JP3392361B2 - ミスト供給装置 - Google Patents

ミスト供給装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マシニングセンタ
等の工作機械の加工点に冷却用及び/又は潤滑用のミス
トを供給するためのミスト供給装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、オイルの消費量とオイルによる環
境汚染を改善するため、オイルをミスト化して加工点に
噴射する技術が提案され、一部は実用化されている。こ
の種のミスト供給装置は、オイルと空気を所謂2流体ノ
ズルに圧送することによりミストを生成し、生成したミ
ストをミスト収容室に収容し、その後に工作機械等に供
給するようになっている。この際に、オイルをノズルに
圧送するためのポンプは、プランジャを往復駆動するこ
とにより定量のオイルを間欠的に吐出し、全体の吐出量
をプランジャの往復頻度により制御するようになってい
る。
【0003】ところが、この種のミスト供給装置はポン
プが間欠的に送出した微量のオイルをミスト化して、大
きい粒子と小さい粒子が混在したミストを供給するよう
になっている。このため、ミストを工作機械の主軸を通
して加工点に供給する場合には、主軸の回転による遠心
力がミストに作用し、特に大きい粒子のミストは主軸の
内壁に付着し、加工点に到達するミストの量が供給した
ミストの量よりも少なくなることがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような問題点に対
処するため、本出願人は特願平10−229873号に
おいて、小さい粒子だけから成るミストを生成し得るミ
スト生成装置を提案している。しかしながら、このミス
ト生成装置もオイルをノズルに間欠的に吐出するため、
特に多量のオイルをノズルに急激に吐出したときに、オ
イルの一部がミスト化せずに液体のまま還流する場合が
ある。この場合には、ミストの濃度が低下し、深孔ドリ
ル加工やタップ加工を行う工作機械に使用できないとい
う新たな問題が発生する。
【0005】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
常に適切な濃度のミストを供給し得るミスト供給装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明に係るミスト供給装置は、液体を収容するタ
ンクと、該タンクからの前記液体と圧力気体源からの気
体とから前記液体をミスト化するミスト化手段と、該ミ
スト化手段により生成したミストを収容するミスト室と
から成るミスト供給装置において、前記液体を前記タン
クからポンプ手段を介して前記ミスト化手段に流通させ
る流体路の途中に、前記液体を一時的に貯留する副タン
クを備え、該副タンクと前記ミスト化手段の間を前記液
体が連続的に流れるようにしたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明を図示の実施例に基づいて
詳細に説明する。
【0008】図1は実施例のブロック図であり、主タン
ク1の内部は通孔2aを有する仕切板2により上下に仕
切られ、下部はオイルLを収容するオイル収容室3とさ
れ、上部はミストを収容するミスト収容室4とされてい
る。主タンク1の天壁には、オイルLと圧縮空気からミ
ストを生成するための所謂2流体ノズル5が、生成した
ミストをミスト収容室4に噴射するように設置されてい
る。また、主タンク1の天壁には、ミストを外部に供給
するためのミスト供給路6が供給口1aを介して接続さ
れ、ミスト供給路6には圧力計7が設置されている。な
お、ミスト収容室4内でミストから液体化したオイル
L、或いはノズル5でミスト化されないオイルLは、通
孔2aを通ってオイル収容室3に還流するようになって
いる。
【0009】オイル収容室3の底部とノズル5の垂直路
5aは、逆止弁8を備えたオイル路9と、タイマ10を
備えたポンプ11と、逆止弁12を備えたオイル路13
と、副タンク14と、オイル路15とを介して接続され
ている。ポンプ11はプランジャを往復することにより
定量のオイルLを所定間隔で間欠的に送出するプランジ
ャ型とされ、タイマ10はポンプ11のプランジャの往
復頻度を調整する電磁弁とされている。
【0010】一方、ノズル5の水平路5bには、圧縮空
気を供給し得る空気圧源16が空気路17を介して接続
されており、空気路17には上流から順次にフィルタ1
8、第1の減圧弁19、圧力計20、二方向電磁弁21
及び可変絞り弁22が配設されている。そして、空気路
17は二方向電磁弁21と可変絞り弁22の間で分岐さ
れ、空気路23を介してタイマ10に接続されている。
【0011】空気路23もまた二方向電磁弁21とタイ
マ10の間で分岐され、空気路24を介してミスト収容
室4に接続されている。空気路24には、上流から順次
に第2の減圧弁25と圧力計26が配置されており、第
2の減圧弁25のパイロット路27はミスト収容室4に
接続されている。これにより、第2の減圧弁25は2次
側つまりミスト収容室4内の圧力の変化に対応して、ミ
スト収容室4内の圧力を設定圧力に調整可能とされてい
る。
【0012】ここで、図2の部分拡大図にも示すよう
に、副タンク14とノズル5を連結するオイル路15は
サイホンチューブとされている。オイル路15の一端は
副タンク14内のオイルLに浸漬され、他端はノズル5
の垂直路5aに接続されている。これにより、副タンク
14内のオイルLは、サイホン作用により副タンク14
からノズル5に連続的に流れるようになっている。
【0013】このような構成のミスト供給装置をマシニ
ングセンタ等の工作機械31に使用する際には、ミスト
供給路6と工作機械31をミスト路32により接続す
る。これにより、ミスト収容室4内のミストはミスト供
給路6、ミスト路32、機械本体33のミスト路33
a、工具34のミスト路34aを通ってワークWに噴射
することが可能となる。
【0014】このような状態で、二方向電磁弁21が始
動すると、ポンプ11が作動してオイルLがオイル収容
室3から副タンク14内に一定量ずつ所定間隔で流入す
る。その後に、副タンク14内のオイルLはサイホン作
用によりオイル路15を通り、ノズル5の垂直路5aに
連続して流入する。同時に、圧縮空気が空気圧源16か
らノズル5の水平路5bに所定の圧力で流入すると共
に、タイマ10と第2の減圧弁25に流入する。これに
より、ノズル5はオイルLと圧縮空気からミストを生成
し、噴射口5cからミスト収容室4に噴射する。また、
ミスト収容室4内の圧力がパイロット路27を通って第
2の減圧弁25に入力する。
【0015】第2の減圧弁25はミスト収容室4内の圧
力を所定の圧力に設定するように作用し、所定圧のミス
トがミスト路6、32、33a、34aを通ってワーク
Wに噴射する。この際に、工具34のミスト路34aか
ら噴射するミストの圧力を増加又は減少させる場合に
は、第2の減圧弁25の図示しない圧力調整ノブを回し
て調整する。
【0016】ここで、ミスト路34aの径の小さい工具
34への工具交換が生じた場合には、交換した工具34
のミスト路34aによってミストの流れが規制され、ミ
スト収容室4内の圧力が一時的に上昇する。しかしなが
ら、ミスト収容室4内の圧力がパイロット路27を通っ
て第2の減圧弁25に入力し、第2の減圧弁25がミス
ト収容室4内の圧力を所定の大きさに戻す。
【0017】一方、深孔ドリル、タップ等のミスト路3
4aの径の大きい工具34への工具交換が生じた場合に
は、交換した工具34のミスト路34aによってミスト
の流れが解放され、ミスト収容室4内の圧力が一時的に
低下する。しかしながら、ミスト収容室4内の圧力がパ
イロット路27を通って第2の減圧弁25に入力し、第
2の減圧弁25がミスト収容室4内の圧力を所定に戻
す。このとき、ポンプ11は一度に多量のオイルLを吐
出するが、この多量のオイルLは副タンク14に一旦流
入し、その後に副タンク14内のオイルLは、サイホン
作用により副タンク14からノズル5に連続的に流れ
る。
【0018】このように、実施例ではオイル収容室3内
のオイルLが、ポンプ11の作用により副タンク14に
間欠的に流入し、副タンク14内のオイルLはサイホン
作用によりノズル5に連続的に流れるので、ポンプ11
の吐出量が急激に増加しても、オイルLの全量は副タン
ク14内に一旦留まり、副タンク14からノズル5へは
定速度で連続的に流れる。従って、多量のオイルLがノ
ズル5に急激に流れることはなく、ミスト化せずにノズ
ル5から液体のまま落下することはない。従って、ノズ
ル5は常に適切な濃度のミストを生成でき、高い濃度の
ミストを必要とする深孔ドリル加工やタップ加工を行う
工作機械に使用することが可能となる。なお、図3に示
すように、副タンク14をノズル5の上方に配置し、副
タンク14とノズル5をサイホンチューブでないオイル
路15’により連結すれば、副タンク14内のオイルL
が重力作用によりノズル5に連続的に流れるようにな
り、同様な効果を達成できる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るミスト
供給装置は、ポンプ手段とミスト化手段の間にポンプ手
段からの液体を一時的に貯留する副タンクを備え、副タ
ンク内の液体がミスト化手段に連続的に流れるようにし
たので、ポンプ手段が送出する液体の量が増加しても、
その液体は副タンクに一旦留まり、副タンクからミスト
化手段へは連続的に流れ、ミスト化手段に多量の液体が
急激に流れることはない。従って、ミスト化手段は常に
適切な濃度のミストを生成でき、濃度の高いミストを必
要とする工作機械にも容易に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】工作機械に接続した状態の実施例のブロック図
である。
【図2】部分拡大図である。
【図3】変形例の部分拡大図である。
【符号の説明】
1 主タンク 3 オイル収容室 4 ミスト収容室 5 ノズル 9、13、15、15’ オイル路 11 ポンプ 14 副タンク 16 空気圧源 25 第2の減圧弁 27 パイロット路 L オイル W ワーク

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を収容するタンクと、該タンクから
    の前記液体と圧力気体源からの気体とから前記液体をミ
    スト化するミスト化手段と、該ミスト化手段により生成
    したミストを収容するミスト室とから成るミスト供給装
    置において、前記液体を前記タンクからポンプ手段を介
    して前記ミスト化手段に流通させる流体路の途中に、前
    記液体を一時的に貯留する副タンクを備え、該副タンク
    と前記ミスト化手段の間を前記液体が連続的に流れるよ
    うにしたことを特徴とするミスト供給装置。
  2. 【請求項2】 前記副タンクの内部の前記液体が前記ミ
    スト化手段にサイホン作用により流れるようにした請求
    項1に記載のミスト供給装置。
  3. 【請求項3】 前記副タンクの内部の前記液体が前記ミ
    スト化手段に重力作用によって流れるようにした請求項
    1に記載のミスト供給装置。
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