JP3388199B2 - 回転振動を緩衝する装置 - Google Patents

回転振動を緩衝する装置

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JP3388199B2 JP06554199A JP6554199A JP3388199B2 JP 3388199 B2 JP3388199 B2 JP 3388199B2 JP 06554199 A JP06554199 A JP 06554199A JP 6554199 A JP6554199 A JP 6554199A JP 3388199 B2 JP3388199 B2 JP 3388199B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両のパワ
ートレーン内に配置された振動を緩衝する装置の製法に
従って製造された装置に関する。 【0002】 【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、装置
の簡単、迅速、安価かつ機能確実な組立てを可能ならし
めるような、この種の装置を提供することにある。本発
明の別の課題は、この種の装置の作用を改善し、その寿
命を高めることにある。 【0003】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明の要旨は、緩衝手段に逆らって相対回転可能に支承さ
れた少なくとも2つのはずみ質量体を備え、一方のはず
み質量体が機関に、他方のはずみ質量体が例えばクラッ
チを介して変速機に結合可能であり、かつ少なくとも一
方のはずみ質量体が、ペースト状媒体若しくは粘性媒体
によって少なくとも部分的に充填された室を備え、この
室内に、両方のはずみ質量体間の相対回転に逆らう緩衝
手段が収容されている形式の特に車両のパワートレーン
内の回転振動を緩衝する装置の製法で、装置の釣り合わ
せ前に、媒体を室の周囲にわたって可能な限り一定の半
径方向内側のレベルに分配するために、少なくとも室を
有する方のはずみ質量体を回転させることによって製造
された装置において、回転振動を緩衝するための装置を
組立てるために2つの予め組立てられたはずみ質量体ユ
ニットが、軸方向に互いに組合せ可能かつ結合部材を介
して互いに結合可能に構成されており、両はずみ質量体
ユニットの一方が、両はずみ質量体ユニットを回転結合
するはめ合い結合部の、成形部を有する構成部材を保持
し、かつ他方のはずみ質量体ユニットが前記はめ合い結
合部の対応成形部を有していることにある。 【0004】 【発明の効果】本発明によって得られる利点は、発生し
た温度範囲にわたって状態変化がまったく生じないか、
可能な限りわずかな状態変化しか生ぜす、要するに粘性
の著しい変化が生じないペースト状の媒体によって室を
充填するさいに、周囲にわたって均一な分配若しくは均
一な充填高さが調整され、従って装置の正確な釣り合い
が可能になることにある。 【0005】室の少なくとも部分的な充填は装置の多く
の構造において、室を備えたはずみ質量体が、分配を生
ぜしめる跳ね飛ばし回転数に達する前に行われると有利
である。 【0006】しかし、粘性媒体による室の充填中に、少
なくとも室を備えた方のはずみ質量体が、室の周囲にわ
たって媒体の均一な分配を生ぜしめる回転数で回転する
と特に有利である。しかし、多くの使用例では、粘性媒
体を室内に装入するさいに、少なくとも室を備えた方の
はずみ質量体がまず跳ね飛ばし回転数を下回る回転数で
回転するのが効果的である。 【0007】室内での粘性媒体の十分な分配を得るため
に、跳ね飛ばし回転数が大体において釣り合い回転数の
2倍ないし15倍であると有利である。本装置を使用し
た場合少なくとも大体において内燃機関の限界回転数の
範囲に跳ね飛ばし回転数が位置するのが効果的である。 【0008】前述のような高い回転数では、部品間に存
在する自由室内の空気が、粘性媒体に作用する高い遠心
力によって押し出されるため、空気がこの自由室内に残
留しない。これによって、装置の稼働後長い運転時間に
わたって粘性媒体を通過して空気が後から侵入すること
に起因する不釣り合いが生じない。正確な釣り合せを可
能ならしめると共に後からの付加的な不釣り合いの発生
を回避するために、装置が釣り合わせ前にもたらされる
回転数は大体において4000ないし7000r.p.
m.有利にはほぼ5000ないし6000r.p.m.
である。その場合、室内での粘性媒体の十分な分配のた
めに、少なくとも室を有する方のはずみ質量体が30秒
ないし3分間跳ね飛ばし回転数に保持されるのが効果的
である。この跳ね飛ばし時間は使用媒体の粘性と跳ね飛
ばし回転数とに依存する。 【0009】跳ね飛ばし時間を削減すると共に、室内の
粘性媒体の十分な分配を得るために、少なくとも室を有
する方のはずみ質量体を加熱するか又は粘性媒体を室内
への装入前に加熱するか又はその両方を加熱するのが特
に有利である。このような加熱によれば跳ね飛ばし回転
数をも削減することができる。はずみ質量体及び(又
は)粘性媒体の目標加熱温度は80ないし250℃であ
る。 【0010】本発明の多くの実施態様では、完成取り付
けされたはずみ質量体の室内に、この室内に開口した閉
鎖可能な開口を通して粘性媒体を注入若しくは圧入する
ことができれば有利である。その場合、充填前に完全な
装置が前組付けされる。本発明の別の実施態様では、室
内への粘性媒体の装入及び室内での粘性媒体の分配を両
方のはずみ質量体の組立て若しくは組合わせ前に行うの
も有利である。室のこのような少なくとも部分的な充填
によれば、この室を有するはずみ質量体の取り扱いが簡
便となるばかりか、両方の質量体の組合わせによって閉
鎖される室領域を通して粘性媒体を装入することができ
る。後者の利点は、付加的な充填口並びに閉鎖手段若し
くはシール手段が不要なことにある。多くの使用例で
は、装置を形成する両方のはずみ質量体の組付け後に釣
り合せが行われると有利である。その場合、釣り合わせ
回転数は400ないし2000r.p.m.であること
ができる。 【0011】本発明装置の別の使用例若しくは実施態様
では、粘性媒体のための室を有するはずみ質量体並びに
他方のはずみ質量体がそれぞれ別個に釣り合わされ、そ
の後1つのユニットに組合わされるのも有利である。粘
性媒体としては潤滑剤、グリース又は類似物のようなペ
ースト状の媒体が適当である。 【0012】 【発明の実施の形態】図1、図2及び図3は回転衝撃緩
衝のためのトルク伝達装置を示し、これは2つのはずみ
車部分3,4に分割された1つのはずみ車2を備えてお
り、はずみ車部分3は図示しない内燃機関のクランク軸
5に固定ねじ6を介して固定されている。はずみ車部分
4には切り換え可能な摩擦クラッチ7が固定されてい
る。摩擦クラッチ7の圧力板8とはずみ車部分4との間
にクラッチ板9が設けられており、これは図示しない変
速装置の入力軸10に取付けられている。摩擦クラッチ
7の圧力板8ははずみ車部分4の方向で、クラッチカバ
ー11に旋回可能に支持された皿ばね2によって負荷さ
れている。摩擦クラッチ7の作動によってはずみ車部分
4ひいてははずみ車2、要するに内燃機関が変速機の入
力軸10に接続・解離される。はずみ車部分3とはずみ
車部分4との間に半径方向外側の第1のダンパ13と、
これに並列に接続された第2の半径方向内側のバンパ1
4が設けられており、この両方のダンパによって両方の
はずみ車部分間の相対回転が可能である。 【0013】両方のはずみ車部分3,4は互いに相対回
転可能に軸受15を介して支承されている。軸受け15
は単列玉軸受けの形態のころがり軸受けから成る。玉軸
受け16の外輪17ははずみ車部分4の切欠18内に、
内輪19はクランク軸5から離反方向で軸方向に延び
る、はずみ車部分3の中央の円筒形の軸部20に配置さ
れている。 【0014】内輪19はプレスばめによって軸部上に固
定されており、かつ軸部20の肩21若しくははずみ車
部分3と、リベット22aによって軸部20の端面に固
定された安全板22との間に締付けられている。 【0015】特に図2から判るように、玉軸受け14は
断面L字形の2つのリング23,24を介して軸方向
で、はずみ車部分4の肩25と、リベット26を介して
第2のはずみ車部分4に固定的に結合されたリング板2
7との間に締付けられている。 【0016】リング23,24の半径方向内向きの脚部
23a,24aは半径方向で部分的に内輪19にわたっ
て延びており、かつ軸方向で内輪19に支持されてお
り、これによって玉軸受け16のパッキンとしても役立
っている。玉軸受け16の十分なシールを保証するため
に、半径方向で延びる脚部23a,24aはそれぞれ皿
ばね28,29の形態の蓄力部材によって軸方向で内輪
19の端面に圧着されている。 【0017】内輪19とはずみ車部分3の軸部20に設
けられた段部20aとの間にパッキンリング37が設け
られており、これは段部20aに設けた半径方向の環状
溝37a内に収容されている。 【0018】図1から判るように、はずみ車部分3は環
状の室30を制限するケーシングを形成しており、この
室30内にダンパ13,14が収容されている。環状の
室30を有するはずみ車部分3は大体において2つのケ
ーシング部分31,32から成る。環状の室30を制限
するケーシング部分31,32は鋳造品から形成されて
いる。ケーシング部分32はその周囲に軸方向の円筒形
の付加部32aを備えており、その内周面35を介して
ケーシング部分32がケーシング部分31の外周面34
上に位置決めされている。ケーシング部分31,32の
軸方向の固定は半径方向のピン38を介して行われてお
り、ピン38は外周面34及び内周面35の領域に配置
されている。ケーシング部分32はその肩39に始動歯
冠40を支持しており、これはピン38を部分的に軸方
向で覆っており、このためピン38は半径方向で移動不
能である。外部に対して環状の室30をシールするため
に、ピン38と室30との間の領域にパッキンリング3
6が配置されている。 【0019】両方のダンパ13,14は半径方向のフラ
ンジ41の形態の1つの共通の出力部を備えており、こ
れは軸方向で両方のケーシング部分31,32の間に位
置している。フランジ41は特に図2から判るように、
その半径方向内側の領域によって軸方向のはめ合い結合
部42を介してリング板27に回転不能に結合されてお
り、リング板27はクランク軸5の方向へ向いた、はず
み車部分4の付加部の端面にリベット26を介して固定
されている。 【0020】フランジ41はその外周に半径方向のアー
ム44を備えており、これは外側にダンパ13のコイル
ばね45の形態の蓄力部材のための負荷領域を形成して
いる。周方向でみてアーム44間に存在する、コイルば
ね45のための切欠46の半径方向内側には、アーム4
4に湾曲状の窓47が設けられており、この窓47内に
内側のダンパ14のコイルばね48の形態の蓄力部材が
収容されている。半径方向で切欠46と窓47との間で
はフランジ41が周方向で延びるウエブ49を形成して
おり、これは半径方向のアーム44若しくは周方向で窓
47間に存在する、フランジ41の半径方向の領域50
を互いに結合せしめている。半径方向の領域50はコイ
ルばね48のためのフランジ41の負荷領域を形成して
いる。 【0021】環状の室30は半径方向外側に環状通路状
若しくはトーラスに似た受容部51を形成しており、こ
の受容部内に半径方向でフランジ41のアーム44が係
合している。 【0022】コイルばね45のための環状通路状の受容
部51は大体において、周方向にわたって延びる軸方向
の凹設部52,53によって形成されており、この凹設
部はケーシング部分31,32の半径方向領域に形成さ
れており、この凹設部内にはフランジ41の両側で突起
した、コイルばね45の領域が軸方向で突入している。
受容部51は半径方向内向きにフランジ41のウエブ4
9によって、わずかな隙間54は別として、閉鎖されて
いる。 【0023】図1から判るように、軸方向の凹設部5
2,53の横断面はその湾曲状の延びが少なくとも近似
的にコイルばね45の横断面の周囲に適合するように形
成されている。それゆえ、凹設部52,53はコイルば
ね45のために支持領域若しくは案内領域を形成してお
り、この領域にコイルばね45が支持される。凹設部5
2,53によって形成された支持領域をコイルばね45
の外側に適合させることによって、凹設部52,53の
制限面とコイルばね45の線輪との摩擦に基づく摩耗が
著しく軽減される。なぜならば、コイルばね45と凹設
部との間の支持面が増大するからである。 【0024】コイルばね45のための環状通路状の受容
部51の半径方向の支持領域における摩耗の阻止若しく
は軽減のために、硬度の大きなスチールバンド81が配
置されており、これは受容部51の周囲にわたって延び
ており、かつコイルばね45を取り囲んでいる。スチー
ルバンド81は円筒状に形成されており、かつ切欠82
内に収容されており、この切欠は半径方向の切り込み若
しくは半径方向のくぼみによって形成されている。装置
1の回転時にコイルばね45はこれに作用する遠心力に
基づいてその線輪を介してスチールバンド81に支持さ
れる。 【0025】コイルばね45の負荷のために、アーム4
4の両側には凹設部52,53内に周方向ストッパ5
5,55aが設けられており、これは周方向でコイルば
ね45のための支持領域を形成している。周方向ストッ
パ55,55aは凹設部52,53に適合した部品、例
えば鋳造品又はプレス成型品によって形成されており、
これは一体成形されたリベット58を介してケーシング
部分31,32に固定的に結合されている。周方向スト
ッパ55,55aの、周方向でみた端部領域はコイルば
ね45の良好な負荷を生じるように平面部を備えてい
る。 【0026】図3から判るように、フランジ41のアー
ム44の両側に配置された周方向ストッパ55,55a
はアーム44に比して周方向で長く延びており、図示の
実施例では装置の図3に示す休止位置ではアーム44が
周方向ストッパ55,55aに対して中央に位置してお
り、従って、周方向ストッパ55,55aはアーム44
の両側で同じ量だけ突出している。 【0027】ケーシング部分31,32は受容部51の
半径方向内側で、互いに向いあった円環状の面を形成す
る領域60,61を備えており、これら領域間にフラン
ジ41のための円環状の通路62が形成されている。 【0028】図1及び図3に示す実施例では、この円環
状の通路62の幅はフランジ41の、通路内に収容され
る領域に比して若干大きく、従ってフランジ41の少な
くとも片側に隙間54が生じている。 【0029】ケーシング部分31,32は円環状の通路
62の半径方向内側に軸方向に凹設部63,64を備え
ており、この凹設部内に、フランジ41の両側で突出し
た、内側のコイルばね48の領域が少なくとも部分的に
突入している。 【0030】図1から判るように、軸方向の凹設部6
3,64の横断面はその弓状の延びが少なくとも半径方
向外側の領域では、コイルばね48の横断面の周囲に適
合しており、そのため、コイルばね48は少なくとも軸
方向で凹設部63,64によって保持又は案内されてい
る。 【0031】外側の凹設部52,53と同様に内側の凹
設部63,64も装置の全周にわたって延びている。こ
れは例えば前鋳造された凹設部52,53及び63,6
4が回転作業によって加工されることができるので有利
である。コイルばね48の負荷のために凹設部63,6
4内に周方向ストッパ65,66が取り付けられてお
り、この周方向ストッパ65,66は周方向ストッパ5
5,55aと同様に形成されておりかつ同様にケーシン
グ部分31,32にリベット結合されている。フランジ
41の半径方向領域50の両側に配置された周方向スト
ッパ65,66はコイルばね48の負荷に役立つ領域5
0に比して周方向で大きな延びを有している。半径方向
の領域50に関連した周方向ストッパ65,66の配置
は装置1の休止位置で領域50に対して片側で突出し、
他方の側で半径方向領域50と合致するように行われ
る。さらに、半径方向領域50に関連した周方向ストッ
パ65,66のずれは、周方向で互いに相前後して配置
された周方向ストッパ65,66が互いに逆方向で、フ
ランジ41の、周方向ストッパ65,66に対置された
半径方向領域50に対してずれるように行われる。この
構成によって、内側のコイルばね48は段階的に作用す
る2つのコイルばね48a,48bを形成する。 【0032】フランジ41のウエブ49は内側の凹設部
63,64に関連して、コイルばね48が少なくとも遠
心力の作用下で半径方向でウエブ49に支持されるよう
に設計される。 【0033】このことは、フランジ41が少なくとも表
面硬化されたスチールから製作され、従ってコイルばね
48のための支持部の摩耗が削減されるので有利であ
る。 【0034】図3から判るように、アーム44若しくは
周方向ストッパ55,55aと、これに向い合ったコイ
ルばね45の端部との間にばね受け59が配置されてお
り、その外周は環状通路状の受容部51の横断面に適合
している。 【0035】ばね受け59は軽度にテーパした突起59
aを備えており、これはコイルばね45内に軸方向で突
入している。突起59aの端部は図示の実施例では円錐
状に形成されているが、球状に形成されていてもよい。
ばね受け59のこのような構成によって、ばね受けが運
転中にばね端部から滑出する限りにおいて、ばね受けの
再負荷又はばねの負荷軽減時にばね受けが自動的にコイ
ルばね内に挿入され、従ってコイルばね又はばね受けが
損傷されない。外側のコイルばね45が圧縮されかつ装
置1が比較的高回転数で回転したときばね受け59が滑
出する。この運転状態では、コイルばね45の線輪とこ
のコイルばねのためのケーシング部分31,32の半径
方向の支持領域との間に存在する摩擦が高くなって、コ
イルばね45は突然の負荷交番衝撃時に少なくとも完全
には負荷軽減することができない。負荷交番衝撃時に半
径方向のアーム44によって、遠心力の作用下で外側に
再び分配された粘性媒体へ圧迫が生じることによって、
ばね受け59は負荷軽減されていないコイルばね45の
端部から圧迫をうける。 【0036】環状の室30内には粘性媒体若しくは潤滑
媒体、例えばグリースが存在する。粘性媒体若しくは潤
滑媒体のレベルは装置1の回転状態で少なくとも中央領
域若しくはダンパ13の外側のコイルばね45の軸線ま
で達する。図示の実施例では、このレベルが少なくとも
内側のコイルばね48の線輪の外側の領域まで達してい
ると有利であり、これによって少なくともこの線輪とこ
れを半径方向で支持する領域、本実施例の場合はフラン
ジ41のウエブ49との間に、摩耗を軽減する潤滑が生
じる。図示の実施例では、内側のコイルばね48の軸線
まで粘性媒体若しくは潤滑媒体が充填されると有利であ
る。 【0037】粘性媒体若しくは潤滑媒体を収容した環状
の室30を、機関に結合されたはずみ車部分3に配置
し、かつ摩耗クラッチを支持するはずみ車部分4から空
間的に分離したことによって、摩擦クラッチとの関連に
おいて生じる熱の粘性媒体若しくは潤滑媒体への影響が
著しく排除される。 【0038】さらに、環状の室30若しくはケーシング
部分32とはずみ車部分4との間に外側に開いた環状通
路若しくは環状ギャップ68が設けられており、この環
状ギャップ68は通気通路69との関連において冷却作
用を一層改善する。通気通路69はクラッチ板9のため
のはずみ車部分4の摩擦面4aの半径方向内側に設けら
れている。 【0039】特に図3から判るように、フランジ41は
中央の切欠き71を備えており、その輪郭が半径方向の
成形部72を形成しており、これが対向成形部73に係
合しており、この対向成形部ははずみ車部分4に結合さ
れた環状の板部分27の外周部に設けられている。軸方
向のはめ合い結合部42を形成する成形部72及び対向
成形部73によって、フランジ41が両方のケーシング
部分31,32間に申分なく位置決めされ、その結果、
円環状の通路62とフランジ41との間に存在する隙間
54は著しく小さく形成されてよい。さらに、はめ合い
結合部によって、構成部分の互いに異なる接触面若しく
は支持面間の軸方向の許容誤差を大きくすることができ
る。 【0040】特に図2から判るように、環状の室30の
シールのためにケーシング部分32の半径方向内側領域
と環状の板27若しくははずみ車部分4の軸方向の付加
部43との間にパッキン74が配置されている。パッキ
ン74は軸方向に弾性的な円環状の板75を備えてお
り、これはその半径方向内側の領域で、軸方向の付加部
43に固定された環状の構成部分76に支持されかつそ
の半径方向外側の領域でケーシング部分32の半径方向
内側の領域に軸方向で固定されている。皿ばねに似て軸
方向で変形可能な板75はその半径方向外側及び内側の
領域にプラスチック被覆のような被覆75a,75bを
備えており、この被覆は例えば吹き付けによって塗布さ
れる。この被覆75a,75bはわずかな摩擦係数と若
干の弾性的若しくは塑性的な変形性を有していなければ
ならない。板75の半径方向外側の縁領域は環状の支持
体80内で密にかしめられている。板75の外側の領域
のこのかしめは、板75が円錐変形を完遂することがで
きるように行われている。板75の外周を取り囲んでい
る、支持体80の領域80bは、ケーシング部分の半径
方向内側の領域に形成された軸方向のへこみ77内に収
容されている。板75の外側領域の軸方向の固定のため
に、環状の支持体80は、ケーシング部分32の内側の
縁32aを半径方向でつかむ縁曲げされた領域80aを
備えている。環状の支持体80は皿ばね状に変形可能な
板75のために円環状の旋回支承部を形成している。 【0041】板75と協働するシール面を備えた環状の
構成部分76は、軸方向の付加部43の端面とリング板
27との間に軸方向で締め付けられた半径方向内側の板
状の領域76aと、円環状の外側の領域76bとを備え
ており、この領域76bには板75がその軸方向のプレ
ロードで密着している。 【0042】環状の構成部分76の半径方向外側の領域
76bは半径方向内側の領域76aに対して軸方向で、
はめ合い結合部42の対向成形部73を備えたリング板
27から引込んでいる。図2から判るように、パッキン
74は両方のはずみ車部分3,4間に存在する環状ギャ
ップ68に向って環状の室30をシールしている。 【0043】両方のはずみ車部分3,4の軸方向のはめ
合わせを可能ならしめるために、板75の内径は半径方
向の突起若しくは対向成形部73の外径に比して大き
い。板75を軸方向で支持させている環状の構成部分7
6の領域76bは対向成形部73よりさらに半径方向外
側に延びている。 【0044】はめ合い結合部42及びパッキン74はト
ルク伝達装置1の特別簡単な組み立てを可能ならしめ
る。すなわち、まずはじめに、両方のはずみ車部分3,
4が前組み立てされ、次いで軸部20の端面に安全板2
2を軸方向ではめ合わせて固定することによって軸方向
で互いに結合される。このことのためにまず、パッキン
74がはずみ車部分3に前組み立てされ、玉軸受け16
がはずみ車部分4に嵌合される。両方のはずみ車部分
3,4の組み立て時に内輪19がケーシング部分31の
軸方向の軸部20の段部20aに押しはめられ、対向成
形部73が成形部72に係合させられる。さらに、両方
のはずみ車部分3,4のはめ合わせ時に板75の半径方
向内側の領域の被覆75bが、構成部分76の半径方向
外側の領域76bの対向シール面に当接し、そのため板
75は皿ばねのように旋回してプレロードによって領域
76bに当接する。両方のはずみ車部分3,4相互の最
終的な軸方向の固定はすでに述べたように、軸部20に
安全板22を固定することによって行われる。 【0045】次に図1、図2及び図3に基づいて本発明
装置の作用を説明する。 【0046】図3に示す休止位置からはずみ車部分3に
対してはずみ車部分4が回転すると、フランジ41がは
め合い結合部42を介して駆動され、これによって、ま
ず内側のばね48bが周方向ストッパ65,66との間
で圧縮される。一方の回転方向若しくは他方の回転方向
での回転角79,80だけ相対的に回転した後に、半径
方向の領域50が内側のコイルばね48の端部に当接
し、その結果、コイルばね48bに対して付加的に両方
のはずみ車部分3,4がさらに相対的に回転するとコイ
ルばね48aが圧縮される。一方の回転方向若しくは他
方の回転方向で回転角79a,90aだけ相対的に回転
すると、外側のコイルばね45が半径方向のアーム44
によって負荷され、従って、引き続く相対回転時にこの
コイルばねが周方向ストッパ55,55aと半径方向ア
ーム44との間で圧縮される。図示の実施例では回転角
79は回転角79aに、回転角90は回転角90aにそ
れぞれ相応しており、従ってコイルばね48a及びコイ
ルばね45は同時に作用する。これによって、図1及び
図3に示す実施例では2段階のばね特性曲線が生じる。
しかし、回転角79,90,79a,90aは部分的に
のみ同じ値を有することができ、又は種々の値を有する
こともできる。それゆえ、両方の回転方向で少なくとも
3段階のばね特性曲線が可能であるか、又は一方の回転
方向で少なくとも2段階のばね特性曲線と他方の回転方
向で少なくとも3段階のばね特性曲線が可能である。 【0047】図3で一点鎖線で示したように、周方向ス
トッパ65,66はさらにコイルばね48の、フランジ
41内で抑えられたばね端に対して引込んでいることも
でき、この場合には、両方のはずみ車部分3,4間の相
対運動の零位置を中心に所定角度にわたってばね力が生
ぜず、かつ場合によってはたんに液圧的な若しくは粘性
的な緩衝及び摩擦的な緩衝又はそのいずれかしか生じな
い。 【0048】図示の実施例ではコイルばね48a,48
b,45の共通の圧縮は、少なくとも内側のコイルばね
48aが密着高さまで圧縮され、これによって両方のは
ずみ車部分3,4間の相対回転が制限されるまで行われ
る。両方のはずみ車部分3,4の相対回転時に凹設部5
2,53の面若しくはスチールバンド81での外側のコ
イルばね45の摩擦並びに領域76bでの板75の摩擦
による摩擦緩衝が生じる。半径方向内側のコイルばね4
8と、その半径方向の支持領域との間にも摩擦緩衝が生
じる。コイルばね45と半径方向の支持領域との間に生
じる摩擦緩衝は回転数に依存しており、回転数増大に伴
い緩衝作用が増大する。さらに、環状の室30内に存在
する粘性媒体若しくはペースト状の媒体の撹乱若しくは
圧迫による緩衝作用も生じる。特に、実際に閉じられた
環状通路状の受容部51内に存在する粘性媒体は液圧的
な若しくは粘性的な緩衝を生ぜしめる。なぜならば、環
状通路状の受容部内のばね受け59がピストンに似た作
用を行うからである。外側のコイルばね45の圧縮時
に、アーム44によって負荷されたばね受け59は周方
向ストッパ55,55aに当接したばね受けへ向って運
動し、これによって、コイルばね内に存在する粘性媒体
が主として絞りに似た隙間54を通って押し出される。
粘性媒体のその他の部分はばね受け59と環状通路状の
受容部51との間で圧迫される。初めは内向きに押し退
けられた粘性媒体はこれに作用する遠心力によって再び
周方向にわたって均一に分配される。外側のコイルばね
45の負荷軽減時にばね受け59の、ばね45とは逆の
側に存在する粘性媒体が同様にばね受けのところで圧縮
されて隙間54を通って押し退けられ、これに作用する
遠心力によって再びコイルばね内に充填される。粘性媒
体によって生じる緩衝は粘性媒体に作用する遠心力に依
存する。換言すれば、回転数増大に伴って緩衝作用が増
大する。 【0049】半径方向内側のコイルばね48の、粘性媒
体内に浸された領域は同様に撹乱によって粘性的若しく
は液圧的な緩衝作用を生ぜしめる。 【0050】少なくとも1つのばね受けに軸方向の切欠
を設けることによってかつ隙間54若しくはばね受けの
外周を適当に設計することによって、粘性媒体によって
生じる緩衝作用を変化させることができ、若しくはその
都度の使用条件に適合させることができる。さらに、若
干のコイルばね45にだけばね受けを備えることによっ
て、粘性的な若しくは液圧的な緩衝作用を適合させるこ
とができる。少なくとも1つの内側のコイルばね48の
ばね端とフランジ44の半径方向の領域50との間にば
ね受けを設けることもできる。 【0051】特に図3から判るように、はずみ車部分3
の構成部材3aはその外周部に半径方向のアーム86を
有しており、このアームにそれぞれ摩擦クラッチ7を固
定するためのねじ穴が設けられている。若干のアーム8
6がピンを受容するための孔を備えており、このピンは
組み立て時に構成部材3aへのクラッチカバーの正確な
位置決めを保証する。 【0052】半径方向のアーム86ははずみ車部分3の
簡単な構造を可能ならしめる。さらに、半径方向のアー
ム86間に存在するへこみ86aによって、構成部材3
aひいてはこれに取り付けられるクラッチの冷却効果が
改善される。なぜならば、クラッチカバーとへこみ86
aとの間に空気循環が生じるからである。 【0053】さらに、半径方向アーム86の存在によっ
て、構成部材3aは与えられた質量で摩擦面4aの領域
で比較的厚く形成され、従ってこの領域の過熱が回避さ
れる。 【0054】粘性媒体によって生じる緩衝作用の変化
は、環状通路状の受容部51が少なくとも1つのコイル
ばねの長さの少なくとも部分範囲にわたって一定の横断
面を有せず、これによって、横断面が大きい領域ではわ
ずかな緩衝作用が生じ、横断面が小さい領域では大きな
緩衝作用が生じることによって得られる。受容部51の
この横断面変化は任意の箇所又は複数の箇所に設けるこ
とができるが、圧縮されないコイルばね45の端部にこ
のような横断面変化部若しくは横断面拡大部を設けると
特に効果的である。その場合、横断面変化は急激的又は
累進的であってもよい。その場合、横断面拡大部は受容
部51の半径方向内側の半分の領域に設けられると有利
である。この種の横断面拡大部が図3に符号89によっ
て示されている。この横断面拡大部89はフランジ41
に一体成形されており、このフランジ41は受容部51
を半径方向内側に向って制限若しくは閉鎖している。し
かし、横断面拡大部89は受容部51を制限する凹設部
52,53の適当な成形によっても得ることができる。 【0055】室30内への粘性媒体の装入は両方のはず
み車部分3,4の組み立て若しくははめ合わせ前に行う
ことができる。室30のこのような少なくとも部分的な
充填は、両方のはずみ車部分3,4のはめ合わせによっ
て閉鎖される、室30の領域を通して粘性媒体を装入す
ることによって可能である。 【0056】図1、図2、図3に示す実施例ではこの領
域は板75と軸部20との間に存在する。 【0057】潤滑剤、グリース又は類似物などのペース
ト状の媒体から成ることのできる粘性媒体によって室3
0内を充填するために、粘性媒体に作用する遠心力がこ
れを周方向にわたって均一に分配することができる回転
数まではずみ車部分3,4が回転させられる。このよう
な方法によれば、発生する温度領域にわたり可能なかぎ
り状態変化のない又は少ないペースト状の媒体、要する
に少なくとも粘性の著しい変化のない媒体によって室3
0内を充填すれば、室30の周囲にわたり均一な分配若
しくは均一な充填高さが得られ、そのため、次いで行わ
れる装置1の極めて正確な釣り合せが可能となる。 【0058】跳ね飛ばし回転数は4000ないし700
0r.p.m.、有利にはほぼ5000ないし6000
r.p.m.である。室を備えたはずみ車部分3は、他
方のはずみ車部分4との組み付け前に釣り合わせること
ができる。その場合、他方のはずみ車部分4は同様にそ
れだけで釣り合わされ、そのため両方のはずみ車部分
3,4のはめ合せの後には装置1が釣り合わされてい
る。両方のはずみ車部分を組み付けた後に釣り合せを行
っても効果的である。 【0059】室内での粘性媒体の十分な分配を生ぜしめ
る跳ね飛ばし回転数はほぼ4000ないし7000r.
p.m.、有利には5000ないし6000r.p.
m.である。跳ね飛ばし時間は30秒ないし3分有利に
はほぼ1分である。はずみ質量体又は粘性媒体を室内に
充填する前に加熱すれば、跳ね飛ばし回転数並びに跳ね
飛ばし時間を軽減することができる。このような加熱に
よれば室30内での粘性媒体の分配が良好となる。 【0060】はずみ車部分3,4若しくは装置1全体の
釣り合わせは400ないし2000r.p.m.の回転
数で行われてもよい。 【0061】図4に示す実施例の装置101では、はず
み車部分103の、機関に面した側壁103aに少なく
とも1つの穴191が設けられており、この穴を通して
グリースなどの粘性媒体を室130内に装入することが
できる。粘性媒体の装入後、穴191がシール栓92に
よって閉鎖される。シール栓192は穴191内に圧入
される。図4に示す実施例ではシール栓192がみぞ1
93を備えており、このみぞ193内にパッキンリング
194が収容されており、このパッキンリングが穴19
1をシールしている。室130を制限するカバー132
は薄板成形部分によって形成されており、これはリベッ
ト結合部材138によって軸方向の突出部131の端面
に固定されている。遠心力によって室130内から粘性
媒体が流出するのを阻止するために、リベット結合部材
138の半径方向内側にパッキン136が配置されてい
る。 【0062】カバー132の半径方向内側の領域とはず
み車部分104の肩との間に皿ばね状のパッキン部材1
75が軸方向で緊張されており、このパッキン部材は室
130内を外部に対してシールしている。 【0063】両方のはずみ車部分103,104は転が
り軸受116によって回転可能に支承されている。符号
174は皿ばねを示す。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の1実施例の断面図である。 【図2】図1の符号Xで示す部分の拡大図である。 【図3】図1からクラッチを欠載して矢印IIの方向か
ら見た図である。 【図4】本発明の別の実施例の部分断面図である。 【符号の説明】 1 トルク伝達装置、 2 はずみ車、 3,4 はず
み車部分、 3a 構成部材、 4a 摩擦面、 5
クランク軸、 6 固定ねじ、 7 摩擦クラッチ、
8 圧力板、 9 クラッチ板、 10 入力軸、 1
1 クラッチカバー、 12 皿ばね、 13,14
ダンパ、 15 軸受け、 16 玉軸受け、 17
外輪、 18 切欠、 19 内輪、 20 軸部、
20a段部、 21 肩、 22 安全板、 22a
リベット、 23,24 リング、 23a,24a
脚部、 25 肩、 26 リベット、 27 リング
板、 28,29 皿ばね、 30 室、 31,32
ケーシング部分、 32a 付加部、 32b 縁、
34 外周面、 35 内周面、 38 ピン、 4
0 始動歯冠、 41 フランジ、 42 はめ合い結
合部、 44 アーム、 45 コイルばね、 46
切欠、 47 窓、 48,48a,48b コイルば
ね、 49 ウエブ、 50 領域、 51 受容部、
52,53 凹設部、 54 隙間、 55,55a
周方向ストッパ、 58 リベット、 59 ばね受
け、 59a 突起、 60,61 領域、 62 通
路、63,64 凹設部、 65,66 周方向ストッ
パ、 68 環状ギャップ、 69 通気通路、 71
切欠、 72 成形部、 73 対向成形部、74
パッキン、 75 板、 75a,75b 被覆、 7
6 構成部分、76a,76b 領域、 80 支持
体、 80a,80b 領域、 81 スチールバン
ド、 82 切欠、 86 アーム、 86a へこ
み、 89 横断面拡大部
フロントページの続き (72)発明者 ヴオルフガング ライク ドイツ連邦共和国 バーデン ビユール ゾンハルデ 8 (56)参考文献 特開 昭55−65728(JP,A) 実開 昭60−188247(JP,U) 実開 昭60−142338(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16F 15/16 F16D 3/14

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.車両の駆動軸系内における回転振動を緩衝する装置
    であって、緩衝手段に抗して互いにころがり軸受装置を
    介して支承された少なくとも2つのはずみ質量体を有
    し、一方のはずみ質量体が内燃機関と連結可能、また他
    方のはずみ質量体が摩擦クラッチのようなクラッチを介
    してトランスミッションと連結可能であり、かつ、少な
    くとも1つのはずみ質量体が、粘性もしくはペースト状
    の媒体で少なくとも部分的に満たされて少なくとも1つ
    のシール装置を介して外部に対してシールされた室を有
    し、該室内には、両はずみ質量体間の相対回動に抗する
    ダンパが内蔵されている形式のものにおいて、回転振動
    を緩衝するための装置を組立てるために2つの予め組立
    てられたはずみ質量体ユニットが、軸方向に互いに組合
    せ可能かつ結合部材を介して互いに結合可能に構成され
    おり、両はずみ質量体ユニットの一方が、両はずみ質
    量体ユニットを回転結合するはめ合い結合部の、成形部
    を有する構成部材を保持し、かつ他方のはずみ質量体ユ
    ニットが前記はめ合い結合部の対応成形部を有している
    ことを特徴とする、回転振動を緩衝する装置。 2.両はずみ質量体ユニットの一方にシール部材が位置
    固定されており、該シール部材が、両はずみ質量体ユニ
    ットの組合せ後に、他方のはずみ質量体ユニットに設け
    られた対応シール面に接触している、特許請求の範囲第
    1項記載の装置。 3.両はずみ質量体ユニットの一方にころがり軸受が嵌
    合式に位置固定されておりかつ組合せ時に他方のはずみ
    質量体ユニットの座部上にかぶせ嵌め可能である、請求
    項1又は2記載の装置。 4.内燃機関と連結可能なはずみ質量体が室及びダンパ
    を有しかつ該室及びダンパと相俟って一方の予め組立て
    られたはずみ質量体ユニットを構成し、他方の予め組立
    てられたはずみ質量体ユニットが、トランスミッション
    と連結可能なはずみ質量体を有している、請求項1から
    までのいずれか1項記載の装置。 5.ダンパの出力部材が、両はずみ質量体ユニットの1
    つに設けられた対応成形部に係合可能な成形部を有し、
    かつ一方のはずみ質量体ユニットが、両はずみ質量体ユ
    ニットを差込み式に組合せる際に他方のはずみ質量体ユ
    ニットの対応シール面にシール作用を以て接触するシー
    ル部材を保持している、請求項1からまでのいずれか
    1項記載の装置。 6.両はずみ質量体ユニットの組合せによって形成され
    たシール装置が、粘性媒体を少なくとも部分的に満たし
    た室を、軸方向で見て前記室と両はずみ質量体の1つと
    の間に位置していて外方に向って開いたリングギャップ
    に対してシールしている、請求項1からまでのいずれ
    か1項記載の装置。 7.ダンパが、周方向に作用する蓄力器を内蔵し、かつ
    前記ダンパの出力部材が、前記蓄力器と協働するフラン
    ジ状構成部材であり、該フランジ状構成部材が中央切除
    部を有し、該中央切除部の内周輪郭が成形部を制限して
    いる、請求項1からまでのいずれか1項記載の装置。 8.対応成形部が他方のはずみ質量体に設けられてい
    る、請求項1からまでのいずれか1項記載の装置。 9.対応成形部が、他方のはずみ質量体と結合されたリ
    ング円板状構成部材の外周に設けられている、請求項
    項記載の装置。 10.リング円板状構成部材が、内燃機関寄りはずみ質
    量体に面した方の、他方のはずみ質量体端面に軸方向で
    位置固定されている、請求項記載の装置。 11.両はずみ質量体ユニットを軸方向に差込んで組合
    わせる前にころがり軸受が、トランスミッションと連結
    可能なはずみ質量体に取付けられる、請求項1から10
    までのいずれか1項記載の装置。 12.ころがり軸受が他方のはずみ質量体の中央凹設部
    内に受容されておりかつ該はずみ質量体の肩とリング円
    板状構成部材との間に軸方向で締込まれている、請求項
    1から11までのいずれか1項記載の装置。 13.内燃機関寄りのはずみ質量体が中央に軸方向付加
    部を有し、該軸方向付加部が他方のはずみ質量体の凹設
    部内へ軸方向に入り込んでおり、かつ、ころがり軸受の
    内レースを取付けるための座部を有している請求項1か
    12までのいずれか1項記載の装置。 14.両はずみ質量体を軸方向に差合わせたのち、ころ
    がり軸受の内レースが、該内レースに少なくとも部分的
    にオーバーラップして軸方向付加部の端面に軸方向で位
    置固定された結合部材としてのリング状の安全円板によ
    って軸方向で確保されている、請求項1から13までの
    いずれか1項記載の装置。 15.ころがり軸受の内レースが、安全円板と軸方向付
    加部の肩との間に締込まれている、請求項1から14
    でのいずれか1項記載の装置。 16.ころがり軸受の少なくとも、室から離反した方の
    側に、外レースと内レースとの間で作用するシール部材
    が設けられている、請求項1から15までのいずれか1
    項記載の装置。 17.ころがり軸受の、室寄りの側には、前記室を前記
    ころがり軸受に対してシールするシール部材が設けられ
    ている、請求項1から16までのいずれか1項記載の装
    置。 18.シール部材が外レースと内レースとの間で作用し
    ている、請求項17項記載の装置。 19.シール部材が、両はずみ質量体ユニットの一方に
    予め取付け可能であり、該シール部材が、両はずみ質量
    体ユニットを組合せたのち、他方のはずみ質量体ユニッ
    トに設けた対応シール面に接触する、請求項17又は
    記載の装置。 20.シール部材が、トランスミッション寄りはずみ質
    量体を含むはずみ質量体ユニットに予め取付け可能であ
    る、特許請求の範囲第19項記載の装置。 21.内外レースの少なくとも一方と、該レースを保持
    するはずみ質量体ユニットとの間にシール部材が設けら
    れている、請求項1から20までのいずれか1項記載の
    装置。 22.室をリングギャップに対してシールするシール部
    材が少なくとも1つのリングディスク状のシール部材に
    よって形成されている、請求項1から21までのいずれ
    か1項記載の装置。 23.リングディスク状のシール部材がばね状の軸方向
    可撓性を有している、請求項22項記載の装置。 24.シール部材が内燃機関寄りはずみ質量体によって
    保持されており、かつ、両はずみ質量体の組合せ後に、
    他方のはずみ質量体の対応接触面にプレロードをかけて
    接触している、請求項1から23までのいずれか1項記
    載の装置。 25.室をリングギャップに対してシールするシール部
    材の内径が、はめ合い結合部の対応成形部の外径よりも
    大である、請求項1から24までのいずれか1項記載の
    装置。 26.シール部材の半径方向外縁部が、室を制限する半
    径方向壁に軸方向で接触しており、該半径方向壁が、軸
    方向で見てダンパの円板状出力部材と他方のはずみ質量
    体との間に設けられている、請求項1から25までのい
    ずれか1項記載の装置。 27.シール部材の半径方向外縁部が半径方向壁に軸方
    向で位置固定されている、請求項26記載の装置。 28.他方のはずみ質量体に設けられた、シール部材の
    ための対応接触面がリング状部材によって形成されてお
    り、該リング状部材が、前記他方のはずみ質量体の端面
    と、対応成形部を有する構成部材との間に軸方向で締込
    まれておりかつ前記対応成形部より以上に半径方向外向
    きに延びている、請求項1から27までのいずれか1項
    記載の装置。 29.リング状部材が半径方向外位では、対応成形部を
    有する構成部材から離反する方向にずらされて皿形に成
    形されている、請求項28記載の装置。 30.両はずみ質量体ユニットの組合せ前に室内に粘性
    媒体が装填される、請求項1から29までのいずれか1
    項記載の装置。 31.粘性媒体が、両はずみ質量体の組合せ時に閉鎖さ
    れる室の範囲を通して装填される、請求項1から30
    でのいずれか1項記載の装置。 32.室への粘性媒体の装填が室を回転させつつ行われ
    る、請求項1から31までのいずれか1項記載の装置。 33.室への粘性媒体の装填及び分配が室を回転させつ
    つ同時に行われる、請求項1から32までのいずれか1
    項記載の装置。 34.室を有するはずみ質量体ユニットの回転速度が、
    粘性媒体の分配を生ぜしめる遠心速度に設定される、請
    求項1から33までのいずれか1項記載の装置。 35.粘性媒体の分配後にバランス補正が行われる、請
    求項1から34までのいずれか1項記載の装置。 36.室を有するはずみ質量体ユニットのバランス補正
    が他方のはずみ質量体ユニットと組合わせる前に行われ
    る、請求項35記載の装置。 37.バランス補正が両はずみ質量体ユニットの組合せ
    後に行われる、請求項35装置。 38.粘性媒体として、潤滑剤、グリースなどのような
    ペースト状媒体が使用される、請求項1から37までの
    いずれか1項記載の装置。 39.上記ダンパ機構のねじり抵抗が可変である、請求
    項1から38までのいずれか1項記載の装置。 40.ねじり抵抗が自動車及び又は内燃機関の所定のパ
    ラメータに関連して可変である、請求項1から39まで
    のいずれか1項記載の装置。 41.ねじり抵抗が徐々に可変である、請求項1から
    までのいずれか1項記載の装置。 42.ねじり抵抗が回転数に関連して可変である、請求
    項1から41までのいずれか1項記載の装置。 43.ねじり抵抗の変化が両はずみ質量体のある限られ
    たねじり回動範囲に亙って生ぜしめられる、請求項1か
    42までのいずれか1項記載の装置。 44.両はずみ質量体間のねじり角度が制限されてい
    る、請求項1から43までのいずれか1項記載の装置。 45.ねじり抵抗の変化が少なくとも1つの通過横断面
    の変化によって生じる、請求項1から44までのいずれ
    か1項記載の装置。 46.はずみ質量体の間に付加的に少なくとも1つのね
    じり弾性のダンパ装置が設けられている、請求項1から
    45までのいずれか1項記載の装置。 47.はずみ質量体の間に摩擦式ダンパ手段が設けられ
    ている、請求項1から46までのいずれか1項記載の装
    置。 48.粘性媒体を押し出すダンパ機構及びねじり弾性の
    ダンパ装置がはずみ質量体の間に設けられており、かつ
    ねじり回動範囲の少なくとも一部の範囲に亙って互いに
    並列的に作用する、請求項1から47までのいずれか1
    項記載の装置。 49.一方のはずみ質量体の構成部材が少なくとも1つ
    の環状室を形成しており、該環状室がこの室内に設けら
    れている仕切り体により少なくとも2つのセグメント室
    に分割されており、該セグメント室内に、他方のはずみ
    質量体に結合された半径方向突出部が侵入しており、か
    つセグメント室が、1つの仕切り体の両側にそれぞれ1
    つの、容積可変の室が形成されるように、分割されてい
    る、請求項1から48までのいずれか1項記載の装置。 50.環状室が半径方向外側で閉じられており、かつ突
    出部がリング状部材に支持されていて、該リング状部材
    から半径方向外側へ突出している、請求項49記載の装
    置。 51.リング状部材が環状室若しくは室を半径方向内側
    から制限している、請求項49又は50記載の装置。 52.他方の壁がはずみ質量体にリベット止めされてい
    る、請求項1から51までのいずれか1項記載の装置。 53.ねじり弾性のダンパ装置が少なくとも1つの入力
    側部分及び少なくとも1つの出力側部分を有し、かつ環
    状室の側壁の少なくとも一方が入力側部分を形成してい
    る、請求項1から52までのいずれか1項記載の装置。 54.環状室を制限しているリング状部材がねじり弾性
    のダンパ装置の出力側部分に結合している、請求項1か
    53までのいずれか1項記載の装置。 55.一方のはずみ質量体の半径方向のフランジ、該フ
    ランジから軸方向に延びている付加部及び壁が環状室を
    制限形成しており、該環状室内に少なくとも2つのダン
    パ手段、即ち上記ダンパ機構、ねじり弾性のダンパ装置
    及び摩擦ダンパ手段が受容されている、請求項1から
    までのいずれか1項記載の装置。 56.ねじり弾性のダンパ装置が少なくとも1つの入力
    側部分及び少なくとも1つの出力側部分を有しており、
    これらの入力側及び出力側部分の間に周方向で作用する
    蓄力部材が設けられている、請求項1から55までのい
    ずれか1項記載の装置。 57.上記ダンパ機構が出力側部分を有しており、該出
    力側部分がねじり弾性のダンパ装置の出力側部分に結合
    している、請求項1から56までのいずれか1項記載の
    装置。 58.上記ダンパ機構の出力側部分とねじり弾性のダン
    パ装置の出力側部分が一体である、請求項57記載の装
    置。 59.上記ダンパ機構及び上記ダンパ装置が少なくとも
    ほぼ同じ軸方向高さに配置されている、請求項1から
    までのいずれか1項記載の装置。 60.ねじり弾性のダンパ装置が、出力側部分を形成す
    る、軸方向で離して設けられた2つのディスクを有して
    おり、該ディスクの間にねじり弾性のダンパ装置の入力
    側部分を形成するフランジが設けられている、請求項1
    から59までのいずれか1項記載の装置。 61.環状室の他方の側壁がねじり弾性のダンパ装置の
    入力側部分を形成しており、かつ、両はずみ質量体間で
    働くダンパ手段が受容されている環状室を制限しかつシ
    ールしている、請求項1から60までのいずれか1項記
    載の装置。 62.回転振動を緩衝する装置であって、内燃機関の出
    力軸に固定可能でかつ始動ギヤを有する第1のはずみ質
    量体から、当該第1のはずみ質量体に対して相対回動可
    能でかつ摩擦クラッチを介してトランスミッションの入
    力軸と結合可能な第2のはずみ質量体に、コイルばねを
    有するダンパ装置を介して回転モーメントが伝達される
    ようになっており、該ダンパ装置が、少なくともほぼシ
    ールされかつ少なくとも部分的にペースト状の媒体によ
    り充たされた室内にあって、該室が一方では第1のはず
    み質量体の第1の壁部により、他方では第1のはずみ質
    量体に半径方向で見て外側に設けられた他の壁部により
    構成されており、第1の壁部が第1のはずみ質量体の半
    径方向に延びる区分を直接的に関与させることで構成さ
    れており、第1の壁部を形成する第1のはずみ質量体と
    第2のはずみ質量体との相互の位置が、両方のはずみ質
    量体の単独なセンタリングと支承を行う唯一の転がり軸
    受個所を介して定められており、半径方向内側の範囲が
    唯一単独で室をシールするために役立つ、室を構成する
    別の壁部が第1のはずみ質量体から第1のはずみ質量体
    の半径方向内側に向かって第1はずみ質量体と第2のは
    ずみ質量体との間の軸方向の構成スペース内に突入して
    おり、第1のはずみ質量体と前記別の壁部よって形成さ
    れた室内に中間フランジが設けられており、該中間フラ
    ンジが第1のはずみ質量体から第2のはずみ質量体に回
    転モーメントを伝達するために、一方では半径方向内側
    の範囲で第2のはずみ質量体に対し回転結合を有し、他
    方では半径方向でさらに外側の範囲に、周方向で見て中
    間フランジの切欠きにも第1のはずみ質量体にも支えら
    れるコイルばねを介して、第1のはずみ質量体に対する
    回転結合を有している形式のものにおいて、装置を釣り
    合わせる前に、少なくとも室を有する方のはずみ質量体
    が、媒体を室のできるだけ一定な半径方向内側の位置に
    分配することができる跳ね飛ばし回転数に回転せしめら
    れるようになっていることを特徴とする、回転振動を緩
    衝する装置。 63.回転振動を緩衝する装置であって、内燃機関の出
    力軸に固定可能でかつ始動ギヤを有する第1のはずみ質
    量体から、当該第1のはずみ質量体に対して相対回動可
    能でかつ摩擦クラッチを介してトランスミッションの入
    力軸と結合可能な第2のはずみ質量体に、コイルばねを
    有するダンパ装置を介して回転モーメントが伝達される
    ようになっており、該ダンパ装置が、少なくともほぼシ
    ールされかつ少なくとも部分的にペースト状の媒体によ
    り充たされた室内にあって、該室が一方では第1のはず
    み質量体の第1の壁部により、他方では第1のはずみ質
    量体に半径方向で見て外側に設けられた他の壁部により
    構成されており、第1の壁部が第1のはずみ質量体の半
    径方向に延びる区分を直接的に関与させることで構成さ
    れており、第1のはずみ質量体と第2のはずみ質量体と
    の相互の位置が、両方のはずみ質量体の単独なセンタリ
    ングと支承を行う唯一の転がり軸受個所を介して定めら
    れており、第1のはずみ質量体と前記別の壁部よって形
    成された室内に中間フランジが設けられており、該中間
    フランジが第1のはずみ質量体から第2のはずみ質量体
    に回転モーメントを伝達するために、一方では半径方向
    内側の範囲で第2のはずみ質量体に対し回転結合を有
    し、他方では半径方向でさらに外側の範囲に、周方向で
    見て中間フランジの切欠きにも第1のはずみ質量体にも
    支えられるコイルばねを介して、第1のはずみ質量体に
    対する回転結合を有している形式のものにおいて、装置
    を釣り合わせる前に、少なくとも室を有する方のはずみ
    質量体が、媒体を室のできるだけ一定な半径方向内側の
    位置に分配することができる跳ね飛ばし回転数に回転せ
    しめられるようになっていることを特徴とする、回転振
    動を緩衝する装置。 64.内燃機関用の分割されたフライホイールであっ
    て、 支承フランジと共に内燃機関の軸に取り外し可能に固定
    される第1のフライホイールを有し、 軸受によって第1のフライホイールに対して相対的に回
    転可能に支承フランジに軸受けされた第2のフライホイ
    ールを有し、 第1及び第2のフライホイール間にトーションダンパ装
    置を有し、該トーションダンパ装置が、センタディスク
    及び該センタディスクの両側に配置された、互いに結合
    されたカバー薄板を有し、両カバー薄板の一方のカバー
    薄板が、一方のフライホイールと一体の構造部分であ
    り、かつセンタディスク及びカバー薄板の窓状切欠内に
    配置されたコイルばねを有しており、かつ他方のカバー
    薄板及びセンタディスクが両フライホイールの一方及び
    他方に、両フライホイールがコイルばねを介してトルク
    伝達可能に、結合しており、かつ少なくともトーション
    ダンパ装置が潤滑剤に対して密封されたユニットを形成
    し、該ユニットにおいてはカバー薄板の窓状切欠が外側
    へ湾曲した液密の凹部として形成されており、 内燃機関のクランクシャフト側のカバー薄板が、他方の
    カバー薄板が不動に結合されている第1のフライホイー
    ルの一体の構造部分であり、かつ両カバー薄板が、少な
    くとも部分的に潤滑剤が充填されかつコイルばねが受容
    されている、半径方向外側に対して液密の内室を形成し
    ており、 かつ内室が、第2のフライホイール側のカバー薄板と第
    2のフライホイールにトルク伝達可能に結合された部分
    との間に配置された第1のパッキング並びに、軸受上に
    該軸受にわたって配置されている第2のパッキングによ
    って、密封されている形式のものにおいて、装置を釣り
    合わせる前に、少なくとも室を有する方のはずみ質量体
    が、媒体を室のできるだけ一定な半径方向内側の位置に
    分配することができる跳ね飛ばし回転数に回転せしめら
    れるようになっていることを特徴とする、内燃機関用の
    分割されたフライホイール。 65.内燃機関用の分割されたフライホイールであっ
    て、 支承フランジと共に内燃機関の軸に取り外し可能に固定
    される第1のフライホイールを有し、 軸受によって第1のフライホイールに対して相対的に回
    転可能に支承フランジに軸受けされた第2のフライホイ
    ールを有し、 第1及び第2のフライホイール間にトーションダンパ装
    置を有し、該トーションダンパ装置が、センタディスク
    及び該センタディスクの両側に配置された、互いに結合
    されたカバー薄板を有し、かつセンタディスク及びカバ
    ー薄板の窓状切欠内に配置されたコイルばねを有してお
    り、かつカバー薄板及びセンタディスクが両フライホイ
    ールの一方及び他方に、両フライホイールがコイルばね
    を介してトルク伝達可能に、結合しており、かつ少なく
    ともトーションダンパ装置が潤滑剤に対して密封された
    ユニットを形成し、該ユニットにおいてはカバー薄板の
    窓状切欠が外側へ湾曲した液密の凹部として形成されて
    いて、一方の液密のカバー薄板が第1のフライホイール
    の一体の構造部分であって、この一方のカバー薄板に他
    方の液密のカバー薄板が結合されているか、又はカバー
    薄板が開放して構成されている場合は、カバー薄板が、
    第1のフライホイールの外側に対して液密の内室内に、
    内燃機関側に向けられたはずみ質量体を考慮して配置さ
    れていて第1のフライホイールに接続されており、また
    液密のカバー薄板が使用されている場合には、カバー薄
    板は、少なくとも部分的に潤滑剤が充填されかつコイル
    ばねが受容されている、半径方向外側に対して液密の内
    室を形成しており、 内室が、一方では第2のフライホイールに隣接するカバ
    ー薄板若しくは第2のフライホイールに隣接する付加的
    なカバー薄板と、第2のフライホイールにトルク伝達可
    能に結合された部分との間に配置された第1のパッキン
    グを介してシールされていて、また他方では、内室は転
    がり軸受を介してシールされた第2のパッキングを介し
    てシールされている形式のものにおいて、 装置を釣り合わせる前に、少なくとも室を有する方のは
    ずみ質量体が、媒体を室のできるだけ一定な半径方向内
    側の位置に分配することができる跳ね飛ばし回転数に回
    転せしめられるようになっていることを特徴とする、内
    燃機関用の分割されたフライホイール。 66.内燃機関の分割されたフライホイールであって、
    2つの部分間、つまりクランクシャフトに解除可能に固
    定された第1のフライホイールと、該第1のフライホイ
    ールに対してころがり軸受を介して制限されて回転可能
    に軸受けされた第2のフライホイールとの間に配置され
    たトーションダンパ装置が設けられており、該トーショ
    ンダンパ装置が、第1のフライホイールと第2のフライ
    ホイールとの間に延びるセンタディスクより成ってお
    り、該センタディスクの半径方向内側の領域が第2のフ
    ライホイールにトルク伝達可能に結合されていて、半径
    方向外側の領域が複数のコイルばねを収容するための窓
    状の切欠を有しており、これらのコイルばねは軸方向で
    両端部が窓状の切欠から突き出ていて、この突き出た領
    域で、第1のフライホイールに相対回動不能に結合され
    た部材を介して操作可能であって、これらの部材のうち
    の1つが、カバー薄板として形成された第2のフライホ
    イールとセンタディスクとの間に軸方向に配置されてい
    て、該部材の外周部が第1のフライホイールに堅固にか
    つ気密に結合され、該部材の中央部が、コイルばねを操
    作するための窓状の切欠を有する、第2のフライホイー
    ルに向かって閉じられた湾曲部を備えており、該部材の
    半径方向内側の領域が第2のフライホイールに対して、
    少なくとも部分的に潤滑剤が充填されたトーションダン
    パ装置の閉じた内室を形成するためのパッキングを有し
    ており、トーションダンパ装置の内室が、第2のフライ
    ホイールに隣接するカバー薄板と、第2のフライホイー
    ルにトルク伝達可能に結合された部分との間に配置され
    た第1のパッキング並びに、転がり軸受をブリッジする
    第2のパッキングを介してシールされている形成のもの
    において、 装置を釣り合わせる前に、少なくとも室を有する方のは
    ずみ質量体が、媒体を室のできるだけ一定な半径方向内
    側の位置に分配することができる跳ね飛ばし回転数に回
    転せしめられるようになっていることを特徴とする、内
    燃機関用の分割されたフライホイール。
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