JP3387067B1 - 園芸用ポット移し替え装置 - Google Patents

園芸用ポット移し替え装置

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JP3387067B1 JP2002074186A JP2002074186A JP3387067B1 JP 3387067 B1 JP3387067 B1 JP 3387067B1 JP 2002074186 A JP2002074186 A JP 2002074186A JP 2002074186 A JP2002074186 A JP 2002074186A JP 3387067 B1 JP3387067 B1 JP 3387067B1
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Abstract

【要約】 【課題】 手動による安価で可搬性に優れた機構を用い
て、複数の園芸用ポットを段ボール箱からトレイへ一度
に移し替える。 【解決手段】 保持枠4の等間隔位置にパイプ6を固定
し、パイプ6の下端部に軟質発泡樹脂製の把持部材2を
固着する。保持枠4より上側の支持枠5にロッド8を固
定し、ロッド8をパイプ6に遊挿させるとともに把持部
材2内を下方へ遊貫通させ、ロッド8の下端に押出部材
を取り付ける。保持枠4及び支持枠5を上下方向へ相対
移動可能に組み付ける。把持部材2をポットPの内面に
圧入して面接触させ、24個のポットPを一度に把持し
て段ボール箱から取り出す。支持枠5を保持枠4の上に
重ね、押出部材でポットPを把持部材2から押し出して
トレイに装填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の園芸用ポッ
トを一度に移し替える装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】園芸用草花の栽培や流通に携わる業者で
は、移植又は出荷等に際して、軟質樹脂製の薄肉の園芸
用ポット(空の状態)をトレイに複数個並べる作業が行
われる。図15に示すように、トレイTには、全体がカ
ゴ形のもの、或いは、ポット毎のカゴを備えたものが多
用され、例えば、一列6個の4列で合計24個のポット
Pが並べられる。ポットPは、通常、梱包用の段ボール
箱Bに、複数個積み重ねられ、トレイTと同じ配列で収
容されている。これらのポットPを段ボール箱Bから取
り出してトレイTに並べるにあたり、手作業では能率が
悪いため、従来、エア吸引式のパッドを用い、複数のポ
ットPを一度に移し替える装置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来装置
によると、次のような問題点があった。 (1)パッド毎にエア配管が必要であり、装置が複雑化
し、高価になる。 (2)真空ポンプ等のエア吸引源を必要とし、設備費が
高くつく。 (3)エア吸引源が設備されていない場所では使用でき
ない。 (4)エアホースの長さに制限され、装置を遠くまで運
搬できない。 (5)エアホースが邪魔になり、可搬性が悪い。
【0004】本発明の目的は、上記課題を解決し、手動
による安価で可搬性に優れた機構を用いて、複数の園芸
用ポットを一度に移し替えることができる装置を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の移し替え装置は、園芸用ポットの内面に
圧入される弾性材料からなる複数の把持部材と、把持部
材を等間隔位置に整列保持する保持枠と、把持部材より
下方へ変位しポットを押し出して把持部材から解放する
複数の押出部材と、押出部材を把持部材と同じ間隔で整
列支持する支持枠と、保持枠及び支持枠を上下方向へ相
対移動可能に組み付ける組付手段とを備えたことを特徴
とする。
【0006】ここで、組付手段は、特定の手段に限定さ
れないが、把持部材及び保持部材の取付機能を兼備する
のが、部品点数を削減できる点で好ましい。例えば、組
付手段が、保持枠に固定されたパイプと、支持枠に固定
されたロッドとを含み、パイプの下端部に把持部材を固
着し、ロッドをパイプに遊挿させるとともに把持部材内
を下方へ遊貫通させ、ロッドの下端に押出部材を取り付
ける、という構成を採用できる。
【0007】保持枠及び支持枠の配置は、特定の配置に
限定されないが、両方の枠を簡単な操作で相対移動でき
る点で、保持枠の上側に支持枠を配置し、保持枠及び支
持枠を離間方向へ付勢する付勢部材を設けるのが好まし
い。また、保持枠及び支持枠を手で持って運搬したり相
対移動させたりすることも可能であるが、操作性をよく
するために、保持枠に第1ハンドルを設け、支持枠に第
2ハンドルを第1ハンドルの上側に位置するように設け
るとよい。第1ハンドル及び第2ハンドルを設ける位置
は、保持枠及び支持枠の各中央部でもよいし、各中央部
から両端部方向の途中部でもよい。この場合、装置を水
平姿勢に保って、両方のハンドルをバランスよく操作で
きるように、第1ハンドル及び第2ハンドルを互いに略
直角となる向きに設けてもよく、第1ハンドル及び第2
ハンドルを手で握って接近させることができるように、
互いに略平行となる向きに設けてもよい。第1ハンドル
及び第2ハンドルを互いに略平行となる向きに設ける
際、第1ハンドル及び第2ハンドルをそれぞれ2つ設け
る態様、及び、第1ハンドル同士及び第2ハンドル同士
を互いに第1ハンドル連結部及び第2ハンドル連結部で
連結した態様を例示できる。
【0008】把持部材は、特定の弾性材料及び構造に限
定されず、例えばポットの内面に面接触する弾性柔軟材
料(例えば、軟質樹脂、軟質発泡樹脂、軟質ゴム、軟質
発泡ゴム、綿塊状の繊維成形体等)で形成したり、ポッ
トの内面に線接触する複数本の弾性把持片で構成したり
することができる。特に、材料費、耐久性等の点から、
把持部材を軟質発泡樹脂で形成するのが好ましい。把持
部材の大きさや形状は、ポットのそれに合わせて適宜に
決定されるが、軟質樹脂製のポットを使用する場合は、
把持部材が挿入時にポットを過度に変形させたり把持力
が過剰になったりしないように、例えば軟質発泡樹脂よ
りなる把持部材に可撓性を増す切除部を設けるとよい。
線接触する複数本の弾性把持片の形状は、特に限定され
ないが、線状、帯状等を例示できる。また、弾性把持片
の素材は、特に限定されないが、樹脂、金属(鋼線等)
を例示できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1〜図7に示すように、このポ
ット移し替え装置は、24個の空の園芸用ポットPを段
ボール箱BからトレイTに移し替える装置であって、フ
レーム1の下端にポットPの内面に圧入される24個
(1列6個の4列)の把持部材2を備えている。把持部
材2は、ポットPの形状に合わせ、軟質発泡樹脂(例え
ば発泡ウレタン樹脂)材料により下窄まりの略直方体形
に形成され、4つの側面に可撓性を増すための切除部3
が設けられている。なお、ポットPは、軟質樹脂材料で
平面が円形で薄肉のカップ状に成形されたものである
が、段ボール箱B内に密詰めされているため(図15参
照)、平面角丸四角形に癖付き変形している。
【0010】ポット移し替え装置のフレーム1は、把持
部材2を保持する保持枠4と、保持枠4の上側に配置さ
れた支持枠5とから構成されている。保持枠4はアルミ
製の型材を縦横に接続して長方形に形成されている。保
持枠4には、24本(縦6本×横4本)のアルミ製のパ
イプ6が縦横に等間隔をおいて配列され、上端にて例え
ば溶接又はネジ止めにより固定されている。各パイプ6
の下端部には、把持部材2と、その上面に接合する樹脂
製の形状保持板7とが、接着剤により固着され、この構
造により、24個の把持部材2がパイプ6を介し保持枠
4の等間隔位置に整列保持されている。
【0011】支持枠5はアルミ製の型材を縦横に接続し
て保持枠4と略同じ大きさの長方形に形成されている。
支持枠5には、パイプ6と同数のアルミ製のロッド8が
縦横に等間隔をおいて配列され、上端にて例えば溶接又
はネジ止めにより固定されている。各ロッド8はパイプ
6に遊挿されるとともに、把持部材2内を下方へ遊貫通
されている。本実施形態ではパイプ6が把持部材2内を
貫通しているので、ロッド8はパイプ6を貫通すること
が同時に把持部材2内を貫通することになるが、パイプ
6の長さを例えば形状保持板7までとして把持部材2内
を貫通しないようにし、ロッド8のみが把持部材2内
(貫通穴)を遊貫通するようにしてもよい。
【0012】ロッド8の下端には、把持部材2より下方
へ変位し、ポットPを押し出して把持部材2から解放す
るパッド状の押出部材9がネジ10(図5参照)により
取り付けられている。押出部材9の材料は特に限定され
ないが、例えばゴム又は樹脂にて形成される。この構造
により、24個の押出部材9がロッド8を介し把持部材
2と同じ間隔で支持枠5に整列支持されるとともに、保
持枠4及び支持枠5がパイプ6及びロッド8により上下
方向(ポットPの中心線方向)へ相対移動可能に組み付
けられている。
【0013】保持枠4の中央部には、この枠4を持つた
めの例えば木製の第1ハンドル12が設けられ、支持枠
5の中央部には、この枠5を持つ又は押し下げるための
例えばアルミ製の第2ハンドル13が設けられている。
第2ハンドル13はアーチ形に形成され、第1ハンドル
12に対し直角の向きでその上側に位置するように支持
枠5に固定されている。第1ハンドル12はアルミ製の
2本の支柱14を介し保持枠4の横桟15に固定され、
支柱14は支持枠5の2本の横桟16に設けた孔17
(図3参照)に挿通されている。支柱14の上端部と支
持枠5の横桟16との間には、保持枠4及び支持枠5を
離間方向へ付勢する付勢部材としてのスプリング11が
張設されている。保持枠4の横桟15には、ポット押出
時に支持枠5の下面に当接する例えばゴム製の緩衝材1
8が固着されている。
【0014】次に、上記のように構成されたポット移し
替え装置の使用方法について説明する。ポットPを段ボ
ール箱Bから取り出す場合には、第1ハンドル12又は
第2ハンドル13を掴み、図5に示すように、保持枠4
及び支持枠5が互いに離間して、パイプ6の下端に押出
部材9が当接した状態で、装置全体を段ボール箱Bに入
れ、押出部材9及び把持部材2をポットPに挿入する。
すると、把持部材2が圧入されて収縮変形し、ポットP
の内面に面接触し、弾性復元力によりポットPを確実に
把持する。従って、この状態で、第1ハンドル12又は
第2ハンドル13を持って装置全体を上げれば、24個
のポットPを段ボール箱Bから一度に取り出して、トレ
イまで運搬することができる。
【0015】ポットPをトレイTに移し替えるときに
は、図6に示すように、移し替え装置をトレイTの上方
に配置し、片方の手で第1ハンドル12を保持し、反対
の手で第2ハンドル13を押し下げ、スプリング11を
伸ばし、支持枠5を保持枠4の上に重ね、押出部材9を
把持部材2より下方へ変位させ、押出部材9でポットP
を把持部材2から押し出して解放するとともにトレイT
に確実に押し込んで装填する。このとき、緩衝材18が
支持枠5及び保持枠4の金属同士の衝接を防ぎ、衝撃及
び騒音を緩和する。その後、第2ハンドル13の押し下
げをやめると、支持枠5がスプリング11のばね力で自
動的に上昇し、押出部材9がポットPから上方へ離れ
る。従って、第2ハンドル13を押し下げるだけの簡単
な操作で、24個のポットPをトレイTに一度に並べ置
くことができる。
【0016】この実施形態のポット移し替え装置によれ
ば、次のような作用効果が得られる。 (1)手動操作により複数のポットPを段ボール箱Bか
らトレイTへ一度に移し替えることができる。 (2)ポンプやモータ等を必要とせず、装置全体を安価
に製作することができる。 (3)エア吸引源や電源が設備されていない場所でも使
用することができる。 (4)ホースやコードの長さに制限されず、装置を遠く
まで運搬することができる。 (5)ホース類が邪魔にならず、可搬性がよい。
【0017】(6)パイプ6及びロッド8が保持枠4及
び支持枠5の組付部材として、また把持部材2及び押出
部材9の取付部材として機能するので、部品点数を減ら
し、装置全体を簡単に構成することができる。 (7)保持枠4の上側に支持枠5を配置し、第2ハンド
ル13を第1ハンドル12より上側に設けたので、両手
操作によりポットPを容易に着脱することができる。 (8)第1ハンドル12及び第2ハンドル13を直角向
きに設けたので、装置を水平姿勢に保って、両方のハン
ドル12,13をバランスよく操作することができる。
【0018】(9)装置のほぼ全体がアルミ材で構成さ
れているため、軽量で持ち運びやすい。 (10)把持部材2を軟質発泡樹脂材料で形成したの
で、ポットPの内面に広い面積で接触し、均一な力でポ
ットPを確実に把持でき、ポットPを傷付けたり変形さ
せたりするおそれがなく、材料費が安く、耐久性に優れ
る。 (11)把持部材2に切除部3を設けたので、把持部材
2の特に角部の可撓性が増し、挿入時にポットPを過度
に変形させたり把持力が過剰になったりするおそれがな
く、また、ポットPのサイズの多少の変化に対応でき
る。 (12)把持部材2を下窄まりの略直方体形に形成した
ので、前記ポットPの角丸四角形への癖付き変形に対応
できる。
【0019】図8及び図9は本発明の別の実施形態を示
すものである。このポット移し替え装置においては、前
記実施形態と逆に、保持枠4の下側に支持枠5が配置さ
れている。保持枠4の中心部にはアーチ状の第1ハンド
ル12が設けられ、支持枠5の中心部に木製の第2ハン
ドル13が第1ハンドル12の下側に位置するように設
けられている。保持枠4にはパイプ6が固定され、その
下端部に軟質発泡樹脂製の把持部材2が固着されてい
る。支持枠5にはピン19を介してロッド8が固定さ
れ、その下端に押出部材9が取り付けられている。ロッ
ド8はパイプ6に挿入され、パイプ6にはピン19が嵌
合する上下に長いスリット20が形成されている。
【0020】ポットPを段ボール箱Bから取り出す場合
には、図8に示すように、保持枠4を支持枠5の上に載
せた状態で、押出部材9及び把持部材2をポットPの内
側に挿入し、把持部材2でポットPを把持し、下側の第
2ハンドル13を握り、装置全体を持ち上げる。ポット
PをトレイTに移し替えるときには、図9に示すよう
に、第1ハンドル12を握り、保持枠4をピン19がス
リット20の下端に当接する位置まで持ち上げ、保持枠
4と支持枠5との相対移動により、押出部材9でポット
Pを押し出して把持部材2から解放する。従って、この
装置によっても、前記実施形態と同様の効果が得られ
る。
【0021】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、例えば以下のように、発明の趣旨から逸
脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。 (1)図10に示すように、ポットPが癖付き変形して
いない平面円形のものである場合(硬質樹脂製のものを
含む)、把持部材2を軟質発泡樹脂材料で下窄まりの円
錐台形に形成し、その周面に複数の切除部3を設けるこ
と。 (2)図11に示すように、把持部材2を、パイプ6の
下端に固着される筒形のホルダ22と、ホルダ22に放
射状に突設された例えば4本の線状の把持片23とで構
成すること。各把持片23は樹脂又は鋼線等の弾性材料
で形成され、上端が外側に開いた形態で、下端にてホル
ダ22に固定されている。把持片23の上端は、ポット
Pに引っ掛からないように、内側へ折り曲げられてい
る。また、把持片23をループ状にし、上下端にてホル
ダ22に固定してもよい。
【0022】(3)図12に示すように、把持部材2
を、略正方形で略中央部にパイプ6を貫通する把持部材
上面24aと、把持部材上面24aの略角に放射状に突
出した該略正方形の一辺の略2倍の長さがある帯状の把
持片24bと、把持片24bをパイプ6側に向けて弓状
に曲げた把持片24bの端部を引っ掛けてパイプ6に圧
接できるように、パイプ6に環装するリング25と、把
持片24bの端部からの付勢力を支持するワッシャー2
6と、パイプ6の下端部に設けられている雄ねじ部30
に螺合されるナット27とで構成すること。把持部材上
面24aと把持片24bとは弾性の高い金属材で形成さ
れ、把持部材上面24aが保持枠4の下端面に接し、各
把持片24bがポットPの内面に線接触し、各把持片2
4bの下端にてパイプ6に圧接されている。把持片24
bのポットPに線接触する部位には、ポットPの把持の
際の滑り止めと安全のため、軟質樹脂製の滑り防止材2
8が設けられている。また、中央にパイプ6が貫通し、
把持部材上面24aと把持片24bとで囲まれた空間に
は、安全のためと把持片24bの形状を安定させるため
に保護部材29として角取りされた略立方体形状のスポ
ンジが内設されている。実施形態と同様に、ロッド8は
パイプ6を貫通し、ロッド8の下端には、押出部材9が
取り付けられている。この変更例においては、図13
(a)(b)に示すように、パイプ6の下端部に設けら
れている雄ねじ30に螺合されるナット27の位置を図
13(a)から図13(b)の範囲で上下に移動するこ
とで、弓状に曲げた把持片24bの弧の膨らみ具合を調
節することができるので、各種の大きさのポットPに対
応することができる。
【0023】(4)トレイに対するポットの入れ数に応
じ、把持部材の個数を適宜に変更すること。把持部材の
個数及び配列は特に限定されず、一列5個の4列で合計
20個、一列6個の6列で合計36個、一列8個の6列
で合計48個等々を例示できる。
【0024】(5)図14に示すように、保持枠4の中
央部から両端部方向の各途中部の略対称の位置に、この
枠4を持つための例えばアルミニウム製の筒でそれぞれ
1つの第1ハンドル12を設け、支持枠5の中央部から
両端部方向の各途中部の略対称の位置に、この枠5を持
つ又は押し下げるための例えばアルミニウム製の筒でそ
れぞれ1つの第2ハンドル13を設けること。第1ハン
ドル12及び第2ハンドル13はそれぞれアーチ形に形
成され、2つの第1ハンドル12同士及び2つの第2ハ
ンドル13同士は、互いに略中央部同士を第1ハンドル
連結部32及び第2ハンドル連結部33で連結されてい
る。連結された第1ハンドル12の上側に連結された第
2ハンドル13が位置するように設けられ、一方の第1
ハンドル12及び該第1ハンドル12と略同一位置の第
2ハンドル13は、互いに略平行となる向きで、手で握
ることができる間隔に設けられている。下側となる第1
ハンドル12の直線部分は、手で握る際に手を保護する
ためにと握りやすくするために、ウレタンスポンジ製の
被覆部材34で略全周を被覆されている。第1ハンドル
12は保持枠4の取付部35に固定され、支持枠5の2
つの取付部36に設けた孔37に挿通されている。第1
ハンドル12の支持枠5の取付部36の下面側と保持枠
4の取付部35の上面側との間には、筒状の第1ハンド
ル12を貫通する態様で、支持枠5及び保持枠4を離間
方向へ付勢する付勢部材としてのスプリング38が縮退
して設置されている。第2ハンドル13は支持枠5の取
付部36に固定されている。保持枠4には、24本(縦
6本×横4本)のアルミ製のパイプ6が縦横に等間隔を
おいて配列され、上端にて例えば溶接又はネジ止めによ
り固定されている。各パイプ6の下端部には、例えば、
変更例(3)の把持部材2の場合、保持枠4の下端面に
接するように、24個の把持部材2がパイプ6を介し保
持枠4の等間隔位置に整列保持されている。 (6)ポットをトレイから別のトレイに移し替える作業
に、本発明の装置を用いること。
【0025】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明に係る園芸用
ポットの移し替え装置によれば、手動による安価で可搬
性に優れた機構を用いて、複数のポットを一度に移し替
えることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るポット移し替え装置の一実施形態
を示す斜視図である。
【図2】同装置の正面図である。
【図3】同装置の平面図である。
【図4】同装置の側面図である。
【図5】同装置のポット把持形態を示す断面図である。
【図6】同装置のポット解放形態を示す断面図である。
【図7】把持部材及びポットの形状を示す斜視図であ
る。
【図8】本発明に係るポット移し替え装置の別の実施形
態を示す断面図である。
【図9】同装置のポット解放形態を示す断面図である。
【図10】把持部材及びポットの変更例を示す斜視図で
ある。
【図11】把持部材の変更例を示す斜視図である。
【図12】把持部材の変更例を示す斜視図である。
【図13】同変更例の調節時の態様(a)(b)を示す
部分断面の正面図である。
【図14】第一、第二ハンドルの変更例を示す斜視図で
ある。
【図15】ポット移し替え作業を説明する斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 フレーム 2 把持部材 3 切除部 4 保持枠 5 支持枠 6 パイプ 8 ロッド 9 押出部材 12 第1ハンドル 13 第2ハンドル 22 ホルダ 23、24b 把持片 B 段ボール箱 P ポット T トレイ

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 園芸用ポットの内面に圧入される弾性材
    料からなる複数の把持部材と、前記把持部材を等間隔位
    置に整列保持する保持枠と、前記把持部材より下方へ変
    位し前記ポットを押し出して前記把持部材から解放する
    複数の押出部材と、前記押出部材を前記把持部材と同じ
    間隔で整列支持する支持枠と、前記保持枠及び支持枠を
    上下方向へ相対移動可能に組み付ける組付手段とを備え
    た園芸用ポットの移し替え装置。
  2. 【請求項2】 前記組付手段が、前記保持枠に固定され
    たパイプと、前記支持枠に固定されたロッドとを含み、
    該パイプの下端部に前記把持部材を固着し、該ロッドを
    該パイプに遊挿させるとともに前記把持部材内を下方へ
    遊貫通させ、該ロッドの下端に前記押出部材を取り付け
    た請求項1記載の園芸用ポットの移し替え装置。
  3. 【請求項3】 前記保持枠の上側に前記支持枠を配置
    し、前記保持枠及び前記支持枠を離間方向へ付勢する付
    勢部材を備えた請求項1又は2記載の園芸用ポットの移
    し替え装置。
  4. 【請求項4】 前記保持枠に第1ハンドルを設け、前記
    支持枠に第2ハンドルを該第1ハンドルの上側に位置す
    るように設けた請求項3記載の園芸用ポットの移し替え
    装置。
  5. 【請求項5】 前記第1ハンドル及び第2ハンドルを互
    いに略直角となる向きに設けた請求項4記載の園芸用ポ
    ットの移し替え装置。
  6. 【請求項6】 前記第1ハンドル及び第2ハンドルを互
    いに略平行となる向きに設けた請求項4記載の園芸用ポ
    ットの移し替え装置。
  7. 【請求項7】 前記把持部材を園芸用ポットの内面に面
    接触する弾性柔軟材料で形成した請求項1〜6のいずれ
    か一項に記載の園芸用ポットの移し替え装置。
  8. 【請求項8】 前記把持部材に可撓性を増す切除部を設
    けた請求項7記載の園芸用ポットの移し替え装置。
  9. 【請求項9】 前記把持部材を園芸用ポットの内面に線
    接触する複数本の弾性把持片で構成した請求項1〜6の
    いずれか一項に記載の園芸用ポットの移し替え装置。
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