1から20の整数であり、tは0から20の整数
であり、t+uが3以上であると理解され、 ・Yが上記の化学式(V)と同一の意味を有し、 ・Wが下記の化学式の基を表し、式中、R8、R9及びb
が上記の化学式(V)と同一の意味を有する。
【0070】
【化44】
【0071】この族においては、以下の特徴の少なくと
も一を有する化学式(5)のランダムまたはブロックポ
リマーがより好ましい。 ・R12がメチル、 ・Dがメチル、 ・R8が水素またはO-CH3、 ・R9がエチルまたは2-エチルヘキシル、 ・rが0から20、 ・sが1から15である。
【0072】この族の特に好ましいジオルガノシロキサ
ンは、以下の特徴の全てを有する化学式(5)の化合物
(以下、化合物(c1)と呼称)である。 ・R12がメチル、 ・Dがメチル、 ・r=s=5、さらに ・Y−Wが、下記の式を表す。
【0073】
【化45】
【0074】本発明の特に好ましい実施態様において
は、特に望ましい化合物の族は、ベンザルマロナート基
を含むジオルガノシロキサンによって決定されるもので
あり、上記の化学式(5)に相当し、下記の条件を満た
すものより選択される。 ・R12がメチル、 ・0≦r≦130及び0≦s≦20、 ・DがメチルまたはY−Wであり、 ・Y−Wが、下記の式のいずれかに表されるか、または
これらの混合物である。
【0075】
【化46】
【0076】
【化47】
【0077】上記式において、 ・DがY−Wである場合、s=0、 ・Dがメチルである場合、1≦s≦20である。
【0078】この後者の族の特に好ましい化合物は、Gi
vaudan社より、”Parsol SLK”(商品名)と
して市販の、ポリ=ジメチル/メチル(3-(4-(2,
2-ビス-エトキシカルボニルビニル)フェノキシ)プロ
ペニル)シロキサンである。
【0079】したがって、ベンザルマロナート基を含む
ケイ素誘導体の十分な量を、ジベンゾイルメタン、特に
4-tert-ブチル-4’-メトキシジベンゾイルメタン及
び、上記の1,3,5-トリアジン誘導体を含有する抗日
光組成物に添加した場合、前記1,3,5-トリアジン誘
導体の光に対する安定性の増大、すなわち経時的な抗日
光組成物の効力の増大が観察される。
【0080】ベンザルマロナート基を含むケイ素誘導体
が、本発明の組成物中に、組成物全重量に対して少なく
とも0.5重量%の割合で存在することが好ましい。こ
の割合が、組成物全重量に対して0.5から20重量%
であるとさらに好ましい。
【0081】本発明の目指す化粧品及び/または皮膚科
用組成物は、むろん、上述した三つのスクリーニング剤
の他に、一以上の親水性または親油性のUVA-及び/
またはUVB活性サンスクリーニング剤(吸収剤)をさ
らに含有可能である。これらの付加的なスクリーニング
剤は、特に、ケイ皮酸誘導体、サリチル酸誘導体、ベン
ジリデンショウノウ誘導体、ベンズイミダゾール誘導
体、上述したもの以外のトリアジン誘導体、ベンゾフェ
ノン誘導体、β,β’-ジフェニルアクリラート誘導
体、p-アミノ安息香酸誘導体、及び国際特許出願第9
3/04665号に記載のスクリーニングポリマー及び
スクリーニングケイ素より選択可能である。有機スクリ
ーニング剤の他の例は、欧州特許出願公開第487,4
04号に記載されている。
【0082】本発明の組成物は、人工日焼け及び/また
は皮膚の褐色化のための剤(自己日焼け剤)、例えばジ
ヒドロキシアセトン(DHA)等をさらに含有可能であ
る。
【0083】本発明の化粧品及び/または皮膚科用組成
物はまた、被覆された、または被覆されていない金属酸
化物の顔料またはナノ顔料(主たる粒子の平均径が通常
5から100nm、好ましくは10から50nm)、例え
ば、酸化チタンのナノ顔料(無定形またはルチル及び/
またはアナタース型に結晶化したもの)、酸化鉄、酸化
亜鉛、酸化ジルコニウム、または酸化セリウム等を含有
可能であり、これらは全て、それ自体よく知られた光保
護剤であって、物理的にUV照射を遮断すること(反射
及び/または分散)によって作用する。
【0084】実際、標準的な被覆剤は、アルミナ及び/
またはアルミニウム=ステアラートである。こうした被
覆されたまたは被覆されていない金属酸化物ナノ顔料
は、特に欧州特許出願公開第518,772号及び欧州
特許出願公開第518,773号に記載されている。
【0085】本発明の組成物は、特に、脂肪物質、有機
溶媒、イオン性または非イオン性増粘剤、柔軟剤、酸化
防止剤、抗フリーラジカル剤、真珠光沢剤、安定剤、軟
化剤(emollients)、シリコーン、α-ヒドロキシ酸、
起泡防止剤、湿潤剤、ビタミン、香料、保存料、界面活
性剤、充填剤、金属イオン封止剤、ポリマー、推進剤、
塩基性化または酸性化剤、染料または、化粧品及び/ま
たは皮膚科の分野、特に、エマルションの形態の抗日光
組成物の製造のために、通常使用される他のあらゆる成
分より選択される標準的な化粧品補助剤をさらに含有可
能である。
【0086】脂肪物質には、オイルまたはワックスまた
はこれらの混合物からなるものが可能である。オイルと
いう用語は、室温で液体の化合物を意味するものと理解
される。ワックスという用語は、室温で固体または本質
的に固体であって、その融点が一般的に35℃以上であ
る化合物を意味するものと理解される。
【0087】オイルとしては、鉱物油(鉱油);植物オ
イル(スィートアーモンドオイル、マカダミアオイル、
グレープシードオイル、ホホバオイル);合成オイル、
例えば、ペルヒドロスクアレン、脂肪アルコール、脂肪
酸または脂肪エステル(例えば、Fintex社より”Fin
solv TN”(商品名)として市販のC12−C1
5アルキルベンゾアート、パルミチン酸オクチル、ラノ
リン酸イソプロピル、カプリン/カプリル酸のものを含
むトリグリセリド)、オキシエチレン化またはオキシプ
ロピレン化された脂肪エステル及び脂肪エーテル等;シ
リコーンオイル(シクロメチコーン、ポリジメチルシロ
キサン、またはPDMS)またはフッ素化オイル;ポリ
アルキレンを挙げることができる。
【0088】ワックス化合物としては、パラフィン、カ
ルナウバワックス、ミツロウ、または水素化ヒマシ油を
挙げることができる。
【0089】有機溶媒の中では、低級アルコール及びポ
リオールを挙げることができる。
【0090】増粘剤は特に、架橋ポリアクリル酸及び変
性または非変性のグアーガム及びセルロース、例えば、
ヒドロキシプロピルグアーガム、メチルヒドロキシエチ
ルセルロース及びヒドロキシプロピルメチルセルロース
より選択可能である。
【0091】当然ながら、当業者であれば、上述の任意
の付加的化合物(特に、付加的スクリーニング剤)及び
/またはそれらの量を、本発明による三つの化合物の混
合物に本来的に備わっている有利な特性が、行おうとす
る添加によって損なわれるか、または本質的に損なわれ
ることのないように適宜選択することができるであろ
う。
【0092】本発明の組成物は、当業者にはよく知られ
た技術、特に、水中油型または油中水型エマルションの
調製を目的とした技術によって調製可能である。
【0093】この組成物には、特に、単純または複合エ
マルション(O/W、W/O、O/W/OまたはW/O
/W)の形態、例えば、クリーム、乳剤、あるいはゲル
またはクリームゲル、パウダー、または固形スティック
の形態が可能であり、任意にエアロゾルとして実装可能
であり、フォームまたはスプレーの形態とすることが可
能である。
【0094】本発明の組成物は、水中油型エマルション
であることが好ましい。
【0095】エマルションである場合、このエマルショ
ンの水相には、既知の方法(Bangham, Standish及びWat
kins, J. Mol. Biol. 13, 238(1965)、仏国特許出願公
開2,315,991号及び仏国特許出願公開2,41
6,008号)によって非イオン性小胞分散物を含有可
能である。
【0096】本発明の化粧品及び/または皮膚科用組成
物は、紫外光に対するヒトの表皮または髪を保護するた
めの組成物、抗日光組成物またはメイクアップ製品とし
て使用可能である。
【0097】本発明の化粧品組成物が、紫外光に対して
ヒトの表皮を保護するために、または抗日光組成物とし
て使用される場合は、溶媒または脂肪物質中の懸濁液ま
たは分散物の形態、非イオン性小胞分散物の形態、ある
いはまた、エマルション、好ましくは水中油型エマルシ
ョン、例えばクリームまたは乳剤等の形態、または軟
膏、ゲル、クリームゲル、固形ペンシル、スティック、
エアロゾルフォームまたはスプレーの形態とすることが
可能である。
【0098】本発明の化粧品組成物が、髪を保護するた
めに使用される場合、シャンプー、ローション、ゲル、
エマルション、非イオン性小胞分散物またはヘアスプレ
ーの形態とすることが可能であり、例えば、シャンプー
の前または後、染色または脱色の前または後、髪のパー
マネントウェーブまたはストレートパーマ処理の間また
は後に適用される洗い流す組成物、スタイリングまたは
手入れ用ローションまたはゲル、ブロウ乾燥またはヘア
ーセット用ローションまたはゲル、あるいは髪のパーマ
ネントウェーブ、ストレートパーマ、染色または脱色用
組成物を構成可能である。
【0099】該組成物が、睫毛、眉毛または皮膚のため
のメイクアップ製品、例えば、表皮手入れ用クリーム、
ファンデーション、チューブ状リップスティック、アイ
シャドウ、ブラッシャー、マスカラまたはアイライナー
等として使用される場合、固体またはペースト、無水ま
たは水性形態、例えば、水中油型または油中水型エマル
ション、非イオン性小胞分散物または懸濁液とすること
が可能である。
【0100】指針として、水中油型エマルションタイプ
の支持体を有する本発明の抗日光製剤のためには、水相
(特に親水性スクリーニング剤を含有)は通常、製剤全
体に対して50から95重量%、好ましくは70から9
0重量%を占め、油相(特に親油性スクリーニング剤を
含有)は、製剤全体に対して5から50重量%、好まし
くは10から30重量%を占め、さらに(共)乳化剤
は、製剤全体に対して0.5から20重量%、好ましく
は2から10重量%を占める。
【0101】限定を加えるものではないが、例示のた
め、ここに本発明を詳説する実施例を与える。
【0102】
【実施例】5種類の水中油型エマルションA、B、C、
D及びEを調製した。これらの共通の支持体は、以下の
組成のものとした(量は、組成物全重量に対する重量%
で表した)。
【0103】 ・セチルステアリル=アルコールとオキシエチレン化セチルステアリル=アルコー ル(33EO)との80/20混合物、Tensia社より”Dehsconet 3 90”(商品名)として市販のもの 7% ・グリセリル=モノ-とジステアラートとの混合物、ISP社より”Cerasyn th SD”(商品名)として市販のもの 2% ・セチルアルコール 1.5% ・ポリジメチルシロキサン、Dow Corning社より”DC 200 Fluid” (商品名)として市販のもの 1.5% ・C12/C15アルキルベンゾアート、Finetex社より”Finsolv T N”(商品名)として市販のもの 15% ・エチレンジアミンテトラ酢酸、二ナトリウム塩、2H2O 0.1% ・グリセリン 20% ・保存料 適量 ・脱イオン水 残量
【0104】エマルションA(比較例)はさらに、1,
3,5-トリアジン誘導体を含み、これは、2,4,6-
トリス[p-(2’-エチルヘキシル-1’-オキシカルボ
ニル)アニリノ]-1,3,5-トリアジン(Uvinu
l T 150)である。エマルションBもまた比較例
であり、Uvinul T 150と共に4-tert-ブチ
ル-4’-メトキシジベンゾイルメタン(Parsol
1789)を含有する。エマルションCは本発明による
ものであり、Uvinul T 150及びParso
l 1789の他に、(c 1 )と呼称される上記化合物
を含む。エマルションDもまた本発明によるものであ
り、Uvinul T 150及びParsol 17
89の他に、ポリ=ジメチル/メチル(3-(4-(2,
2-ビス-エトキシカルボニルビニル)フェノキシ)プロ
ぺニル)シロキサンで、Givaudan社より”Parsol
SLX”(商品名)として市販のものを含む。比較例
としてのエマルションEはそれ自体Uvinul T
150と共にParsol1789を含むが、さらにオ
クチル=メトキシシンナマートである標準的UVBスク
リーニング剤、Givaudan社より”Parsol MC
X”(商品名)として市販のものも含む。
【0105】上述の様々なスクリーニング剤に関して、
これらを含むエマルションA、B、C、D及びEの組成
を下記の表にまとめた(量は、組成物全重量に対する重
量%で表した)。
【0106】
【表1】
【0107】これらの各エマルションについて、下記の
操作に従ってUV照射後の2,4,6-トリス[p-
(2’-エチルヘキシル-1’-オキシカルボニル)アニ
リノ]-1,3,5-トリアジン残量を測定した:それぞ
れの製剤について、4つのコントロール試料及び4つの
試験試料を調製した。製剤16mgを、予め水で濯ぎ、乾
燥させたつや消しPMMA(ポリメチル=メタクリラー
ト)プレート上にのせ、該製剤を2cm×4cmの区域に延
ばし広げた。このプレートを、自然なUV照射を促進す
るために温度を約35〜40℃に調節したチャンバ内で
4時間照射させ(Suntest CPS Heraeus)、その一方で
コントロールプレートを、他のプレートの照射時間の間
暗所に貯蔵した。
【0108】その後試料を下記の方法で分析した:各プ
レートをエタノール55ml中に浸液させ、スクリーニン
グ剤を溶解させることによりスクリーニング剤を抽出し
た。プレートと、スクリーニング剤を含む溶媒を超音波
で5分間処理し、抽出を確実なものとした。得られた溶
液を高性能液体クロマトグラフィーにより分析した。
【0109】試験した各製剤について、照射後の2,
4,6-トリス[p-(2’-エチルヘキシル-1’-オキ
シカルボニル)アニリノ]-1,3,5-トリアジンの残
量を、非照射の試料中の濃度に対する照射された試料中
の濃度の比で与えた。
【0110】結果として、残留2,4,6-トリス[p-
(2’-エチルヘキシル-1’-オキシカルボニル)アニ
リノ]-1,3,5-トリアジンをパーセントとして下記
の表にまとめた。
【0111】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−277213(JP,A) 特開 昭58−157774(JP,A) 特開 平2−270816(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/00 - 7/50 CA(STN) REGISTRY(STN) WPI/L(QUESTEL)

Claims (22)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化粧品及び/または皮膚科用として許容
    される担体中に、 (i)ジベンゾイルメタン誘導体、及び (ii)下記の式: 【化1】 [上記式中、 ・X2及びX3が、同一または相違し、酸素または-NH-
    基を表し; ・R1、R2及びR3が、同一または相違し、水素;アル
    カリ金属;一以上のアルキルまたはヒドロキシアルキル
    基に任意に置換されたアンモニウム基;直鎖または分枝
    状のC1−C18アルキル基;一以上のC1−C4アルキル
    基に任意に置換されたC5−C12シクロアルキル基;1
    から6の酸化エチレン単位を含み、その末端OH基がメ
    チル化されてなるポリオキシエチレン化基;下記の化学
    式(II)、(III)または(IV): 【化2】 {上記式中、 ・R4が水素またはメチル基であり; ・R5がC1−C9アルキル基であり; ・nが0から3の整数であり; ・mが1から10の整数であり; ・AがC4−C8アルキル基またはC5−C8シクロアルキ
    ル基であり; ・Bが直鎖または分枝状のC1−C8アルキル基;C5
    8シクロアルキル基;一以上のC1−C4アルキル基に
    任意に置換されたアリール基より選択され; ・R6が水素またはメチル基である}より選択される]
    に相当する少なくとも一の1,3,5−トリアジン誘導
    体、を含む化粧品及び/または皮膚科用組成物のUV照
    射に対する安定性を向上させる方法であって、前記組成
    物に、 (iii)下記化学式(5)または(6): 【化3】 [上記式中、 ・R12は同一でも異なってもよく、C1−C10アルキ
    ル、フェニル及び3,3,3-トリフルオロプロピル基
    より選択され、数値的に少なくとも80%のR12がメチ
    ルであり、 ・Dは同一でも異なってもよく、R12及びY−W基より
    選択され、 ・rが0から200の整数であり、sが0から50の整
    数であり、s=0の場合には二つの記号Dの少なくとも
    一つがY−Wを示し、 ・uは1から20の整数であり、tは0から20の整数
    であり、t+uが3以上であると理解され、 ・Yが下記の(1)から(4)式: 【化4】 {上記式中、 ・R 10 は水素またはC 1 −C 5 アルキル基を表し、 ・pは1から10の整数である}のいずれか一つに相当
    する二価の基を表し、 ・Wが下記の化学式: 【化5】 {上記式中、 8 が水素原子、ヒドロキシル基、C 1 −C
    6 アルキル基、C 1 −C 6 アルコキシ基またはトリメチル
    シリルオキシ基を表し、 ・R 9 がC 1 −C 8 アルキル基を表し、 ・bが0または1である }の基を表す]のいずれかに相
    当するものより選択される、ベンザルマロナート基を含
    む少なくとも一のケイ素誘導体の効果的な量を導入する
    ことを特徴とする方法
  2. 【請求項2】 1,3,5−トリアジン誘導体が、化学
    式(I)において、 ・X2及びX3が、同一であって酸素を表し; ・R1が、一以上のC1−C4アルキル基に任意に置換さ
    れたC5−C12シクロアルキル基;化学式(II)、(II
    I)または(IV)において、 BがC1−C4アルキル基であり; R6がメチル基である;基より選択され、 ・R2及びR3が、同一または相違し、水素;アルカリ金
    属;一以上のアルキルまたはヒドロキシアルキル基に任
    意に置換されたアンモニウム基;直鎖または分枝状のC
    1−C18アルキル基;一以上のC1−C4アルキル基に任
    意に置換されたC5−C12シクロアルキル基;化学式(I
    I)、(III)または(IV)において、 BがC1−C4アルキル基; R6がメチル基である基より選択されるという特徴の全
    てを有するものより選択されることを特徴とする請求項
    1に記載の方法
  3. 【請求項3】 1,3,5−トリアジン誘導体が、化学
    式(I)において、 ・X2及びX3が、同一であって-NH-基を表し; ・R3が、直鎖または分枝状のC1−C18アルキル基;一
    以上のC1−C4アルキル基に任意に置換されたC5−C
    12シクロアルキル基より選択され; ・R1が、水素;アルカリ金属;アンモニウム基;化学
    式(IV)の基;直鎖または分枝状のC1−C18アルキル
    基;一以上のC1−C4アルキル基に任意に置換されたC
    5−C12シクロアルキル基より選択され; ・R2が、直鎖または分枝状のC1−C18アルキル基;一
    以上のC1−C4アルキル基に任意に置換されたC5−C
    12シクロアルキル基より選択されるという特徴の全てを
    有するものより選択されることを特徴とする請求項1に
    記載の方法
  4. 【請求項4】 1,3,5−トリアジン誘導体が、 ・X2が酸素であり; ・X3が、-NH-基であり、 ・R3が、直鎖または分枝状のC1−C18アルキル基;一
    以上のC1−C4アルキル基に任意に置換されたC5−C
    12シクロアルキル基より選択され; ・R1が、水素;アルカリ金属;アンモニウム基;化学
    式(IV)の基;直鎖または分枝状のC1−C18アルキル
    基;一以上のC1−C4アルキル基に任意に置換されたC
    5−C12シクロアルキル基より選択され; ・R2が、水素;アルカリ金属;アンモニウム基;化学
    式(IV)の基;直鎖または分枝状のC1−C18アルキル
    基;一以上のC1−C4アルキル基に任意に置換されたC
    5−C12シクロアルキル基より選択されるという特徴の
    全てを有するものより選択されることを特徴とする請求
    項1に記載の方法
  5. 【請求項5】 1,3,5−トリアジン誘導体が、下記
    の式: 【化6】 [上記式中、R’が2-エチルヘキシル基を表し、Rがt
    ert-ブチル基を表す]に相当するものであることを特徴
    とする請求項4に記載の方法
  6. 【請求項6】 1,3,5−トリアジン誘導体が、 ・X2及びX3が、同一であって酸素を表し; ・R1、R2及びR3が、同一であって、C6−C12アルキ
    ル基または、1から6の酸化エチレン単位を含み、その
    末端OH基がメチル化されてなるポリオキシエチレン化
    基を表すという特徴の全てを有するものより選択される
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法
  7. 【請求項7】 1,3,5−トリアジン誘導体が、下記
    の式: 【化7】 [上記式中、R’が2-エチルヘキシル基を表す]に相
    当することを特徴とする請求項6に記載の方法
  8. 【請求項8】 1,3,5−トリアジン誘導体が、組成
    物中に、組成物全重量に対して0.5から20重量%の
    割合で存在することを特徴とする請求項1から7のいず
    れか一項に記載の方法
  9. 【請求項9】 1,3,5−トリアジン誘導体が、組成
    物中に、組成物全重量に対して1から10重量%の割合
    で存在することを特徴とする請求項8に記載の方法
  10. 【請求項10】 ベンザルマロナート基を含むケイ素誘
    導体が、化学式(V)においてaが3以外のもの少なく
    とも一単位を含むものより選択されることを特徴とする
    請求項1から9のいずれか一項に記載の方法
  11. 【請求項11】 ベンザルマロナート基を含むケイ素誘
    導体が、下記の一般式(IV): 【化8】 [上記式中、R11が、水素原子または任意にハロゲン化
    されたC1−C10炭化水素基を表し、cが0から3の整
    数である]の少なくとも一の単位をさらに含むことを特
    徴とする請求項10に記載の方法
  12. 【請求項12】 ベンザルマロナート基を含むケイ素誘
    導体が、化学式(5)において、以下の ・R12がメチル、 ・Dがメチル、 ・R8が水素またはO-CH3、 ・R9がエチルまたは2-エチルヘキシル、 ・rが0から20、 ・sが1から15であるという特徴の少なくとも一つを
    有するものより選択されることを特徴とする請求項1乃
    至11のいずれか一項に記載の方法
  13. 【請求項13】 ベンザルマロナート基を含むケイ素誘
    導体が、化学式(5)において、以下の ・R12がメチル、 ・Dがメチル、 ・r=s=5、さらに ・Y−Wが、下記の式: 【化9】 を表すという特徴全てを有する化合物であることを特徴
    とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の方法
  14. 【請求項14】 ベンザルマロナート基を含むケイ素誘
    導体が、化学式(5)において、以下の ・R12がメチル、 ・0≦r≦130及び0≦s≦20、 ・DがメチルまたはY−W、 ・Y−Wが、下記の式: 【化10】 【化11】 [上記式において、 ・DがY−Wである場合、s=0、 ・Dがメチルである場合、1≦s≦20]のいずれかに
    表されるか、またはこれらの混合物であるものに相当す
    る化合物より選択されることを特徴とする請求項1乃至
    13いずれか一項に記載の方法
  15. 【請求項15】 ベンザルマロナート基を含むケイ素誘
    導体が、ポリ=ジメチル/メチル(3-(4-(2,2-ビ
    ス-エトキシカルボニルビニル)フェノキシ)プロペニ
    ル)-シロキサンであることを特徴とする請求項1乃至
    14のいずれか一項に記載の方法
  16. 【請求項16】 ベンザルマロナート基を含むケイ素誘
    導体が、組成物中に、組成物全重量に対して少なくとも
    0.5重量%の割合で存在することを特徴とする請求項
    1から15のいずれか一項に記載の方法
  17. 【請求項17】 ベンザルマロナート基を含むケイ素誘
    導体が、組成物中に、好ましくは組成物全重量に対して
    0.5から20重量%の割合で存在することを特徴とす
    る請求項16に記載の方法
  18. 【請求項18】 ジベンゾイルメタン誘導体が、 ・2-メチルジベンゾイルメタン、 ・4-メチルジベンゾイルメタン、 ・4-イソプロピルジベンゾイルメタン、 ・4-tert-ブチルジベンゾイルメタン、 ・2,4-ジメチルジベンゾイルメタン、 ・2,5-ジメチルジベンゾイルメタン、 ・4,4’-ジイソプロピルジベンゾイルメタン、 ・4-tert-ブチル-4’-メトキシジベンゾイルメタン、 ・2-メチル-5-イソプロピル-4’-メトキシジベンゾ
    イルメタン、 ・2-メチル-5-tert-ブチル-4’-メトキシジベンゾイ
    ルメタン、 ・2,4-ジメチル-4’-メトキシジベンゾイルメタ
    ン、 ・2,6-ジメチル-4-tert-ブチル-4’-メトキシジベ
    ンゾイルメタン、 ・4,4’-ジメトキシジベンゾイルメタンより選択さ
    れることを特徴とする請求項1から17のいずれか一項
    に記載の方法
  19. 【請求項19】 ジベンゾイルメタン誘導体が、4-ter
    t-ブチル-4’-メトキシジベンゾイルメタンであること
    を特徴とする請求項1から18のいずれか一項に記載の
    方法
  20. 【請求項20】 ジベンゾイルメタン誘導体が、組成物
    中に、組成物全重量に対して0.2から15重量%の割
    合で存在することを特徴とする請求項1から19のいず
    れか一項に記載の方法
  21. 【請求項21】 ジベンゾイルメタン誘導体が、組成物
    中に、組成物全重量に対して0.2から10重量%の割
    合で存在することを特徴とする請求項20に記載の
  22. 【請求項22】 前記組成物が、水中油型エマルション
    の形態であることを特徴とする請求項1から21のいず
    れか一項に記載の方法
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