JP3394303B2 - 板材折曲げ加工機 - Google Patents

板材折曲げ加工機

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、板材の端縁部をL字
形状に折曲げる板材折曲げ加工機に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、板材の曲げ加工機としては、ブレ
ード形式、V曲げ形式、しごき形式、側部パンチ形式等
の多様な形態があるが、ブレード形式の場合であると、
ブレードの動く軌道を理想的に捉えることによって、板
材の表面の擦り傷の発生や、腰折れ、歪曲等の不良品の
発生を防ぐことができる。 【0003】例えば、ブレード形式の曲げプレス機とし
て、下部フレームに上部フレームが開閉可能に軸支され
るC型フレームにおいて、下部フレームにクランク軸に
より駆動されるリンク機構を設け、そのうち、クランク
軸と連結される駆動リンクの上端部に、板材を正曲げす
る下部ブレードと、逆曲げする上部ブレードとを一体的
に設けた。リンク機構については、下部フレームの下端
部に前記クランク軸を設け、また、それよりも後端の上
部には従動リンクが連結される従動軸を設け、従動リン
クが駆動リンクの上端部に連結され、その部分を支点と
して駆動リンクが揺動することによって、上下のブレー
ドが特殊の軌道を取るようにした(特開平1−9386
9号あるいは特開平2−274317号公報)。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のブレード形式の曲げプレス機では、正曲げする下部
ブレードと、逆曲げする上部ブレードとが駆動リンクに
一体的に設けられているため、下部ブレードの動きを理
想的に捉えようとすれば、それに制約を受けるため、上
部ブレードの動きが理想から外れることになる。しか
も、正曲げの妨げにならないように、下部ブレードから
上部ブレードを上へ高く距離をおいて離しておくため
に、下部フレームには下部ブレードが上部ブレードと一
体運動して降下するための無駄な空洞化が生じるという
問題があった。 【0005】この空洞化を解決するために、下部ブレー
ドと上部ブレードとをリンク機構にてたがいに独立させ
ることが考えられる。すなわち、C型フレームのうち、
下部フレームに下部ブレードを駆動する下部リンク機構
を設けると共に、上部フレームに上部ブレードを駆動す
る上部リンク機構を別途に設けることにより解決する。 【0006】しかし、この手段ではC型フレームおよび
それに内装する装置全般が過大となり、部品点数が多く
コスト高となり、上部リンク機構より発生する荷重のた
めに上部フレームの開閉動作に多大な負荷がかかり、省
エネ等の面で問題があった。 【0007】この発明の目的は、上記問題点を改善する
ために、全体的に過大化をせず部品点数を少なくしコス
トの低減を図ると共に、無駄な空洞化を避けた板材折曲
げ加工機を提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、ボトムダイとトップダイとで板材をほ
ぼ水平姿勢に固定し、両ダイより突出した板材の自由端
縁を揺動自在に設けた上下の曲げ型によって折曲げる板
材折曲げ加工機にして、前記下曲げ型を上端に備えた短
尺の駆動リンクと前記上曲げ型を上端に備えた長尺の駆
動リンクとを同一のクランク軸に異なる偏心において連
結し、前記クランク軸の軸中心から短尺の駆動リンクの
下端までの偏心距離よりも、長尺の駆動リンクの下端ま
での偏心距離を大きく設定し、従動軸に長尺の従動リン
クと短尺の従動リンクとを偏心して枢着し、長尺の従動
リンクを前記短尺の駆動リンクの上端部に連結すると共
に、短尺の従動リンクを前記長尺の駆動リンクの上端部
に連結して板材折曲げ加工機を構成した。 【0009】 【作用】この発明の板材折曲げ加工機を採用することに
より、共通のクランク軸の回転により短尺の駆動リンク
と長尺の駆動リンクとが同時に作動する。よって、下曲
げ型を上端に備えた短尺の駆動リンクと上曲げ型を上端
に備えた長尺の駆動リンクとは、クランク軸に異なる偏
心距離、すなわち、クランク軸の軸中心から短尺の駆動
リンクの下端までの偏心距離よりも、長尺の駆動リンク
の下端までの偏心距離が大きく設定されている。 【0010】また、長、短尺の駆動リンクの揺動支点の
円弧軌道の大きさも異なることから、下曲げ型と上曲げ
型が同時に動いても、それぞれにおいて理想的な正曲げ
および逆曲げの軌道を取ることができる。更に、下曲げ
型による正曲げの妨げにならない高い位置から、上曲げ
型を逆曲げの位置に下ろすことができ、その際に、上曲
げ型と一体的に下曲げ型を大きく下げる必要がなくな
る。 【0011】 【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。なお、板材折曲げ加工機の構成は、既に
公知の構成のものであるため、詳細な図示と説明を省略
する。 【0012】図1を参照するに、板材折曲げ加工機1
は、下部フレーム3aと上部フレーム3bとで構成され
るC型フレーム3を備えており、このC型フレーム3の
開口部には、板材Wを挟圧するボトムダイ5が前記下部
フレーム3aに、トップダイ7が上部フレーム3bにそ
れぞれ装着されている。そして、前記上部フレーム3b
は下部フレーム3aに支点軸9で連結され、弓形支杆1
1の動きによって上部フレーム3bは支点軸9を揺動支
点として揺動し、下部フレーム3aに対し上部フレーム
3bは開閉する。すなわち、ボトムダイ5上へ挿入され
た板材Wをトップダイ7にて押圧挟持することが可能と
なる。なお、弓形支杆11は図示を省略した駆動源より
クランク機構を介して上下方向へ移動自在に駆動され
る。 【0013】前記下部フレーム3a内にはクランク軸1
3が設けられ、このクランク軸13に下曲げ型15を備
えた短尺の駆動リンク17と、上曲げ型19を備えた長
尺の駆動リンク21とが連結されている。なお、短尺の
駆動リンク17に備えた下曲げ型15により正曲げを施
す際、上曲げ型19が妨げにならないように長尺の駆動
リンク21の長さは設定されている。なお、前記クラン
ク軸13に対し短尺の駆動リンク17は偏心距離Eaの
位置にてピン(図示省略)を介して回動自在に枢着さ
れ、長尺の駆動リンク21は偏心距離Ebの位置にてピ
ン(図示省略)を介して回動自在に枢着されていて、偏
心距離Eaより偏心距離Ebは大きく設定されている。 【0014】更に、下部フレーム3aの後端上部(図1
において右側上部)には、従動軸23が設けられ、この
従動軸23は偏心軸となっていて、偏心軌道の偏心23
aに長尺の従動リンク25と短尺の従動リンク27とが
上下方向へ揺動自在に軸支されている。そして、長尺の
従動リンク25の先端は前記短尺の駆動リンク17にピ
ン29を介して連結され、短尺の従動リンク27の先端
は前記長尺の駆動リンク21にピン31を介して連結さ
れている。 【0015】上記構成により、その作用としては、図2
に示されているごとく、短尺の駆動リンク17と長尺の
駆動リンク21は、ピン29,31の中心が揺動支点で
あって、その案内軌道Sa,Sbは図2の図中に2点鎖
線で示す動きをなす。そして、クランク軸13による異
なるクランク運動、すなわち、長、短尺駆動リンク1
7,21はクランク軸13の軸中心Kより異なる偏心距
離Ea,Ebにて連結点Pa,Pbで連結されているの
で、この異なる運動およびそれに伴うピン29,31の
揺動支点の異なる軌道運動によって、短尺の駆動リンク
17および長尺の駆動リンク21の運動が独立して行な
われる。 【0016】その結果、下曲げ型15および上曲げ型1
9の軌道Ra,Rbが、それぞれにおいて理想的に取ら
れる。そして、軌道Ra,Rbを案内軌道Sa,Sbの
変更により制御できるように従動軸23が偏心軸となっ
ている。 【0017】クランク運動の違いについては、クランク
軸13の軸中心Kから、短尺の駆動リンク17が連結さ
れる連結点Paまでの偏心距離Eaが小さく、長尺の駆
動リンク21が連結される連結点Pbまでの偏心距離E
bが大きくとられている。また、連結点Pa,Pbは、
図2に示すごとく、クランク軸13の軸中心Kからほぼ
同じ方位にあり、クランク軸13の回転に伴う連結点P
a,Pbの回動範囲Lにおいて、下曲げ型15の軌道R
aと、上曲げ型19の軌道Rbが生じている。なお、連
結点Pa,Pbはクランク軸13の軸中心Kに対して同
じ方位でなく異ならせても可能である。 【0018】前記軌道Ra,Rbは、図3に示されてい
るごとく、板材Wの正曲げでは軌道Raの如く下曲げ型
15が運動し、板材Wの逆曲げでは軌道Rbの如く上曲
げ型19が運動し、正曲げ、逆曲げに良好な曲線の運動
が得られる。 【0019】而して、C型フレーム3およびその内部構
造が過大とならず、部品点数も少なくなり、また、上曲
げ型19による逆曲げのために下曲げ型15を逃がす最
小限の小さな空間を取ることにより、無駄な空洞化を避
けることができる。 【0020】なお、この発明は、前述した実施例に限定
されることなく、適宜な変更を行なうことにより、その
他の態様で実施し得るものである。 【0021】 【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、この発明によれば、特許請求の範囲に記載さ
れたとおりの構成であるから、全体的に過大化をせず部
品点数を少なくしてコストの低減を図り、上下の曲げ型
を独立軌道として板材を曲げる理想的な曲げ軌道となす
と共に、上曲げ型による逆曲げのために下曲げ型を逃が
す最小限の小さな空間を取ることにより無駄な空洞化を
避けることができる。また、上部フレームに荷重となる
リンク機構を設けるというような必要がなく、C型フレ
ームにおいて板材を挟むに必要な上部フレームの円滑な
動きを確保することができ、省エネ化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の主要部を示し、上下曲げ型を動かす
リンク機構を表した断面図である。 【図2】この実施例の作用説明図である。 【図3】上下曲げ型の軌道を示す説明図である。 【符号の説明】 1 板材折曲げ加工機 5 ボトムダイ 7 トップダイ 13 クランク軸 15 下曲げ型 17 短尺の駆動リンク 19 上曲げ型 21 長尺の駆動リンク 23 従動軸 25 長尺の従動リンク 27 短尺の従動リンク Ea,Eb 偏心距離 K クランク軸の軸中心 Pa,Pb 連結点(ピン中心) W 板材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21D 5/04

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ボトムダイとトップダイとで板材をほぼ
    水平姿勢に固定し、両ダイより突出した板材の自由端縁
    を揺動自在に設けた上下の曲げ型によって折曲げる板材
    折曲げ加工機にして、前記下曲げ型を上端に備えた短尺
    の駆動リンクと前記上曲げ型を上端に備えた長尺の駆動
    リンクのそれぞれ下端を同一のクランク軸に異なる偏心
    において連結し、前記クランク軸の軸中心から短尺の駆
    動リンクの下端までの偏心距離よりも、長尺の駆動リン
    クの下端までの偏心距離を大きく設定し、従動軸に長尺
    の従動リンクと短尺の従動リンクとを偏心して枢着し、
    長尺の従動リンクを前記短尺の駆動リンクの上端部に連
    結すると共に、短尺の従動リンクを前記長尺の駆動リン
    クの上端部に連結してなることを特徴とする板材折曲げ
    加工機。
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