JP3393983B2 - 荷電粒子ビーム露光装置 - Google Patents

荷電粒子ビーム露光装置

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JP3393983B2
JP3393983B2 JP32462097A JP32462097A JP3393983B2 JP 3393983 B2 JP3393983 B2 JP 3393983B2 JP 32462097 A JP32462097 A JP 32462097A JP 32462097 A JP32462097 A JP 32462097A JP 3393983 B2 JP3393983 B2 JP 3393983B2
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聡 山崎
研司 大歳
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、半導体素子の製造
に使用されるフォトマスクあるいはシリコンウエハなど
の表面に、電子ビームを用いて微細なパターンを描画す
る電子ビーム露光装置、及びこれと同様な荷電粒子ビー
ム光学系を備えた荷電粒子ビーム露光装置に係る。
【0002】
【従来の技術】電子ビーム露光装置では、電子銃から発
射された電子ビームを、偏向レンズ系及びアパーチャ板
などを用いて所定の断面形状に成形した後、被処理基板
上で走査する。これによって、被処理基板上に塗布され
ているフォトレジストに目標とするパターンが描画され
る。
【0003】電子ビーム露光装置には、丸ビームを用い
るものと可変成形ビームを用いるものがある。可変成形
ビーム方式では、被処理基板上に描画すべきパターン
を、予め、矩形や直角二等辺三角形などの基本的な図形
に分割し、電子ビームの断面形状をこれらの基本的な図
形に応じた形状に適宜成形して描画を行う。可変成形ビ
ーム方式は、丸ビーム方式と比べて処理能力が優れてい
るので、近年、電子ビーム露光装置の主流になりつつあ
る。
【0004】半導体集積回路の高集積化に伴い回路パタ
ーンの微細化が進み、これに対応すべく、電子ビーム露
光装置に対する微細化及び高精度化の要求が益々高まっ
ている。可変成形ビーム方式に基づく電子ビーム露光装
置において、高精度な描画パターンを得るためには、電
子ビームの断面形状の成形を高精度に行わなければなら
ない。
【0005】図9に、可変成形ビーム方式に基づく電子
ビーム露光装置の概略構成を示す。照明系5から発射さ
れた電子ビームは第一アパーチャ板1に入射する。第一
アパーチャ板1は、図10(a)に示す様に、矩形の開
口部17を備え、これによって電子ビームは矩形状に成
形される。第一アパーチャ板1を通過した電子ビーム
は、成形偏向器3を通って、第二アパーチャ板2に入射
する。第二アパーチャ板2は、図10(b)に示す様
に、略矢印型の開口部19を備え、この開口部19の上
に電子ビームが到達する位置は、成形偏向器3によって
制御される。この開口部19に対する電子ビーム像18
の相対位置によって、図10(c)に示す様に、先に矩
形状に成形された電子ビームの一部が遮られ、電子ビー
ムの断面形状の成形が更に行われる。これによって、被
処理基板6の上に照射される電子ビームの断面形状及び
寸法が決定される。なお、この例の場合(図10
(c))、電子ビームの断面形状(電子ビーム像18)
として、矩形(タイプ1)及び4種類の直角二等辺三角
形(タイプ2〜5)が得られる。
【0006】上記の様に、電子ビームの断面形状を可変
式に成形する場合、成形偏向器3によって偏向された電
子ビームが、第二アパーチャ板2上への到達する位置の
精度が低下すると、第二アパーチャ板2による成形後の
電子ビームの断面形状が変化して、その結果、被処理基
板上に描画されるパターンの寸法精度の低下を招く。第
二アパーチャ板2上への電子ビームの到達位置の精度を
低下させる要因として、以下の様な現象を挙げることが
できる。
【0007】(a)第一アパーチャ板1から第二アパー
チャ板2までの間の光軸近傍に配置された部品に、絶縁
性のコンタミネーションが付着し、コンタミネーション
のチャージアップによって電子ビームの偏向軌道が除々
に曲げられること (b)成形偏向器3の印加電圧の不安定性あるいは非線
形性 (c)アパーチャ板(第一及び第二)に到達した電子ビ
ームよる入熱に基づく温度上昇に伴う、アパーチャ板の
開口部に生ずる寸法及び形状の変化 (d)アパーチャ板(第一及び第二)の温度上昇に伴う
アパーチャホルダー(アパーチャを支持する部材)の熱
変形に基づくアパーチャ板の開口部の位置の移動 図11(a)に、定常状態における第二アパーチャホル
ダー71に対する第二アパーチャ板2の取付け状態を示
す。第二アパーチャ板2の側面は、基準ピン72により
第二アパーチャホルダー71に対して押し付けられ、第
二アパーチャ板2の上面は、板バネ73によって第二ア
パーチャホルダー71に対して垂直に押し付けられてい
る。第二アパーチャホルダー71に熱膨張が生ずると、
図11(b)に示す様に、第二アパーチャ板2を押し付
けているピン72の位置が移動し、それに伴って、第二
アパーチャ板2の位置も移動する。
【0008】図12(a)は、定常状態(図11(a)
に示す状態)において第二アパーチャ板の開口部19に
到達する電子ビームの第一アパーチャ像18の相対位置
(一例)を示す。図12(b)は、第二アパーチャホル
ダー71に熱膨張が生じた状態(図11(b)に示す状
態)における第一アパーチャ像18の相対位置の変化を
示す。図12(b)に示す様に、第二アパーチャ板2の
位置の移動に伴い、その開口部19の位置も移動するの
で、第二アパーチャ板の開口部19に対する電子ビーム
の第一アパーチャ像18の相対位置が変化する。これに
より、第二アパーチャ板2を通過した電子ビームの断面
形状(寸法及び形状)が変化し、その結果、描画パター
ンの寸法精度を低下を招く。
【0009】また、図13(a)、(b)に、温度上昇
に伴う第二アパーチャ板の開口部19の変化の様子を示
す。なお、(a)は定常状態、(b)は第二アパーチャ
板2の温度が上昇した状態を表す。図14(a)は、定
常状態(図13(a)に示す状態)における第二アパー
チャ板の開口部19に到達する電子ビームの第一アパー
チャ像18の相対位置(一例)を示し、図14(b)
は、第二アパーチャ板2の温度が上昇した場合(図13
(b)に示す状態)における第一アパーチャ像18の相
対位置の変化を示す。図14(b)に示す様に、第二ア
パーチャ板の開口部19の形状が変化すると、開口部1
9に対する第一アパーチャ像18の相対位置が変化す
る。これにより、第二アパーチャ板2を通過した電子ビ
ームの寸法及び形状が変化し、その結果、描画パターン
の寸法精度の低下を招く。
【0010】上記の様な問題を解決すべく、特開平6−
5499号公報には、電子ビームの成形に使用される複
数のアパーチャ板を同一固定治具に固定する構造が記載
されている。この構造を採用すれば、電子ビーム照射に
伴い流入する熱量がアパーチャ板から逃がれ易くなるの
で、アパーチャ板の温度上昇を抑えることができる。
【0011】しかしながら、固定方法あるいは接着方法
を改善しても、電子ビーム照射に伴いアパーチャ板に流
入する熱量を完全に取り除くことは困難であり、より高
精度な電子ビームの断面形状の成形が要求される場合に
は、十分な解決方法とは言えない。
【0012】また、上記の様な問題を解決すべく、特開
昭62−272529号公報には、アパーチャ板内にニ
クロム線からなるヒータを埋め込むことにより、アパー
チャ板の温度を一定に保つ方法が提案されている。この
方法によれば、アパーチャ板の温度を測定しながらヒー
タの出力を制御することによって、アパーチャ板の温度
が一定に保たれる。
【0013】更に、特開平6−124884号公報に
は、アパーチャ板にレーザービームを照射して、前記方
法と同様に、アパーチャ板の温度を一定に保つ方法が提
案されている。
【0014】上記の2つの方法では、温度測定を行って
ヒータあるいはレーザビームからアパーチャ板に供給さ
れる熱量を制御しているので、短時間のアパーチャ板へ
の電子ビーム照射に対しては制御上の遅れが発生する。
特に、被処理基板上での電子ビーム像の形状を適宜変化
させる可変成形ビーム方式の描画方式では、電子ビーム
像の形状及び寸法を短時間で変化させるので、電子ビー
ムの入射に伴いアパーチャ板に流入する熱量も短時間で
変化し、上記の制御方法では速やかに追従することがで
きず、従って、高精度な電子ビームの断面形状の成形に
は限界があった。
【0015】更に、上記の特開平6−124884号公
報には、アパーチャ板を通過する電子ビームの電流値、
あるいは、ビーム成形偏向器の動作データに基づいて、
アパーチャ板に与えらえる熱量を制御することについて
も記載されている。しかしながら、アパーチャ板に温度
変化をもたらすのは電子ビームの断面形状だけではな
く、電子ビームのON/OFFも影響しており、むしろ
電子ビームのON/OFFの方がアパーチャ板の温度変
化に与える影響が大きい。従って、上記の方法では、ア
パーチャ板の温度変化を完全に抑えることは困難であっ
た。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
を解決するために成されたもので、本発明の目的は、可
変成形ビーム方式に基づく荷電粒子ビーム露光装置にお
いて、アパーチャ板及びこれを支持するアパーチャホル
ダーの温度変化に起因するアパーチャ板の開口部の形状
及び位置の変動を抑えることにより、荷電粒子ビームの
断面形状の成形精度を向上させ、これによって、荷電粒
子ビーム描画装置の寸法精度の向上を図ることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の荷電粒子ビーム
露光装置は、荷電粒子ビーム源と、荷電粒子ビーム源か
ら発射された荷電粒子ビームの行路を遮断することによ
り荷電粒子ビームのON/OFFを行うブランキング機
構と、ブランキング機構を通過した荷電粒子ビームを所
定の断面形状に成形するアパーチャ板と、アパーチャ板
の温度を一定に保つべく、アパーチャ板に熱量を供給す
る加熱手段と、を備えた荷電粒子ビーム露光装置におい
て、前記加熱手段は、荷電粒子ビームがON及びOFF
のそれぞれの場合について、荷電粒子ビームの入射に伴
い前記アパーチャ板に流入する熱量との和が常に一定の
値になる様に算出された熱量を、前記ブランキング手段
による荷電粒子ビームのON/OFFに同期させて、前
記アパーチャ板に供給することを特徴とする。
【0018】本発明の荷電粒子ビーム露光装置によれ
ば、上記の条件に基づいて算出された熱量を、予め前記
加熱手段の制御装置に入力しておいて、その熱量を荷電
粒子ビームのON/OFFに同期させて前記アパーチャ
板に供給するので、制御の時間遅れを伴わず、前記アパ
ーチャ板を一定の温度に保ことができる。
【0019】なお、前記加熱手段から前記アパーチャ板
への熱量の供給は、前記アパーチャ板を支持するアパー
チャホルダーを介して行うこともできる。また、本発明
の荷電粒子ビーム露光装置は、荷電粒子ビーム源と、荷
電粒子ビーム源から発射された荷電粒子ビームの行路を
遮断することにより荷電粒子ビームのON/OFFを行
うブランキング機構と、ブランキング機構を通過した荷
電粒子ビームを所定の断面形状に成形する第一アパーチ
ャ板と、第一アパーチャ板を通過した荷電粒子ビーム
を、指示データに従い、複数のパターンの内のいずれか
の断面形状に更に成形する第二アパーチャ板と、第二ア
パーチャ板の温度を一定に保つべく、第二アパーチャ板
に熱量を供給する加熱手段と、を備えた可変成形ビーム
方式に基づく荷電粒子ビーム露光装置において、前記加
熱手段は、荷電粒子ビームがOFFの場合及び荷電粒子
ビームが前記第二アパーチャ板により前記複数のパター
ンの内のいずれかの断面形状に成形された場合のそれぞ
れの場合について、荷電粒子ビームの入射に伴い前記第
二アパーチャ板に流入する熱量との和が常に一定の値に
なる様に算出された熱量を、前記指示データに基づいて
且つ前記ブランキング手段による荷電粒子ビームのON
/OFFに同期して、前記第二アパーチャ板に供給する
ことを特徴とする。
【0020】本発明の荷電粒子ビーム露光装置によれ
ば、上記の条件に基づいて算出された熱量あるいはその
算出式を、予め前記加熱手段の制御装置に入力しておい
て、その熱量を前記指示データに対応し且つ荷電粒子ビ
ームのON/OFFに同期させて前記第二アパーチャ板
に供給するので、制御の時間遅れを伴わず、前記第二ア
パーチャ板を一定の温度に保ことができる。なお、前記
加熱手段から前記第二アパーチャ板への熱量の供給は、
前記第二アパーチャ板を支持する第二アパーチャホルダ
ーを介して行うこともできる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1に、本発明に基づく電子ビー
ム露光装置の概略構成を示す。図中、20は鏡筒、40
は試料室、41は被処理基板、42はステージ、21は
電子銃(荷電粒子ビーム源)、22a〜22eは各種レ
ンズ系、23はブランキング偏向器、24は成形偏向
器、25及び26は対物偏向器、11はブランキングア
パーチャ、1は第一アパーチャ板、2は第二アパーチャ
板、50は熱量補償回路部(加熱手段)を表す。
【0022】電子銃21から発射された電子ビームは、
ブランキング偏向器23によりON/OFF制御され
る。次いで、ブランキングアパーチャ11を通過した電
子ビームは、第一アパーチャ板1によって矩形形状に成
形される。矩形形状に成形された電子ビームは、成形偏
向器24により偏向され、第二アパーチャ板2上に入射
する。この時、先に説明した様に(図10)、第二アパ
ーチャ板2の開口部19に対する電子ビームの第一アパ
ーチャ像18の相対位置を適宜、制御することによっ
て、電子ビームの断面形状が指示された形状に成形され
る。この様に成形された電子ビームは、対物縮小レンズ
系22d、22eにより縮小され、被処理基板41上に
結像される。被処理基板41上での電子ビームの位置
は、対物偏向器25、26により制御される。この様に
して、指示された形状及び寸法の電子ビームが指示され
た位置に照射される。
【0023】この時、パターンデータ発生部36で生成
されたパターン情報及びビームON/OFF情報は、偏
向制御回路部33、ブランキング制御回路部34、可変
成形ビーム寸法及び形状制御回路部35へ送られる。こ
れと同時に、上記の情報は、熱量補償回路部50にも送
られる。熱量補償回路部(加熱手段)50は、上記の情
報に基づいて、電子ビームの断面形状の切替えに対応し
且つ電子ビームのON/OFFに同期して制御された熱
量を、第一アパーチャ板1及び第二アパーチャ板2に供
給する。
【0024】なお、この例において、電子ビームの加速
電圧は50kV、標準電流密度は40A/cm2 、最大
ビーム寸法は2.5μmである。また、第二アパーチャ
板2で成形された成形ビームの縮小率は1/30であ
り、被処理基板41上で2μmのビーム寸法を得たい場
合は、第二アパーチャ板2上でのビーム寸法は60μm
である。
【0025】(第一アパーチャ板の温度制御)次に、こ
の電子ビーム露光装置における、第一アパーチャ板の温
度制御方法について説明する。
【0026】図2(a)に、ビームON時の電子ビーム
軌道の模式図を示す。図2(b)に、この場合の第一ア
パーチャ上での電子ビームの電流分布を示す。図3
(a)に、ビームOFF時の電子ビーム軌道の模式図を
示す。図3(b)に、この場合の第一アパーチャ上での
電子ビームの電流分布を示す。図中、1は第一アパーチ
ャ板、2は第二アパーチャ板、3は成形偏向器、15及
び16は電子ビームのON/OFFを行うブランキング
電極、11はブランキングアパーチャ、13は制御アパ
ーチャを表す。
【0027】ビームON時には、図2(a)に示す様
に、ブランキング電極15を通過した電子ビームは、ブ
ランキングアパーチャ11の開口部を通り、ブランキン
グ電極16を経て、第一アパーチャ板1、成形偏向器3
及び第二アパーチャ板2によって所定の断面形状に成形
された後、制限アパーチャ13の開口部を通って、被処
理基板(図示せず)上に入射する。一方、ビームOFF
時には、図3(a)に示す様に、電子ビームはブランキ
ング電極15で偏向され、ブランキングアパーチャ11
で電子ビームの大部分がカットされ、更に、ブランキン
グ電極16を経て、第一アパーチャ板1、成形偏向器3
及び第二アパーチャ板2によって成形された後、制限ア
パーチャ13によって残りの電子ビームがカットされ
る。
【0028】このため、ビームON時とビームOFF時
とを比較すると、図2(b)及び図3(b)に示す様
に、第一アパーチャ板1の上に入射するビーム電流値が
大きく変化する。この様に、ビーム電流値の変化に伴
い、ビームON時とビームOFF時で第一アパーチャ板
1に流入する熱量も変化する。
【0029】図4に、第一アパーチャ板の温度制御方法
の概要を示す。図4(a)は、ビームON/OFFに伴
い、ビーム電流の入射に伴い第一アパーチャ板1に流入
する熱量の変化の様子を表し、図4(b)に、ビームO
N/OFFに対応して、熱量補償回路部50から第一ア
パーチャ板1に供給される熱量の様子を表す。図中、Q
xはビームOFF時にビーム電流に伴い流入する熱量、
PxはビームOFF時に熱量補償回路部50から供給す
る熱量、QyはビームON時にビーム電流に伴い流入す
る熱量、PyはビームON時に熱量補償回路部50から
供給する熱量を表す。本発明に基づく電子ビーム露光装
置においては、下記の条件が満たされる様に、ビームの
ON/OFFに同期させて、熱量補償回路部50から第
一アパーチャ板1に供給される熱量を制御する。
【0030】 Qx+Px=Qy+Py=(一定)・・・(1) 熱量補償回路部50から供給される熱量をこの様に制御
することによって、第一アパーチャ板1に入る熱量が常
に一定に維持され、その結果、第一アパーチャ板1の温
度が一定に維持される。従って、第一アパーチャ板1の
開口部の位置及び形状が変化することはない。
【0031】なお、上記の説明では、熱量補償回路部5
0から第一アパーチャ板1に対して熱量を供給している
が、第一アパーチャ板を支持するアパーチャホルダーに
熱量を供給してもよい。
【0032】(第二アパーチャ板の温度制御)次に、こ
の電子ビーム露光装置における、第二アパーチャ板の温
度制御方法について説明する。
【0033】図5に、電子ビームの第一アパーチャ像1
8a〜18dを第二アパーチャ板の開口部19の各位置
に投影した時の状態を示す。図5から分かる様に、第二
アパーチャ板2を用いて電子ビームの断面形状を成形す
る場合、成形後の形状及び寸法の変化に対応して、第二
アパーチャ板2に流入するビーム電流の値が変化する。
従って、電子ビームの断面形状の切替えに伴い、第二ア
パーチャ板2に流入する熱量が変化する。
【0034】図6に、第二アパーチャ板の温度制御方法
の概要を示す。図6(a)は、電子ビームのON/OF
Fに同期させて、電子ビームの断面形状を図5の18
a、18b、18c、18dの順に切替えた場合の、電
子ビームの入射により第二アパーチャ板2に流入する熱
量の変化を表し、図6(b)は、上記の様な電子ビーム
の断面形状の切替えに対応して、熱量補償回路部50か
ら第二アパーチャ板2に供給される熱量の変化を表す。
図中、Q0はビームOFFの場合、Q1、Q2、Q3及
びQ4は、ビームONで、それぞれ18a、18b、1
8c及び18dの様に電子ビームを成形した場合の、電
子ビームの入射に伴い流入する熱量を表す。同様に、P
0はビームOFFの場合、P1、P2、P3及びP4
は、ビームONで、それぞれ18a、18b、18c及
び18dの様に電子ビームを成形した場合の、熱量補償
回路部50から供給される熱量を表す。
【0035】本発明に基づく電子ビーム露光装置におい
ては、下記の条件が満たされる様に、ビームON/OF
F及び電子ビームの断面形状の切替えに対応して、熱量
補償回路部50から第二アパーチャ板2に供給される熱
量を制御する。
【0036】 Q0+P0=Q1+P1=Q2+P2=Q3+P3=Q4+P4=(一定)・ ・・(2) この様に、熱量補償回路部50から第二アパーチャ板2
に供給される熱量を制御することによって、第二アパー
チャ板2に入る熱量が常に一定に維持され、その結果、
第二アパーチャ板2の温度が一定に維持される。従っ
て、第二アパーチャ板の開口部19の位置及び形状が変
化することがない。
【0037】なお、上記の説明では、熱量補償回路部5
0から第二アパーチャ板2に対して熱量を供給している
が、第二アパーチャ板2を支持するアパーチャホルダー
に熱量を供給してもよい。
【0038】(熱量補償回路部の構成)次に、この電子
ビーム露光装置における、熱量補償回路部50の構成に
ついて説明する。
【0039】図7に、図1中の熱量補償回路部50の構
成の一例を示す。この例では、第一アパーチャ板1及び
第二アパーチャ板2に熱量を供給する手段として、第一
アパーチャホルダー61及び第二アパーチャホルダー7
1に電流を流す方法を採用している。熱量補償回路部5
0は、熱量算出回路51、第一アパーチャホルダー61
に電圧を供給するDAC/AMP52、及び第二アパー
チャホルダー71に電流を供給するDAC/AMP53
により構成される。
【0040】パターンデータ発生部36で算出された成
形ビーム寸法(X、Y)及びビームON/OFF情報
は、熱量算出回路51に送られる。熱量算出回路51で
は、成形ビーム寸法及びビームON/OFF情報に基づ
いて、第一アパーチャホルダー61及び第二アパーチャ
ホルダー71に供給すべき熱量を、それぞれ決定する。
その結果は、DAC/AMP52及び53でデジタル−
アナログ変換され、供給すべき熱量に応じた電圧が第一
アパーチャホルダー61及び第二アパーチャホルダー7
1に、それぞれ供給される。
【0041】第一アパーチャ板1及び第一アパーチャホ
ルダー61の温度制御は次の様に行われる。熱量算出回
路51において、パターンデータ発生部36から送られ
るデータに基づいて、OFF時にはPx(図4
(b))、ON時にはPy(図4(b))の熱量を設定
し、ブランキング制御回路部34によるビームON/O
FFに同期させて、DAC/AMP53にPyあるいは
Pxのデータを送る。これによって、PyあるいはPx
に対応する電圧が第一アパーチャホルダー61に印加さ
れる。なお、上記のPx及びPyの値は、予め、熱量算
出回路51のメモリ部にセットしておく。
【0042】一方、第二アパーチャ板2及び第二アパー
チャホルダー71の温度制御は次の様に行われる。熱量
算出回路51において、パターンデータ発生部36から
送られるデータに基づいて、ビームOFF時にはP0
(図6(b))、ビームON時には、第二アパーチャ板
2による成形後のビーム寸法データ(X、Y)から、次
式に基づいて、熱量補償回路部50から第二アパーチャ
板2に供給すべき熱量Pを算出する。
【0043】P=k・X・Y ・・・(3) この算出結果をDAC/AMP53に送り、対応する電
圧が第二アパーチャホルダー71に印加される。ここ
で、kは熱量を算出するための係数であり、予め、熱量
算出回路51のメモリ部にセットしておく。ここで、電
子ビームの第一アパーチャ像18の第二アパーチャ板2
の上面における寸法を(X0、Y0)とすると、電子ビ
ーム照射により第二アパーチャ板2に流入する熱量Q
は、次式で表される。
【0044】 Q=k(X0・Y0−X・Y) ・・・(4) 従って、次式の関係が成り立つ。 Q+P=一定 ・・・(5) なお、ビームOFF時には、次式の条件を満たすよう
に、熱量P0を第二アパーチャ板2に与える。
【0045】 P0=Q+P−Q0 ・・・・(6) 以上の様に決定された熱量Pを、熱量補償回路部50か
ら第二アパーチャ板2に供給すれば、ビームのON/O
FF及び成形ビームの寸法形状に関わらず、第二アパー
チャ板2に供給される熱量を一定に保つことができる。
【0046】なお、第一アパーチャホルダー61への熱
量の供給は、図8に示す様に、ブランキング制御回路部
34からの出力に基づいて行ってもよい。ブランキング
制御回路部34の出力は、ビームON/OFFの2値し
かないので、この出力に基づいて、供給すべき熱量に応
じた電圧をDAC/AMP52から第一アパーチャホル
ダー61に供給すればよい。
【0047】なお、上記の例では、アパーチャホルダー
(第一及び第二)に、ビームON/OFFに同期させて
電流を流すことによって、アパーチャホルダー及びアパ
ーチャ板(第一及び第二)に熱量を供給しているが、こ
れに限定されるものではなく、アパーチャ板に直接、電
流を流したり、あるいは、アパーチャ板にヒータを埋め
込んで、このヒータを介して熱量を供給してもよい。ま
た、アパーチャ板に、他の部品を介して熱量を供給して
もよい。
【0048】なお、本発明は、可変成形ビーム方式の電
子ビーム露光装置の他に、キャラクタプロジェクション
方式の電子ビーム露光装置及び電子ビーム転写装置、イ
オンビーム描画装置、などの、荷電粒子ビームを収束し
て走査することによって、微細な平面パターンの描画を
行う装置に適用することができる。
【0049】
【発明の効果】本発明の荷電粒子ビーム露光装置によれ
ば、荷電粒子ビームのON/OFFの際、及び荷電粒子
ビームの成形パターンの切替えの際に、加熱手段からア
パーチャ板に供給する熱量が速やかに調整されるので、
アパーチャ板及びアパーチャホルダーの温度を一定に保
つことができる。従って、アパーチャ板の開口部の位置
及び形状が変化しない。その結果、荷電粒子ビームの断
面形状の成形を高精度に行うことが可能となり、高い寸
法精度を備えた描画パターンを形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく電子ビーム露光装置の概略構成
を示す図。
【図2】電子ビーム露光装置においてビームONの場合
の状態を説明する図、(a)はビームONの場合の電子
ビームの軌道を示し、(b)はこの場合における第一ア
パーチャ板上での電子ビームの入射に伴う電流分布を示
す。
【図3】電子ビーム露光装置においてビームOFFの場
合の状態を説明する図、(a)はビームOFFの場合の
電子ビームの軌道を示し、(b)はこの場合における第
一アパーチャ板上での電子ビームの入射に伴う電流分布
を示す。
【図4】本発明に基づく電子ビーム露光装置における、
第一アパーチャ板の温度制御の方法について説明する
図、(a)は電子ビームの入射に伴い第一アパーチャ板
に流入する熱量の変化を示し、(b)はこれに対応して
熱量補償回路から第一アパーチャ板に供給すべき熱量の
変化を示す。
【図5】第二アパーチャ板を用いて、電子ビームの断面
形状を各種のパターンに成形する方法を説明する図。
【図6】本発明に基づく電子ビーム露光装置において、
第二アパーチャ板の温度制御の方法について説明する
図、(a)は電子ビームの入射に伴い第二アパーチャ板
に流入する熱量の変化を示し、(b)はこれに対応して
熱量補償回路から第二アパーチャ板に供給すべき熱量の
変化を示す。
【図7】本発明に基づく電子ビーム露光装置において使
用される熱量補償回路の構成の一例を説明する図。
【図8】本発明に基づく電子ビーム露光装置において使
用される熱量補償回路の構成の他の例を説明する図。
【図9】可変成形ビーム方式に基づく電子ビーム露光装
置の概略構成を示す図。
【図10】可変成形ビームの発生方法を説明する図、
(a)は第一アパーチャ板の開口部の形状、(b)は第
二アパーチャ板の開口部の形状、(c)は第二アパーチ
ャ板上における第一アパーチャ像を示す。
【図11】アパーチャホルダーの熱膨張に基づくアパー
チャ板の開口部の位置の変化を説明する図、(a)は定
常状態における開口部の位置、(b)はアパーチャホル
ダーの温度が上昇した場合における開口部の位置を示
す。
【図12】アパーチャ板の開口部の位置の変化に伴う成
形ビームの形状の変化を説明する図、(a)は定常状態
における第二アパーチャ板の開口部に対する第一アパー
チャ像の相対位置、(b)はアパーチャホルダーの温度
が上昇した場合における第一アパーチャ像の相対位置を
示す。
【図13】アパーチャ板の熱膨張に基づくアパーチャ板
の開口部の形状の変化を説明する図、(a)は定常状態
における開口部の形状、(b)はアパーチャ板の温度が
上昇した場合における開口部の形状を示す。
【図14】アパーチャ板の開口部の形状の変化に伴う成
形ビームの形状の変化を説明する図、(a)は定常状態
における第二アパーチャ板の開口部に対する第一アパー
チャ像の相対位置、(b)はアパーチャ板の温度が上昇
した場合における第一アパーチャ像の相対位置を表す。
【符号の説明】
1・・・第一アパーチャ板、2・・・第二アパーチャ
板、3・・・成形偏向器、4・・・投影レンズ、5・・
・照明系、6・・・試料面、7・・・縮小・対物レンズ
系、8・・・対物偏向器、11・・・ブランキングアパ
ーチャ、13・・・制限アパーチャ、15・・・ブラン
キング電極、16・・・ブランキング電極、17・・・
第一アパーチャ板の開口部、18・・・第一アパーチャ
像、19・・・第二アパーチャ板の開口部、20・・・
鏡筒、21・・・電子銃、22a〜22e・・・各種レ
ンズ系、23〜26・・・各種偏向器、23・・・ブラ
ンキング電極、31・・・ステージ駆動回路部、32・
・・レーザー測長系、33・・・偏向制御回路部、34
・・・ブランキング制御回路部、35・・・可変成形ビ
ーム寸法及び形状制御回路部、36・・・パターンデー
タ発生部、37・・・制御計算機、38・・・データ交
換用計算機、39・・・CADシステム、40・・・試
料室、41・・・被処理基板、42・・・ステージ、5
0・・・熱量補償回路部、51・・・熱量算出回路、5
2、53・・・DAC/AMP、61・・・第一アパー
チャホルダー、62・・・基準ピン、63・・・板バ
ネ、71・・・第二アパーチャホルダー、72・・・基
準ピン、73・・・板バネ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−272529(JP,A) 特開 平6−124884(JP,A) 特開 平8−97130(JP,A) 特開 平5−190428(JP,A) 特開 平9−134869(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 G03F 7/20 H01J 37/09 H01J 37/305

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷電粒子ビーム源と、 荷電粒子ビーム源から発射された荷電粒子ビームの行路
    を遮断することにより荷電粒子ビームのON/OFFを
    行うブランキング機構と、 ブランキング機構を通過した荷電粒子ビームを所定の断
    面形状に成形するアパーチャ板と、 アパーチャ板の温度を一定に保つべく、アパーチャ板に
    熱量を供給する加熱手段と、 を備えた荷電粒子ビーム露光装置において、 前記加熱手段は、荷電粒子ビームがON及びOFFのそ
    れぞれの場合について、荷電粒子ビームの入射に伴い前
    記アパーチャ板に流入する熱量との和が常に一定の値に
    なる様に算出された熱量を、前記ブランキング機構によ
    る荷電粒子ビームのON/OFFに同期させて、前記ア
    パーチャ板に供給することを特徴とする荷電粒子ビーム
    露光装置。
  2. 【請求項2】 荷電粒子ビーム源と、 荷電粒子ビーム源から発射された荷電粒子ビームの行路
    を遮断することにより荷電粒子ビームのON/OFFを
    行うブランキング機構と、 ブランキング機構を通過した荷電粒子ビームを所定の断
    面形状に成形するアパーチャ板と、 アパーチャ板を支持するアパーチャホルダーと、 アパーチャ板の温度を一定に保つべく、アパーチャホル
    ダーを介してアパーチャ板に熱量を供給する加熱手段
    と、 を備えた荷電粒子ビーム露光装置において、 前記加熱手段は、荷電粒子ビームがON及びOFFのそ
    れぞれの場合について、荷電粒子ビームの入射に伴い前
    記アパーチャ板に流入する熱量との和が常に一定の値に
    なる様に算出された熱量を、前記ブランキング機構によ
    る荷電粒子ビームのON/OFFに同期させて、前記ア
    パーチャホルダーに供給することを特徴とする荷電粒子
    ビーム露光装置。
  3. 【請求項3】 荷電粒子ビーム源と、 荷電粒子ビーム源から発射された荷電粒子ビームの行路
    を遮断することにより荷電粒子ビームのON/OFFを
    行うブランキング機構と、 ブランキング機構を通過した荷電粒子ビームを所定の断
    面形状に成形する第一アパーチャ板と、 第一アパーチャ板を通過した荷電粒子ビームを、指示デ
    ータに従い、複数のパターンの内のいずれかの断面形状
    に更に成形する第二アパーチャ板と、 第二アパーチャ板の温度を一定に保つべく、第二アパー
    チャ板に熱量を供給する加熱手段と、 を備えた可変成形ビーム方式に基づく荷電粒子ビーム露
    光装置において、 前記加熱手段は、荷電粒子ビームがOFFの場合及び荷
    電粒子ビームが前記第二アパーチャ板により前記複数の
    パターンの内のいずれかの断面形状に成形された場合の
    それぞれの場合について、荷電粒子ビームの入射に伴い
    前記第二アパーチャ板に流入する熱量との和が常に一定
    の値になる様に算出された熱量を、前記指示データに基
    づいて且つ前記ブランキング手段による荷電粒子ビーム
    のON/OFFに同期して、前記第二アパーチャ板に供
    給することを特徴とする荷電粒子ビーム露光装置。
  4. 【請求項4】 荷電粒子ビーム源と、 荷電粒子ビーム源から発射された荷電粒子ビームの行路
    を遮断することにより荷電粒子ビームのON/OFFを
    行うブランキング機構と、 ブランキング機構を通過した荷電粒子ビームを所定の断
    面形状に成形する第一アパーチャ板と、 第一アパーチャ板を通過した荷電粒子ビームを、指示デ
    ータに従い、複数のパターンの内のいずれかの断面形状
    に更に成形する第二アパーチャ板と、 第二アパーチャ板を支持する第二アパーチャホルダーと
    第二アパーチャ板の温度を一定に保つべく、第二アパー
    チャホルダーを介して第二アパーチャ板に熱量を供給す
    る加熱手段と、 を備えた可変成形ビーム方式に基づく荷電粒子ビーム露
    光装置において、 前記加熱手段は、荷電粒子ビームがOFFの場合及び荷
    電粒子ビームが前記第二アパーチャ板により前記複数の
    パターンの内のいずれかの断面形状に成形された場合の
    それぞれの場合について、荷電粒子ビームの入射に伴い
    前記第二アパーチャ板に流入する熱量との和が常に一定
    の値になる様に算出された熱量を、前記指示データに基
    づいて且つ前記ブランキング手段による荷電粒子ビーム
    のON/OFFに同期して、前記第二アパーチャホルダ
    ーに供給することを特徴とする荷電粒子ビーム露光装
    置。
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