JP3395547B2 - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JP3395547B2
JP3395547B2 JP29396396A JP29396396A JP3395547B2 JP 3395547 B2 JP3395547 B2 JP 3395547B2 JP 29396396 A JP29396396 A JP 29396396A JP 29396396 A JP29396396 A JP 29396396A JP 3395547 B2 JP3395547 B2 JP 3395547B2
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博昭 塩山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスク装置に関
し、特にフォーカスサーボ系のDCオフセット値を調整
する光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置においては、光ディスク
の反りや上下の振れに対して、対物レンズと光ディスク
の距離を一定に保つためのフォーカスサーボ回路が必要
である。例えば、フォーカス誤差信号を検出する方法と
して非点収差法を用いた場合、図9に示すように、4分
割ディテクタを用い、その4つの出力信号を演算する事
によりフォーカス誤差信号を生成する。この時、光ディ
スクの情報記録面が対物レンズの焦点面になっている場
合には、4分割ディテクタ上のビーム断面は円形とな
り、フォーカス誤差信号はゼロとなる。
【0003】しかし、4分割ディテクタの検出感度や演
算素子のバラツキなどによってフォーカス誤差信号にオ
フセットが生じることがある。またフォーカスサーボ回
路の特性によってオフセット電圧が発生する。そのた
め、フォーカスオフセット調整がなされていない状態で
はフォーカスずれにより安定に再生する事ができなくな
る。
【0004】この様な問題を解決する手法として、特開
平8−7311号公報「光ディスク装置」、特開平2−
94033号公報「光ディスク装置」などが提案されて
いる。前者特開平8−7311号公報「光ディスク装
置」ではRF信号の総和の振幅が最大となるようにフォ
ーカスオフセット調整をする考案であり、また後者特開
平2−94033号公報「光ディスク装置」ではデータ
のエラーレートが最小となるようにフォーカスオフセッ
ト調整をする考案である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】コンピュータの周辺装
置としてコンパクトディスク(以下CD)を用いたCD
−ROMドライブ装置が広く普及している。このCDの
記録密度に比してより高密度なDVDという名称の光デ
ィスクが規格化され、その再生装置の製品化が進んでい
る。
【0006】このようなCDとDVDの再生においてフ
ォーカスオフセット電圧を調整した時の我々が測定した
バイトエラーレート特性の一例を図10に示す。同図で
横軸はフォーカスオフセット電圧値であり、縦軸はバイ
トエラーレートである。同図において、AはCDディス
ク、Bは板厚約0.62mmのDVDディスク、Cは板
厚約0.58mmのDVDディスクの特性である。この
図から、DVDを安定に再生するためのフォーカスオフ
セット電圧範囲は、CDに対して非常に狭い事がわか
る。また、DVDの場合その板厚によってフォーカスオ
フセット電圧のベスト点が異なる事が判明した。
【0007】このように、DVDディスクの場合わずか
なオフセット電圧のずれでバイトエラーレートが急峻に
変化するのでより精度良くフォーカスオフセット調整を
行う必要がある。上記従来技術では短時間で精度良くフ
ォーカスオフセット調整を行う点に関して考慮されてい
なかった。即ち、前記特開平8−7311号公報「光デ
ィスク装置」及び特開平2−94033号公報「光ディ
スク装置」に記載の考案で、フォーカスオフセット電圧
の許容範囲が非常に狭いDVDディスクにおいてフォー
カスオフセット調整を行う場合、フォーカスオフセット
電圧を徐々に変化させて調整をする必要があるため、調
整に要する時間が長くなるという問題があった。
【0008】そこで本発明は、フォーカスオフセット電
圧の許容範囲が狭いディスクについても短時間で精度良
くフォーカスオフセットを調整し、安定にディスクを再
生できる高品質な光ディスク装置を提供する事にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を達成
するため、フォーカス誤差信号を検出するフォーカス誤
差信号検出手段と、該フォーカス誤差信号検出手段から
のフォーカス誤差信号によりフォーカスサーボを行うフ
ォーカスサーボループ手段と、フォーカスサーボループ
を開閉する切換手段と、時間が経過するにつれて階段状
に変化する電圧を発生し且つ該階段状に変化する電圧の
内の一つの電圧を保持する電圧発生手段と、該電圧発生
手段の出力をフォーカスサーボループ手段に注入するよ
うにした注入手段を具備して成る光ディスク装置におい
て、前記フォーカスサーボループを閉じた状態にて、前
記電圧発生手段の出力電圧を第一の変化電圧で変化させ
る第一の調整過程の後に、該第一の変化電圧よりも小な
る第二の変化電圧で該電圧発生手段の出力電圧を変化さ
せる第二の調整過程を実施し、該第二の調整過程の該第
二の変化電圧で変化する電圧の内の二つの電圧値の間の
電圧を保持するようにして該フォーカスサーボループ手
段にオフセット電圧を注入する構成とした。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第一の実施の形態
としての光ディスク装置の構成及び動作を図1を用いて
説明する。
【0011】図1は本発明の光ディスク装置の構成図で
ある。
【0012】101はCDやDVDなどのディスクであ
る。ディスク101には信号情報が図示せぬピット列と
して記録されている。このディスク101の信号情報は
光ピックアップ104によって光学的に読み取られる。
光ピックアップ104の出力である読み取り信号107
はトラッキングエラー検出回路108、フォーカスエラ
ー検出回路109、RFアンプ回路110にそれぞれに
信号を伝達する。
【0013】トラッキングエラー検出回路108で検出
されたトラッキングエラー信号127は位相補償回路、
駆動回路を含むトラッキングサーボ回路106を経て光
ピックアップ104に印加されトラッキングサーボルー
プを形成する。
【0014】フォーカスエラー検出回路109で検出さ
れたフォーカスエラー信号126はオフセット注入回路
117、スイッチ121、位相補償回路、駆動回路を含
むフォーカスサーボ回路105を経て、光ピックアップ
104に印加されフォーカスサーボループを形成する。
スイッチ121は、フォーカス切替信号120の状態に
応じてフォーカスサーボループを閉じるか閉じないかを
切替える。
【0015】RFアンプ回路110はディスク101に
記録されている情報に対応した信号を再生RF信号11
1として出力する。
【0016】回転制御回路112は、再生RF信号11
1を受け回転誤差信号を出力し、この回転誤差信号は、
モータドライバ103を経てディスクモータ102に伝
達され、ディスク101を回転させるディスクモータ1
02に伝達し、ディスク101を回転させるスピンドル
サーボループを形成する。
【0017】復調再生回路115は、再生RF信号11
1を受け、ディスク101に記録されている情報の変調
を解き、再生信号116として出力する。
【0018】制御回路119は、再生RF信号111の
LPF113を通したRFS信号114を入力とし、電
圧発生回路118の電圧発生制御信号124、フォーカ
ス切替信号120を出力する。LPF113は、抵抗と
コンデンサとで構成する事ができる。
【0019】電圧発生回路118は、制御回路119か
らの電圧発生制御信号124を受け、オフセット電圧1
22をオフセット注入回路117に出力する。
【0020】以下、図1の動作を説明する。それに先立
ち、図1のRFS信号114、オフセット注入回路11
7及び電圧発生回路118の動作を順に説明する。
【0021】まず、RFS信号114とバイトエラーレ
ートの関係を図2を用いて説明する。図2(a)は、オ
フセット電圧122を調整した時のバイトエラーレート
の一例を示す特性図、図2(b)はオフセット電圧12
2を調整した時のRFS信号114のDC電圧の一例を
示す特性図である。図2(a)において横軸はオフセッ
ト電圧122、縦軸はバイトエラーレートであり、図2
(b)において横軸はオフセット電圧122、縦軸はR
FS信号114のDC電圧値を示す。ディスクの情報を
読み取る時のバイトエラーレートが低いほど、安定な再
生を行う事ができる。図2(a)において、オフセット
電圧122を徐々に上げていくと、バイトエラーレート
は減少しある電圧v1において最小バイトエラーレート
e1となって、更にオフセット電圧122を徐々に上げ
ていくとバイトエラーレートが増加に転じる。また、図
2(b)におけるオフセット電圧122が前記v1の
時、RFS信号114のDC電圧は最小値となる。即
ち、この例ではRFS信号114のDC電圧が最小とな
るようなオフセット電圧122をv1に調整すればよ
い。
【0022】次に、オフセット注入回路117及び電圧
発生回路118の動作について、図3を用いて説明す
る。図3は、図1におけるオフセット注入回路117、
電圧発生回路118の一例を示す構成図である。同図に
おいて電圧発生回路118は制御回路119の出力電圧
発生制御信号124を入力とするレジスタ301、レジ
スタ301の出力を入力とするD/A変換回路302で
構成される。電圧発生回路118は、電圧発生制御信号
124によりレジスタ301に保持された値をD/A変
換回路302でアナログ電圧に変換し、その出力をオフ
セット電圧122としてオフセット注入回路117に伝
達する。
【0023】またオフセット注入回路117は、抵抗3
03、抵抗304、抵抗305、アンプ306で構成さ
れる。オフセット注入回路117は、抵抗303、30
4、305の値をそれぞれR1、R2、R3とすると
き、フォーカスエラー信号126を−R2/R1、オフ
セット電圧122を−R2/R3でそれぞれオフセット
注入回路出力123に伝達する。この例では、フォーカ
スエラー信号126からオフセット注入回路出力123
まで位相反転しているが、同相出力にしてもよい。
【0024】次に、図4、図5を用いて、オフセット調
整を行う際の本発明の第一の実施の形態としての動作を
説明する。図4(a)は、オフセット電圧122とRFS
信号114のDC電圧の関係を示す図である。同図にお
いて、オフセット電圧122がv1、v2、v3、v
4、v5、v6、v7、v8、v9の時のRFS信号1
14のDC電圧はそれぞれr1、r5、r4、r3、r
2、r1、r1、r2、r4である。この場合、オフセ
ット電圧122は電圧v1近傍に調整すべきである。図
4(b)は図1の第一の実施の形態の動作を示す波形図で
ありオフセット電圧122とRFS信号114の波形を
示してある。同図の横軸は時間である。
【0025】同図時刻t1においてオフセット電圧12
2を電圧v2に設定すると、RFS信号114のDC電
圧は電圧r5である。そして、時刻t2においてオフセ
ット電圧122を電圧v5に上げると、RFS信号11
4のDC電圧は電圧r2となる。そして、時刻t3にお
いてオフセット電圧122を電圧v9に上げると、RF
S信号114のDC電圧は電圧r4となる。この時、r
5>r2、r4>r2であるため、図4(a)に示すR
FS信号114のDC電圧特性カーブの極小点を通過し
た事がわかり、第一の調整過程である粗調整区間401
を終了する。時刻t4以降第二の調整過程である微調整
区間402に移行する。時刻t4において電圧発生制御
信号124により、オフセット電圧122を電圧v5と
v2の間の電圧v3に設定する。次に、時刻t5におい
てオフセット電圧122を電圧v4に上げると、RFS
信号114のDC電圧は電圧r3となる。そして、時刻
t6においてオフセット電圧122を電圧v5に上げる
と、RFS信号114のDC電圧は電圧r2となる。そ
して、時刻t7においてオフセット電圧122を電圧v
6に上げると、RFS信号114のDC電圧は電圧r1
となる。そして、時刻t8においてオフセット電圧12
2を電圧v7に上げると、RFS信号114のDC電圧
は電圧r1となる。そして、時刻t9においてオフセッ
ト電圧122を電圧v8に上げると、RFS信号114
のDC電圧は電圧r2となる。この時、r4>r1、r
2>r1であるため、図4(a)に示すRFS信号11
4のDC電圧特性カーブの極小点を通過した事がわか
り、時刻t10において電圧発生制御信号124によ
り、電圧v6とv7の間の電圧v1となるようにオフセ
ット電圧122を設定し、時刻t11で第二の調整過程
である微調整区間402を終了する。時刻t11以降、
微調整区間402の最後に設定したオフセット電圧12
2の電圧v1を保持する。
【0026】図4(b)において第一の調整過程である
粗調整区間401と、第二の調整過程である微調整区間
402のオフセット電圧122の変化電圧は、微調整区
間402の方が小さくなっているが、微調整区間402
を、粗調整区間401の最後のオフセット電圧122
と、その電圧に第一の変化電圧を加えた電圧との間の電
圧に設定した場合、第一の調整過程である粗調整区間4
01のオフセット電圧122の変化電圧と第二の調整過
程である微調整区間402のオフセット電圧122の変
化電圧を等しくしても調整可能である。
【0027】また、同図において第二の調整過程である
微調整区間402のオフセット電圧122を電圧v6と
v7の間の電圧v1に設定したが、電圧v6または電圧
v7に設定する事も可能である。
【0028】また、図4(b)において粗調整区間40
1及び微調整区間402におけるオフセット電圧122
の電圧変化の方向は、増加方向のみであるが、減少方向
にしてもよい。また、オフセット電圧122の電圧変化
の方向を、増加減少もしくは減少増加にしてもよい。
【0029】次に、図4(b)における粗調整区間401
で最初に設定するオフセット電圧122の電圧v2につ
いて図5を用いて説明する。図5は、図1におけるフォ
ーカスサーボループが閉じていないときでかつオフセッ
ト電圧122を基準電圧501に設定したとき、対物レ
ンズをディスク101に近づけていったときのフォーカ
スエラー信号126、オフセット注入回路出力123を
示した波形図である。同図において横軸はフォーカスず
れ量、縦軸はフォーカス誤差信号126、オフセット注
入回路出力123の振幅を示している。オフセット注入
回路出力123はフォーカスエラー信号126を、オフ
セット注入回路117の伝達ゲインで伝達されたもので
ある。この図では、位相反転で減衰の伝達ゲインで示し
た。図4(b)の時刻t1における電圧発生回路118
のオフセット電圧122の設定は、オフセット注入回路
出力123で観測したオフセット電圧122が、図5に
おけるオフセット注入回路出力123の波形の正のピー
クp1と負のピークp2の間の電圧となるようにオフセ
ット電圧122を設定する。このようにすれば粗調整区
間401でフォーカスはずれが発生せず安定にフォーカ
スオフセット調整をすることができる。
【0030】本発明の第一の実施の形態としての光ディ
スク装置の構成によれば、電圧発生手段の出力電圧を第
一の変化電圧で変化させる第一の調整過程(粗調整過
程)の後に、第一の変化電圧に等しいか或は前記第一の
変化電圧よりも小なる第二の変化電圧で電圧発生手段の
出力電圧を変化させる第二の調整過程(微調整過程)を
実施し、第二の調整過程の第二の変化電圧で変化する電
圧の内の二つの電圧値の間の電圧を保持するようにして
フォーカスサーボループ手段にオフセット電圧を注入す
る構成としているので、フォーカスオフセット電圧の許
容範囲が狭いディスクについても短時間で精度良くフォ
ーカスオフセットを調整し、安定にディスクを再生する
事ができる。
【0031】以下、本発明の第二の実施の形態としての
光ディスク装置の構成及び動作を図6を用いて説明す
る。
【0032】図6は本発明の光ディスク装置の第二の実
施の形態を示す構成図である。図1と同一の番号が付さ
れた要素は図1と同じ要素である。図1と異なる構成要
素は、クロック再生回路601、ジッタ検出回路602
である。クロック再生回路601は再生RF信号111
に同期したクロック604を再生する。ジッタ検出回路
602は再生RF信号111とクロック604の時間差
であるジッタ量を検出し、そのジッタ量を電圧に変換し
たJITOUT信号603として制御回路119に入力
する。
【0033】以下、図6の動作を説明する。それに先立
ち、図6のJITOUT信号603を説明する。
【0034】まず、JITOUT信号603とバイトエ
ラーレートの関係を図7を用いて説明する。図7(a)
は、オフセット電圧122を調整した時のバイトエラー
レートの一例を示す特性図、図7(b)はオフセット電
圧122を調整した時のJITOUT信号603一例を
示す特性図である。図7(a)において横軸はオフセッ
ト電圧122、縦軸はバイトエラーレートであり、図7
(b)において横軸はオフセット電圧122、縦軸はJ
ITOUT信号603のDC電圧値を示す。
【0035】図2に示したRFS信号114の場合と同
様にディスクの情報を読み取る時のバイトエラーレート
が低いほど、安定な再生を行う事ができる。図7(a)
において、オフセット電圧122を徐々に上げていく
と、バイトエラーレートは減少しある電圧v10におい
て最小バイトエラーレートe2となって、更にオフセッ
ト電圧122を徐々に上げていくとバイトエラーレート
が増加に転じる。また、図7(b)におけるオフセット
電圧122が前記v10の時、JITOUT信号603
のDC電圧は最小値となる。即ち、この例ではJITO
UT信号603のDC電圧が最小となるようなオフセッ
ト電圧122をv10に調整すればよい。
【0036】従ってオフセット電圧122を調整した
時、図2に示したRFS信号114DC電圧の場合と同
様にJITOUT信号60のDC電圧の場合もUの字特
性となるため、図4(b)に示したRFS信号114の
DC電圧を用いた場合と手法でフォーカスオフセット調
整を行う事が可能である。
【0037】本発明の第二の実施の形態としての光ディ
スク装置の構成によれば、電圧発生手段の出力電圧を第
一の変化電圧で変化させる第一の調整過程(粗調整過
程)の後に、第一の変化電圧に等しいか或は前記第一の
変化電圧よりも小なる第二の変化電圧で電圧発生手段の
出力電圧を変化させる第二の調整過程(微調整過程)を
実施し、第二の調整過程の第二の変化電圧で変化する電
圧の内の一つの電圧を保持するようにしてフォーカスサ
ーボループ手段にオフセット電圧を注入する構成として
いるので、フォーカスオフセット電圧の許容範囲が狭い
ディスクについても短時間で精度良くフォーカスオフセ
ットを調整し、安定にディスクを再生する事ができる。
【0038】以下、本発明の第三の実施の形態としての
光ディスク装置の構成及び動作を図8を用いて説明す
る。
【0039】図8は本発明の光ディスク装置の第三の実
施の形態を示す構成図である。図1、図6と同一の番号
が付された要素は図1、図6と同じ要素である。図1、
図6と異なる構成要素は、ディスク判別回路125であ
る。ディスク判別回路125はフォーカスエラー信号1
26と再生RF信号111とからディスクの種類を判別
し、ディスク判別信号128を制御回路119に出力す
る。
【0040】以下、図8の動作を説明する。
【0041】ディスク101がCDである場合に、ディ
スク判別回路125によりディスク101をCDと判別
し、RFS信号114を用いてフォーカスオフセット調
整を行う。この場合の調整手法は図1の構成図の動作を
説明したのと同様の方法で行う事が可能である。一方デ
ィスク101がDVDである場合には、ディスク判別回
路125によりディスク101をDVDと判別し、JI
TOUT信号603を用いてフォーカスオフセット調整
を行う。この場合の調整手法は図6の構成図の動作を説
明したのと同様の方法で行う事が可能である。
【0042】また上記と逆に、ディスク101をDVD
と判別した場合に、RFS信号114を用いてフォーカ
スオフセット調整を行い、ディスク101をCDと判別
した場合にJITOUT信号603を用いてフォーカス
オフセット調整を行うことも可能である。
【0043】本発明の第三の実施の形態としての光ディ
スク装置の構成によれば、電圧発生手段の出力電圧を第
一の変化電圧で変化させる第一の調整過程(粗調整過
程)の後に、第一の変化電圧に等しいか或は前記第一の
変化電圧よりも小なる第二の変化電圧で電圧発生手段の
出力電圧を変化させる第二の調整過程(微調整過程)を
実施し、第二の調整過程の第二の変化電圧で変化する電
圧の内の一つの電圧を保持するようにしてフォーカスサ
ーボループ手段にオフセット電圧を注入する構成として
いるので、フォーカスオフセット電圧の許容範囲が狭い
ディスクについても短時間で精度良くフォーカスオフセ
ットを調整し、安定にディスクを再生する事ができる。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、電圧発生手段の出力電
圧を第一の変化電圧で変化させる第一の調整過程(粗調
整過程)の後に、第一の変化電圧に等しいか或は前記第
一の変化電圧よりも小なる第二の変化電圧で電圧発生手
段の出力電圧を変化させる第二の調整過程(微調整過
程)を実施し、第二の調整過程の第二の変化電圧で変化
する電圧の内の一つの電圧を保持するようにしてフォー
カスサーボループ手段にオフセット電圧を注入する構成
としているので、フォーカスオフセット電圧の許容範囲
が狭いディスクについても短時間で精度良くフォーカス
オフセットを調整し、安定にディスクを再生する光ディ
スク装置を提供する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態としての光ディスク
装置の構成図である。
【図2】本発明の第一の実施の形態としてのオフセット
電圧に対するバイトエラーレート及びRFS信号の測定
結果を示す特性図である。
【図3】本発明の第一の実施の形態としてのオフセット
注入回路、電圧発生回路の構成図である。
【図4】本発明の第一の実施の形態としてのオフセット
調整の動作を示す波形図である。
【図5】本発明の第一の実施の形態としてのオフセット
注入回路出力を示す波形図である。
【図6】本発明の第二の実施の形態としての光ディスク
装置の構成図である。
【図7】本発明の第二の実施の形態としてのオフセット
電圧に対するバイトエラーレート及びJITOUT信号
の測定結果を示す特性図である。
【図8】本発明の第三の実施の形態としての光ディスク
装置の構成図である。
【図9】非点収差法によるフォーカス誤差検出原理を説
明する図である。
【図10】異なる種類のDVDディスク及びCDディス
クのオフセット電圧に対するバイトエラーレートを示す
特性図である。
【符号の説明】
101…ディスク、102…ディスクモータ、103…
モータドライバ、104…光ピックアップ、105…フ
ォーカスサーボ回路、106…トラッキングサーボ回
路、107…読み取り信号、108…トラッキングエラ
ー検出回路、109…フォーカスエラー検出回路、11
0…RFアンプ回路、111…再生RF信号、112…
回転制御回路、113…LPF、114…RFS信号、
115…復調回路、116…再生信号、117…オフセ
ット注入回路、118…電圧発生回路、119…制御回
路、120…フォーカス切替信号、121…スイッチ、
122…オフセット電圧、123…オフセット注入回路
出力、124…電圧発生制御信号、125…ディスク判
別回路、126…フォーカスエラー信号、127…トラ
ッキングエラー信号、128…ディスク判別信号、60
1…クロック再生回路、602…ジッタ検出回路、60
3…JITOUT信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 箕田 博 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株 式会社日立製作所映像情報メディア事業 部内 (56)参考文献 特開 平4−141831(JP,A) 特開 平3−263620(JP,A) 特開 平2−256231(JP,A) 特開 平8−203091(JP,A) 特開 平2−96930(JP,A) 特開 平4−49533(JP,A) 特開 平9−265629(JP,A) 特開 平10−91978(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/09 - 7/10

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報記録媒体にレーザー光を照射し、レー
    ザー光の反射光により情報を再生する光ディスク装置で
    あって、 フォーカス誤差信号を検出するフォーカス誤差信号検出
    手段と、 該フォーカス誤差信号検出手段からのフォーカス誤差信
    号によりフォーカスサーボを行うフォーカスサーボルー
    プ手段と、フォーカスサーボループを開閉する切換手段と、 時間が経過するにつれて階段状に変化する電圧を発生し
    且つ該階段状に変化する電圧の内の一つの電圧を保持す
    る電圧発生手段と 該電圧発生手段の出力をフォーカスサーボループ手段に
    注入するようにした注入手段を具備して成る光ディスク
    装置において、前記フォーカスサーボループを閉じた状態にて、 前記 電圧発生手段の出力電圧を第一の変化電圧で変化さ
    せる第一の調整過程の後に、該第一の変化電圧よりも小
    なる第二の変化電圧で該電圧発生手段の出力電圧を変化
    させる第二の調整過程を実施し、該第二の調整過程の該
    第二の変化電圧で変化する電圧の内の二つの電圧値の間
    の電圧を保持するようにして該フォーカスサーボループ
    手段にオフセット電圧を注入することを特徴とした光デ
    ィスク装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光ディスク装置におい
    て、前記第1の調整過程における 最後から一サンプリング手
    前の出力電圧と該出力電圧から前記第一の変化電圧を
    減じた電圧の間の電圧となるように前記電圧発生手段の
    出力電圧をあらかじめ設定した後、前記 第二の変化電圧で前記電圧発生手段の出力電圧を変
    化させ、前記第二の変化電圧で変化する電圧の内の二つ
    の電圧値の間の電圧を保持するようにして前記フォーカ
    スサーボループ手段にオフセット電圧を注入することを
    特徴とした光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の光ディス
    ク装置において、前記注 入手段の出力で観測される前記電圧発生手段の出
    力電圧が、前記オフセット注入手段の出力で観測される
    前記フォーカス誤差信号の正のピーク電圧よりも小なる
    電圧となるように前記電圧発生手段の出力電圧をあらか
    じめ設定した後、前記電圧発生手段の出力電圧を変化さ
    せることを特徴とした光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2記載の光ディス
    ク装置において、前記 注入手段の出力で観測される前記電圧発生手段の出
    力電圧が、前記オフセット注入手段の出力で観測される
    前記フォーカス誤差信号の負のピーク電圧よりも大なる
    電圧となるように前記電圧発生手段の出力電圧をあらか
    じめ設定した後、前記電圧発生手段の出力電圧を変化さ
    せることを特徴とした光ディスク装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2記載の光ディス
    ク装置において、前記情報記録媒体として少なくともC
    DとDVDを再生する事ができる事を特徴とした光ディ
    スク装置。
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