JP4576188B2 - 育苗ポット詰替装置 - Google Patents

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本発明は、把持部材に把持されている育苗ポットを押出す押出部材の円滑な移動を長期に渡って維持することができるポット詰替装置に関する。
多数個の育苗ポットを使用して苗の栽培を行う栽培業者は、その多数個の育苗ポットを整理すべく、1つの育苗ポット収納トレイに24個の育苗ポットを6行4列に整列配置させた状態で苗の栽培を行う。また、栽培業者に納品される多数個の育苗ポットは、複数個の育苗ポットを積層した育苗ポット積層体を段ボール箱に複数体並べた状態で納品される。
そのため栽培業者は段ボール箱から育苗ポットを取り出して育苗ポット収納トレイに詰め替えるポット詰替作業を行う必要があるが、段ボール箱から1つずつ育苗ポットを取出して育苗ポット収納トレイに詰め替えるのは非常に手間がかかる作業となる。
そこで、段ボール箱へは、予め、育苗ポット積層体を6行4列に並べて収納することとし、その段ボール箱から一度に6行4列に並んだ状態の24個の育苗ポットを取出し、そのまま育苗ポット収納トレイに6行4列に並んだ状態で詰め替えることができるポット詰替装置が知られている。
例えば、次の特許文献1には、育苗ポットの内側に圧入される弾性材料からなる24個の把持部材を6行4列に整列配置し、その各把持部材によって育苗ポットを把持させ、その把持部材から育苗ポットを引き離す場合には、その把持部材よりも下方に押出部材を変位させ、把持部材から育苗ポットを押出すように構成されたポット詰替装置が開示されている。この装置を使用すれば、ポット詰替作業を効率良く行うことができる。
尚、この種の装置に関しては他にも、手動式の装置が次の特許文献2及び3に開示され、機械式の装置が次の特許文献4および5に開示されている。
特開2003−204721号公報 特開2002−281835号公報 特開2002−247921号公報 特開2000−83483号公報 特開平7−137844号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示された装置では、把持部材よりも下方に押出部材を変位させるべく、押出部材を支持するロッドを把持部材を支持するパイプ内に遊挿させるとともに把持部材内を下方へ遊貫通させて構成していたので、パイプの内部に埃、塵等のゴミが詰まり、その影響でロッドの移動が円滑に行われず、結局、ロッドに取付けられた押出部材を円滑に移動させることができないという問題点があった。
また、ロッドをパイプ内と把持部材内との両方に遊貫通させるには、高い組付け精度が要求され、その組付けにおいてズレが生じた場合には、上述したのと同様に、ロッドの移動が円滑に行われず、結局、ロッドに取付けられた押出部材を円滑に移動させることができないという問題点があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、把持部材に把持されている育苗ポットを押出す押出部材の円滑な移動を長期に渡って維持することができるポット詰替装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために請求項1記載のポット詰替装置は、苗を育苗する育苗ポットの内側に圧入される弾性材料からなる複数の把持部材と、その複数の把持部材を等間隔位置に支持する把持部支持体と、前記各把持部材の下方に配置され把持部材に対して下方に変位して把持部材に把持されている育苗ポットを押出す複数の押出部材と、その複数の押出部材を支持する押出部支持体とを備え、前記把持部支持体押出部支持体を上下方向に相対的に移動可能に組付けて構成されるものであって、前記把持部材の前記育苗ポットの内面と接触する部分よりも内側に凹み、前記把持部材の上方から下方に亘って延びる凹部と、前記押出部支持体は、前記把持部材よりも上方に配置される押出部枠体と、その押出部枠体と前記押出部材とを前記凹部を通って連結する押出部連結体とを備えている
請求項2記載のポット詰替装置は、請求項1記載のポット詰替装置において、前記把持部材の各々は放射状に延びる複数個の板状片によって構成され、前記凹部は、その隣合う板状片の間の空間によって形成されている。
請求項3記載のポット詰替装置は、請求項1又は2に記載のポット詰替装置において、前記把持部支持体は、前記押出部枠体よりも上方に配置される把持部枠体と、その把持部枠体と前記把持部材とを連結する把持部連結体とを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のポット詰替装置。
請求項4記載のポット詰替装置は、請求項3に記載のポット詰替装置において、前記把持部連結体は、その一端側が前記把持部枠体に連結されたロッドと、そのロッドの他端側に着脱自在に連結された支柱とを備え、その支柱に固着される前記把持部材は前記ロッドに対して着脱自在に構成されている。
請求項5記載のポット詰替装置は、請求項4に記載のポット詰替装置において、前記支柱から所定間隔を空けて突設される一対の羽出片を備え、前記板状片は、その一対の羽出片の間に嵌め込まれ、その一対の羽出片に固着されている。
請求項6記載のポット詰替装置は、請求項3から5のいずれかに記載のポット詰替装置において、前記押出部連結体と押出部材とは着脱自在に連結されている。
請求項7記載のポット詰替装置は、請求項3から6のいずれかに記載のポット詰替装置において、前記把持部枠体に連結された第1ハンドルと、前記押出部枠体に連結された第2ハンドルと、前記押出部枠体と前記把持部枠体とを接近させる方向に付勢する付勢部材とを備え、その第1ハンドルと第2ハンドルとを操作者が握ることにより、前記押出部枠体前記把持部枠体は前記付勢部材に抗して離間する方向に相対的に移動する。
請求項8記載のポット詰替装置は、請求項7に記載のポット詰替装置において、前記第1ハンドルは所定間隔を開けて2つ設けられており、その各第1ハンドルは前記把持部枠体の対向する各側面に取付けられて立設する第1脚部と、その第1脚部に橋架された第1把手部とを備え、前記第2ハンドルは、前記2つの第1ハンドルの内側に各第1ハンドルに並べて2つ設けられており、その各第2ハンドルは前記押出部枠体の対向する各側面に取付られ前記第1脚部より高く立設する第2脚部と、その第2脚部分に橋架された第2把手部とを備えている。
請求項9記載のポット詰替装置は、請求項1から6のいずれかに記載のポット詰替装置において、前記把持部支持体および前記押出部支持体有する本体と、前記育苗ポットを上下方向に相対的に移動させる第1リフト装置と、前記把持部支持体押出部支持体を上下方向に相対的に移動させる第2リフト装置とを備えている。
請求項1記載のポット詰替装置によれば、押出部連結体は把持部材の育苗ポットの内面と接触する部分よりも内側に凹み把持部材の上方から下方に亘って延びる凹部を通って押出部材と押出部枠体とを連結するので、押出部連結体は外部に露出した状態になっており、従来のように、押出部連結体に相当するロッドをパイプに遊挿させ、パイプの内部に埃、塵等のゴミが詰まり、その影響でロッドの上下方向の移動が円滑に行われず、結局、ロッドに取付けられた押出部材を円滑に移動させることができなくなるという不具合が発生するのを抑制することができる。よって、把持部材に把持されている育苗ポットを押出す押出部材の円滑な移動を長期に渡って維持することができるという効果がある。
また、押出部連結体は外部に露出した状態になっており、万一、押出部連結体と凹部との間に埃、塵等のゴミが詰まり、その影響で押出部連結体の上下方向の移動が円滑に行われなくったような場合でも、その埃、塵等のゴミを取り除くメンテナンスを容易にすることができるという効果がある。
更に、従来のように押出部連結体に相当するロッドをパイプ内と把持部材内との両方に遊貫通させるように組付ける場合に比べ、押出部連結体を凹部を通るように組付ければ良いので、その組付け作業を簡単にすることができるという効果がある。
請求項2記載のポット詰替装置によれば、請求項1に記載のポット詰替装置の奏する効果に加え、把持部材の各々は放射状に延びる複数個の板状片によって構成されているので、把持部材を1つの塊状に構成する場合に比べて把持部材の弾性力を向上させることができ、把持部材を育苗ポットの内側に圧入し易く、且つ、確実に育苗ポットと把持することができるという効果がある。また、隣合う板状片の間に形成される空間を凹部とするので、別途凹部を形成する必要がなく、製造工程を簡略化することができるという効果がある。
請求項3記載のポット詰替装置によれば、請求項1又は2に記載のポット詰替装置の奏する効果に加え、把持部支持体は、押出部枠体よりも上方に配置される把持部枠体と、その把持部枠体と把持部材とを連結する把持部連結体とを備えているので、押出部枠体の上方から等間隔位置に把持部材を支持することができるという効果がある。
請求項4記載のポット詰替装置によれば、請求項3に記載のポット詰替装置の奏する効果に加え、支柱に固着される把持部材はロッドに対して着脱自在に構成されているので、把持部材の弾性疲労等により把持部材の性能が劣化した場合には、その性能が劣化した把持部材を別の新たな把持部材に交換することができるという効果がある。
請求項5記載のポット詰替装置によれば、請求項4に記載のポット詰替装置の奏する効果に加え、把持部材を構成する板状片は、支柱から突出する一対の羽出片の間に嵌め込まれ、その一対の羽出片に固着されているので、単に支柱に各板状片を固着する場合に比べて、各板状片を支柱に確実に固着することができる。よって、育苗ポットの内側に把持部材を強く押し込んだとしても支柱から把持部材が取れてしまうという不具合が発生するのを防止することができるという効果がある。
請求項6記載のポット詰替装置によれば、請求項3から5のいずれかに記載のポット詰替装置の奏する効果に加え、押出部連結体と押出部材とは着脱自在に連結されているので、押出部材に故障が生じた場合には、新たな押出部材に交換することができる。また、把持部材の下方に配置されている押出部材を押出部材連結体から分離させた状態にすれば、把持部材の着脱作業をより円滑に実行することができるという効果がある。
請求項7記載のポット詰替装置によれば、請求項6に記載のポット詰替装置の奏する効果に加え、押出部枠体把持部枠体は第1ハンドルと第2ハンドルとを操作者が握ることにより相対的に移動するので、押出部枠体把持部枠体を相対的に移動させるための動力装置を搭載する場合に比べて、構造を簡略化でき、製品コストを低減でき、更に、手軽に持ち運び可能な可搬型にすることができるという効果がある。
また、押出部枠体と把持部枠体とは付勢部材により接近させる方向に付勢されており、第1ハンドルと第2ハンドルとを操作者が握ることにより、押出部枠体把持部枠体は付勢部材に抗して離間する方向に相対的に移動するので、第1ハンドルと第2ハンドルとを操作者が操作する前の状態における装置の形態をコンパクトにすることができるという効果がある。
請求項8記載のポット詰替装置によれば、請求項7に記載のポット詰替装置の奏する効果に加え、並んで配置される第1ハンドルと第2ハンドルとを1組のハンドルとして、その1組のハンドルが所定間隔を開けて2組設けられているので、一方の組のハンドルを右手で、他方の組のハンドルを左手で握って操作することができる。よって、力を入れやすく、装置の操作性を向上させることができるという効果がある。
また、内側に配置される第2ハンドルの方が第1ハンドルよりも高く構成されているので、第1ハンドルと第2ハンドルとを握る場合に力を掛けやすくすることができるという効果がある。
請求項9記載のポット詰替装置によれば、請求項1から6のいずれかに記載のポット詰替装置の奏する効果に加え、把持部支持体および押出部支持体有する本体と、育苗ポットは第1リフト装置により機械的に上下方向に相対的に移動し、把持部支持体押出部支持体は第2リフト装置により機械的に上下方向に相対的に移動する。よって、この動作を手動で実行させる場合に比べて、ポット詰替作業に要する操作者の負担を軽減することができると共に、ポット詰替作業の効率を向上させることができるという効果がある。
以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。まず、図1乃至図5を参照して本発明のポット詰替装置1の構成について説明する。図1は本発明のポット詰替装置1の側面である。図2は図1に示す矢印II方向の側面図である。図3は図1に示す矢印III方向の平面図である。図4は図1に示す矢印IV−IVの断面図である。図5は図1に示す矢印V−Vの断面図である。
ポット詰替装置1は、一度に24個の育苗ポットを詰め替えることができ、特に、把持部材2に把持されている育苗ポットを押出す押出部材4の円滑な移動を長期に渡って維持することができる装置である。
ポット詰替装置1は、主に、放射状に延びる4つの板状片2aによって構成され6行4列に整列配置された合計24個の把持部材2と(図4参照)、その24個の把持部材2を上方から支持する把持部支持体3と、各把持部材2の下方に配置されている24個の押出部材4と、その24個の押出部材4を上方から支持する押出部支持体5とを備え、把持部支持体3押出部支持体5を上下方向に相対的に移動可能に組付けて構成されている。
把持部材2は、育苗ポットの内側に圧入され、育苗ポットを把持する部材であって、その把持部材2を構成する各板状片2aは弾性材料(ウレタン等の発砲性樹脂製)から構成され、後述する支柱7の各側面に固着されている。
このように把持部材2を4つの独立した板状片2aとして構成し、その各板状片2aを支柱7から放射状に配置することで、把持部材2を一つの塊として構成する場合に比べて、把持部材2の可撓性は向上し確実に育苗ポットを把持することができる。
また、4つの各板状片2aは、隣合う板状片とのなす角度が平面視略90度になるように配置されている。よって、均一に育苗ポットの内面を押圧することができると共に、各板状片との間には上方から下方に延びる空間2b(図4参照)が形成され、この空間2bに後述する押出棒13が遊貫通させることができる。尚、把持部材2についてのより具体的な説明は、図6を参照しながら後述する。
把持部支持体3は、把持部材2が固着される支柱7と、その支柱7と一端側が着脱自在に連結され支柱7から上方に延びる棒状の把持部支持棒8と、その把持部支持棒8の他端側と連結された把持部枠体9とによって構成されている。
支柱7は、略直方体状に形成されており、その各側面に把持部材2としての4つの板状片2aが固着されている。尚、この支柱7と把持部支持棒8との着脱自在な連結機構についての具体的な説明は、図7を参照しながら後述する。
把持部支持棒8は、支柱7と把持部枠体9とを連結する棒であり、一端側が支柱7の中央部と連結され、把持部枠体9と連結される他端側にはネジ山が形成されており、このネジ山にナット12(図3参照)を螺着して把持部枠体9と把持部支持棒8とが連結されている。尚、把持部支持棒8は後述する押出部枠体14を遊貫通して把持部枠体9と連結されている。
把持部枠体9は、アルミ製であって平面視略格子状に形成されており(図3参照)、装置の軽量化が図られている。具体的に把持部枠体9は、図2および図3に示すように、平面視略矩形状に形成された外枠9aと、その外枠9aに橋架され外枠9aの内部領域を長手方向に沿って区画する2本の帯状の横桁9bと、外枠9aに橋架され外枠9aの内部領域を長手方向と直行する方向に沿って区画する4本の帯状の縦桁9cと、外枠9aの外側縁部から上方に立設する側板9dと、長手方向に延びる外枠9aの下側と横桁9bの下側とに抱き合わせて配置される断面視コの字型の補強アングル9e(図2参照)とによって構成されている。
また、外枠9aの4つの角部と、外枠9aと横桁9bとの4つの交差部分と、外枠9aと縦桁9cの8つの交差部分と、横桁9bと縦桁9cとの8つの交差部分との合計24箇所の部分には、図示しない貫通孔が穿設されており、この貫通孔に把持部支持棒8の一端側が貫通して、その一端側に形成されているネジ山にナット12を螺着することで把持部支持棒8と連結されている。
更に、把持部枠体9には、外枠9aの長手方向と直行する方向を跨ぐように2つの第1ハンドル11が所定間隔を開けて取付けられている。各第1ハンドル11は、長手方向における把持部枠体9の側面(側板9dと補強アングル9eの側面)の互いに対向する位置に取付けられて立設する一対の第1脚部11aと、その一対の第1脚部11aに橋架された第1把手部11bとによって構成されている。
このように、把持部材2と、その把持部材2が固着する支柱7と、その支柱7と一端側が着脱自在に連結する把持部支持棒8と、その把持部支持棒8の他端側と連結する把持部枠体9と、その把持部枠体9の側面に連結された2つの第1ハンドル11とは連結されており、この第1ハンドル11の操作により、押出部支持体4に対して各構成が連動して上下方向に相対的に移動可能に構成されている。
押出部材4は、各把持部材2に対して下方に変位して把持部材2に把持されている育苗ポットを押出す部材であって、略円柱状に形成された本体部分4aと、その本体部分4aの両側から突設する耳部分4bとによって構成されている。
本体部分4aは、実際に育苗ポットの底面に当接して把持部材2に把持されている育苗ポットを押出す部分である。2つの耳部分4bは、後述する2本の押出棒13の各々と連結される部分である。
押出部支持体5は、その一端側が各耳部分4bと連結される棒状の押出棒13と、その押出棒13の他端側と連結される押出部枠体14とを備えている。
押出棒13は、把持部材2としての隣合う板状片2aの間に形成される空間2bを通って、押出部材4(耳部分4b)と押出部枠体14とを連結する棒である。押出棒13の両端部にはネジ山が形成されており、このネジ山にナットを螺着して押出部材4(耳部分4b)と押出部枠体14とが押出棒13の両側に連結されている。
このように、押出棒13は隣合う板状片2aの間に形成される空間、即ち、外部に露出する空間を通って、押出部材4(耳部分4b)と押出部枠体14とを連結しているので、押出棒13は外部に露出した状態になっており、万一、押出棒13と板状片2aとの間に埃、塵等のゴミが詰まり、その影響で押出棒13の上下方向の移動が円滑に行われなくったような場合でも、その埃、塵等のゴミを取り除くメンテナンスを容易にすることができる。
押出部枠体14は、把持部枠体9と略同様に構成されており、ちょうど把持部枠体9を逆さまにしたような状態で配置され、本装置の軽量化を図るべく、アルミ製であって平面視略格子状に形成されている。
具体的には、押出部枠体14は、図2および図5に示すように、平面視略矩形状に形成された外枠14a(尚、図5においては外枠14aの長手方向部分は補強アングル14eの下側に配置さている)と、その外枠14aに橋架され外枠14aの内部領域を長手方向に沿って区画する2本の帯状の横桁(尚、図5においては補強アングル14eの下側に配置さている)と、外枠14aに橋架され外枠14aの内部領域を長手方向と直行する方向に沿って区画する4本の帯状の縦桁14cと、外枠14aの外側縁部から下方に延びる側板14d(図2参照)と、長手方向に延びる外枠14aの上側と横桁の上側とに沿って配置される断面視コの字型の補強アングル14e(図2参照)とを備えている。
また、外枠14aの4つの角部と、外枠14aと横桁との4つの交差部分と、外枠14aと縦桁14cの8つの交差部分と、横桁と縦桁14cとの8つの交差部分とには、上述した把持部支持棒8を遊貫通させる図示しない遊貫通孔が穿設されおり、把持部支持棒8は、この遊貫通孔を通って上方に延び、把持部枠体9と連結されている。
また、この把持部支持棒8を挟む両側には、上述した押出棒13の一端側が貫通する図示しない貫通孔が穿設されており、この貫通孔に押出棒13の一端側が貫通して、その一端側に形成されているネジ山にナットを螺着することで押出部枠体14は押出棒13と連結されている。
また、押出部枠体14には、上述した第1ハンドル11の間に、その第1ハンドル11と平行に並べて2つの第2ハンドル15が取付けられている。各第2ハンドル15は、長手方向における押出部枠体14の側面(側板14dと補強アングル14eの側面)の互いに対向する位置に取付けられて立設する一対の第2脚部15aと、その一対の第2脚部15aに橋架された第2把手部15bとによって構成されている。
更に、外枠14aの四隅部付近には、外枠14aから把持部枠体9の外枠14aを遊貫通して上方に延びる4本の支持棒16が固定されている。この支持棒16は押出部枠体14と把持部枠体9とを接近させる方向に付勢するコイルバネ18を設置するための棒である。
各支持棒16には、先端部分と把持部枠体9の上方部分とにストッパ17が取付けられており、その2つのストッパ17の間にコイルバネ18が配置されている。このコイルバネ18により、把持部枠体9と押出部枠体14とは接近した状態に付勢されており、押出部材4は把持部材2と接近した状態にあり、また、本装置1をコンパクトな状態にしておくことができる。
このように、押出部材4と、その押出部材4と一端側が着脱自在に連結された押出棒13と、その押出棒13の他端側と連結された押出部枠体14と、その押出部枠体14の側面に連結された2つの第2ハンドル15とは連結されており、この第2ハンドル15の操作により、把持部支持体3に対して各構成が連動して上下方向に相対的に移動可能に構成されている。
即ち、第1、第2ハンドル11,15を握る(第1ハンドル11に対して第2ハンドル15を下方に押す)と、把持部支持体3に対して押出部支持体5がコイルバネ18に抗して下方に移動し、それに連動して把持部材2に対して押出部材4が下方に移動する。
よって、把持部材2が育苗ポットを把持している場合には、その下方に移動する押出部材2によって底面が押され、育苗ポットが把持部材2から解放される。尚、第1,第2ハンドル11,15に加えた力を抜くと、コイルバネ18の作用により、押出部支持対5が把持部支持体3に接近する方向(上方)に移動し、それに連動して押出部材4が把持部材2に接近する方向(上方)に移動して元の状態に復帰する。
次に、図6を参照して把持部材2と支柱7とについてより具体的に説明する。図6(a)は支柱7に固着されている把持部材2を示す拡大側面図であり、図6(b)は図6(a)に示す矢印VIb方向の拡大平面図である。
まず、把持部材2について説明する。把持部材2を構成する各板状片2aの支柱7に固着される面の反対面(育苗ポットへの挿入方向に沿った面)は、略鉛直方向に直線状に延びる直線部分2a1と、その直線部分2a1から連続して支柱7側に傾斜する傾斜部分2a2とを備え、その直線部分2a1が育苗ポットの内面と接触するように構成されている。
また、その直線部分2a1と傾斜部分2a2との略全面には、その表面が鑢状に形成された可撓性を有するシート体21が貼着されている。このシート体21は、可撓性を有するアルミ製のベース層と、そのベースの一方の面を樹脂コーティングして鑢状に形成した樹脂コーティング層とで構成されており、このコーティング層が形成されたベース層の反対面が接着剤により各板状片2aと貼着されている。鑢状に形成された面は、微細な凸凹が不規則に密集して形成されている。
よって、把持部材2を育苗ポットの内側に圧入した場合には、この鑢状に形成された面が育苗ポットの内面と接触することになり、鑢状に形成された面が滑り止めとなって、その接触部分が育苗ポットの内面にしっかりと引っ掛かり、把持部材2によって確実に育苗ポットを把持することができる。
また、シート体21は、少なくとも直線部分2a1だけに貼着すれば良いようにも思えるが、シート体21を直線部分2a1だけに貼着した場合には、シート体21の厚みによって、シート体21と傾斜部分2a2との繋ぎ目部分においては高低差(凸凹)が生じ、そのため、把持部材2を育苗ポットの内側に圧入する場合に、この繋ぎ目部分が、育苗ポットの上縁部に引っかかり、円滑に把持部材2を育苗ポットの内側に挿入できないという不具合が生ずることがある。
そこで、シート体21を育苗ポットの内面と接触する直線部分2a1だけでなく、傾斜部分2a2を含めた略全面に貼着することで、育苗ポットへの挿入方向に沿った面の全面が略平坦になり、円滑に把持部材2を育苗ポットの内側に挿入することができる。
尚、傾斜部分2a2の下方が育苗ポットの側壁の上縁部に引っ掛かることは希なので、その傾斜部分2a2の下方の部分については、必ずしも鑢状に形成する必要はない。
次に、支柱7について説明する。支柱7は略直方体状に形成されており、その各側面の両側からは、支柱7の上方から下方に亘って一対の羽出片7aが突設されている。把持部材2としての各板状片2aは、この一対の羽出片7aの間に嵌め込まれ、その背面を支柱7の側面に固着されると共に、その側面を一対の羽出片7aに固着されている。
よって、各板状片7aの背面を単に支柱7に固着する場合と比較して、より確実に各板状片7aを支柱7に固着させることができる。従って、例えば、把持部材2を育苗ポット2の内側に強引に圧入したとしても、板状片2aが支柱7から外れてしまうという不具合を防止することができる。
次に、図7を参照して、支柱7と把持部支持棒8との着脱可能な連結機構について説明する。図7は、図1において一点鎖線で囲んだ部分Aの分解斜視図である。
支柱7の中央部には、上面から底面に向かって延びる挿入孔7bが形成され、支柱7の底面には、その挿入孔7bの中央部と連通する図示しない小孔のネジ孔が穿設されている。また、把持部支持棒8の一端側の内側には、図示しないネジ溝が形成されている。
支柱7と把持部支持棒8とを連結する場合には、そのネジ溝が形成されている把持部支持棒8の一端側を支柱7の挿入孔7bに挿入し、支柱7の底面のネジ孔を介してネジ30を把持部支持棒8に形成されたネジ溝に螺着し、支柱7と把持部支持棒8とを連結する。
一方、支柱7と把持部支持棒8とを分離する場合には、最初に、押出部材4と押出部支持棒13とを分離する。押出部材4と押出部支持棒13とは、上述したようにナット31によって連結されているので、このナット31を外すことで、押出部材4と押出部支持棒13とは分離される。そして、支柱7と把持部支持棒8とを連結するネジ30を外し、把持部支持棒8から支柱7を引き抜けば、支柱7と把持部支持棒8とが分離される。
このように、支柱7と把持部支持棒8とは脱着可能に構成されているので、例えば、把持部材2の弾性疲労によって育苗ポットを確実に把持することができなくなったとしても、上述した要領で把持部材2が固着されている支柱7を把持部支持棒8から分離して、別の把持部材2が固着されている別の支柱7を把持部支持棒8と連結することができる。また、その場合も2つのナット31と1つのネジ30とを脱着するだけで簡単に交換をすることができる。
次に、図8および図9を参照して、ポット詰替装置1の使用方法について説明する。図8は段ボール箱Bから育苗ポットPを取出して育苗ポットPを把持している状態を示す図である。図9は、把持されている育苗ポットPを押出して育苗ポット収納トレイTに詰め替えをしている状態を示す図である。
ポット詰替装置1は、図8に示すように、複数の育苗ポットPを積層した育苗ポット積層体PPが6行4列に整列して収納されている段ボール箱Bから、その最上層の24個の育苗ポットPを一度に段ボール箱Bから取り出し、その取出した24個の育苗ポットPを、図9に示すような6行4列に区画された収納部を有する育苗ポット収納トレイTに詰替るために使用する。
具体的には、まず、2つの第1ハンドル11に指をかけて手の甲を第2ハンドル15側に軽く添えて本装置1を持ち、各把持部材2と段ボール箱B内の最上層の各育苗ポットPとが対峙するように、段ボール箱Bの上に本装置1を移動し、そのまま真っ直ぐ下方に移動させて各育苗ポットPの内部に各把持部材2を圧入する。
すると、把持部材2の鑢状に形成された面が育苗ポットPの内面にしっかりと引っ掛かり、また、圧縮された状態の把持部材2が育苗ポット2の内面を押圧して、把持部材2によって育苗ポットが把持される。そして、そのまま本装置1を上方に引き上げると、各把持部材2に把持された24個の育苗ポットPを段ボール箱Bから取出すことができる。
一方、取出した24個の育苗ポットを育苗ポット収納トレイTに詰め替える場合には、図9に示すように、各把持部材2と育苗ポット用トレイTの各収納部とが対峙し、育苗ポット収納トレイTとの高さ方向の間隔が適当な位置にくるようるように移動する。
そして、第1ハンドル11と第2ハンドル15とを握ると(第1ハンドル11に指をかけたまま手の甲や親指等を使って第1ハンドル11に対して第2ハンドル15を下方に押し出す)、押出部枠体14と押出棒13を介して押出部材4が把持部材2よりも下方に変位して育苗ポットPの底面を下方に押圧し、その衝撃で把持部材2に把持されている育苗ポットPが解放されて、そのまま下方に落下して育苗ポット収納トレイTの各収納部に収納される。
そして、把持部材2から育苗ポットPが押し出された後、第1、第2ハンドル11,15に加えた力を抜くと、コイルバネ18の作用により、押出部枠体14が把持部枠体9側に引き寄せられて、もとの状態に自動的に復帰する。
尚、本実施例では、育苗ポット収納トレイTの上方から適当な間隔を開けた位置から育苗ポットPを育苗ポット収納トレイTの各収納部に落下させるように使用する場合について説明したが、本装置1の使用方法としては、この方法に限られるものではない。
例えば、育苗ポットPを把持した状態で把持部材2を育苗ポット収納トレイTの各収納部に入れ込み、第2ハンドル15を下方に押圧することで押圧部材4によって育苗ポットと収納トレイTとを床面に押さえつけ、その状態で第2ハンドル15に対して第1ハンドル11を上方に引き上げることで、把持部材2から育苗ポットPを引き抜くようにしても良い。
次に、図10を参照して、第2実施例のポット詰替装置100について説明する。図10は第2実施例のポット詰替装置100を説明するための図である。尚、第1実施例と共通する構成については同一の符号を付して、その説明は省略する。第2実施例のポット詰替装置100は、第1実施例において手動で行っていた動作を機械的に実行させる装置である。
第2実施例のポット詰替装置100は、床面に載置されるベース101と、そのベース101から上方に延びる支柱102と、その支柱102に沿って上下方向に移動可能に取付けられた第1移動部材103と、その第1移動部材103と連結され押出部材4を押出棒13を介して支持する第1支持体104と、その第1支持体104の上方に配置され把持部材2を把持部支持棒8等を介して支持する第2支持体105と、その第2支持体105と第支持体104とを連結すると共に、第2支持体105を固定した状態で第1支持体104を支柱102に沿って上下方向に移動させる第1アクチュエータ106と、第2支持体105と連結され支柱102に沿って上下方向に移動可能に取付けられた第2移動部材107と、その第2移動部材107と連結され第2支持体105と第1支持体104とを支柱102に沿って上下方向に移動させる第2アクチュエータ108とを備えている。
また、ポット詰替装置100の隣(図面右側)には、トレイ搬送装置200が配置されている。トレイ搬送装置200は、育苗ポット収納トレイTをポット詰替装置100に搬送する装置である。
トレイ搬送装置200は、床面に載置される支持台201と、その支持台201の上面に取付けられたローラ202と、そのローラ202の回転によって図中左右方向に往復移動する搬送プレート203とを備えている。
尚、ポット詰替装置100の第1、第2アクチュエータ106,108やトレイ搬送装置200のローラ203の駆動タイミング等は、図示しないPC(パーソナルコンピュータ)によって制御されている。
上述したように構成された第2実施例のポット詰替装置100によれば、育苗ポット積層体PPを収納した段ボール箱Bが把持部材2の下方にセットされると、第2アクチュエータ108の第2シャフト108aが下方に伸び、それ連動して基準位置にある第1、第2支持体104,105が共に下方に移動し、把持部材2が段ボール箱B内の最上層の育苗ポットPの内側に圧入される。
そして、第1実施例で説明したのと同様に育苗ポットPが把持部材2に把持されると、第2アクチュエータ108の第2シャフト108aが当初位置まで上方向に縮み、それに連動して育苗ポットPを把持した状態で第1、第2支持体104,105が基準位置まで上方に移動する。
第1、第2支持体104,105が基準位置に到達すると、トレイ搬送装置200のローラ202が反時計周りに回転し、搬送プレート203がポット詰替装置100側(左側)に移動して、その搬送プレート203に載置されている育苗ポット収納トレイTが把持部材2に把持されている育苗ポットと対峙する位置に搬送される。
すると、第1アクチュエータ106が起動し、第1シャフト106aが下方に伸びて、第1支持体104が第2支持体105から離れるように下方に移動し、それに連動して押出部材4が把持部材2よりも下方に変位して、把持部材3に把持されている育苗ポットPを押出し、押出された育苗ポットPが育苗ポット収納トレイTの各収納部に収納される。
育苗ポット収納トレイTに育苗ポットPが収納されると、ローラ202が時計回りに回転し、搬送プレート203が右方に移動して、育苗ポットPが収納された育苗ポット収納トレイTが右方に搬送される。また、第1アクチュエータ106の第1シャフト106aが当初位置まで上方に縮み、それに連動して第1支持体104も基準位置まで上方に移動する。
このように、第1実施例のポット詰替装置1では、第1ハンドル11および第2ハンドル15を持って把持部材2を育苗ポットの内側に圧入させていたのに対して、この第2実施例のポット詰替装置100によれば、単に第2アクチュエータ108を駆動させれば良い。
また、第1実施例のポット詰替装置1では、第1ハンドル11および第2ハンドル15とを握って押出部材4を把持部材2の下方に変位させていたのに対して、第2実施例のポット詰替装置100によれば、第1アクチュエータ106を駆動させれば良い。
従って、この第2実施例のポット詰替装置100によれば、手動で行っていた動作を機械的に実行させることでポットの詰替作業に対する操作者の負担を軽減することができると共に、ポットの詰替作業の効率を向上させることができる。
以上実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものでなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、本実施例では、把持部材2として、弾性材料からなる4つの板状片を支柱7を中心に放射状に配置する場合について説明したが、把持部材2の形状、配置については、これに限定されるものではない。例えば、育苗ポットの内側に圧入可能な大きさの弾性材料からなる塊を把持部材として、その把持部材を把持部支持棒8の一端から垂下するように把持部支持棒8に直接取付けたり支柱7の周囲を囲むように取付けても良い。
尚、このように把持部材を形成、配置した場合には、その塊の上方から下方に亘って中央部側に凹む凹部を形成し、押出棒13がその凹部を通って押出部材4と連結するように構成する。かかる場合には、この凹部により弾性材料の弾性力を向上させ、育苗ポットを確実に把持させることができると共に、押出棒13を外部に露出した状態で配置することができるので、本実施例の場合と同様に押出部材4の円滑な移動を長期に渡って維持することができる。
更に、把持部材2に関する別の例としては、例えば支柱7と把持支持棒8とを傘の柄とみなして、把持部材2を傘の骨組みのように形成、配置するように構成しても良い。即ち、把持部材2を育苗ポット2の内側面に対して開閉可能に構成するようにしても良い。尚、この場合にも、その把持部材の育苗ポットの内面と接触する部分を鑢状に構成することが好ましい。
また、本実施例では、鑢状に形成された面を備えたシート体21を把持部材2に貼着する場合について説明したが、このシート体22に代えて、紙鑢を貼着するようにしても良く、また、各板状片2aの少なくとも直線部分2a1を直接に鑢状に形成するようにしていも良い。
また、本実施例では、鑢状に形成された面を微細な凸凹が不規則に密集して形成する場合について説明したが、鑢状に形成する面の形状としては、これに限定されるものではなく、工作物の面を平らに削ったり角を落としたりする場合に用いられる鋼製の棒状の鑢に形成される目の形状と同様に、単目、複目、三段目、わさび目状に凸凹を形成しても良い。
また、第2実施例のポット詰替装置100では、第2アクチュエータ108によって、第1支持体104と第2支持体105とを上下方向に移動させる場合について説明したが、この第2アクチュエータ108に代えて育苗ポット積層体PPを収納した段ボール箱Bを第1支持体104と第2支持体105とに対して上下方向に移動させるリフト装置を設けるようにしても良い。この場合にも、第2実施例のポット詰替100と同様な効果を奏することができる。
ポット詰替装置の側面である。 図1に示す矢印II方向の側面図である。 図1に示す矢印III方向の平面図である。 図1に示す矢印IV−IVの断面図である。 図1に示す矢印V−Vの断面図である。 (a)は支柱に固着されている把持部材を示す拡大側面図であり、(b)は 図6(a)に示す矢印VIb方向の拡大平面図である。 図1において一点鎖線で囲んだ部分Aの分解斜視図である。 段ボール箱から育苗ポットを取出して育苗ポットを把持している状態を示す 図である。 把持されている育苗ポットを押出して育苗ポット収納トレイに詰め替えてい る状態を示す図である。 第2実施例のポット詰替装置を説明するための図である。
1 ポット詰替装置
2 把持部材
2a 板状片
2b 空間(凹部)
3 把持部支持体
4 押出部材
5 押出部支持体
7 支柱(把持部連結体の一部)
7a 羽出片
8 把持部連結棒(把持部連結体の一部 ロッド)
9 把持部枠体(把持部支持体の一部)
11 第1ハンドル
11a 第1脚部
11b 第1把手部
13 押出棒(押出部支持体の一部 押部連結体)
14 押出部枠体(押出部支持体の一部)
15 第2ハンドル
15a 第2脚部
15b 第2把手部
18 コイルバネ(付勢部材)
106 第1アクチュエータ(第2リフト装置の一部)
108 第2アクチュエータ(第1リフト装置の一部)

Claims (9)

  1. 苗を育苗する育苗ポットの内側に圧入される弾性材料からなる複数の把持部材と、その複数の把持部材を等間隔位置に支持する把持部支持体と、前記各把持部材の下方に配置され把持部材に対して下方に変位して把持部材に把持されている育苗ポットを押出す複数の押出部材と、その複数の押出部材を支持する押出部支持体とを備え、前記把持部支持体押出部支持体を上下方向に相対的に移動可能に組付けて構成されるポット詰替装置において、
    前記把持部材の前記育苗ポットの内面と接触する部分よりも内側に凹み、前記把持部材の上方から下方に亘って延びる凹部と、
    前記押出部支持体は、前記把持部材よりも上方に配置される押出部枠体と、その押出部枠体と前記押出部材とを前記凹部を通って連結する押出部連結体とを備えていることを特徴とするポット詰替装置。
  2. 前記把持部材の各々は放射状に延びる複数個の板状片によって構成され、
    前記凹部は、その隣合う板状片の間の空間によって形成されていることを特徴とする請求項1に記載のポット詰替装置。
  3. 前記把持部支持体は、前記押出部枠体よりも上方に配置される把持部枠体と、その把持部枠体と前記把持部材とを連結する把持部連結体とを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のポット詰替装置。
  4. 前記把持部連結体は、その一端側が前記把持部枠体に連結されたロッドと、そのロッドの他端側に着脱自在に連結された支柱とを備え、
    その支柱に固着される前記把持部材は、前記ロッドに対して着脱自在に構成されていることを特徴とする請求項3に記載のポット詰替装置。
  5. 前記支柱から所定間隔を空けて突設される一対の羽出片を備え、
    前記板状片は、その一対の羽出片の間に嵌め込まれ、その一対の羽出片に固着されていることを特徴とする請求項4に記載のポット詰替装置。
  6. 前記押出部連結体と押出部材とは着脱自在に連結されていることを特徴とする請求項3から5のいずれかに記載のポット詰替装置。
  7. 前記把持部枠体に連結された第1ハンドルと、
    前記押出部枠体に連結された第2ハンドルと、
    前記押出部枠体と前記把持部枠体とを接近させる方向に付勢する付勢部材とを備え、
    その第1ハンドルと第2ハンドルとを操作者が握ることにより、前記押出部枠体前記把持部枠体は前記付勢部材に抗して離間する方向に相対的に移動することを特徴とする請求項3から6のいずれかに記載のポット詰替装置。
  8. 前記第1ハンドルは所定間隔を開けて2つ設けられており、その各第1ハンドルは前記把持部枠体の対向する各側面に取付けられて立設する第1脚部と、その第1脚部に橋架された第1把手部とを備え、
    前記第2ハンドルは、前記2つの第1ハンドルの内側に各第1ハンドルに並べて2つ設けられており、その各第2ハンドルは前記押出部枠体の対向する各側面に取付られ前記第1脚部より高く立設する第2脚部と、その第2脚部分に橋架された第2把手部とを備えていることを特徴とする請求項7に記載のポット詰替装置。
  9. 前記把持部支持体および前記押出部支持体有する本体と、前記育苗ポットを上下方向に相対的に移動させる第1リフト装置と、
    前記把持部支持体押出部支持体を上下方向に相対的に移動させる第2リフト装置とを備えていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のポット詰替装置。
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