JP3401292B2 - 車両用無段変速装置 - Google Patents

車両用無段変速装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用無段変速装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用無段変速装置として、特開
昭62−188841号公報に示されるものがある。こ
れは、無段変速機構と、一定変速機構と、遊星歯車機構
と、第1クラッチと、第2クラッチと、第3クラッチ
と、を有しており、第1クラッチは入力軸と一定変速機
構の入力側とを連結するものであり、第2クラッチは出
力軸とサンギアとを連結するものであり、第3クラッチ
はキャリアとピニオンギアとを連結するものであり、さ
らに第3クラッチに並列にワンウェイクラッチを設けた
ものである。これにより、ギアの入ったニュートラル状
態を作る車両用無段変速装置が構成される(すなわち、
動力循環状態が実現される)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のものには、第3クラッチが一定変速機構の
出力軸と遊星歯車機構のキャリアとの間に配置されてい
るため、循環動力のすべてがこの第3クラッチを通る構
造となっており、第3クラッチに掛る負荷が大きくなっ
ている。このため、クラッチを大容量の大型のものとす
る必要がある。本発明は、このような課題を解決するこ
とを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、一定変速機構
の出力側と遊星歯車機構のキャリアとを常時連結し、第
1クラッチを無段変速機構の出力側と遊星歯車機構のサ
ンギアとの間に配置することにより、第1クラッチに循
環動力の一部のみが通過するようにして、上記課題を解
決する。すなわち、本発明による車両用無段変速装置
は、入力軸(14)と、出力軸(16)と、無段変速機
構(22)と、一定変速機構(24)と、遊星歯車機構
(26)と、第1クラッチ(34)と、第2クラッチ
(36)とを有し、入力軸(14)が無段変速機構(2
2)及び一定変速機構(24)の入力側と連結され、無
段変速機構(22)の出力側と一定変速機構(24)の
出力側とは同方向に回転するように配置され、無段変速
機構(22)の出力側と遊星歯車機構(26)のサンギ
ア(32)とが第1クラッチ(34)によって締結又は
解放可能であり、無段変速機構(22)の出力側は第2
クラッチ(36)を介して出力軸(16)と締結又は解
放可能であり、一定変速機構(24)の出力側は遊星歯
車機構(26)のキャリア(30)と常時連結されてお
り、遊星歯車機構(26)のインターナルギア(28)
は出力軸(16)と常時連結されている。
【0005】
【作用】第1クラッチを締結させるとともに第2クラッ
チを解放させると、無段変速機構の回転が遊星歯車機構
のサンギアに入力され、また一定変速機構の回転がキャ
リアに入力される。これにより、動力循環状態となり、
無段変速機構の変速比を小状態(ハイ状態)から大状態
(ロー状態)に変化させると、車両用無段変速装置とし
ての変速比は大状態から小状態に変化する。一方、第1
クラッチを解放させるとともに第2クラッチを締結させ
ると、無段変速機構の出力側の回転が出力軸に伝達され
る。したがって、無段変速機構の変速比がそのまま車両
用無段変速装置の変速比となる。上述の第1クラッチを
締結させるとともに第2クラッチを解放させた状態にお
いては、第1クラッチを通過するトルクは無段変速機構
を通過するトルクのみであるので、第1クラッチのトル
ク容量は小さくてよい。
【0006】
【実施例】図1に第1実施例を示す。エンジン10に発
進用クラッチ12を介して入力軸14が連結されてい
る。入力軸14と平行に出力軸16が配置されている。
出力軸16と同心に、第1中間軸18及び第2中間軸2
0が設けられている。入力軸14と第1中間軸18との
間に、Vベルト式の無段変速機構22が設けられてい
る。また、入力軸14と第2中間軸20との間にベルト
式の一定変速機構24が設けられている。出力軸16と
同心に遊星歯車機構26が設けられており、これのイン
ターナルギア28は、常に出力軸16と連結されてい
る。また、キャリア30は、常に第2中間軸20と連結
されている。サンギア32は、第1クラッチ34を介し
て第1中間軸18と連結又は解放可能である。また、第
1中間軸18は、第2クラッチ36を介して出力軸16
と連結又は解放可能である。サンギア32と第1中間軸
18との間に、サンギア32から正転方向に回転力を伝
達可能にワンウェイクラッチ38が設けられている。
【0007】次に、この実施例の動作について説明す
る。この車両用無段変速装置は、図2に示すような各要
素の組み合わせで使用される。まず、発進用クラッチ2
2を解放させた状態では、エンジン10の回転が入力さ
れないためニュートラル状態となる。次に、発進用クラ
ッチ22を締結させてエンジン10側から駆動すると、
入力軸14、一定変速機構24、及び第2中間軸20を
介して遊星歯車機構26のキャリア30に回転力が入力
される。これにより、動力循環状態となり、サンギア3
2からワンウェイクラッチ38を介して第1中間軸18
に回転力が伝達される。この状態では、無段変速機構2
2の変速比と車両用無段変速装置の変速比とは、図3の
Aに示す状態にある。したがって、無段変速機構22の
変速比をx2からx1まで増大させていくと、車両用無
段変速装置の変速比は無限大(停止状態)からyまで次
第に減少していく(ローからハイに変化する)。なお、
エンジンブレーキ状態を必要とする場合には第1クラッ
チ34を締結させる。これにより、出力軸16側から駆
動する場合にも回転力の伝達が行われる。この場合の変
速比は、同様に図3のAで示される状態となる。次に、
第1クラッチ34を解放させるとともに第2クラッチ3
6を締結させると、第1中間軸18と出力軸16とが直
結される状態となる。したがって、無段変速機構22の
変速比がそのまま車両用無段変速装置の変速比となる。
したがって、無段変速機構22の変速比が大から小に変
化するに従って車両用無段変速装置の変速比も大から小
に変化する。この状態は、図3のBとして示す。上述の
第1クラッチ34を締結させた運転状態において動力が
循環するが、第1クラッチ34を通過するのは無段変速
機構22側の動力だけであり、循環する動力が全部通過
するわけではない。したがって、第1クラッチ34のト
ルク容量は小さくすることができる。なお、この実施例
では、ワンウェイクラッチ38を設けたが、これは必ず
しも必要がない。すなわち、エンジンドライブ時におい
ても第1クラッチ34を締結させるようにすればよい。
なお、この場合発進用クラッチ12を用いる必要がな
い。すなわち、無段変速機構22の変速比をx2にする
とニュートラル状態となる。なお、無段変速機構22の
変速比をx2から更に小方向に変化させると、図3のC
に示すように、出力軸16は逆回転を開始し、変速比と
しては後退状態となる。
【0008】次に、図4に第2実施例を示す。この第2
実施例は、無段変速装置として摩擦車式無段変速機構5
0を用い、また一定変速機構として歯車機構52を用い
たものである。そのほかの基本的な構成は、図1に示し
た実施例と同様である。なお、図1と同様の部材には、
同様の参照符号を付与して詳細な説明は省略する。この
実施例においても第1実施例と同様の作用を得ることが
できる。
【0009】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明による
と、第1クラッチは循環する動力の一部のみが通過する
ことになり、第1クラッチのトルク容量は小さくてす
み、これを小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図である。
【図2】作用する要素の組み合わせを示す図である。
【図3】無段変速機構と無段変速装置との変速比の関係
を示す図である。
【図4】第2実施例を示す図である。
【符号の説明】
14 入力軸 16 出力軸 18 第1中間軸 20 第2中間軸 22 無段変速機構 24 一定変速機構 26 遊星歯車機構 28 インターナルギア 30 キャリア 32 サンギア 34 第1クラッチ 36 第2クラッチ 38 ワンウェイクラッチ 50 無段変速機構 52 一定変速機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 37/00 - 37/16 F16H 3/00 - 3/78 F16H 9/00 - 9/18 F16H 47/02 - 47/04

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力軸(14)と、出力軸(16)と、
    無段変速機構(22)と、一定変速機構(24)と、遊
    星歯車機構(26)と、第1クラッチ(34)と、第2
    クラッチ(36)とを有し、 入力軸(14)が無段変速機構(22)及び一定変速機
    構(24)の入力側と連結され、 無段変速機構(22)の出力側と一定変速機構(24)
    の出力側とは同方向に回転するように配置され、 無段変速機構(22)の出力側と遊星歯車機構(26)
    のサンギア(32)とが第1クラッチ(34)によって
    締結又は解放可能であり、 無段変速機構(22)の出力側は第2クラッチ(36)
    を介して出力軸(16)と締結又は解放可能であり、 一定変速機構(24)の出力側は遊星歯車機構(26)
    のキャリア(30)と常時連結されており、 遊星歯車機構(26)のインターナルギア(28)は出
    力軸(16)と常時連結されている車両用無段変速装
    置。
  2. 【請求項2】 遊星歯車機構(26)のサンギア(3
    2)と無段変速機構(22)の出力側との間に、前者か
    ら後者を正転方向に駆動可能なワンウェイクラッチ(3
    8)が設けられている請求項1記載の車両用無段変速装
    置。
  3. 【請求項3】 無段変速機構は、Vベルト式無段変速機
    構である請求項1又は2記載の車両用無段変速装置。
  4. 【請求項4】 無段変速機構は、摩擦車式無段変速機構
    である請求項1又は2記載の車両用無段変速装置。
  5. 【請求項5】 一定変速装置は、ベルト式変速装置であ
    る請求項1、2、3又は4記載の車両用無段変速装置。
  6. 【請求項6】 一定変速機構は、歯車機構である請求項
    1、2、3又は4記載の車両用無段変速装置。
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