JP3397960B2 - ディジタル波形等化器 - Google Patents

ディジタル波形等化器

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JP3397960B2 JP01446896A JP1446896A JP3397960B2 JP 3397960 B2 JP3397960 B2 JP 3397960B2 JP 01446896 A JP01446896 A JP 01446896A JP 1446896 A JP1446896 A JP 1446896A JP 3397960 B2 JP3397960 B2 JP 3397960B2
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  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はディジタル波形等化器
に関し、特にたとえば、ディジタル回路を有するVTR
において、再生時の低周波部および高周波部の特性劣化
によって生じる符号間干渉を抑制する、ディジタル波形
等化器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアナログ回路で構成される波形等
化器1は、図3に示すように、遅延回路2および(Mタ
ップ)トランスバーサルフィルタ3を含み、これにより
再生信号の波形歪みが等化される。等化された信号は、
記録符号(パーシャルレスポンス符号)による検出を行
うため、遅延加算手段4において、1ビット遅延および
加算処理される。したがって、遅延加算手段4からは、
パーシャルレスポンス(1,0,−1)の信号が出力さ
れる。この信号は検出回路5に与えられるとともに、検
出レベル算出回路6においてその信号の信号レベルが算
出される。そして、検出回路5は、この信号レベルから
3値波形の信号(1,0,−1)を識別するとともに、
その3値波形の“1”および“−1”を“1”に、
“0”を“0”に識別する。よって、検出回路5からは
元の符号(1,0)が出力される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、波形等化器を
図3に示すようなアナログ回路で実現する場合には、回
路が大規模かつ高価となる欠点があった。また、波形等
化器を構成するトランスバーサルフィルタは多くの遅延
線を要するため、IC化が困難であった。それゆえに、
この発明の主たる目的は、IC化に適したディジタル回
路で構成される、ディジタル波形等化器を提供すること
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、入力信号を
受ける第1トランスバーサルフィルタと、第1トランス
バーサルフィルタによって等化されたデータを受ける第
2トランスバーサルフィルタとを含むディジタル波形等
化器において、入力信号として再生信号をA/D変換器
によって量子化した再生信号データを第1トランスバー
サルフィルタに与えるようにし、さらに第1トランスバ
ーサルフィルタおよび第2トランスバーサルフィルタを
ともに非巡回型トランバーサルフィルタとしたことを特
徴とする、ディジタル波形等化器である。
【0005】
【作用】A/D変換器によってディジタル変換された再
生データは、第1トランスバーサルフィルタに入力さ
れ、そこにおいて波形等化される。等化された再生デー
タは、さらに後段の第2トランスバーサルフィルタにお
いて前段と同様に等化される。等化されたデータは、遅
延加算手段で1ビット遅延および加算処理される。した
がって、遅延加算手段からは、パーシャルレスポンス符
号の特性を有する3値波形のデータ(1,0,−1)が
出力される。そして、このデータはデータ検出回路およ
びレベル検出回路に与えられ、レベル検出回路におい
て、再生データの信号レベルが検出される。検出した信
号レベルおよび3値波形データとから、データ検出回路
において、データ“1”,“0”および“−1”を検出
し、そして、データ“1”および“−1”を“1”に、
“0”を“0”に識別する。よって、データ検出回路か
らは、元の符号つまりデータ(1,0)の信号が出力さ
れる。
【0006】
【発明の効果】この発明によれば、ディジタル回路で構
成するため、回路規模の縮小化が図れる。また、トラン
スバーサルフィルタを2段構成とすることによって、タ
ップ調整数の少ない波形等化器が実現できる。この発明
の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面
を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明ら
かとなろう。
【0007】
【実施例】図1を参照して、この実施例のディジタル
形等化器10は、図2に詳細に示す非巡回型の2つのト
ランスバーサルフィルタ14aおよび14bを含む。図
示しない再生ヘッドによって再生されたビデオ信号は、
A/D変換器12においてディジタル変換された後、前
段のトランスバーサルフィルタ14aに与えられる。そ
こにおいて再生データの波形歪みが等化される。等化さ
れたデータは、さらに後段のトランスバーサルフィルタ
14bに与えられ、前段のトランスバーサルフィルタ1
4aで除去されなかった波形歪みが等化される。
【0008】2段に構成されるトランスバーサルフィル
タ14によって等化された再生データは、遅延加算手段
16において、1ビット遅延および加算よりなる処理が
行われる。したがって、遅延加算手段16からは、イン
タリーブドNRZI符号に対応するパーシャルレスポン
ス(1,0,−1)のデータが出力される。すなわち、
この実施例の波形等化器10は、パーシャルレスポンス
(PR)クラスIVを適用した、たとえばディジタルVC
Rに用いられ、遅延加算手段16において、1ビット遅
延および加算処理を行うことでPR(1,0,−1)の
周波数特性は実現できる。
【0009】PR(1,0,−1)の特性を有する再生
データは、データ検出回路18に与えられるともに、レ
ベル検出回路20において再生データのデータ検出点に
おける信号レベルが検出される。この検出結果に基づい
て、データ検出回路18は、データ“1”,“0”およ
び“−1”を検出し、データ“1”および“−1”を
“1”に、データ“0”を“0”に識別する。よって、
データ検出回路18からは、元の符号つまりデータ
(1,0)が出力される。
【0010】トランスバーサルフィルタ14aは、その
タップ数を“M”と仮定すると、M−1段の遅延回路を
含む。すなわち、図2を参照して、A/D変換器12に
おいてディジタル変換された再生データは、クロック周
期で遅延する1クロックの遅延回路22によって遅延さ
れる。遅延されたデータは、利得調整器24に与えら
れ、そこにおいて、波形歪みを補正するデータが生成さ
れる。すなわち、利得調整器24において、入力された
再生データ(主信号)からの遅延時間によって、どの利
得調整器24を選択するかが決定される。そして、加算
器26において、主信号と利得調整器24からの出力信
号つまり主信号と逆極性の信号とが加算される。このよ
うに加算器26から波形歪みが検出されなくなるまで上
述の動作が繰り返される。
【0011】ここで前段のトランスバーサルフィルタ1
4aのタップ数を“M”、後段のトランスバーサルフィ
ルタ14bのタップ数を“N”とすると、タップ数とエ
ラーレートの関係は表1のように示すことができる。
【0012】
【表1】
【0013】このタップ数“M”,“N”は大きくなる
ほど調整個所が多くなるため、できるだけ小さい値に設
定することが望ましい。また、表1においてエラーレー
トは、タップ数“M”=5,“N”=5のときのエラー
レートを“1.0”としたときの比率を表す。表1から
わかるように、たとえば前段のトランスバーサルフィル
タ14aのタップ数“M”=9,後段のトランスバーサ
ルフィルタ14bのタップ数“N”=0であるとき、つ
まり、図3に示す、Mタップトランスバーサルフィルタ
3のみを有する従来例の波形等化器1では、調整個所を
多く設定しても、よいエラーレート(=7.9)は得る
ことができない。
【0014】そこで、前段のトランスバーサルフィルタ
14aを対称型5タップ、後段のトランスバーサルフィ
ルタ14bを4タップとすることにより、少ない調整数
(=5)で劣化のほとんどないエラーレート(=1.
1)を得ることができる。また、タップ数“M”=4,
“N”=3とするトランスバーサルフィルタ14を構成
することにより、調整個所を少なくして、よいエラーレ
ートを得ることができる。
【0015】なお、利得調整器24のタップ係数28を
所望の値に設定することにより、トランスバーサルフィ
ルタ14の等化特性は任意に変更できる。また、表1に
おける対称型タップ数においては、2つのタップ係数で
1つの調整数となる。以上のようにトランスバーサルフ
ィルタ14を2段構成とすることにより、エラーレート
を劣化を抑えつつ、しかも調整個所の少ない波形等化器
が実現できる。さらに、ディジタル回路で構成するた
め、従来のような回路規模の大きい等化器と同等の性能
を確保しつつ、回路の小規模化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1実施例のトランスバーサルフィルタの一例
を示すブロック図である。
【図3】従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 …波形等化器 12 …A/D変換器 14a,14b …トランスバーサルフィルタ 16 …遅延加算手段 18 …データ検出回路 20 …レベル検出回路 22 …遅延回路 24 …利得調整器 26 …加算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 5/00 - 5/035 H03H 17/02 - 17/08 H04B 3/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号を受ける第1トランスバーサルフ
    ィルタと、前記第1トランスバーサルフィルタによって
    等化されたデータを受ける第2トランスバーサルフィル
    タとを含むディジタル波形等化器において、前記入力信
    号として再生信号をA/D変換器によって量子化した再
    生信号データを前記第1トランスバーサルフィルタに与
    えるようにし、さらに 前記第1トランスバーサルフィルタおよび前記第2トラ
    ンスバーサルフィルタをともに非巡回型トランバーサル
    フィルタとしたことを特徴とする、ディジタル波形等化
    器。
  2. 【請求項2】前記第1および第2トランスバーサルフィ
    ルタは互いに異なるタップ数で構成される、請求項1記
    載のディジタル波形等化器。
  3. 【請求項3】前記第1トランスバーサルフィルタのタッ
    プ数は4タップであり、前記第2トランスバーサルフィ
    ルタのタップ数は3タップである、請求項1または2記
    載のディジタル波形等化器
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