JP3397774B2 - 水硬性組成物 - Google Patents

水硬性組成物

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JP3397774B2
JP3397774B2 JP2001161281A JP2001161281A JP3397774B2 JP 3397774 B2 JP3397774 B2 JP 3397774B2 JP 2001161281 A JP2001161281 A JP 2001161281A JP 2001161281 A JP2001161281 A JP 2001161281A JP 3397774 B2 JP3397774 B2 JP 3397774B2
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正美 鵜澤
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    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/91Use of waste materials as fillers for mortars or concrete

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、硬化前には、自己
充填性(優れた流動性と材料分離抵抗性)を有し、施工
性に極めて優れるとともに、硬化後には、機械的特性
(圧縮強度、曲げ強度、破壊エネルギー等)に優れる水
硬性組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、機械的特性(圧縮強度、曲げ
強度等)に優れる水硬性組成物(コンクリート等)の開
発が行なわれている。例えば、特公昭60−59182号公報
の「請求の範囲」には、粒径50Å〜0.5μmの無機固体粒
子A(例えば、シリカダスト粒子)と、粒径0.5〜100μ
mかつ粒子Aより少なくとも1オーダー大きい固体粒子
B(例えば、少なくとも20重量%がポルトランドセメン
トからなるもの)と、表面活性分散剤(例えば、高縮合
ナフタレンスルホン酸/ホルムアルデヒド縮合体等のコ
ンクリートスーパープラスチサイザー)と、追加の素材
C(砂、石、繊維等からなる群より選択されるもの)と
を含む水硬性複合材料が開示されている。この公報に記
載の水硬性複合材料は、硬化後に100MPa以上の圧縮強度
を有し、機械的特性に優れる(第32頁の63欄の第1
表)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、機械的特性
(圧縮強度、曲げ強度、破壊エネルギー等)に優れる水
硬性組成物(コンクリート等)は、次のような利点を有
する。 現場打ちで建築物等を構築する場合には、コンクリ
ート層の厚さを薄くすることができるので、コンクリー
トの打設量が少なくなり、労力の軽減、コストの削減、
利用空間の増大等を図ることができる。 プレキャスト部材を製造する場合には、該プレキャ
スト部材の厚さを薄くすることができるので、軽量化を
図ることができ、運搬や施工が容易になる。 耐摩耗性や、中性化・クリープ等に対する耐久性が
向上する。 現在、これらの利点〜に鑑みて、前述の特公昭60−
59182号公報に開示された水硬性複合材料よりも機械的
特性に優れる水硬性組成物が望まれている。
【0004】また、現場打ちで建築物等を構築する場合
や、プレキャスト部材を製造する場合においては、水硬
性組成物(コンクリート等)の打設時間の短縮化や、打
設後のコンクリート等に加える振動の所要時間の短縮化
等の観点から、流動性及び材料分離抵抗性に優れる水硬
性組成物(いわゆる自己充填性を有する水硬性組成物)
を用いることが有利である。
【0005】しかしながら、前記特公昭60−59182号公
報に開示された水硬性複合材料では、硬化前における流
動性及び材料分離抵抗性の向上と、硬化後の機械的特性
(圧縮強度、曲げ強度、破壊エネルギー等)の向上を両
立させることは、困難であった。例えば、130MPa以上の
圧縮強度と10KJ/m2以上の破壊エネルギーを発現させよ
うとする場合には、水/結合材比を0.20以下と極端に小
さくし、かつ有機繊維のような補強材を配合する必要が
あるため、流動性が小さくなり、自己充填性が得られな
い。一方、自己充填性を確保しようとすると、水/結合
材比及び減水剤の量が大きくなり、130MPa以上の圧縮強
度と10KJ/m2以上の破壊エネルギーを発現することは困
難である。
【0006】そこで、本発明は、硬化前には、流動性と
材料分離抵抗性に優れ、自己充填性を有するとともに、
硬化後には、130MPaを超える圧縮強度と10KJ/m2以上の
破壊エネルギーを有する等、機械的特性(圧縮強度、曲
げ強度、破壊エネルギー等)に優れる水硬性組成物を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するために鋭意研究した結果、特定の粒径を有する
材料を特定の割合で組み合わせ、かつ、有機繊維及び/
又は炭素繊維を配合することによって、上記目的を達成
することができるとの知見を得、本発明に到達した。
【0008】すなわち、本願請求項1に記載の水硬性組
成物は、ブレーン比表面積2,500〜5,000cm2/gのセメ
ント粒子100重量部と、BET比表面積5〜25m2/gの微
粒子10〜40重量部と、ブレーン比表面積5,000〜30,00
0cm2/gの無機粒子A10〜50重量部と、ブレーン比表面
積2,500〜5,000cm2/gの無機粒子B5〜35重量部と、有
機繊維及び/又は炭素繊維と、減水剤と、水とを含
有する水硬性組成物であって、(1)上記無機粒子A
が、上記セメント粒子及び上記無機粒子Bよりも大きな
ブレーン比表面積を有しており、(2)上記セメント粒
子と上記無機粒子Bのブレーン比表面積の差が、100cm2
/g以上であり、(3)上記無機粒子Aと上記無機粒子B
の合計量が、上記セメント粒子100重量部に対して15〜5
5重量部であることを特徴とする。このように構成した
水硬性組成物は、硬化前には、自己充填性(優れた流動
性及び材料分離抵抗性)を有し、施工性に優れるととも
に、硬化後には、130MPaを超える圧縮強度と10KJ/m2
上の破壊エネルギーを有する等、機械的特性(圧縮強
度、曲げ強度、破壊エネルギー等)に優れる。
【0009】上記無機粒子Aは、上記セメント粒子及び
上記無機粒子Bよりも1,000cm2/g以上大きなブレーン比
表面積を有することが好ましい(請求項2)。このよう
に構成すれば、施工性及び強度発現性をより一層向上さ
せることができる。上記水硬性組成物は、85%重量累積
粒径が2mm以下である骨材を含み、該骨材の配合量が、
上記セメント粒子と上記微粒子と上記無機粒子Aと上記
無機粒子Bとの合計量100重量部に対して、130重量部以
下であるように構成することができる(請求項3)。こ
のような数値範囲内に骨材の粒径及び配合量を限定する
ことは、硬化後の強度発現性等の観点から好ましいもの
である。上記骨材は、75μm以下の粒子の含有量が2.0重
量%以下であることが好ましい(請求項4)。このよう
に構成すれば、流動性と材料分離抵抗性をより一層向上
させることができる。
【0010】本願請求項5、7に記載の水硬性組成物
は、上記有機繊維及び/又は炭素繊維の配合量が、当該
水硬性組成物中の体積百分率で0.1〜10.0%であること
を特徴とする。有機繊維及び/又は炭素繊維の配合量を
この範囲内とすれば、ファイバーボールの生成等の問題
を招かずに、本発明の優れた効果を確保することができ
る。上記水硬性組成物は、硬化前には、240mm以上のフ
ロー値を有し、硬化後には、130MPa以上の圧縮強度、15
MPa以上の曲げ強度、及び10KJ/m2以上の破壊エネルギー
を有することができる(請求項6)。特に、75μm以下
の粒子の含有量が2重量%以下であるような粒度分布を
上記骨材が有している場合には、上記水硬性組成物は、
硬化前には、250mm以上のフロー値を有し、硬化後に
は、130MPa以上の圧縮強度、15MPa以上の曲げ強度、及
び10KJ/m2以上の破壊エネルギーを有することができる
(請求項8)。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する本発明で使用するセメント粒子としては、普通ポル
トランドセメント、早強ポルトランドセメント、中庸熱
ポルトランドセメント、低熱ポルトランドセメント等の
各種ポルトランドセメントが挙げられる。本発明におい
て、水硬性組成物の早期強度を向上させようとする場合
には、早強ポルトランドセメントを使用することが好ま
しく、水硬性組成物の流動性を向上させようとする場合
には、中庸熱ポルトランドセメントや低熱ポルトランド
セメントを使用することが好ましい。
【0012】セメント粒子のブレーン比表面積は、2,50
0〜5,000cm2/g、好ましくは3,000〜4,500cm2/gである。
該値が2,500cm2/g未満であると、水和反応が不活発にな
って、130MPaを超える圧縮強度が得られ難い等の欠点が
あり、5,000cm2/gを超えると、セメントの粉砕に時間が
かかり、また、所定の流動性を得るための水量が多くな
るため、硬化後の収縮量が大きくなる等の欠点がある。
【0013】本発明で使用する微粒子としては、シリカ
フューム、シリカダスト、フライアッシュ、スラグ、火
山灰、シリカゾル、沈降シリカ等が挙げられる。一般
に、シリカフュームやシリカダストは、そのBET比表
面積が5〜25m2/gであり、粉砕等をする必要がないの
で、本発明の微粒子として好適である。微粒子のBET
比表面積は、5〜25m2/gである。該値が5m2/g未満である
と、組成物の粒子の充填性に緻密さを欠くため、130MPa
を超える圧縮強度が得られ難い等の欠点があり、25m2/g
を超えると、所定の流動性を得るための水量が多くなる
ため、130MPaを超える圧縮強度が得られ難い等の欠点が
ある。
【0014】微粒子の配合量は、セメント粒子100重量
部に対して10〜40重量部、好ましくは20〜40重量部であ
る。配合量が10重量部未満では、130MPaを超える圧縮強
度を発現させることが困難となり、機械的特性が低下す
るとともに、流動性が極端に低下する。一方、配合量が
40重量部を超えると、流動性が低下する。
【0015】本発明で使用する無機粒子A及び無機粒子
Bは、セメント以外の無機粒子であり、具体的には、ス
ラグ、石灰石粉末、長石類、ムライト類、アルミナ粉
末、石英粉末、フライアッシュ、火山灰、シリカゾル、
炭化物粉末、窒化物粉末等が挙げられる。中でも、スラ
グ、石灰石粉末、石英粉末は、コストの点や硬化後の品
質安定性の点で好ましく用いられる。なお、無機粒子A
と無機粒子Bは、同じ種類の粉末を使用してもよいし、
異なる種類の粉末を使用してもよい。
【0016】無機粒子Aは、ブレーン比表面積が5,000
〜30,000cm2/g、好ましくは6,000〜20,000cm2/gのもの
である。また、無機粒子Aは、セメント粒子及び無機粒
子Bよりもブレーン比表面積が大きいものである。無機
粒子Aのブレーン比表面積が5,000cm2/g未満であると、
セメント粒子や無機粒子Bとのブレーン比表面積の差が
小さくなり、自己充填性を確保することが困難になる等
の欠点があり、30,000cm2/gを超えると、粉砕に手間が
かかるため、材料が入手し難くなったり、所定の流動性
が得られ難くなる等の欠点がある。また、無機粒子A
が、セメント粒子及び無機粒子Bよりも大きなブレーン
比表面積を有することによって、無機粒子Aが、セメン
ト粒子及び無機粒子Bと、微粒子との間隙を埋めるよう
な粒度を有することになり、自己充填性等を確保するこ
とができる。
【0017】無機粒子Aとセメント粒子及び無機粒子B
とのブレーン比表面積の差(換言すれば、無機粒子A
と、セメント粒子と無機粒子Bのうちブレーン比表面積
の大きい方とのブレーン比表面積の差)は、硬化前の作
業性(施工性)と硬化後の強度発現性の観点から、1,00
0cm2/g以上が好ましく、2,000cm2/g以上がより好まし
い。
【0018】無機粒子Aの配合量は、セメント粒子100
重量部に対して10〜50重量部、好ましくは15〜40重量部
である。配合量が10重量部未満または50重量部を超える
と、硬化後130MPaを超える圧縮強度を発現させようとし
た場合、自己充填性を確保することが困難となり、施工
性が極端に低下する。
【0019】無機粒子Bのブレーン比表面積は、2,500
〜5,000cm2/gである。また、セメント粒子と無機粒子B
とのブレーン比表面積の差は、100cm2/g以上であり、硬
化前の作業性(施工性)と硬化後の強度発現性の観点か
ら、好ましくは200cm2/g以上である。無機粒子Bのブレ
ーン比表面積が2,500cm2/g未満であると、自己充填性を
確保することが困難になる等の欠点があり、5,000cm2/g
を超えると、ブレーン比表面積の数値が無機粒子Aに近
づくため、組成物を構成する粒子の充填性が低下し、流
動性が低下する等の欠点がある。また、セメント粒子と
無機粒子Bとのブレーン比表面積の差が100cm2/g以上で
あることによって、組成物を構成する粒子の充填性が向
上し、自己充填性等を確保することができる。
【0020】無機粒子Bの配合量は、セメント粒子100
重量部に対して5〜35重量部、好ましくは10〜30重量部
である。配合量が5〜35重量部の範囲外では、硬化後130
MPaを超える圧縮強度を発現させようとした場合、流動
性が低下し、施工性が低下する。無機粒子Aと無機粒子
Bの合計量は、セメント粒子100重量部に対して15〜55
重量部、好ましくは25〜50重量部である。合計量が15〜
55重量部の範囲外では、硬化後130MPaを超える圧縮強度
を発現させようとした場合、自己充填性を確保すること
が困難となり、施工性が極端に低下する。
【0021】本発明で使用する有機繊維としては、ビニ
ロン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維、ア
ラミド繊維等が挙げられる。炭素繊維としては、PAN
系炭素繊維やピッチ系炭素繊維が挙げられる。中でも、
ビニロン繊維は、コストや入手のし易さの点で好ましく
用いられる。有機繊維及び/又は炭素繊維の寸法は、水
硬性組成物中における該繊維の材料分離の防止や、硬化
後の破壊エネルギーの向上の点から、直径が0.005〜1.0
mm、長さ2〜30mmであることが好ましく、直径が0.01〜
0.5mm、長さ5〜25mmであることがより好ましい。また、
有機繊維及び/又は炭素繊維のアスペクト比(繊維長/
繊維直径)は、好ましくは20〜200、より好ましくは30
〜150である。
【0022】有機繊維及び/又は炭素繊維の配合量は、
水硬性組成物(セメント粒子、微粒子、無機粒子A、無
機粒子B、有機繊維及び/又は炭素繊維、減水剤、水、
及び必要に応じて配合される骨材からなる組成物)中の
体積百分率で好ましくは0.1〜10.0%、より好ましくは
1.0〜9.0%、特に好ましくは2.0〜8.0%である。配合量
が0.1%未満では、硬化後の破壊エネルギーを十分に向
上させることができず、10.0KJ/m2以上の破壊エネルギ
ーが得られ難いので好ましくない。配合量が10.0%を超
えると、混練時の作業性等を確保するために単位水量が
増大するうえ、配合量を増やしても繊維の増強効果が向
上しないため、経済的でなく、さらに、混練物中にいわ
ゆるファイバーボールを生じ易くなるので、好ましくな
い。
【0023】本発明においては、骨材を使用することが
できる。骨材としては、川砂、陸砂、海砂、砕砂、珪砂
等又はこれらの混合物を使用することができる。骨材
は、粒径2mm以下で、かつ75μm以下の粒子の含有量が2.
0重量%以下のものを用いることが好ましい。ここで、
骨材の粒径とは、85%重量累積粒径である。該骨材を使
用することによって、流動性や作業性が向上する。骨材
の粒径が2mmを超えると、硬化後の機械的特性が低下す
るので好ましくない。また、75μm以下の粒子の含有量
が2.0重量%を超えると、モルタルの流動性や作業性が
低下する。
【0024】なお、本発明においては、硬化後の強度発
現性の点から、最大粒径が2mm以下の骨材を用いること
が好ましく、最大粒径が1.5mm以下の骨材を用いること
がより好ましい。また、流動性や作業性の点から、75μ
m以下の粒子の含有量が1.5重量%以下である骨材を用い
ることがより好ましい。骨材の配合量は、水硬性組成物
(モルタル)の施工性や硬化後の機械的強度の観点か
ら、セメント粒子、微粒子、無機粒子A、無機粒子Bの
合計量100重量部に対して130重量部以下が好ましく、さ
らには、自己収縮や乾燥収縮の低減、水和発熱量の低減
等の観点から、40〜130重量部がより好ましい。
【0025】前記各材料を用いてペーストまたはモルタ
ルを調製する場合、前記各材料に加えて、減水剤及び水
が配合される。減水剤としては、リグニン系、ナフタレ
ンスルホン酸系、メラミン系、ポリカルボン酸系の減水
剤、AE減水剤、高性能減水剤又は高性能AE減水剤を
使用することができる。これらのうち、減水効果の大き
な高性能減水剤又は高性能AE減水剤を使用することが
好ましい。
【0026】減水剤の配合量は、セメント粒子、微粒
子、無機粒子A、無機粒子Bの合計量100重量部に対し
て、固形分換算で0.1〜4.0重量部が好ましく、0.3〜2.0
重量部がより好ましい。配合量が0.1重量部未満では、
混練が困難になるとともに、流動性が低くなり、自己充
填性が得られない。配合量が4.0重量部を超えると、材
料分離や著しい凝結遅延が生じ、また、硬化後の機械的
特性が低下することもある。なお、減水剤は、液状また
は粉末状のいずれでも使用することができる。
【0027】ペーストまたはモルタルを調製する際の水
の量は、セメント粒子、微粒子、無機粒子A、無機粒子
Bの合計量100重量部に対して、好ましくは10〜30重量
部、より好ましくは12〜25重量部である。水の量が10重
量部未満では、混練が困難になるとともに、流動性が低
下し、自己充填性が得られない。水の量が30重量部を超
えると、硬化後の機械的特性が低下する。
【0028】硬化前のペーストまたはモルタルのフロー
値は、好ましくは240mm以上、より好ましくは250mm以上
である。特に、75μm以下の粒子の含有量が2.0重量%以
下である骨材を用いた場合には、該フロー値は、好まし
くは250mm以上、より好ましくは265mm以上、特に好まし
くは280mm以上である。なお、本明細書中において、フ
ロー値とは、「JIS R 5201(セメントの物理試験方法)
11.フロー試験」に記載される方法において、15回の落
下運動を行なわないで測定した値である。また、前記フ
ロー試験において、フロー値が200mmに達する時間は、
好ましくは10.5秒以内、より好ましくは10.0秒以内であ
る。当該時間は、作業性と粘性を評価する尺度として用
いられる。
【0029】硬化後のペーストまたはモルタルの圧縮強
度は、好ましくは130MPa以上、より好ましくは140MPa以
上である。硬化後のペーストまたはモルタルの曲げ強度
は、好ましくは15MPa以上、より好ましくは18MPa以上で
ある。硬化後のペーストまたはモルタルの破壊エネルギ
ーは、好ましくは10KJ/m2、より好ましくは20KJ/m2以上
である。
【0030】本発明の水硬性組成物からなるペーストま
たはモルタルの混練方法は、特に限定するものではな
く、例えば、(a)水、減水剤以外の材料(具体的には、
セメント粒子、微粒子、無機粒子A、無機粒子B、有機
繊維及び/又は炭素繊維、及び必要に応じて配合される
骨材)を予め混合して、プレミックス材を調製してお
き、該プレミックス材、水、減水剤をミキサに投入し、
混練する方法、(b)粉末状の減水剤を用意し、水以外の
材料(具体的には、セメント粒子、微粒子、無機粒子
A、無機粒子B、減水剤、有機繊維及び/又は炭素繊
維、及び必要に応じて配合される骨材)を予め混合し
て、プレミックス材を調製しておき、該プレミックス材
及び水をミキサに投入し、混練する方法、(c)各材料を
各々個別にミキサに投入し、混練する方法、等を採用す
ることができる。
【0031】混練に用いるミキサは、通常のコンクリー
トの混練に用いられるどのタイプのものでもよく、例え
ば、揺動型ミキサ、パンタイプミキサ、二軸練りミキサ
等が用いられる。また、養生方法も特に限定するもので
はなく、気中養生や蒸気養生等を行なえばよい。
【0032】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明する。 [1.使用材料] 以下に示す材料を使用した。 (1)セメント粒子;A:普通ポルトランドセメント(太平洋セメント(株)製 ;ブレーン比表面積3,300cm2/g) B:低熱ポルトランドセメント(太平洋セメント(株)製 ;ブレーン比表面積3,200cm2/g) (2)微粒子;A:シリカフューム(BET比表面積11m2/g) B:シリカフューム(BET比表面積21m2/g) (3)無機粒子A;スラグ粉末A(ブレーン比表面積6,000cm2/g) スラグ粉末B(ブレーン比表面積15,000cm2/g) 石英粉末(ブレーン比表面積8,000cm2/g) 石灰石粉末(ブレーン比表面積10,000cm2/g) (4)無機粒子B;スラグ粉末A(ブレーン比表面積4,500cm2/g) 石英粉末(ブレーン比表面積4,000cm2/g) 石灰石粉末A(ブレーン比表面積3,800cm2/g) 石灰石粉末B(ブレーン比表面積2,600cm2/g) (5)骨材;珪砂A(最大粒径0.6mm、75μm以下の粒子の含有量0.35重量%) 珪砂B(最大粒径0.6mm、75μm以下の粒子の含有量1.2重量%) 珪砂C(最大粒径0.6mm、75μm以下の粒子の含有量2.9重量%) (6)有機繊維;A:ビニロン繊維(直径:0.3mm、長さ:13mm) B:アラミド繊維(直径:0.25mm、長さ:15mm) (7)減水剤; ポリカルボン酸系高性能AE減水剤 (8)水; 水道水 前記材料を用いた実施例1〜20、比較例1〜7の配合
条件を表1に示す。
【0033】
【表1】
【0034】[2.モルタルまたはペーストの調製及び
評価] 各材料を個別に二軸練りミキサに投入し、混練した。混
練後、次のように硬化前及び硬化後の物性を測定し評価
した。 (1)フロー値 「JIS R 5201(セメントの物理試験方法)11.フロー試
験」に記載される方法において、15回の落下運動を行な
わないで測定した。 (2)200mm到達時間 上記フロー試験において、フロー値が200mmに達するま
での時間を測定した。 (3)圧縮強度 各混練物をφ50×100mmの型枠内に流し込み、20℃で48
時間前置き後、90℃で48時間蒸気養生して、硬化体(3
本)を作製した後、「JIS A1108(コンクリートの圧縮
試験方法)」に準じて、該硬化体の圧縮強度を測定し
た。硬化体(3本)の測定値の平均値を圧縮強度とし
た。
【0035】(4)曲げ強度 各混練物を4×4×16cmの型枠内に流し込み、20℃で48時
間前置き後、90℃で48時間蒸気養生して、硬化体(3
本)を作製した後、「JIS R 5201(セメントの物理試験
方法)」に準じて、該硬化体の曲げ強度を測定した。載
荷条件は、下支点間距離12cm、上支点間距離4cmの4点
曲げとした。硬化体(3本)の測定値の平均値を曲げ強
度とした。 (5)破壊エネルギー 破壊エネルギーは、上記曲げ強度試験において、荷重が
最大荷重に達してから、最大荷重の1/3に低下するま
での間の荷重−荷重点変位の積分値を、供試体断面積で
除した値として算出した。なお、荷重点変位としては、
曲げ試験機のクロスヘッド変位量を用いた。結果を表2
に示す。
【0036】
【表2】
【0037】表2に示すように、実施例1〜20では、
流動性が良好で、自己充填性を有するとともに、優れた
機械的強度(圧縮強度、曲げ強度、破壊エネルギー)を
有するのに対し、比較例1〜7では、流動性等が劣り、
自己充填性が得られていない。特に、75μm以下の粒子
の含有量が2重量%以下である実施例1〜15、17〜
20では、極めて優れた流動性(270mm以上のフロー
値)を得ている。
【0038】
【発明の効果】本発明の水硬性組成物は、硬化前には、
自己充填性(優れた流動性及び材料分離抵抗性)を有
し、施工性に極めて優れるとともに、硬化後には、130M
Pa以上の圧縮強度及び10KJ/m2以上の破壊エネルギーを
有する等、機械的特性に優れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C04B 20:00 C04B 18:14 Z 18:14 A 14:06 Z 14:06 14:26 14:26 16:06 Z 16:06 14:38 A 14:38 24:26 E 24:26) (56)参考文献 特開 平5−270872(JP,A) 特開 平11−157889(JP,A) 特開 平3−208852(JP,A) 特開 平11−300721(JP,A) 特開 平7−144952(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C04B 7/00 - 7/345 C04B 28/00 - 28/36 C04B 20/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブレーン比表面積2,500〜5,000cm2/gの
    セメント粒子100重量部と、 BET比表面積5〜25m2/gの微粒子10〜40重量部と、 ブレーン比表面積5,000〜30,000cm2/gの無機粒子A10
    〜50重量部と、 ブレーン比表面積2,500〜5,000cm2/gの無機粒子B5〜
    35重量部と、 有機繊維及び/又は炭素繊維と、減水剤と、 水と を含有する水硬性組成物であって、 (1)上記無機粒子Aが、上記セメント粒子及び上記無
    機粒子Bよりも大きなブレーン比表面積を有しており、 (2)上記セメント粒子と上記無機粒子Bのブレーン比
    表面積の差が、100cm2/g以上であり、 (3)上記無機粒子Aと上記無機粒子Bの合計量が、上
    記セメント粒子100重量部に対して15〜55重量部である
    ことを特徴とする水硬性組成物。
  2. 【請求項2】 上記無機粒子Aが、上記セメント粒子及
    び上記無機粒子Bよりも1,000cm2/g以上大きなブレーン
    比表面積を有する請求項1に記載の水硬性組成物。
  3. 【請求項3】 85%重量累積粒径が2mm以下である骨材
    を含み、該骨材の配合量が、上記セメント粒子と上記微
    粒子と上記無機粒子Aと上記無機粒子Bとの合計量100
    重量部に対して、130重量部以下である請求項1又は2
    に記載の水硬性組成物。
  4. 【請求項4】 上記骨材は、75μm以下の粒子の含有量
    が2.0重量%以下である請求項3に記載の水硬性組成
    物。
  5. 【請求項5】 上記有機繊維及び/又は炭素繊維の配合
    量が、水硬性組成物中の体積百分率で0.1〜10.0%であ
    る請求項1〜3のいずれか1項に記載の水硬性組成物。
  6. 【請求項6】 硬化前には、240mm以上のフロー値を有
    し、硬化後には、130MPa以上の圧縮強度、15MPa以上の
    曲げ強度、及び10KJ/m2以上の破壊エネルギーを有する
    請求項5に記載の水硬性組成物。
  7. 【請求項7】 上記有機繊維及び/又は炭素繊維の配合
    量が、水硬性組成物中の体積百分率で0.1〜10.0%であ
    る請求項4に記載の水硬性組成物。
  8. 【請求項8】 硬化前には、250mm以上のフロー値を有
    し、硬化後には、130MPa以上の圧縮強度、15MPa以上の
    曲げ強度、及び10KJ/m2以上の破壊エネルギーを有する
    請求項7に記載の水硬性組成物。
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