JP3392534B2 - オイルタンク用加圧バルブ - Google Patents

オイルタンク用加圧バルブ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、オイルタンク用加圧
調整バルブに係わり、更に詳しくはオイル内に混入する
微細な異物によって、加圧調整バルブの作動不良や、シ
ール機能の低下を有効に防止することが出来るオイルタ
ンク用加圧調整バルブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車,航空機等には、エンジン
用潤滑油を貯蔵し、かつ随時潤滑油をエンジンへ供給す
るためのオイルタンクが装備され、このオイルタンクに
は、タンク内の圧力が設定圧以上になった場合に、タン
ク内の圧力を外部に逃がす安全弁として機能する、所謂
加圧調整バルブが組付けられている。
【0003】上記の加圧調整バルブは、例えば、オイル
タンク内の圧力がタンク外の圧力に対して5PSI(約0.35
Kgf/cm2) 以上になった場合に、タンク内部の圧力を外
部に逃がすようにバルブが開口するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】ところで、オイルタ
ンク等に取付けられる安全弁としての加圧調整バルブ
は、一端に圧力流体の流入口を備え、他端に排出口を備
えた中空状のバルブ本体内に、前記流入口に固定され、
かつ弁体が当接する中空筒状の弁座と、この弁座の弁座
面に弾性部材を介して当接する弁体と、前記弾性部材を
支持し、かつ前記弁体を摺動可能に収容するガイド部材
とを内装した構造になっている。
【0005】然しながら、上記のような従来の加圧調整
バルブの場合、ガイド部材の内壁面に沿って弁体の筒状
の摺動部が密着した状態で摺動するように精度良く仕上
げられているため、オイル内に混入している微細な異物
がガイド部材の内壁面と弁体の筒状の摺動部との摺接面
に侵入した場合、弁体がガイド部材の内壁面に引っ掛か
って弁体が円滑に摺動しなくなり、タンク内の圧力が設
定以上になった場合にも、タンク内の圧力を外部に逃が
すことができなくなって、オイルタンクの故障の原因と
なる問題があった。
【0006】また、従来の弁体と弁座とは、面接触でシ
ールする構造になっているため、異物が弁体と弁座との
シール面に侵入した場合には、シール性能を低下させる
と言う問題があった。この発明は、かかる従来の課題に
着目して案出されたもので、オイル内に混入している微
細な異物が、ガイド部材の内壁面と弁体の筒状の摺動部
との摺接面に侵入した場合にも弁体の摺動作動を妨げる
ことなく異物を回避させることが出来、また弁体と弁座
とのシール部において異物の混入によるシール機能の低
下を有効に防止することが出来るオイルタンク用加圧調
整バルブを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、弁体を摺動可能に収容するガイド部材の内
壁面に、異物収容溝を形成したことを要旨とするもので
ある。また、前記弁体は、弁座に当接する円弧状に形成
した弁頭と、弁頭と一体的に形成されたガイド部材内に
収容される筒状の摺動部とからなり、前記筒状の摺動部
の外径を、ガイド部材の内壁面に摺接する大径部と、ガ
イド部材の内壁面と所定の間隙を隔てて収容される小径
部とに形成し、また前記圧力流体の流入口が形成された
弁座面が、前記弁体の円弧状に形成した弁頭と線接触す
るテーパ状に形成してある。更に、前記ガイド部材の内
壁面に形成した異物収容溝に対応する位置に、前記弁体
に形成した摺動部の小径部を設けて構成してある。
【0008】
【発明の作用】この発明は上記のように構成され、弁体
を摺動可能に収容するガイド部材の内壁面に、異物収容
溝が形成してあるので、オイル内に混入している微細な
異物が例えガイド部材の内壁面と弁体の摺動部との摺接
面に侵入した場合にも、異物が異物収容溝内に収容され
るので、弁体の摺動部がガイド部材の内壁面に引っ掛か
って弁体が円滑に摺動しなくなると言う問題も少なく、
従って、タンク内の圧力が設定以上になった場合には、
タンク内の圧力を確実に外部に逃がすことができ、また
圧力流体の流入口が形成された弁座面が、弁体の円弧状
に形成した弁頭と線接触するテーパ面に形成してあるの
で、異物混入によるシール機能の低下を有効に防止で
き、安全弁として機能する、所謂加圧調整バルブの機能
を充分に発揮させることが出来るものである。
【0009】
【発明の実施例】以下、添付図面に基づき、この発明の
実施例を説明する。図1は、オイルタンクTに装着され
たこの発明を実施した加圧調整バルブの断面図を示し、
この加圧調整バルブ1は、オイル等の圧力流体Wの流入
口2aを備えた中空状のバルブ本体2と排出口3aを備
えた中空状のバルブキャップ3との内部に、前記流入口
2aに固定され、かつ弁体4が当接するテーパ面5aを
備えた中空筒状の弁座5と、この弁座5に形成されたテ
ーパ状の弁座面5aにスプリング等の弾性部材6を介し
て当接する前記弁体4と、前記弾性部材6を支持し、か
つ前記弁体4を摺動可能に収容するガイド部材7とが内
装されている。
【0010】前記弁座5は、中空状のバルブ本体2の内
壁面に形成されたネジ部8を介して着脱可能に螺着さ
れ、弁座5と、バルブ本体2内の底壁面2b及び側壁面
2cとの間には、Oリング等のシール部材9,10が介
設されている。また、弁座5の上端外周面には、前記バ
ルブキャップ3が着脱可能に螺嵌するネジ部11が形成
されている。
【0011】前記バルブ本体2とバルブキャップ3との
中空部内に収容されるガイド部材7は、図1〜図3に示
すように、上端面中央部に圧力流体Wの流入穴12が形
成され、ガイド部材7の中空部7aの内壁面7bには、
所定の間隔を隔てて複数本(この実施例では3本)の異
物収容溝13が環状に形成されている。この異物収容溝
13は、幅1mm,深さ1mm程度で凹状に形成され、圧力
流体W(オイル)内に混入している微細な異物を収容出
来るように構成されている。
【0012】また、ガイド部材7の上端外周には、圧力
流体Wが流通する流通溝14が90度間隔で4ヵ所に形
成され、またその先端には、バルブキャップ3の内壁面
に係合する突起15が形成されている。前記ガイド部材
7の中空部7a内には、前記弾性部材6を介して弁体4
が摺動可能に収容され、この弁体4は、前記弁座5のテ
ーパ状の弁座面5aと当接する円弧状に形成した弁頭4
aと、弁頭4aと一体的に形成されたガイド部材7内に
収容される中空筒状の摺動部4bとからなり、前記筒状
の摺動部4bの外径を、ガイド部材7の内壁面7bに摺
接する大径部Dと、ガイド部材7の内壁面7bと所定の
間隙hを隔てて収容される小径部dとに形成されてい
る。
【0013】前記弾性部材6は、ガイド部材7の中空部
7aと弁体4の中空部4cとの間に介設され、この弾性
部材6の弾性力は、タンクT内の圧力が設定以上になっ
た場合に弁体4が持ち上げられるように設定されてい
る。次に、加圧調整バルブ1の作用について説明する。
まず、タンクT内の圧力が正常な状態では、加圧調整バ
ルブ1の弁体4の円弧状に形成した弁頭4aは、弾性部
材6の弾性力により弁座5のテーパ状の弁座面5aに線
接触状態で当接し、圧力流体Wの流入口2a,2bを閉
鎖している。
【0014】このような状態から、タンクT内の圧力が
設定圧以上になった場合、弾性部材6の弾性力に抗して
弁体4が持ち上げられ、圧力流体Wは弁座面5aと円弧
状に形成した弁頭4aとの間隙から、矢印に示すように
バルブ本体2とガイド部材7との空間部に浸入し、更に
バルブキャップ3とガイド部材7との空間部を通って異
常圧力流体Waは排出口3aから排出される。
【0015】また前記バルブ本体2とガイド部材7との
空間部に浸入した圧力流体Wの一部は、ガイド部材7の
上端面中央部に形成した圧力流体Wの流入穴12からガ
イド部材7の中空部7aの内壁面7bと弁体4の小径部
dとの間隙hに浸入する。この際、圧力流体W内に微細
な異物が混入していたとしても、微細な異物は、ガイド
部材7の中空部7aの内壁面7bに形成された複数本の
環状の異物収容溝13に押し込まれて収容されるので、
ガイド部材7の内壁面7bと弁体4の小径部dとの間に
挟まれて、弁体4の摺動作用に不具合を生じさせること
なく、常に円滑な作動が得られるものである。
【0016】また、圧力流体Wの流入口2aと接続する
テーパ状の弁座面5aが、弁体4の円弧状に形成した弁
頭4aと線接触するように形成してあるので、異物が挟
まれることなく、異物混入によるシール機能の低下を有
効に防止でき、従って、安全弁として機能する、所謂加
圧調整バルブの機能を充分に発揮させて使用出来るもの
である。
【0017】
【発明の効果】この発明は、上記のように弁体を摺動可
能に収容するガイド部材の内壁面に、異物収容溝を形成
したので、オイル内に混入している微細な異物がガイド
部材の内壁面と弁体との摺接面に侵入した場合にも、弁
体の摺動作動を妨げることなく異物を回避させることが
出来、また圧力流体の流入口が形成されたテーパ状の弁
座面が、前記弁体の円弧状に形成した弁頭と線接触する
ように形成したので、弁体と弁座とのシール部において
異物の混入によって生ずるシール機能の低下を有効に防
止することが出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】オイルタンクに装着されたこの発明を実施した
加圧調整バルブの断面図である。
【図2】ガイド部材の平面図である。
【図3】図2のAーA矢視断面図である。
【符号の説明】
1 加圧調整バルブ 2 バルブ本体 2a 流入口 3 バルブキ
ャップ 3a 排出口 4 弁体 5 弁座 5a 弁座面 6 弾性部材 7 ガイド部材 13 異物収容溝 W 圧力流体
(オイル) 4a 弁頭 4b 摺動部 D 摺動部の大径部 d 摺動部の小
径部 T タンク

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に圧力流体の流入口を備え、他端に
    排出口を備えた中空状のバルブ本体及びバルブキャップ
    内に、前記流入口に固定され、かつ弁体が当接する中空
    筒状に形成された弁座と、この弁座の弁座面に、タンク
    内の設定圧とバランスするような弾性力を有する弾性部
    材を介して当接する弁体と、前記弾性部材を支持し、か
    つ前記弁体を摺動可能に収容するガイド部材とを内装し
    て成るオイルタンク用加圧調整バルブにおいて、前記弁
    体を摺動可能に収容するガイド部材の内壁面に、異物収
    容溝を形成したことを特徴とするオイルタンク用加圧調
    整バルブ。
  2. 【請求項2】 前記弁体が、弁座に当接する円弧状に形
    成した弁頭と、弁頭と一体的に形成されたガイド部材内
    に収容される筒状の摺動部とからなり、前記筒状の摺動
    部の外径を、ガイド部材の内壁面に摺接する大径部と、
    ガイド部材の内壁面と所定の間隙を隔てて収容される小
    径部とに形成した請求項1に記載のオイルタンク用加圧
    調整バルブ。
  3. 【請求項3】 前記圧力流体の流入口が形成された弁座
    面が、前記弁体の円弧状に形成した弁頭と線接触するテ
    ーパ状に形成した請求項1または請求項2に記載のオイ
    ルタンク用加圧調整バルブ。
  4. 【請求項4】 前記ガイド部材の内壁面に形成した異物
    収容溝に対応する位置に、前記弁体に形成した摺動部の
    小径部を設けた請求項1ないし請求項3に記載のオイル
    タンク用加圧調整バルブ。
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