JP3398300B2 - 電子装置 - Google Patents

電子装置

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JP3398300B2
JP3398300B2 JP13893797A JP13893797A JP3398300B2 JP 3398300 B2 JP3398300 B2 JP 3398300B2 JP 13893797 A JP13893797 A JP 13893797A JP 13893797 A JP13893797 A JP 13893797A JP 3398300 B2 JP3398300 B2 JP 3398300B2
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    • H01L2924/301Electrical effects
    • H01L2924/3011Impedance

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば赤外線温度
測定装置における赤外線検出器あるいは超電導マイクロ
波回路装置等のような、150 K以下の温度に冷却して動
作させる電子回路を具備した電子デバイスを真空容器に
収容して使用するための電子装置に関し、詳しくはその
ような電子装置における電子デバイスの冷却構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、低温の温度環境、具体的には
150 K以下の温度、例えば液体窒素温度(約77K)や液
体ヘリウム温度(約4K)に近いような4K〜150 Kの
極低温で動作させる電子回路を有する電子デバイス、例
えば赤外線温度測定装置における赤外線検出器あるいは
超電導マイクロ波回路装置等は、冷却構造を有するコー
ルドヘッドと言われる電子デバイスの搭載部を有する冷
却手段を真空断熱容器中に配置して成る電子デバイス収
納容器を用い、その搭載部に搭載されて真空断熱容器内
に収納されるとともに外部回路と接続されることにより
電子装置とされ、冷却構造により所望の低温に電子デバ
イスを冷却しつつ電子回路を動作させることによって一
定の温度条件・環境条件の下で使用されている。
【0003】そのような従来の電子装置の例を図4に断
面図で示す。図4において1は真空断熱容器、2は真空
断熱容器1内に配置され、例えば冷凍機とともに冷却手
段を構成するコールドヘッド、3は4K〜150 Kの温度
で動作させる電子回路、4はその電子回路3を搭載した
電子デバイスであり、電子デバイス4は冷却手段である
コールドヘッド2にじかに搭載されて真空断熱容器1内
に収納されている。
【0004】5は真空断熱容器1の容器壁を貫通して設
置された真空封止した容器側入出力用コネクタ、6は電
子デバイス4に取り付けられて電子回路3と電気的に接
続されている入出力用同軸コネクタ、7は容器側入出力
用コネクタ5と入出力用同軸コネクタ6とを電気的に接
続するケーブル、7’は外部電気回路と容器側入出力用
コネクタ5とを電気的に接続するケーブルである。
【0005】従来の電子装置は、このようにケーブル
7’・容器側入出力用コネクタ5・ケーブル7・入出力
用同軸コネクタ6を介して外部電気回路と電子装置内の
電子デバイス4に搭載された電子回路3との間で電気信
号の入出力が行なわれ、冷凍機に接続されたコールドヘ
ッド2によって電子デバイス4の本体の下面全面を冷却
しながら電子回路3を冷却して動作させるものである。
【0006】また、図5(a)〜(c)にそれぞれ容器
側入出力用コネクタ5・入出力用同軸コネクタ6・ケー
ブル7の正面図および側面図を示す。なお、これらの図
ではいずれも中央に正面図を、その両側にそれぞれの側
の側面図を配している。また図5(c)には正面図の中
央部分の断面図も併せて示している。
【0007】まず図5(a)に示した容器側入出力用コ
ネクタ5において、8・8’は接地側導体となる外導
体、9・9’は電気信号を伝送する中心導体、10・10’
は外導体8・8’と中心導体9・9’との間に配されて
中心導体9・9’を把持し両者を電気的に絶縁するため
の誘電体である。なお、11は真空断熱容器1の内側と外
側とでケーブル7・7’に接続されるメスコネクタ、12
は真空断熱容器1の容器壁に圧接されて真空封止を行な
うためのガスケットを示す。
【0008】次に図5(b)に示した入出力用同軸コネ
クタ6において、13・13’は接地側導体となる外導体、
14・14’は電気信号を伝送する中心導体、15・15’は外
導体13・13’と中心導体14・14’との間に配されて中心
導体14・14’を把持し両者を電気的に絶縁するための誘
電体である。なお、16はケーブル7に接続されるメスコ
ネクタを示す。
【0009】そして図5(c)に示したケーブル7にお
いて、17・17’は接地側導体となる外導体、18・18’は
電気信号を伝送する中心導体、19・19’は外導体17・1
7’と中心導体18・18’との間に配されて中心導体18・1
8’を把持し両者を電気的に絶縁するための誘電体であ
る。なお、20は容器側入出力用コネクタ5あるいは入出
力用同軸コネクタ6に接続されるオスコネクタを示す。
また、ケーブル7’においてもほぼ同様の構成である。
【0010】これら図5(a)〜(c)に示したよう
に、従来の電子装置における容器側入出力用コネクタ5
・入出力用同軸コネクタ6・ケーブル7は、誘電体の周
りを外導体が取り囲んでいるかどうかの相違はあるもの
の、いずれも中心導体9・9’・14・14’・18・18’と
それを把持する誘電体10・10’・15・15’・19・19’と
によって構成されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の電子装置においては、容器側入出力用コネ
クタ5・入出力用同軸コネクタ6・ケーブル7の誘電体
10・10’・15・15’・19・19’には、材料の誘電率が小
さくかつ加工・製造しやすいという理由から高分子材
料、例えば四弗化エチレン樹脂(熱伝導率が約0.3 W/
mK)等のような電気絶縁性は良いが熱伝導の悪い誘電
体材料が使用されていた。ところが、そのような高分子
材料は熱伝導が非常に悪いため、それらを誘電体10・1
0’・15・15’・19・19’に使用したコネクタ5・6で
は中心導体9・9’・14・14’・18・18’からの放熱能
力は非常に小さいものであった。
【0012】そのため、電子デバイス4を真空断熱構造
中においてコールドヘッド2により冷却しても、入出力
用同軸コネクタ6において誘電体15・15’で把持した中
心導体14・14’の冷却効率が低いために、電子デバイス
4中の電子回路3に電子装置の外部からの熱が容器側入
出力用コネクタ5の中心導体9・9’およびケーブル7
の中心導体18・18’を伝わって電子デバイス4に流入
し、その結果、電子デバイス4を効率良く十分に冷却す
ることが困難となり、また電子回路3に温度分布が発生
して安定した動作が困難となってしまうという問題点が
あった。
【0013】ここで、入出力用同軸コネクタ6による電
子デバイス4に対する熱流入の流れを図6に斜視図で示
す。なお、図6において図4および図5と同様の箇所に
は同じ符号を付してあり、破線の矢印は熱の流れを表し
ている。
【0014】図6に示したように、従来の電子装置の電
子デバイス4においては、入出力用同軸コネクタ6の誘
電体15の熱伝導が悪いため、外部から中心導体14を通っ
てきた熱流入が誘電体15を通して電子デバイス4の外部
に放熱せず、そのまま中心導体14を通って電子回路3に
到達して電子回路3中を拡散していくことが分かる。
【0015】このように従来の電子装置においては、電
子デバイス4を真空断熱構造として電子デバイス4を冷
却しても、コネクタ6の中心導体14の冷却効率が悪いた
め、外部からの熱流入が中心導体14を伝わって電子デバ
イス4の内部に流入して電子回路3に温度分布が発生し
たり、電子回路3内部に局所的な温度上昇が発生してし
まうという問題点があった。
【0016】またそのため、電子回路3の特性が当初の
設計通りに得られないという問題点もあった。特に、い
わゆる液体窒素温度程度の非常に低い温度に冷却して使
用する電子デバイス4として電子回路3に超電導体薄膜
を用いた場合には、局所的な温度上昇が超電導状態を破
壊してしまうため、電子回路3の特性を著しく低下させ
てしまうという問題点があった。
【0017】本発明は上記従来技術における問題点に鑑
みて完成されたものであり、その目的は、4K〜150 K
の温度のような低温に冷却して動作させる電子回路を有
する電子デバイスを収納して安定に動作させるのに好適
な、効率の良い冷却構造を有する電子装置を提供するこ
とにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の電子装置は、真
空断熱容器の内部に、4K〜150 Kの温度に冷却して動
作させる電子回路ならびに入出力用同軸コネクタを具備
する電子デバイスと、前記入出力用同軸コネクタに接続
した冷却導入部材を介して前記電子デバイスを4K〜15
0 Kの温度に冷却する冷却手段とを収容して成る電子装
置であって、前記電子デバイスを前記冷却手段に対し離
隔した状態で搭載し、かつ、前記入出力用同軸コネクタ
は中心導体を4K〜150 Kにおいて10W/mK以上の熱
伝導率を有する誘電体で把持していることを特徴とする
ものである。
【0019】また、本発明の電子装置は、上記構成の電
子装置において、前記入出力用同軸コネクタの誘電体が
酸化アルミニウム質焼結体または窒化アルミニウム質焼
結体または炭化珪素質焼結体から成ることを特徴とする
ものである。
【0020】本発明の電子装置によれば、4K〜150 K
の温度に冷却して動作させる電子回路を具備する電子デ
バイスを、その入出力用同軸コネクタに接続した冷却導
入部材を介して、冷却手段に対し離隔した状態で搭載す
るとともに、電子デバイスの入出力用同軸コネクタを中
心導体が4K〜150 Kにおける熱伝導率が10W/mK以
上の誘電体で把持しているものとしたことから、冷却手
段による冷却が電子デバイス本体よりも入出力用同軸コ
ネクタを集中的に冷却することとなり、入出力用同軸コ
ネクタの中心導体がそれを把持している熱伝導率が高い
誘電体を介して効率良く冷却されるので、外部からの熱
流入が中心導体を通ってくることがなくなるとともに、
電子回路で発生した熱も中心導体から入出力用同軸コネ
クタの誘電体を通して効率良く冷却手段に放熱され、電
子回路に温度分布が発生したり、電子回路内部に局所的
な温度上昇が発生することがなくなる。
【0021】またそのため、電子回路の特性が当初の設
計通りに得られないという問題点もなく、極低温に近い
温度に冷却して使用する電子回路として超電導体薄膜を
用いた場合であっても、局所的な温度上昇が超電導状態
を破壊したり、電子回路の特性を著しく低下させてしま
うことはない。その結果、4K〜150 Kの温度に冷却し
て動作させる電子回路を安定して動作させることができ
る電子装置となる。
【0022】また、入出力用同軸コネクタの誘電体が酸
化アルミニウム質焼結体または窒化アルミニウム質焼結
体または炭化珪素質焼結体から成る場合には、いずれも
高い熱伝導率を有するとともに高い絶縁性も有してお
り、しかも熱伝導率が低温で増大する傾向を有している
ことから、極めて冷却効率の優れたものとなり、4K〜
150 Kの温度に冷却して動作させる電子回路を極めて安
定して動作させることができる電子装置となる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の電
子装置につき詳細に説明する。図1は本発明の電子装置
の実施の形態の一例を示す図4と同様の断面図である。
【0024】図1において、21は真空断熱容器、22は真
空断熱容器21内に配置され、例えば冷凍機とともに冷却
手段を構成するコールドヘッド、23は4K〜150 Kの温
度で動作させる電子回路、24はその電子回路23を具備し
た電子デバイスであり、通常は電子デバイス24本体に電
子回路23が搭載されている。
【0025】25は真空断熱容器21の容器壁を貫通して設
置された真空封止した容器側入出力用コネクタであり、
通常は同軸コネクタを用いればよい。26は電子デバイス
24に取り付けられて電子回路23と電気的に接続されてい
る入出力用同軸コネクタであり、中心導体を4K〜150
Kにおける熱伝導率が10W/mK以上の誘電体で把持し
ているものであることが特徴である。27は容器側入出力
用コネクタ25と入出力用同軸コネクタ26とを電気的に接
続するケーブル、27’は外部電気回路と容器側入出力用
コネクタ25とを電気的に接続するケーブルである。
【0026】28は冷却手段であるコールドヘッド22に設
けた冷却導入部材であり、通常は電子デバイス24の下に
配置されて入出力用同軸コネクタ26に接続されており、
このように冷却導入部材28を介することによって電子デ
バイス24がその本体をコールドヘッド22に対し離隔した
状態で搭載されて真空断熱容器21内に収容されるととも
に、この冷却導入部材28を介して冷却手段22により入出
力用同軸コネクタ26が冷却される。
【0027】このとき、冷却導入部材28と電子デバイス
24の入出力用同軸コネクタ26との接続部分の大きさを調
整することにより、入出力用同軸コネクタ26を熱伝導に
よって冷却するために必要な、同図中に点線で示した断
面29の断面積を、電子デバイス24の本体を介した熱伝導
によって電子回路23を冷却するために必要な、同図中に
同じく点線で示した断面30の断面積より大きくすること
により、冷却導入部材28によって入出力用同軸コネクタ
26が集中的に冷却されるようにしている。このような冷
却構造としたことにより、入出力用同軸コネクタ26の中
心導体をその中心導体を把持している熱伝導率が高い誘
電体を介して効率良く冷却することができ、電子回路23
の温度分布を改善することが可能となる。
【0028】また、本発明の電子装置の実施の形態の他
の例を図1と同様の断面図で図2に示す。
【0029】図2において、31は真空断熱容器、32は真
空断熱容器31内に配置され、例えば冷凍機とともに冷却
手段を構成するコールドヘッド、33は4K〜150 Kの温
度で動作させる電子回路、34はその電子回路33を具備し
た電子デバイスである。
【0030】35は真空断熱容器31の容器壁を貫通して設
置された真空封止した容器側入出力用コネクタであり、
通常は同軸コネクタを用いればよい。36および36’は電
子デバイス34に取り付けられて電子回路33と電気的に接
続されている入出力用同軸コネクタであり、少なくとも
入出力用同軸コネクタ36が中心導体を4K〜150 Kにお
ける熱伝導率が10W/mK以上の誘電体で把持している
ものであることが特徴である。この場合、入出力用同軸
コネクタ36’の誘電体は、電気特性を低下させるもので
なければ、特に熱伝導率が高いものでなくともよい。
【0031】37は容器側入出力用コネクタ35と入出力用
同軸コネクタ36とを電気的に接続するケーブル、38は外
部電気回路と容器側入出力用コネクタ35とを電気的に接
続するケーブル、39は入出力用同軸コネクタ36と36’と
を電気的に接続するケーブルである。
【0032】40は冷却手段であるコールドヘッド32に設
けた冷却導入部材であり、通常は電子デバイス34の下に
配置されて入出力用同軸コネクタ36に接続されており、
このように冷却導入部材40を介することによって電子デ
バイス34がその本体をコールドヘッド32に対し離隔した
状態で搭載されて真空断熱容器31内に収納されるととも
に、この冷却導入部材40を介して冷却手段32により入出
力用同軸コネクタ36が冷却される。
【0033】この例の構造によれば、入出力用同軸コネ
クタ36の中心導体をその中心導体を把持している熱伝導
率が高い誘電体を介して効率良く冷却して電子回路33の
温度分布を改善することができるとともに、電子デバイ
ス34の冷却源と熱流入源とがともに同じケーブル39であ
り、電子デバイス34のその他の部分はコールドヘッド32
とも離隔されて真空断熱されているため、電子デバイス
34ひいては電子回路33の温度分布をほとんどなくすこと
ができるものとなる。
【0034】なお、この例においては電子デバイス34は
冷却導入部材40に接続され保持されている入出力用同軸
コネクタ36からケーブル39によって支えられた構造とな
っているが、電子デバイス34とコールドヘッド32との間
には電子デバイス34を介して電子回路33の温度分布に支
障をきたさない程度の支えを設けてもよい。
【0035】さらに、入出力用同軸コネクタ36とケーブ
ル39を使用せず入出力用同軸コネクタ36’を中心導体を
4K〜150 Kにおける熱伝導率が10W/mK以上の誘電
体で把持しているものとしてそれに冷却導入部材40を接
続する構造としてもよく、入出力用同軸コネクタ36’を
介さずにケーブル39から直接電子回路33に電気的接続を
してもよい。
【0036】ここで、本発明の電子装置における電子デ
バイスに対する熱流入の流れを、図1に示した電子デバ
イス24を例にとって図3に図6と同様の斜視図で示す。
なお、図3において図1と同様の箇所には同じ符号を付
してあり、破線の矢印は熱の流れを表している。
【0037】図3に示したように、本発明の電子装置の
電子デバイス24においては、入出力用同軸コネクタ26の
誘電体43の4K〜150 Kにおける熱伝導率が10W/mK
以上と高いことから、外部から中心導体42を通ってきた
熱流入はその中心導体42を把持している誘電体43を通し
て外導体41に効率良く拡散して伝わり、電子デバイス24
の外部に放熱されることが分かる。従って、この誘電体
43を伝わる熱を集中的に冷却することにより、外部から
の熱流入を入出力用同軸コネクタ26でせき止めることが
できる。また、電子デバイス24は冷却導入部材28が接続
されている入出力用同軸コネクタ26の部分を除いて真空
断熱構造となっているため、この入出力用同軸コネクタ
26の部分の温度が電子デバイス24全体の温度となること
となり、電子回路23の温度分布はほとんど生じることは
ない。
【0038】このため、従来の電子装置における電子デ
バイス4のように外部からの熱流入が中心導体42を通っ
て電子回路24に到達して電子回路23中を拡散していくこ
とはなく、電子回路23に温度分布が発生したり、電子回
路23内部に局所的な温度上昇が発生してしまうことがな
くなり、その結果、電子回路23の特性が当初の設計通り
に得られなくなったり、極低温に近い温度に冷却して使
用する電子デバイス24として電子回路23に超電導体薄膜
を用いた場合にも、局所的な温度上昇が超電導状態を破
壊して電子回路23の特性を著しく低下させてしまうとい
うこともなくなる。
【0039】本発明の電子装置において、真空断熱容器
21・31は、真空による断熱を有効に行なうために10-3
orr以下の真空度を保つ気密性と、高真空でもその構
造を保つ強度を有するものであれば、種々の真空容器を
使用することができる。その材質としては、気密性が高
く加工しやすい金属として特にSUS等が好適に用いら
れる。
【0040】また、この真空断熱容器21・31は、真空容
器におけるいわゆる液体窒素トラップのように、その内
側の真空に接する部分の少なくとも一部がいわゆる液体
窒素温度である77.3K以下の温度に冷却されていること
が望ましい。これは、断熱真空容器21・31の内部に残
留して存在するわずかな量の空気がその77.3K以下の温
度に冷却されている部分に触れることにより液化し、断
熱真空容器21・31内部の真空度が大幅に改善されて真空
による断熱効果がより一層増すからである。また、本発
明の電子装置において電子デバイス24・34の冷却効果を
より一層良好なものとするためには、外部からの各ケー
ブル27・27’・37・38・39や入出力用同軸コネクタ26・
36・36’、容器側入出力用コネクタ25・35を介しての熱
流入を十分に抑制する真空断熱が良好にできていること
が望ましく、そのための好適条件としても、真空断熱容
器21・31の内側の真空に接する部分の少なくとも一部が
77.3K以下の温度に冷却されていることが望ましい。
【0041】このように真空断熱容器21・31の内側の真
空に接する部分の少なくとも一部を77.3K以下の温度に
冷却するには、例えば冷却手段として冷凍機により最も
低温に冷却されるコールドヘッド22・32の温度を77.3K
以下にすればよい。
【0042】コールドヘッド(冷却手段)22・32は、熱
伝導率が高い金属やセラミックス等により構成されてい
る。また、これらコールドヘッド22・32は、例えば冷凍
機に対して熱伝導の良い接着剤や熱伝導の良い半田・ろ
う材もしくは熱伝導の良い金属製のネジ等で固定するこ
とが好ましい。
【0043】電子回路23・33は4K〜150 Kの温度に冷
却して動作させるものであり、150K以下の温度に冷却
して動作させることが必要な種々の電子回路が用いられ
る。
【0044】他方、4K未満の温度ではすべての材料の
熱伝導率が極度に低下してしまい、またケーブルの中心
導体を通しての熱流入もなくなるため、本発明の電子装
置の構成による作用効果が得られなくなる。
【0045】電子回路23・33はこのような温度において
動作させるものであればどのような電子回路であっても
よいが、本発明の電子装置に対して好適に適用されるも
のとしては、いわゆる液体窒素温度である77.3K以下も
しくはそれ以下の温度に冷却して動作させるものであ
る。このような電子回路23・33を使用する本発明の電子
装置が適用される機器の例としては、例えば赤外線カメ
ラや走査型電子顕微鏡・透過型電子顕微鏡・冷却仕様の
CCDカメラ・MRI(磁気共鳴画像診断装置)等があ
る。また、電子回路23・33としてより好適に適用される
ものは超電導体を用いた高周波回路やデジタル回路であ
る。
【0046】電子デバイス24・34は4K〜150 Kの温度
に冷却して動作させる電子回路23・33を具備するととも
に、中心導体42を4K〜150 Kにおける熱伝導率が10W
/mK以上の誘電体43で把持している入出力用同軸コネ
クタ26・36を備えたものであり、その構造は使用周波数
によっても異なるが、例えばセミリジッド同軸ケーブル
を接続する同軸コネクタとしてはN型・SMA型・SM
B型・K型・W型等が用いられる。また、外部の電子機
器との高周波電流の入出力を低損失で行なうために、入
出力用同軸コネクタ26・36のインピーダンスは50Ωもし
くは75Ωとされる。
【0047】入出力用同軸コネクタ26・36は前述のよう
に中心導体42を4K〜150 Kにおける熱伝導率が10W/
mK以上の誘電体43で把持しているものである。これ
は、例えば一般的な入出力用同軸コネクタの中心導体の
断面積がおよそ0.8 mm2 であり、そのコネクタ内での
中心導体とそれを把持している誘電体との接触断面積が
およそ32mm2 であり、断面積比として約40倍異なって
いることから、例えば一般的な中心導体の材料である銅
の150 Kにおける熱伝導率である400 W/mKの40分の
1である10W/mK以上であることが好適であることに
基づく。このような熱伝導率を有する誘電体を用いるこ
とにより、外部からの熱流入は入出力用同軸コネクタ26
・36の中心導体42を通して電子回路23・33には流れにく
くなり、入出力用同軸コネクタ26・36の誘電体43を通し
て冷却導入部材28・40および冷却手段22・32により電子
デバイス24・34の外部に放熱されることになる。
【0048】このような入出力用同軸コネクタ26・36の
誘電体42の材料として、特に絶縁性に優れかつ熱伝導率
が高い酸化アルミニウム質焼結体(熱伝導率:約20W/
mK)または窒化アルミニウム質焼結体(熱伝導率:約
320 W/mK)または炭化珪素質焼結体(熱伝導率:約
490 W/mK)を使用することにより、高い熱伝導率に
より一層効率良く放熱ができるものとなり、外部からの
熱流入をより効果的に入出力用同軸コネクタ26・36の誘
電体42を通して電子デバイス24・34の外部へ放熱し、せ
き止めることができるものとなる。
【0049】中でも、酸化アルミニウム質焼結体を用い
ると、その熱伝導率が低温で増大する性質があるため
に、本発明の電子装置に特に好適なものとなる。
【0050】なお、これら酸化アルミニウム質焼結体・
窒化アルミニウム質焼結体炭化珪素質焼結体は、それぞ
れAl2 3 ・AlN・SiCを主成分としているもの
であるが、実用上不可避の不純物や他の特性を向上させ
る目的で添加される成分等を含んでいてもよい。また、
これらAl2 3 ・AlN・SiCは熱伝導率の観点か
らは単結晶であることが最適であるが、多結晶であって
も何ら問題はない。
【0051】ケーブル27・27’・37・38・39は、従来の
同様の電子装置において使用される同軸ケーブルを用い
ればよく、収納される電子回路23・33の仕様や特性に応
じて適宜選択すればよい。中でも、外導体がパイプ状金
属等により構成されて外部に露出しているセミリジッド
同軸ケーブルを用いると、ケーブル表面からケーブルを
直接冷却しやすく、電子デバイス23・33への熱流入をさ
らに低減できる点で好ましいものとなる。この場合、入
出力用同軸コネクタ26・36・36’としては前述のセミリ
ジッド同軸ケーブル用コネクタを用い、その誘電体を4
K〜150 Kにおける熱伝導率が10W/mK以上のものと
するとよい。
【0052】また、電子回路23・33に接続するケーブル
の本数に特に制限はなく、その電子回路23・33に要求さ
れる本数を接続すればよい。複数本のケーブル同士の並
びにも特に制限はなく、それらのケーブルに接続される
電子デバイスの入出力用同軸コネクタが冷却導入部材に
接続されて冷却される構造となっていれば、必要な配線
形態を任意に採用すればよいことは言うまでもない。
【0053】そして、入出力用同軸コネクタ26・36に接
続される冷却導入部材28・40は、例えば入出力用同軸コ
ネクタ26・36を高効率に冷却するために、熱伝導率の高
い金属やセラミックス等により構成すればよい。
【0054】
【実施例】以下、本発明の電子装置について具体例を示
す。 〔例1〕以下のような構造ならびに条件により、図1に
示した構成の本発明の電子装置を作製した。
【0055】電子回路23:長さ20mm×幅20mm×厚み
0.5 mmのLaAlO3 基板上に作製した超電導フィル
タ 電子デバイス24の筐体:銅製 入出力用同軸コネクタ26:誘電体に多結晶酸化アルミニ
ウム質焼結体を用いたSMA同軸コネクタ ケーブル27:長さ10cmの0.028 インチ径セミリジッド
同軸ケーブル 冷却手段22の温度:50K 電子装置の外部環境温度:300 K そして、電子デバイス24ならびに電子回路23上の下記A
〜Dの4点の温度分布を熱電対を用いて測定したとこ
ろ、次のような結果であった。
【0056】 A(場所:入出力用同軸コネクタ26上の電子デバイス24表面) :60K B(場所:一方の入出力用同軸コネクタ26側の電子回路23端部表面):58K C(場所:電子回路23の中央部表面) :56K D(場所:他方の入出力用同軸コネクタ26側の電子回路23端部表面):58K このように、本発明の電子装置によれば、4K〜150 K
の温度に冷却して動作させる電子回路23内の温度差が2
K(=2℃)と極めて小さなものであった。
【0057】〔例2〕以下のような構造ならびに条件に
より、図2に示した構成の本発明の電子装置を作製し
た。
【0058】電子回路33:長さ20mm×幅20mm×厚み
0.5 mmのLaAlO3 基板上に作製した超電導フィル
タ 電子デバイス34の筐体:銅製 入出力用同軸コネクタ36:誘電体に多結晶酸化アルミニ
ウム質焼結体を用いたSMA同軸コネクタ 入出力用同軸コネクタ36’:誘電体に四弗化樹脂を用い
たSMA同軸コネクタ ケーブル37:長さ5cmの0.028 インチ径セミリジッド
同軸ケーブル ケーブル39:長さ3cmの0.028 インチ径セミリジッド
同軸ケーブル 冷却手段32の温度:50K 電子装置の外部環境温度:300 K そして、電子デバイス34ならびに電子回路33上の下記A
〜Dの4点の温度分布を熱電対を用いて測定したとこ
ろ、次のような結果であった。
【0059】 A(場所:入出力用同軸コネクタ36’上の電子デバイス34表面) :70K B(場所:電子回路33の入出力用同軸コネクタ36’側の端部表面):68K C(場所:電子回路33の中央部表面) :68K D(場所:電子回路33の他方側の端部表面) :68K このように、本発明の電子装置によれば、4K〜150 K
の温度に冷却して動作させる電子回路33内の温度差がな
く、均一な温度分布であった。
【0060】〔例3〕(比較例) 以下のような構造ならびに条件により、図4に示した構
成の従来の電子装置を作製した。
【0061】電子回路3:長さ20mm×幅20mm×厚み
0.5 mmのLaAlO3 基板上に作製した超電導フィル
タ 電子デバイス4の筐体:銅製 入出力用同軸コネクタ6:誘電体に四弗化樹脂を用いた
SMA同軸コネクタ ケーブル7:長さ10cmの0.028 インチ径セミリジッド
同軸ケーブル 冷却手段2の温度:50K 電子装置の外部環境温度:300 K そして、電子デバイス4ならびに電子回路3上の下記A
〜Dの4点の温度分布を熱電対を用いて測定したとこ
ろ、次のような結果であった。
【0062】 A(場所:入出力用同軸コネクタ6上の電子デバイス4表面) :58K B(場所:一方の入出力用同軸コネクタ6側の電子回路3端部表面):65K C(場所:電子回路3の中央部表面) :60K D(場所:他方の入出力用同軸コネクタ6側の電子回路3端部表面):65K このように、従来の電子装置によれば、4K〜150 Kの
温度に冷却して動作させる電子回路3内の温度差が5K
(=5℃)もあり、大きなものであった。また、〔例
1〕の本発明の電子装置における結果と比較すると、電
子回路の端部(BもしくはD)で7K(=7℃)もの温
度上昇が見られた。これらは、電子回路3の使用上の特
性を設計値に合わせる上での大きな障害となるものであ
り、実用上問題となるような結果であった。また、特に
電子回路3に臨界温度が80Kから120 K程度の酸化物超
電導体を用いた場合には超電導特性を低下させる、実用
上問題となるような温度分布であった。
【0063】なお、本発明は以上の例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更
・改良を施すことは何ら差し支えない。例えば、冷却手
段22・32による冷却源に冷凍機の代わりに液体窒素や液
体ヘリウム等の液体ガスを用いてもよい。また、電子デ
バイス24・34を真空断熱の代わりに発泡スチロール等の
超低熱伝導材料を用いて断熱してもよい。
【0064】
【発明の効果】本発明の電子装置によれば、4K〜150
Kの温度に冷却して動作させる電子回路を具備する電子
デバイスを、その入出力用同軸コネクタに接続した冷却
導入部材を介して、冷却手段に対し離隔した状態で搭載
するとともに、電子デバイスの入出力用同軸コネクタを
中心導体が4K〜150 Kにおける熱伝導率が10W/mK
以上の誘電体で把持しているものとしたことから、冷却
手段による冷却が電子デバイス本体よりも入出力用同軸
コネクタを集中的に冷却することとなり、入出力用同軸
コネクタの中心導体がそれを把持している熱伝導率が高
い誘電体を介して効率良く冷却されるので、外部からの
熱流入が中心導体を通ってくることがなくなるととも
に、電子回路で発生した熱も中心導体から入出力用同軸
コネクタの誘電体を通して効率良く冷却手段に放熱さ
れ、電子回路に温度分布が発生したり、電子回路内部に
局所的な温度上昇が発生することがなくなった。
【0065】また、電子回路の特性が当初の設計通りに
得られないという問題点もなく、極低温に近い温度に冷
却して使用する電子回路として超電導体薄膜を用いた場
合であっても、局所的な温度上昇が超電導状態を破壊し
たり、電子回路の特性を著しく低下させてしまうことは
ないため、4K〜150 Kの温度に冷却して動作させる電
子回路を安定して動作させることができる電子装置とな
った。
【0066】また、入出力用同軸コネクタの誘電体が酸
化アルミニウム質焼結体または窒化アルミニウム質焼結
体または炭化珪素質焼結体から成る場合には、いずれも
高い熱伝導率を有するとともに高い絶縁性も有してお
り、しかも熱伝導率が低温で増大する傾向を有している
ことから、極めて冷却効率の優れたものとなり、4K〜
150 Kの温度に冷却して動作させる電子回路を極めて安
定して動作させることができる電子装置となった。
【0067】以上により、4K〜150 Kの温度のような
低温に冷却して動作させる電子回路を具備する電子デバ
イスを収容して安定に動作させるのに好適な、効率の良
い冷却構造を有する電子装置を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子装置の実施の形態の一例を示す断
面図である。
【図2】本発明の電子装置の実施の形態の他の例を示す
断面図である。
【図3】本発明の電子装置における、入出力用同軸コネ
クタによる電子デバイスに対する熱流入の流れを示す斜
視図である。
【図4】従来の電子装置の構造を示す断面図である。
【図5】(a)〜(c)は、それぞれ容器側入出力用コ
ネクタ・入出力用同軸コネクタ・ケーブルの例を示す正
面図および側面図である。
【図6】従来の電子装置における、入出力用同軸コネク
タによる電子デバイスに対する熱流入の流れを示す斜視
図である。
【符号の説明】
21、31・・・・・真空断熱容器 22、32・・・・・コールドヘッド(冷却手段) 23、33・・・・・電子回路 24、34・・・・・電子デバイス 26、36・・・・・入出力用同軸コネクタ 28、40・・・・・冷却導入部材 43・・・・・・・誘電体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 23/00 - 23/10 H01L 23/16 - 23/26 G01J 5/02 H01L 23/34 - 23/473 H05K 7/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空断熱容器の内部に、4K〜150K
    の温度に冷却して動作させる電子回路ならびに入出力用
    同軸コネクタを具備する電子デバイスと、前記入出力用
    同軸コネクタに接続した冷却導入部材を介して前記電子
    デバイスを4K〜150Kの温度に冷却する冷却手段と
    を収容して成る電子装置であって、前記電子デバイスを
    前記冷却手段に対し離隔した状態で搭載し、かつ、前記
    入出力用同軸コネクタは中心導体を4K〜150Kにお
    いて10W/mK以上の熱伝導率を有する誘電体で把持
    していることを特徴とする電子装置。
  2. 【請求項2】 前記入出力用同軸コネクタの誘電体が酸
    化アルミニウム質焼結体または窒化アルミニウム質焼結
    体または炭化珪素質焼結体から成ることを特徴とする請
    求項1記載の電子装置。
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