JP3397598B2 - 表面実装型アンテナ - Google Patents

表面実装型アンテナ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯型通信機器等
に組み込まれる回路基板に表面実装される表面実装型ア
ンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】携帯型通信機器に用いられるアンテナと
しては、小型、高利得、低コストで、かつ実装の容易な
アンテナが求められている。これに対し、従来より用い
られているダイポールアンテナやモノポールアンテナ等
の線状アンテナは体積が大きいため、通信機器の小型化
の妨げになるとともに、通信機器本体への実装も容易で
はなく、小型化が要求されている携帯型通信機器等に用
いることは困難である。
【0003】このような問題を解決するためにいくつか
のアンテナが提案されている。図11は、特開平7−2
83639号公報に提案されたアンテナを示す斜視図で
ある。アンテナ110を構成する誘電体基体111に
は、内壁に放射導体膜が形成されたスルーホール112
が形成されている。また、誘電体基体111の表面に
は、表面電極113が形成され、裏面には、コネクタ外
部導体板114が取り付けられており、表面電極113
と、コネクタ外部導体板114とは、スルーホール11
2の内壁に形成された放射導体膜により、電気的に接続
されている。さらに、コネクタ外部導体板114の、誘
電体基体111が取り付けられている面に対する反対側
の面に、同軸コネクタ115が取り付けられており、こ
の同軸コネクタ115の外部導体および内部導体は、コ
ネクタ外部導体板114およびスルーホール112内の
放射導体膜にそれぞれ電気的に接続されている。
【0004】このように構成されたアンテナ110は、
同軸コネクタ115が通信機器本体に設けられたコネク
タに接続されることにより通信機器本体の外部に配設さ
れ、通信機器本体から、同軸コネクタ115を経由して
アンテナ110に高周波電力が供給され、スルーホール
112の内壁に形成された放射導体膜から電磁波が放射
される。
【0005】図12は、特開平7−221537号公報
に提案されたアンテナを示す斜視図である。アンテナ1
20を構成する誘電体基板121には、この誘電体基板
121の長辺方向に、内壁に放射導体膜が形成されたス
ルーホール122が形成されている。また、誘電体基板
121の一端面全面には側面電極123が形成され、他
端面の中央部分には給電電極124が形成されており、
側面電極123と給電電極124とは、スルーホール1
22の内壁に形成された放射導体膜により、電気的に接
続されている。さらに、誘電体基板121の、給電電極
124が形成されている面には、給電電極124を挟む
ように、側面電極125,126が形成されている。
【0006】このように構成されたアンテナ120は通
信機器本体に内蔵される回路基板に実装され、その通信
機器本体から、給電電極124を経由してアンテナ12
0に高周波電力が供給され、スルーホール122の内壁
の放射導体膜から電磁波が放出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図11,図12に示す
ようなアンテナ110,120は、放射導体膜が形成さ
れたスルーホールの延びる方向に対して垂直に広がる面
内において無指向性である。このようなアンテナが、例
えば携帯電話に実装される場合、一般的に携帯電話は垂
直偏波の電磁波を送受信するため、アンテナは、そのア
ンテナのスルーホールの延びる方向と、携帯電話本体の
長手方向とが一致するように携帯電話に実装される。従
って、携帯電話の長手方向が地面に対して垂直に保持さ
れると、アンテナは最も効率よく電磁波を送受信でき
る。
【0008】ところで、携帯電話では、上端部にスピー
カ、下端部にマイクロホンが設けられており、携帯電話
を人間が実際に使用すると、耳と口とを結ぶ線が地面に
対して垂直というよりもむしろ平行に近いため、携帯電
話は地面に対してほぼ平行に保持される。従って、垂直
偏波の電磁波を効率よく送受信することは難しい場合が
あるという問題がある。
【0009】この問題を解決する方法として、図11な
いし図12に示すようなアンテナを、そのアンテナのス
ルーホールが携帯電話の長手方向に対し垂直に保持され
るように携帯電話に実装することが考えられる。ところ
が、携帯電話の待受状態を考えると、一般的に携帯電話
は衣服などのポケットなどに入れられ縦に保持されるた
め、上記のように携帯電話の長手方向に対し垂直にスル
ーホールを配置した場合、待受状態では、スルーホール
が水平になり、電磁波の受信効率が低下するという問題
がある。
【0010】本発明は、上記事情に鑑み、電磁波を効率
よく送受信できる表面実装型アンテナを提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の表面実装型アンテナは、 (1)水平に広がる上面および下面を有する誘電体基体 (2)上記誘電体基体の下面に形成された、面状に広が
る接地導体膜 (3)上記誘電体基体の上面に形成された、所定の第1
ギャップを挟んで向き合う2つの端が形成されるように
この上面内を一周する第1のループ放射導体膜 (4)上記誘電体基体の内部に形成された、上記第1の
ループ放射導体膜のループに対する上記第1のギャップ
の向きとは向きの異なる第2のギャップを挟んで向き合
う2つの端が形成されるように水平面内を一周する第2
のループ放射導体膜 (5)それぞれが上記第1のループ放射導体膜の2つの
端それぞれに接続されて互いに平行に延在し、一方が上
記接地導体膜に接続されてなる2本の第1の給電導体膜 (6)それぞれが上記第2のループ放射導体膜の2つの
端それぞれに接続され、互いに平行に、上記誘電体基体
の側面を経由して延在し一方が上記接地導体膜に接続さ
れてなる2本の第2の給電導体膜 を備えたことを特徴とする。
【0012】本発明の表面実装型アンテナでは、ループ
に対するギャップの向きが互いに異なる第1のループ放
射導体膜および第2のループ放射導体膜が備えられてい
るため、第1のループ放射導体膜により送受信される電
磁波の偏波方向と、第2のループ放射導体膜により送受
信される電磁波の偏波方向とが異なる。従って、1つの
アンテナで互いに異なる偏波方向の電磁波を送受信する
ことができる。
【0013】ここで、本発明の表面実装型アンテナにお
いて、第1のループ放射導体膜および第2のループ放射
導体膜が、第1のループ放射導体膜のループに対する第
1のギャップの向きと、第2の放射導体膜のループに対
する第2のギャップの向きが水平面内で相互に90°異
なる向きとなるように形成されることが好ましい。この
ように、第1のループ放射導体膜および第2のループ放
射導体膜を形成すると、電磁波が垂直偏波あるいは水平
偏波であっても、電磁波を効率よく受信することができ
る。
【0014】ここで、本発明の表面実装型アンテナにお
いて、第1,第2の給電導体膜が、回路基板への表面実
装時の電極を兼ねたものであることが好ましい。給電導
体膜が回路基板への表面実装時の電極を兼ねることによ
り、この表面実装型アンテナを、回路基板に容易に実装
することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態ついて説
明する。図1は、本発明の一実施形態の表面実装型アン
テナの斜視図、図2はその上面図、図3はそのA−A’
断面図、図4はその下面図、図5は、図1に示す表面実
装型アンテナの第1の給電導体膜が形成された側面を示
す図、および図6は、図1に示す表面実装型アンテナ
の、第2の給電導体膜が形成された側面を示す図であ
る。
【0016】図1に示す表面実装型アンテナ10は、正
方形の上面および下面を有する直方体形状の誘電体基体
11を備えている。この誘電体基体11の上面には、こ
の上面の4辺に沿うように第1のループ放射導体膜13
が形成されている。この第1のループ放射導体膜13
は、図2に示すように第1のギャップ12を挟んで向き
合う2つの端13a,13bが形成されるようにこの上
面内を一周しており、このループの長さは送受信対象の
電磁波の共振波長と同一の長さに調整されている。ま
た、誘電体基体11の内部には、正方形状に水平面内を
一周する第2のループ放射導体膜15が形成されてい
る。この第2のループ放射導体膜15は、図3に示すよ
うに第2のギャップ14を挟んで向き合う2つの端15
a,15bが形成されるように水平面内を一周してお
り、この第2のループ放射導体膜15のループに対する
第2のギャップ14の向きは、図1に示すように第1の
ループ放射導体膜13のループに対する第1のギャップ
12の向きと比べ、水平面内で90度異なる向きに調整
されている。また、この第2のループ放射導体膜15の
ループの長さは送受信対象の電磁波の、誘電体基体11
内での共振波長と同一の長さに調整されている。また誘
電体基体11の下面には、図4に示すように接地導体膜
16が形成されており、この接地導体膜16は4辺のう
ちの2辺それぞれの一部が切り欠かれた形状を有してい
る。また誘電体基体11の4つの側面のうちの1つの側
面には、図5に示すように互いの間にギャップ17を有
する2本の第1の給電導体膜18,19が形成されてお
り、別の側面には、図6に示すように互いの間にギャッ
プ20を有する2本の第2の給電導体膜21,22が形
成されている。図5に示す2本の第1の給電導体膜1
8,19は、図1に示すようにそれぞれ第1のループ放
射導体膜13の2つの端13a,13bに接続され、互
いに平行に、誘電体基体11の側面を経由して延在し、
これら2本の給電導体膜18,19のうちの一方の給電
導体膜19は接地導体膜16に接続され、他方の給電導
体膜18は誘電体基体11の下面まで達している。さら
に、2本の給電導体膜18,19の接地導体膜16側
は、それぞれ回路基板への表面実装時の電極である給電
電極18a,19aを兼ねている。一方、図6に示す2
本の第2の給電導体膜21,22は、第1の給電導体膜
18,19と同様、図1に示すようにそれぞれ第2のル
ープ放射導体膜15の2つの端15a,15bに接続さ
れ、互いに平行に誘電体基体11の側面を経由して延在
し、これら2本の給電導体膜21,22のうちの一方の
給電導体膜22は接地導体膜16に接続され、他方の給
電導体膜21は、誘電体基体11の下面まで達してい
る。さらに、2本の給電導体膜21,22の接地導体膜
16側は、それぞれ回路基板への表面実装時の電極であ
る給電電極21a,22aを兼ねている。
【0017】このように構成された表面実装型アンテナ
10には、ギャップの向きが水平面内で相互に90度異
なる、第1のループ放射導体膜13および第2のループ
放射導体膜15が形成されているため、これら第1,第
2のループ放射導体膜13,15により受信される電磁
波の偏波方向は、水平面内で相互に90度異なる。従っ
て、この表面実装型アンテナ10は、電磁波が垂直偏波
あるいは水平偏波のいずれであっても、電磁波を効率よ
く受信することができる。
【0018】また、表面実装型アンテナ10は、第1の
給電導体膜18,19の接地導体膜16の近傍、および
第2の給電導体膜21,22の接地導体膜16の近傍が
給電電極を兼ねているため、はんだ付け等により回路基
板に容易に実装される。尚、この表面実装型アンテナ1
0では、第1,第2のループ放射導体膜13,15が、
第1のループ放射導体膜13のギャップの向きと、第2
のループ放射導体膜15のギャップの向きが水平面内で
相互に90度異なる向きに形成されているが、ギャップ
の向きは相互に、例えば45度異なる向きでもよく、ギ
ャップの向きが異なっていれば、1つのアンテナで偏波
方向の異なる電磁波を受信することができる。
【0019】以下に、図1に示す表面実装型アンテナ1
0の製造方法について、図1および図7〜図10を用い
て説明する。図7は、図1に示す表面実装型アンテナ1
0の上面図であって、誘電体基体の長さと幅、第1のル
ープ放射導体膜の寸法を示す図、図8は、図1に示す表
面実装型アンテナ10のA−A’断面図であって、誘電
体基体の長さと幅、第2のループ放射導体膜の寸法を示
す図、図9は、表面実装型アンテナ10の、第1の給電
導体膜が形成された側面を示す図であって、誘電体基体
の厚さ、第1の給電導体膜の寸法を示す図、および図1
0は、表面実装型アンテナ10の、第2の給電導体膜が
形成された側面を示す図であって、誘電体基体の厚さ、
第2の給電導体膜の寸法を示す図である。
【0020】先ず、誘電体基体11の材料を選定する。
この誘電体基体11の材料は、送受信される電磁波の周
波数帯域において比誘電率が10〜100程度で安定し
ている材料が好ましく、例えばSr(Ni1/3 Nb
2/3 )O3 系セラミックが好適である。この材料は、送
受信される電磁波の周波数が3.8GHzのときの比誘
電率が31であり、Q値が1800である。
【0021】次に、第1,第2のループ放射導体膜、第
1,第2の給電導体膜、および誘電体基体の寸法を決定
する。この寸法は以下のようにして決定することができ
る。第1,第2のループ放射導体膜13,15のループ
の長さを、それぞれλ1 ,λ2 とすると、λ1 ,λ2
以下の式で表すことができる。 λ1 =λ0 /√(εreff-1) ……(1) λ2 =λ0 /√(εreff-2) ……(2) ただし、λ0 ;電磁波の真空中の波長 εreff-1,εreff-2;実効比誘電率 ここで、(1)式における実効比誘電率εreff-1は、第
1のループ放射導体膜13が誘電体基体11の上面に形
成され、また第1のループ放射導体膜13から放射され
る電磁波が、誘電体基体11の、第1のループ放射導体
膜13が形成された面に垂直に放射され、第1のループ
放射導体膜13の内側および外側に電界が発生すること
を考慮すると、以下の式で表すことができる。
【0022】 εreff-1=(εr +3)/4 ……(3) ただし、εr :誘電体基体の比誘電率 また、(2)式における実効比誘電率εreff-2は、第2
のループ放射導体膜15が誘電体基体11の内部に形成
され、また第2のループ放射導体膜15から放射される
電磁波が、誘電体基体11の、第1のループ放射導体膜
15が形成された面に垂直に放射され、第2のループ放
射導体膜15の内側および外側に電界が発生することを
考慮すると、以下の式で表すことができる。
【0023】 εreff-2=(εr +1)/2 ……(4) ただし、εr :誘電体基板の比誘電率 したがって、(3)式,(4)式で求めた実効比誘電率
εreff-1,εreff-2を、それぞれ(1)式,(2)式に
代入することによって第1,第2のループ放射導体膜1
3,15の長さλ1 ,λ2 を求めることができる。
【0024】電磁波の共振周波数を1.9GHzとする
と、λ1 =54.16mm,λ2 =39,47mmとな
る。図7,図8に示すように、第1,第2のループ放射
導体膜13,15を形成するには、第1のループ放射導
体膜13の各辺の長さを13.54mmとし、第2のル
ープ放射導体膜15の各辺の長さを9.87mmとすれ
ばよい。ここで、図7,図8に示す一点鎖線は、それぞ
れ第1,第2のループ放射導体膜13,15の各辺の中
心線を示す。また、1波長ループアンテナのインピーダ
ンスは、一般的には100Ω以上の高インピーダンスで
あるが、ループ放射導体膜の幅や、ループ放射導体膜の
2つの端の間のギャップのギャップ幅を調整することに
よりインピーダンスを低下させて給電効率を向上させる
ことができる。例えば、インピーダンスを50Ωとする
には、図7,図8に示すようにループ放射導体膜の幅を
1mm、ギャップ幅を0.6mmとすればよい。
【0025】このように決定された放射導体膜の寸法か
ら、誘電体基体11の長さおよび幅を、図7,図8に示
すようにいずれも14.54mmとする。また誘電体基
体11の厚さについては、第1のループ放射導体膜13
から第2のループ放射導体膜15までの距離、および第
2のループ放射導体膜15から接地導体膜16までの距
離を、いずれも1.9GHzの共振周波数を有する電磁
波の共振波長の、誘電体基体内での1/4波長に相当す
る7.09mmとするため、誘電体基体11の厚さは、
図9,図10に示すように14.18mmとする。
【0026】また、給電導体膜の幅や、給電導体膜の間
のギャップのギャップ幅を調整することにより所望の線
路インピーダンスが得られる。例えば線路インピーダン
スを50Ωとするためには、図9,図10に示すように
給電導体膜の幅を1.16mm、ギャップ幅を0.6m
mとする。次に、上述した寸法を有する誘電体基体11
を作製する。この誘電体基体11には、図1に示すよう
にその内部にもループ放射導体膜が形成されるため、長
さ,幅,厚さが、それぞれ14.54mm,14.54
mm,7.09mmの誘電体素体を2個作製し、この2
個の誘電体素体を積層したものを誘電体基体11とす
る。
【0027】次に、作製した2個の誘電体素体のうちの
一方の誘電体素体の上面に、図7に示す寸法を有する第
1のループ放射導体膜13のパターンを銅ペーストを用
いて厚膜印刷法により印刷する。また、他方の誘電体素
体の上面に、図8に示す寸法を有する第2のループ放射
導体膜15のパターンを、下面に、接地導体膜16のパ
ターンを銅ペーストを用いて厚膜印刷法により印刷す
る。また、各誘電体素体の側面に、図9,図10に示す
ような寸法を有する第1,第2の給電導体膜のパターン
を銅ペーストを用いて厚膜印刷法により印刷する。その
後、各パターンが印刷された誘電体素体を積層し、還元
雰囲気中で乾燥して焼成する。
【0028】このようにして表面実装型アンテナ10が
製造される。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の表面実装
型アンテナによれば、電磁波を効率よく送受信すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の表面実装型アンテナの斜
視図である。
【図2】本発明の一実施形態の表面実装型アンテナの上
面図である。
【図3】本発明の一実施形態の表面実装型アンテナのA
−A’断面図である。
【図4】本発明の一実施形態の表面実装型アンテナの下
面図である。
【図5】図1に示す表面実装型アンテナの、第1の給電
導体膜が形成された側面を示す図である。
【図6】図1に示す表面実装型アンテナの、第2の給電
導体膜が形成された側面を示す図である。
【図7】誘電体基体の長さと幅、および第1のループ放
射導体膜の寸法を示す図である。
【図8】第2のループ放射導体膜の寸法を示す図であ
る。
【図9】誘電体基体の厚さ、および第1の給電導体膜の
寸法を示す図である。
【図10】誘電体基体の厚さ、および第2の給電導体膜
の寸法を示す図である。
【図11】特開平7−283639号公報に提案された
アンテナを示す斜視図である。
【図12】特開平7−221537号公報に提案された
アンテナを示す斜視図である。
【符号の説明】
10 表面実装型アンテナ 11 誘電体基体 12,14,17,20 ギャップ 13,15 ループ放射導体膜 13a,13b,15a,15b 端 16 接地導体膜 18,19,21,22 給電導体膜 18a,19a,21a,22a 給電電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿曽 健 埼玉県秩父郡横瀬町大字横瀬2270番地 三菱マテリアル株式会社 電子技術研究 所内 (72)発明者 後藤 尚久 川崎市宮前区土橋6−15−1−A514 (56)参考文献 特開 平5−218716(JP,A) 特開 平3−93322(JP,A) 特開 平8−116211(JP,A) 特開 平1−319304(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 21/24 H01Q 1/38 H01Q 7/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平に広がる上面および下面を有する誘
    電体基体と、 前記誘電体基体の下面に形成された、面状に広がる接地
    導体膜と、 前記誘電体基体の上面に形成された、所定の第1ギャッ
    プを挟んで向き合う2つの端が形成されるように該上面
    内を一周する第1のループ放射導体膜と、 前記誘電体基体の内部に形成された、前記第1のループ
    放射導体膜のループに対する前記第1のギャップの向き
    とは向きの異なる第2のギャップを挟んで向き合う2つ
    の端が形成されるように水平面内を一周する第2のルー
    プ放射導体膜と、 それぞれが前記第1のループ放射導体膜の2つの端それ
    ぞれに接続されて互いに平行に延在し一方が前記接地導
    体膜に接続されてなる2本の第1の給電導体膜と、 それぞれが前記第2のループ放射導体膜の2つの端それ
    ぞれに接続され、互いに平行に、前記誘電体基体の側面
    を経由して延在し一方が前記接地導体膜に接続されてな
    る2本の第2の給電導体膜とを備えたことを特徴とする
    表面実装型アンテナ。
  2. 【請求項2】 前記第1のループ放射導体膜および前記
    第2のループ放射導体膜が、該第1のループ放射導体膜
    のループに対する前記第1のギャップの向きと、該第2
    のループ放射導体膜のループに対する前記第2のギャッ
    プの向きが水平面内で相互に90度異なる向きとなるよ
    うに形成されてなることを特徴とする請求項1記載の表
    面実装型アンテナ。
  3. 【請求項3】 前記給電導体膜が、回路基板への表面実
    装時の電極を兼ねたものであることを特徴とする請求項
    1記載の表面実装型アンテナ。
JP27614396A 1996-09-12 1996-10-18 表面実装型アンテナ Expired - Lifetime JP3397598B2 (ja)

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