JP3395287B2 - バッチ式雰囲気熱処理炉およびその運転方法 - Google Patents

バッチ式雰囲気熱処理炉およびその運転方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バッチ式雰囲気熱処理
炉およびその運転方法に関するもので、さらに詳しくは
被熱物の装入,移動,抽出を無駄なく行うことができ生
産効率を向上し得るようにした発明に係る。
【0002】
【従来の技術】雰囲気熱処理炉は一般に連続式とバッチ
式に大別される。連続式はパージ室と加熱室が一直線上
に配設され、被熱物を連続的に移送できるために生産効
率が高い利点がある。一方、バッチ式は連続式のように
スペースを要さない利点があるものの、各室への被
熱物の入れ替えに時間を要するので生産性は一般的に低
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明はバッチ
式でありながらも被熱物の移動に伴なうロスタイムがな
く生産効率の高いバッチ式雰囲気熱処理炉およびその運
転方法を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】そのために本発明のバッ
チ式雰囲気熱処理炉は、上段スペースと下段スペースを
有した2階造りの昇降台を形成し、該昇降台を上下動す
ることにより外部から被熱物を前記上段スペースまたは
下段スペースに水平移動により装入、若しくは、前記上
段スペースまたは下段スペースから被熱物を外部に水平
移動により抽出し得るように1つの装入抽出口を設け、
該装入抽出口に開閉扉を設け、加熱室の垂直壁面に設け
られた開口に断熱扉を設け、該開口が前記昇降台を隔て
て前記装入抽出口と相対するように該加熱室を同水準に
配置し、上段スペースまたは下段スペースの被熱物を水
平移動により該加熱室内に装入、若しくは、加熱室内の
被熱物を水平移動により上段スペースまたは下段スペー
スに抽出し得るようにするとともに、前記昇降台を下降
させたとき下段スペースの被熱物が装入されるように該
昇降台の下降位置にパージ室を形成し、前記昇降台を上
昇させたとき上段スペースの被熱物が装入されるように
該昇降台の上昇位置に冷却室を形成してなることを特徴
とする。
【0005】本発明に係るバッチ式雰囲気熱処理炉の運
転方法は、上段スペースと下段スペースを有した2階造
りの昇降台を形成し、該昇降台を上下動することにより
外部から被熱物を前記上段スペースまたは下段スペース
に水平移動により装入、若しくは、前記上段スペースま
たは下段スペースから被熱物を外部に水平移動により抽
出し得るように1つの装入抽出口を設け、該装入抽出口
に開閉扉を設け、加熱室の垂直壁面に設けられた開口に
断熱扉を設け、該開口が前記昇降台を隔てて前記装入抽
出口と相対するように該加熱室を同水準に配置し、上段
スペースまたは下段スペースの被熱物を水平移動により
該加熱室内に装入、若しくは、加熱室内の被熱物を水平
移動により上段スペースまたは下段スペースに抽出し得
るようにするとともに、前記昇降台を下降させたとき下
段スペースの被熱物が装入されるように該昇降台の下降
位置にパージ室を形成し、前記昇降台を上昇させたとき
上段スペースの被熱物が装入されるように該昇降台の上
昇位置に冷却室を形成し、上昇状態にある昇降台の下段
スペースに前記装入抽出口から被熱物を装入し該昇降台
を下降させることにより該下段スペースの被熱物をパー
ジ室に装入し、パージ室内をパージした後加熱室から上
段スペースに被熱物を抽出し該昇降台を上昇させること
により該被熱物を冷却室に装入すると同時に下段スペー
スの前記被熱物をパージ室から抽出して該被熱物を加熱
室に装入し、その後昇降台を下降させ上段スペースの被
熱物を前記装入抽出口から外部に抽出するようにしたこ
とを特徴とする。
【0006】また本発明に係る別のバッチ式雰囲気熱処
理炉は、上段スペースと下段スペースを有した2階造り
の昇降台を形成し、該昇降台を上下動することにより
部から被熱物を前記上段スペースまたは下段スペースに
水平移動により装入、若しくは、前記上段スペースまた
は下段スペースから被熱物を外部に水平移動により抽出
し得るように1つの装入抽出口を設け、該装入抽出口に
開閉扉を設け、加熱室の垂直壁面に設けられた開口に断
熱扉を設け、該開口が前記昇降台を隔てて前記装入抽出
口と相対するように該加熱室を同水準に配置し、上段ス
ペースまたは下段スペースの被熱物を水平移動により該
加熱室内に装入、若しくは、加熱室内の被熱物を水平移
動により上段スペースまたは下段スペースに抽出し得る
ようにするとともに、前記昇降台を下降させたとき下段
スペースの被熱物が装入されるように該昇降台の下降位
置に冷却室または焼入室を形成し、前記昇降台を上昇さ
せたとき上段スペースの被熱物が装入されるように該昇
降台の上昇位置にパージ室を形成してなることを特徴と
する。
【0007】さらにこのバッチ式雰囲気熱処理炉の運転
方法は、上段スペースと下段スペースを有した2階造り
の昇降台を形成し、該昇降台を上下動することにより外
部から被熱物を前記上段スペースまたは下段スペースに
水平移動により装入、若しくは、前記上段スペースまた
は下段スペースから被熱物を外部に水平移動により抽出
し得るように1つの装入抽出口を設け、該装入抽出口に
開閉扉を設け、加熱室の垂直壁面に設けられた開口に断
熱扉を設け、該開口が前記昇降台を隔てて前記装入抽出
口と相対するように該加熱室を同水準に配置し、上段ス
ペースまたは下段スペースの被熱物を水平移動により該
加熱室内に装入、若しくは、加熱室内の被熱物を水平移
動により上段スペースまたは下段スペースに抽出し得る
ようにするとともに、前記昇降台を下降させたとき下段
スペースの被熱物が装入されるように該昇降台の下降位
置に冷却室または焼入室を形成し、前記昇降台を上昇さ
せたとき上段スペースの被熱物が装入されるように該昇
降台の上昇位置にパージ室を形成し、下降状態にある昇
降台の上段スペースに前記装入抽出口から被熱物を装入
し該昇降台を上昇させることにより該上段スペースの被
熱物をパージ室に装入し、パージ室内をパージした後加
熱室から下段スペースに被熱物を抽出し該昇降台を下降
させることにより該被熱物を冷却室または焼入室に装入
すると同時に上段スペースの前記被熱物をパージ室から
抽出して該被熱物を加熱室に装入し、その後、昇降台を
上昇させ下段スペースの被熱物を前記装入抽出口から
部に抽出するようにしたことを特徴とする。
【0008】
【作用】昇降台を上昇,下降させることにより被熱物の
パージ室,冷却室等への装入・抽出が同時に行なわれ、
かつ上昇状態のときも下降状態のときも外部および加熱
室から上段スペースまたは下段スペースに被熱物を自由
に装入・抽出できるので、被熱物を待期時間等の無駄な
く移動でき、加熱室,冷却室等もフルに使用でき、生産
効率を高められる。
【0009】
【実施例】次に本発明の実施例を図面と共に説明する。
図1〜図3に示した焼戻炉の実施例について先に説明す
る。図において1は被熱物aの装入抽出口で、該装入抽
出口1にはシリンダ2の作動により昇降する開閉扉3が
設けられる。4は該装入抽出口1で被熱物aを水平方向
に滑動可能に支持するために設けられたローラである。
【0010】装入抽出口1の内側にはシリンダ6の作動
により垂直に上下動するように昇降台5が設けられてい
る。該昇降台5は被熱物aを収容し得る上段スペース7
と下段スペース8とからなる2階造りのもので、該各ス
ペースの床面には被熱物aの水平方向の滑動を容易にす
るためのローラ9,10が夫々敷設されている。11は
上段スペース7と下段スペース8とを区画する水平な仕
切板である。
【0011】12は断熱壁により筐状に構築された加熱
室、13は該加熱室12に設けられたラジアントチュー
ブ式のヒータ、14は該加熱室12内に天井部に設けら
れた炉内ガス攪拌用ファン、15はその床面に設けられ
た被熱物a支持用のローラである。該加熱室12はその
一垂直壁面に開口16が設けられ、該開口16を開閉す
る断熱扉17がシリンダ18の作動により上下動するよ
うに設けられている。そして該開口16は昇降台5を隔
てて前記装入抽出口1と相対するように配置され、該開
口16の外側に設けられたローラ19は前記ローラ4と
同水準に設定されている。なお、該加熱室12には図示
しない雰囲気ガス源からN2 ,H2 ,Ar 等の雰囲気ガ
スを適宜供給するための配管が接続されている。
【0012】20は昇降台5の下側(下降位置)に区画
形成されたパージ室、21は昇降台5の上側(上昇位
置)に区画形成された冷却室で、パージ室20には加熱
室12と同様にパージ用の雰囲気ガスを供給するための
配管(図示せず)が接続されている。また、冷却室21
には冷却ファン22,クーラ23等が設けられているほ
か、上記のような雰囲気ガスを供給できる配管(図示せ
ず)が接続されている。
【0013】次にこの熱処理炉の運転方法を説明する。
先ず図1に示したように開閉扉3を開き、装入抽出口1
より上昇状態にある昇降台5の下段スペース8にローラ
4上より被熱物aを装入する。このとき上段スペース7
には被熱物aは収容されてなく、加熱室12には被熱物
aが収容されている。そして開閉扉3を閉じ、昇降台5
を下降させ下段スペース8の被熱物aを図2に示したよ
うにパージ室20に装入する。その後、パージ室20内
にはパージガスが吹き込まれ空気と置換される。そして
熱扉17を開けて加熱室12内で加熱されていた被熱
物aを上段スペース7に抽出する。そして昇降台5を上
昇させ上段スペース7の被熱物aを冷却室21に装入す
ると同時に下段スペース8の被熱物aをパージ室20か
ら抽出する。そして下段スペース8の被熱物aを加熱室
12に装入し、断熱扉17を閉じる。こうして冷却室2
1中では雰囲気ガスがクーラ23で冷却され、冷却ファ
ン22で循環されることにより被熱物aを冷却すると共
に、加熱室12では装入された被熱物aがヒータ13お
よびその雰囲気ガスの撹拌により加熱される。そして冷
却室21で被熱物aが冷却されると昇降台5を下降させ
開閉扉3を開けて上段スペース7より該被熱物aを外部
に抽出する。以下この繰り返しにより、被熱物aはパー
ジ室20,加熱室12,冷却室21の順に次々と移動す
る。
【0014】なお、この熱処理炉は外部に開口する装入
抽出口1が1個所であるので、加熱室12から断熱扉1
7の隙間を通って漏出した雰囲気ガスはパージ室20ま
たは冷却室21に流入し、夫々パージまたは雰囲気ガス
冷却に無駄なく使用される。このため雰囲気ガスの無用
な漏出が少なくその消費量を節減できる。
【0015】なおこの実施例では昇降台5,加熱室12
内等にローラを設けて被熱物aを移送させるようにした
が、被熱物aの移送手段としてはこのようなローラに限
らず、チエンコンベヤ,台車,或いはプッシャー等を使
用してもよい。
【0016】図4,図5に示した実施例は焼入炉に本発
明を適用したもので、同図中、図1〜図3と同一符号は
同一または相当部分を示す。この熱処理炉では、昇降台
5の下側に焼入室30が設けられ、該焼入室30に焼入
油が貯留されている。また、昇降台5の上側にパージ室
20が設けられている。
【0017】従ってこの熱処理炉では、開閉扉3を開け
て上段スペース7に装入された被熱物aは昇降台5を上
昇させることによりパージ室20に装入される。また、
加熱室12より下段スペース8に抽出された被熱物aは
昇降台5を下降することにより焼入室30に装入され急
冷される。このようにこの熱処理炉は図1〜図3の熱処
理炉におけるパージ室と冷却室との関係が上下反対にな
っている。このためその運転方法は、下降状態にある昇
降台5の上段スペース7に外部から被熱物aを装入し該
昇降台5を上昇させることにより該上段スペース7の被
熱物aをパージ室20に装入する。そしてパージ室内の
置換が終わると加熱室12から該下段スペース8に被熱
物aを抽出し該昇降台5を下降させることにより該被熱
物aを焼入室30に装入すると同時に上段スペース7の
前記被熱物aをパージ室20から抽出して該被熱物aを
加熱室12に装入する。そして焼入室30で急冷された
被熱物aは昇降台5を上昇させ、開閉扉3を開けて外部
に抽出されることとなる。
【0018】
【発明の効果】このように本発明の雰囲気熱処理炉によ
れば、パージ室と冷却室(または焼入室)が上下に設け
られ昇降台により被熱物を装入・抽出し得るようにした
ので、コンパクトに構成され設置スペースを要さず設備
コストが軽減される。しかもその運転方法は、昇降台の
上段スペースと下段スペースを使い分けることによりバ
ッチ式であるにも拘らず被熱物をロスタイムなく移動で
き、冷却室,加熱室等をフルに使用可能にして生産効率
があげられる有益な効果がある。さらに加熱室の雰囲気
ガスをパージ室に流入させることによって省雰囲気ガス
化を計られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバッチ式雰囲気熱処理炉の一実施
例を示した縦断面図。
【図2】図1の作動状態図。
【図3】図1のAーA線断面図。
【図4】本発明の他の実施例を示したバッチ式雰囲気熱
処理炉の縦断面図。
【図5】図4のBーB線断面図。
【符号の説明】
1 装入抽出口 3 開閉扉 5 昇降台 7 上段スペース 8 下段スペース 12 加熱室 13 ヒータ 15 ローラ 16 開口 17 断熱扉 20 パージ室 21 冷却室 30 焼入室
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C21D 1/74 F27B 3/10 F27B 3/18 F27B 3/19 F27D 3/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上段スペースと下段スペースを有した2
    階造りの昇降台を形成し、該昇降台を上下動することに
    より外部から被熱物を前記上段スペースまたは下段スペ
    ースに水平移動により装入、若しくは、前記上段スペー
    スまたは下段スペースから被熱物を外部に水平移動によ
    り抽出し得るように1つの装入抽出口を設け、該装入抽
    出口に開閉扉を設け、加熱室の垂直壁面に設けられた開
    口に断熱扉を設け、該開口が前記昇降台を隔てて前記装
    入抽出口と相対するように該加熱室を同水準に配置し、
    上段スペースまたは下段スペースの被熱物を水平移動に
    より該加熱室内に装入、若しくは、加熱室内の被熱物を
    水平移動により上段スペースまたは下段スペースに抽出
    し得るようにするとともに、前記昇降台を下降させたと
    き下段スペースの被熱物が装入されるように該昇降台の
    下降位置にパージ室を形成し、前記昇降台を上昇させた
    とき上段スペースの被熱物が装入されるように該昇降台
    の上昇位置に冷却室を形成してなることを特徴とするバ
    ッチ式雰囲気熱処理炉。
  2. 【請求項2】 上段スペースと下段スペースを有した2
    階造りの昇降台を形成し、該昇降台を上下動することに
    より外部から被熱物を前記上段スペースまたは下段スペ
    ースに水平移動により装入、若しくは、前記上段スペー
    スまたは下段スペースから被熱物を外部に水平移動によ
    り抽出し得るように1つの装入抽出口を設け、該装入抽
    出口に開閉扉を設け、加熱室の垂直壁面に設けられた開
    口に断熱扉を設け、該開口が前記昇降台を隔てて前記装
    入抽出口と相対するように該加熱室を同水準に配置し、
    上段スペースまたは下段スペースの被熱物を水平移動に
    より該加熱室内に装入、若しくは、加熱室内の被熱物を
    水平移動により上段スペースまたは下段スペースに抽出
    し得るようにするとともに、前記昇降台を下降させたと
    き下段スペースの被熱物が装入されるように該昇降台の
    下降位置にパージ室を形成し、前記昇降台を上昇させた
    とき上段スペースの被熱物が装入されるように該昇降台
    の上昇位置に冷却室を形成し、上昇状態にある昇降台の
    下段スペースに前記装入抽出口から被熱物を装入し該昇
    降台を下降させることにより該下段スペースの被熱物を
    パージ室に装入し、パージ室内をパージした後加熱室か
    ら上段スペースに被熱物を抽出し該昇降台を上昇させる
    ことにより該被熱物を冷却室に装入すると同時に下段ス
    ペースの前記被熱物をパージ室から抽出して該被熱物を
    加熱室に装入し、その後昇降台を下降させ上段スペース
    の被熱物を前記装入抽出口から外部に抽出するようにし
    たことを特徴とするバッチ式雰囲気熱処理炉の運転方
    法。
  3. 【請求項3】 上段スペースと下段スペースを有した2
    階造りの昇降台を形成し、該昇降台を上下動することに
    より外部から被熱物を前記上段スペースまたは下段スペ
    ースに水平移動により装入、若しくは、前記上段スペー
    スまたは下段スペースから被熱物を外部に水平移動によ
    り抽出し得るように1つの装入抽出口を設け、該装入抽
    出口に開閉扉を設け、加熱室の垂直壁面に設けられた開
    口に断熱扉を設け、該開口が前記昇降台を隔てて前記装
    入抽出口と相対するように該加熱室を同水準に配置し、
    上段スペースまたは下段スペースの被熱物を水平移動に
    より該加熱室内に装入、若しくは、加熱室内の被熱物を
    水平移動により上段スペースまたは下段スペースに抽出
    し得るようにするとともに、前記昇降台を下降させたと
    き下段スペースの被熱物が装入されるように該昇降台の
    下降位置に冷却室または焼入室を形成し、前記昇降台を
    上昇させたとき上段スペースの被熱物が装入されるよう
    に該昇降台の上昇位置にパージ室を形成してなることを
    特徴とするバッチ式雰囲気熱処理炉。
  4. 【請求項4】 上段スペースと下段スペースを有した2
    階造りの昇降台を形成し、該昇降台を上下動することに
    より外部から被熱物を前記上段スペースまたは下段スペ
    ースに水平移動により装入、若しくは、前記上段スペー
    スまたは下段スペースから被熱物を外部に水平移動によ
    り抽出し得るように1つの装入抽出口を設け、該装入抽
    出口に開閉扉を設け、加熱室の垂直壁面に設けられた開
    口に断熱扉を設け、該開口が前記昇降台を隔てて前記装
    入抽出口と相対するように該加熱室を同水準に配置し、
    上段スペースまたは下段スペースの被熱物を水平移動に
    より該加熱室内に装入、若しくは、加熱室内の被熱物を
    水平移動により上段スペースまたは下段スペースに抽出
    し得るようにするとともに、前記昇降台を下降させたと
    き下段スペースの被熱物が装入されるように該昇降台の
    下降位置に冷却室または焼入室を形成し、前記昇降台を
    上昇させたとき上段スペースの被熱物が装入されるよう
    に該昇降台の上昇位置にパージ室を形成し、下降状態に
    ある昇降台の上段スペースに前記装入抽出口から被熱物
    を装入し該昇降台を上昇させることにより該上段スペー
    スの被熱物をパージ室に装入し、パージ室内をパージし
    た後加熱室から下段スペースに被熱物を抽出し該昇降台
    を下降させることにより該被熱物を冷却室または焼入室
    に装入すると同時に上段スペースの前記被熱物をパージ
    室から抽出して該被熱物を加熱室に装入し、その後、昇
    降台を上昇させ下段スペースの被熱物を前記装入抽出口
    から外部に抽出するようにしたことを特徴とするバッチ
    式雰囲気熱処理炉の運転方法。
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