JP3399092B2 - シングルモード光ファイバ - Google Patents
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- G02B6/02—Optical fibres with cladding with or without a coating
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- G02B6/03616—Optical fibres characterised both by the number of different refractive index layers around the central core segment, i.e. around the innermost high index core layer, and their relative refractive index difference
- G02B6/03622—Optical fibres characterised both by the number of different refractive index layers around the central core segment, i.e. around the innermost high index core layer, and their relative refractive index difference having 2 layers only
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- Optics & Photonics (AREA)
- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シングルモード光ファ
イバ、特に、高速ディジタル伝送路に用いるに適したシ
ングルモード光ファイバに関するものである。
イバ、特に、高速ディジタル伝送路に用いるに適したシ
ングルモード光ファイバに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の通信用シングルモード光ファイバ
(以下、「SM光ファイバ」と略す。)は、波長が1.
3μm近傍または1.55μm近傍で使用されることが
多いが、低損失の面からは、1.55μm近傍での使用
が増えつつある。この波長1.55μm用SM光ファイ
バの屈折率分布(以下、「プロファイル」と呼ぶ。)に
関しては、特公平3−18161号公報に示されている
ように、屈折率が高い内コアと、内コアより屈折率が低
い外コアと、外コアより屈折率が低いクラッドからなる
ものがある。
(以下、「SM光ファイバ」と略す。)は、波長が1.
3μm近傍または1.55μm近傍で使用されることが
多いが、低損失の面からは、1.55μm近傍での使用
が増えつつある。この波長1.55μm用SM光ファイ
バの屈折率分布(以下、「プロファイル」と呼ぶ。)に
関しては、特公平3−18161号公報に示されている
ように、屈折率が高い内コアと、内コアより屈折率が低
い外コアと、外コアより屈折率が低いクラッドからなる
ものがある。
【0003】このSM光ファイバにおいては、クラッド
に対する内コアの比屈折率差を△n1 、外コアの比屈折
率差を△n2 、内コア直径を2a、外コア直径を2bと
すると、従来のプロファイルは、論文「1.55μm分
散シフトファイバ」、フジクラ技報p1〜7,第74号
に示されるように、 △n1 ≒0.6% △n2 /△n1 <0.17 2a/2b=025〜0.33 が良好とされていた。
に対する内コアの比屈折率差を△n1 、外コアの比屈折
率差を△n2 、内コア直径を2a、外コア直径を2bと
すると、従来のプロファイルは、論文「1.55μm分
散シフトファイバ」、フジクラ技報p1〜7,第74号
に示されるように、 △n1 ≒0.6% △n2 /△n1 <0.17 2a/2b=025〜0.33 が良好とされていた。
【0004】また、特開昭62−291605号公報で
は、 △n2 /△n1 =0.1〜0.4 2a/2b=0.3〜0.6 が良好とされている。
は、 △n2 /△n1 =0.1〜0.4 2a/2b=0.3〜0.6 が良好とされている。
【0005】これら文献に記載された従来技術では、内
コアの屈折率は一定値か、または、中心から外コアに向
かって一様に減少するものであった。
コアの屈折率は一定値か、または、中心から外コアに向
かって一様に減少するものであった。
【0006】ディジタル伝送の高速化、さらに、光アン
プを使用した無中継長距離伝送を行なう場合、光ファイ
バ内の光パワー密度が大きくなると、非線形効果による
光パルスの広がり(分散)が無視できなくなる。このた
め、光パワー密度の低減が必要となるが、そのために光
パワーの総量を減らすと、伝送条件が不利になるため、
光ファイバ断面方向に光パワー分布を広げるのが有効で
ある。
プを使用した無中継長距離伝送を行なう場合、光ファイ
バ内の光パワー密度が大きくなると、非線形効果による
光パルスの広がり(分散)が無視できなくなる。このた
め、光パワー密度の低減が必要となるが、そのために光
パワーの総量を減らすと、伝送条件が不利になるため、
光ファイバ断面方向に光パワー分布を広げるのが有効で
ある。
【0007】光パワー分布の直径、すなわち、光パワー
が中心(最大)の1/eになる直径をMFD(Mode
Field Diameter)と呼ぶが、従来のプ
ロファイルでは、MFDを増すと著しい曲げロスの増加
を生じ、実用上問題があった。
が中心(最大)の1/eになる直径をMFD(Mode
Field Diameter)と呼ぶが、従来のプ
ロファイルでは、MFDを増すと著しい曲げロスの増加
を生じ、実用上問題があった。
【0008】また、光アンプを使用する場合、4光波混
合を防ぐため、ゼロ分散波長を使用波長より長くする必
要があるが、このためには、△n2 /△n1 を小さくす
る必要があり、この面からの曲げロスの増加を発生し、
従来のプロファイルは不利であった。
合を防ぐため、ゼロ分散波長を使用波長より長くする必
要があるが、このためには、△n2 /△n1 を小さくす
る必要があり、この面からの曲げロスの増加を発生し、
従来のプロファイルは不利であった。
【0009】また、従来のプロファイルではMFDを大
きくすると分散スロープが大きくなるという問題があっ
た。
きくすると分散スロープが大きくなるという問題があっ
た。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、ゼロ分散波長を長くし、曲
げロスを増加させずにMFDを大きくでき、非線形効果
を低減できるシングルモード光ファイバを提供すること
を目的とするものである。
情に鑑みてなされたもので、ゼロ分散波長を長くし、曲
げロスを増加させずにMFDを大きくでき、非線形効果
を低減できるシングルモード光ファイバを提供すること
を目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、内コアの直径が2a、最大屈折率がn1 で、前記内
コアの外側に直径2bで前記内コアより低い屈折率n2
の外コアがあり、さらに前記外コアの外側に前記外コア
より低い屈折率n0 のクラッド部を備えたシングルモー
ド光ファイバであって、前記クラッド部に対する前記内
コアの比屈折率差を△n1 、前記クラッド部に対する前
記外コアの比屈折率差を△n2 とすると、 △n1 =(n1 2 −n0 2 )/2n1 2 △n2 =(n2 2 −n0 2 )/2n2 2 であって、かつ、 △n1 ≧0.7% 0.06≦△n2 /△n1 ≦0.16 0.15≦2a/2b≦0.3 であるとともに、ゼロ分散波長が1555nmより長く
なるように、前記内コアの屈折率がコア中心から外側に
向かって増加する領域を有することを特徴とするもので
ある。
は、内コアの直径が2a、最大屈折率がn1 で、前記内
コアの外側に直径2bで前記内コアより低い屈折率n2
の外コアがあり、さらに前記外コアの外側に前記外コア
より低い屈折率n0 のクラッド部を備えたシングルモー
ド光ファイバであって、前記クラッド部に対する前記内
コアの比屈折率差を△n1 、前記クラッド部に対する前
記外コアの比屈折率差を△n2 とすると、 △n1 =(n1 2 −n0 2 )/2n1 2 △n2 =(n2 2 −n0 2 )/2n2 2 であって、かつ、 △n1 ≧0.7% 0.06≦△n2 /△n1 ≦0.16 0.15≦2a/2b≦0.3 であるとともに、ゼロ分散波長が1555nmより長く
なるように、前記内コアの屈折率がコア中心から外側に
向かって増加する領域を有することを特徴とするもので
ある。
【0012】請求項2に記載の発明は、内コアの直径が
2a、最大屈折率がn1 で、前記内コアの外側に直径2
bで前記内コアより低い屈折率n2 の外コアがあり、さ
らに前記外コアの外側に前記外コアより低い屈折率n0
のクラッド部を備えたシングルモード光ファイバであっ
て、前記クラッド部に対する前記内コアの比屈折率差を
△n1 、前記クラッド部に対する前記外コアの比屈折率
差を△n2 とすると、 △n1 =(n1 2 −n0 2 )/2n1 2 △n2 =(n2 2 −n0 2 )/2n2 2 であって、かつ、 1.2%≧△n1 ≧0.7% 0.06≦△n2 /△n1 ≦0.16 0.15≦2a/2b≦0.3 であるとともに、分散スロープが0.1ps/nm2 /
km以下に低減するように、前記内コアの屈折率がコア
中心から外側に向かって増加する領域を有することを特
徴とするものである。
2a、最大屈折率がn1 で、前記内コアの外側に直径2
bで前記内コアより低い屈折率n2 の外コアがあり、さ
らに前記外コアの外側に前記外コアより低い屈折率n0
のクラッド部を備えたシングルモード光ファイバであっ
て、前記クラッド部に対する前記内コアの比屈折率差を
△n1 、前記クラッド部に対する前記外コアの比屈折率
差を△n2 とすると、 △n1 =(n1 2 −n0 2 )/2n1 2 △n2 =(n2 2 −n0 2 )/2n2 2 であって、かつ、 1.2%≧△n1 ≧0.7% 0.06≦△n2 /△n1 ≦0.16 0.15≦2a/2b≦0.3 であるとともに、分散スロープが0.1ps/nm2 /
km以下に低減するように、前記内コアの屈折率がコア
中心から外側に向かって増加する領域を有することを特
徴とするものである。
【0013】
【0014】
【作用】本発明によれば、内コアの比屈折率差△n1 を
増加して、2a/2bを低減させることにより、曲げロ
スを増加させずにMFDを大きくすることが可能であ
る。また、このプロファイルでは、ゼロ分散波長を長く
しても、曲げロスを実用上問題ないレベルに抑えること
ができる。また、内コアの屈折率が中心から外側に向か
って増加する領域を設けたので、分散スロープの低減に
有効である。
増加して、2a/2bを低減させることにより、曲げロ
スを増加させずにMFDを大きくすることが可能であ
る。また、このプロファイルでは、ゼロ分散波長を長く
しても、曲げロスを実用上問題ないレベルに抑えること
ができる。また、内コアの屈折率が中心から外側に向か
って増加する領域を設けたので、分散スロープの低減に
有効である。
【0015】△n2 /△n1 を0.06〜0.16の範
囲内で△n1 を増加させることにより、一定のゼロ分散
波長、MFDをとるときの曲げロスが小さくなる。これ
は△n1 を上げるために、例えば、コア部のGeO2 の
ドープ量を増すと、構造分散が大きくなって、ゼロ分散
波長が長くなり、同一MFDに対して、曲げロスが小さ
い領域に実用的なゼロ分散波長を移行させることができ
るからである。
囲内で△n1 を増加させることにより、一定のゼロ分散
波長、MFDをとるときの曲げロスが小さくなる。これ
は△n1 を上げるために、例えば、コア部のGeO2 の
ドープ量を増すと、構造分散が大きくなって、ゼロ分散
波長が長くなり、同一MFDに対して、曲げロスが小さ
い領域に実用的なゼロ分散波長を移行させることができ
るからである。
【0016】ただし、△n1 を大きくすると、波長に対
する分散値の変化である分散スロープが増加するため、
光ファイバ線路に許容されるゼロ分散波長の範囲が小さ
くなり、問題となる場合がある。このため、実用的な分
散スロープ(≦0.1ps/nm2 /km)を得るため
には、△n1 ≦1.2%とするのが有効である。
する分散値の変化である分散スロープが増加するため、
光ファイバ線路に許容されるゼロ分散波長の範囲が小さ
くなり、問題となる場合がある。このため、実用的な分
散スロープ(≦0.1ps/nm2 /km)を得るため
には、△n1 ≦1.2%とするのが有効である。
【0017】また、内コアのプロファイルに、中心から
外側に向かって屈折率が増加する部分を持つと、コア径
bが大きい領域では、同じコア径(a,b)および同じ
△n1 ,△n2 を持つ光ファイバ、すなわち、この部分
を持たない光ファイバよりもゼロ分散波長が長くなる。
このとき、MFD、カットオフ波長等の伝送特性はほと
んど変化しないので、ゼロ分散波長だけを長波長側にシ
フトすることができる。これは、内コアの屈折率が一定
または中心から外コアに向かって一様に減少しているプ
ロファイルと比較して、所定範囲のゼロ分散波長、MF
D、カットオフ波長を狙ったときに分散スロープを小さ
くできるというメリットをもっている。
外側に向かって屈折率が増加する部分を持つと、コア径
bが大きい領域では、同じコア径(a,b)および同じ
△n1 ,△n2 を持つ光ファイバ、すなわち、この部分
を持たない光ファイバよりもゼロ分散波長が長くなる。
このとき、MFD、カットオフ波長等の伝送特性はほと
んど変化しないので、ゼロ分散波長だけを長波長側にシ
フトすることができる。これは、内コアの屈折率が一定
または中心から外コアに向かって一様に減少しているプ
ロファイルと比較して、所定範囲のゼロ分散波長、MF
D、カットオフ波長を狙ったときに分散スロープを小さ
くできるというメリットをもっている。
【0018】
【実施例】各種のシングルモード光ファイバを試作し、
その特性を検討した。上述した各特性値については、 MFD≧8μm ゼロ分散波長は、1560±5nm 20mmφ曲げロス≦0.2dB/m カットオフ波長≦1550nm を良好特性とし、測定結果を図1に示す。なお、曲げロ
スは、直径20mmの円弧に曲げたときのロスで測定
し、これを「20mmφ曲げロス」と呼ぶことにした。
その特性を検討した。上述した各特性値については、 MFD≧8μm ゼロ分散波長は、1560±5nm 20mmφ曲げロス≦0.2dB/m カットオフ波長≦1550nm を良好特性とし、測定結果を図1に示す。なお、曲げロ
スは、直径20mmの円弧に曲げたときのロスで測定
し、これを「20mmφ曲げロス」と呼ぶことにした。
【0019】図1において、△n2 /△n1 をパラメー
タとして、(A)〜(E)の5つに整理した。図中で、
×印は、前記の良好特性を満足できないプロファイル、
○印は、良好特性を満足するプロファイルである。
タとして、(A)〜(E)の5つに整理した。図中で、
×印は、前記の良好特性を満足できないプロファイル、
○印は、良好特性を満足するプロファイルである。
【0020】△n2 /△n1 >0.16(図1(A)
参照)では、大部分のプロファイルで、カットオフ波長
が1550nmをオーバーし、逆に、 △n2 /△n1 <0.06(図1(E)参照)では、
20mmφ曲げロスが0.2dB/m以上となるため、 0.06≦△n2 /△n1 ≦0.16 が良好範囲である(図1(B),(C),(D)参
照)。
参照)では、大部分のプロファイルで、カットオフ波長
が1550nmをオーバーし、逆に、 △n2 /△n1 <0.06(図1(E)参照)では、
20mmφ曲げロスが0.2dB/m以上となるため、 0.06≦△n2 /△n1 ≦0.16 が良好範囲である(図1(B),(C),(D)参
照)。
【0021】また、0.06≦△n2 /△n1 ≦0.1
6の場合、 2a/2b>0.3では、20mmφ曲げロス≧0.
2dB/m、 2a/2b<0.15では、カットオフ波長が155
0nmより長くなるため、 0.15≦2a/2b≦0.4 が良好範囲である(図1(B),(C),(D)参
照)。
6の場合、 2a/2b>0.3では、20mmφ曲げロス≧0.
2dB/m、 2a/2b<0.15では、カットオフ波長が155
0nmより長くなるため、 0.15≦2a/2b≦0.4 が良好範囲である(図1(B),(C),(D)参
照)。
【0022】さらに、
△n1 <0.7%では、MFD、曲げロス、ゼロ分散
波長の全てが良好になるプロファイルが存在しないこと
が分かった。したがって、 0.06≦△n2 /△n1 ≦0.16 0.15≦2a/2b≦0.3 △n1 ≧0.7% が良好範囲であることが分かる。
波長の全てが良好になるプロファイルが存在しないこと
が分かった。したがって、 0.06≦△n2 /△n1 ≦0.16 0.15≦2a/2b≦0.3 △n1 ≧0.7% が良好範囲であることが分かる。
【0023】通常の伝送方式では、
MFD<8.0μm
でも十分に使用可能であるため、
△n1 <0.7%
でも曲げロス特性を満足するプロファイルが存在するの
だが、高速ディジタル伝送用光ファイバ、特に、ビット
レートと光ファイバ長の積が5×1012Hz・kmを越
える場合は、上記範囲のプロファイルが有効である。
だが、高速ディジタル伝送用光ファイバ、特に、ビット
レートと光ファイバ長の積が5×1012Hz・kmを越
える場合は、上記範囲のプロファイルが有効である。
【0024】図2(A),(B)は、従来のシングルモ
ード光ファイバのコア部の比屈折率差分布を示す線図で
ある。内コアのプロファイルは、図に示すように、屈折
率が一定、もしくは、中心から内コアに向かって一様に
減少している。
ード光ファイバのコア部の比屈折率差分布を示す線図で
ある。内コアのプロファイルは、図に示すように、屈折
率が一定、もしくは、中心から内コアに向かって一様に
減少している。
【0025】図3(A),(B)は、本発明のシングル
モード光ファイバに適用される比屈折率差分布を示す線
図である。内コアの屈折率は、中心から外側に向かって
増加する領域を持っている。
モード光ファイバに適用される比屈折率差分布を示す線
図である。内コアの屈折率は、中心から外側に向かって
増加する領域を持っている。
【0026】内コアの屈折率分布についても検討した。
上述した良好特性が得られる範囲のプロファイルを有し
ている場合において、図2(A),(B)に示すような
内コアのプロファイルを採用した場合と、図3(A),
(B)に示すような内コアのプロファイルを採用した場
合とでは、同一のMFD、ゼロ分散波長、曲げロス特性
を有していても、屈折率が中心から外側に向かって増加
する領域を持つ図3(A),(B)のプロファイルを採
用した方が、分散スロープが約10%小さい結果が得ら
れた。図2(B)と図3(B)のプロファイルを採用し
た場合の伝送特性を図4に示す。
上述した良好特性が得られる範囲のプロファイルを有し
ている場合において、図2(A),(B)に示すような
内コアのプロファイルを採用した場合と、図3(A),
(B)に示すような内コアのプロファイルを採用した場
合とでは、同一のMFD、ゼロ分散波長、曲げロス特性
を有していても、屈折率が中心から外側に向かって増加
する領域を持つ図3(A),(B)のプロファイルを採
用した方が、分散スロープが約10%小さい結果が得ら
れた。図2(B)と図3(B)のプロファイルを採用し
た場合の伝送特性を図4に示す。
【0027】これらの結果から、本発明においては、内
コアの屈折率がコア中心から外側に向かって増加する領
域を有することが有利であることが分かる。この効果
は、外コアに中心から外側(クラッド)に向かって屈折
率が増加する部分がある場合にも得ることができる。
コアの屈折率がコア中心から外側に向かって増加する領
域を有することが有利であることが分かる。この効果
は、外コアに中心から外側(クラッド)に向かって屈折
率が増加する部分がある場合にも得ることができる。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ゼロ分散波長を長くし、曲げロスを増加させ
ずにMFDを従来の平均7.5μmから8.0μm以上
にすることができ、非線形効果による光パルスの広がり
を防ぐことができる。
によれば、ゼロ分散波長を長くし、曲げロスを増加させ
ずにMFDを従来の平均7.5μmから8.0μm以上
にすることができ、非線形効果による光パルスの広がり
を防ぐことができる。
【0029】また、伝送システム設計上ゼロ分散波長の
公差を厳しくする分散スロープの増加を抑えるために、
内コアの比屈折率差△n1 を1.2%以下にすることに
よってプロファイルの許容範囲を製造の制御可能な幅に
することができる。さらに、内コアのプロファイルに中
心から外側に向かって屈折率が増加する部分を設けるこ
とによって、同じMFD、ゼロ分散波長でも分散スロー
プを小さくすることができ、有効である。
公差を厳しくする分散スロープの増加を抑えるために、
内コアの比屈折率差△n1 を1.2%以下にすることに
よってプロファイルの許容範囲を製造の制御可能な幅に
することができる。さらに、内コアのプロファイルに中
心から外側に向かって屈折率が増加する部分を設けるこ
とによって、同じMFD、ゼロ分散波長でも分散スロー
プを小さくすることができ、有効である。
【0030】このプロファイルを持つシングルモード光
ファイバは、他の伝送特性を劣化させずに、非線形効果
を低減できるため高速ディジタル伝送用シングルモード
光ファイバとして有効である。
ファイバは、他の伝送特性を劣化させずに、非線形効果
を低減できるため高速ディジタル伝送用シングルモード
光ファイバとして有効である。
【図1】試作したシングルモード光ファイバの測定結果
を示す線図である。
を示す線図である。
【図2】従来のシングルモード光ファイバのコア部の比
屈折率差分布を示す線図である。
屈折率差分布を示す線図である。
【図3】本発明のシングルモード光ファイバに適用され
る比屈折率差分布を示す線図である。
る比屈折率差分布を示す線図である。
【図4】図2(B)と図3(B)のプロファイルを採用
した場合の伝送特性を示す説明図である。
した場合の伝送特性を示す説明図である。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平7−230015(JP,A)
特開 平3−183634(JP,A)
特開 昭62−215207(JP,A)
特開 昭62−165608(JP,A)
実開 平5−2104(JP,U)
米国特許5278931(US,A)
西山研二ほか,1.55μm分散シフト
ファイバ,フジクラ技報,日本,第74
号,第1〜7頁
T.ABIRU et al.,Di
spersion−shifted f
ibers with Gaussia
n−step profile,PRO
C.OF OPTICAL FIBER
COMMUNICATION CON
FERENCE 1987,page 42
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G02B 6/00
G02B 6/10
G02B 6/16 - 6/22
Claims (2)
- 【請求項1】 内コアの直径が2a、最大屈折率がn1
で、前記内コアの外側に直径2bで前記内コアより低い
屈折率n2 の外コアがあり、さらに前記外コアの外側に
前記外コアより低い屈折率n0 のクラッド部を備えたシ
ングルモード光ファイバであって、 前記クラッド部に対する前記内コアの比屈折率差を△n
1 、前記クラッド部に対する前記外コアの比屈折率差を
△n2 とすると、 △n1 =(n1 2 −n0 2 )/2n1 2 △n2 =(n2 2 −n0 2 )/2n2 2 であって、かつ、 △n1 ≧0.7% 0.06≦△n2 /△n1 ≦0.16 0.15≦2a/2b≦0.3 であるとともに、 ゼロ分散波長が1555nmより長くなるように、前記
内コアの屈折率がコア中心から外側に向かって増加する
領域を有することを特徴とするシングルモード光ファイ
バ。 - 【請求項2】 内コアの直径が2a、最大屈折率がn1
で、前記内コアの外側に直径2bで前記内コアより低い
屈折率n2 の外コアがあり、さらに前記外コアの外側に
前記外コアより低い屈折率n0 のクラッド部を備えたシ
ングルモード光ファイバであって、 前記クラッド部に対する前記内コアの比屈折率差を△n
1 、前記クラッド部に対する前記外コアの比屈折率差を
△n2 とすると、 △n1 =(n1 2 −n0 2 )/2n1 2 △n2 =(n2 2 −n0 2 )/2n2 2 であって、かつ、 1.2%≧△n1 ≧0.7% 0.06≦△n2 /△n1 ≦0.16 0.15≦2a/2b≦0.3 であるとともに、 分散スロープが0.1ps/nm2 /km以下に低減す
るように、前記内コアの屈折率がコア中心から外側に向
かって増加する領域を有することを特徴とするシングル
モード光ファイバ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14303694A JP3399092B2 (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | シングルモード光ファイバ |
US08/478,089 US5559921A (en) | 1994-06-24 | 1995-06-07 | Single mode optical fiber |
EP95303971A EP0689068B1 (en) | 1994-06-24 | 1995-06-09 | Single mode optical fiber |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14303694A JP3399092B2 (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | シングルモード光ファイバ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH085855A JPH085855A (ja) | 1996-01-12 |
JP3399092B2 true JP3399092B2 (ja) | 2003-04-21 |
Family
ID=15329417
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14303694A Expired - Fee Related JP3399092B2 (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | シングルモード光ファイバ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3399092B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5940567A (en) * | 1998-02-20 | 1999-08-17 | Photon-X, Inc. | Optical fibers having an inner core and an outer core |
CN100353192C (zh) | 1999-07-12 | 2007-12-05 | 株式会社藤仓 | 色散位移光纤 |
RU2206113C2 (ru) | 1999-07-27 | 2003-06-10 | Фудзикура Лтд. | Оптическое волокно со смещенной дисперсией |
-
1994
- 1994-06-24 JP JP14303694A patent/JP3399092B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (2)
Title |
---|
T.ABIRU et al.,Dispersion−shifted fibers with Gaussian−step profile,PROC.OF OPTICAL FIBER COMMUNICATION CONFERENCE 1987,page 42 |
西山研二ほか,1.55μm分散シフトファイバ,フジクラ技報,日本,第74号,第1〜7頁 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH085855A (ja) | 1996-01-12 |
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Legal Events
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