JP3399618B2 - 加速度検出器 - Google Patents
加速度検出器Info
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- JP3399618B2 JP3399618B2 JP03060994A JP3060994A JP3399618B2 JP 3399618 B2 JP3399618 B2 JP 3399618B2 JP 03060994 A JP03060994 A JP 03060994A JP 3060994 A JP3060994 A JP 3060994A JP 3399618 B2 JP3399618 B2 JP 3399618B2
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- magnet
- spring
- acceleration
- acceleration detector
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば自動車のエア
バックシステムの起爆および誤爆防止に利用する加速度
検出器に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の加速度検出器としては図4に示す
ようなものがある。その具体構造は次の通りである。同
図において、1は非磁性絶縁材料で成形された筒状のケ
ーシング、2はケーシング1の内部にケーシング1と一
体成形して設けられた筒状部材、3は筒状部材2の外周
に沿って、加速度検出方向としての、例えば車両の前後
方向に移動するリング状のマグネット、4はマグネット
3をその加速度検出方向とは逆方向に付勢するスプリン
グ、5はマグネット3がスプリング4の圧縮時に移動可
能なマグネット可動空間である。 【0003】また、6はケーシング1および筒状部材2
に接着剤7により固定され、マグネット可動空間5を密
閉するキャップ、8は筒状部材2の内部の所定位置に取
り付けられたリードスイッチであり、例えば長めのガラ
スチューブ9内に一対の接触子9a,9bを配置したも
のからなり、これら接触子9a,9bは互いに垂直方向
に向かい合って開閉自在となっている。なお、かかるリ
ードスイッチ8の接触子9a,9bは磁性材料で作られ
ており、従って、マグネット3の移動によって受ける磁
力により、相互に閉動作または開動作するものである。 【0004】また、10は各接触子9a,9bに繋がれ
たリード、11はリードスイッチ8を筒状部材2の内部
に収容後に、そのリードスイッチ8およびリード10の
一部を埋設するように、筒状部材2内およびケーシング
1内をキャップ6側より、それぞれ充填された例えばエ
ポキシ樹脂などの充填剤である。 【0005】次に動作について説明する。この加速度検
出器はリードスイッチ8が加速度検出方向に設けられる
ように、例えば車両に取り付けられ、通常の車両走行時
には各接触子9a,9bは開いている。この状態におい
て、車両の衝突等によって車両が前後方向に大きな加速
度を受けると、この加速度を受けてマグネット3が筒状
部材2を移動して接触子9a,9b付近に至る。これに
より、マグネット3の磁力を受けて各接触子9a,9b
は互いに閉じて接触し、リード10を通じて雷管(不図
示)に点火電流が供給できるようになる。 【0006】このとき、エアバックシステムの点火系
は、本加速度検出器と不図示の点火判断回路より構成さ
れていて、本加速度検出器と点火判断回路が共にオン状
態となったとき点火電流が流れるようになっている。し
たがって上記のように加速度検出器がオンの状態で点火
判断回路がオンになるとエアバック側にエアバック点火
用スクイブ電流が流され、爆発が誘起されてエアバック
を直ちに膨張させることとなる。又、点火判断回路が車
両が衝突していないにもかかわらず、誤って点火信号を
出したときに、本加速度検出器は加速度を受けていない
のでオフ状態であり、誤爆を防止することができる。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の加速度検出器にあっては、マグネット可動空間5
と充填剤11の注入部の分離は、接着剤7にて固定され
たキャップ6のみであり、また、スプリング4,マグネ
ット3およびキャップ6の挿入方向と充填剤11の注入
方向が同方向なので、キャップ6の固定時にマグネット
可動空間5に接着剤7が侵入してしまったり、充填剤1
1の注入時にマグネット可動空間5に充填剤11が侵入
して、マグネット3が接着され、マグネット3の滑らか
な移動を妨げてしまう場合があった。 【0008】また、筒状部材2とマグネット3との隙間
に、スプリング4の端部が入り込んで、マグネット3が
引っかかり、マグネット3の滑らかな移動を妨げてしま
う場合があった。 【0009】このように、従来の加速度検出器にあって
は、マグネット3の滑らかな移動を妨げてしまう場合が
あり、その結果、エアバックの必要な車両衝突時にリー
ドスイッチ8がオンしなかったり、また、オンのタイミ
ングが遅れてしまうという問題点があった。 【0010】この発明は従来の問題点に着目してなされ
たものであり、筒状部材とマグネットとの隙間に、スプ
リングの端部が入り込むことがなく、マグネットの移動
を常に円滑に保つことができる加速度検出器を提供する
ことを目的とする。 【0011】 【課題を解決するための手段】この発明にかかる加速度
検出器は、マグネットを加速度検出方向とは逆方向に付
勢するように筒状部材の外周に同一径で巻回され両端に
巻回外形よりも大きな接触端を有するスプリングを設け
たものである。 【0012】【作用】 こ の発明における加速度検出器は、スプリング
の巻回外形よりも大きな接触端とマグネットとを接触さ
せることにより、上記接触端がマグネットとスプリング
との隙間に位置することがないようにし、筒状部材とマ
グネットとの隙間に、スプリングの端部が入り込むのを
防ぐ。 【0013】 【実施例】実施例1. 以下、この発明の一実施例を図について説明する。図1
はこの発明の実施例1による加速度検出器を示す構成図
であり、図において、1は非磁性絶縁材料で成形された
筒状のケーシング、13はケーシング1の内部に側壁1
2を介してケーシング1と一体成形された筒状部材であ
り、加速度検出方向に沿って配置されている。3は筒状
部材13の外周に沿って移動するリング状のマグネッ
ト、4はマグネット3をその加速度検出方向とは逆方向
に付勢するスプリング、5はマグネット3およびスプリ
ング4を配置したマグネット可動空間である。 【0014】また、8は筒状部材13の内部の所定位置
に取り付けられたリードスイッチであり、例えば長めの
ガラスチューブ9内に一対の接触子9a,9bを配置し
たものからなり、これら接触子9a,9bは互いに垂直
方向に向かい合って開閉自在となっている。なお、かか
るリードスイッチ8の接触子9a,9bの少なくとも一
部は磁性材料で作られており、従って、マグネット3の
移動によって受ける磁力により、相互に閉動作または開
動作するものである。 【0015】また、11はリードスイッチ8を筒状部材
13の内部に収容後に、そのリードスイッチ8を埋設す
るように、筒状部材13内およびケーシング1内をケー
シング1と筒状部材13とを一体成形にする側壁12側
から充填された、例えばエポキシ樹脂などの充填剤であ
る。14は側壁12より反対側からマグネット3とスプ
リング4とが配置されたマグネット可動空間5を密閉す
る密閉蓋であり、この密閉蓋14は接着剤を用いること
なく、隔壁16を介してパッキン15によってマグネッ
ト可動空間5を密閉している。 【0016】次に動作について説明する。従来例と同様
に、この加速度検出器は、例えば車両に取り付けられ、
車両の衝突等によって車両が前後方向に大きな加速度を
受けると、この加速度を受けてマグネット3が筒状部材
13を移動して接触子9a,9b付近に至り、これによ
り、マグネット3の磁力を受けて各接触子9a,9bは
互いに閉じて接触し、加速度検出信号が外部に供給され
る。この加速度検出信号を受けて、エアバック側にエア
バック点火用スクイブ電流が流され、爆発が誘起されて
エアバックを直ちに膨張されうる状態になる。 【0017】この場合において、ケーシング1,側壁1
2および筒状部材13を一体成形にし、マグネット3と
スプリング4とを側壁12の反対側から挿入し、また、
充填剤11を、一体成形にした側壁12側から充填して
リードスイッチ8を固定するようにしたので、マグネッ
ト3とスプリング4とが配置されたマグネット可動空間
5と、充填剤11とを分離することができ、マグネット
可動空間5に充填剤11が侵入することがなく、マグネ
ット5の移動を常に円滑に保つことができる。さらに、
キャップ14の固定に接着剤を使わず、フック式とし隔
壁16を介してパッキン15で固定するようにしたの
で、マグネット可動空間5に接着剤および水やゴミが侵
入することがなく、マグネット3の移動をさらに円滑に
保つことができる。 【0018】図2はこの発明の実施例2による加速度検
出器を示す構成図であり、図において、17は同一径で
巻回されたスプリングであり、その両端にはスプリング
17の巻回外形よりも大きく巻かれた接触端17a,1
7bが設けられている。なお、その他の構成については
従来例または実施例1の構成と同等なので説明を省略す
る。 【0019】次に動作について説明する。従来例または
実施例1の構成では、筒状部材2とマグネット3との隙
間に、スプリング4の端部が入り込んで、マグネット3
が引っかかり、マグネット3の滑らかな移動を妨げてし
まう場合があった。これに対して、この実施例では、ス
プリング17のマグネット3との接触側にスプリング1
7の巻回外形よりも大きな接触端17a,17bを設け
ることにより、上記接触端17aが筒状部材13とマグ
ネット3との隙間に位置することなく、接触端17aが
隙間に入り込むのを防ぎ、マグネット3の移動を常に円
滑に保つことができる。 【0020】なお、図2に示したように、スプリング1
7の両端に巻回外形よりも大きく巻かれた接触端17
a,17bを設ければ、組立時にスプリング17のマグ
ネット可動空間5への挿入方向を考慮する必要がなくな
り、組立を間違うことなく容易に行うことができる。 【0021】また、図3に示すように、スプリング18
のマグネット3との接触側に、スプリング18の端部を
外側に曲げ加工することによって、そのスプリング18
の巻回外形よりも大きくした接触端18aを設けても同
様な効果が得られる。なお、この場合であっても、スプ
リング18の両端について接触端18aを設けてもよい
ことは言うまでもない。 【0022】 【発明の効果】以上のように、この発明によれば、同一
径で巻回されたスプリングのマグネットとの接触端を巻
回外形よりも大きく構成したので、筒状部材とマグネッ
トとの隙間に、スプリングの端部が入り込むことがな
く、マグネットの移動を常に円滑に保つことができる効
果がある。また、スプリングの両端に巻回外形よりも大
きく巻かれた接触端を設けたので、組立時にスプリング
のマグネット可動空間への挿入方向を考慮する必要がな
く、組立を間違うことなく容易に行うことができる効果
がある。
バックシステムの起爆および誤爆防止に利用する加速度
検出器に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の加速度検出器としては図4に示す
ようなものがある。その具体構造は次の通りである。同
図において、1は非磁性絶縁材料で成形された筒状のケ
ーシング、2はケーシング1の内部にケーシング1と一
体成形して設けられた筒状部材、3は筒状部材2の外周
に沿って、加速度検出方向としての、例えば車両の前後
方向に移動するリング状のマグネット、4はマグネット
3をその加速度検出方向とは逆方向に付勢するスプリン
グ、5はマグネット3がスプリング4の圧縮時に移動可
能なマグネット可動空間である。 【0003】また、6はケーシング1および筒状部材2
に接着剤7により固定され、マグネット可動空間5を密
閉するキャップ、8は筒状部材2の内部の所定位置に取
り付けられたリードスイッチであり、例えば長めのガラ
スチューブ9内に一対の接触子9a,9bを配置したも
のからなり、これら接触子9a,9bは互いに垂直方向
に向かい合って開閉自在となっている。なお、かかるリ
ードスイッチ8の接触子9a,9bは磁性材料で作られ
ており、従って、マグネット3の移動によって受ける磁
力により、相互に閉動作または開動作するものである。 【0004】また、10は各接触子9a,9bに繋がれ
たリード、11はリードスイッチ8を筒状部材2の内部
に収容後に、そのリードスイッチ8およびリード10の
一部を埋設するように、筒状部材2内およびケーシング
1内をキャップ6側より、それぞれ充填された例えばエ
ポキシ樹脂などの充填剤である。 【0005】次に動作について説明する。この加速度検
出器はリードスイッチ8が加速度検出方向に設けられる
ように、例えば車両に取り付けられ、通常の車両走行時
には各接触子9a,9bは開いている。この状態におい
て、車両の衝突等によって車両が前後方向に大きな加速
度を受けると、この加速度を受けてマグネット3が筒状
部材2を移動して接触子9a,9b付近に至る。これに
より、マグネット3の磁力を受けて各接触子9a,9b
は互いに閉じて接触し、リード10を通じて雷管(不図
示)に点火電流が供給できるようになる。 【0006】このとき、エアバックシステムの点火系
は、本加速度検出器と不図示の点火判断回路より構成さ
れていて、本加速度検出器と点火判断回路が共にオン状
態となったとき点火電流が流れるようになっている。し
たがって上記のように加速度検出器がオンの状態で点火
判断回路がオンになるとエアバック側にエアバック点火
用スクイブ電流が流され、爆発が誘起されてエアバック
を直ちに膨張させることとなる。又、点火判断回路が車
両が衝突していないにもかかわらず、誤って点火信号を
出したときに、本加速度検出器は加速度を受けていない
のでオフ状態であり、誤爆を防止することができる。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の加速度検出器にあっては、マグネット可動空間5
と充填剤11の注入部の分離は、接着剤7にて固定され
たキャップ6のみであり、また、スプリング4,マグネ
ット3およびキャップ6の挿入方向と充填剤11の注入
方向が同方向なので、キャップ6の固定時にマグネット
可動空間5に接着剤7が侵入してしまったり、充填剤1
1の注入時にマグネット可動空間5に充填剤11が侵入
して、マグネット3が接着され、マグネット3の滑らか
な移動を妨げてしまう場合があった。 【0008】また、筒状部材2とマグネット3との隙間
に、スプリング4の端部が入り込んで、マグネット3が
引っかかり、マグネット3の滑らかな移動を妨げてしま
う場合があった。 【0009】このように、従来の加速度検出器にあって
は、マグネット3の滑らかな移動を妨げてしまう場合が
あり、その結果、エアバックの必要な車両衝突時にリー
ドスイッチ8がオンしなかったり、また、オンのタイミ
ングが遅れてしまうという問題点があった。 【0010】この発明は従来の問題点に着目してなされ
たものであり、筒状部材とマグネットとの隙間に、スプ
リングの端部が入り込むことがなく、マグネットの移動
を常に円滑に保つことができる加速度検出器を提供する
ことを目的とする。 【0011】 【課題を解決するための手段】この発明にかかる加速度
検出器は、マグネットを加速度検出方向とは逆方向に付
勢するように筒状部材の外周に同一径で巻回され両端に
巻回外形よりも大きな接触端を有するスプリングを設け
たものである。 【0012】【作用】 こ の発明における加速度検出器は、スプリング
の巻回外形よりも大きな接触端とマグネットとを接触さ
せることにより、上記接触端がマグネットとスプリング
との隙間に位置することがないようにし、筒状部材とマ
グネットとの隙間に、スプリングの端部が入り込むのを
防ぐ。 【0013】 【実施例】実施例1. 以下、この発明の一実施例を図について説明する。図1
はこの発明の実施例1による加速度検出器を示す構成図
であり、図において、1は非磁性絶縁材料で成形された
筒状のケーシング、13はケーシング1の内部に側壁1
2を介してケーシング1と一体成形された筒状部材であ
り、加速度検出方向に沿って配置されている。3は筒状
部材13の外周に沿って移動するリング状のマグネッ
ト、4はマグネット3をその加速度検出方向とは逆方向
に付勢するスプリング、5はマグネット3およびスプリ
ング4を配置したマグネット可動空間である。 【0014】また、8は筒状部材13の内部の所定位置
に取り付けられたリードスイッチであり、例えば長めの
ガラスチューブ9内に一対の接触子9a,9bを配置し
たものからなり、これら接触子9a,9bは互いに垂直
方向に向かい合って開閉自在となっている。なお、かか
るリードスイッチ8の接触子9a,9bの少なくとも一
部は磁性材料で作られており、従って、マグネット3の
移動によって受ける磁力により、相互に閉動作または開
動作するものである。 【0015】また、11はリードスイッチ8を筒状部材
13の内部に収容後に、そのリードスイッチ8を埋設す
るように、筒状部材13内およびケーシング1内をケー
シング1と筒状部材13とを一体成形にする側壁12側
から充填された、例えばエポキシ樹脂などの充填剤であ
る。14は側壁12より反対側からマグネット3とスプ
リング4とが配置されたマグネット可動空間5を密閉す
る密閉蓋であり、この密閉蓋14は接着剤を用いること
なく、隔壁16を介してパッキン15によってマグネッ
ト可動空間5を密閉している。 【0016】次に動作について説明する。従来例と同様
に、この加速度検出器は、例えば車両に取り付けられ、
車両の衝突等によって車両が前後方向に大きな加速度を
受けると、この加速度を受けてマグネット3が筒状部材
13を移動して接触子9a,9b付近に至り、これによ
り、マグネット3の磁力を受けて各接触子9a,9bは
互いに閉じて接触し、加速度検出信号が外部に供給され
る。この加速度検出信号を受けて、エアバック側にエア
バック点火用スクイブ電流が流され、爆発が誘起されて
エアバックを直ちに膨張されうる状態になる。 【0017】この場合において、ケーシング1,側壁1
2および筒状部材13を一体成形にし、マグネット3と
スプリング4とを側壁12の反対側から挿入し、また、
充填剤11を、一体成形にした側壁12側から充填して
リードスイッチ8を固定するようにしたので、マグネッ
ト3とスプリング4とが配置されたマグネット可動空間
5と、充填剤11とを分離することができ、マグネット
可動空間5に充填剤11が侵入することがなく、マグネ
ット5の移動を常に円滑に保つことができる。さらに、
キャップ14の固定に接着剤を使わず、フック式とし隔
壁16を介してパッキン15で固定するようにしたの
で、マグネット可動空間5に接着剤および水やゴミが侵
入することがなく、マグネット3の移動をさらに円滑に
保つことができる。 【0018】図2はこの発明の実施例2による加速度検
出器を示す構成図であり、図において、17は同一径で
巻回されたスプリングであり、その両端にはスプリング
17の巻回外形よりも大きく巻かれた接触端17a,1
7bが設けられている。なお、その他の構成については
従来例または実施例1の構成と同等なので説明を省略す
る。 【0019】次に動作について説明する。従来例または
実施例1の構成では、筒状部材2とマグネット3との隙
間に、スプリング4の端部が入り込んで、マグネット3
が引っかかり、マグネット3の滑らかな移動を妨げてし
まう場合があった。これに対して、この実施例では、ス
プリング17のマグネット3との接触側にスプリング1
7の巻回外形よりも大きな接触端17a,17bを設け
ることにより、上記接触端17aが筒状部材13とマグ
ネット3との隙間に位置することなく、接触端17aが
隙間に入り込むのを防ぎ、マグネット3の移動を常に円
滑に保つことができる。 【0020】なお、図2に示したように、スプリング1
7の両端に巻回外形よりも大きく巻かれた接触端17
a,17bを設ければ、組立時にスプリング17のマグ
ネット可動空間5への挿入方向を考慮する必要がなくな
り、組立を間違うことなく容易に行うことができる。 【0021】また、図3に示すように、スプリング18
のマグネット3との接触側に、スプリング18の端部を
外側に曲げ加工することによって、そのスプリング18
の巻回外形よりも大きくした接触端18aを設けても同
様な効果が得られる。なお、この場合であっても、スプ
リング18の両端について接触端18aを設けてもよい
ことは言うまでもない。 【0022】 【発明の効果】以上のように、この発明によれば、同一
径で巻回されたスプリングのマグネットとの接触端を巻
回外形よりも大きく構成したので、筒状部材とマグネッ
トとの隙間に、スプリングの端部が入り込むことがな
く、マグネットの移動を常に円滑に保つことができる効
果がある。また、スプリングの両端に巻回外形よりも大
きく巻かれた接触端を設けたので、組立時にスプリング
のマグネット可動空間への挿入方向を考慮する必要がな
く、組立を間違うことなく容易に行うことができる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による加速度検出器を示す
構成図である。 【図2】この発明の実施例2による加速度検出器を示す
構成図である。 【図3】この発明の他の実施例による加速度検出器を示
す構成図である。 【図4】従来の加速度検出器を示す構成図である。 【符号の説明】 1 ケーシング 3 マグネット 4,17,18 スプリング 5 マグネット可動空間 8 リードスイッチ 11 充填剤 12 側壁 13 筒状部材 14 密閉蓋 17a,17b,18a 接触端
構成図である。 【図2】この発明の実施例2による加速度検出器を示す
構成図である。 【図3】この発明の他の実施例による加速度検出器を示
す構成図である。 【図4】従来の加速度検出器を示す構成図である。 【符号の説明】 1 ケーシング 3 マグネット 4,17,18 スプリング 5 マグネット可動空間 8 リードスイッチ 11 充填剤 12 側壁 13 筒状部材 14 密閉蓋 17a,17b,18a 接触端
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ケーシングの内部に加速度検出方向に沿
って配置された筒状部材と、該筒状部材の外周に沿って
上記加速度検出方向に移動するマグネットと、該マグネ
ットを上記加速度検出方向とは逆方向に付勢するように
上記筒状部材の外周に同一径で巻回され両端に巻回外形
よりも大きな接触端を有するスプリングと、上記筒状部
材の内部に配置され、上記加速度検出方向に移動するマ
グネットの磁力を受けて閉動作または開動作するリード
スイッチとを備えた加速度検出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03060994A JP3399618B2 (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 加速度検出器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03060994A JP3399618B2 (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 加速度検出器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07239342A JPH07239342A (ja) | 1995-09-12 |
JP3399618B2 true JP3399618B2 (ja) | 2003-04-21 |
Family
ID=12308622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03060994A Expired - Fee Related JP3399618B2 (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 加速度検出器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3399618B2 (ja) |
-
1994
- 1994-02-28 JP JP03060994A patent/JP3399618B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07239342A (ja) | 1995-09-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
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