JP3403394B2 - 吹出式風胴の集合胴圧力制御装置 - Google Patents
吹出式風胴の集合胴圧力制御装置Info
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Description
胴圧力制御装置に関する。
出式風胴21において、貯気槽22に圧縮空気を高圧力
で充填し、通風計測時、管路46に介在されている元弁
23を開き、調圧弁24から集合胴25に圧縮空気を流
入し、第1スロート部26から、通風計測が行われるべ
き模型が配置される測定室27に導き、第2スロート部
28から拡散胴29を経て減速され、消音塔31を通り
大気放出される。集合胴25内には、流れ方向に沿って
複数の整流部材32が設けられる。整流部材32は、測
定室27への圧縮空気を整流し、その圧縮空気の流れ方
向に垂直な断面における圧力分布を均一にする働きを果
たす。整流部材32は、たとえば金網、多孔板、パンチ
ングメタルなどから成る。
からの出力は、スイッチ35から減算手段36に与えら
れ、この減算手段36には、調圧弁24の弁体の位置、
すなわち調圧弁24のストロークを検出する位置検出手
段37の出力が与えられる。減算手段36からの全閉指
令の出力は、位置制御手段38に与えられ、調圧弁駆動
手段39によって調圧弁24の弁体が変位駆動される。
こうして調圧弁24は、全閉指令信号発生手段34の出
力によって全閉状態に保たれる。
で、圧縮空気が調圧弁24から集合胴25内に流入さ
れ、通風計測が行われる。圧力設定手段41によって設
定された通風計測用圧力を表す出力は、もう一つの減算
手段42に与えられる。減算手段42には、集合胴25
内の圧力を検出するセンサ43からの出力もまた与えら
れる。減算手段42の出力は、圧力制御手段44に与え
られる。圧力制御手段44の圧力は、停止時から通風計
測のために切換えられたスイッチ45を経て、調圧弁2
4の駆動のための減算手段36に与えられる。このとき
スイッチ35は遮断されている。集合胴25内のセンサ
43によって検出される圧力が、圧力設定手段41によ
って設定された通風計測用圧力に保たれるように、調圧
弁駆動手段39は、調圧弁24の弁体を変位駆動する。
イッチ45は遮断され、スイッチ35が導通され、これ
によって調圧弁24は全閉状態とされる。
件発明者による実験結果を示すグラフである。時刻t1
以前では、元弁23は全開しており、スイッチ35は図
11のように閉じており、スイッチ45は開いている。
時刻t1においてスイッチ35を切換え、通風計測を開
始する。計測停止の時刻t2では、スイッチ35を、閉
じ、スイッチ45を開いて調圧弁24を全閉状態に保
つ。図12のラインa〜aの表す内容は、表1のと
おりである。
aの大気圧を表す図12の縦軸の位置は、図解の便宜の
ために、異ならせてあり、大気圧の位置は、ライン
a,aに関して参照符11で示され、ラインaに関
して参照符14で示され、ラインaに関して参照符1
7で示される。
測の停止時刻t2以降で集合胴25内の圧力が大気圧1
7を中心として変動し、また測定室27の静圧が大気圧
の上下に周期的に変動することが判る。このような集合
胴25内の圧力の周期的な変動が生じることを、本件発
明者は発見した。
変動の現象が生じる理由を、次のように説明する。すな
わち時刻t2において調圧弁24を調圧弁24の開度の
閉弁時間変化率の最大値で急速に全閉にすると、集合胴
25内に溜まっている高圧力の圧縮空気は、第1スロー
ト部26、測定室27、第2スロート部28、拡散胴2
9を経て消音塔31から排気される。このとき第1およ
び第2スロート部26,27の状態および集合胴25内
の圧力によって、集合胴25からの空気の流失は、その
空気の慣性力によって、集合胴25内の圧力が大気圧未
満に低下しても、続き、集合胴25および測定室27は
負圧状態になる。集合胴25が負圧になると、その後、
消音塔31、拡散胴29、第2スロート部28、測定室
27および第1スロート部26を通って集合胴25内に
空気が流入して逆流する。これによって集合胴25内の
圧力は、大気圧よりも高くなる。このような圧力の正負
の上下変動が2〜3回から12〜13回繰返される現象
が生じる。
後、集合胴25内の圧力が正負に周期的に変動すること
によって、整流部材32の変形、破損、また測定室27
内の模型への悪影響(消音塔からの異物の侵入、検出器
への影響など)、さらに消音塔31から外部の空気が吸
入、排気されることによって低音域の騒音が発生する。
整流部材32は、調圧弁24側から流れてくる高圧力の
圧縮空気には充分に耐える強度を有するけれども、その
逆方向の空気の流れに対する補強は行われておらず、上
述のように長期間の使用において変形、破損してしま
う。これらは、必ず破損するとは言えないものでも、長
期間の使用において破損に至る。長期間の使用によって
寿命を縮める結果になる。したがって従来技術では、破
損に至らない損傷は、発見されていない。
気が逆流し、整流部材32が変形、破損することを防ぐ
ために、整流部材32を補強することが考えられるけれ
ども、そのようにすれば、整流部材32による圧力損失
が増大する。そのため測定室27における測定結果に悪
影響が及ぼされる。
技術は、たとえば特公平6−19301、特公平6−1
9302および特公平6−29826などに開示されて
いる。これらの先行技術もまた、前述の図11および図
12に示される先行技術と同様な問題点を有する。
止後、調圧弁によって集合胴を全閉状態としたとき、集
合胴25内の圧力が大気圧の上下に周期的に変動する現
象が知られていない。したがって先行技術では、そのよ
うな現象による上述の問題点を解決するための動機付け
は、なされていない。
計測を停止して運転を終了し、集合胴内の圧力が周期的
に変動する現象を防ぐようにした吹出式風胴の集合胴圧
力制御装置を提供することである。
られた圧縮空気が、開度を可変とする調圧弁から集合胴
に導かれ、集合胴の下流に、スロート部および測定部が
連なって設けられる吹出式風胴の集合胴圧力制御装置に
おいて、集合胴内の圧力を検出するセンサ71と、通風
計測中、集合胴内の予め定める通風計測用圧力を設定す
る通風計測用圧力設定手段72と、センサと通風計測用
圧力設定手段との出力に応答し、通風計測中、センサの
検出圧力が通風計測用圧力になるように調圧弁の開度を
制御し、計測の停止のために、調圧弁の開度を通風計測
中の開度よりも小さくし、または全閉に制御する制御手
段と、停止時に、集合胴内の圧力が負圧にならないよう
に、集合胴内に空気を導入する負圧防止手段とを含むこ
とを特徴とする吹出式風胴の集合胴圧力制御装置であ
る。
後述されるように、間欠式風胴の1種である吹出式風胴
では、貯気槽に圧縮空気を充填し、貯気槽の高圧力の圧
縮空気の集合胴への流入流量を調圧弁によって制御し、
集合胴内の通風計測中の圧力を、希望する所定圧力に
し、この所定圧力は、通風計測中、一定値であってもよ
いが、時間経過に伴って変化する値であってもよい。集
合胴の高圧力の圧縮空気は、スロート部を通り、模型が
配置された測定部に、10秒〜60秒程度、高速度の気
流を作る。この高速気流は、測定部からさらに、もう1
つのスロート部、拡散胴を経て減速され、消音塔を通る
ように構成されてもよく、こうして大気放出される。
圧弁の開度は通風計測中の開度よりも小さくされ、また
は全閉にされ、この停止時に、集合胴内の圧力が負圧に
ならないように、図1〜図10の負圧防止手段によって
集合胴内に空気が導入される。この空気は、調圧弁を経
て集合胴内に導入されるように構成してもよいが、本発
明の実施の他の形態では、貯気槽からの圧縮空気が導か
れる調圧弁よりも上流側の管路からの圧縮空気が集合胴
内に導入されるようにしてもよく、または外部の大気が
集合胴内に供給されるように構成してもよく、そのほか
の構成によって、集合胴内の圧力が負圧にならないよう
に構成される。
ち運転停止後、集合胴内の圧力が大気圧未満となって負
圧となり、これによって集合胴内への空気の往復移動が
発生するという現象が発見されておらず、したがってそ
のような問題点を解決するための動機付けが存在しな
い。本件発明者は、集合胴内や周期的に負圧になって集
合胴内の空気の圧力が周期的に変動するという現象を、
前述のように発見した。本発明によれば、集合胴内の圧
力が負圧にならないようにするための負圧防止手段を設
け、これによって集合胴内で停止時に、空気の往復移動
を防ぐことができる。したがって集合胴内に設けられる
整流手段の変形、寿命の低下を防ぐことができ、また集
合胴にスロート部を介して連なる測定室内の模型への悪
影響を防ぐことができる。
気が、開度を可変とする調圧弁から集合胴に導かれ、集
合胴の下流に、スロート部および測定部が連なって設け
られる吹出式風胴の集合胴圧力制御装置において、集合
胴内の圧力を検出するセンサ71と、通風計測中、集合
胴内の予め定める通風計測用圧力を設定する通風計測用
圧力設定手段72と、大気圧を設定する大気圧設定手段
73と、センサと通風計測用圧力設定手段と大気圧設定
手段との出力に応答し、通風計測中、センサの検出圧力
が通風計測用圧力となるように、かつ計測の停止時、集
合胴内の圧力が大気圧となるように調圧弁の開度を制御
する手段とを含むことを特徴とする吹出式風胴の集合胴
圧力制御装置である。
力設定手段と大気圧設定手段との出力を切換えて導出す
る切換え手段74と、センサと切換え手段との出力の差
を演算する減算手段78と、減算手段の出力に応答し、
前記差が零となるように、調圧弁の開度を駆動制御する
調圧弁駆動制御手段とを含むことを特徴とする。
うに、通風計測中には、集合胴内のセンサによって検出
された圧力が、通風計測用圧力設定手段によって設定さ
れた予め定める通風計測用圧力となるように調圧弁の開
度が制御される。この通風計測の停止時、すなわち運転
終了後には、センサによって検出される集合胴内の圧力
が、大気圧設定手段73によって設定される大気圧とな
るように、調圧弁の開度が制御される。したがって集合
胴内の圧力が負圧になることはなく、集合胴内の空気の
往復移動がなくなる。
大気圧との設定値を切換える切換え手段74を含み、セ
ンサと切換え手段との出力の差を減算手段78によって
減算し、調圧弁駆動制御手段によって調圧弁の開度を駆
動制御する。これによって集合胴内のセンサによって検
出された圧力が、通風計測用圧力または大気圧に保たれ
ることになる。
気が、開度を可変とする調圧弁から集合胴に導かれ、集
合胴の下流に、スロート部および測定部が連なって設け
られる吹出式風胴の集合胴圧力制御装置において、集合
胴内の圧力を検出するセンサと、通風計測中、集合胴内
の予め定める通風計測用圧力を設定する通風計測用圧力
設定手段と、大気圧を設定する大気圧設定手段と、セン
サと通風計測用圧力設定手段と大気圧設定手段との出力
に応答し、通風計測中、センサの検出圧力が通風計測用
圧力となるように、かつ計測の停止時、集合胴内の圧力
が大気圧となるように集合胴圧力の設定の圧力低下時間
変化率の最大値未満である緩やかな低下時間変化率a
で、小さく制御する手段を含むことを特徴とする吹出式
風胴の集合胴圧力制御装置である。
リミッタ92などによって、大気圧設定手段からの大気
圧を設定する信号の時間変化率を、小さく制御し、これ
によって集合胴内の圧力の低下速度をゆるやかにし、負
圧になることを防ぐことができる。この集合胴圧力設定
を変化する低下時間変化率を緩やかな値aとし、この低
下時間変化率を、最大時間変化率未満の値aにする。こ
うして通風計測停止時、集合胴圧力はゆるやかに低下
し、集合胴内の負圧になる現象を、回避することができ
る。図2のリミッタ92は、圧力設定値の時間変化率リ
ミッタであり、調圧弁55の閉弁時間変化率リミッタで
はない。調圧弁の閉弁時間変化率リミッタは、図5の参
照符99で示される。
力設定手段と大気圧設定手段との出力を切換えて導出す
る切換え手段と、センサと切換え手段との出力の差を演
算する減算手段と、減算手段の出力に応答し、前記差が
零となるように、調圧弁の開度を駆動制御する調圧弁駆
動制御手段と、大気圧設定手段から調圧弁駆動制御手段
までの間に介在され、集合胴圧力の設定の圧力低下時間
変化率aを、予め定める値未満に制限するリミッタ92
とを含むことを特徴とする。
時間変化率を小さく制御するための制御手段は、低下時
間変化率に関するリミッタ92を含み、集合胴圧力が急
変することを防ぎ、すなわち低下時間変化率aが大きい
値になることを抑制する。したがって集合胴圧力が、運
転停止時に、緩やかに小さくされる。こうして調圧弁が
緩やかに閉じて行き、そのため集合胴内の圧力が負圧に
なることを防ぐことができる。
気が、開度を可変とする調圧弁から集合胴に導かれ、集
合胴の下流に、スロート部および測定部が連なって設け
られる吹出式風胴の集合胴圧力制御装置において、集合
胴内の圧力を検出するセンサと、通風計測中、集合胴内
の予め定める通風計測用圧力を設定する通風計測用圧力
設定手段と、調圧弁を全閉とする全閉指令信号を発生す
る全閉指令信号発生手段88と、全閉指令信号発生手段
の出力を、計測の停止時、集合胴内の圧力が負圧になら
ないように、調圧弁の開度の閉弁時間変化率の最大値未
満である緩やかな閉弁時間変化率bで、時間経過に伴っ
て変化する閉弁時間変化率リミッタ99と、センサと通
風計測用圧力設定手段と閉弁時間変化率リミッタとの出
力に応答し、通風計測中、センサの検出出力が通風計測
用圧力になるように調圧弁の開度を制御し、計測の停止
時、閉弁時間変化率リミッタの出力によって調圧弁の開
度を駆動制御する調圧弁駆動制御手段とを含むことを特
徴とする吹出式風胴の集合胴圧力制御装置である。
通風計測の停止時に、全閉指令信号発生手段88からの
全閉指令信号を、閉弁時間変化率リミッタ99によって
緩やかな閉弁時間変化率bに矯正してその調圧弁の開度
の急激な閉弁動作を制限する。このことによってもま
た、集合胴内の圧力が負圧になって空気の往復移動が生
じることを防ぐことができる。
気が、管路を経て開度を可変とする調圧弁から集合胴に
導かれ、集合胴の下流に、スロート部および測定部が連
なって設けられる吹出式風胴の集合胴圧力制御装置にお
いて、集合胴内の圧力を検出するセンサと、通風計測
中、集合胴内の予め定める通風計測用圧力を設定する通
風計測用圧力設定手段と、管路と集合胴とを連結する連
結管104と、連結管に介在される負圧防止弁105
と、通風計測中、負圧防止弁を全閉とし、計測の停止
時、負圧防止弁を開いて、集合胴内の圧力が負圧になら
ないように、管路内の圧縮空気を集合胴内に導入させる
制御手段とを含むことを特徴とする吹出式風胴の集合胴
圧力制御装置である。
08をさらに含むことを特徴とする。
設けられ、集合胴内の圧力が負圧になったとき、外気を
導入する逆止弁109であることを特徴とする。
に示されるように、貯気槽からの圧縮空気を集合胴から
調圧弁に導く管路内の圧縮空気を、連結管104および
負圧防止弁105を経て、通風計測の停止時、集合胴内
に導入し、これによって集合胴内の圧力が、運転停止
時、負圧になることを防ぐことができる。
弁にさらに絞り108を設け、負圧防止弁の開閉動作を
正確に行うようにすることもまた可能であり、さらに図
10に示されるように、集合胴に逆止弁109を設け、
集合胴内の圧力が負圧になったとき、外気を集合胴の外
部から内部に取込む。
系統図である。吹出式風洞51において、貯気槽52に
は、圧縮空気が高圧力がたとえば12kg/cm2以上
に充填されている。貯気槽52からの圧縮空気は、管路
53から元弁54を経て、調圧弁55から集合胴56内
に流入される。集合胴56には、圧縮空気の流れ方向に
沿って図1の左から右に、第1スロート部57と、測定
室58と、第2スロート部59とがこの順序で配置され
る。第2スロート部59にはさらに、圧縮空気を減速す
る拡散胴61が接続され、拡散胴61には、消音塔62
が接続され、圧縮空気が大気放出される。集合胴56内
には、流れ方向に沿って複数の整流部材63が設けられ
る。整流部材63は、測定室58への圧縮空気を整流
し、その圧縮空気の流れ方向に垂直な断面における圧力
分布を均一にする働きを果たす。この圧縮の整流部材6
3は、たとえば金網、多孔板、パンチングメタル、ハニ
カム板状体などから成ってもよい。整流部材63は、調
圧弁55からの圧縮空気の下流側(図1の右方)への流
れにより変形、破損しないように、設置される。測定室
58内には、風洞試験が行われるべき模型64が配置さ
れる。
接続部付近に設けられた弁座65に、弁体66が近接離
反変位することができるように構成される。弁体66が
弁座65に当接して着座している状態では、調圧弁55
は全閉状態である。弁体66が弁座65から図1の右方
に離間変位することによって開度が大きくなる。弁体6
6は、油圧シリンダなどを含む調圧弁駆動手段67によ
って往復変位駆動され、これによって調圧弁55の開度
が変化される。弁体66の位置、したがって調圧弁55
の開度は、位置検出手段68によって検出される。
71によって検出され、通風計測中には、たとえば1.
5kg/cm2以上である。通風計測用圧力設定手段7
2は、通風計測中における集合胴56内の予め定める通
風計測用圧力P1を設定する。大気圧設定手段73は、
集合胴56内の空気の圧力を大気圧P0に設定する信号
を導出する。これらの設定手段72,73の各出力は、
切換え手段74の各スイッチ75,76にそれぞれ接続
される。これらのスイッチ75,76の出力は、ライン
77を介して減算手段78の一方の入力に与えられる。
減算手段78の他方の入力には、センサ71によって検
出された圧力P2を表す信号が与えられる。切換え手段
74において、通風計測の停止時、図1に示されるよう
にスイッチ75は遮断され、スイッチ76は導通された
ままである。通風計測中、スイッチ75が導通され、ス
イッチ76が遮断される。減算手段78のライン79に
導出される信号が表す圧力制御偏差P12は、通風計測
の停止時、P12=P0−P2であり、通風計測中、P
12=P1−P2である。
信号は、圧力制御手段81に与えられる。この圧力制御
手段81は、圧力制御偏差P12に対応する調圧弁55
の開度、したがって調圧弁55の弁体66のストローク
位置を表す信号をライン82に導出する。停止強制切換
え手段83は、スイッチ84,85を有する。圧力制御
手段81からライン82に導出される信号は、スイッチ
84を介してライン86から減算手段87の一方の入力
に与えられる。
て全閉状態となる全閉開度を表す指令信号を出力する全
閉位置設定手段88の出力は、スイッチ85を介してラ
イン86から減算手段87に与えられる。停止強制切換
え手段83は、平常の通風計測中、スイッチ84が導通
しており、スイッチ85が遮断している。この通風計測
時に異常が生じて調圧弁55を全閉状態とすべきとき、
または通風計測の停止時において調圧弁55の弁体66
を弁座65に着座して全閉状態とすべきとき、この停止
強制切換え手段83が切換え動作し、スイッチ84が遮
断し、スイッチ85が導通する。
手段68の出力が与えられる。位置制御手段89は、減
算手段87の出力が零となるように、すなわち位置検出
手段68によって検出される調圧弁55の弁体66の位
置が、減算手段87にライン86を介して与えられる指
令位置に位置するための変位量を表す信号を導出し、調
圧弁駆動手段67に与える。調圧弁駆動手段67は、位
置制御手段89からの出力に応答し、調圧弁55の弁体
66をストローク変位駆動する。
全停止状態では、停止強制切換え手段83では、スイッ
チ84が遮断され、スイッチ85が導通されている。し
たがって全閉位置設定手段88の出力は、スイッチ85
を経て減算手段87に与えられる。これによって位置制
御手段89の出力によって調圧弁駆動手段67は調圧弁
55の弁体66を弁座65に着座するように駆動し、こ
の着座状態における位置検出手段68の出力が減算手段
87に与えられ、減算手段87の位置制御偏差が零とな
っている。
3では、スイッチ84が導通され、スイッチ85が遮断
される。通風計測の前で、その計測の停止中、切換え手
段74のスイッチ75は遮断され、スイッチ76は導通
された状態となっている。したがって圧力制御手段81
は、集合胴56内のセンサ71によって検出される圧力
P2が、大気圧設定手段73によって設定される大気圧
P0となって、減算手段78の圧力制御偏差P12が零
となるための調圧弁55の弁体66の指令位置を表す信
号を導出し、減算手段87に与える。こうして集合胴5
6内は大気圧に保たれており、調圧弁55は全閉状態で
ある。したがって測定室58側から第1スロート部57
を経て集合胴56内に空気が逆流することはない。
ている状態で、切換えスイッチ74が、図1に示される
状態から切換え動作され、スイッチ75が導通され、ス
イッチ76が遮断される。これによって通風計測用圧力
設定手段72からの予め定める通風計測用圧力P1を表
す出力が、スイッチ75およびライン77を経て減算手
段78に与えられる。これによって圧力制御手段81
は、集合胴56内のセンサ71によって検出される圧力
P2が、通風計測用圧力P1に等しくなるための調圧弁
55の弁体66の位置を表す信号を導出する。こうして
貯気槽52からの高圧力の圧縮空気は、管路53から元
弁54を経て調圧弁55から集合胴56内に供給され
る。集合胴56内の圧縮空気は、整流部材63によって
整流されるとともに、圧力分布が均一化され、第1スロ
ート部57からマッハ0.6〜4.0の高速気流で測定
室58に導入され、模型64の通風計測が行われる。測
定室58からの圧縮空気は、第2スロート部59、拡散
胴61および消音塔62を経て大気放出される。
換えスイッチ74では、スイッチ75が遮断され、スイ
ッチ76が導通される。したがって大気圧設定手段73
によって設定された大気圧P0を表す出力が、スイッチ
76を経てライン77から減算手段78に与えられる。
したがって圧力制御手段81は、集合胴56内のセンサ
71によって検出される圧力P2が、大気圧P0に等し
くなるように、調圧弁55の弁体66の位置を表す信号
を導出する。こうして集合胴56内の圧力は、計測の停
止時において、常に大気圧P0に保たれたままとなる。
大気圧P0に保たれたまま、風胴内の気流の流れが無く
なった状態(停止時からタイマの時間経過後、または大
気圧が維持され調圧弁が全閉になった状態)に、スイッ
チ83ではスイッチ84が遮断され、スイッチ85が導
通される。こうして通風計測前の状態へ戻される。した
がって測定室58から第1スロート部57を経て集合胴
56内に空気が逆流するおそれはない。これによって集
合胴56内の整流部材63が、逆流する空気によって変
形、破損するおそれはなく、また測定室58内でも空気
が逆流しないので、模型64への悪影響が生じるおそれ
はない。またこの空気の逆流が生じないことによって、
消音塔62に、外部からの空気が吸入されるおそれはな
く、したがって空気の逆流による低周波数域の騒音が発
生することはない。
である。この図2の実施の形態は、前述の図1の実施の
形態に類似し、対応する部分には同一の参照符を付す。
注目すべきはこの実施の形態では、切換え手段74と減
算手段78との間のライン77に、時間変化率リミッタ
92が介在される。時間変化率リミッタ92は、集合胴
圧力の設定の圧力低下時間変化率を、予め定める値a未
満に制限する働きを果たす。
説明するためのフローチャートである。時間変化率リミ
ッタ92は、たとえばマイクロコンピュータなどの処理
回路によって実現される。ステップs1からステップs
2に移り、時間変化率リミタ92に、切換え手段74か
ら入力される設定圧力P1またはP0を表す入力をXと
し、時間変化率リミッタ92から減算手段78に与えら
れる出力をYとするとき、式1が成立するかどうかを判
断する。tは、時間を表す。
テップs3に移り、時間変化率リミタ92の出力Y
nは、式2のように、導出される。 Yn = Yn-1+a (Yn-1:前回出力) …(2)
ミッタ92に与えられる入力Xの時間変化率dX/dt
が、予め定める値a未満であるとき、その時間変化率
を、予め定める値aに抑え、出力Yの急変を防ぐ。これ
によって集合胴56内のセンサ71によって検出される
圧力P2が、前記予め定める値aを超える大きな時間変
化率で変化することが抑制される。そのため集合胴56
に、測定室58および第1スロート部57からの空気の
逆流を防ぐことができる。ステップs3からステップs
4に移り、一連の動作を終了する。
き、すなわち式3が成立するとき、ステップs5に移
る。
2に与えられる入力Xの時間変化率が、予め定める値a
未満であるとき、出力Yは、入力Xのまま、式4のよう
に、ステップs5において導出する。 Y = X …(4)
説明するための図である。図4(1)に示されるよう
に、時刻t12以前では、集合胴56内の圧力は、通風
計測用圧力P1に保たれている。通風計測の停止時刻t
2以降において、図2に示されるように切換え手段74
に備えられたスイッチ75が遮断され、スイッチ76が
導通される。したがって時刻t2後では、切換え手段7
4からライン77には、大気圧設定手段73によって設
定された大気圧P0を表す信号が、図4(2)の参照符
93で示されるように導出される。こうしてライン77
の信号の表す圧力は、時刻t2の前後で、圧力P1から
P0に急変する。
きによって、この時間変化率リミッタ92の出力Yは、
図4(2)の参照符94で示されるように、前述の予め
定める値aで、時間経過に伴ってたとえば1次直線で減
少する指令圧力を表す信号であり、この信号が減算手段
78に与えられることになる。本発明の実施の一形態で
は、a=−5kPa/secに選ばれてもよい。
る時間変化率リミッタ92を、切換え手段74のスイッ
チ76と時間変化率リミッタ92の入力との間に、参照
符92aで示されるように介在されるように構成されて
もよく、あるいはまた減算手段78の出力が導出される
ライン79に、参照符92bで示されるように介在され
てもよく、このような実施の他の各形態では、ライン7
7には、時間変化率リミッタ92は設けられず、そのラ
イン77の信号は、減算手段78に直接に与えられる。
系統図である。この実施の形態は、前述の図1〜図4の
実施の形態に類似し、対応する部分には同一の参照符を
付す。注目すべきはこの実施の形態では、通風計測用圧
力設定手段72の出力は、ライン77を介して減算手段
78に与えられる。圧力制御手段81と減算手段87と
の間には、切換え手段96が介在される。この切換え手
段96は、圧力制御手段81の出力をライン86を介し
て減算手段87に与えるスイッチ97と、全閉位置設定
手段88の出力を導出するもう1つのスイッチ98とを
有する。通風計測中、スイッチ97が導通し、スイッチ
98は遮断している。計測の停止時、スイッチ97は図
5のように遮断し、スイッチ98が導通する。
閉弁時間変化率リミッタ99が介在される。閉弁時間変
化率リミッタ99は、たとえばマイクロコンピュータな
どの処理回路によって実現することができる。
作を説明するためのフローチャートである。ステップr
1からステップr2に移り、調圧弁55の弁体66の全
閉開度の位置θ0を表す信号、したがって閉弁時間変化
率リミッタ99の入力X1の時間変化率dX1/dt
が、予め定める値b以上であるかどうか、すなわち式5
が成立するかどうかが判断される。
ッタ99の入力X1に関して、閉弁時間変化率リミッタ
99の出力をY1nとするとき、式6で示される出力Y
1を導出する。 Y1n = Y1n-1+b …(6)
力X1の時間変化率dX1/dtが予め定める値b以上
であるとき、その時間変化率を予め定める値bに抑えて
制限する。こうしてステップr3からステップr4に移
り、一連の動作を終了する。
き、ステップr5では、入力X1を、式8のように、そ
のまま出力Y1とするように、閉弁時間変化率リミッタ
99が動作する。 Y1 = X1 …(7)
作を説明するための図である。時刻t2以前において、
通風計測動作を行っており、時刻t12において切換え
手段96のスイッチ97が遮断し、スイッチ98が導通
するスイッチング状態に切換わったものと想定する。こ
のとき閉弁時間変化率リミッタ99の入力には、通風計
測中の調圧弁55の開度θ1を表す圧力制御手段81か
らの弁体66のストローク位置を表す出力から、全閉位
置設定手段88の表す全閉開度θ0の位置の出力に、参
照符101で示されるように急変される。
な入力X1の位置θ1からθ0への時間変化率が予め定
める値b以上であるとき、前述のステップr3におい
て、参照符102で示される指令値である出力Y1を導
出する。これによって調圧弁55の開度が緩やかに変化
させられて全閉状態となる。
リミッタ92および閉弁時間変化率リミッタ99の時間
変化率a,bは、図4(2)の参照符94および図7
(2)の参照符102で示されるように、1次直線状に
変化されたけれども、本発明の実施の他の形態では、そ
のほかのたとえば図4(2)および図7(2)の曲線9
4a,102aなどで時間経過に伴って変化されるよう
に構成されてもよい。
系統図である。この実施の形態は、図1〜図7の実施の
形態に類似し、対応する部分には同一の参照符を付す。
注目すべきはこの実施の形態では、管路53の元弁54
と調圧弁55との間に、連結管104が介在される。こ
の連結管104の一端部は、管路53に、前述のように
元弁54と調圧弁55との間で接続される。連結管10
4の他端部は、集合胴56に接続される。連結管54の
途中には、流量制御および全閉可能な負圧防止弁105
が介在される。
段67に与えられるとともに、時間変化率リミッタ10
6に与えられる。この時間変化率リミッタ106は、前
述の図2の時間変化率リミッタ99に類似した構成を有
し、調圧弁55の弁体66の予め定める大きな時間変化
率の値c以上では、その時間変化率を、予め定める値c
に抑える働きをする。時間変化率リミッタ106の出力
は、負圧防止弁105を開閉駆動して絞り量を調整する
駆動手段107に与えられる。こうして通風計測の停止
時、調圧弁55は大きな時間変化率で移動して直ちに全
閉状態となるのに対して、負圧防止弁105は、通風計
測が停止された時刻から時間経過を伴って全開状態から
全閉状態に、予め定める値c以下の時間変化率で開度が
制御されて流量調整される。これによって集合胴56内
の圧力が急変することはなく、集合胴56内の空気の測
定室58から第1スロート部57を経て集合胴56に逆
流する空気の流れを防ぐことができる。
は、調圧弁55の開度の閉弁時間変化率の最大値未満で
ある緩やかな閉弁時間変化率に定められ、こうして前述
のように集合胴56における空気の逆流が生じる現象を
防ぐことができる。
系統図である。この図9に示される実施の形態は、前述
の図8に示される実施の形態に類似し、対応する部分に
は同一の参照符を付す。特にこの実施の形態では、連結
管104には、負圧防止弁105だけでなく、絞り10
8もまた介在される。これによって集合胴56内の圧力
を、通風計測の停止時、できるだけ小さい時間変化率で
変化して低下し、大気圧にもたらすことができ、前述の
空気の逆流の現象を防ぐことができる。図9の実施の形
態では、図8において用いられる時間変化率リミッタ1
06は省略されることができる。
図である。この実施の形態は、図1〜図9の実施の形態
に類似し、対応する部分には同一の参照符を付す。特に
この実施の形態では、集合胴56には、逆止弁109が
接続される。逆止弁109は、集合胴56内の空気の圧
力が大気圧未満の負圧になったとき、外部の空気を、集
合胴56内に導入する。集合胴56内の圧力が、大気圧
以上であるとき、逆止弁109は遮断したままである。
このような図10に示される構成は簡単であり、本発明
の実施が容易である。
胴に関連して実施されることができる。
になることを防ぐことができ、これによって集合胴内の
圧縮空気の流れは、調圧弁から集合胴、スロート部およ
び測定室に一方向に流れることになり、集合胴への圧縮
空気の逆流は生じることはなく、空気の集合胴への流出
入の周期的な繰返しの現象が生じない。これによって集
合胴内に設けられる整流手段の変形、寿命の低下が生じ
ることはなく、また測定室に設けられる模型への悪影響
の発生はなく、さらに空気の周期的な流れによる低周波
数域の騒音の発生を防ぐことができる。本発明によれ
ば、集合胴への通風計測の停止時における空気の周期的
な出入りが発生するという現象が生じることが防がれ
る。
のフローチャートである。
の図である。
る。
ためのフローチャートである。
ための図である。
る。
る。
の実施の形態は、
る実験結果を示すグラフである。
Claims (9)
- 【請求項1】 貯気槽に貯えられた圧縮空気が、開度を
可変とする調圧弁から集合胴に導かれ、集合胴の下流
に、スロート部および測定部が連なって設けられる吹出
式風胴の集合胴圧力制御装置において、 集合胴内の圧力を検出するセンサ71と、 通風計測中、集合胴内の予め定める通風計測用圧力を設
定する通風計測用圧力設定手段72と、 センサと通風計測用圧力設定手段との出力に応答し、通
風計測中、センサの検出圧力が通風計測用圧力になるよ
うに調圧弁の開度を制御し、計測の停止のために、調圧
弁の開度を通風計測中の開度よりも小さくし、または全
閉に制御する制御手段と、 停止時に、集合胴内の圧力が負圧にならないように、集
合胴内に空気を導入する負圧防止手段とを含むことを特
徴とする吹出式風胴の集合胴圧力制御装置。 - 【請求項2】 貯気槽に貯えられた圧縮空気が、開度を
可変とする調圧弁から集合胴に導かれ、集合胴の下流
に、スロート部および測定部が連なって設けられる吹出
式風胴の集合胴圧力制御装置において、 集合胴内の圧力を検出するセンサ71と、 通風計測中、集合胴内の予め定める通風計測用圧力を設
定する通風計測用圧力設定手段72と、 大気圧を設定する大気圧設定手段73と、 センサと通風計測用圧力設定手段と大気圧設定手段との
出力に応答し、通風計測中、センサの検出圧力が通風計
測用圧力となるように、かつ計測の停止時、集合胴内の
圧力が大気圧となるように調圧弁の開度を制御する手段
とを含むことを特徴とする吹出式風胴の集合胴圧力制御
装置。 - 【請求項3】 制御手段は、 通風計測用圧力設定手段と大気圧設定手段との出力を切
換えて導出する切換え手段74と、 センサと切換え手段との出力の差を演算する減算手段7
8と、 減算手段の出力に応答し、前記差が零となるように、調
圧弁の開度を駆動制御する調圧弁駆動制御手段とを含む
ことを特徴とする請求項2記載の吹出式風胴の集合胴圧
力制御装置。 - 【請求項4】 貯気槽に貯えられた圧縮空気が、開度を
可変とする調圧弁から集合胴に導かれ、集合胴の下流
に、スロート部および測定部が連なって設けられる吹出
式風胴の集合胴圧力制御装置において、 集合胴内の圧力を検出するセンサと、 通風計測中、集合胴内の予め定める通風計測用圧力を設
定する通風計測用圧力設定手段と、 大気圧を設定する大気圧設定手段と、 センサと通風計測用圧力設定手段と大気圧設定手段との
出力に応答し、通風計測中、センサの検出圧力が通風計
測用圧力となるように、かつ計測の停止時、集合胴内の
圧力が大気圧となるように集合胴圧力の設定の圧力低下
時間変化率の最大値未満である緩やかな低下時間変化率
aで、小さく制御する手段を含むことを特徴とする吹出
式風胴の集合胴圧力制御装置。 - 【請求項5】 制御手段は、 通風計測用圧力設定手段と大気圧設定手段との出力を切
換えて導出する切換え手段と、 センサと切換え手段との出力の差を演算する減算手段
と、 減算手段の出力に応答し、前記差が零となるように、調
圧弁の開度を駆動制御する調圧弁駆動制御手段と、 大気圧設定手段から調圧弁駆動制御手段までの間に介在
され、集合胴圧力の設定の圧力低下時間変化率aを、予
め定める値未満に制限するリミッタ92とを含むことを
特徴とする請求項4記載の吹出式風胴の集合胴圧力制御
装置。 - 【請求項6】 貯気槽に貯えられた圧縮空気が、開度を
可変とする調圧弁から集合胴に導かれ、集合胴の下流
に、スロート部および測定部が連なって設けられる吹出
式風胴の集合胴圧力制御装置において、 集合胴内の圧力を検出するセンサと、 通風計測中、集合胴内の予め定める通風計測用圧力を設
定する通風計測用圧力設定手段と、 調圧弁を全閉とする全閉指令信号を発生する全閉指令信
号発生手段88と、 全閉指令信号発生手段の出力を、計測の停止時、集合胴
内の圧力が負圧にならないように、調圧弁の開度の閉弁
時間変化率の最大値未満である緩やかな閉弁時間変化率
bで、時間経過に伴って変化する閉弁時間変化率リミッ
タ99と、 センサと通風計測用圧力設定手段と閉弁時間変化率リミ
ッタとの出力に応答し、通風計測中、センサの検出出力
が通風計測用圧力になるように調圧弁の開度を制御し、
計測の停止時、閉弁時間変化率リミッタの出力によって
調圧弁の開度を駆動制御する調圧弁駆動制御手段とを含
むことを特徴とする吹出式風胴の集合胴圧力制御装置。 - 【請求項7】 貯気槽に貯えられた圧縮空気が、管路を
経て開度を可変とする調圧弁から集合胴に導かれ、集合
胴の下流に、スロート部および測定部が連なって設けら
れる吹出式風胴の集合胴圧力制御装置において、 集合胴内の圧力を検出するセンサと、 通風計測中、集合胴内の予め定める通風計測用圧力を設
定する通風計測用圧力設定手段と、 管路と集合胴とを連結する連結管104と、 連結管に介在される負圧防止弁105と、 通風計測中、負圧防止弁を全閉とし、計測の停止時、負
圧防止弁を開いて、集合胴内の圧力が負圧にならないよ
うに、管路内の圧縮空気を集合胴内に導入させる制御手
段とを含むことを特徴とする吹出式風胴の集合胴圧力制
御装置。 - 【請求項8】 連結管に介在される絞り108をさらに
含むことを特徴とする請求項7記載の吹出式風胴の集合
胴圧力制御装置。 - 【請求項9】 負圧防止手段は、 集合胴に設けられ、集合胴内の圧力が負圧になったと
き、外気を導入する逆止弁109であることを特徴とす
る請求項1記載の吹出式風胴の集合胴圧力制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001106222A JP3403394B2 (ja) | 2001-04-04 | 2001-04-04 | 吹出式風胴の集合胴圧力制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001106222A JP3403394B2 (ja) | 2001-04-04 | 2001-04-04 | 吹出式風胴の集合胴圧力制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2002303563A JP2002303563A (ja) | 2002-10-18 |
JP3403394B2 true JP3403394B2 (ja) | 2003-05-06 |
Family
ID=18958768
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001106222A Expired - Lifetime JP3403394B2 (ja) | 2001-04-04 | 2001-04-04 | 吹出式風胴の集合胴圧力制御装置 |
Country Status (1)
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CN102680181B (zh) * | 2011-03-14 | 2015-04-22 | 中国铁路总公司 | 轨道车辆的车体气密疲劳试验方法和装置 |
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CN116256144B (zh) * | 2023-05-16 | 2023-07-25 | 中国航空工业集团公司沈阳空气动力研究所 | 一种大型连续式风洞配套真空系统及其控制方法 |
-
2001
- 2001-04-04 JP JP2001106222A patent/JP3403394B2/ja not_active Expired - Lifetime
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