JP3386690B2 - 超音波渦流量計 - Google Patents
超音波渦流量計Info
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Description
伝播時間の変更を受けた超音波信号を用いて流路に流れ
る測定流体の流量を算定する渦流量計に係り、特に、受
信した超音波信号を簡単な構成でかつ安定してパルス化
することができるように改良した超音波渦流量計に関す
る。
す構成図である。この場合は、バースト波としての超音
波を渦に放射して得られる伝播時間の変更を検出するこ
とにより測定流体の流量を算定する超音波渦流量計の構
成を示している。図4は図3に示す構成の動作を説明す
る波形図である。以下、図4に示す波形図を適宜に引用
しながら説明する。
1を駆動回路11とタイミング回路12にそれぞれ出力
する。タイミング回路12は駆動回路11にバースト波
を送出するタイミング信号TG1を出力する。
サンプリングするサンプリング信号SP1、及び超音波信
号をサンプルホールドするタイミング信号SP2などを送
出する。
2に分周したクロックCL12(図4(A))を作ると共
にタイミング信号TG1で駆動信号DS1(図4(A))
のバースト波の繰り返し周期t1を制御するバースト波
状の駆動信号DS1を超音波送信器13に印加する。
号を復元する必要から渦生成周期より短く設定されてお
り、またクロックCL12は参照波信号を作る関係から基
準クロックCL1を1/2に分周した周波数としてい
る。
状の駆動信号DS1の印加により電圧/歪変換を生じ、
測定管路14の内部に満たされている測定流体中に超音
波を送出する。
ルマン渦で位相変調されて超音波受信器16で受信さ
れ、さらに超音波信号SU3(図4(B))として増幅器
17に出力され、ここで可変抵抗器などによるゲイン調
整値GVでゲイン調整されてパルス化回路18に出力さ
れる。
は、カルマン渦を捉えたメインの波形の他に測定管路1
4で多重反射された波形或いは残響波などが重畳された
波形として現れている。
抗器等を用いて所定の閾値Sh(図4(B))が設定さ
れたパルス化回路18で、この閾値Shを基準としてパ
ルス化され、超音波信号SU4(図4(C))としてサン
プリング回路19に出力される。
路12からバースト波の送出に対して所定の遅れを伴っ
てサンプリング信号SP1(図4(D))が繰り返して与
えられており、このサンプリング信号SP1により、その
都度、超音波信号SU4(図4(C))がサンプリングさ
れて位相検出回路20に出力される。
回路10から基準クロックCL1が印加され、バースト
波の送出に対して所定の遅れを伴って参照波回路21か
ら参照波信号SR1が位相検出回路20に出力されてい
る。
信号SR1をベースとしてサンプリング回路19から出力
された超音波信号SU5(図4(E))を位相検波して、
サンプルホールド回路22に出力する。
回路12から送出されるサンプリング信号SP2により位
相検出回路20の出力をサンプリングして平滑した後1
サンプリング周期の間づつホールドして階段状の波形と
して渦信号を再現してフイルタ23に出力する。
にフイルタ信号を送出し、シュミットトリガ回路24
は、フイルタ23の出力端に得られるカルマン渦を再現
した渦波形を所定の閾値を基準としてパルス状の波形と
して出力端に出力する。
て渦を復元する場合は、連続波を用いて渦を復元する場
合に対して、超音波の送出・受信が間欠的となるので、
超音波送信器13から測定流体に超音波を送出する際
に、金属性の測定管路14を経由して超音波受信器16
に到達するノイズを分離除去できるメリットを有してい
る。
ような超音波渦流量計は、例えば口径の大きな超音波渦
流量計を構成する場合には、超音波送信器13と超音波
受信器16との間の距離が大きくなり超音波受信器16
で受信するまでに超音波が減衰して安定に超音波の受信
が出来なくなるという問題がある。
する場合には、超音波送信器13と超音波受信器16と
の間の距離が極端に小さくなり超音波受信器16への超
音波の到達時間が早くなりすぎ、到達時間を正確に測定
出来なくなるという問題がある。
解決するための構成として、カルマン渦により伝播時間
の変更を受けたバースト波状の超音波信号を用いて測定
管路に流れる測定流体の流量を算定する超音波渦流量計
において、先の超音波信号を形成するバースト波の波数
を口径に応じて変更する。具体的には、先の波数は、口
径が大きいときは大きくし口径が小さいときは小さくす
るようにして超音波の送受信を安定化する。
て図を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態の1
例を示すブロック図である。なお、図3に示す従来の超
音波渦流量計と同一の機能を有する部分には同一の符号
を付して適宜にその説明を省略する。
L1を駆動回路25、タイミング回路26、参照波回路
21、マイクロコンピュータ28にそれぞれ出力する。
タイミング回路26はマイクロコンピュータ28からの
制御信号CS1を受信しバースト波を送出するタイミン
グとバースト波を構成する波数nを制御する制御信号C
S2を駆動回路25に送出する。
サンプリングするサンプリング信号SP1、及び超音波信
号をサンプルホールドするタイミング信号SP2などを送
出する。
ストの送出を繰り返すが、各バーストは測定管路14の
口径範囲に対応した波数nを持つクロック、例えば小口
径では波数nが8の、大口径では波数nが16のクロッ
クCL21、CL22の駆動信号DS21、DS22を超音波送
信器13に切り換えて印加する。
号を復元する必要から渦生成周期より短く設定されてお
り、またクロックCL21、CL22は参照波信号を作る関
係からそれぞれ基準クロックCL1を1/2に分周した
周波数をベースとして用いている。
波状の駆動信号DS21或いはDS22の印加により電圧/
歪変換を生じ、測定管路14の内部に満たされている測
定流体中に超音波を送出する。
ルマン渦で位相変調されて超音波受信器16で受信さ
れ、さらに超音波信号SU3として増幅器17に出力さ
れ、この後は図3に示す構成と同様にして、パルス化回
路18、サンプリング回路19、位相検出回路20、サ
ンプルホールド回路22、フイルタ23、シュミットト
リガ回路24に渦信号が出力される。
されたパルス状の渦信号は周波数/デジタル変換器27
でデジタル信号に変換されてマイクロコンピュータ28
に出力される。
M、プロセッサCPUなどを有しており、基準クロック
回路10から入力される基準クロックCL1をベースと
して流量演算などの各種演算・制御を実行して必要なデ
ータを出力端29に出力している。
を入力するが、この実施形態では特に測定管路14の口
径Dが入力される。メモリMEMには測定管路14の口
径範囲に対応して駆動信号DS21、DS22の持つバース
ト波の波数nを設定する口径プログラムが格納されてい
る。
小さいバースト波の波数n=8で、口径が40A〜10
0Aなどの大きい場合は大きい波数n=16などとして
対応付けがなされた口径プログラムが格納されている。
ド30から入力された口径Dをこの口径プログラムを参
照しながら波数nを設定し、これを制御信号CS1とし
てタイミング回路26に出力する。
回路25に制御信号CS2を出力し、駆動回路25は小
口径の場合は例えば図2(A)に示すように少ない波数
nの駆動信号DS21を、大口径の場合は図2(B)に示
すように大きい波数nの駆動信号DS22を超音波送信器
13に出力する。
Dに対応して超音波送信器13を駆動する駆動信号DS
21、DS22の波数nを変更するようにしたので、簡単な
構成によって安定な超音波の送受信が可能となる。
たように本発明によれば、口径に対応して超音波送信器
を駆動する駆動信号の波数を変更するようにしたので、
口径によらず任意のサイズで安定にかつ正確に超音波の
送受信が可能となる。
ある。
である。
形図である。
Claims (2)
- 【請求項1】カルマン渦により伝播時間の変更を受けた
バースト波状の超音波信号を用いて測定管路に流れる測
定流体の流量を算定する超音波渦流量計において、前記
超音波信号を形成するバースト波の波数を口径に応じて
変更することを特徴とする超音波渦流量計。 - 【請求項2】前記波数は、口径が大きいときは大きくし
口径が小さいときは小さくすることを特徴とする請求項
1記載の超音波渦流量計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14154797A JP3386690B2 (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 超音波渦流量計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14154797A JP3386690B2 (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 超音波渦流量計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10332449A JPH10332449A (ja) | 1998-12-18 |
JP3386690B2 true JP3386690B2 (ja) | 2003-03-17 |
Family
ID=15294514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14154797A Expired - Fee Related JP3386690B2 (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 超音波渦流量計 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3386690B2 (ja) |
-
1997
- 1997-05-30 JP JP14154797A patent/JP3386690B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10332449A (ja) | 1998-12-18 |
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