JP3388680B2 - 火災感知器 - Google Patents

火災感知器

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JP3388680B2
JP3388680B2 JP26474496A JP26474496A JP3388680B2 JP 3388680 B2 JP3388680 B2 JP 3388680B2 JP 26474496 A JP26474496 A JP 26474496A JP 26474496 A JP26474496 A JP 26474496A JP 3388680 B2 JP3388680 B2 JP 3388680B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はイオン化式煙感知
器、光電式煙感知器および熱感知器などの火災感知器に
関する。
【0002】
【従来の技術】以前より、火災感知器には作動表示灯が
設けられ、火災を感知した場合などに作動表示灯を点灯
または点滅させて、どの火災感知器が火災を感知してい
るか等を報知するようになっている。
【0003】従来の作動表示灯の構造を示すものとし
て、例えば、実公昭61−1511号公報に開示の火災
感知器がある。この火災感知器は、図7(a)に示すよ
うに、本体10に作動表示灯12を設ける一方、カバー
20に光ガイド22を設け、このカバー20が回転によ
って本体10に取り付けられた際に光ガイド22が作動
表示灯12の直下に位置し、作動表示灯12の光を空間
を介して伝達するようになっている。
【0004】また、従来の作動表示灯の構造を示すもの
として、例えば、図7(b)に示すような、イオン化式
煙感知器に使用される作動表示灯などもある。この作動
表示灯には、リードタイプのディスクリート部品(LE
D:Light Emitting Diode)30が使用されており、は
んだ付け等により基板上32に実装されている。
【0005】また、従来の火災感知器は、シールを貼付
したり、ホットプリントで印を付けたりして、種別表示
を行うようになっている。その種別には、例えば、アナ
ログ式やオンオフ式の種別、煙感知器におけるイオン化
式や光電式の種別、または熱感知器における定温式や差
動式の種別、さらにその中でも、防水機能を有する防水
型や通常の非防水型などの種別がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の火災感知器
の作動表示灯の構造のうち、例えば、実公昭61−15
11号公報に記載の構造では、作動表示灯12そのもの
が火災感知器の本体10内にあるため、火災感知器9の
内部スペースを大きく取る必要があるという制約が生じ
てしまったり、また、作動表示灯12が突出して取り付
けられているため、何かに引っかかって光軸の位置が変
化し易く、それにより光ガイド部材22に到達する光量
が減少してしまうという問題がある。更に、光ガイド部
材22が上方からはめ込まれている場合、下方から力が
加わると、光ガイド部材22が外れてしまうという問題
もある。
【0007】また、上記従来のイオン化式煙感知器29
では、LED30とシールド(金属シールド板)33と
の間にわずかな隙間hが生じるため、そこから虫や埃が
感知器内部に侵入して、非火災報の原因となりかねな
い。
【0008】また、火災感知器の種別表示については、
上記従来のシールやホットプリントで印を付ける方法で
は、感知器によっては表示位置が限定されてしまった
り、それら種別表示のため別途工程が必要であったり、
また、シールを貼付する方法では経年変化ではがれてし
まうという問題もある。
【0009】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたもので、作動表示灯を容易に取付け可能とし、
火災感知器の組み立ての際に作動表示灯が邪魔になら
ず、且つ、作動表示灯の固定を確実に行える火災感知器
を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、火災を感知するための回路
部が設けられた本体部と、該本体部に取り付けられ前記
回路部をシールドするシールド部材と、該本体部を所定
の箇所に取り付けるために装備された取付けベースと、
前記シールド部材を含めて前記本体部を覆う第1の外カ
バーとを備えた火災感知器において、前記回路部に配設
され該回路部の作動を報知する表面実装型発光素子と、
前記表面実装型発光素子の発光を外部に導くガイドレン
ズと、該表面実装型発光素子の発光方向にあたる前記シ
ールド部材の部位に形成され前記ガイドレンズの一端側
を嵌入させて保持するレンズ取付用孔と、前記外カバー
に設けられ前記ガイドレンズの他端側を収容し且つ該ガ
イドレンズの先端を外部に露出させるレンズ収納部とを
備え、前記ガイドレンズには、前記レンズ取付用孔に保
持され、かつ、レンズ収納部に収容された際に、レンズ
収容部の入口とレンズ取付用孔の入口とに挟持された状
態となるつばが設けられている構成とした。
【0011】この請求項1記載の発明によれば、火災感
知器の作動を報知すべく回路部において表面実装型発光
素子が発光した場合、その発光をガイドレンズが外部ま
で導く。ここで、火災感知器の作動を示す発光素子とし
て、回路部には表面実装型の発光素子が配設されている
ので、従来のように回路部に発光素子(例えばレンズの
ついたLEDなど)が大きく突出することがなく、火災
感知器を組み立てる際など、回路部の取り扱いが簡易に
なる。また、従来のように発光素子が引っかかって光軸
がずれるといったことも無くなる。その他、表面実装型
の発光素子により、回路部の小型化、ひいては火災感知
器の小型化が図れる。また、表面実装型発光素子の発光
を外部に導くガイドレンズは、シールド部材のレンズ取
付用孔に嵌着されると共に外カバーのレンズ収容部に収
容されて保持される。その際に、ガイドレンズのつば
が、レンズ収容部の入口とレンズ取付用孔の入口とに挟
持された状態になり、ガイドレンズが押されても取付位
置が移動しないように作用するので、その固定が確実な
ものとなり、外部から押されても外れることがなくな
る。また、ガイドレンズの取り付けに接着を必要としな
い。また、このガイドレンズは、シールド部材のレンズ
取付用孔および外カバーのレンズ収容部によって保持さ
れるだけなので、外カバーを本体から外すだけで、ガイ
ドレンズが容易に着脱可能である。それ故、例えばガイ
ドレンズが破損した場合など、ガイドレンズの取り替え
に便利である。
【0012】なお、この発明は、上記の回路部、シール
ド部材、外カバーを有する火災感知器であれば、煙感知
器および熱感知器など、火災感知の方式に関わることな
く適用可能である。
【0013】請求項2記載の発明は、火災を感知するた
めの回路部が設けられた本体部と、該本体部に取り付け
られ前記回路部をシールドするシールド部材と、該本体
部を所定の箇所に取り付けるために装備された取付けベ
ースと、前記シールド部材を含めて前記本体部を覆う第
1の外カバーとを備えた火災感知器において、前記回路
部に配設され該回路部の作動を報知する表面実装型発光
素子と、前記表面実装型発光素子の発光を外部に導くガ
イドレンズと、該表面実装型発光素子の発光方向にあた
る前記シールド部材の部位に形成され前記ガイドレンズ
の一端側を嵌入させて保持するレンズ取付用孔と、前記
外カバーに設けられ前記ガイドレンズの他端側を収容し
且つ該ガイドレンズの先端を外部に露出させるレンズ収
納部とを備え、さらに、煙の流入しにくい内部電離室と
煙の流入可能な外部電離室とに電離電流を発生させ、前
記内部電離室の電離電流を中間電極で受ける一方、前記
外部電離室の電離電流を外部電極で受け、前記中間電極
で受けた電離電流と外部電極で受けた電離電流に基づい
て煙を感知するイオン化式煙感知型であって、前記シー
ルド部材は導電性を有し、該シールド部材がネジ止によ
り前記回路部に電気的接続され前記外部電極を兼ねてい
る構成とした。
【0014】この請求項2記載の発明によれば、火災感
知器の作動を報知すべく回路部において表面実装型発光
素子が発光した場合、その発光をガイドレンズが外部ま
で導く。ここで、火災感知器の作動を示す発光素子とし
て、回路部には表面実装型の発光素子が配設されている
ので、従来のように回路部に発光素子(例えばレンズの
ついたLEDなど)が大きく突出することがなく、火災
感知器を組み立てる際など、回路部の取り扱いが簡易に
なる。また、従来のように発光素子が引っかかって光軸
がずれるといったことも無くなる。その他、表面実装型
の発光素子により、回路部の小型化、ひいては火災感知
器の小型化が図れる。また、表面実装型発光素子の発光
を外部に導くガイドレンズは、シールド部材のレンズ取
付用孔に嵌着されると共に外カバーのレンズ収容部に収
容されて保持されるので、その固定が確実なものとな
り、外部から押されても外れることがなくなる。また、
ガイドレンズの取り付けに接着を必要としない。また、
このガイドレンズは、シールド部材のレンズ取付用孔お
よび外カバーのレンズ収容部によって保持されるだけな
ので、外カバーを本体から外すだけで、ガイドレンズが
容易に着脱可能である。それ故、例えばガイドレンズが
破損した場合など、ガイドレンズの取り替えに便利であ
る。また、請求項2によれば、イオン化式煙感知型の火
災感知器において、回路部のシールド、外部電極、およ
び、レンズ取付け用の部材を1つの部材で兼用でき、部
品の減少をはかることができる。また、シールド部材と
回路部とがネジ止により接続されているので、電気的接
続が確実に行える。
【0015】ここで、導電性を有するシールド部材は、
例えば、導電性樹脂により形成可能であるし、その他、
非導電性の部材に導電性のコーティング剤を塗布して形
成しても良い。また、請求項1及び請求項2において、
シールド部材は、回路部を電気的にシールドするもので
ある。その他、シールド部材として、例えば、大きな埃
や虫などの侵入をシールドして防ぐものなどを含めても
良い。上記の表面実装型発光素子は、例えば、表面実装
型の電球や表面実装型のLED(Light Emitting Diod
e)などのことである。上記のガイドレンズは、例え
ば、光を透過する合成樹脂を光を導く光路上に沿って例
えば棒状に成形して構成可能である。また、上記のガイ
ドレンズをシールド部材のレンズ取付用孔に嵌入した場
合に、レンズ取付用孔が塞がれるようにすることで、埃
や虫などの回路部への侵入をより防ぐことが出来る。ま
た、上記外カバーのレンズ収容部においてガイドレンズ
を外部に露出させる構造は、例えば、レンズ収容部に外
部に通じる貫通孔を穿設して構成され、その他、光を透
過する部材で窓を形成して構成しても良い。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項2記載の火
災感知器において、前記シールド部材が、導電性樹脂に
より形成されている構成とした。
【0017】この請求項3記載の発明によれば、シール
ド部材が樹脂により形成されているので、該シールド部
材に形成された前記レンズ取付用孔とガイドレンズとの
嵌合を容易で且つ的確に行うことが出来る。
【0018】請求項4に記載の発明は、本体ケースに火
災を感知するための回路部を装備してなる本体部と、前
記本体ケースの少なくとも一部を覆う第2の外カバーと
を備えた火災感知器において、前記回路部には該回路部
の作動を報知する表面実装型発光素子が配設され、この
表面実装型発光素子の発光方向にあたる前記本体ケース
の部位に、前記表面実装型発光素子の発光を外部に導く
ガイドレンズが取り付けられ、第2の外カバーは、真直
ぐに押し込むことで本体部に連結され、 前記ガイドレン
ズは前記第2の外カバーに形成された通過孔を介して外
部に露出されている構成とした。
【0019】この請求項4記載の発明によれば、火災感
知器の作動を報知すべく回路部において表面実装型発光
素子が発光した場合、その発光をガイドレンズが外部ま
で導く。その火災感知器の作動を示す発光素子として、
回路部には表面実装型の発光素子が配設されているの
で、従来のように回路部に発光素子が大きく突出するこ
とがなく、火災感知器を組み立てる際など、回路部の取
り扱いが簡易になる。また、従来のように発光素子が引
っかかって光軸がずれるといったことも無くなる。その
他、表面実装型の発光素子により、回路部の小型化、ひ
いては火災感知器の小型化が図れる。
【0020】ここで、火災感知器は、煙感知器および熱
感知器など、どのような方式の火災感知器でも良い。表
面実装型発光素子は、例えば、表面実装型の電球や表面
実装型のLEDなどのことである。ガイドレンズは、例
えば、光を透過する合成樹脂を光を導く光路上に沿って
棒状に成形するなどして構成可能である。
【0021】請求項5記載の発明は、請求項4記載の火
災感知器において、前記ガイドレンズの先端が平面状に
形成されると共に前記第2の外カバーの外面と略面一に
されている構成とした。
【0022】この請求項5記載の発明によれば、ガイド
レンズは本体ケースおよび第2の外カバーを通過して外
部に露出されるが、そのガイドレンズの先端が平面状に
形成されて、第2の外カバーと略面一にされているの
で、ガイドレンズが突出している場合に比べて、ガイド
レンズによる引っかかりが無くなり(ガイドレンズに不
意な力が加わり難くなり)、火災感知器を天井に設置す
る際など取扱いが簡易になる。すなわち、ガイドレンズ
を引っかけて破損してしまうといったこと等が防止され
る。また、火災感知器に沿った空気の流れに対して、ガ
イドレンズが影響を及ぼさないため、その空気の流れに
基づく煙や熱の感知に、ガイドレンズによる影響が出な
い。
【0023】ここで、本体ケースの少なくとも一部を覆
う第2の外カバーには、例えば、本体ケースの全てを覆
う外カバー、熱感知型の火災感知器における本体ケース
から露出された熱感知素子をカードするための外カバー
(プロテクターとも言う。)、或は、装飾用に取り付け
られる外カバーなど、どのような形式およびどのような
目的の外カバーを含んでも良い。
【0024】請求項6記載の発明は、請求項1〜5の何
れかに記載の火災感知器において、前記ガイドレンズに
火災感知器の型式種別用の着色が施されている構成とし
た。
【0025】この請求項6記載の発明によれば、ガイド
レンズの色で火災感知器の型式種別が行われるので、従
来のように型式種別のためにシールを貼付けたりホット
プリントでマークを付けたりする必要がなくなる。従っ
て、型式種別のシールが剥がれてしまうといった不具合
を防ぐことができ、また、火災感知器の製造工程におい
て型式種別のため別途工程を設ける必要がなくなる。
【0026】ここで、火災感知器の型式種別には、例え
ば、アナログ式やオンオフ式の種別、煙感知器における
イオン化式や光電式の種別、または熱感知器における定
温式や差動式の種別、さらにその中でも、防水機能を有
する防水型や通常の非防水型などの型式種別など、どの
ような型式の種別を含んでも良い。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図1〜図6の図面を参照しながら説明する。
【0028】[第1の実施の形態]図1には、この発明
の第1の実施の形態であるイオン化式煙感知器の外観図
を示す。図1(a)はその正面図、(b)は平面図であ
る。図2には、このイオン化式煙感知器の各部品を分離
させた分解斜視図を、図3には、図1に示した矢印A−
A線部分を矢印方向から眺めた断面図を示す。
【0029】この実施の形態のイオン化式煙感知器10
0は、煙の入らない内部イオン室(内部電離室)、およ
び、煙が自由に出入りする外部イオン室(外部電離室)
を内部に備え、これら各イオン室に発生する電離電流に
基づいて煙を感知するタイプの火災感知器で、図2にも
示すように、取付けベース110、本体部120、シー
ルド部材140、並びに、第1の外カバー150等から
構成される。
【0030】取付けベース110は、本体部120を天
井に取り付けるために介設されるもので、天井取り付け
用のネジ穴111…や、電源や信号線などの配線を天井
から引き込むための導入孔112、本体部を組み付ける
ためのガイド溝113…並びに連結片114…等が設け
られている。このガイド溝113…に、本体部120の
枠片121を沿わせて回転させることで、本体部120
上面に設けられた係止爪(図示略)が連結片114…に
掛止めされて、本体部120が取付けベース110に連
結されている。これら連結片114…や本体部120の
係止爪(図示略)は電極も兼ねており、これらの電極を
介して、天井から引き込んだ配線と本体部120の回路
部130とが電気的に接続されている。
【0031】本体部120は、煙を感知するための回路
部130(回路基板130A)を基板取付ベース125
の凹室部に取り付けて構成される。
【0032】回路基板130Aには、放射線源131、
内部イオン室の電離電流を受ける中間電極132、外部
イオン室と内部イオン室の電離電流を比較する電界効果
トランジスタ(FET)133など、煙を感知するため
の所定の回路が配設される他、このイオン化式煙感知器
100の作動を報知するための表面実装型LED(Ligh
t Emitting Diode)135が配設されている。
【0033】この表面実装型LED135は、例えば、
発光ダイオードの素子部分を光を透過するエポキシ(又
はガラス)で平面状に固めて形成されたもので、小型の
抵抗やコンデンサーなどとほぼ同じ高さ同じ大きさのも
のである。なお、ここでは、無色の表面実装型LED1
35が用いられている。この表面実装型LED135
は、イオン化式煙感知器100が煙を感知したときに発
光するものであるが、発光する状況は特に限定されたも
のでない。
【0034】シールド部材140は、回路基板130A
を覆うシールド部分141と、凸状に膨出した凸室部分
142とを、一体形成して構成される。この凸室部分1
42は外部イオン室を構成しており、その外周には煙の
出入り可能な通気孔142aが形成されている。この通
気孔142aには虫等の侵入を防ぐ防虫網143が掛け
られている。
【0035】また、このシールド部材140は導電性樹
脂から形成され、回路部130Aに電気的接続されて外
部電離室の電離電流を受ける外部電極を構成している。
このシールド部材140は、一端側に係止片(図示略)
が形成されると共に他端側にネジ穴145が設けられ、
この係止片が基板取付ベース125に設けられた係止部
127と係合し、上記ネジ穴145を介して回路基板1
30Aのネジ穴137にネジ止めされることにより固定
されている。このネジ止めによりシールド部材140と
回路部130とが電気的に接続されている。
【0036】また、このシールド部材140には、ガイ
ドレンズとしての棒状レンズ160の上端が締嵌(無理
嵌め)されるレンズ取付用孔147が穿設されている。
このレンズ取付用孔147は回路基板130Aの表面実
装型LED135の発光方向(回路基板130Aに対し
て鉛直下方)にあたる部位に設けられており、棒状レン
ズ160が取り付けられた状態で、棒状レンズ160の
下端が、表面実装型LED135の直下に来るように位
置決めされている。
【0037】第1の外カバー150は、本体部120の
下側の全体を覆うものであり、本体部120に対して真
直に押し込むことで、第1の外カバー150の内側に形
成された係止爪(図示略)と基板取付ベース125の外
周に形成された係止片128…とが係合して、本体部1
20と連結されるようになっている。この第1の外カバ
ー150はシールド部材140の凸室部分142に合わ
せて、中央が凸状に突出しており、この突出部分の外周
には煙の出入り自在な通気窓152が開いている。
【0038】この第1の外カバー150には、棒状レン
ズ160を収容する収容部155が形成され、この収容
部155には棒状レンズ160の先端を外側に露出させ
る開口窓155aが形成されている。この収容部155
は、シールド部材140のレンズ取付用孔147から棒
状レンズ160が突出した位置に設けられており、第1
の外カバー150を本体部120と連結した状態で、棒
状レンズ160の一端側(後述のつば162より先端
側)が収容部155に収まるように位置決めされて形成
されている。
【0039】棒状レンズ160は、光を透過する合成樹
脂により、回路基板130Aの表面実装型LED135
の直下からシールド部材140のレンズ取付用孔147
と第1の外カバー150のレンズ収容部155とを介し
て外部まで伸びる棒体を形成し、且つ、その中央側に外
周方向に延出するつば162を一体的に形成して構成さ
れる。このつば162は、シールド部材140のレンズ
取付用孔147の入口、および、第1の外カバー150
のレンズ収容部155の入口に当接して、棒状レンズ1
60の位置決めをしている。つまり、このつば162が
第1の外カバー150のレンズ収容部155の入口とシ
ールド部材140のレンズ取付用孔147の入口とに挟
持された状態になっている。そして、このつば162
が、棒状レンズ160が押されても棒状レンズ160の
取付位置が移動しないように作用している。その他、こ
の棒状レンズ160には、レンズ取付用孔147に嵌め
易くするため端部にテーパーが設けられている。なお、
ここでは、赤色の棒状レンズが用いられている。
【0040】以上のように、この実施の形態のイオン化
式煙感知器100は、該イオン式煙感知器100の作動
を示すLEDとして、回路基板130Aに表面実装型L
ED135が配設されているので、従来のように回路基
板にLEDが大きく突出することがなく、イオン式煙感
知器100を組み立てる際など、回路基板130Aの取
り扱いが簡易になる。また、従来のようにLEDが引っ
かかって光軸がずれるといったことも無くなる。その
他、表面実装型LED135により、回路部130の小
型化、ひいてはイオン式煙感知器100が小型化されて
いる。
【0041】また、棒状レンズ160が、シールド部材
140のレンズ取付用孔147に締嵌されると共に第1
の外カバー150のレンズ収容部155に保持されてい
るので、棒状レンズ160の固定が確実になっている。
即ち、接着を必要とせずに、不意な力により外部から押
されても外れない。また、棒状レンズ160は、第1の
外カバー150を本体部120から外すだけで、容易に
着脱可能であり、棒状レンズ160の取り替えが容易に
行える。
【0042】また、シールド部材140が回路部130
のシールド、イオン化式煙感知器の外部電極、および、
棒状レンズ160の取付け用の部材を兼用しているの
で、部品の減少をはかることができる。
【0043】[第2の実施の形態]図4には、この発明
の第2の実施の形態である熱感知器200の外観図を示
す。図4(a)はその正面図、(b)は平面図である。
図5には、熱感知器200の各部品を分離させた分解斜
視図を、図6には、図4に示した矢印B−B線部分を矢
印方向から眺めた断面図を示す。
【0044】この熱感知器200は、サーミスタなどの
感熱素子により熱を感知するタイプの火災感知器で、図
5にも示したように、熱を感知する回路部240(図
6)を搭載した本体部230と、この本体部230の外
側をカバーする第2の外カバー210および第3の外カ
バー220とから構成されている。
【0045】本体部230は、本体ケース231の凹室
部233内に回路部240を収容し、該凹室部233の
開口部を蓋232で閉じて構成される。
【0046】回路部240(回路基板240A)には、
サーミスタなどの感熱素子241が配設され、この感熱
素子241が凹室部233の下面に穿設された貫通孔2
34を通って外部に露出されている。また、この回路部
240(回路基板240A)には、熱感知器200の作
動を示す表面実装型LED242が配設されている。こ
の表面実装型LED242は第1の実施の形態で示した
ものと同一のものである。
【0047】本体ケース230には、その凹室部233
内に、ガイドレンズとしての棒状レンズ250を収容す
るレンズ収容部238が設けられている。該レンズ収容
部238には貫通孔が穿設され、該貫通孔を介して棒状
レンズ250が外部に出ている。このレンズ収容部23
8は、表面実装型LED242の発光方向にあたる部位
(回路基板240Aに対して鉛直下方)に形成され、棒
状レンズ250を取り付けた状態で、棒状レンズの入光
側端部が表面実装型LED242の直下に来るように位
置決めされている。
【0048】また、本体ケース231には、その外側
に、第2の外カバー210と連結するための係合爪23
5…、第3の外カバー220と連結するための係合爪2
36…、天井に取り付けるためのネジ穴239…等が一
体形成されている。
【0049】棒状レンズ250は、屈折率の高い合性樹
脂などを成形してなるもので、入光側に凹部251を設
け、中央側に外周方向に延出するつば252を設け、先
端側に光を外部に導く棒体を形成して構成される。この
凹部251の底面は凸レンズ状に形成され表面実装型L
ED242の発光を集光するようになっている。また、
つば252はレンズ収容部238に当接して棒状レンズ
250を位置決めしている。また、棒状レンズ250の
先端部は、後述の第2の外カバー210とほぼ面一にな
るようにほぼ平面状に形成されている。棒状レンズ25
0は例えば接着等により収容部238に取り付けられて
いる。
【0050】ここでは、棒状レンズ250に透明色の合
成樹脂が用いられ、この棒状レンズ250に着けられた
色により、火災感知器の型式が種別されるようになって
いる。下に、棒状レンズの色と火災感知器の型式との対
応の一例を示す対応表を挙げる。
【表1】
【0051】表1中、「定温式スポット型」とはある一
定の温度以上になると感知するもの、「熱式差スポット
式」とは所定時間の温度上昇率が一定の割合以上になる
と感知するものである。また、「防水型」とは回路部2
40に水が入らないように本体部230にパッキンやエ
ポキシパテ等によって防水加工がなされているものであ
り、「非防水型」とはそのような加工がなされていない
ものである。ここで述べている熱感知器200は定温式
スポット型の非防水型であるが、他の熱感知器も外観上
はここでの熱感知器200とほぼ同様のものである。
【0052】第2の外カバー(プロテクター)210
は、感熱素子241への外気の流入を妨ぐことなく、感
熱素子241を保護する為のもので、本体部230に取
り付けるためのプロテクター基部218に枠部材212
…,213を張って構成される。これら枠部材212
…,213が外気を流入させる流入窓の枠を形成し、且
つ、感熱素子241を保護している。このプロテクター
基部218には係止爪212…が一体形成され、プロテ
クター基部218を本体部230に真直に押し込むこと
で、前述した本体ケース231の係止爪235…とプロ
テクター基部218の係止爪235…とが係合して、プ
ロテクター基部218が本体部230に連結されるよう
になっている。
【0053】このプロテクター基部218は、感熱素子
241を回避すべく中央に開口部を有したドーナツ形状
をしており、本体ケース231に取り付けた状態で、プ
ロテクター基部218の外面が感熱素子241の突出し
た面とほぼ同一の高さになるように形成されている。こ
のプロテクター基部218は、棒状レンズ250の取付
け位置と重なっている為、その部位に貫通孔(通過孔)
215が穿設され、該貫通孔215を介して棒状レンズ
250が外部に露出されている。棒状レンズ250の先
端は、この第2の外カバー210のプロテクター基部2
18の外面とほぼ面一に形成され、引っかかりが無いよ
うされると共に外気流入の妨げにならないようになって
いる。
【0054】第3の外カバー220は、本体部230の
ネジ穴239…を隠すための装飾的なカバーであり、係
止爪222…を前述した本体ケース231の係止爪23
6…に係合させて取り付けられる。
【0055】以上のように、この実施の形態の熱感知器
200は、熱感知器200の作動を示すLEDとして、
回路部240には表面実装型LED242が配設されて
いるので、従来のように回路部にLEDが大きく突出す
ることがなく、熱感知器200を組み立てる際など、回
路部の取り扱いが簡易になる。また、従来のようにLE
Dが引っかかって光軸がずれるといったことも無くな
る。その他、表面実装型LED242により、回路部2
40の小型化、ひいては熱感知器200の小型化されて
いる。
【0056】また、棒状レンズ250の先端が平面状に
形成され第2の外カバー210の外面と略面一にされて
いるので、棒状レンズ250が外カバー210から突出
している場合に比べて、棒状レンズ250による引っか
かりが無く(棒状レンズ250に不意な力が加わり難
く)、熱感知器200を天井に設置する際など取扱いが
容易になる。それ故、例えば、棒状レンズ250を引っ
かけて破損してしまうこと等が防止される。また、熱感
知器200に沿った空気の流れに棒状レンズ250が妨
げとならないので、その空気の流れに基づく熱の感知に
影響を及ぼさない。
【0057】また、棒状レンズ250に施された着色に
より熱感知器200の型式種別が行われるようにしたの
で、従来のように型式種別のためにシールを貼付けたり
ホットプリントでマークを付けたりする必要がなくな
り、型式種別のシールが剥がれてしまうといった不具合
が無く、熱感知器200の製造工程において型式種別の
ための工程が省かれる。
【0058】なお、本発明の火災感知器は、第1の実施
の形態のイオン化式煙感知器100や第2の実施の形態
の熱感知器200に限られるものでなく、本発明の趣旨
を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、火災
感知器の種類としては、光電式煙感知器など、色々な種
類の火災感知器に適用できるし、外カバーの形状や目的
等についても色々な種類の外カバーに対して適用可能で
ある。
【0059】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、火災感知
器の作動を示す発光素子として、回路部には表面実装型
の発光素子が配設されているので、従来のように回路部
に発光素子が大きく突出することがなく、火災感知器を
組み立てる際など、回路部の取り扱いが簡易になる。ま
た、従来のように発光素子が引っかかって光軸がずれる
といったことも無くなる。その他、表面実装型の発光素
子により、回路部の小型化、ひいては火災感知器の小型
化が図れる。また、表面実装型発光素子の発光を外部に
導くガイドレンズが、シールド部材のレンズ取付用孔に
嵌着されると共に外カバーのレンズ収容部に収容されて
保持される。その際に、ガイドレンズのつばが、レンズ
収容部の入口とレンズ取付用孔の入口とに挟持された状
態になり、ガイドレンズが押されても取付位置が移動し
ないように作用するので、ガイドレンズの固定を確実に
行うことが出来る。また、ガイドレンズの取り付けに接
着を必要としせず、不意な力により外部から押されても
外れることがない。また、このガイドレンズは、シール
ド部材のレンズ取付用孔に嵌着されると共に外カバーの
レンズ収容部に保持されているだけなので、外カバーを
本体から外すだけで、ガイドレンズが容易に着脱でき、
ガイドレンズの取り替えに便利である。
【0060】請求項2記載の発明によれば、火災感知器
の作動を示す発光素子として、回路部には表面実装型の
発光素子が配設されているので、従来のように回路部に
発光素子が大きく突出することがなく、火災感知器を組
み立てる際など、回路部の取り扱いが簡易になる。ま
た、従来のように発光素子が引っかかって光軸がずれる
といったことも無くなる。その他、表面実装型の発光素
子により、回路部の小型化、ひいては火災感知器の小型
化が図れる。また、表面実装型発光素子の発光を外部に
導くガイドレンズが、シールド部材のレンズ取付用孔に
嵌着されると共に外カバーのレンズ収容部に収容されて
保持されるので、ガイドレンズの固定を確実に行うこと
が出来る。また、ガイドレンズの取り付けに接着を必要
としせず、不意な力により外部から押されても外れるこ
とがない。また、このガイドレンズは、シールド部材の
レンズ取付用孔に嵌着されると共に外カバーのレンズ収
容部に保持されているだけなので、外カバーを本体から
外すだけで、ガイドレンズが容易に着脱でき、ガイドレ
ンズの取り替えに便利である。 また、請求項2記載の発
明によれば、イオン化式煙感知型の火災感知器におい
て、回路部のシールド、外部電極、および、ガイドレン
ズ取付け用の部材を1つの部材で兼用でき、部品の減少
をはかることができる。また、シールド部材と回路部が
ネジ止めされるので、電気的な接続を確実に行うことが
出来る。
【0061】請求項3記載の発明によれば、シールド部
材が導電性樹脂により形成されているので、該シールド
部材に形成された前記レンズ取付用孔とガイドレンズと
の嵌合が容易で且つ的確に行うことが出来る。
【0062】請求項4記載の発明によれば、火災感知器
の作動を示す発光素子として、回路部には表面実装型の
発光素子が配設されているので、従来のように回路部に
発光素子が大きく突出することがなく、火災感知器を組
み立てる際など、回路部の取り扱いが簡易になる。ま
た、従来のように発光素子が引っかかって光軸がずれる
といったことも無くなる。その他、表面実装型の発光素
子により、回路部の小型化、ひいては火災感知器の小型
化が図れる。
【0063】請求項5記載の発明によれば、ガイドレン
ズの先端が平面状に形成され第2の外カバーと略面一に
されているので、ガイドレンズが外カバーから突出して
いる場合に比べて、ガイドレンズによる引っかかりが無
くなり(ガイドレンズに不意な力が加わり難くなり)、
火災感知器を天井に設置する際など取扱いが簡易にな
る。例えば、ガイドレンズを引っかけて破損してしまう
こと等が防止できる。また、火災感知器に沿った空気の
流れに対して、ガイドレンズが影響を及ぼさないため、
その空気の流れに基づく煙や熱の感知に影響が出ないよ
うに出来る。
【0064】請求項6記載の発明によれば、ガイドレン
ズの色で火災感知器の型式種別を行うようにしたので、
従来のように型式種別のためにシールを貼付けたりホッ
トプリントでマークを付けたりする必要がなくなり、型
式種別のシールが剥がれてしまうといった不具合を回避
できたり、火災感知器の製造工程において型式種別のた
めの工程を省くことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態としてのイオン化
式煙感知器の外観を示すもので、(a)はその正面図、
(b)は平面図である。
【図2】図1のイオン化式煙感知器の各部品を分離させ
た分解斜視図である。
【図3】図1のイオン化式煙感知器の矢印A−A線断面
図である。
【図4】この発明の第2の実施の形態としての熱感知器
の外観を示すもので、(a)は正面図、(b)は平面図
である。
【図5】図4の熱感知器の各部品を分離させた分解斜視
図である。
【図6】図4の熱感知器の矢印B−B線断面図である。
【図7】従来の火災感知器の作動表示灯の構造の一例を
示す断面図である。
【符号の説明】
100 イオン化式煙感知器 110 取付けベース 120 本体部 125 基板取付ベース 130 回路部 135 表面実装型LED 140 シールド部材 147 レンズ取付用孔 150 第1の外カバー 155 レンズ収容部 155a 開口窓 160 棒状レンズ(ガイドレンズ) 200 熱感知器 210 第2の外カバー 215 貫通孔(ガイドレンズが通過する通過孔) 220 第3の外カバー 230 本体部 231 本体ケース 238 レンズ収容部 240 回路部 241 感熱素子 242 表面実装型LED 250 棒状レンズ(ガイドレンズ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 沼澤 隆 東京都渋谷区幡ケ谷1丁目11番6号 ニ ッタン株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−186917(JP,A) 特開 平8−113449(JP,A) 特開 昭63−284697(JP,A) 実開 平5−30991(JP,U) 実開 昭56−117408(JP,U) 実公 昭61−1511(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 17/00 - 17/12 G09F 13/20

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】火災を感知するための回路部が設けられた
    本体部と、 該本体部に取り付けられ前記回路部をシールドするシー
    ルド部材と、 該本体部を所定の箇所に取り付けるために装備された取
    付けベースと、 前記シールド部材を含めて前記本体部を覆う第1の外カ
    バーとを備えた火災感知器において、 前記回路部に配設され該回路部の作動を報知する表面実
    装型発光素子と、 前記表面実装型発光素子の発光を外部に導くガイドレン
    ズと、 該表面実装型発光素子の発光方向にあたる前記シールド
    部材の部位に形成され前記ガイドレンズの一端側を嵌入
    させて保持するレンズ取付用孔と、 前記外カバーに設けられ前記ガイドレンズの他端側を収
    容し且つ該ガイドレンズの先端を外部に露出させるレン
    ズ収納部とを備え、 前記ガイドレンズには、前記レンズ取付用孔に保持さ
    れ、かつ、レンズ収納部に収容された際に、レンズ収容
    部の入口とレンズ取付用孔の入口とに挟持された状態と
    なるつばが設けられている ことを特徴とする火災感知
    器。
  2. 【請求項2】火災を感知するための回路部が設けられた
    本体部と、 該本体部に取り付けられ前記回路部をシールドするシー
    ルド部材と、 該本体部を所定の箇所に取り付けるために装備された取
    付けベースと、 前記シールド部材を含めて前記本体部を覆う第1の外カ
    バーとを備えた火災感知器において、 前記回路部に配設され該回路部の作動を報知する表面実
    装型発光素子と、 前記表面実装型発光素子の発光を外部に導くガイドレン
    ズと、 該表面実装型発光素子の発光方向にあたる前記シールド
    部材の部位に形成され前記ガイドレンズの一端側を嵌入
    させて保持するレンズ取付用孔と、 前記外カバーに設けられ前記ガイドレンズの他端側を収
    容し且つ該ガイドレンズの先端を外部に露出させるレン
    ズ収納部とを備え、 さらに、 煙の流入しにくい内部電離室と煙の流入可能な
    外部電離室とに電離電流を発生させ、前記内部電離室の
    電離電流を中間電極で受ける一方、前記外部電離室の電
    離電流を外部電極で受け、前記中間電極で受けた電離電
    流と外部電極で受けた電離電流に基づいて煙を感知する
    イオン化式煙感知型であって、 前記シールド部材は導電性を有し、 該シールド部材がネジ止により前記回路部に電気的接続
    され前記外部電極を兼ねていることを特徴とする火災感
    知器
  3. 【請求項3】前記シールド部材は、導電性樹脂により形
    成されていることを特徴とする請求項2記載の火災感知
    器。
  4. 【請求項4】本体ケースに火災を感知するための回路部
    を装備してなる本体部と、 前記本体ケースの少なくとも一部を覆う第2の外カバー
    とを備えた火災感知器において、 前記回路部には該回路部の作動を報知する表面実装型発
    光素子が配設され、 この表面実装型発光素子の発光方向にあたる前記本体ケ
    ースの部位に、前記表面実装型発光素子の発光を外部に
    導くガイドレンズが取り付けられ、 第2の外カバーは、真直ぐに押し込むことで本体部に連
    結され、 前記ガイドレンズは前記第2の外カバーに形成された通
    過孔を介して外部に露出されていること を特徴とする火
    災感知器。
  5. 【請求項5】前記ガイドレンズの先端が平面状に形成さ
    れると共に前記第2の外カバーの外面と略面一にされて
    いることを特徴とする請求項4記載の火災感知器。
  6. 【請求項6】前記棒状ガイドレンズに火災感知器の型式
    種別用の着色を施したことを特徴とする請求項1〜5の
    何れか1項に記載の火災感知器。
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