JP3390310B2 - 油圧エレベータ用の漏油回収治具 - Google Patents

油圧エレベータ用の漏油回収治具

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JP3390310B2 JP26473096A JP26473096A JP3390310B2 JP 3390310 B2 JP3390310 B2 JP 3390310B2 JP 26473096 A JP26473096 A JP 26473096A JP 26473096 A JP26473096 A JP 26473096A JP 3390310 B2 JP3390310 B2 JP 3390310B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は油圧エレベータ用の
漏油回収治具に係り、特に、油圧系統の保守作業中にそ
の内部から漏出してくる油を回収するための油圧エレベ
ータ用の漏油回収治具に関する。 【0002】 【従来の技術】油圧エレベータの保守作業の1つに、油
圧制御バルブ内に設けられた消耗品の0リングを定期的
に交換する作業がある。この0リング交換作業を行う際
には、油圧制御バルブ内の圧力をゼロにする工程と、
油タンク,油圧制御バルブ,油圧配管などの油圧系統の
内部から油を抜き取る工程とを実施することが必要と
なる。従来、前述の工程に先立ち、油圧制御バルブの
下部に位置するVベルトその他の機器類の周囲にあらか
じめビニール袋などを装着して養生する補助工程を行っ
ている。これにより、工程以後に開放状態の配管内か
ら漏出してくる油のこれら機器類への付着防止が図られ
ている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上述した補助工程は、
油圧制御バルブの周囲に対するビニール袋の装着や撤去
の手作業の実行にかなりの時間を要する。このために、
0リング交換作業全体の作業効率向上が困難であるとい
う問題点があった。 【0004】また、工程を実施しているときなどに、
装着してあるビニール袋が油圧制御バルブの周囲から脱
落したり、パワーユニットの機器類に引掛って破損する
こともあり、油圧系統の内部から漏出した油を無用に飛
散させて周囲の機器類に付着させてしまうことが少なく
ないという問題点があった。 【0005】したがって本発明の目的は、上記の問題点
を解決して、油圧制御バルブなどの油圧系統に対する装
着や撤去に要する作業時間を短縮し、油圧系統の内部か
ら漏出した油をより確実に回収することのできる油圧エ
レベータ用の漏油回収治具を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の油圧エレベータ用の漏油回収治具は、所定
の油圧系統の内部から漏出した油を回収するための油圧
エレベータ用の漏油回収治具において、漏出により滴下
してきた油を受け入れる上面開放形状の油容器と、この
油容器に設けられ、前記油容器の内部に溜まった油を排
出する穴と、前記油容器にヒンジを介して折りたたみ自
在に連結されるとともに、前記油容器を前記油圧系統の
所定位置に係止させる弧状の切欠きを有する係止部と、
前記油容器に設けられ、前記油圧系統部材の所定位置に
嵌合する嵌合部とを備えたものである。 【0007】これにより、係止部を油圧配管系の所定位
置に係止させるだけで、油圧配管系の内部から漏出によ
り滴下してきた油は油容器に受け入れられ、その内部に
溜った油は穴のみから外部へ排出される。したがって、
油圧制御バルブなどの油圧系統に対する装着や撤去に要
する作業時間を短縮し、油圧系統の内部から漏出した油
をより確実に回収することができる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の油圧エレベータ用
の漏油回収治具の実施の形態を図面を用いて詳細に説明
する。ここで、図1〜図3は本発明の油圧エレベータ用
の漏油回収治具の一実施形態を示す図であって、図1は
側面図、図2は正面図、図3は平面図である。また、図
4は本発明の一実施形態を油圧制御用配管に装着した状
態を示す側面図、図5は図4の装着状態を示す要部縦断
面図、図6は本発明の一実施形態の使用例を示す図であ
る。 【0009】図1〜図3において、本実施形態の漏油回
収治具1は、基本的に油容器2と、この油容器2に連結
した係止部3と、油容器2の例えば前部に設けた穴4と
からなっている。 【0010】油容器2は油を溜めるられる箱型筐体であ
って、油圧エレベータに備えられる油圧系統に含まれた
配管内から漏出により滴下してきた油を受け入れるよう
に、その上面が開放した形状にしてある。係止部3は、
図4に示す油圧制御用配管8に漏油回収治具1の全体を
係止させるための弧状の切欠き3aを有し、ヒンジ5に
よって回動可能に油容器2と一体的に設けてある。上述
した穴4は、油容器2の内部に溜った油を排出する部分
であり、ここには図6に示すゴムホース11を嵌着させ
るためのホース継手4aが設けてある。また、係止部3
によって油容器2を油圧制御用配管8に係止したとき対
向するポンプ用配管7と嵌合可能なように、図3に示す
切欠き状の凹型部6が油容器2の例えば後部に設けてあ
る。さらに、油容器2に滴下した油が穴4の方向に導か
れるように、凹型部6から穴4に向かって図1,4,5
に示す傾斜面9を油容器2の底部に設けてある。 【0011】油圧エレベータにおける0リング交換作業
に伴って油圧系統の内部から油を抜き取った後、開放状
態の配管内から外部に漏出する油を上述した漏油回収治
具1を用いて回収する手順は、次の通りである。 エレベータの乗かごを最下階に停止させて電源を遮断
する。 ユニット防音カバーを取り外してVベルトにビニール
袋で養生する。 ストップバルブを全開して制御バルブ内の圧力をゼロ
にする。 タンクかバーを開放してストレーナ・リターンバッフ
ルを取外し、メクラ栓で封油する。 図4に示すように、漏油回収治具1の凹型部6をポン
プ用配管7に嵌合させながら係止部3を油圧制御用配管
8に係止させ、漏油回収治具1の全体を装着する。 図6に示すように、漏油回収治具1のホース継手4a
にゴムホース11の一端を嵌着させ、下方に設置した回
収容器10の内部にゴムホース11の他端を入れる。 油圧制御バルブを分解した後、0リングを交換する。 交換作業中、油圧系統の内部からの漏出により滴下し
てきた漏油回収治具1の油容器2に受け入れられ、傾斜
面9に案内されて穴4に導かれ、ゴムホース11内を流
れて回収容器10内に集められる。 【0012】以上のように本実施形態の漏油回収治具1
を用いることにより、漏出した油をそのまま回収容器1
0内に集めることができる。したがって、Vベルトに対
するビニール袋の養生は行うものの、他の機器類の周囲
に対するビニール袋の養生を最小限にすることができ、
また、漏油回収治具1の油圧制御用配管8に対する着脱
をワンタッチで行うことができるので、0リング交換作
業に伴う補助工程の漏油回収作業に際してビニール袋お
よび漏油回収治具1の配置あるいは撤去の手作業に要す
る総計時間を従来より短縮し、作業効率の向上を図るこ
とができる。 【0013】また、漏出した油は、油圧制御バルブの直
下から離れた場所へ誘導されてから確実に回収されるの
で、従来のように油を受けるためのビニール袋を人手で
押えるなどの補助作業を行うことなく、油圧制御バルブ
に近接している周囲の機器類に対する漏出した油の飛散
・付着を防止することができる。また、係止部3と凹型
部6とにより、ポンプ用配管7および油圧制御用配管8
に対して動かないよう確実に漏油回収治具1を固定でき
るので、安定した作業性を確保することができる。さら
に、ヒンジ5を用いて油容器2に係止部3を回動可能に
一体的に設けてあるため、係止部3を油容器2側に折り
畳むことにより、全体的な大きさを縮小した状態で漏油
回収治具1の運搬および保管を行うことができ、便利で
ある。 【0014】なお、上述した実施形態は、穴4にホース
継手4aを設けてあるが、油を確実に回収容器10へ集
めることが可能な状態であれば、ホース継手4aを設け
なくともよい。また、傾斜面9に代えて、滴下した油を
穴4の方向に導く湾曲面を油容器2の底部に設けてもよ
い。また、漏油回収治具1が固定されるなら、弧状の凹
型部6に限らず、三角形状や任意の多角形状の凹型部6
を設けてもよく、場合によっては凹型部6を設けなくと
もよい。また、運搬および保管に際して縮小させる必要
がなければ、ヒンジ5を用いることなく油容器2に係止
部3を完全に一体化させてもよい。また、油容器2と係
止部3とを別体とし、使用するときに組合せるようにし
てもよい。 【0015】 【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明の油
圧エレベータ用の漏油回収治具によれば、係止部を油圧
配管系の所定位置に係止させるだけで簡単に装着できる
ので、油圧制御バルブなどの油圧系統に対する装着や撤
去に要する作業時間を短縮することができ、したがって
作業効率の向上を図ることができる。 【0016】また、油圧配管系の内部から漏出により滴
下してきた油は油容器に受け入れられ、その内部に溜っ
た油は穴のみから外部へ排出されるので、漏油を確実に
回収することができ、したがって周囲の機器類に対する
漏油の飛散・付着を防止することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の油圧エレベータ用の漏油回収治具の一
実施形態を示す側面図である。 【図2】本発明の油圧エレベータ用の漏油回収治具の一
実施形態を示す正面図である。 【図3】本発明の油圧エレベータ用の漏油回収治具の一
実施形態を示す平面図である。 【図4】本発明の一実施形態を油圧制御用配管に装着し
た状態を示す側面図である。 【図5】図4の装着状態を示す要部縦断面図である。 【図6】本発明の一実施形態の使用例を示す図である。 【符号の説明】 1 漏油回収治具 2 油容器 3 係止部 4 穴 4a ホース継手(嵌着部材) 5 ヒンジ 6 凹型部 7 ポンプ用配管 8 油圧制御用配管 9 傾斜面 10 回収容器 11 ゴムホース

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 所定の油圧系統の内部から漏出した油を
    回収するための油圧エレベータ用の漏油回収治具におい
    て、 漏出により滴下してきた油を受け入れる上面開放形状の
    油容器と、この油容器に設けられ、前記油容器の内部に
    溜まった油を排出する穴と、前記油容器にヒンジを介し
    て折りたたみ自在に連結されるとともに、前記油容器を
    前記油圧系統の所定位置に係止させる弧状の切欠きを有
    する係止部と、前記油容器に設けられ、前記油圧系統部
    材の所定位置に嵌合する嵌合部とを備えたことを特徴と
    する油圧エレベータ用の漏油回収治具。
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