JP3395024B2 - ポンプ水車の案内羽根閉鎖速度制御方法及び装置 - Google Patents

ポンプ水車の案内羽根閉鎖速度制御方法及び装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、揚水発電所等で使用さ
れるポンプ水車に付属して水量調節手段として設けられ
る案内羽根の制御に係り、特にポンプ水車が水車モード
で使用されるときの案内羽根の制御に関する。
【0002】
【従来の技術】ポンプ水車においては一般にポンプ運転
と水車運転とでは、それぞれ異なった案内羽根閉鎖速度
が設定されており、かつそれぞれの運転モードにおける
閉鎖速度は、閉鎖途中で閉鎖速度を変える、いわゆる腰
折れのある閉鎖速度が採用されている。その理由を図4
を参照して水車運転モードを例にとって説明する。
【0003】案内羽根開度が100%の状態で水車運転
モードで運転中に、ポンプ水車に直結された発電機の負
荷が急に切られた場合には、ポンプ水車の回転速度が一
時的に上昇する。ところでポンプ水車の場合には、逆の
回転となるポンプ運転も可能とするためランナ羽根の直
径を比較的大きくし、水に十分な遠心力が作用するよう
にランナ形状が設計されている。このため、ポンプ運転
と回転方向が違う水車運転でも回転速度が速くなればラ
ンナを流過する水に大きな遠心力が作用することにな
り、ランナ室に流入する水量が減少し、ついには逆流
し、ポンプ方向流れに転ずる。つまり、案内羽根を閉め
なくても水車の回転が上昇すれば水車流量は減少する。
この傾向は高落差ポンプになるほど強まり、回転数が上
昇し、低下に転じた直後に水車方向流れがポンプ方向流
れに急激に移行する現象が現われる。そして当然の結果
としてポンプ水車の水圧鉄管内水圧が破線のように急上
昇する。特に回転数上昇と案内羽根の急閉鎖が重なった
場合には、ポンプ作用による流量減少効果と案内羽根の
絞り効果が同時に起きて水圧鉄管内の水圧上昇が異常に
拡大し、危険である。図4に示す破線は、案内羽根の閉
鎖速度を比較的高い速度に維持して閉鎖した場合の水圧
鉄管水圧Pと回転速度Nの動きを示している。回転速度
上昇幅はちいさくなるが、水圧鉄管水圧Pは急上昇す
る。
【0004】このため従来から、水車運転モードにおい
ては、一定の開度、例えば80%以下では案内羽根の閉
鎖速度の上限を決め、曲線40のように腰折れさせてい
る。例えば案内羽根開度が100%近くにあって負荷遮
断(時刻to)が起きた場合を考えると、案内羽根は最
初比較的速く閉まり、その開度があらかじめ設定された
開度Yoに達した時点tsで閉鎖速度が低い値に制限され
る。したがってポンプ水車回転数が最大値を超えて降下
に転じたころには、案内羽根閉鎖速度は比較的遅い速度
に制限されており、前述の異常な水圧上昇の拡大が防止
できる。図4の実線は、案内羽根の閉鎖速度を腰折れさ
せた場合の水圧鉄管水圧Pと回転速度Nの動きを示して
いる。このように、案内羽根の閉鎖速度を案内羽根の開
度に応じて変化させる手段として、案内羽根閉鎖速度選
択装置が用いられ、例えば特公昭60−38559号公
報に開示されたポンプ水車の保護装置が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記公報記載の装置に
おいては、電源喪失時の対策がなされているが、案内羽
根閉鎖速度選択装置自体、あるいは、案内羽根の開度を
検出する手段が故障した場合の対策が考慮されていな
い。
【0006】本発明の目的は、水車運転モードにおい
て、案内羽根閉鎖速度選択装置自体、あるいは、案内羽
根の開度を検出する手段が故障した場合でも、安全に案
内羽根を閉鎖するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】案内羽根開度連動の従来
形案内羽根閉鎖速度制限とは全く原理を異にする水車回
転速度応答形案内羽根閉鎖速度制限が、作動条件を決め
る回転数の設定を事前シミュレーション計算によって適
切に選べば、負荷遮断時、異常水撃水圧を防止する上で
同等の効果を発揮することを初めて発見した。本発明は
この新発見に基づくものである。
【0008】本発明は、上記の目的を達成するために、
開度調整可能な案内羽根を有するポンプ水車の水車運転
モードにおける前記案内羽根閉鎖速度制御方法におい
て、該案内羽根が所定の開度以上にある時は該案内羽根
の閉鎖速度の上限を第1の所定値に制限し、案内羽根の
開度が該所定開度未満のときは該案内羽根の閉鎖速度の
上限を前記第1の所定値よりも低い第2の所定値に制限
し、さらに、ポンプ水車の回転速度を検出し、検出され
た回転速度が定格速度より高い所定の回転速度以上の時
には案内羽根閉鎖速度の上限を前記第二の所定値に制限
するようにしたことを特徴とする。
【0009】上記の目的はまた、開度調整可能な案内羽
根を有するポンプ水車の水車運転モードで動作する案内
羽根閉鎖速度制御装置において、該案内羽根の開度を検
出して所定の開度以上のときに信号を出力する案内羽根
開度検出手段と、与えられた目標開度とそのときの案内
羽根開度の偏差に基づいて案内羽根開閉手段を制御する
開閉制御手段と、前記案内羽根開度検出手段が信号を出
力していないとき、案内羽根の閉鎖速度の上限を第1の
所定値に制限する第1の制限手段と、該案内羽根開度検
出手段が信号を出力しているとき、案内羽根の閉鎖速度
の上限を前記第1の所定値より低い第2の所定値に制限
する第2の制限手段と、ポンプ水車の回転速度が定格速
度より高い所定の回転速度以上のとき動作して所定の信
号を出力する回転速度検出器と、前記回転速度検出器が
所定の信号を出力しているとき、案内羽根の閉鎖速度の
上限を前記第2の所定値近傍に制限する第3の制限手段
と、を含んで構成されていることを特徴とする。
【0010】上記の目的はまた、閉鎖速度の制御が、案
内羽根を開閉する油圧モータに供給される圧油の流量を
制御する流量制御弁の弁軸の移動による該流量制御弁の
開度制御によって行われ、閉鎖速度の上限の制限が前記
弁軸の移動を制限することによって行われることを特徴
とする請求項1に記載のポンプ水車の案内羽根閉鎖速度
制御方法によっても達成される。。
【0011】上記の目的はさらに、開閉制御手段が、案
内羽根を開閉する油圧モータに供給される圧油の流量を
弁軸を移動させて制御する流量制御弁を含んでなり、前
記第1、第2、第3の制限手段は、前記弁軸の移動量を
予め設定された限界内に制限することで油圧モータに供
給される圧油の流量を制限して案内羽根の閉鎖速度を第
1もしくは第2の所定値を超えない範囲に制限するもの
であることを特徴とする請求項2に記載のポンプ水車の
案内羽根閉鎖速度制御装置によっても達成される。
【0012】
【作用】案内羽根の開度が所定の開度以上の状態では、
案内羽根開度検出手段は信号を出力しておらず、第1の
制限手段は案内羽根の閉鎖速度の上限を第1の所定値に
制限している。この状態で案内羽根閉鎖が指令される
と、開閉制御手段は、案内羽根開閉手段を駆動して案内
羽根の閉鎖を開始する。このとき、案内羽根閉鎖速度の
上限は前記第1の制限手段により、第1の所定値に制限
されている。案内羽根の閉鎖が進み、案内羽根の開度が
予め設定された開度に達すると、前記案内羽根開度検出
手段は信号を出力し、以後も案内羽根が該所定開度以下
にあるかぎり出力し続ける。この信号により、第2の制
限手段が起動される。第2の制限手段は、案内羽根閉鎖
速度の上限を前記第1の所定値より低い第2の所定値を
超えない範囲に制限する。例えば、案内羽根開度検出手
段が案内羽根の開度が予め設定された開度を下回ったこ
とを示す信号を出力し始めたとき、案内羽根閉鎖速度が
前記第2の設定値を超えておれば、第2の制限手段は開
閉制御手段を介して強制的に、案内閉鎖速度を第2の設
定値を超えない値に抑制する。
【0013】また、図4に示されているように、ポンプ
水車の回転速度Nは、負荷遮断に伴って案内羽根の閉鎖
中にも上昇し続ける予めテストを繰り返しておけば
案内羽根の開度がYoに達した時点でのポンプ水車回転
速度Nuを略知ることができる。つまり、ポンプ水車回
転速度Nを検知し、回転速度Nuが検知されたときが、
案内羽根の開度がYoに達した時と判断することがで
きる。さきに述べたように、ポンプ水車の回転が次第に
上昇して回転数検出手段からポンプ水車の回転数が定格
回転数よりも高い予め設定された限界値を超えているこ
とを示す信号が出力されると、前記第3の制限手段が起
動される。この第3の制限手段は、前記第2の制限手段
同様に、案内羽根閉鎖速度の上限を前記第1の所定値よ
り低い第2の所定値を超えない範囲に制限する。第3の
制限手段は、開閉制御手段に対して前記第2の制限手段
と並列的に作用し、第2の制御手段が何らかの理由で正
常に動作しなかった場合でも、第2の制御手段と独立し
て動作するから、案内羽根を安全に閉鎖することができ
る。
【0014】なお、案内羽根を開閉する手段としては、
圧油操作が一般的で、圧油により開閉手段を駆動するこ
とが通常行われる。このような方式では、圧油の供給量
を流量調整弁で制御して案内羽根の開閉速度を制御する
ことが行われるが、圧油の供給量の制御は流量調整弁の
弁軸の移動量制限により行われる。これは、弁軸の位置
が中立位置にあるとき圧油の流量0、すなわち、閉鎖速
度0、弁軸の位置が該中立位置からいずれか一方の側に
移動する量が大いとき、圧油の流量が大きくなって閉鎖
速度が増加し、弁軸の位置が該中立位置から他方の側に
移動する量が大いとき、圧油の流量が逆方向に大きくな
って開速度が増加するのである。従って弁軸の移動に限
界を設けることにより圧油の流量を制限し、閉鎖速度に
限界を設けることができる。つまり、弁軸の移動量を制
する手段を設け、この制限位置を可変にすることによ
り、案内羽根閉鎖速度に所望の速度の腰折れをさせるこ
とができる。
【0015】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1乃至図3を参照
して説明する。図1に示す案内羽根制御装置は、上下
る軸35を備えた二次配圧弁1と、この二次配圧弁1に
前記軸35を介して結合された案内羽根閉鎖速度選択器
29と、この案内羽根閉鎖速度選択器29に制御用の圧
油を供給する圧油ライン36,37,38にそれぞれ設
けられた電磁弁19,20,17とを含んで構成されて
いる。
【0016】二次配圧弁1は、シリンダ状の空所1B,
1C,1Dを有してなるケーシング1Aと、空所1Bの
壁面に空所1Cに軸線を一致させて固定されたシリンダ
39と、前記軸35に結合され該シリンダ39内を摺動
するプランジャ2と、前記軸35の空所1Cを通過して
いる部分に固着されて該空所1Cをシリンダとするバル
ブサーボモータ3をなすピストン3A及び該ピストン3
Aに接して軸35に固着されたピストン3Aより小径の
スリーブ3Bと、前記空所1Dに摺動可能に内装された
ブッシング5と、該ブッシング5に摺動可能に内装され
たパイロットプランジャ4と、前記ケーシング1Aの上
端に金具7を介して一端を枢着され他端の長孔に軸35
に固着されたピン35Aを係合させたL字形のレバー6
と、を含んで構成されている。レバー6には、途中から
張り出したアーム6Aが設けられ、該アーム6Aの先端
に設けられたローラ6Bは前記ブッシング5の上端に当
接している。前記ピン35Aは、二次配圧弁1と案内羽
根閉鎖速度選択器29の間の軸35に取り付けられてい
る。
【0017】ケーシング1Aの空所1Bのシリンダ39
が固着されている壁面には上下に並ぶ3個の開口が設け
られており、上から順に、開口と案内羽根開閉用の油圧
モータの開駆動用圧油口を結ぶ油圧管42、開口と圧油
源を結ぶ油圧管43、開口と案内羽根開閉用の油圧モー
タの閉駆動用圧油口を結ぶ油圧管44が接続されてい
る。シリンダ39のケーシング1Aに固着された壁面に
は、ケーシング1Aの壁面に形成されている前記3個の
開口に合致する位置に上から順に同様の開口45,4
6,47が形成され、ケーシング1Aの壁面の開口とシ
リンダ39の壁面の開口とは、互いに油密に接続されて
いる。シリンダ39に内装されているプランジャ2は軸
35の下端に固着されたピストン2Aと、該ピストン2
Aから間隔をおいて軸35に固着されたピストン2Bと
からなっている。ピストン2A,2Bの軸方向の厚み
は、前記開口45の軸方向の寸法よりわずかに大きい厚
みとしてあり、ピストン2A,2Bの軸方向の間隔は、
ピストン2Aの軸方向の中心点が開口47の軸方向中心
点にあるとき、ピストン2Bの軸方向の中心点が開口4
5の軸方向中心点にあるような間隔にしてある。なお、
開口45,47の軸方向の開口寸法は同じにしてある。
また、空所1Bの底部には排油口48が設けられてい
る。
【0018】空所1Cには、先に述べたように、該空所
1Cをシリンダとして軸35に固着されたピストン3A
及びスリーブ3Bによってバルブサーボモータ3が構成
されているが、スリーブ3Bはピストン3Aの空所1B
側に結合され、かつ空所1Bと空所1Cを隔てる壁面の
開口にほぼ油密に挿通されていて、その一部は軸35が
上方に限界まで移動した場合でも、空所1B内にある。
【0019】空所1Dには、その内部にケーシング1A
に固定された円筒状の壁面50により円筒状の区画が形
成され、該円筒状の壁面50の上端、下端及び上下方向
中心より下端よりの位置には、該円筒状の壁面50の内
周面から半径方向中心側に向かって張り出す円環状のつ
ば50A,50B,50Cが同心に形成されている。こ
れら3か所の円環状のつば50A,50B,50Cは、
同一内径となっており、前記ブッシング5はこれら円環
状のつばの内周面にその外周面を当接させつつ摺動する
ようになっている。ブッシング5にはまた、その軸方向
ほぼ中央部の壁面と該中央部と下端部との間の壁面に開
口が形成されており、この開口は、前記壁面50と円環
状のつば50A,50Bで形成される区画P1、前記壁
面50と円環状のつば50B,50Cで形成される区画
P2に、それぞれ対向している。上下方向に摺動可能に
内装されたブッシング5は該ブッシング5の下面と空所
1Dの底部の間に介装されたコイルバネ51により上方
向に付勢され、ブッシング5の上方への移動はブッシン
グ5の上端にローラ6Bを介して当接しているアーム6
Aにより、抑止されている。ブッシング5内に上下に摺
動可能に内装されたパイロットプランジャ4は、その下
端に設けられたランド部4A、ランド部4Aとそれぞれ
所定の間隔をおいて配置されたランド部4B、4Cを含
んで構成され、ランド部4Aの軸方向厚みは、前記区画
P2に対向している前記開口の軸方向寸法よりもわずか
に大きい値としてある。なお、ランド部4Bの位置は、
ブッシング5が最も上昇した状態で、パイロットプラン
ジャ4が限界まで下降しても、前記区画P1に対向して
いる前記開口をランド部4Bがふさぐことのない位置と
なっている。また、壁面50には、区画P1にケーシン
グ1A外部から圧油を供給する油圧管52が接続され、
区画P1と前記空所1Cのピストン3Aの下側になる区
画R2は圧油通路30Aで連通され、区画P2と前記空
所1Cのピストン3Aの上側になる区画R1は圧油通路
30Bで連通されている。空所1Dの底面には、排油口
49が形成されている。
【0020】パイロットプランジャ4に結合されてパイ
ロットプランジャ4とともに上下動するロッド4Dは、
レバー機構を介して案内羽根サーボモータ及び補助サー
ボモータに結合されている。
【0021】シリンダ39とプランジャ2が案内羽根開
閉手段である油圧モータ供給される圧油の量を制御す
る流量制御弁を構成し、二次配圧弁1が案内羽根開閉手
段を制御する開閉制御手段をなしている。
【0022】案内羽根閉鎖速度選択器29は、中央に前
記軸35が貫通する孔53を設けた厚肉円板状のボデー
29Aと、該ボデー29Aの孔53の周囲に形成された
シリンダ8,9,10と、シリンダ8,9,10にそれ
ぞれ内装されたストップピストン13,14,15と、
ストップピストン13,14,15に結合されシリンダ
8,9,10の上方(つまりボデー29Aの上方)に突
出したピストンロッド13A,14A,15Aと、ピス
トンロッド13A,14A,15Aの突出部に螺合され
た位置調整ナット18,21,22と、シリンダ8,
9,10の上端とボデー29Aの外周面を結ぶ排油路8
A,9A,10Aと、シリンダ8,9,10の下端とボ
デー29Aの外周面を結ぶ圧油路8B,9B,10B
と、ボデー29Aの上面に植設された二本のロッド54
と、ロッド54の下部に螺合された許容最大閉速度設定
ナット12と、ロッド54の上部に螺合された許容最大
開速度設定ナット11と、ボデー29Aの上方に配置さ
れ前記孔53に挿通された前記軸35の上端部が固着さ
れるとともに、前記ピストンロッド13A,14A,1
5A及び二本のロッド54が挿通されたストッププレー
ト16と、を含んで構成されている。なお、ストッププ
レート16は、許容最大閉速度設定ナット12と許容最
大開速度設定ナット11との間になる位置に設定され
る。
【0023】圧油路8B,9B,10Bは、それぞれ電
磁弁17,19,20を介装した前記圧油ライン38,
36,37にそれぞれ接続されている。電磁弁17,1
9,20はそれぞれコイル28,26,27で励磁され
るようになっている。
【0024】図1において、二次配圧弁1のプランジャ
2は、図示していない案内羽根サーボモータ(案内羽根
開閉手段)の開側、あるいは閉側に圧油を配送し、ポン
プ水車に対する水量調節手段となる案内羽根を油圧で開
閉操作させるもので、バルブサーボモータ3によって上
下動される。このバルブサーボモータ3はパイロットプ
ランジャー4の上下動に応じて上下動させられる。即ち
バルブサーボモータ3の下側室R2には絶えず圧油管5
2を経て供給される圧油が作用しているので、パイロッ
トプランジャ4が上動してバルブサーボモータ3の上側
室R1の油が圧油通路30Bを通して排出された場合に
は、バルブサーボモータ3は上動する。パイロットプラ
ンジャ4が下動し、圧油が圧油通路30Bを通してバル
ブサーボモータ3の上側室R1にも通じた場合にはバル
ブサーボモータ3は下降する。この理由はバルブサーボ
モータ3の上側室R1の方が下側室R2より受圧面積が
大きいためである。
【0025】レバー6及び金具7はレバー機構を構成
し、バルブサーボモータ3の動きをパイロットプランジ
ャ4と対をなし、パイロットプランジャ4の外周に位置
するブッシング5に対してフィードバックする機構であ
る。このレバー6,金具7はバルブサーボモータ3の変
位がパイロットプランジャ4と一定の比例関係になるよ
うに設けられている。パイロットプランジャ4は図示し
ていない調速機の補助サーボモータの変位と案内羽根サ
ーボモータの変位の差に応じて上下動させられるように
なっている。換言すれば指令側である補助サーボモータ
の位置変位に応じて案内羽根サーボモータが制御される
が、その速度はプランジャ2の変位次第で決まる。即
ち、プランジャ2が大きく下方に変位した時は速い閉鎖
速度で、小さく下方に変位した時は遅い閉鎖速度で案内
羽根が閉められる。なお、プランジャ2の上動の場合が
開動作になる。11は案内羽根サーボモータの許容最大
開速度を設定するナット、12は反対に許容最大閉速度
を設定するナットである。案内羽根の閉速度はポンプ運
転あるいは水車運転に応じて切換え使用する必要があ
り、単にナット12による最大閉速度設定だけではすま
ない。
【0026】これを達成するために設けられたのが案内
羽根閉鎖速度選択装置のストップピストン13乃至15
である。これらストップピストン13乃至15はバルブ
サーボモータ3の周りに配置され、バルブサーボモータ
3に結合された軸35の頂部に取付けられたストッププ
レート16の下動を制限するように作動する。まずスト
ップピストン13はポンプ運転モード及び水車運転モー
ドの腰折れ前の案内羽根閉鎖速度上限を設定するための
もので、ポンプ運転モードでは図のごとく下室が排油さ
れてストップピストン13がシリンダ8の下部に位置
し、水車運転モードでは電磁弁17を介して下室に圧油
が導かれ、このためストップピストン13がシリンダ8
上部に位置する。したがってプランジャ2のストローク
には所定の制限が与えられる。このプランジャ2のスト
ロークの制限の度合はストップピストン13のロッド1
3A上に取付けられた位置調整ナット18の位置を調整
して決める。シリンダ8、ストップピストン13、ロッ
ド13A、位置調整ナット18及び電磁弁17が第1の
制限手段を構成する。
【0027】同様にストップピストン14は案内羽根開
度に連動して水車運転モードの腰折れ後の案内羽根閉鎖
速度上限を決めるためのものであり、ストップピストン
15は回転速度に応動して水車運転モードの腰折れ後の
案内羽根閉鎖速度上限を決めるためのものである。19
及び20は夫々のストップピストン14及び15を作動
する電磁弁、21及び22はストップピストン14及び
15のロッド上に取付けられてストッププレート16の
位置を制限するナットである。シリンダ9、ストップピ
ストン14、ロッド14A、位置調整ナット21及び電
磁弁19が第2の制限手段を構成する。また、シリンダ
10、ストップピストン15、ロッド15A、位置調整
ナット22、電磁弁20、補助リレー24とその接点が
第3の制限手段を構成する。本実施例では、ストップピ
ストン14とストップピストン15のロッド14A,1
5Aに取り付けられた位置調整ナット21、22の高さ
は、ストップピストン14とストップピストン15が一
杯に上昇したとき、互いに同じ高さになるようにしてあ
り、第2、第3の制限手段で制限される閉鎖速度上限は
同じになるようにしてある。
【0028】尚図1ではポンプ運転モードの腰折後の案
内羽根閉鎖速度を決めるストップピストンは図示してな
いがストップピストン14,15,13と同様に二次配
圧弁1のバルブサーボモータ3の軸35の周りに配置さ
れる。
【0029】図2は図1に示す実施例の電気関係制御シ
ーケンスを示す系統図で、PC,NCはそれぞれ直流制
御電源の+側、−側を示す。図2において、31は「ポ
ンプ−水車」運転モード切換開閉器、33は案内羽根開
度が予め設定された開度Yoになったときに閉じられる
案内羽根開度検出手段である案内羽根開度位置開閉器の
接点、34は補助リレー、34Aはその接点、26は電
磁弁19のコイル、27は電磁弁20のコイル、28は
電磁弁17のコイル、23は水車回転数Nが予め設定さ
れた所定回転数Nuを超えたとき閉じられる回転速度検
出器である速度スイッチの接点、24は補助リレー、2
4Aはその接点、接点31−1,31−2,31−3
は、運転モードが「水車」に選択されたとき閉じられる
接点である。所定回転数Nuは、図6に示されるよう
に、負荷遮断時の案内羽根開度が前記開度Yoよりもわ
ずかに小さくなった状態に対応するポンプ水車の回転数
に設定されている。この回転数は必ずしも開度Yoより
もわずかに小さい開度状態に対応するポンプ水車の回転
数に設定する必要はなく、制御装置や装置の応答性を考
慮し、案内羽根閉鎖速度が第2の所定値以上の速度で
まりうる案内羽根開度がどの位になるかを考慮して適宜
設定すればよい。
【0030】運転モード切換開閉器31を水車側に回す
と接点31−1,31−2,31−3が閉じられ、腰折
れ前案内羽根閉鎖速度上限を選択する電磁弁17のコイ
ル28が付勢される。このため電磁弁17が通油側に切
り替わってストップピストン13の下室に圧油が導かれ
てストップピストン13がシリンダ8の上部に移動し、
案内羽根閉鎖速度上限が水車モード側に選択される。ス
トップピストン13がシリンダ8の上部に移動すること
で位置調整ナット18の位置が上昇し、ストッププレー
トの下降はこの位置調整ナット18の位置が下限とな
り、この位置で得られる圧油量が油圧モータの閉側に供
給される圧油量の最大の値となる。すなわち、この位置
調整ナット18の位置が案内羽根の閉鎖速度の第1の所
定値を設定する。この状態では、案内羽根開度は所定の
開度(設定開度)Yoより大きいから接点33は開いた
ままであって、補助リレー34は無励磁であり、接点3
4Aは閉じている。つまり、コイル26は励磁された状
態であるから、電磁弁19は非通油側に切り替わったま
まであり、ストップピストン14はシリンダ9の下部に
位置していて、案内羽根閉鎖速度の制限には関係しな
い。また、接点23も、水車回転数が前記所定の回転速
度Nuを超えていないから開いたままであって、補助リ
レー24は無励磁であり、接点24Aは閉じている。つ
まりコイル27は励磁された状態であるから電磁弁20
は非通油側に切り替わったままであり、ストップピスト
ン15はシリンダ10の下部に位置していて、案内羽根
閉鎖速度の制限には関係しない。
【0031】いま、電源が正常な状態で主機を非常停止
させる場合には、図4の曲線40のごとき案内羽根閉鎖
速度にて案内羽根が閉鎖され、主機が停止される。即
ち、曲線40のごとく、案内羽根が全負荷位置から腰折
れ前の案内羽根全閉速度で閉鎖し始め、本実施例の場合
開度Yoまで閉鎖されると案内羽根開度位置開閉器の接
点33が閉路される。接点33が閉路されると補助リレ
ー34が付勢され、その接点34Aが開路する。このた
め電磁弁19のコイル26が消勢され、電磁弁19は通
油側に切換わる。このため圧油はストップピストン14
の下側に作用し、ストップピストン14を上動させる。
ストップピストン14の上動により位置調整ナット21
の位置が上昇して、ストップピストン13のロッド13
A上に取付けられた位置調整ナット18の位置より高く
なり、該位置調整ナット18の位置にあったストッププ
レート16は、位置調整ナット21の上昇とともに該位
置調整ナット21により押し上げられる。
【0032】ストッププレート16の上昇は、該ストッ
ププレート16に軸35を介して結合されたプランジャ
2の上昇を来し、シリンダ39の開口47に対して下方
に動いて油圧管43と油圧管44をシリンダ39の内部
を通じて連通させていたピストン2Aも上方に動く。つ
まり、開口47とピストン2Aの上端との間に形成され
ていた隙間が狭められ、案内羽根開閉手段である案内羽
根サーボモータに送られる油量が削減されるので、案内
羽根閉鎖速度が第2の所定値に低減されるのである。し
たがって案内羽根閉鎖速度上限は腰折れ後の案内羽根閉
鎖速度上限(第2の所定値)に変り、腰折れ後のゆるや
かな速度で案内羽根は全閉される。なお、パイロットプ
ランジャ4の位置は、図示されていない調速機である補
助サーボモータの変位と案内羽根サーボモータの変位の
差に応じて決まり、パイロットプランジャ4の位置が決
まるとそれに応じてプランジャ2の位置がきまり、プラ
ンジャ2の位置がきまると、その位置がレバー6、アー
ム6Aを介してブッシング6にフィードバックされて、
サーボモータ3の位置がその位置に保持される。但し、
このときのサーボモータ3の位置は、軸35を介して、
ストッププレート16が位置調整ナット18、もしくは
21の上になる位置に制限されるのである。このように
して案内羽根開度連動の案内羽根閉鎖速度制限の腰折れ
が実現する。
【0033】ところでもし上記案内羽根開度連動の腰折
装置が何らかの理由で故障し、図6のようになった場合
を考える。この場合でも図2のようにN>Nuになれば
補助リレー24が付勢され、接点24Aが開路し電磁弁
20のコイル27が消勢され圧油がピストン15の下側
に作用し腰折(閉速度制限)がかかる。結局図6の実線
40Aのようになり、異常水撃水圧を発生させることな
く安定した閉鎖が実行される。図3は、本発明の基本的
な思想を示すもので、案内羽根の開度Yがあらかじめ設
定されている開度Yoよりも小さくなったときに作動す
る案内羽根開度連動の案内羽根閉鎖速度腰折れと、ポン
プ水車回転数Nがあらかじめ設定されている定格回転速
度より高い回転速度Nuを超えたときに作動する回転速
度応動の案内羽根閉鎖速度腰折れが組み合わされ、案内
羽根開度連動の案内羽根閉鎖速度腰折れが作動しない場
合でも回転速度応動の案内羽根閉鎖速度腰折れにより、
案内羽根が安全に閉鎖されることを示している。
【0034】なお、案内羽根開度連動の案内羽根閉鎖速
度腰折れが作動しない場合でも、ポンプ水車の回転数が
Nuに達しない場合は回転速度応動の案内羽根閉鎖速度
腰折れは作動しないが、図5に示すように、負荷遮断時
のポンプ水車回転数がNuに達しないということは、初
期負荷が小さいことを意味し、ガバナが指令して来る案
内羽根閉鎖速度も小さくなり、案内羽根閉鎖速度腰折れ
がまったく動作しなくても水圧鉄管の水圧Pが許容値よ
り大とならず、危険にはならない。
【0035】
【発明の効果】前記案内羽根開度連動の案内羽根閉鎖速
度制限装置が故障していても案内羽根閉鎖速度が第2の
所定値の近傍を超えて暴走することはなく、従って当該
故障発生時にも水車の上流、下流に異常水撃水圧が発生
することがなく安全性が確保される。観点を変えると、
仮に前記案内羽根開度連動の案内羽根閉鎖速度制限装置
の信頼性が若干落ちてもトータルの信頼性は向上させる
ことができるので案内羽根開度連動の案内羽根閉鎖速度
制限装置自身の合理化がやりやすい。特に従来は信頼性
本位の発想から案内羽根サーボモータから案内羽根閉鎖
速度制限装置までの信号伝達のために高価で不便な純機
械式リンケージを採用するケースが多かったがこの必要
がなく安価で便利な電気式リンケージでも同等以上の信
頼性が確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における二次配圧弁周りの機構
を示す断面図である。
【図2】本発明の実施例の電気関係制御シーケンスを示
す系統図である。
【図3】本発明のポイントを要約した機能図である。
【図4】ポンプ水車の負荷遮断時の各種プロセス量の時
系列変化を示す概念図である。
【図5】本発明のバックアップ腰折装置の合理性を説明
する概念図である。
【図6】案内羽根開度連動腰折(第2の制限手段)が不
動作で本発明の回転速度応動腰折(第3の制限手段)が
バックアップした場合の各種プロセス量の時系列変化を
示す概念図である。
【符号の説明】
1 二次配圧弁 1A ケー
シング 1B,1C,1D 2 プラン
ジャー 2A,2B ピストン 3 バルブ
サーボモータ 3A ピストン 3B スリ
ーブ 4 パイロットプランジャー 4A,4
B,4C ランド部 4D ロッド 5 ブッシ
ング 6 レバー 6A アー
ム 6B ローラ 7 金具 8,9,10 シリンダ 8A,9
A,10A 排油路 8B,9B,10B 圧油路 11 許容
最大開速度設定ナット 12 許容最大閉速度設定ナット 13,14
ストップピストン 13A,14A ピストンロッド 15 スト
ップピストン 15A ピストンロッド 16 スト
ッププレート 17 電磁弁 18 ナッ
ト 19,20 電磁弁 21,22
位置調整ナット 23 N>Nuの時閉じる接点 24 補助
リレー 24A 補助リレーの接点 26 電磁
弁19のコイル 27 電磁弁20のコイル 28 電磁
弁17のコイル 29 案内羽根閉鎖速度選択器 29A ボ
デー 30A,30B 圧油通路 33 案内
羽根開度位置開閉器 31 ポンプ水車運転モード切換開閉器 34 補助
リレー 34A 補助リレーの接点 35 軸 35A ピン 36,3
7,38 圧油ライン 39 シリンダ 40 曲線 42,43,44 油圧管 45,4
6,47 開口 48,49 排油口 50 壁面 50A,50B,50C 円環状のつば 51 コイ
ルバネ 52 油圧管 53 孔 54 ロッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−219882(JP,A) 特開 昭61−39112(JP,A) 特開 昭58−66122(JP,A) 特開 昭55−10012(JP,A) 特開 昭54−144530(JP,A) 特開 昭54−142440(JP,A) 特開 昭54−108143(JP,A) 特開 昭53−105642(JP,A) 特開 昭53−35833(JP,A) 特開 昭52−118140(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F03B 1/00 - 11/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開度調整可能な案内羽根を有するポンプ
    水車の負荷遮断時における案内羽根閉鎖速度制御方法に
    おいて、該案内羽根が所定の開度以上にある時は該案内
    羽根の閉鎖速度を第一の所定値以下に制限し、該案内羽
    根が該所定開度以下にあるときは該案内羽根の閉鎖速度
    を第二の所定値以下に制限する一方、該ポンプ水車の回
    転速度が所定値以上に上昇していることを条件に動作
    し、該案内羽根の閉鎖速度を前記第二の所定値かその近
    傍以下に制限することを特徴とするポンプ水車の案内羽
    根閉鎖速度制御方法
  2. 【請求項2】 開度調整可能な案内羽根を有するポンプ
    水車の水車運転モードにおける前記案内羽根閉鎖速度制
    御方法において、該案内羽根が所定の開度以上にある時
    は該案内羽根の閉鎖速度の上限を第1の所定値に制限
    し、案内羽根の開度が該所定開度未満のときは該案内羽
    根の閉鎖速度の上限を前記第1の所定値よりも低い第2
    の所定値に制限し、さらに、ポンプ水車の回転速度を検
    出し、検出された回転速度が定格速度より高い所定の回
    転速度以上の時には案内羽根閉鎖速度の上限を前記第二
    の所定値に制限するようにしたことを特徴とするポンプ
    水車の案内羽根閉鎖速度制御方法。
  3. 【請求項3】 開度調整可能な案内羽根を有するポンプ
    水車の水車運転モードで動作する案内羽根閉鎖速度制御
    装置において、該案内羽根の開度を検出して所定の開度
    以上のときに信号を出力する案内羽根開度検出手段と、
    与えられた目標開度とそのときの案内羽根開度の偏差に
    基づいて案内開閉手段を制御する開閉制御手段と、前記
    案内羽根開度検出手段が信号を出力していないとき、案
    内羽根の閉鎖速度の上限を第1の所定値に制限する第1
    の制限手段と、該案内羽根開度検出手段が信号を出力し
    ているとき、案内羽根の閉鎖速度の上限を前記第1の所
    定値より低い第2の所定値に制限する第2の制限手段
    と、ポンプ水車の回転速度が定格速度より高い所定の回
    転速度以上のとき動作して所定の信号を出力する回転速
    度検出器と、前記回転速度検出器が所定の信号を出力し
    ているとき、案内羽根の閉鎖速度の上限を前記第2の所
    定値近傍に制限する第3の制限手段と、を含んで構成さ
    れていることを特徴とするポンプ水車の案内羽根閉鎖速
    度制御装置。
  4. 【請求項4】 閉鎖速度の制御が、案内羽根を開閉する
    油圧モータに供給される圧油の流量を制御する流量制御
    弁の弁軸の移動による開度制御によって行われ、閉鎖速
    度の上限の制限が前記弁軸の移動を制限することによっ
    て行われることを特徴とする請求項1に記載のポンプ水
    車の案内羽根閉鎖速度制御方法。
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