JP3403262B2 - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JP3403262B2
JP3403262B2 JP30225494A JP30225494A JP3403262B2 JP 3403262 B2 JP3403262 B2 JP 3403262B2 JP 30225494 A JP30225494 A JP 30225494A JP 30225494 A JP30225494 A JP 30225494A JP 3403262 B2 JP3403262 B2 JP 3403262B2
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慎一 雨宮
力 川口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像表示方法およびC
FM(Color Flow Mapping)表示方法および超音波診
断装置に関し、さらに詳しくは、画像をより自然に表示
できるようにした画像表示方法およびCFM画像表示方
法および超音波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の超音波診断装置の一例を
示す構成図である。この超音波診断装置500では、超
音波探触子1および送受信回路2により、被検体の2次
元分布した複数のサンプル点での超音波エコー信号eを
収集する。次に、信号処理回路3により、前記超音波エ
コー信号eからB/W(Black/White)用信号S1と
CFM用信号S2とを生成する。次に、A/D変換器4
により、前記B/W用信号S1をB/W音響データBW
1に変換する。このB/W音響データBW1は、各サン
プル点のB/W画素値を示すデータである。また、A/
D変換器5およびCFM演算回路6により、前記CFM
用信号S2からCFM音響データCFM1を得る。この
CFM音響データCFM1は、各サンプル点のCFM値
を示すデータである。次に、DSC57により、B/W
画像を構成する各画素のB/W画素値を当該画素の近傍
位置に相当する前記サンプル点のB/W画素値を基にし
た補間により算出し、B/W画像データBW2を出力す
る。このB/W画像データBW2は、各画素のB/W画
素値を示すデータである。また、DSC57により、C
FM画像を構成する各画素のCFM値を当該画素の近傍
位置に相当する前記サンプル点のCFM値を基にした補
間により算出し、得られたCFM値がCFM閾値(例え
ば“10”)以上なら当該CFM値を当該画素のCFM
値とし、そうでないなら前記CFM閾値より小さい一定
値(例えば“0”)を当該画素のCFM値として、CF
M画像データCFM2を出力する。このCFM画像デー
タCFM2は、各画素のCFM値を示すデータである。
次に、RGB変換処理回路8により、前記B/W画像デ
ータBW2および前記CFM画像データCFM2からR
GBデータR,G,Bを生成する。次に、D/A変換器
9およびビデオ信号処理回路10により、RGBデータ
R,G,Bを映像信号に変換する。そして、モニタ装置
11により、B/W画像およびCFM画像を表示する。
【0003】図8は、前記DSC57の構成を示すブロ
ック図である。B/W音響データフレームメモリ71
は、A/D変換器4(図8)からのB/W音響データB
W1を一時的に蓄積する。座標変換器74は、画像を構
成する各画素の近傍位置に相当するサンプル点のB/W
画素値をアドレスAD1により前記B/W音響データフ
レームメモリ71から読み出し、B/W補間器72に与
える。B/W補間器72は、与えられた各サンプル点の
B/W画素値を基にした補間により前記画素のB/W画
素値を算出する。B/W画像データフレームメモリ73
は、各画素のB/W画素値を一時的に蓄積する。座標変
換器74は、画像を構成する各画素のB/W画素値を順
にアドレスAD2により前記B/W画像データフレーム
メモリ73から読み出して、B/W画像データBW2と
して出力する。CFM音響データフレームメモリ75
は、CFM演算回路6(図8)からのCFM音響データ
CFM1を一時的に蓄積する。座標変換器74は、画像
を構成する各画素の近傍位置に相当するサンプル点のC
FM値をアドレスAD3により前記CFM音響データフ
レームメモリ75から読み出し、CFM補間器576に
与える。CFM補間器576は、与えられた各サンプル
点のCFM値を基にした補間により前記画素のCFM値
を算出し、得られたCFM値がCFM閾値以上なら当該
CFM値を当該画素のCFM値とし、そうでないなら前
記CFM閾値より小さい一定値を当該画素のCFM値と
する。CFM画像データフレームメモリ77は、各画素
のCFM値を一時的に蓄積する。座標変換器74は、画
像を構成する各画素のCFM値を順にアドレスAD4に
より前記CFM画像データフレームメモリ77から読み
出して、CFM画像データCFM2として出力する。
【0004】図9は、前記CFM補間器576における
補間の原理を模式的に示した説明図である。P(x,
y)は、CFM値を補間により算出したい画素である。
T0,T1は、画素P(x,y)に最も近い2本の超音
波ビームである。R0,R1は、画素P(x,y)に最
も近いサンプル点の深さを示す円弧である。従って、超
音波ビームT0,T1と円弧R0,R1の交点が、画素
P(x,y)に最も近い4つのサンプル点に相当する。
画素P(x,y)に最も近い4つのサンプル点のCFM
値をR0T0,R0T1,R1T0,R1T1とし、円弧R0からの距離
に比例した重み係数をTfとし、超音波ビームT0から
の距離に比例した重み係数をRfとするとき、 CFM値={R0T0・(1−Tf)+R0T1・Tf}・(1−Rf) +{R1T0・(1−Tf)+R1T1・Tf}・Rf …(1) なる補間演算により、画素P(x,y)のCFM値を算
出する。
【0005】図10は、前記補間器576の構成を示す
ブロック図である。CFM補間器576は、(1−入
力)減算器765a〜765cと、乗算器766a〜7
66fと、加算器767a〜767cとを具備して構成
されている。4つのサンプル点のCFM値R0T0,R0
T1,R1T0,R1T1と重み係数Tf,Rfとを入力すること
により、上記(1)式の補間演算が行われる。
【0006】図11は、RGB変換処理回路8の構成を
示すブロック図である。RGB変換処理回路8は、比較
器81a,81bと、AND回路82と、NOT回路8
3と、マルチプレクサ84a,84bと、超音波データ
/RGB変換ルックアップテーブル85とを具備して構
成されている。このRGB変換処理回路8では、B/W
閾値TH>B/W画像データBW2で且つCFM閾値
(例えば“10”)≦CFM画像データCFM2の条件
が成立した場合に、マルチプレクサ84aは“0”をB
/W表示データとして選択し、マルチプレクサ84bは
CFM画像データCFM2をCFM表示データとして選
択する。上記条件が成立しない場合は、マルチプレクサ
84aはB/W画像データBW2をB/W表示データと
して選択し、マルチプレクサ84bはCFM閾値より小
さい一定値“0”をCFM表示データとして選択する。
【0007】図12および図13は、補間の説明図であ
る。なお、CFM閾値を“10”とし、CFM閾値より
小さい一定値を“0”とする。太枠はサンプル点に相当
する画素を示しており、太枠内にサンプル点の補間前の
CFM値(補間後のCFM値ではない)を記入してあ
る。細枠は相当するサンプル点のない画素を示し、補間
後のCFM値が“0”の画素の細枠内は空欄にしてあ
り、補間後のCFM値が“0”でない画素のCFM値は
細枠内に記入してある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図12および図13か
ら理解されるように、四角形のブロックの頂点に当る4
つのサンプル点のうちの1つ,2つ,または3つの補間
前のCFM値がCFM閾値であり、残りの3つ,2つ,
または1つの補間前のCFM値がCFM閾値よりかなり
小さいとき、前記四角形のブロック内の画素の補間後の
CFM値はほとんど“0”になってしまう。このため、
CFM画像を見ると、前記四角形のブロックを単位とし
て画像が形成されているように感じられ、CFM画像が
不自然に見えてしまう問題点がある。そこで、本発明の
目的は、画像をより自然に表示できるように改良した画
像表示方法およびCFM画像表示方法および超音波診断
装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、本発明
は、2次元分布した複数のサンプル点で被検体を測定
し、測定データから各サンプル点の画素値を生成し、画
像を構成する各画素の画素値を当該画素の近傍位置に相
当する前記サンプル点の画素値を基にした補間により算
出し、得られた画素値が表示閾値以上なら当該画素値を
当該画素の表示値とし、そうでないなら前記表示閾値よ
り小さい一定値を当該画素の表示値とする画像表示方法
において、ある画素の画素値を算出するのに用いるサン
プル点の画素値と表示閾値より小さい第2閾値とを比較
し、サンプル点の画素値が第2閾値以下であれば、その
サンプル点の画素値を所定の置き換え値に置換し、その
後、前記画素の画素値を補間により算出することを特徴
とする画像表示方法を提供する。
【0010】第2の観点では、この発明は、2次元分布
した複数のサンプル点で被検体の流れ情報を測定し、測
定した流れ情報から各サンプル点のCFM値を生成し、
画像を構成する各画素のCFM値を当該画素の近傍位置
に相当する前記サンプル点のCFM値を基にした補間に
より算出し、得られたCFM値がCFM閾値以上なら当
該CFM値を当該画素のCFM値とし、そうでないなら
前記CFM閾値より小さい一定値を当該画素のCFM値
とするCFM画像表示方法において、ある画素のCFM
値を算出するのに用いるサンプル点のCFM値とCFM
閾値より小さい第2閾値とを比較し、サンプル点のCF
M値が第2閾値以下であれば、そのサンプル点のCFM
値を所定の置き換え値に置換し、その後、前記画素のC
FM値を補間により算出することを特徴とするCFM画
像表示方法を提供する。
【0011】第3の観点では、この発明は、上記構成の
CFM画像表示方法において、ある画素のCFM値を算
出するのに用いるサンプル点のCFM値とCFM閾値よ
り小さい第2閾値とを比較し、全てのサンプル点のCF
M値が第2閾値以下である場合を除き、サンプル点のC
FM値が第2閾値以下であれば、そのサンプル点のCF
M値を所定の置き換え値に置換し、その後、前記画素の
CFM値を補間により算出することを特徴とするCFM
画像表示方法を提供する。
【0012】第4の観点では、この発明は、2次元分布
した複数のサンプル点での流れ情報を超音波を用いて測
定する流れ情報測定手段と、測定した流れ情報から各サ
ンプル点のCFM値を生成するCFM演算手段と、画像
を構成する各画素のCFM値を当該画素の近傍位置に相
当する前記サンプル点のCFM値を基にした補間により
算出し,その算出したCFM値がCFM閾値以上なら当
該CFM値を当該画素のCFM値とし,そうでないなら
前記CFM閾値より小さい一定値を当該画素のCFM値
とするコンバータ手段とを備えた超音波診断装置におい
て、前記コンバータ手段が、ある画素のCFM値を算出
するのに用いるサンプル点のCFM値とCFM閾値より
小さい第2閾値とを比較し、サンプル点のCFM値が第
2閾値以下であれば、そのサンプル点のCFM値を所定
の置き換え値に置換し、その後、前記画素のCFM値を
補間により算出することを特徴とする超音波診断装置を
提供する。
【0013】第5の観点では、この発明は、上記構成の
超音波診断装置において、前記コンバータ手段が、ある
画素のCFM値を算出するのに用いるサンプル点のCF
M値とCFM閾値より小さい第2閾値とを比較し、全て
のサンプル点のCFM値が第2閾値以下である場合を除
き、サンプル点のCFM値が第2閾値以下であれば、そ
のサンプル点のCFM値を所定の置き換え値に置換し、
その後、前記画素のCFM値を補間により算出すること
を特徴とする超音波診断装置を提供する。
【0014】
【作用】上記第1の観点の画像表示方法では、ある画素
の画素値を算出するのに用いるサンプル点の画素値と表
示閾値より小さい第2閾値とを比較し、サンプル点の画
素値が第2閾値以下であれば、そのサンプル点の画素値
を所定の置き換え値に置換する。そして、置換後のサン
プル点の画素値を基に補間により前記画素の画素値を算
出する。このため、ブロックを構成するサンプル点のう
ちのいくつかの補間前の画素値が表示閾値よりかなり小
さいときでも、ブロック内の画素の画素値を表示閾値よ
り大きくすることが出来るようになる。従って、ブロッ
クを単位として画像が形成されているように感じられな
くなり、画像が自然に見えるようになる。
【0015】上記第2の観点によるCFM画像表示方法
および上記第4の観点による超音波診断装置では、ある
画素のCFM値を算出するのに用いるサンプル点のCF
M値とCFM閾値より小さい第2閾値とを比較し、サン
プル点のCFM値が第2閾値以下であれば、そのサンプ
ル点のCFM値を所定の置き換え値に置換する。そし
て、置換後のサンプル点のCFM値を基に補間により前
記画素のCFM値を算出する。このため、ブロックを構
成するサンプル点のうちのいくつかの補間前のCFM値
がCFM閾値よりかなり小さいときでも、ブロック内の
画素のCFM値をCFM閾値より大きくすることが出来
るようになる。従って、ブロックを単位としてCFM画
像が形成されているように感じられなくなり、CFM画
像が自然に見えるようになる。
【0016】上記第3の観点によるCFM画像表示方法
および上記第5の観点による超音波診断装置は、基本的
に上記第2の観点によるCFM画像表示方法および上記
第4の観点による超音波診断装置と同じである。ただ
し、ブロックを構成するサンプル点の全てのCFM値が
第2閾値以下である場合は、置換を行わないようにして
いる。これによっても、CFM画像が自然に見えるよう
になる。
【0017】
【実施例】以下、図に示す実施例により本発明をさらに
詳細に説明する。なお、これにより本発明が限定される
ものではない。図1は、本発明の一実施例の超音波診断
装置を示す構成図である。この超音波診断装置100
は、超音波探触子1と、送受信回路2と、信号処理回路
3と、A/D変換器4,5と、CFM演算回路6と、D
SC7と,RGB変換処理回路8と、D/A変換器9
と、ビデオ信号処理回路10と、モニタ装置11とを具
備して構成されている。
【0018】この超音波診断装置100では、超音波探
触子1および送受信回路2により、被検体の2次元分布
した複数のサンプル点での超音波エコー信号eを収集す
る。次に、信号処理回路3により、前記超音波エコー信
号eからB/W用信号S1とCFM用信号S2とを生成
する。次に、A/D変換器4により、前記B/W用信号
S1をB/W音響データBW1に変換する。このB/W
音響データBW1は、各サンプル点のB/W画素値を示
すデータである。また、A/D変換器5およびCFM演
算回路6により、前記CFM用信号S2からCFM音響
データCFM1を得る。このCFM音響データCFM1
は、各サンプル点のCFM値を示すデータである。次
に、DSC7により、B/W画像を構成する各画素のB
/W画素値を当該画素の近傍位置に相当する前記サンプ
ル点のB/W画素値を基にした補間により算出し、B/
W画像データBW2を出力する。このB/W画像データ
BW2は、各画素のB/W画素値を示すデータである。
また、DSC7により、CFM画像を構成する各画素の
CFM値を当該画素の近傍位置に相当する前記サンプル
点のCFM値を基にした補間により算出し、得られたC
FM値がCFM閾値(例えば“10”)以上なら当該C
FM値を当該画素のCFM値とし、そうでないなら前記
CFM閾値より小さい一定値(例えば“0”)を当該画
素のCFM値として、CFM画像データCFM2を出力
する。このCFM画像データCFM2は、各画素のCF
M値を示すデータである。次に、RGB変換処理回路8
により、前記B/W画像データBW2および前記CFM
画像データCFM2からRGBデータR,G,Bを生成
する。次に、D/A変換器9およびビデオ信号処理回路
10により、RGBデータR,G,Bを映像信号に変換
する。そして、モニタ装置11により、B/W画像およ
びCFM画像を表示する。なお、DSC7以外の構成要
素は、従来の対応する構成要素と同じである。
【0019】図2は、前記DSC7の構成を示すブロッ
ク図である。B/W音響データフレームメモリ71は、
A/D変換器4(図1)からのB/W音響データBW1
を一時的に蓄積する。座標変換器74は、画像を構成す
る各画素の近傍位置に相当するサンプル点のB/W画素
値をアドレスAD1により前記B/W音響データフレー
ムメモリ71から読み出し、B/W補間器72に与え
る。B/W補間器72は、与えられた各サンプル点のB
/W画素値を基にした補間により前記画素のB/W画素
値を算出する。B/W画像データフレームメモリ73
は、各画素のB/W画素値を一時的に蓄積する。座標変
換器74は、画像を構成する各画素のB/W画素値を順
にアドレスAD2により前記B/W画像データフレーム
メモリ73から読み出して、B/W画像データBW2と
して出力する。CFM音響データフレームメモリ75
は、CFM演算回路6(図1)からのCFM音響データ
CFM1を一時的に蓄積する。座標変換器74は、画像
を構成する各画素の近傍位置に相当するサンプル点のC
FM値をアドレスAD3により前記CFM音響データフ
レームメモリ75から読み出し、CFM補間器76に与
える。CFM補間器76は、与えられた各サンプル点の
CFM値とCFM閾値より小さい第2閾値(例えば
“0”)とを比較し、全てのサンプル点のCFM値が第
2閾値以下である場合を除き、サンプル点のCFM値が
第2閾値以下であれば、そのサンプル点のCFM値を所
定の置き換え値(例えば“8”)に置換し、その後、補
間により前記画素のCFM値を算出し、得られたCFM
値がCFM閾値以上なら当該CFM値を当該画素のCF
M値とし、そうでないなら前記CFM閾値より小さい一
定値を当該画素のCFM値とする。CFM画像データフ
レームメモリ77は、各画素のCFM値を一時的に蓄積
する。座標変換器74は、画像を構成する各画素のCF
M値を順にアドレスAD4により前記CFM画像データ
フレームメモリ77から読み出して、CFM画像データ
CFM2として出力する。
【0020】図3は、前記CFM補間器76の構成を示
すブロック図である。CFM補間器76は、比較器76
1a〜761dと、NAND回路762と、AND回路
763a〜763dと、マルチプレクサ764a〜76
4dと、(1−入力)減算器765a〜765cと、乗
算器766a〜766fと、加算器767a〜767c
とを具備して構成されている。上記構成要素のうち、
(1−入力)減算器765a〜765cと、乗算器76
6a〜766fと、加算器767a〜767cとは、図
11で説明した従来の超音波診断装置500にかかるC
FM補間器576と同じ構成要素である。
【0021】ある画素を含む四角形のブロックの頂点に
当る4つのサンプル点(図10参照)のCFM値R0T0,
R0T1,R1T0,R1T1は、それぞれ比較器761a〜761
dおよびマルチプレクサ764a〜764dに入力され
る。比較器761a〜761dは、入力されたCFM値
R0T0,R0T1,R1T0,R1T1と第2閾値“0”とを比較し、
一致すれば“Hi”を出力し、一致しなければ“Lo”
を出力する。NAND回路762およびAND回路76
3a〜763dは、入力されたCFM値R0T0,R0T1,R1
T0,R1T1が全て第2閾値“0”と一致した場合は“L
o”をマルチプレクサ764a〜764dに入力し、そ
うでない場合は前記比較器761a〜761dの出力を
マルチプレクサ764a〜764dに入力する。
【0022】マルチプレクサ764a〜764dは、前
記AND回路763a〜763dから“Hi”を入力さ
れると置き換え値RP“8”を選択し、前記AND回路
763a〜763dから“Lo”を入力されるとCFM
値(R0T0,R0T1,R1T0,R1T1)を選択する。この結果、
4つのサンプル点の全てのCFM値が第2閾値“0”で
ある場合を除き、サンプル点のCFM値が第2閾値
“0”であれば、そのサンプル点のCFM値が置き換え
値RP“8”に置換される。
【0023】次に、減算器765a〜765cと、乗算
器766a〜766fと、加算器767a〜767cに
よる処理が行われるが、これは図11の従来の超音波診
断装置500にかかるCFM補間器576による処理と
同じであり、前記(1)式の補間演算が行われる(但
し、CFM値R0T0,R0T1,R1T0,R1T1のいずれかが置き
換え値PRに置換される場合がある)。
【0024】図4は、補間の説明図である。なお、CF
M閾値を“10”とし、CFM閾値より小さい一定値を
“0”とし、置き換え値を“8”とする。太枠はサンプ
ル点に相当する画素を示しており、太枠内に記入してあ
るCFM値a1〜a5は、補間前は“0”であり、補間
における置換により“8”となり、補間後は“0”にな
る。細枠は相当するサンプル点のない画素を示し、補間
後のCFM値が“0”の画素の細枠内は空欄にしてあ
り、補間後のCFM値が“0”でない画素のCFM値は
細枠内に記入してある。
【0025】図5は、補間の別の説明図である。なお、
CFM閾値を“10”とし、CFM閾値より小さい一定
値を“0”とし、置き換え値を“5”とする。太枠はサ
ンプル点に相当する画素を示しており、太枠内に記入し
てあるCFM値a1は、補間前は“0”であり、補間に
おける置換により“5”となり、補間後は“0”にな
る。細枠は相当するサンプル点のない画素を示し、補間
後のCFM値が“0”の画素の細枠内は空欄にしてあ
り、補間後のCFM値が“0”でない画素のCFM値は
細枠内に記入してある。
【0026】図4は図12に対応し、図5は図13に対
応するが、両者を比較すると、図4,図5でハッチング
を施した部分にも表示領域が広がっている。このため、
CFM画像を見ると、四角形のブロックを単位として画
像が形成されているように感じられなくなり、CFM画
像が自然に見えるようになる。
【0027】図6は、上記CFM補間器76の代りに用
いることが出来るCFM補間器76aの構成を示すブロ
ック図である。このCFM補間器76aは、図3のCF
M補間器76からNAND回路762およびAND回路
763a〜763dを省略した構成である。この場合、
4つのサンプル点の全てのCFM値が第2閾値“0”の
ときでも、サンプル点のCFM値が第2閾値“0”であ
れば、そのサンプル点のCFM値が置き換え値RPに置
換される。
【0028】さらに他の実施例として、上記(1)式の
補間演算に代えて、 CFM値={R0T0・(1−Rf)+R1T0・Rf}・(1-Tf)
+{R0T1・(1−Rf)+R1T1・Rf}・Tf なる補間演算を行ってもよい。
【0029】また、乗算器の個数が4つで済むように、 CFM値={R0T0+(R0T1−R0T0)・Tf}+[{R1T0+(R1
T1−R1T0)・Tf}−{R0T0+(R0T1−R0T0)・Tf}]・Rf なる補正演算を行ってもよいし、 CFM値={R0T0+(R1T0−R0T0)・Rf}+[{R0T1+(R1
T1−R0T1)・Rf}−{R0T0+(R1T0−R0T0)・Rf}]・Tf の補間演算を行ってもよい。
【0030】
【発明の効果】本発明の画像表示方法によれば、サンプ
ル点のうちのいくつかの補間前の画素値が表示閾値より
かなり小さいときでも、サンプル点により構成されるブ
ロック内の画素の画素値を表示閾値より大きくすること
が出来る。従って、前記ブロックを単位として画像が形
成されているように感じられなくなり、画像が自然に見
えるようになる。
【0031】また、本発明のCFM画像表示方法および
超音波診断装置によれば、サンプル点のうちのいくつか
の補間前のCFM値がCFM閾値よりかなり小さいとき
でも、サンプル点により構成されるブロック内の画素の
CFM値をCFM閾値より大きくすることが出来る。従
って、前記ブロックを単位としてCFM画像が形成され
ているように感じられなくなり、CFM画像が自然に見
えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の超音波診断装置を示す構成
図である。
【図2】図1の超音波診断装置におけるDSCの構成図
である。
【図3】図2のDSCにおけるCFM補間器の構成図で
ある。
【図4】図1の超音波診断装置における補間の説明図で
ある。
【図5】図1の超音波診断装置における補間の別の説明
図である。
【図6】本発明の他の実施例にかかるCFM補間器の構
成図である。
【図7】従来の超音波診断装置の一例を示す構成図であ
る。
【図8】図7の超音波診断装置におけるDSCの構成図
である。
【図9】補間の原理を模式的に示した説明図である。
【図10】図8のDSCにおけるCFM補間器の構成図
である。
【図11】図7の超音波診断装置におけるRGB変換処
理回路の構成図である。
【図12】図7の超音波診断装置における補間の説明図
である。
【図13】図7の超音波診断装置における補間の別の説
明図である。
【符号の説明】
100 超音波診断装置 1 超音波探触子 2 送受信回路 3 信号処理回路 4,5 A/D変換器 6 CFM演算回路 7 DSC 8 RGB変換処理回路 9 D/A変換器 10 ビデオ信号処理回路 11 モニタ回路 76,76a CFM補間器 761a〜761d 比較器 762 NAND回路 763a〜763d AND回路 764a〜764d マルチプレクサ 765a〜765c (1−入力)減算器 766a〜766f 乗算器 767a〜767c 加算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−43238(JP,A) 特開 平2−283358(JP,A) 特開 平4−28355(JP,A) 特開 平8−621(JP,A) 実開 平1−159820(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 8/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2次元分布した複数のサンプル点での流
    れ情報を超音波を用いて測定する流れ情報測定手段と、
    測定した流れ情報から各サンプル点のCFM値を生成す
    るCFM演算手段と、画像を構成する各画素のCFM値
    を当該画素の近傍位置に相当する前記サンプル点のCF
    M値を基にした補間により算出し、その算出したCFM
    値がCFM閾値以上なら当該CFM値を当該画素のCF
    M値とし、そうでないなら前記CFM閾値より小さい一
    定値を当該画素のCFM値とするコンバータ手段とを備
    えた超音波診断装置において、 前記コンバータ手段が、ある画素のCFM値を算出する
    のに用いるサンプル点のCFM値とCFM閾値より小さ
    い第2閾値とを比較し、サンプル点のCFM値が第2閾
    値以下であれば、そのサンプル点のCFM値を所定の置
    き換え値に置換し、その後、前記画素のCFM値を補間
    により算出することを特徴とする超音波診断装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の超音波診断装置におい
    て、前記コンバータ手段が、ある画素のCFM値を算出す
    るのに用いるサンプル点のCFM値とCFM閾値より小
    さい第2閾値とを比較し、全てのサンプル点のCFM値
    が第2閾値以下である場合を除き、サンプル点のCFM
    値が第2閾値以下であれば、そのサンプル点のCFM値
    を所定の置き換え値に置換し、その後、前記画素のCFM
    値を補間により算出することを特徴とする超音波診断装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の超音波診
    断装置において、 超音波探触子及び送受信回路により、被検体における2
    次元分布した複数のサンプル点での超音波エコー信号を
    収集し、 信号処理回路により、B/W用信号と前記流れ情報測定
    手段が測定する流れ情報に相当するCFM用信号とを生
    成し、 B/W用A/D変換器により、前記B/W用信号をB/
    W用音響データに変換し、 CFM用A/D変換器及び前記CFM演算手段により、
    CFM用信号からCFM音響データを得、 前記コンバータ手段は、前記CFM値の他に画像を構成
    する各画素のB/W画素値を補間により算出して、B/
    W画像データ及びCFM画像データを出力し、 RGB変換処理回路により、前記B/W画像データ及び
    前記CFM画像データからRGBデータを生成し、 D/A変換器及びビデオ信号処理回路により、前記RG
    B信号を映像信号に変換し、 モニタ装置により、前記映像信号を入力してB/W画像
    及びCFM画像を表示することを特徴とする超音波診断
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の超音波診断装置におい
    て、 前記コンバータ手段は、前記B/W音響データを一時的
    に蓄積するB/W音響データフレームメモリと、前記B
    /W音響データフレームメモリから受け取ったサンプル
    点のB/W画素値を基にした補間により画像を構成する
    画素のB/W画素値を算出するB/W補間器と、前記B
    /W補間器が算出したB/W画素値を一時的に蓄積する
    B/W画像データフレームメモリと、前記CFM音響デ
    ータを一時的に蓄積するCFM音響データフレームメモ
    リと、前記CFM音響データフレームメモリから受け取
    ったサンプル点のCFM値を基にした補間により画像を
    構成する画素のCFM値を算出するCFM補間器と、前
    記CFM補間器が算出したCFM値を一時的に蓄積する
    CFM画像データフレームメモリと、B/W音響データ
    フレームメモリ、CFM音響データフレームメモリ、B
    /W画像データフレームメモリ及びCFM画像データフ
    レームメモリがそれぞれデータを入出力するときのアド
    レスをそれぞれ発生する座標変換器とを備えたことを特
    徴とする超音波診断装置。
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