JP3396483B2 - 高圧噴射ディーゼルエンジンの燃料噴射タイミング可変調節装置を備えた噴射装置 - Google Patents

高圧噴射ディーゼルエンジンの燃料噴射タイミング可変調節装置を備えた噴射装置

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JP3396483B2 JP52718596A JP52718596A JP3396483B2 JP 3396483 B2 JP3396483 B2 JP 3396483B2 JP 52718596 A JP52718596 A JP 52718596A JP 52718596 A JP52718596 A JP 52718596A JP 3396483 B2 JP3396483 B2 JP 3396483B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、燃焼中のシリンダ内の最大圧力を変化させ
るための高圧噴射ディーゼルエンジンの噴射タイミング
可変調節装置を備えた燃料噴射装置であって、該エンジ
ンが、複数のシリンダを有しており、各シリンダは、高
圧導管を介し燃料ポンプに接続された少なくとも1つの
燃料噴射装置と、閉鎖されて噴射順序を開始することが
可能な燃料ポンプの高圧側に配置されたドレン弁と、該
ドレン弁を閉鎖方向へ移動させることが可能な前記燃料
ポンプからの燃料とを有する噴射タイミング可変調節装
置を備えた燃料噴射装置に関する。
ディーゼルエンジンにおいては、液体燃料が516.6kg/
cm2(500バール)乃至826.56kg/cm2(800バール)等の
高圧で噴射されてシリンダ内の圧縮熱により着火し、こ
の時、シリンダの圧力は、燃焼が進行するにつれて最大
圧力に上昇する。エンジンの効率は、最大圧力が高くな
れば増大するが、エンジン部材に対する機械的な影響も
また増大することになる。エンジンへの過負荷を無くし
て最大限の効率を達成するには、現代のエンジンにおけ
る燃焼工程は、通常、最大限の最大圧力がエンジンの低
負荷領域において達成される一方で、エンジンの公称全
負荷点の80乃至105パーセントとなる高負荷領域におけ
る最大圧力を構造部材の機械強度を正しく考慮して決定
された略一定の値に制限するように制御される。
最大圧力は、ターボ過給機を備えたエンジンでは、エ
ンジン負荷により決定され、且つ、噴射タイミング、即
ち、ピストンが上死点(TDC)にあり且つ作動工程が開
始されるエンジンサイクルの一時点に関して見られる燃
料噴射の開始の瞬間に影響される。噴射タイミングは、
通常、噴射が開始するクランクの相対角度位置として表
される。
高負荷領域においては、最大圧力は、噴射時点を遅ら
せて最大シリンダ圧が遅れて得られるようにして制限す
ることが可能であり、燃焼室内のガスは、ピストンが下
方へある距離移動してしまっているので、ある程度膨張
することになる。噴射タイミングは、高圧導管内の圧力
上昇の開始時点を変化させることにより、具体的に言え
ば、高圧導管内に配置された制御されたドレン弁の閉鎖
時間を変化させることにより変えることが可能となる。
制御されたドレン弁を備えた噴射装置について最初に
言及した例は、デンマーク特許第155290号であり、該特
許においては、電気作動弁が動作して、ドレン弁のスラ
イダを開放位置に保持する流体圧を除去するまで、ドレ
ン弁が高圧燃料を燃料ポンプの吸入側へ戻し、この時に
スライダは、排油口を介して流出する燃料により閉鎖位
置へ移動される。開口圧力は、液圧源から生じ、斯かる
液圧源は、燃料装置から独立しており、従って、かなり
たくさんの余分な装置が介在することになる。電気作動
弁は、バネにより開口圧力がドレン弁から除去される点
まで付勢されるが、このことは、電気システムに何らか
の破損が生じた場合には、ドレン弁が非常に急速に閉じ
ることを意味している。この公知の装置は、高負荷時に
噴射が遅延することが望ましい高出力の大型ディーゼル
エンジンに関して幾つかの不都合な点を有している。電
気システムに破損が生じた場合には、点火タイミングが
早められて、最大圧力となり、これにより高負荷のかか
ったエンジン構成部品が機械的に破損される危険性が生
じる。
英国特許第A−2273319号には、燃料ポンプの高圧側
がドレン弁に接続されて、噴射シーケンスにおける燃料
噴射装置への燃料の供給の開始及び停止が制御される。
燃料ポンプからの燃料は、ドレン弁を閉鎖するのに使用
される。燃料の幾らかがドレン弁スライダの制限流路を
通って圧力室内へ流入し、該圧力室の圧力が高まるとド
レン弁が閉鎖される。この噴射装置は、噴射速度制御に
関係しているように見える。
本発明の目的は、より簡単な設計で噴射毎に大量の燃
料を送るようにされ且つエンジンが過負荷となる危険性
を最小限にするように適当に小さい調節力により電子的
に起動可能なドレン弁を有する噴射装置を提供すること
である。
上記事情に鑑み、本発明による噴射装置は、ドレン弁
の閉鎖に使用される燃料ポンプからの燃料が制限流路を
通過し、噴射タイミングが電気的に起動される制御弁を
起動させることで早められて、前記制限流路の流域を増
大させ、且つ、電気制御装置に破損が生じた場合には、
前記制御弁が、流域の増大をしなくとも、所定位置ある
ようにされたことを特徴とする。
燃料ポンプから送られる燃料の第1の量は、ドレン弁
を介して排出され、同時に、少量の燃料が前記の制限流
路を流れて圧力を高め、起動圧力を超えると、ドレン弁
の閉鎖が開始される。ドレン弁が完全に閉鎖されると、
高圧導管内の圧力が、燃料噴射装置が開口するレベルま
で上昇する。制御弁が起動されて、噴射タイミングを早
め、燃焼時により大きな最大圧力を得るようにすること
が本発明の実質的な特徴である。制御弁の電気的起動に
機能停止が生じると、制限流路において増大領域が画定
されず、ドレン弁がゆっくりと閉鎖して、燃焼時の最大
圧力の上昇が生じなくなる。従って、噴射装置の制御に
おけるパワー欠陥によるエンジンへの機械的な過負荷が
避けられる。
ドレン弁の閉鎖に必要な制限流路における流量は噴射
毎に燃料ポンプから送り出される量より実質的には少量
であり、これにより、制御弁の寸法及び関係する質量を
小さくして製造することが可能となり、起動力を、例え
ば、ソレノイドにより供給することが可能になること
は、本発明の利点である。ドレン弁の閉鎖に前記小型の
制御弁と共に燃料圧を利用することは、噴射装置を非常
に小型に設計することができ、制御弁を電気的に起動し
さえすればよくなる。従って、エンジン全体の噴射タイ
ミングを制御するのに、従来大型のエンジンに使用され
ていた重くかつ動きの緩慢な機械的な制御装置に代え
て、点火ディストリビュータのような簡単な制御装置を
設けるだけでよくなる。
好適な実施例では、噴射タイミングの制御に加えて、
2次制御弁が燃料ポンプの高圧側からの圧力をドレン弁
の開口方向に作動するピストン表面に通過させることで
ドレン弁を開口でき、これにより噴射を中断できること
から、燃料噴射量を制御することが可能となる。
非常に概略的な図面を参照して本発明を下記に詳細に
説明する。
図1は、2つの異なる噴射タイミングについての一定
の噴射時期における高圧導管内の圧力シーケンスの図を
図示したものであり、 図2は、燃焼中のシリンダ内における対応する圧力シ
ーケンスを図示したものであり、 図3は、本発明による噴射装置の概略であり、及び 図4及び図5は、関係する制御弁を備えた2つの異な
るドレン弁の実施例の概略である。
船舶推進用または固定型発電装置の動力発生用の大型
の2ストロークディーゼルエンジンにおいては、燃料油
の必要な噴射圧力を発生させるため、ボッシュ(Bosc
h)タイプのカム起動ピストンポンプが通常使用されて
いる。シリンダのサイズ及び数によるが、エンジンの出
力は4,000乃至7,000kwの範囲であり、典型的なシリンダ
出力は、1,000乃至5,000kwの間隔となっており、これ
は、各エンジンサイクル中に相当量の燃料が噴射される
ことを意味している。最大のエンジンにおいては、エン
ジンサイクル毎に約200グラムの燃料が各シリンダへ噴
射され、斯かる量の燃料がシリンダ毎に3つの噴射装置
に分与される場合がある。このタイプのエンジンは60乃
至190rpmの間隔で最大エンジンスピードを有しているの
が典型的である。
図3はマン・B&Wディーゼル(MAN B&W Diese
l)社製の公知の燃料ポンプ1の一例を図示している。
カムシャフト3上のカム2は、カムローラ4を介してポ
ンプピストン5を上方へ移動させ、ポンプが送出工程を
履行し、これにより、ピストン及び該ピストンを囲繞す
るポンプシリンダ7により境界を画定されるポンプ室6
内の燃料がポンプの排出開口から押し出されて高圧導管
9内へ流入する。圧縮ばね10は、カムローラ4をカム2
に押圧させ、ポンプピストンが、送出工程終了後に開始
位置へ戻され、同時に導入導管11及びポンプシリンダの
回りの環状室12を介して一定量の新たな燃料がポンプ室
内へ吸入される。
高圧導管9は、ばねによって付勢された弁を備えた中
央貫通燃料通路を有する燃料噴射装置13へ導かれてお
り、ばね力が噴射装置の開口圧力を決定する。燃料通路
は、燃料をシリンダの燃焼室内に霧化する霧化ズルを備
えた霧化器14内で下方に向かって開口する。
図1は、噴射時点を早めた噴射期間中に、ポンプ室6
内で測定したポンプの高圧側での圧力シーケンスを実線
で図示している。該圧力は、クランク角度の関数として
バールで表示されており、180゜は、ピストンが上死点
位置にあるクランクの位置を示している。
クランクが約5゜回転する間に圧力は、約8.2656kg/c
m2(8バール)のポンプ作動前圧力から噴射が開始され
る点0である約516.6kg/cm2(520バール)の圧力へ上昇
し、次に10゜回転する間に燃料が点Mの約723.24kg/cm2
(700バール)まで一定して上昇する圧力でシリンダ内
へ噴射され、この点Mでは、図示しないポンプシリンダ
7の排油穴が開いて、ポンプ室の圧力が約206.64kg/cm2
まで低下し、噴射装置の弁が閉じて噴射を中断するのが
理解される。
この噴射シーケンスによって図2に実線で示したシリ
ンダ内の圧力シーケンスが生じる。クランクが最初に18
0゜回転する間に、シリンダ内の空気が約128.1168kg/cm
2(124バール)の圧縮圧力PCまで圧縮され、この時に、
燃料が燃焼することで圧力が、クランク角が約193゜
で、約170.478kg/cm2(165バール)の最大圧力まで更に
上昇する。
図1及び図2中の破線は、燃料の噴射時点が遅延する
時に現れる圧力シーケンスを示している。図1では、2
つの噴射シーケンス間の時間差が3.5゜のクランクの回
転に相当し、点0'及びM'が当該サイクルにおいて遅延し
てこの角度に至る。燃料の噴射が遅延すると、燃焼によ
りシリンダ圧力が上昇する前に、圧縮圧力が点PCから点
P'r"まで約2.0664kg/cm2(2バール)降下し、且つ、約
144.648kg/cm2(140バール)の最大圧力P'maxがクラン
ク角が196゜になった時に現れることが図2から理解さ
れる。回転圧力及び角度は、数多くの可能性の中の1つ
の具体的な1例に過ぎず、噴射シーケンスの開始が遅延
することでシリンダの最大圧力が低下するのが示されて
いる。
燃料噴射タイミングは、図3に示した第1の極限位置
に設定可能なドレン弁15により変化させることが可能で
あり、該第1の極限位置においては、燃料ポンプから吐
き出された燃料が低圧力源すなわち油抜き16に流れ、導
管9内の圧力が噴射装置の開口圧力に達するのが防止さ
れる。ドレン弁15は、他方の極限位置にある時には、燃
料ポンプから吐き出された燃料を噴射装置に流して、油
抜きへの接続が阻止される。ドレン弁は、開口方向にば
ね付勢されて、即ち、図3で示した第1の極限位置に向
かって移動するように付勢され、該極限位置において
は、ポンプ圧力が次第に低減する。ばね付勢の代わり
に、油圧または空気圧作用により、または2つのポンプ
工程間の段階において一時的に作用するその他のある種
の戻り力によりドレン弁をその第1の極限位置へ移動す
るようにすることも可能である。
燃料の一部がドレン弁15を介して排出されるのと同時
に、少量の燃料がドレン弁15の上流側の高圧導管から分
岐する制限流路17内へ流入する。分岐した少量の燃料
は、流路17を介してドレン弁に作用して、該弁を閉鎖方
向に移動する。十分な量の燃料が流路17を通過し、これ
が完了した時点で、ドレン弁は、完全に閉開位置へ移動
されており、この時には、導管内9の圧力が上昇して、
噴射が開始される。
所定の一定した相当量の燃料がドレン弁を閉鎖するの
に必要となるので、閉鎖に必要な時間を制限流路17の流
域を増大することにより短縮することが可能である。こ
れは、制御弁によりサイズの調節が可能な絞りを備えた
単一の流路を使用するか、または、連続して開口する流
路及び平行に連結され、制御弁により開閉自在となる少
なくとも1つの通路を追加して使用することで達成する
ことが可能である。図3は、平行な流路に設けられた制
御弁18による双方のオプションを図示している。
制御弁18は、電子的に起動することが可能であって、
例えば、ソレノイド弁を用いることも可能である。機械
的なばねのばね作用は、電子装置の破損とは独立してい
るので、制御弁は、流域を増大することなく、ばね付勢
されて開始位置の方向へ移動するのが好適である。ばね
付勢は、その他の任意の方法により提供することが可能
であり、例えば、永久磁石によりもたらすことも可能で
ある。
最も簡単且つそれ故に最も信頼のおける装置は、2つ
の固定した極限位置のみを有する制御弁を使用すること
で得られるが、制御弁は、また、流域の増大を伴う起動
極限位置が調節自在となり、且つ、増大された流域のサ
イズが斯かる調節により決定されるように設計すること
が可能である。従って、制御弁は、多数の中間位置で調
節自在となり、規制流路の流域を漸次増大することが可
能となる。斯かる制御弁の1例として、図示はしていな
いが、電気的に起動されて磁場を発生するソレノイド弁
を挙げることが可能であり、斯かる磁場が弁本体を、該
弁本体が機械的なストップと遭遇することで決定される
極限位置まで引張り、斯かる機械的なストップは、弁本
体の移動方向に調節自在となる。弁本体は、流路を横断
方向に伸長貫通し、且つ流域の絞りを構成する棒を備え
ることが可能である。この棒は、例えば、該棒の一方の
端に向かって深さが増大する多数の楔形の窪みを有し、
開始位置から長手方向へ変位されると、更に大きな窪み
が流路内へ移動して、流路内の燃料圧力がその結果生じ
る力により棒に影響を与えることなく、流域の段階的な
増大が可能となる。
制御弁18の第1の実施例を図4に示しており、流路17
が高圧導管9から圧力室19まで伸長している。ドレン弁
の移動体20は、高圧導管の接続部22を介して、圧力を密
閉するように案内孔24を通って圧力室まで続く円筒形案
内部23により支持されるシート21を備えており、前記圧
力室においては、前記案内部が、該案内部の径より径が
大きく且つ圧力室の移動自在の端壁を構成する円筒形ピ
ストン25に結合されている。
流路17からの燃料が圧力室19へ流入する時には、ピス
トン25の環状ピストン表面26に弁本体を閉鎖する方向、
即ち、図4の上の方向へ作用する力が作用し、弁本体が
閉鎖位置まで移動されて、シート21が対応する静止した
シートに接触して排油口27を遮断する。ピストン25は、
前記非油口の径より大きな径を有しており、これによ
り、燃料ポンプが導管9内の高圧力を維持する限りにお
いては、弁本体を確実に閉鎖位置に保持することが可能
となる。燃料ポンプからの燃料の送出が停止すると、導
管9内の圧力が降下して、圧縮された圧縮ばね28が弁本
体20を開口極限位置内へ押圧すると同時に、圧力室19か
ら燃料が排出されて空になる。
制限流路の流域は、制御弁18により調節自在となり、
該制御弁18は、第1の実施例ではスライダ30を備えてお
り、該スライダは、第1の比較的小さい流れ開口31が流
路に配置されて燃料流を規制する図4に示した開始位置
と、第2の比較的大きな流れ開口32が流路に配置される
起動極限位置との間で流路17に対して横断方向に変位自
在となる。図示した例においては、スライダ30の前記流
れ開口は、小径の断面として設計され、開口32を備えた
部分は、開口31を備えた部分よりも長尺に形成されてい
る。
スライダ30は、電気的/機械的に作用するドライブに
より極限位置間を移動され、該ドライブは、それぞれ磁
化自在の芯材料に関係した2つのコイル33、34と、結合
金具として作用し、スライダの端部に取り付けられ且つ
関係するケーブル36、37を介してコイル33、34の一方に
電流を通すことにより発生する磁場により一方の極限位
置から他方の極限位置まで移動自在となる円形ディスク
35とを備えている。上述した如く、磁化電流がディスク
35を磁石上へ引きつけて一定の残留磁気を芯材料中に残
留させる。該残留磁気は、電流を切った後でディスクを
保持するのに十分なものである。制御弁のスイッチを入
れると、小さなサージ電流がコイルを流れてディスクに
残り、芯材料中の残留磁気を除去することが可能となる
が、これは、対向するコイルに印加してディスク35を引
きつけるのに必要となる磁化電流を低減することが可能
となることから、利点となる。電気装置が破損した場合
に、制御弁を確実に図4に示した開始位置に位置させて
おくために、コイル33を電源不良時に該コイルを介して
放電させるコンデンサへ接続することが可能であり、こ
れにより、前記ディスクが、電気制御装置が再度作動す
るまで、開始位置に固定される。制御弁はデジタル弁で
あるのが理解される。
上記に説明したドライブに代えて、通常のソレノイ
ド、即ち、磁化電流が印加されると、ディスクを開始位
置から起動位置まで引っ張ると共に、ソレノイドの磁化
電流を切った時にスライダを開始位置へ戻す圧縮ばねを
同時に圧縮することが可能な単一のコイルを使用するこ
とが出来る。
図5に示した実施例では、ドレン弁は、原則として、
上記に説明したと同じ方法で設計され、且つ、従って、
同一の符号が使用されている。流路17は、高圧導管9
と、圧力室19とを永久に相互接続する主通路40に分割さ
れる。該主通路の流域は、スライダ30が開始位置にある
時に、図4の通路を介した時と同一の燃料流が該通路を
介して達成できるように選定されている。圧力室19を更
に、通路40と同様に排油口27の上流側に配置した第2の
通路41を介して導管9に接続することが可能である。
制御弁18は、ニードル弁42を有するソレノイド弁とし
て設計され、該ニードル弁は、圧縮ばね43により開始位
置に向かって押圧され、該開始位置においては、ニード
ルが前記第2の通路に対する導入開口の固定シートと接
触して、該通路へのアクセスが塞がれる。ソレノイド44
がケーブル45を流れる電流により磁化されると、ニード
ル弁が固定シートから後退して、燃料が第2の通路を介
して圧力室19内へ流入する。
また、圧縮ばね28により付勢されるドレン弁のピスト
ン25の側面に第2の圧力室を設けることが可能である。
該圧力室50は、オリフィスを備えた図示しない排油通路
を有して、ピストン25のばね側にかなりの圧力が維持蓄
積されるのを防止するようにすることが可能である。或
いは、第2の圧力室の容積を大きくして、ドレイン弁15
の昇降高さを低くすることが可能である。
通路51で第2の圧力室と、排油口27の下流側を相互接
続することも可能であり、この場合、第2の制御弁52が
起動されて開口して、通路51への接近が可能となる。第
2の制御弁52は、制御弁18と同一の方法で構成すること
が可能である。図5に示した実施例では、第2の制御弁
がニードル弁53を備えており、該ニードル弁は、ソレノ
イドにより通路の導入開口から移動して離間するように
されている。
通路51が開口して、双方の圧力室及び導管9が高圧の
燃料で充満すると、ピストン25が開口方向に作用し、且
つ、接続部22の断面積に相当する有効面積を有している
ことから、弁本体20がその結果生じた力により開口方向
に移動される。第2の制御弁52か起動されると、その結
果、ドレン弁が開口し、それにより噴射が中断される。
第2の制御弁52は、燃料の噴射量を調節または計測する
のに使用される。
図5には、関係する制御弁を備えたドレン弁が高圧導
管9の接続して図示されている。斯かる弁は、高圧導管
9と接続可能な弁ユニット内に設けることが可能なこと
が理解できる。斯かる弁ユニットは、例えば、燃料ポン
プのハウジングの頂部に取り付けることが可能である。
既存のエンジンに前記弁ユニットを後付けして、噴射タ
イミングを簡単な方法で調節することが可能である。ま
た、燃料ポンプの一体部分として弁ユニットを組み込む
ことも可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−65071(JP,A) 特開 昭55−129810(JP,A) 特開 昭60−11622(JP,A) 特開 昭61−65049(JP,A) 特開 昭63−6284(JP,A) 実開 平3−12680(JP,U) 実開 昭57−115468(JP,U) 特表 昭63−500611(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 59/36 F02D 1/18 F02M 59/20 F02M 63/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃焼中のシリンダ内の最大圧力(P"max
    を変化させるための高圧噴射ディーゼルエンジンの噴射
    タイミング可変調節装置を備えた燃料噴射装置であっ
    て、前記エンジンが、複数のシリンダを有しており、各
    シリンダが、高圧導管(9)を介して燃料ポンプ(1)
    に接続された少なくとも1つの燃料噴射装置(13)と、
    閉鎖されて噴射シーケンスを開始することが可能な燃料
    ポンプの高圧側に配置されたドレン弁(15)と、該ドレ
    ン弁の閉鎖方向のピストン領域に作用する前記燃料ポン
    プからの燃料とを有する噴射タイミング可変調節装置を
    備えた燃料噴射装置において、前記ドレン弁の閉鎖に使
    用される前記燃料ポンプからの燃料が制限流路(17)を
    流れ、該制限流路の流域を増大する制御弁(18)が電気
    的に起動され、該制御弁(18)は、燃焼時、大きな最大
    圧力を達成するために噴射タイミングの前に起動させな
    ければならず、また前記制御弁(18)の電気的起動に故
    障があった時、前記制限流路が流域を増大させず、且つ
    前記ドレイン弁がゆっくり閉鎖して、燃焼時の最大圧力
    が増加しないようにしたことを特徴とする噴射タイミン
    グ可変調節装置を備えた燃料噴射装置。
  2. 【請求項2】前記電気作動制御弁(18)が、ばね付勢さ
    れて流域を増大することなく前記所定位置方向に移動す
    ることを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射装置。
  3. 【請求項3】前記電気作動制御弁(18)が、サイズの異
    なる2つの流れ開口(31、32)を備えたスライダ(30)
    を有しており、前記の小さい方の流れ開口(31)が、制
    御弁が、流域を増大させることなく、所定位置にある時
    には、前記制限された流路(17)内に配置され、且つ、
    電気作動時に、前記スライダが、ばね付勢力に抗して、
    流域を増大させることなく、前記所定位置から離れて第
    2の位置へ変位し、該第2の位置で、前記の大きいほう
    の流れ開口(32)が、前記制限流路内に配置されること
    を特徴とする請求項2に記載の燃料噴射装置。
  4. 【請求項4】前記制限流路(17)が、永久的に開口した
    主通路(40)と、前記電気的に起動される制御弁により
    塞ぐことの可能な第2の通路(41)とを備えたことを特
    徴とする請求項1または2に記載の燃料噴射装置。
  5. 【請求項5】前記制御弁が数多くの中間位置において調
    節自在となると共に、前記制限流路の前記流域が漸次増
    大することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記
    載の燃料噴射装置。
  6. 【請求項6】前記電気的に起動される制御弁(18)が、
    2つの位置の中の少なくとも1つに保持可能なデジタル
    弁であることを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射装
    置。
  7. 【請求項7】前記電気的に起動される制御弁(18)がソ
    レノイド弁であることを特徴とする請求項1乃至5のい
    ずれかに記載の燃料噴射装置。
  8. 【請求項8】前記ドレンを開くために、第2の制御弁
    (52)は、前記燃料ポンプの高圧側を第2の圧力チャン
    バ(50)にすることができることを特徴とする請求項1
    乃至7のいずれかに記載の燃料噴射装置。
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