JP3392943B2 - 視覚表示装置 - Google Patents

視覚表示装置

Info

Publication number
JP3392943B2
JP3392943B2 JP12745294A JP12745294A JP3392943B2 JP 3392943 B2 JP3392943 B2 JP 3392943B2 JP 12745294 A JP12745294 A JP 12745294A JP 12745294 A JP12745294 A JP 12745294A JP 3392943 B2 JP3392943 B2 JP 3392943B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semi
transmissive
observer
display device
optical system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP12745294A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07333548A (ja
Inventor
研野孝吉
田端誠一郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optic Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optic Co Ltd filed Critical Olympus Optic Co Ltd
Priority to JP12745294A priority Critical patent/JP3392943B2/ja
Priority to US08/451,014 priority patent/US5734505A/en
Publication of JPH07333548A publication Critical patent/JPH07333548A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3392943B2 publication Critical patent/JP3392943B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、視覚表示装置に関し、
特に、観察者の頭部又は顔面に保持して使用するポータ
ブル型の頭部又は顔面装着式視覚表示装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、米国再発行特許第27,356号
として、凹面鏡と平面鏡により物体面を遠方に投影する
接眼光学系が知られている。この配置は、画像表示素子
から観察者眼球までの光路を繰り返し反射させて、短く
することが可能となり、視覚表示装置の観察者頭部前方
への突出量を短くすることが可能となる。
【0003】また、米国再発行特許第27,356号の
ものでは、画像表示素子から射出した光線の内、2つの
半透過面を1回も反射しないで観察者眼球に到達する不
要な直接光は、遠方に拡大投影された観察したい観察光
に対して強いために、この直接光を遮断する手段が必要
となる。この従来例では、偏光素子を配置して解決して
いるが、偏光素子は高価であり、また、フルカラーの画
像を観察しようとした場合には、波長特性のよい偏光板
と波長板が必要になる。しかし、現在、広い波長幅に対
して満足できる性能の偏光板と波長板を入手することは
不可能である。
【0004】さらに、コレステリック液晶を偏光素子と
して使用する米国特許第4,859,031号のものも
出願されているが、温度による性能の変化が大きく、安
定した性能を得ることが難しかった。また、同一出願人
による米国特許第4,163,542号では、半透過反
射面で反射する不要な像や反射を視野の外側に向けるた
めに、観察者眼球側に配置される第1の半透過反射平面
を観察者の観察方向である視軸に対して傾けて配置する
ことを示しているが、偏光素子を使用することは米国特
許第4,859,031号と同じである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来技術の上
記問題点を解決するためになされたものであり、その目
的は、広画角に適し、周辺までフラットで、偏光素子等
の高価な素子を使用せず、かつ、フルカラーの観察画像
を鮮明に観察できる、小型・軽量で安価な視覚表示装置
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の視覚表示装置は、画像を表示する画像表示手段と、
前記画像表示手段によって形成された画像を投影し、観
察者眼球に導く接眼光学系とからなる視覚表示装置にお
いて、前記接眼光学系は少なくとも第1及び第2の半透
過面を持ち、前記第2の半透過面は観察者眼球側に凹面
を向けた曲面で構成し、画像表示手段から出た光線は、
前記第2の半透過曲面を透過し、前記第1の半透過面に
よって反射され、さらに、前記第2の半透過曲面によっ
て反射され、前記第1の半透過面を透過し、観察者眼球
に入射するように構成され、さらに、前記少なくとも第
1及び第2の半透過面は、観察者が観察する投影画像の
中心方向に向いている視軸に対して、少なくとも第1の
半透過面が偏心して配置され、かつ、前記少なくとも第
1及び第2の半透過面が反射面として作用するときに裏
面鏡として作用するように半透過面を構成したことを特
徴とするものである。
【0007】この場合、接眼光学系の少なくとも2つの
半透過面は、両方共、観察者眼球側に凹面を向けた凹面
で構成されていることが望ましい。
【0008】また、接眼光学系の各々の半透過曲面は、
画像表示手段が位置する側にその面間隔が広がるように
お互いに偏心していることが望ましい。
【0009】
【作用】以下、本発明において上記構成をとる理由と作
用について説明する。以下、説明の都合上、接眼光学系
の射出瞳位置から物体面に向かう逆追跡で本説明を説明
する。本発明の主旨は、画像表示素子から直接観察者眼
球に入射する光線を光学系の偏心によって防ぐことであ
る。
【0010】以下、本発明で重要となる構成手段につい
て説明する。本発明は、画像表示素子を傾けて、接眼光
学系によって観察者前方に拡大投影される観察画像の中
に、画像表示素子から接眼光学系の半透過面を1回も反
射しないで透過してくる光線が観察者の眼球に直接入射
しないようにすることが重要である。
【0011】さらに、このままでは観察者は画像を見る
ことがことができなくなってしまう。そこで、観察者の
前方に、観察画像を拡大投影するために、上記の少なく
とも第1の半透過面の画像表示素子側の面の垂線を、画
像表示素子に近づく方向に回転させて偏心配置すること
が重要となる。つまり、少なくとも1つの半透過面を傾
けることによって、2つの半透過面で1回ずつ反射した
光線によって、観察画像を観察者の前方に拡大投影する
ものである。
【0012】次に、画像表示素子、特にCRTのような
ものは、画像表示面から拡散するようにいろんな方向に
表示画像の光線を射出している。この光線を制限する手
段を画像表示素子に施して視野角を制限した画像表示手
段が次に重要な構成手段となる。
【0013】上記のように、画像表示素子を射出して半
透過面で1回も反射せずに観察者の眼球に入射する光線
をなくするためには、画像表示素子を傾けて配置し、画
像表示素子から射出する光線を観察者の眼球位置からず
らした方向にのみ射出するようにすることが必要とな
る。つまり、画像表示素子から射出する光が拡散面のよ
うに四方八方に出ると、その光を遮蔽する手段がない
と、2つの半透過面で反射しないで眼球に入射する不要
な直接光が強くなってしまい、正規の観察像を観察する
ことができなくなってしまう。したがって、視野角を制
限した画像表示手段を使用することが次に必要となる。
【0014】視野角の制限された画像表示手段として
は、ルーバー光学系等の素子により画像表示素子を射出
する光線を制限する方法と、照明側の照明角を凹面鏡に
より制限した液晶表示素子(LCD)等による手段とが
ある。
【0015】さて、さらに好ましくは、2つの半透過面
の両方共、観察者眼球側に凹面を向けた凹面で構成する
ことが望ましい。2つの半透過面を観察者眼球側に凹面
を向けるようにすることによって、接眼光学系で発生す
るペッツバール和の補正を十分に行うことが可能とな
る。この詳細は、本出願人による特願平5−26482
8号に述べてある。
【0016】さらに、好ましくは、2つの半透過面の傾
き方向は、前方に投影された画像の中心を見る視軸に対
して、2つの偏心した半透過面の間隔が開いた方向に画
像表示素子を配置することによって、偏心して配置した
半透過面で発生する収差が少なくなる。
【0017】さらに、好ましくは、上記の少なくとも2
つの半透過面が反射面として作用する側を、プラスチッ
ク材料、硝子材料等の屈折率が1.3以上の透明物質の
中に配置することが好ましい。つまり、半透過反射面を
裏面鏡として使用することが収差補正上重要である。特
に、半透過面の間の物質の屈折率を上げることは、コマ
収差の発生を少なくでき、画角を広くとることが可能と
なる(実施例7〜10)。
【0018】さらに、好ましくは、半透過曲面を光軸か
ら離れるに従って曲率の緩くなる(曲率半径が大きくな
る)ような非球面にすることによって、瞳径を大きくし
ても球面収差の発生を補正することが可能となり、観察
者の眼球の配置誤差があっても全画角ケラレのない像を
観察することが可能となる(実施例7)。
【0019】次に、画像表示手段で制限される視野角
は、画像表示素子の表示面に対して観察者眼球のある方
向のみの視野角をある一定の値以上にすることが重要で
ある。つまり、観察者の眼球へ半透過面を1回も反射し
ないで直接入射する方向の光線を制限すればよく、反対
側の視野角は特に制限する必要はない。
【0020】さらに、好ましくは、観察画角と光学系の
Fナンバーに対して、上記の視野角制限手段によって制
限する視軸に対する制限角度は、以下に示す表の数値
(度)以下であることが重要である。
【0021】 この表における観察画角は、半透過面及び画像表示手段
の偏心方向の画角である。
【0022】なお、本発明の視覚表示装置は、観察者の
眼球との相対的位置を決める手段を備えることで、さら
に観察ししやすくなる。これは、装置側の光学系の射出
瞳位置が広いと言っても限界があり、TV画面のよう
に、どの方向から観察しても観察できるものではないか
らである。また、本発明の視覚表示装置は、観察者の頭
部又は顔面に対して支持する手段を設けることが望まし
い。
【0023】
【実施例】以下、図面を参照にして本発明の視覚表示装
置のいくつかの実施例について説明する。 実施例1 図1の光路図を参照にして実施例1を説明する。この図
は、右目用の光学系であり、左目用のものを同様に構成
される。図中、1は絞り位置(射出瞳位置)、2は第1
の半透過鏡、3は第2の半透過鏡、4は像面(実際は、
LCD等の画像表示素子)である。逆追跡で、絞り位置
1から出た光は、第1の半透過鏡2を透過し、第2の半
透過鏡3によって反射され、さらに、第1の半透過鏡2
によって反射され、第2の半透過鏡3を透過し、像面4
に至る。
【0024】この実施例は、第1の半透過鏡2、第2の
半透過鏡3をそれぞれレンズL1 の像面4側、レンズL
2 の絞り位置1側に設け、表面鏡として使用しているも
のである。この実施例の数値データは後記するが、その
焦点距離F=40mmである。そのデータの全体を係数
倍して、所望の焦点距離にして使用することが可能であ
る。
【0025】なお、数値データ中、ndはレンズの屈折
率、νdはそのアッベ数である(以下同様)。各面の偏
心については、各面の傾き角Aは、図1のように絞り位
置1中心を通る視軸(Z軸)に対して面の中心軸がなす
角度で与えてあり、また、各面のディセンタリングY
は、絞り位置1中心を通る視軸(Z軸)から垂直方向
(Y軸方向)の面の中心のシフト量で与えてある。ま
た、各面の面間隔は、偏心前の視軸に沿った面間隔とし
てある。本実施例の画角は20°(X−Z面内)で、焦
点距離はF=40mm、Fナンバーは4.00である。
【0026】この実施例の横収差図を図18に示す。な
お、この光学系を観察者の右目に装着した状態とその場
合の座標系を図2に、また、図18の収差図の表示画角
と座標系を図3に示す(収差図の表示画角と座標系につ
いては、以下同様)。
【0027】実施例2 図4に実施例2の光路図を示す。この図は、右目用の光
学系であり、左目用のものを同様に構成される。図中、
1は絞り位置(射出瞳位置)、2は第1の半透過鏡、3
は第2の半透過鏡、4は像面(実際は、LCD等の画像
表示素子)である。逆追跡で、絞り位置1から出た光
は、第1の半透過鏡2を透過し、第2の半透過鏡3によ
って反射され、さらに、第1の半透過鏡2によって反射
され、第2の半透過鏡3を透過し、像面4に至る。
【0028】この実施例は、第1の半透過鏡2、第2の
半透過鏡3をそれぞれレンズL1 の絞り位置1側、レン
ズL2 の像面4側に設け、裏面鏡として使用しているも
のである。本実施例の画角は20°(X−Z面内)で、
焦点距離はF=40mm、Fナンバーは13.33であ
る。この実施例の数値データは後記するが、その横収差
図を図19に示す。
【0029】実施例3 図5に実施例3の光路図を示す。本実施例は、基本的に
実施例2と同じである。本実施例の画角は60°(X−
Z面内)で、焦点距離はF=40mm、Fナンバーは1
3.33である。この実施例の数値データは後記する
が、その横収差図を図20に示す。
【0030】実施例4 図6に実施例4の光路図を示す。本実施例は、基本的に
実施例2と同じである。本実施例の画角は20°(X−
Z面内)で、焦点距離はF=40mm、Fナンバーは
2.66である。この実施例の数値データは後記する
が、その横収差図を図21に示す。
【0031】実施例5 図7に実施例5の光路図を示す。本実施例は、基本的に
実施例2と同じである。本実施例の画角は60°(X−
Z面内)で、焦点距離はF=40mm、Fナンバーは
4.00である。この実施例の数値データは後記する
が、その横収差図を図22に示す。
【0032】実施例6 図8に実施例6の光路図を示す。本実施例は、基本的に
実施例1と同じである。本実施例の画角は20°(X−
Z面内)で、焦点距離はF=40mm、Fナンバーは
2.66である。この実施例の数値データは後記する
が、その横収差図を図23に示す。
【0033】実施例7 図9に実施例7の光路図を示す。本実施例は、基本的に
実施例2と同じであるが、本実施例はレンズL1 、L2
の半透過鏡2、3を設ける面をアナモルフィク−アスフ
ェリカル面として、さらに良好な収差補正を行ってい
る。本実施例の画角は60°(X−Z面内)で、焦点距
離はF=40mm、Fナンバーは4.00である。この
実施例の数値データは後記の通りであり、その横収差図
を図24に示す。
【0034】なお、数値データ中、アナモルフィク−ア
スフェリカル面のY−Z面(紙面)内の近軸曲率半径を
y 、X−Z面内での近軸曲率半径をRx 、X方向、Y
方向の円錐係数をそれぞれKx 、Ky 、回転対称な4
次、6次の非球面係数をそれぞれAR、BR、非対称な
4次、6次の非球面係数をそれぞれAP、BPとし、そ
の非球面式は以下に示す通りである。 Z =[( X2/Rx )+ (Y2/Ry ) ]/[1+{ 1-(1+
x ) ( X2/Rx 2)-(1+Ky ) ( Y2/Ry 2)}1/2 ]+
AR[ (1-AP) X2+( 1+AP) Y2 2+BR[ (1-
BP) X2+( 1+BP) Y2 3 なお、より高次の非球面係数は0である。
【0035】実施例8 図10に実施例8の光路図を示す。この図は、右目用の
光学系であり、左目用のものを同様に構成される。図
中、1は絞り位置(射出瞳位置)、2は第1の半透過
鏡、3は第2の半透過鏡、4は像面(実際は、LCD等
の画像表示素子)である。逆追跡で、絞り位置1から出
た光は、第1の半透過鏡2を透過し、第2の半透過鏡3
によって反射され、さらに、第1の半透過鏡2によって
反射され、第2の半透過鏡3を透過し、像面4に至る。
【0036】この実施例は、絞り位置1側から順に、3
枚のレンズL1 、L2 、L3 を配置し、この内L2 とL
3 を貼り合わせ、その接合レンズの絞り位置1側の面に
第1の半透過鏡2、像面4側の面に第2の半透過鏡3を
それぞれ設け、裏面鏡として使用しているものである。
本実施例の画角は60°(X−Z面内)で、焦点距離は
F=40mm、Fナンバーは4.00である。この実施
例の数値データは後記するが、その横収差図を図25に
示す。
【0037】実施例9 図11に実施例9の光路図を示す。この図は、右目用の
光学系であり、左目用のものを同様に構成される。図
中、1は絞り位置(射出瞳位置)、2は第1の半透過
鏡、3は第2の半透過鏡、4は像面(実際は、LCD等
の画像表示素子)である。逆追跡で、絞り位置1から出
た光は、第1の半透過鏡2を透過し、第2の半透過鏡3
によって反射され、さらに、第1の半透過鏡2によって
反射され、第2の半透過鏡3を透過し、像面4に至る。
【0038】この実施例は、絞り位置1側から順に、3
枚のレンズL1 、L2 、L3 を貼り合わせ、レンズL1
とL2 の接合面に第1の半透過鏡2を、レンズL2 とL
3 の接合面に第2の半透過鏡3を設けたものである。本
実施例の画角は40°(X−Z面内)で、焦点距離はF
=40mm、Fナンバーは2.66である。この実施例
の数値データは後記するが、その横収差図を図26に示
す。
【0039】実施例10 図12に実施例10の光路図を示す。本実施例は、基本
的に実施例9と同じであるが、本実施例はレンズL1
2 の半透過鏡2を設ける接合面をアナモルフィク−ア
スフェリカル面としている。本実施例の画角は40°
(X−Z面内)で、焦点距離はF=40mm、Fナンバ
ーは4.00である。この実施例の数値データは後記の
通りであり、その横収差図を図27に示す。なお、数値
データ中のアナモルフィク−アスフェリカル面の表記は
実施例7と同様である。
【0040】以上のような本発明の視覚表示装置におい
て、画像表示装置4の視野角を制限する視野角制限手段
について説明する。ルーバー光学素子の1例を図13
(a)、(b)に示す。透明フィルム5の中に微細な遮
光壁6が周期的に挟み込まれている。この遮光壁6のフ
ィルム面に対する角度を変えることで、最大透過の入射
角を変えることができる。図13のルーバー光学素子そ
れぞれの透過率分布を図14(a)、(b)に示す。
【0041】このようなルーバー光学素子をバックライ
トとLCDのような画像表示素子との間に挿入すること
によって、画像表示素子の視野角を制限することができ
る。この例を図15に示す。この場合、半透過面2、3
を1回も反射しないで観察者眼球に到達する光線を点線
で示している。ルーバー光学素子10をバックライト1
1と画像表示素子4の間に挿入することによって、視野
角が制限され、点線で示されている光線がルーバー光学
素子10で遮断される。
【0042】図16(a)、(b)は、画像表示素子4
を照明する照明系によって視野角を制限する例である。
何れも反射鏡12を使用して、光源13を概略無限遠に
投影することによって、画像表示素子4を透過した光線
は概略平行光束のみの光線となる。このため、斜めから
は画像が見えなくなり、視野角を制限できる。つまり、
図中点線で表している不要な光線が画像表示面を透過し
てこなくなる。本例では反射鏡を用いた例を示したが、
反射鏡である必要は必ずしもなく、正レンズや非球面レ
ンズ、ライトガイド等でも同じ効果が得られることは当
然である。
【0043】なお、本発明の何れの実施例の視覚表示装
置も頭部接着式視覚表示装置に用いることができ、この
場合、図17に示すように、左右の眼用の接眼光学系を
視覚表示装置本体HMDに設け、この本体HMDがゴム
のバンドやベルト、金属又はプラスチック製のアーム等
の支持部材Sによって観察者Mの頭部に保持される。
【0044】以下、上記した実施例1〜10の逆追跡の
数値データを示す。 実施例1 面番号 曲率半径 面間隔 nd νd 1 (瞳位置) 29.635 2 541.6677 1.000 1.5163 64.1 A 25.664 ° 3 541.6677 10.394 A 25.664 ° 4(反射面) -89.8308 -10.394 A 1.414 ° 5(反射面) 541.6677 10.394 A 25.664 ° 6 -89.8308 1.000 1.5163 64.1 A 1.414 ° 7 -89.8308 10.131 A 1.414 ° 8 (像面) A 46.197 ° Y 23.061 。
【0045】実施例2 面番号 曲率半径 面間隔 nd νd 1 (瞳位置) 33.348 2 -40.6508 4.500 1.5163 64.1 A 5.187 ° 3 -38.4396 8.288 A -0.670 ° 4 -38.6875 1.490 1.5163 64.1 A -8.497 ° 5(反射面) -44.3497 -1.490 1.5163 64.1 A -4.532 ° 6 -38.6875 -8.288 A -8.497 ° 7 -38.4396 -4.500 1.5163 64.1 A -0.670 ° 8(反射面) -40.6508 4.500 1.5163 64.1 A 5.187 ° 9 -38.4396 8.288 A -0.670 ° 10 -38.6875 1.490 1.5163 64.1 A -8.497 ° 11 -44.3497 2.664 A -4.532 ° 12 (像面) A 34.079 ° Y 10.094 。
【0046】実施例3 面番号 曲率半径 面間隔 nd νd 1 (瞳位置) 41.183 2 -36.5085 10.193 1.5163 64.1 A-17.011 ° 3 -40.9731 2.800 A-15.688 ° 4 -40.1755 1.316 1.5163 64.1 A-18.732 ° 5(反射面) -42.8084 -1.316 1.5163 64.1 A-20.456 ° 6 -40.1755 -2.800 A-18.732 ° 7 -40.9731 -10.193 1.5163 64.1 A-15.689 ° 8(反射面) -36.5085 10.193 1.5163 64.1 A-17.011 ° 9 -40.9731 2.800 A-15.689 ° 10 -40.1755 1.316 1.5163 64.1 A-18.732 ° 11 -42.8084 5.789 A-20.456 ° 12 (像面) A 25.354 ° Y 20.275 。
【0047】実施例4 面番号 曲率半径 面間隔 nd νd 1 (瞳位置) 11.577 2 -92.3567 10.000 1.5163 64.1 A 5.616 ° 3 -24.9860 1.254 A -5.687 ° 4 -22.9685 6.461 1.5163 64.1 A-10.559 ° 5(反射面) -63.1583 -6.461 1.5163 64.1 A -9.956 ° 6 -22.9685 -1.254 A-10.559 ° 7 -24.9860 -10.000 1.5163 64.1 A -5.687 ° 8(反射面) -92.3567 10.000 1.5163 64.1 A 5.616 ° 9 -24.9860 1.254 A -5.687 ° 10 -22.9685 6.461 1.5163 64.1 A-10.559 ° 11 -63.1583 2.051 A -9.956 ° 12 (像面) A 26.653 ° Y 23.977 。
【0048】実施例5 面番号 曲率半径 面間隔 nd νd 1 (瞳位置) 20.993 2 -179.5534 2.956 1.6545 33.6 A 21.828 ° 3 757.7696 3.290 A 26.016 ° 4 5604.7443 9.156 1.6700 51.6 A 18.909 ° 5(反射面) -88.4542 -9.156 1.6700 51.6 A 4.953 ° 6 5604.7443 -3.290 A 18.909 ° 7 757.7696 -2.956 1.6545 33.6 A 26.016 ° 8(反射面)-179.5534 2.956 1.6545 33.6 A 21.828 ° 9 757.7696 3.290 A 26.016 ° 10 5604.7443 9.156 1.6700 51.6 A 18.909 ° 11 -88.4542 9.620 A 4.953 ° 12 (像面) A 38.609 ° Y 21.907 。
【0049】実施例6 面番号 曲率半径 面間隔 nd νd 1 (瞳位置) 39.289 2 132.4783 2.212 1.5163 64.1 A 17.118 ° 3 -420.6544 8.020 A 18.206 ° 4(反射面) -81.1043 -8.020 A -9.535 ° 5(反射面)-420.6544 8.020 A 18.206 ° 6 -81.1043 0.850 1.5163 64.1 A -9.535 ° 7 -83.8536 5.513 A-10.122 ° 8 (像面) A 49.261 ° Y 24.940 。
【0050】実施例7 面番号 曲率半径 面間隔 nd νd 1 (瞳位置) 16.891 2 Ry -100.6022 9.000 1.6545 33.6 Rx -107.1858 A 34.050 ° Kx 0.0000 Y 7.494 Ky 0.0000 AR -0.384580 ×10-6 AP 0.547177 ×10-1 BR 0.265474 ×10-11 BP -0.163236 ×10+1 3 -162.9235 2.881 A 37.247 ° 4 -164.0867 1.703 1.6700 51.6 A 31.116 ° 5 Ry -71.0190 -1.703 1.6700 51.6 Rx -73.8855 A 31.902 ° (反射面) Y 26.190 Kx 0.0000 Ky 0.0000 AR -0.198784 ×10-7 AP -0.786920 BR -0.197584 ×10-10 BP -0.498223 ×10-2 6 -164.0867 -2.881 A 31.116 ° 7 -162.9235 -9.000 1.6545 33.6 A 37.247 ° 8 Ry -100.6022 9.000 1.6545 33.6 Rx -107.1858 A 34.050 ° (反射面) Y 7.494 Kx 0.0000 Ky 0.0000 AR -0.384580 ×10-6 AP 0.547177 ×10-1 BR 0.265474 ×10-11 BP -0.163236 ×10+1 9 -162.9235 2.881 A 37.247 ° 10 -164.0867 1.703 1.6700 51.6 A 31.116 ° 11 Ry -71.0190 13.139 1.6700 51.6 Rx -73.8855 A 31.902 ° Kx 0.0000 Y 26.190 Ky 0.0000 AR -0.198784 ×10-7 AP -0.786920 BR -0.197584 ×10-10 BP -0.498223 ×10-2 12 (像面) A 55.782 ° Y 19.107 。
【0051】実施例8 面番号 曲率半径 面間隔 nd νd 1 (瞳位置) 15.000 2 -520.2173 3.691 1.5163 64.1 A 19.493 ° 3 -56.7996 3.871 A 25.341 ° 4 -154.5795 0.750 1.6364 35.4 A 38.609 ° 5 157.6785 15.237 1.6031 60.7 A 41.198 ° 6(反射面) -95.2272 -15.237 1.6031 60.7 A 22.236 ° 7 157.6785 -0.750 1.6364 35.4 A 41.198 ° 8(反射面)-154.5796 0.750 1.6364 35.4 A 38.609 ° 9 157.6785 15.237 1.6031 60.7 A 41.198 ° 10 -95.2272 11.168 A 22.236 ° 11 (像面) A 46.494 ° Y 17.062 。
【0052】 実施例9 面番号 曲率半径 面間隔 nd νd 1 (瞳位置) 26.483 2 278.0659 7.752 1.5163 64.1 A 8.015 ° 3 -89.1281 7.876 1.5163 64.1 A 22.388 ° 4(反射面) -65.3728 -7.876 1.5163 64.1 A 2.013 ° 5(反射面) -89.1281 7.876 1.5163 64.1 A 22.388 ° 6 -65.3728 6.423 1.7552 27.5 A 2.013 ° 7 -83.9275 8.411 A 10.935 ° 8 (像面) A 58.644 ° Y 25.640 。
【0053】実施例10 面番号 曲率半径 面間隔 nd νd 1 (瞳位置) 17.782 2 -297.9593 12.417 1.5163 64.1 A -5.716 ° 3 Ry -154.2588 7.120 1.5163 64.1 Rx -184.4469 A 13.178 ° Kx 0.0000 Y-21.116 Ky 0.0000 AR 0.154678 ×10-6 AP 0.295303 ×10-3 BR 0.0000 BP 0.0000 4(反射面) -76.1672 -7.120 1.5163 64.1 A 1.327 ° 5 Ry -154.2588 7.120 1.5163 64.1 Rx -184.4469 A 13.178 ° (反射面) Y-21.116 Kx 0.0000 Ky 0.0000 AR 0.154678 ×10-6 AP 0.295303 ×10-3 BR 0.0000 1 BP 0.0000 6 -76.1692 3.700 1.7552 27.5 A 1.327 ° 7 -108.0370 5.665 A 10.079 ° 8 (像面) A 42.621 ° Y 18.009 。
【0054】以上の本発明の視覚表示装置は以下のよう
に構成することができる。 (1)画像を表示する画像表示手段と、前記画像表示手
段によって形成された画像を投影し、観察者眼球に導く
接眼光学系とからなる視覚表示装置において、前記画像
表示手段は視野角を制限する視野角制限手段を有し、前
記接眼光学系は少なくとも2つの半透過面を持ち、前記
の少なくとも2つの半透過面を観察者眼球側から第1及
び第2の半透過面とし、前記第2の半透過面は観察者眼
球側に凹面を向けた曲面で構成し、画像表示手段から出
た光線は、前記第2の半透過曲面を透過し、前記第1の
半透過面によって反射され、さらに、前記第2の半透過
曲面によって反射され、前記第1の半透過面を透過し、
観察者眼球に入射するように構成され、さらに、前記少
なくとも2つの半透過面は、観察者が観察する投影画像
の中心方向に向いている視軸に対して、少なくとも第1
の半透過面が偏心して配置されていることを特徴とする
視覚表示装置。
【0055】(2)前記接眼光学系の少なくとも2つの
半透過面は、両方共、観察者眼球側に凹面を向けた凹面
で構成されていることを特徴とする上記(1)記載の視
覚表示装置。
【0056】(3)前記接眼光学系の少なくとも2つの
半透過面は、前記視軸に対して偏心して配置されている
画像表示手段が前記視軸に対して偏心された方向にその
面間隔が広がるように偏心していることを特徴とする上
記(2)記載の視覚表示装置。
【0057】(4)前記画像表示素子と接眼光学系を観
察者頭部に対して位置決めする位置決め手段を有するこ
とを特徴とする上記(3)記載の視覚表示装置。
【0058】(5)前記画像表示素子と接眼光学系を観
察者頭部に対して支持する支持手段を有し、観察者頭部
に装着できるようにしたことを特徴とする上記(4)記
載の視覚表示装置。
【0059】(6)前記視覚表示装置を少なくとも2組
一定の間隔で支持する支持手段を有することを特徴とす
る上記(5)記載の視覚表示装置。
【0060】(7)画像を表示する画像表示手段と、前
記画像表示手段によって形成された画像を投影し、観察
者眼球に導く接眼光学系とからなる視覚表示装置におい
て、前記接眼光学系は少なくとも2つの半透過面を持
ち、前記の少なくとも2つの半透過面を観察者眼球側か
ら第1及び第2の半透過面とし、前記第1と第2の半透
過面は両方共観察者眼球側に凹面を向けた曲面で構成
し、画像表示手段から出た光線は、前記第2の半透過曲
面を透過し、前記第1の半透過曲面によって反射され、
さらに、前記第2の半透過曲面によって反射され、前記
第1の半透過曲面を透過し、観察者眼球に入射するよう
に構成され、さらに、前記少なくとも2つの半透過曲面
は、観察者が観察する投影画像の中心方向に向いている
視軸に対して、少なくとも第1の半透過曲面が偏心して
配置されていることを特徴とする視覚表示装置。
【0061】(8)前記接眼光学系の各々の半透過曲面
は、前記画像表示手段が位置する側にその面間隔が広が
るようにお互いに偏心していることを特徴とする上記
(7)記載の視覚表示装置。
【0062】(9)前記画像表示素子と接眼光学系を観
察者頭部に対して位置決めする位置決め手段を有するこ
とを特徴とする上記(8)記載の視覚表示装置。
【0063】(10)前記画像表示素子と接眼光学系を
観察者頭部に対して支持する支持手段を有し、観察者頭
部に装着できるようにしたことを特徴とする上記(9)
記載の視覚表示装置。
【0064】(11)前記視覚表示装置を少なくとも2
組一定の間隔で支持する支持手段を有することを特徴と
する上記(10)記載の視覚表示装置。
【0065】(12)画像を表示する画像表示手段と、
前記画像表示手段によって形成された画像を投影し、観
察者眼球に導く接眼光学系とからなる視覚表示装置にお
いて、前記接眼光学系は少なくとも2つの半透過面を持
ち、前記第2の半透過面は観察者眼球側に凹面を向けた
曲面で構成し、画像表示手段から出た光線は、前記第2
の半透過曲面を透過し、前記第1の半透過面によって反
射され、さらに、前記第2の半透過曲面によって反射さ
れ、前記第1の半透過面を透過し、観察者眼球に入射す
るように構成され、さらに、前記少なくとも2つの半透
過面は、観察者が観察する投影画像の中心方向に向いて
いる視軸に対して、少なくとも第1の半透過面が偏心し
て配置され、かつ、前記少なくとも2つの半透過面が反
射面として作用するときに裏面鏡として作用するように
半透過面を構成したことを特徴とする視覚表示装置。
【0066】(13)前記接眼光学系の少なくとも2つ
の半透過面は、両方共、観察者眼球側に凹面を向けた凹
面で構成されていることを特徴とする上記(12)記載
の視覚表示装置。
【0067】(14)前記接眼光学系の各々の半透過曲
面は、前記画像表示手段が位置する側にその面間隔が広
がるようにお互いに偏心していることを特徴とする上記
(13)記載の視覚表示装置。
【0068】(15)前記画像表示素子と接眼光学系を
観察者頭部に対して位置決めする位置決め手段を有する
ことを特徴とする上記(14)記載の視覚表示装置。
【0069】(16)前記画像表示素子と接眼光学系を
観察者頭部に対して支持する支持手段を有し、観察者頭
部に装着できるようにしたことを特徴とする上記(1
5)記載の視覚表示装置。
【0070】(17)前記視覚表示装置を少なくとも2
組一定の間隔で支持する支持手段を有することを特徴と
する上記(16)記載の視覚表示装置。
【0071】(18)画像を表示する画像表示手段と、
前記画像表示手段によって形成された画像を投影し、観
察者眼球に導く接眼光学系とからなる視覚表示装置にお
いて、前記接眼光学系は少なくとも2つの半透過面を持
ち、前記第2の半透過面は観察者眼球側に凹面を向けた
曲面で構成し、画像表示手段から出た光線は、前記第2
の半透過曲面を透過し、前記第1の半透過面によって反
射され、さらに、前記第2の半透過曲面によって反射さ
れ、前記第1の半透過面を透過し、観察者眼球に入射す
るように構成され、さらに、前記少なくとも2つの半透
過面は、観察者が観察する投影画像の中心方向に向いて
いる視軸に対して、少なくとも第1の半透過面が偏心し
て配置され、かつ、前記少なくとも2つの半透過面が反
射面として作用するときに裏面鏡として作用するよう
に、前記少なくとも2つの半透過面の間を透明媒質で構
成したことを特徴とする視覚表示装置。
【0072】(19)前記接眼光学系の少なくとも2つ
の半透過面は、両方共、観察者眼球側に凹面を向けた凹
面で構成されていることを特徴とする上記(18)記載
の視覚表示装置。
【0073】(20)前記接眼光学系の各々の半透過曲
面は、前記画像表示手段が位置する側にその面間隔が広
がるようにお互いに偏心していることを特徴とする上記
(19)記載の視覚表示装置。
【0074】(21)前記画像表示素子と接眼光学系を
観察者頭部に対して位置決めする位置決め手段を有する
ことを特徴とする上記(20)記載の視覚表示装置。
【0075】(22)前記画像表示素子と接眼光学系を
観察者頭部に対して支持する支持手段を有し、観察者頭
部に装着できるようにしたことを特徴とする上記(2
1)記載の視覚表示装置。
【0076】(23)前記視覚表示装置を少なくとも2
組一定の間隔で支持する支持手段を有することを特徴と
する上記(22)記載の視覚表示装置。
【0077】(24)前記視野角制限手段がルーバー光
学系によって形成されていることを特徴とする上記
(1)記載の視覚表示装置。
【0078】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、広い提示画角で、周辺までフラットで、偏光
素子等の高価な素子を使用せず、かつ、フルカラーの観
察画像を鮮明に観察できる、小型・軽量で安価な頭部又
は顔面装着式視覚表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の視覚表示装置の実施例1の接眼光学系
の光路図である。
【図2】実施例1の光学系を観察者の右目に装着した状
態とその場合の座標系を示す図である。
【図3】収差図の表示画角と座標系を示す図である。
【図4】実施例2の接眼光学系の光路図である。
【図5】実施例3の接眼光学系の光路図である。
【図6】実施例4の接眼光学系の光路図である。
【図7】実施例5の接眼光学系の光路図である。
【図8】実施例6の接眼光学系の光路図である。
【図9】実施例7の接眼光学系の光路図である。
【図10】実施例8の接眼光学系の光路図である。
【図11】実施例9の接眼光学系の光路図である。
【図12】実施例10の接眼光学系の光路図である。
【図13】ルーバー光学素子の例を説明するための図で
ある。
【図14】図13のルーバー光学素子の透過率分布を示
す図である。
【図15】ルーバー光学素子を用いて視野角を制限する
例を説明するための図である。
【図16】画像表示素子の照明系によって視野角を制限
する例を説明するための図である。
【図17】本発明を頭部接着式視覚表示装置に構成する
場合の支持部材を示す斜視図である。
【図18】実施例1の横収差図である。
【図19】実施例2の横収差図である。
【図20】実施例3の横収差図である。
【図21】実施例4の横収差図である。
【図22】実施例5の横収差図である。
【図23】実施例6の横収差図である。
【図24】実施例7の横収差図である。
【図25】実施例8の横収差図である。
【図26】実施例9の横収差図である。
【図27】実施例10の横収差図である。
【符号の説明】
1…絞り位置(射出瞳位置) 2…第1の半透過鏡 3…第2の半透過鏡 4…像面(画像表示素子) 5…透明フィルム 6…遮光壁 10…ルーバー光学素子 11…バックライト 12…反射鏡 13…光源 HMD…視覚表示装置本体 S…支持部材 M…観察者

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を表示する画像表示手段と、前記画
    像表示手段によって形成された画像を投影し、観察者眼
    球に導く接眼光学系とからなる視覚表示装置において、 前記接眼光学系は少なくとも第1及び第2の半透過面を
    持ち、前記第2の半透過面は観察者眼球側に凹面を向け
    た曲面で構成し、画像表示手段から出た光線は、前記第
    2の半透過曲面を透過し、前記第1の半透過面によって
    反射され、さらに、前記第2の半透過曲面によって反射
    され、前記第1の半透過面を透過し、観察者眼球に入射
    するように構成され、 さらに、前記少なくとも第1及び第2の半透過面は、観
    察者が観察する投影画像の中心方向に向いている視軸に
    対して、少なくとも第1の半透過面が偏心して配置さ
    れ、かつ、前記少なくとも第1及び第2の半透過面が反
    射面として作用するときに裏面鏡として作用するように
    半透過面を構成したことを特徴とする視覚表示装置。
  2. 【請求項2】 前記接眼光学系の少なくとも第1及び第
    2の半透過面は、両方共、観察者眼球側に凹面を向けた
    凹面で構成されていることを特徴とする請求項1記載の
    視覚表示装置。
  3. 【請求項3】 前記接眼光学系の各々の半透過曲面は、
    前記画像表示手段が位置する側にその面間隔が広がるよ
    うにお互いに偏心していることを特徴とする請求項2記
    載の視覚表示装置。
  4. 【請求項4】 前記画像表示素子と接眼光学系を観察者
    頭部に対して位置決めする位置決め手段を有することを
    特徴とする請求項3記載の視覚表示装置。
  5. 【請求項5】 前記画像表示素子と接眼光学系を観察者
    頭部に対して支持する支持手段を有し、観察者頭部に装
    着できるようにしたことを特徴とする請求項4記載の視
    覚表示装置。
  6. 【請求項6】 フラット画像を表示する画像表示手段
    と、前記画像表示手段によって形成されたフラット画像
    を投影し、観察者眼球に導く接眼光学系とからなる視覚
    表示装置において、 前記接眼光学系は、観察者眼球側から前記画像表示手段
    に向って順に、少なくとも、第1透過面と、第2反射面
    と、第1反射面と、第2透過面とを有して構成され、 前記接眼光学系は、少なくとも、前記画像表示手段側に
    配置された前記第2透過面が前記画像表示手段から射出
    された光束を透過させ、観察者眼球側に配置された前記
    第1反射面が前記第2透過面から透過した光束を前記観
    察者眼球側とは反対側に向けて反射させ、前記第2反射
    面が前記第1反射面から反射された光束を前記観察者眼
    球側に向けて反射させ、前記第1透過面が前記第2反射
    面から反射された光束を透過させるように構成され、 前記第1透過面と、前記第2反射面と、前記第1反射面
    と、前記第2透過面とが、観察者が観察する投影画像の
    中心方向に向いている視軸に対して偏心して配置され、 前記第1透過面と、前記第2反射面と、前記第1反射面
    と、前記第2透過面とが、曲面形状にて構成されている
    ことを特徴とする視覚表示装置。
  7. 【請求項7】 前記接眼光学系の有する、少なくとも、
    前記第1反射面と、前記第2反射面とが、回転非対称な
    非球面形状にて構成されていることを特徴とする請求項
    6記載の視覚表示装置。
  8. 【請求項8】 前記接眼光学系は、前記第1透過面と、
    前記第1反射面とが同一面にて構成されていることを特
    徴とする請求項7記載の視覚表示装置。
  9. 【請求項9】 前記接眼光学系は、前記第1透過面が、
    前記第1反射面よりも媒質を挟んで観察者眼球側に配置
    されて構成されていることを特徴とする請求項7記載の
    視覚表示装置。
  10. 【請求項10】 前記接眼光学系は、前記第2透過面
    と、前記第2反射面とが同一面にて構成されていること
    を特徴とする請求項7記載の視覚表示装置。
  11. 【請求項11】 前記接眼光学系は、前記第2透過面
    が、前記第2反射面よりも媒質を挟んで前記画像表示手
    段側に配置されて構成されていることを特徴とする請求
    項7記載の視覚表示装置。
JP12745294A 1994-05-27 1994-06-09 視覚表示装置 Expired - Fee Related JP3392943B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12745294A JP3392943B2 (ja) 1994-06-09 1994-06-09 視覚表示装置
US08/451,014 US5734505A (en) 1994-05-27 1995-05-25 Visual display apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12745294A JP3392943B2 (ja) 1994-06-09 1994-06-09 視覚表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07333548A JPH07333548A (ja) 1995-12-22
JP3392943B2 true JP3392943B2 (ja) 2003-03-31

Family

ID=14960280

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12745294A Expired - Fee Related JP3392943B2 (ja) 1994-05-27 1994-06-09 視覚表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3392943B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4727025B2 (ja) * 2000-08-01 2011-07-20 オリンパス株式会社 画像表示装置
JP2009134087A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Konica Minolta Holdings Inc 映像表示装置およびヘッドマウントディスプレイ
JP5458080B2 (ja) * 2011-09-28 2014-04-02 株式会社東芝 表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07333548A (ja) 1995-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5734505A (en) Visual display apparatus
JP3865906B2 (ja) 画像表示装置
US6181475B1 (en) Optical system and image display apparatus
US6008778A (en) Visual display apparatus
US6313950B1 (en) Image display apparatus
JP3486468B2 (ja) プリズム光学系
US5384654A (en) Image observation device
US6577411B1 (en) Optical system for alternative or simultaneous direction of light originating from two scenes to the eye of a viewer
US5982343A (en) Visual display apparatus
JPH10246866A (ja) 映像表示装置
JP2001264681A (ja) ディスプレイ装置
US5087116A (en) Reflective image display including a first mirror and a Fresnel mirror
JP4560160B2 (ja) 画像表示装置
JPH11326820A (ja) 観察光学系及びそれを用いた観察装置
JP2002323672A (ja) 光路分割素子及びそれを用いた画像表示装置
JP4194218B2 (ja) 画像表示装置および画像表示システム
US7130119B2 (en) Three-dimensional observation apparatus and three-dimensional observation system
JPH07274097A (ja) 視覚表示装置
JP3524569B2 (ja) 視覚表示装置
JPH0990270A (ja) 頭部又は顔面装着式画像表示装置
JP3392943B2 (ja) 視覚表示装置
JPH06324284A (ja) 頭部装着型映像表示装置
JP3486465B2 (ja) 視覚表示装置
JPH0965245A (ja) 画像表示装置
JP2001330795A (ja) 3次元偏心光路を備えた画像表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030108

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees