JP3403024B2 - 分散サービスシステム - Google Patents

分散サービスシステム

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JP3403024B2
JP3403024B2 JP26247797A JP26247797A JP3403024B2 JP 3403024 B2 JP3403024 B2 JP 3403024B2 JP 26247797 A JP26247797 A JP 26247797A JP 26247797 A JP26247797 A JP 26247797A JP 3403024 B2 JP3403024 B2 JP 3403024B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のコンピュー
タが複数のサービスを提供する分散サービスシステムに
関し、特に、インターネットやイントラネットなどの様
々なネットワーク上に分散して存在している複数のコン
ピュータが提供する複数のサービスを、ネットワークを
経由して接続して利用しながら処理を行う分散サービス
システムに適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、大型計算機上で稼動するソフトウ
ェアが提供するサービスを利用する際には、大型計算機
自身に端末から接続し、サービスプログラム自身を利用
する形態であったため、大型計算機と端末間でやり取り
されるデータは、利用者が入力したデータや端末上に計
算の結果として表示されるデータだけであった。
【0003】その後、ネットワークの発展に伴い、クラ
イアント・サーバ型のプログラムが利用されるようにな
り、固定のサーバとクライアント間でネットワークを経
由して様々なデータをやりとりするようになった。この
場合、クライアントプログラムはサービスプログラムが
どのコンピュータ上で稼動しているかを事前に知ってお
かなければならず、クライアントプログラムとサーバプ
ログラムは密接な間連を持っていた。
【0004】その後、サービスを提供するコンピュータ
をプログラム実行時に動的に捜し出すために、分散オブ
ジェクト技術が考え出された。Object Managing Group
が標準化を進めているCORBA(Common Object Request Br
oker Architecture)では、サービスを幾つかのオブジェ
クトと呼ばれるプログラムで実現し、そのオブジェクト
が存在しているコンピュータを動的に見つける仕組みを
提供している。
【0005】これらの技術は、すべてネットワークを経
由してクライアントコンピュータとサービスを提供する
サーバコンピュータの間でデータのやり取りを行う仕組
みをとっており、クライアントコンピュータ上で稼動す
るプログラムはサービスを利用するためには、サーバコ
ンピュータ上で稼動しているそれぞれのサービスプログ
ラムにネットワーク経由で接続しデータのやりとりを行
わなければならない。
【0006】また、データベースの検索時に、クライア
ントに検索の途中結果を表示したり、指示を受けるとい
ったクライアントとのやり取りを必要としない処理にお
いては、クライアントコンピュータが予めその検索処理
用プログラムを目的のサーバコンピュータに転送して接
続を断ち、そのプログラムがサーバコンピュータ上で検
索処理を行い、その検索処理が終了したときにクライア
ントコンピュータと再び接続し、その結果を転送してネ
ットワーク接続回数の削減、ネットワークトラフィック
の削減を行うことも提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来技術を利用して分
散したコンピュータ上の複数のサービスを利用したシス
テムを実現しようとすると、1つのサーバコンピュータ
が複数のサービスを提供している場合には、クライアン
トコンピュータ上で稼動するプログラムは、それぞれの
サービスに対してネットワーク経由で接続してデータの
やり取りを行わなければならず、利用するサービスの数
に比例してネットワーク接続のコストが増加するととも
に、ネットワーク上でやりとりされるデータ量に比例し
て処理時間が増加するという問題があった。
【0008】また、ネットワーク接続回数の削減、ネッ
トワークトラフィックの削減を行うために、サーバコン
ピュータに処理を行うためのプログラムを転送するもの
では、データベースの検索のように、クライアントが介
在しなくてもできる処理は対応しているが、クライアン
トが介在しなければならない処理には対応していないの
が現状である。仮に、クライアントと介在できるように
プログラミングすると、そのプログラムはステップ数が
大きくなりサーバコンピュータに負担がかかる。特に、
複数のクライアントが利用する分散サービスシステムに
おいては、サーバコンピュータのCPU、メモリ等にか
なりの負荷がかかってしまうという問題点があった。
【0009】本発明は、1つまたは複数のサーバコンピ
ュータ上で稼動している複数のサービスを利用する場合
に、サーバコンピュータにかかる負荷を軽減し、且つネ
ットワーク接続回数の削減、ネットワークトラフィック
の削減を実現することが可能な技術を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0011】サービスを提供するサーバプログラムを有
するサーバコンピュータとサービスの提供を受けるクラ
イアントプログラムを有するクライアントコンピュータ
とがそれぞれ複数台ネットワークを介して分散接続され
てなる分散サービスシステムにおいて、前記クライアン
トコンピュータは、どのサーバコンピュータと接続する
かを解析する接続解析プログラム、前記サーバプログラ
ムと接続し、サーバプログラム中のプログラムと通信を
行う通信プログラム、前記通信プログラムを前記サーバ
コンピュータに転送する転送プログラム、転送した通信
プログラムとの通信を行う中継プログラム、クライアン
トとのインストラクション処理を行うインターフェース
プログラム、計算などの処理を行うメインプログラムか
らなるクライアントプログラムと、前記クライアントプ
ログラムの実行時の前記通信プログラムの接続ログ情報
と、CPU、メモリからなる端末装置と、サービスの結
果を表示するための表示装置と、プログラムの起動の指
示を行うための入力装置と通信ポートとを備え、前記サ
ーバコンピュータは、CPU、メモリからなる端末装置
と、クライアントと接続して通信を行う接続プログラム
と、サービス処理を行うサービスプログラムと、クライ
アントコンピュータから前記通信プログラムを受信し、
クライアントプログラムの中継プログラムと通信する中
継プログラムとからなるサーバプログラムと、CPU、
メモリからなる端末装置と、通信ポートとを備える。
【0012】また、前記接続解析プログラムに、前記ク
ライアントプログラムのプログラムが各サーバコンピュ
ータで稼動しているどのサービスと接続するかを解析
し、その接続数のもっとも多いサーバコンピュータにプ
ログラムを移動する手段を備える。
【0013】さらに、前記接続解析プログラムは、前記
通信プログラムの接続ログ情報を利用してプログラム実
行時に最大回数の接続を行うサーバコンピュータを決定
し、そのサーバコンピュータにプログラムを移動する手
段を備える。
【0014】このようにすることによって、サーバコン
ピュータのサービスを提供するサーバプログラムと通信
するプログラムオブジェクト(通信オブジェクト)だけ
をサービスが稼動しているコンピュータ上に移動させる
ことによって、サーバコンピュータに多大な負荷をかけ
ることなく、クライアントとサーバ間のネットワーク接
続の回数とネットワークトラフィックを削減することが
できるので、クライアントプログラムのレスポンスを向
上することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる一実施形態
を図面を用いて説明する。
【0016】図1は、本発明に係わる一実施形態の分散
サービスシステムの構成を示した図である。
【0017】本実施形態の分散サービスシステムは、図
1に示すように、CPU11、メモリ12からなる端末
装置10と、クライアントプログラム14とクライアン
ト接続ログ情報15が格納されている外部記憶装置13
と、サービスの結果を表示するための表示装置16と、
プログラムの起動の指示を行うための入力装置17と通
信ポート18とからなるクライアントコンピュータ1
と、同様にCPU21A、メモリ22Aからなる端末装
置20Aと、サーバプログラム24Aが格納されている
外部記憶装置23Aと、通信ポート25Aからなるサー
バコンピュータ2Aと、CPU21B、メモリ22Bか
らなる端末装置20Bと、サーバプログラム24Bを格
納するための外部記憶装置23Bと、通信ポート25B
からなるサーバコンピュータ2Bと、コンピュータ間で
送受信されるデータを通信するためのネットワーク4と
から構成される。
【0018】次に、本実施形態の分散サービスシステム
におけるクライアントコンピュータ1とサーバコンピュ
ータ2A,2B間の通信接続について説明する。
【0019】図2は、本実施形態のクライアントプログ
ラム14の構成、サーバプログラム24A,24Bの構
成、およびクライアントプログラム14とサーバプログ
ラム24A,24Bの接続関係の例を示した図である。
【0020】図2に示すように、クライアントコンピュ
ータ1上で稼動するクライアントプログラム14は、ど
のサーバコンピュータ2と接続するかを解析する接続解
析オブジェクト141、サーバプログラム24と接続す
るオブジェクトをサーバコンピュータ2に転送するため
の転送オブジェクト142、転送したオブジェクトプロ
グラムとの通信を行う中継オブジェクト143、ユーザ
とのインストラクションの処理を行うインターフェース
オブジェクト144、計算などの処理を行うメインオブ
ジェクト145、サーバプログラム24と接続し、サー
バプログラム24中のオブジェクトと通信を行う通信オ
ブジェクト146とからなる。
【0021】サーバコンピュータ2A上で稼動するサー
バプログラム24A1は、クライアントと接続して通信
を行う接続オブジェクト240A、処理を行うサービス
オブジェクト241A、クライアントから通信オブジェ
クト146を受信し、クライアントプログラム14の中
継オブジェクト143と通信する中継オブジェクト24
2Aとからなる。
【0022】他のサーバプログラム24A2も同様に、
クライアントと接続して通信を行う接続オブジェクト2
40B、処理を行うサービスオブジェクト241B、ク
ライアントから通信オブジェクト146を受信し、クラ
イアントプログラム14の中継オブジェクト143と通
信する中継オブジェクト242Bとからなる。
【0023】さらにもう1つのサーバプログラム24A
3も同様に、クライアントと接続して通信を行う接続オ
ブジェクト240C、処理を行うサービスオブジェクト
241C、クライアントから通信オブジェクト146を
受信し、クライアントプログラム14の中継オブジェク
ト143と通信する中継オブジェクト242Cとからな
る。
【0024】もう一台のサーバコンピュータ2B上で
も、クライアントと接続して通信を行う接続オブジェク
ト240D、処理を行うサービスオブジェクト241
D、クライアントから通信オブジェクト146を受信
し、クライアントプログラム14の中継オブジェクト1
43と通信する中継オブジェクト242Dからなるサー
バプログラム24B1と、同様にクライアントと接続し
て通信を行う接続オブジェクト240E、処理を行うサ
ービスオブジェクト241E、クライアントから通信オ
ブジェクト146を受信し、クライアントプログラム1
4の中継オブジェクト143と通信する中継オブジェク
ト242Eとからなるサーバプログラム24B2とが、
稼動している。
【0025】クライアントプログラム14の通信オブジ
ェクト146は、各サーバプログラムの接続オブジェク
ト(240A〜240E)と接続する。
【0026】クライアントプログラムの接続解析オブジ
ェクト141は、接続数の多いサーバコンピュータ(例
えば、2A)を選択し、転送オブジェクト142が通信
オブジェクト146をサーバコンピュータ2Aに転送
し、このオブジェクトとの通信をクライアント側の中継
オブジェクト143とサーバ側の中継オブジェクト(例
えば、242A)が行う。
【0027】図3は、本実施形態のクライアントプログ
ラム14中の接続解析オブジェクト141が使用する、
クライアント接続ログ情報15の構成例である。
【0028】クライアント接続ログ情報15には、クラ
イアントプログラムの名称151、接続を行う通信オブ
ジェクトの名称152、接続先のサーバコンピュータの
名称153、接続先のサーバプログラムの名称154、
接続するサーバプログラムの接続オブジェクトの名称1
55が格納してある。
【0029】図4は、本実施形態のクライアントプログ
ラム14が実行中にメモリ中に確保するオブジェクトの
存在する場所を検索するために利用するオブジェクト位
置テーブルの例である。
【0030】図4に示すように、オブジェクト位置テー
ブル40には、通信オブジェクト名称401と通信オブ
ジェクトが存在するコンピュータ名称402の組が格納
されている。クライアントプログラム起動時には、この
オブジェクト位置テーブル40に格納されているコンピ
ュータ名称は、すべてクライアントコンピュータ1にな
っている。転送オブジェクト142が通信オブジェクト
146を移動させた場合は、移動先のサーバコンピュー
タ名称に置き換える。
【0031】次に、上述したクライアントプログラム1
4の動作について説明する。図5は、本実施形態のクラ
イアントコンピュータ1上で稼動するクライアントプロ
グラム14の動作を示すフローチャートである。
【0032】まず、クライアントプログラムが起動する
と、接続解析オブジェクト141がクライアントプログ
ラム14中の通信オブジェクト146の解析と、クライ
アント接続ログ情報15から通信オブジェクト146の
転送先を決定する(ステップ501)。
【0033】そして、通信オブジェクト146を移動さ
せるかどうかをチェックし(ステップ502)、移動さ
せない場合は、通信オブジェクト146を実行してサー
バプログラム24に接続し(ステップ503)、クライ
アント接続ログ情報15に接続情報追加(ステップ50
4)した後メインオブジェクト145の処理を開始する
(ステップ505)。メインオブジェクト145の処理
が終了すると、サーバプログラム24との接続を切断し
(ステップ506)、終了する。通信オブジェクト14
6を移動させる場合は、転送オブジェクト142がサー
バプログラム24の中継オブジェクト143に接続し
(ステップ507)、通信オブジェクト146を転送先
のサーバコンピュータ2に転送し(ステップ508)、
オブジェクト位置テーブル40を更新する(ステップ5
09)。その後、クライアントプログラム14の処理が
開始し、通信オブジェクト146を実行する際に、クラ
イアントの中継オブジェクト143を経由してサーバコ
ンピュータ2の中継オブジェクト242に、サーバコン
ピュータ2に移動した通信オブジェクト146の実行を
依頼する(ステップ510)。その後、メインオブジェ
クト145の処理を実行し、処理が終わるとサーバプロ
グラム24の中継オブジェクト242に接続終了を通知
し(ステップ511)、オブジェクト位置テーブル40
をメモリ中から破棄し(ステップ512)、終了する。
【0034】図6は、本実施形態のクライアントコンピ
ュータ1上で稼動するクライアントプログラム14の接
続解析オブジェクト141の動作を示すフローチャート
である。
【0035】接続解析オブジェクト141は、クライア
ントプログラム14中の通信オブジェクト146を解析
し(ステップ601)、接続先のサーバコンピュータ名
称153と接続先のサーバプログラム名称154、接続
先のサーバプログラムオブジェクト名称155を取り出
す。次に、クライアント接続ログ情報15を読み込み
(ステップ602)、以上の情報からオブジェクト位置
テーブル40を初期化する(ステップ603)。解析の
結果とクライアント接続ログ情報15からサーバコンピ
ュータ24への接続回数を計算し(ステップ604)、
接続回数が1回かどうかチェックを行う(ステップ60
5)。クライアントコンピュータ1から1回しか接続が
行われない場合は、処理を終了する。その他の場合は、
接続数が最大のコンピュータに対して、通信オブジェク
ト146の転送を転送オブジェクト142に依頼し(ス
テップ606)終了する。
【0036】図7は、本実施形態のクライアントコンピ
ュータ1上で稼動する転送オブジェクト142の動作を
示すフローチャートである。
【0037】転送オブジェクト142は接続解析オブジ
ェクト141から通信オブジェクト146の転送を依頼
されると(ステップ701)、該当するサーバプログラ
ム24の中継オブジェクト242に接続し(ステップ7
02)、通信オブジェクト146を転送する(ステップ
703)。その後、接続に利用した通信路ID(ステッ
プ704)を中継オブジェクト143に渡した後終了す
る。
【0038】図8は、本実施形態のクライアントコンピ
ュータ1上で稼動する中継オブジェクト143の動作を
示すフローチャートである。
【0039】中継オブジェクト143が起動すると、転
送オブジェクト142から通信路IDを受け取る(ステ
ップ801)。その後、クライアントプログラム14か
ら通信オブジェクト146の実行を依頼される(ステッ
プ802)と、通信路IDに対応する通信路を経由し
て、サーバプログラム24の中継オブジェクト242に
転送済みの通信オブジェクト146の実行依頼を行う
(ステップ803)。その後、クライアントプログラム
14のメインオブジェクト145からの通信依頼か、サ
ーバプログラム24の中継オブジェクト242からの通
信を待ち(ステップ804)、クライアントプログラム
14のメインオブジェクト145からの通信依頼かどう
かをチェックし(ステップ805)、メインオブジェク
ト145からであれば、依頼内容をそのままサーバコン
ピュータ2側の中継オブジェクト242へ転送する(ス
テップ806)。サーバプログラム24の中継オブジェ
クト242からの通信であれば、受信したデータを結果
としてクライアントプログラム14のメインオブジェク
ト145に返し(ステップ807)、ステップ804か
ら繰り返す。
【0040】図9は、本実施形態のクライアントコンピ
ュータ1上で稼動するメインオブジェクト145の動作
を示すフローチャートである。
【0041】メインオブジェクト145は、通信オブジ
ェクト146の処理を実行する際に、中継オブジェクト
143に接続依頼を行い(ステップ901)、通信路を
示すIDを入手する(ステップ902)。以後、通信路
のIDを使用した処理かどうかを判断し(ステップ90
3)、通信路IDを使用する処理の場合は中継オブジェ
クト143に処理依頼を行い(ステップ904)、それ
以外はクライアントコンピュータ1内で通常の処理を行
い(ステップ905)、ステップ903から繰り返す。
【0042】図10は、本実施形態のサーバコンピュー
タ2上で稼動するサーバプログラム24の動作を示すフ
ローチャートである。
【0043】サーバプログラム24が起動すると初期設
定を行ったあと(ステップ1001)、接続オブジェク
ト240を実行して、クライアントプログラム14から
の接続を待つ(ステップ1002)。接続オブジェクト
240がクライアントから接続されるとクライアントプ
ログラム14から命令を受信し(ステップ1003)、
接続の切断命令かどうかをチェックする(ステップ10
04)。切断命令でなければサービスオブジェクト24
1で処理を行い(ステップ1005)、結果を中継オブ
ジェクト242経由でクライアントプログラムに返却す
る(ステップ1006)。その後ステップ1003から
繰り返す。接続を切断する命令を受信した場合、通信路
を切断し(ステップ1007)、ステップ1002から
繰り返す。
【0044】図11は、本実施形態のサーバコンピュー
タ2上で稼動する接続オブジェクト240の動作を示す
フローチャートである。接続オブジェクト240は、ク
ライアントプログラム14の通信オブジェクト146か
らの接続を待ち(ステップ1101)、クライアントコ
ンピュータ1からのネットワーク経由の接続かどうかを
チェックし(ステップ1102)、ネットワーク経由で
あれば、通信路のIDを作成して通信オブジェクト14
6に返却し(ステップ1103)、その後通信路経由で
命令の受信を行い(ステップ1104)、通信終了命令
かどうかをチェックし(ステップ1105)、終了命令
でなければ、サービスオブジェクト241に処理を依頼
し(ステップ1106)、結果を通信路経由でクライア
ントプログラム14の通信オブジェクト146に返却し
(ステップ1107)、ステップ1104から繰り返
す。終了命令であれば、通信路を切断し(ステップ11
08)、ステップ1101から繰り返す。転送されてき
た通信オブジェクト146からの接続であれば、命令受
け渡し用のメモリ領域を確保し(ステップ1109)、
このメモリ領域経由で通信オブジェクト146から命令
を受け取り(ステップ1110)、通信終了命令かどう
かをチェックし(ステップ1111)、終了命令でなけ
れば、サービスオブジェクト241に処理を依頼し(ス
テップ1112)、結果をデータ受け渡し用のメモリ領
域に書き込み(ステップ1113)、ステップ1110
から繰り返す。終了命令であれば、メモリ領域を開放し
(ステップ1114)、ステップ1101から繰り返
す。
【0045】図12は、本実施例のサーバコンピュータ
2上で稼動する中継オブジェクト242の動作を示すフ
ローチャートである。
【0046】中継オブジェクト242は、クライアント
プログラム14の転送オブジェクト142からの接続を
待ち(ステップ1201)、接続されると通信オブジェ
クト146を受信し(ステップ1202)、通信路のI
Dを返却する(ステップ1203)。以後、クライアン
トプログラム14の中継オブジェクト143からの通信
を待ち(ステップ1204)、接続実施の命令かどうか
チェックし(ステップ1205)、接続実施命令であれ
ば受信した通信オブジェクト146を実行し(ステップ
1206)、ステップ1204から繰り返す。接続実施
命令でなければ、接続終了の命令かどうかチェックし
(ステップ1207)、接続終了の命令でなければ、サ
ービスオブジェクト241に処理を依頼し(ステップ1
208)、処理結果をクライアントの中継オブジェクト
143に返答し(ステップ1209)、ステップ120
4から繰り返す。接続終了の命令を受信した場合は、転
送された通信オブジェクト146に接続終了を実施させ
(ステップ1210)、通信オブジェクト146をメモ
リから開放(ステップ1211)、さらにクライアント
プログラム14の中継オブジェクト143との間に確保
した通信路を開放して(ステップ1212)、ステップ
1201から繰り返す。
【0047】したがって、説明してきたように、クライ
アントプログラムがサーバプログラムと接続して処理を
進めるに当って、クライアントプログラムの通信部分で
ある通信オブジェクトを、サーバコンピュータに移動さ
せ、クライアントプログラムとサーバプログラムの通信
処理がサーバコンピュータ内だけで行われるようにする
ことで、通信処理のための接続コストやデータ通信のた
めのネットワークトラフィックを削減することができ、
クライアントプログラムのレスポンスを向上することが
できる。
【0048】また、クライアントプログラムの一部のオ
ブジェクトだけを、サーバコンピュータに移動させるこ
とにより、従来のように、クライアントプログラムその
ものを移動させるものに比べ、サーバコンピュータにか
かる負荷を軽減できる。
【0049】なお、上述したサーバプログラム24、及
びクライアントプログラム14は、それぞれフロッピー
ディスク、CD・ROM、ROM等の記憶媒体で一般ユ
ーザに提供される場合もある。この場合、さらに、これ
ら処理の他にGUIプログラム等の他のプログラムと組
み合わせてユーザに提供することもできる。
【0050】また、上述した記憶媒体で提供する代替手
段として、インターネット等のネットワークを通じて有
償で提供することもある。
【0051】以上、本発明を前記実施形態に基づき具体
的に説明したが、本発明は、前記実施形態に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々
変更可能であることは勿論である。
【0052】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0053】1つまたは複数のサーバコンピュータ上で
稼動している複数のサービスを利用する場合に、クライ
アントプログラムの一部のオブジェクトを、サーバコン
ピュータに移動させ、クライアントプログラムとサーバ
プログラムの通信処理がサーバコンピュータ内だけで行
われるようにすることで、サーバコンピュータにかかる
負荷を軽減し、且つネットワーク接続回数の削減、ネッ
トワークトラフィックの削減を実現することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係わる分散サービスシステ
ムの構成を説明するためのブロック図である。
【図2】本実施形態のクライアントプログラムとサーバ
プログラムの構成と接続関係を説明するための図であ
る。
【図3】クライアント接続ログ情報の例を示した図であ
る。
【図4】オブジェクト位置テーブルの例を示した図であ
る。
【図5】クライアントプログラムの動作を示すフローチ
ャートである。
【図6】クライアントプログラムの接続解析オブジェク
トの動作を示すフローチャートである。
【図7】クライアントプログラムの転送オブジェクトの
動作を示すフローチャートである。
【図8】クライアントプログラムの中継オブジェクトの
動作を示すフローチャートである。
【図9】クライアントプログラムのメインオブジェクト
の動作を示すフローチャートである。
【図10】サーバプログラムの動作を示すフローチャー
トである。
【図11】サーバプログラムの接続オブジェクトの動作
を示すフローチャートである。
【図12】サーバプログラムの中継オブジェクトの動作
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…クライアントコンピュータ、2A,2B…サーバコ
ンピュータ、10…端末装置、11,21A,21B…
CPU、12,22A,22B…メモリ、13,23
A,23B…外部記憶装置、14…クライアントプログ
ラム、15…クライアント接続ログ情報、16…表示装
置、17…入力装置、18,25A,25B…通信ポー
ト、24A,24B…サーバプログラム、141…接続
解析オブジェクト、142…転送オブジェクト、143
…中継オブジェクト、144…インターフェースオブジ
ェクト、145…メインオブジェクト、146…通信オ
ブジェクト、240A〜E…接続オブジェクト、241
A〜E…サービスオブジェクト、242A〜E…中継オ
ブジェクト。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 13/00 357 G06F 13/00 355 G06F 15/177 681 EUROPAT(QUESTEL) WPI(DIALOG)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サービスを提供するサーバプログラムを
    有するサーバコンピュータとサービスの提供を受けるク
    ライアントプログラムを有するクライアントコンピュー
    タとがそれぞれ複数台ネットワークを介して分散接続さ
    れてなる分散サービスシステムにおいて、 前記クライアントコンピュータは、どのサーバコンピュ
    ータと接続するかを解析する接続解析プログラム、前記
    サーバプログラムと接続し、サーバプログラム中のプロ
    グラムと通信を行う通信プログラム、前記通信プログラ
    ムを前記サーバコンピュータに転送する転送プログラ
    ム、転送した通信プログラムとの通信を行う中継プログ
    ラム、クライアントとのインストラクション処理を行う
    インターフェースプログラム、計算などの処理を行うメ
    インプログラムからなるクライアントプログラムと、 前記クライアントプログラムの実行時の前記通信プログ
    ラムの接続ログ情報と、 CPU、メモリからなる端末装置と、サービスの結果を
    表示するための表示装置と、プログラムの起動の指示を
    行うための入力装置と通信ポートとを備え、 前記サーバコンピュータは、CPU、メモリからなる端
    末装置と、クライアントと接続して通信を行う接続プロ
    グラムと、サービス処理を行うサービスプログラムと、
    クライアントコンピュータから前記通信プログラムを受
    信し、クライアントプログラムの中継プログラムと通信
    する中継プログラムとからなるサーバプログラムと、C
    PU、メモリからなる端末装置と、通信ポートとを備え
    たことを特徴とする分散サービスシステム。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の分散サービスシス
    テムにおいて、 接続解析プログラムは、前記クライアントプログラムの
    プログラムが各サーバコンピュータで稼動しているどの
    サービスと接続するかを解析し、その接続数のもっとも
    多いサーバコンピュータにプログラムを移動する手段を
    有することを特徴とする分散サービスシステム。
  3. 【請求項3】 前記請求項2に記載の分散サービスシス
    テムにおいて、 前記接続解析プログラムは、前記通信プログラムの接続
    ログ情報を利用してプログラム実行時に最大回数の接続
    を行うサーバコンピュータを決定し、そのサーバコンピ
    ュータにプログラムを移動する手段を有することを特徴
    とする分散サービスシステム。
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