JP3387514B2 - 金属溶湯の濾過装置 - Google Patents
金属溶湯の濾過装置Info
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- JP3387514B2 JP3387514B2 JP23734291A JP23734291A JP3387514B2 JP 3387514 B2 JP3387514 B2 JP 3387514B2 JP 23734291 A JP23734291 A JP 23734291A JP 23734291 A JP23734291 A JP 23734291A JP 3387514 B2 JP3387514 B2 JP 3387514B2
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- JP
- Japan
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- chamber
- filtration
- molten metal
- hot water
- ceramic tube
- Prior art date
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D43/00—Mechanical cleaning, e.g. skimming of molten metals
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、金属溶融の濾過装置に
関するものである。 【０００２】 【従来技術】従来、四角室状の濾過室の上方位置に入湯
口と出湯口とを形成し、前記濾過室の内部にセラミック
チューブを有する濾過ユニットを設け、入湯口より供給
した金属溶湯をセラミックチューブで濾過して出湯口よ
り取出すようにした濾過装置は周知である。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】しかし、前記周知のも
のは、作業開始直後で濾過室が空のときは、入湯口より
供給した溶湯がセラミックチューブ上に直接落下し、溶
湯の落下荷重によりセラミックチューブを損傷させるこ
とがあったから、落下溶湯でセラミックチューブを損傷
させないように、少しずつ供給していた。作業中途で
は、濾過室内は溶湯が充満しているので、セラミックチ
ューブ上に供給落下しないから、溶湯を多量に供給して
もセラミックチューブを損傷させるという問題は起きな
い。 【０００４】 【発明の目的】本発明は、作業開始直後における濾過室
空の状態でも、通常どおりに溶湯が供給できるようにし
たものである。 【０００５】 【課題を解決するための手段】よって、本発明は、枠壁
２０で囲まれた四角室状の濾過室２の上方位置に入湯口
３と出湯口１９とをそれぞれ形成し、前記濾過室２の内
部にセラミックチューブ７を有する金属溶湯の濾過ユニ
ット４を設けた濾過装置において、前記濾過室２が空の
状態のとき、前記入湯口３より供給した溶湯が前記セラ
ミックチューブ７上に直接落下して前記セラミックチュ
ーブ７を損傷させないよう前記入湯口３と前記濾過室２
との間に囲み枠１６により囲まれた入湯落下室１７を形
成し、該入湯落下室１７と前記濾過室２とは前記囲み枠
１６の下部に形成した連通口１８により連通させると共
に、前記囲み枠１６は前記濾過室２内に凹凸を形成させ
ないように前記枠壁２０の厚さ方向の内部に収納させた
金属溶湯の濾過装置としたものである。 【０００６】 【実施例】本発明の一実施例を図面により説明する。図
１、２は本発明の前提となる参考例を示し、図３、４は
参考例を改良した本発明の実施例を示している。まず、
図１、図２において、１は濾過槽、２は濾過槽１内に形
成される濾過室であり、実施例の濾過室２は四角室状に
形成され、濾過室２の右前側の上方位置に入湯口３を形
成する。濾過槽１の枠壁２０は、前壁２１と後壁２２と
右壁２３と左壁２４とから構成される。 【０００７】前記濾過室２内には、濾過ユニット４を一
個又は複数個（図では２個）設ける。濾過ユニット４
は、前後一対の耐火性の鏡板５、６間にアルミナ質ポー
ラスチューブにより形成されたセラミックチューブ７
を、上下方向に数段、左右方向に数本掛け渡した構造
で、入湯口３より入場した金属溶湯を、濾過ユニット４
により濾過する。前記鏡板５、６は、入湯した方向に対
して交差する方向に並んでおり、入湯口３に近い側が供
給側鏡板５となり、入湯口３より遠い側が出湯側鏡板６
となり、供給側鏡板５にはセラミックチューブ７の閉じ
た側を少しだけ係合させる凹みが形成されているが、全
体は盲板である。出湯側鏡板６にはセラミックチューブ
７の開放端を係合させる貫通穴を形成している。前記セ
ラミックチューブ７は、入湯方向に並設されるから、入
湯口３に近いものから、順次遠ざかるように配置されて
いる。前記出湯側鏡板６はパッキン８を介して出湯側の
壁面９に押付けられる。１０は出湯側鏡板６を前記壁面
９に押付けるための楔である。 【０００８】しかして、図２において、１１は濾過槽１
の上部に設けた蓋体であり、蓋体１１には右側の露出宙
吊ヒータ１２群（図１では５本ずつ）と左側の露出宙吊
ヒータ１３群をそれぞれ吊設する。しかし、露出宙吊ヒ
ータ１２、１３群は、本発明では要点とせず、たまたま
実施例構造が露出宙吊ヒータとなっているに過ぎないも
ので、ヒータは公知例と同じく図４のように、濾過室２
の蓋体１１の下面側にヒータ１２群を埋設して、ヒータ
１２により濾過室２内の溶湯を上面から加熱するように
したものでも、濾過室２の四周の壁体内にヒータ群を埋
設して、壁体内のヒータ群により溶湯を加熱するように
したものでもいずれでもよい。 【０００９】前述のように、従来のものは、入湯口から
溶湯を注ぎ入れると、先行溶湯は、入湯口から滝になっ
てセラミックチューブ上に落下し、セラミックチューブ
を損傷させることがあったが、参考例では、入湯口３と
濾過室２の間に、下端１４が濾過室２の底面１５に達し
ない囲み枠１６を設け、溶湯は囲み枠１６で囲まれた入
湯落下室１７を通ってから、その下部の連通口１８より
濾過室２内に流入するように構成し、これにより、入湯
口３から落下する溶湯によるセラミックチューブ７の損
傷が防止される。なお、１９は出湯口である。 【００１０】図３、図４は参考例の入湯落下室１７を枠
壁２０の内部に収納させた実施例を示しており、この構
成のものが本発明の要旨となる。図３、４において、１
は濾過槽、２は濾過室で、該濾過室２の右側の上方位置
の片側に入湯口３を形成する。濾過室２内には、濾過ユ
ニット４を一個又は複数個設ける。濾過ユニット４は、
前後一対の鏡板５、６間にアルミナ質ポーラスチューブ
により形成されたセラミックチューブ７を、上下方向に
数段、左右方向に数本掛け渡した構造である。供給側鏡
板５にはセラミックチューブ７を係合させる凹みが形成
される。出湯側鏡板６にはセラミックチューブ７を取付
る部位に貫通穴を形成する。出湯側鏡板６はパッキン８
を介して出湯側の壁面９に押付けられる。１０は楔であ
る。１１は濾過槽１の上部に設けられている蓋体であ
り、蓋体１１の下面にはヒータ１２を設ける。 【００１１】しかして、入湯口３と濾過室２の間には、
下端１４が底面１５に達しない囲み枠１６を設け、溶湯
は囲み枠１６で囲まれた入湯落下室１７を通ってから、
その下部の連通口１８より濾過室２内に流入するように
構成する。前記囲み枠１６は前記濾過室２内に凹凸を形
成させないように前記枠壁２０の内部に収納させてあ
る。 【００１２】 【作用】次に作用を述べる。入湯口３から金属溶湯を入
湯させると、入湯口３と濾過室２の間には、下端１４が
濾過室２の底面１５には達していない囲み枠１６で囲ま
れた入湯落下室１７があるので、溶湯はいったん入湯落
下室１７内でその底面上に落下し、その後、入湯落下室
１７の下部の連通口１８より濾過室２内に流入する。し
たがって、作業開始直後で濾過室２が空のときに溶湯を
通常どおり供給した場合でも、溶湯はセラミックチュー
ブ７上に直接落下しないから、セラミックチューブ７を
損傷させず、能率よく作業を遂行できる。濾過室２内に
流入した溶湯は、公知のものと同様に、セラミックチュ
ーブ７により濾過され、出湯口１９より精製湯として取
出される。 【００１３】 【発明の効果】周知の濾過装置では、作業開始直後で濾
過室が空のとき、入湯口より溶湯を供給すると、その溶
湯がセラミックチューブ上に落下し、溶湯の落下荷重に
よりセラミックチューブを損傷させることがあった。そ
のため、溶湯は少しずつしか供給できず非能率であっ
た。しかるに、本発明は、枠壁２０で囲まれた四角室状
の濾過室２の上方位置に入湯口３と出湯口１９とをそれ
ぞれ形成し、前記濾過室２の内部にセラミックチューブ
７を有する金属溶湯の濾過ユニット４を設けた濾過装置
において、前記濾過室２が空の状態のとき、前記入湯口
３より供給した溶湯が前記セラミックチューブ７上に直
接落下して前記セラミックチューブ７を損傷させないよ
う前記入湯口３と前記濾過室２との間に囲み枠１６によ
り囲まれた入湯落下室１７を形成し、該入湯落下室１７
と前記濾過室２とは前記囲み枠１６の下部に形成した連
通口１８により連通させると共に、前記囲み枠１６は前
記濾過室２内に凹凸を形成させないように前記枠壁２０
の厚さ方向の内部に収納させた金属溶湯の濾過装置の構
成としたから、入湯口３から供給された溶湯は、入湯落
下室１７内でその底面上に落下し、その後、入湯落下室
１７の下部の連通口１８より濾過室２内に流入するの
で、作業開始直後で濾過室２が空であってもセラミック
チューブ７を損傷させることなく金属溶湯を通常どおり
供給することができ、能率的に作業を遂行できる効果が
ある。更に、入湯落下室１７は枠壁２０の内部に収納さ
せてあるから、前記濾過室２内に凹凸は形成されず、ま
た、入湯落下室１７と濾過室２とを隣接配置できる。
関するものである。 【０００２】 【従来技術】従来、四角室状の濾過室の上方位置に入湯
口と出湯口とを形成し、前記濾過室の内部にセラミック
チューブを有する濾過ユニットを設け、入湯口より供給
した金属溶湯をセラミックチューブで濾過して出湯口よ
り取出すようにした濾過装置は周知である。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】しかし、前記周知のも
のは、作業開始直後で濾過室が空のときは、入湯口より
供給した溶湯がセラミックチューブ上に直接落下し、溶
湯の落下荷重によりセラミックチューブを損傷させるこ
とがあったから、落下溶湯でセラミックチューブを損傷
させないように、少しずつ供給していた。作業中途で
は、濾過室内は溶湯が充満しているので、セラミックチ
ューブ上に供給落下しないから、溶湯を多量に供給して
もセラミックチューブを損傷させるという問題は起きな
い。 【０００４】 【発明の目的】本発明は、作業開始直後における濾過室
空の状態でも、通常どおりに溶湯が供給できるようにし
たものである。 【０００５】 【課題を解決するための手段】よって、本発明は、枠壁
２０で囲まれた四角室状の濾過室２の上方位置に入湯口
３と出湯口１９とをそれぞれ形成し、前記濾過室２の内
部にセラミックチューブ７を有する金属溶湯の濾過ユニ
ット４を設けた濾過装置において、前記濾過室２が空の
状態のとき、前記入湯口３より供給した溶湯が前記セラ
ミックチューブ７上に直接落下して前記セラミックチュ
ーブ７を損傷させないよう前記入湯口３と前記濾過室２
との間に囲み枠１６により囲まれた入湯落下室１７を形
成し、該入湯落下室１７と前記濾過室２とは前記囲み枠
１６の下部に形成した連通口１８により連通させると共
に、前記囲み枠１６は前記濾過室２内に凹凸を形成させ
ないように前記枠壁２０の厚さ方向の内部に収納させた
金属溶湯の濾過装置としたものである。 【０００６】 【実施例】本発明の一実施例を図面により説明する。図
１、２は本発明の前提となる参考例を示し、図３、４は
参考例を改良した本発明の実施例を示している。まず、
図１、図２において、１は濾過槽、２は濾過槽１内に形
成される濾過室であり、実施例の濾過室２は四角室状に
形成され、濾過室２の右前側の上方位置に入湯口３を形
成する。濾過槽１の枠壁２０は、前壁２１と後壁２２と
右壁２３と左壁２４とから構成される。 【０００７】前記濾過室２内には、濾過ユニット４を一
個又は複数個（図では２個）設ける。濾過ユニット４
は、前後一対の耐火性の鏡板５、６間にアルミナ質ポー
ラスチューブにより形成されたセラミックチューブ７
を、上下方向に数段、左右方向に数本掛け渡した構造
で、入湯口３より入場した金属溶湯を、濾過ユニット４
により濾過する。前記鏡板５、６は、入湯した方向に対
して交差する方向に並んでおり、入湯口３に近い側が供
給側鏡板５となり、入湯口３より遠い側が出湯側鏡板６
となり、供給側鏡板５にはセラミックチューブ７の閉じ
た側を少しだけ係合させる凹みが形成されているが、全
体は盲板である。出湯側鏡板６にはセラミックチューブ
７の開放端を係合させる貫通穴を形成している。前記セ
ラミックチューブ７は、入湯方向に並設されるから、入
湯口３に近いものから、順次遠ざかるように配置されて
いる。前記出湯側鏡板６はパッキン８を介して出湯側の
壁面９に押付けられる。１０は出湯側鏡板６を前記壁面
９に押付けるための楔である。 【０００８】しかして、図２において、１１は濾過槽１
の上部に設けた蓋体であり、蓋体１１には右側の露出宙
吊ヒータ１２群（図１では５本ずつ）と左側の露出宙吊
ヒータ１３群をそれぞれ吊設する。しかし、露出宙吊ヒ
ータ１２、１３群は、本発明では要点とせず、たまたま
実施例構造が露出宙吊ヒータとなっているに過ぎないも
ので、ヒータは公知例と同じく図４のように、濾過室２
の蓋体１１の下面側にヒータ１２群を埋設して、ヒータ
１２により濾過室２内の溶湯を上面から加熱するように
したものでも、濾過室２の四周の壁体内にヒータ群を埋
設して、壁体内のヒータ群により溶湯を加熱するように
したものでもいずれでもよい。 【０００９】前述のように、従来のものは、入湯口から
溶湯を注ぎ入れると、先行溶湯は、入湯口から滝になっ
てセラミックチューブ上に落下し、セラミックチューブ
を損傷させることがあったが、参考例では、入湯口３と
濾過室２の間に、下端１４が濾過室２の底面１５に達し
ない囲み枠１６を設け、溶湯は囲み枠１６で囲まれた入
湯落下室１７を通ってから、その下部の連通口１８より
濾過室２内に流入するように構成し、これにより、入湯
口３から落下する溶湯によるセラミックチューブ７の損
傷が防止される。なお、１９は出湯口である。 【００１０】図３、図４は参考例の入湯落下室１７を枠
壁２０の内部に収納させた実施例を示しており、この構
成のものが本発明の要旨となる。図３、４において、１
は濾過槽、２は濾過室で、該濾過室２の右側の上方位置
の片側に入湯口３を形成する。濾過室２内には、濾過ユ
ニット４を一個又は複数個設ける。濾過ユニット４は、
前後一対の鏡板５、６間にアルミナ質ポーラスチューブ
により形成されたセラミックチューブ７を、上下方向に
数段、左右方向に数本掛け渡した構造である。供給側鏡
板５にはセラミックチューブ７を係合させる凹みが形成
される。出湯側鏡板６にはセラミックチューブ７を取付
る部位に貫通穴を形成する。出湯側鏡板６はパッキン８
を介して出湯側の壁面９に押付けられる。１０は楔であ
る。１１は濾過槽１の上部に設けられている蓋体であ
り、蓋体１１の下面にはヒータ１２を設ける。 【００１１】しかして、入湯口３と濾過室２の間には、
下端１４が底面１５に達しない囲み枠１６を設け、溶湯
は囲み枠１６で囲まれた入湯落下室１７を通ってから、
その下部の連通口１８より濾過室２内に流入するように
構成する。前記囲み枠１６は前記濾過室２内に凹凸を形
成させないように前記枠壁２０の内部に収納させてあ
る。 【００１２】 【作用】次に作用を述べる。入湯口３から金属溶湯を入
湯させると、入湯口３と濾過室２の間には、下端１４が
濾過室２の底面１５には達していない囲み枠１６で囲ま
れた入湯落下室１７があるので、溶湯はいったん入湯落
下室１７内でその底面上に落下し、その後、入湯落下室
１７の下部の連通口１８より濾過室２内に流入する。し
たがって、作業開始直後で濾過室２が空のときに溶湯を
通常どおり供給した場合でも、溶湯はセラミックチュー
ブ７上に直接落下しないから、セラミックチューブ７を
損傷させず、能率よく作業を遂行できる。濾過室２内に
流入した溶湯は、公知のものと同様に、セラミックチュ
ーブ７により濾過され、出湯口１９より精製湯として取
出される。 【００１３】 【発明の効果】周知の濾過装置では、作業開始直後で濾
過室が空のとき、入湯口より溶湯を供給すると、その溶
湯がセラミックチューブ上に落下し、溶湯の落下荷重に
よりセラミックチューブを損傷させることがあった。そ
のため、溶湯は少しずつしか供給できず非能率であっ
た。しかるに、本発明は、枠壁２０で囲まれた四角室状
の濾過室２の上方位置に入湯口３と出湯口１９とをそれ
ぞれ形成し、前記濾過室２の内部にセラミックチューブ
７を有する金属溶湯の濾過ユニット４を設けた濾過装置
において、前記濾過室２が空の状態のとき、前記入湯口
３より供給した溶湯が前記セラミックチューブ７上に直
接落下して前記セラミックチューブ７を損傷させないよ
う前記入湯口３と前記濾過室２との間に囲み枠１６によ
り囲まれた入湯落下室１７を形成し、該入湯落下室１７
と前記濾過室２とは前記囲み枠１６の下部に形成した連
通口１８により連通させると共に、前記囲み枠１６は前
記濾過室２内に凹凸を形成させないように前記枠壁２０
の厚さ方向の内部に収納させた金属溶湯の濾過装置の構
成としたから、入湯口３から供給された溶湯は、入湯落
下室１７内でその底面上に落下し、その後、入湯落下室
１７の下部の連通口１８より濾過室２内に流入するの
で、作業開始直後で濾過室２が空であってもセラミック
チューブ７を損傷させることなく金属溶湯を通常どおり
供給することができ、能率的に作業を遂行できる効果が
ある。更に、入湯落下室１７は枠壁２０の内部に収納さ
せてあるから、前記濾過室２内に凹凸は形成されず、ま
た、入湯落下室１７と濾過室２とを隣接配置できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 参考例の横断平面図。
【図２】 Ａ−Ａ断面図。
【図３】 本発明の実施例の横断平面図。
【図４】 Ｂ−Ｂ断面図。
【符号の説明】
１…濾過槽、２…濾過室、３…入湯口、４…濾過ユニッ
ト、５…供給側鏡板、６…出湯側鏡板、７…セラミック
チューブ、８…パッキン、９…壁面、１０…楔、１１…
蓋体、１２、１３…露出宙吊ヒータ、１４…下端、１５
…底面、１６…囲み枠、１７…入湯落下室、１８…連通
口、１９…出湯口、２０…枠壁、２１…前壁、２２…後
壁、２３…右壁、２４…左壁。
ト、５…供給側鏡板、６…出湯側鏡板、７…セラミック
チューブ、８…パッキン、９…壁面、１０…楔、１１…
蓋体、１２、１３…露出宙吊ヒータ、１４…下端、１５
…底面、１６…囲み枠、１７…入湯落下室、１８…連通
口、１９…出湯口、２０…枠壁、２１…前壁、２２…後
壁、２３…右壁、２４…左壁。
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭58−1025（ＪＰ，Ａ)
特開 平４−311538（ＪＰ，Ａ)
実開 昭59−149965（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭63−85368（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 枠壁２０で囲まれた四角室状の濾過室２
の上方位置に入湯口３と出湯口１９とをそれぞれ形成
し、前記濾過室２の内部にセラミックチューブ７を有す
る金属溶湯の濾過ユニット４を設けた濾過装置におい
て、前記濾過室２が空の状態のとき、前記入湯口３より
供給した溶湯が前記セラミックチューブ７上に直接落下
して前記セラミックチューブ７を損傷させないよう前記
入湯口３と前記濾過室２との間に囲み枠１６により囲ま
れた入湯落下室１７を形成し、該入湯落下室１７と前記
濾過室２とは前記囲み枠１６の下部に形成した連通口１
８により連通させると共に、前記囲み枠１６は前記濾過
室２内に凹凸を形成させないように前記枠壁２０の厚さ
方向の内部に収納させた金属溶湯の濾過装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23734291A JP3387514B2 (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | 金属溶湯の濾過装置 |
| KR1019920015013A KR100239081B1 (ko) | 1991-08-23 | 1992-08-21 | 여과장치 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23734291A JP3387514B2 (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | 金属溶湯の濾過装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0551657A JPH0551657A (ja) | 1993-03-02 |
| JP3387514B2 true JP3387514B2 (ja) | 2003-03-17 |
Family
ID=17013968
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23734291A Expired - Lifetime JP3387514B2 (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | 金属溶湯の濾過装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3387514B2 (ja) |
| KR (1) | KR100239081B1 (ja) |
-
1991
- 1991-08-23 JP JP23734291A patent/JP3387514B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1992
- 1992-08-21 KR KR1019920015013A patent/KR100239081B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR930003998A (ko) | 1993-03-22 |
| KR100239081B1 (ko) | 2000-01-15 |
| JPH0551657A (ja) | 1993-03-02 |
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