JP3398606B2 - 電気コネクタ - Google Patents
電気コネクタInfo
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Description
相手コネクタのピン形状の雄型コンタクトと係合する雌
型コンタクトを含む電気コネクタに関する。 【0002】 【従来の技術】従来のこの種の電気コネクタの例が実開
昭57−76380号に開示される。開示される電気コ
ネクタを図7(a)、(b)に示す。(a)はコンタク
トを収容するキャビティの縦断面図であり、(b)は
(a)中の線A’−A’に沿う断面図である。電気コネ
クタ100のハウジング140のキャビティ160内に
収容されるコンタクト150は、ワイヤWの端に圧着接
続される導体接続部151及び相手コンタクトと係合可
能な雌型接触部152を有する。キャビティ160は導
体接続部151を受容する第1部分161と、雌型接触
部152を受容する第2部分162とを合む。キャビテ
ィ160は、第1部分161と第2部分162とに連続
する対向側面163を有する。またキャビティ160は
制止肩170を画定する貫通孔180に連通する。制止
肩170はコンタクト150に形成されるランス155
に係合され、コンタクト150をキャビティ160内に
固定保持する。 【0003】 【発明の解決すべき課題】しかしながら、このキャビテ
ィ160は第1部分161及び第2部分162に渡って
断面矩形を成すように形成されるので、コンタクト15
0はキャビティ160内に上下反転した向きに受容され
てしまう虞がある。 【0004】従って、本発明の目的は、上下反転した向
きでのコンタクトの受容を阻止するための受容キー構造
を含む電気コネクタを提供することにある。 【0005】更に本発明の目的は、そのような電気コネ
クタをキャビティ又はコンタクトの寸法を広げることな
く、比較的単純な構成で提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、ワイヤに接続
される導体接続部と相手雄型コンタクトを受容可能な雌
型接触部とを有し、該雌型接触部が、高さ方向に並設さ
れる比較的広幅の基部と該基部より上方に延出する弾性
片によって構成される比較的狭幅のピン受容部とを含む
雌型コンタクト、及び該雌型コンタクトを前記雌型接触
部側から受容できるよう開口する開口部分を含み前記雌
型コンタクトの前記導体接続部を収容する第1部分と前
記雌型接触部を収容する第2部分とを有するコンタクト
キャビティが形成されるハウジングを有する電気コネク
タであって、前記コンタクトキャビティの前記第1部分
の上側に、前記第2部分との境界位置で終端して肩を画
定する突部を設けて前記雌型接触部の前記ピン受容部に
対応して狭幅空間を構成し、これにより前記雌型接触部
の受容の向きを決定する受容キーを構成することを特徴
とする。 【0007】 【0008】好ましくは、前記突部は前記キャビティが
前記コンタクトを受容したとき前記導体接続部と略干渉
しない高さ方向に形成される。 【0009】 【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して本発明
の好適実施形態となる電気コネクタについて詳細に説明
する。 【0010】図1は電気コネクタの分解斜視図であり、
嵌合相手となる相手コネクタと共に示す図である。 【0011】図1によれば、電気コネクタ10は複数の
雌型コンタクト50及びそれらを受容するハウジング2
0を有し、相手コネクタ110と嵌合され電気的に相互
接続されるよう構成される。相手コネクタ110はピン
ヘッダ型のコネクタであり、複数のピン端子120がハ
ウジング130に支持される。雌型コンタクト50はワ
イヤWに圧着接続される導体接続部51、及び相手コネ
クタ110のピン端子120と係合可能な雌型接触部5
2を有する。ワイヤWを成端する雌型コンタクト50は
図1中の矢印Aの方向に移動され、ハウジング20のキ
ャビティ内に受容される。 【0012】図2は電気コネクタのハウジングの底面図
である。また図3は雌型コンタクトを収容するキャビテ
ィの形状を示す図であり、(a)は縦断面図、(b)は
(a)中の線B−Bに沿う断面拡大図、及び(c)は矢
視F方向から見た拡大背面図である。 【0013】図3(a)、(b)によれば、雌型コンタ
クト50を収容するキャビティ21は、一側に雌型コン
タクト50を受容可能にする開口部分22を有し、逆側
に相手ピン端子120を受容可能なピン受容孔23を合
む。ピン受容孔23の下側位置には、雌型コンタクト5
0の前端近傍をキャビティ21内にがた防止する突起2
5が形成される。突起25は更にピン受容孔23がピン
端子120を受容するとき、ピン端子120を案内すべ
く作用する。 【0014】図2及び図3(a)、(b)によれば、キ
ャビティ21の底側にはキャビティ21に連通する略H
形状の貫通孔26が形成され、これによりハウジングラ
ンス27が画定される。ハウジングランス27は前方に
向けて延び、先端側で若干狭幅とされる。ハウジングラ
ンス27の内面には対向壁28により画定されハウジン
グランス27の中心を長さ方向に延びる溝29が設けら
れる。その作用については後述する。 【0015】キャビティ21は雌型コンタクト50の導
体接続部51を収容する第1部分30aと、雌型接触部
52を収容する第2部分30bとを有する。キャビティ
21の対向側壁は第1部分30aと第2部分30bとの
間に連続して拡がる平坦面31aと、平坦面31aから
突出する突部(又は突条)31bとを有する。突部31
bは第1部分30aにのみ形成され、第2部分30bと
の境界位置で終端し肩32を画定する。上述の略H形状
の貫通孔26の存在がこの突部31bを終端させる肩3
2の成形を可能にしていることが理解される。また、図
3(c)に示すように突部31bはキャビティ21内の
頂側にのみ形成される点に注目すべきである。 【0016】図4及び図5は雌型コンタクトの受容過程
を示す図であり、図4は受容の初期状態を示す図で、
(a)は縦断面図及び(b)は(a)中の線C−Cに沿
う断面図であり、更に図5は受容途中状態を示す図で、
(a)は縦断面図及び(b)は(a)中の線D−Dに沿
う断面図である。 【0017】図4(a)に示すように、雌型コンタクト
50は第1部分30aの一部である開口部分22から受
容される。図4(a)、(b)によれば、雌型コンタク
ト50の雌型接触部52は、基部54及びその両側端か
ら頂側に延びる対向アーム55を有する。対向アーム5
5は底側を傾斜して延びる傾斜部55aとその頂側に位
置して比較的狭幅のピン受容部56を形成する接触部分
55bとを合む。基部54には下方に向けて折り曲げ形
成されたコンタクトランス53が設けられる。図4に示
されるように、雌型コンタクト50の有するコンタクト
ランス53はハウジングランス27の後側に変形されな
い状態で置かれる。 【0018】図4(b)に示すように、上述した雌型コ
ンタクト50の雌型接触部52の断面はキャビティ21
の第1部分30aの断面と略相補的形状を成す。即ち、
雌型接触部52の比較的狭幅のピン受容部56は、キャ
ビティ21内で対向する突部31bによって画定される
狭幅空間39aに受容され、基部54及び傾斜部55a
は平坦面31aによって画定される広幅空間39bに受
容される。図4(b)から理解されるように、雌型コン
タクト50を雌型接触部52の向きを上下反転してキャ
ビティ21に受容させようとした場合には、対向アーム
55の傾斜部55a又は基部54が突部31bに当接し
てその受容が阻止される。従って不適当な向きでの雌型
コンタクト50の受容が上述の受容キーの構成により防
止されることが理解される。 【0019】雌型コンタクト50の受容が更に進み図5
に示す位置に達すると、コンタクトランス53は溝29
に受容され、図5(b)の如く、基部54がハウジング
ランス27の対向壁28の上側の面27aに略重なる。
雌型コンタクト50の図4の位置から図5の位置への移
動は、対向する突部31bと接触部分55bとの当接、
及び面27aと基部54との当接により案内される。 【0020】図6には雌型コンタクトがキャビティ内に
完全に挿入された状態を示す図であり、(a)は縦断面
図、(b)は(a)中の線E一Eに沿う断面図、(c)
は(a)中の線F−Fに沿う断面図である。 【0021】雌型コンタクト50は図5の位置から更に
図6の位置まで移動される。このときコンタクトランス
53はハウジングランス27の溝29から抜けて端部2
7bを乗り越えて貫通孔26に達し、これにより、ハウ
ジングランス27の制止肩27cがコンタクトランス5
3の後方への移動を阻止して雌型コンタクト50の抜け
が防止される。コンタクトランス53がハウジングラン
ス27の端部27bを超える際には、ハウジングランス
27が若干量だけ外方に撓み得る。また図示されるよう
に、雌型コンタクト50がキャビティ21内に完全に挿
入されるとき雌型コンタクト50の基部54は突部25
の下側でハウジング20の剛性壁82の上側に位置し、
雌型コンタクト50の傾斜部55aと突部25とが略当
接するよう置かれ、これにより雌型接触部52のがたが
防止される。 【0022】図6(b)、(c)によれば、雌型接触部
52を収容するキャビティ21の第2部分30bは、ピ
ン受容部56と平坦面31aとの間に間隙81を形成す
る。この間隙81は雌型接触部52のピン受容部56に
相手ピン端子120が受容されるときに、ピン端子12
0に弾性接触する接触部分55bが外側へ撓むのを可能
にする。特に図6(a)、(b)から理解されるよう
に、雌型接触部52が相手ピン端子を受容し、接触部分
55bが撓んだときに雌型コンタクト50が後方に引っ
張られたときには、接触部分55bの後端55dが肩3
2に当接し、雌型コンタクト50の後方への移動を阻止
することができる。なお図示されるように接触部分55
bには相手ピン端子120と接触する接触突起55cが
設けられる。 【0023】以上のように本発明の好適実施形態となる
電気コネクタについて説明したが、これはあくまでも例
示的なものであり、当業者により様々な変形、変更が可
能である。 【0024】 【発明の効果】本発明の電気コネクタは、コンタクトキ
ャビティの開口部分内部に雌型接触部の狭幅のピン受容
部に対応して突部を設け、雌型接触部の向きを決定する
受容キ一を構成するので、雌型コンタクトの挿入向きを
決定するための効果的な受容キーを比較的小型に且つ単
純にして構成できる。また受容キーは雌型コンタクトの
挿入のガイドとしても機能する。
なる相手コネクタと共に示す図。 【図2】電気コネクタのハウジングの底面図。 【図3】雌型コンタクトを収容するキャビティの形状を
示す図であり、(a)は縦断面図、(b)は(a)中の
線B−Bに沿う断面の拡大図、及び(c)は背面側から
見た拡大図。 【図4】雌型コンタクトの受容初期状態を示す図で、
(a)は縦断面図、及び(b)は(a)中の線C−Cに
沿う断面図。 【図5】雌型コンタクトの受容途中状態を示す図で、
(a)は縦断面図、及び(b)は(a)中の線D−Dに
沿う断面図。 【図6】雌型コンタクトがキャビティ内に完全に挿入さ
れた状態を示す図であり、(a)は縦断面図、(b)は
(a)中の線E−Eに沿う断面図、(c)は(a)中の
線F−Fに沿う断面図。 【図7】従来例となる電気コネクタを示す図であり、
(a)は縦断面図、及び(b)は横断面図。 【符号の説明】 10 電気コネクタ 20 ハウジング 21 キャビティ 22 開口部分 31 突部 50 雌型コンタクト 51 導体接続部 52 雌型接触部 54 基部 55 弾性片(弾性アーム) 56 ピン受容部
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】ワイヤに接続される導体接続部と相手雄型
コンタクトを受容可能な雌型接触部とを有し、該雌型接
触部が、高さ方向に並設される比較的広幅の基部と該基
部より上方に延出する弾性片によって構成される比較的
狭幅のピン受容部とを含む雌型コンタクト、及び該雌型
コンタクトを前記雌型接触部側から受容できるよう開口
する開口部分を含み前記雌型コンタクトの前記導体接続
部を収容する第1部分と前記雌型接触部を収容する第2
部分とを有するコンタクトキャビティが形成されるハウ
ジングを有する電気コネクタであって、 前記コンタクトキャビティの前記第1部分の上側に、前
記第2部分との境界位置で終端して肩を画定する突部を
設けて前記雌型接触部の前記ピン受容部に対応して狭幅
空間を構成し、これにより前記雌型接触部の受容の向き
を決定する受容キーを構成することを特徴とする電気コ
ネクタ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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SG9703905-1 | 1997-10-29 | ||
SG1997003905A SG73477A1 (en) | 1997-10-29 | 1997-10-29 | Electrical connector |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11204182A JPH11204182A (ja) | 1999-07-30 |
JP3398606B2 true JP3398606B2 (ja) | 2003-04-21 |
Family
ID=20429774
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30392298A Expired - Lifetime JP3398606B2 (ja) | 1997-10-29 | 1998-10-26 | 電気コネクタ |
Country Status (2)
Country | Link |
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JP (1) | JP3398606B2 (ja) |
SG (1) | SG73477A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6241603B2 (ja) * | 2013-12-11 | 2017-12-06 | 矢崎総業株式会社 | 照明装置 |
-
1997
- 1997-10-29 SG SG1997003905A patent/SG73477A1/en unknown
-
1998
- 1998-10-26 JP JP30392298A patent/JP3398606B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
SG73477A1 (en) | 2000-06-20 |
JPH11204182A (ja) | 1999-07-30 |
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