JP3386664B2 - キャップ締め付け装置 - Google Patents

キャップ締め付け装置

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JP3386664B2
JP3386664B2 JP20652396A JP20652396A JP3386664B2 JP 3386664 B2 JP3386664 B2 JP 3386664B2 JP 20652396 A JP20652396 A JP 20652396A JP 20652396 A JP20652396 A JP 20652396A JP 3386664 B2 JP3386664 B2 JP 3386664B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はキャップ締め付け装
置に関する。 【0002】 【従来の技術】容器の上端開口の外周にキャップをねじ
合わせるキャップ締め付け装置として、その容器の載置
面と、そのキャップを圧力空気の供給により保持すると
共に圧力空気の供給解除により保持解除するキャップ保
持手段と、そのキャップ保持手段により保持されたキャ
ップに圧力空気の供給により回転を伝達すると共に圧力
空気の供給解除により回転伝達を解除するキャップ回転
手段と、その容器載置面上の容器とキャップ保持手段と
キャップ回転手段とを、縦軸中心に公転するように回転
させる手段と、そのキャップ保持手段を圧力空気源に接
続する配管途中に設けられる第1のバルブ装置と、その
キャップ回転手段を圧力空気源に接続する配管途中に設
けられる第2のバルブ装置とを備えたものが用いられて
いる。 【0003】その各バルブ装置は、図7の(1)、
(2)に示すように、バルブボディ201と、このバル
ブボディ201に上下変位可能に設けられるスプール2
02とを有する。そのバルブボディ201に、圧力空気
源に接続される圧力空気導入ポート203と、上記キャ
ップ保持手段またはキャップ回転手段に接続される圧力
空気送り出しポート204と、排気ポート205とが形
成されている。各ポート203、204、205の間は
上記スプール202の変位に応じて開度が変化する流体
通路206とされている。すなわち、図7の(1)に示
すように、そのスプール202が上方に変位すること
で、圧力空気導入ポート203と圧力空気送り出しポー
ト204との間は閉鎖され、圧力空気送り出しポート2
04と排気ポート205との間は開かれる。図7の
(2)に示すように、そのスプール202が下方に変位
することで、圧力空気導入ポート203と圧力空気送り
出しポート204との間は開かれ、圧力空気送り出しポ
ート204と排気ポート205との間は閉鎖される。 【0004】そのバルブボディ201の内部に、そのス
プール202に上方に向かう弾力を作用させる圧縮コイ
ルバネ207が内蔵されている。また、そのスプール2
02の上端部は、そのバルブボディ201から外部に露
出されている。 【0005】そのスプール202の上方にカム210
が、上記公転中心と同心の円軌道に沿って相対移動可能
に設けられ、その相対移動によりスプール202が変位
可能とされている。すなわち、そのバルブボディ201
にアーム211が軸212中心に揺動可能に取り付けら
れ、そのアーム211の先端にローラ213が取り付け
られる。そのローラ213に上記カム210が、その相
対移動によって図7の(1)に示すように離間した状態
と、図7の(2)に示すように接触した状態とに切り換
えられる。 【0006】そのローラ213とカム210とが接触し
た状態で、圧力空気導入ポート203と圧力空気送り出
しポート204との間は開かれ、圧力空気送り出しポー
ト204と排気ポート205との間は閉鎖され、図7の
(2)において矢印で示す空気流れにより、そのキャッ
プ保持手段とキャップ回転手段とに対する圧力空気の供
給状態になる。これにより、キャップが容器にねじ合わ
される。また、そのローラ213とカム210とが離間
した状態で、圧力空気導入ポート203と圧力空気送り
出しポート204との間は閉鎖され、圧力空気送り出し
ポート204と排気ポート205との間は開かれ、これ
により、図7の(1)において矢印で示す空気流れによ
り、上記キャップ保持手段とキャップ回転手段とに対す
る圧力空気の供給解除状態になる。これにより、そのキ
ャップの容器へのねじ合わせが解除される。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】上記のようなキャップ
締め付け装置においては、容器へのキャップの締め付け
を高速かつ多量に行うため、カム210とローラ213
とは頻繁に接触と離間とを繰り返す。そのため、カム2
10やローラ213の摩耗や破損により、キャップ保持
手段とキャップ回転手段に供給する圧力空気の流量や圧
力が変動し、キャップの締め付け不足や締め付け過剰が
生じ、キャップの締め付けトルクの管理が出来なくなる
という問題がある。また、特にローラ213の寿命が短
く頻繁に交換しなければならない。そこで、バルブ装置
として電磁切り換えバルブを用いることが考えられる
が、別途電源が必要になるだけでなく、制御装置が必要
になるためコストが増大する。 【0008】本発明は、上記問題を解決することのでき
るキャップ締め付け装置を提供することを目的とする。 【0009】 【0010】 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明のキャップ締め付
け装置は、容器の上端開口の外周にキャップをねじ合わ
せるキャップ締め付け装置であって、その容器の載置面
と、そのキャップを圧力空気の供給により保持すると共
に圧力空気の供給解除により保持解除するキャップ保持
手段と、そのキャップ保持手段により保持されたキャッ
プに圧力空気の供給により回転を伝達すると共に圧力空
気の供給解除により回転伝達を解除するキャップ回転手
段と、その容器載置面上の容器とキャップ保持手段とキ
ャップ回転手段とを、縦軸中心に公転させる手段と、そ
のキャップ保持手段を圧力空気源に接続する配管途中に
設けられる第1のバルブ装置と、そのキャップ回転手段
を圧力空気源に接続する配管途中に設けられる第2のバ
ルブ装置とを備え、各バルブ装置は、バルブボディと、
そのバルブボディに変位可能に設けられるスプールと、
そのスプールの変位に応じて開度が変化する流体通路
と、そのスプールに対して一定軌道に沿って相対移動可
能なスイッチング部材とを有し、そのスプールとスイッ
チング部材との相対移動により、そのスプールに作用す
る磁力が変化するものとされ、その磁力の変化によりス
プールが変位するものとされ、各バルブ装置におけるス
イッチング部材とスプールとは、前記公転中心と同心の
円軌道に沿って相対移動可能とされ、そのスプールとス
イッチング部材との相対移動により、そのキャップ保持
手段とキャップ回転手段とに対する圧力空気の供給状態
と供給解除状態とに切り換えられ、その圧力空気の供給
状態において前記容器の上端開口の外周にキャップがね
じ合わされることを特徴とする。 【0012】本発明のキャップ締め付け装置におけるバ
ルブ装置によれば、スプールを磁力変化により変位させ
ることで流体通路の開度を変化させることができる。し
かも、その磁力変化はスプールとスイッチング部材との
一定軌道に沿う相対移動に基づくものであるため、従来
のカムのような接触部を設けることなく、流体通路の開
度を任意に制御することができる。そのバルブ装置によ
り、キャップ保持手段とキャップ回転手段とに対する圧
力空気の供給と供給解除とを制御できる。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、図1〜図5を参照して本発
明の第1実施形態を説明する。 【0014】図1に示すキャップ締め付け装置1は、ベ
ース2と、このベース2に固定される縦軸心の固定筒3
と、この固定筒3の上部外周に一体化される支持筒4
と、その固定筒3の下部に回転可能に嵌め合わされる回
転筒5とを有する。その回転筒5は、その固定筒3と支
持筒4とに軸受6、7を介して支持される。 【0015】そのベース2に、その回転筒5を囲むハウ
ジング10が設けられる。そのハウジング10内におい
て、その回転筒5の外周に従動ギヤ11が一体的に設け
られ、その従動ギヤ11に噛み合う駆動ギヤ12が、そ
のハウジング10内に取り付けられる駆動モータ(図示
省略)の出力軸13に取り付けられる。これにより、そ
の回転筒5は縦軸中心に回転駆動可能とされている。な
お、その回転筒5とハウジング10との間に軸受14が
介在する。 【0016】その回転筒5の外周に円板状の下部フラン
ジ21が一体的に設けられ、その下部フランジ21の上
面は容器載置面21aとされている。その容器載置面2
1aに、容器送り込み機構(図示省略)により一定位置
から一定時間間隔で送り込まれる容器Aが複数載置され
る。その容器Aの上端開口の外周は雄ねじとされてい
る。その容器載置面21aに載置された容器Aは、回転
筒5の回転により縦軸中心に公転する。また、その容器
載置面21a上の容器Aは、容器送り出し機構(図示省
略)により一定時間間隔で一定位置に送り出される。そ
の容器送り込み機構と容器送り出し機構としては公知の
ものを用いることができる。 【0017】その下部フランジ21に複数の容器クラン
プ機構が設けられている。各容器クランプ機構は、その
下部フランジ21に縦軸中心に回転可能に取り付けられ
るクランプ支柱22と、このクランプ支柱22の上部に
取り付けられる容器クランプ23とを有する。そのクラ
ンプ支柱22の下部にクランプ開閉用カムフォロア24
が取り付けられ、そのカムフォロア24に接するクラン
プ開閉用カム溝25が上記ハウジング10の上面に形成
されている。上記回転筒5の回転により、そのカムフォ
ロア24がカム溝25の輪郭に沿って移動することで、
クランプ支柱22がカムの輪郭形状に応じて回転し、そ
の回転に応じてクランプ23が開閉する。そのカム溝2
5の輪郭形状は、そのクランプ23が上記容器載置面2
1aへの容器Aの送り込み位置と送り出し位置とに位置
する時に開き状態となり、両位置の間に位置する時に閉
じ状態となるように設定される。そのクランプ23は、
開き状態において容器Aを出し入れ可能であり、閉じ状
態において容器Aを挟み込み可能である。この容器クラ
ンプ機構としては公知のものを用いることができる。 【0018】その回転筒5の外周に円板状の上部フラン
ジ31が一体的に設けられている。その上部フランジ3
1に、上記容器クランプ機構と同数の回転シャフト32
が縦軸中心に回転可能に支持され、その回転シャフト3
2の上部外周は支持プレート34により回転可能に支持
される。その支持プレート34は、上記支持筒4の外周
に軸受33を介して回転可能に支持される。その支持筒
4の外周に太陽ギヤ35が固定され、その太陽ギヤ35
に噛み合う遊星ギヤ36が各回転シャフト32の上端に
固定される。各回転シャフト32の下部にクラッチ41
を介してキャップホルダー61が取り付けられている。
これにより、回転筒5の回転により回転シャフト32、
クラッチ41、キャップホルダー61が縦軸中心に公転
し、その公転により回転シャフト32は縦軸中心に回転
する。 【0019】各クラッチ41は、図2に示すように、上
記回転シャフト32に一体化されるケーシング42と、
このケーシング42に軸受43を介して回転可能に支持
される中空の従動シャフト44と、この従動シャフト4
4の外周に同行回転可能かつ軸方向相対移動可能に連結
される押し付け部材45と、この押し付け部材45と従
動シャフト44とにベアリング46、47を介して相対
回転可能に挟まれる第1配管連結部材48とを有する。
その押し付け部材45に摩擦板49が取り付けられ、そ
の摩擦板49に対向する受圧面42aがケーシング42
の内部に設けられている。その第1配管連結部材48
は、ケーシング42に対して回転シャフト32の軸方向
に相対移動可能な可動部48aと、固定される固定部4
8bとを有する。その可動部48aと固定部48bとの
間に、空気室50が形成され、その固定部48bに、ク
ラッチ作動用の第1圧力空気配管51が接続され、その
空気室50と配管51とを連絡する空気通路52が固定
部48bに形成されている。その空気室50に配管51
を介して導入される空気圧力により、可動部48aが回
転シャフト32の軸方向に移動し、押し付け部材45に
取り付けられた摩擦板49を受圧面42aに押し付け
る。これにより、回転シャフト32の回転が従動シャフ
ト44に伝達される。その空気供給の解除時に、その摩
擦板49の受圧面42aへの押し付けを解除するよう
に、押し付け部材45に弾力を作用させるバネ53a
と、従動シャフト44に弾力を作用させるバネ53bと
が設けられている。 【0020】そのキャップホルダー61は、その従動シ
ャフト44に一体化されるシャフト62と、このシャフ
ト62の外周にシールリングを介して相対回転可能に嵌
め合わされると共に上記第1配管連結部材48に一体化
される第2配管連結部材63と、そのキャップ保持シャ
フト62の下端に一体化されるホルダー本体64と、こ
のホルダー本体64に同行回転可能に保持されるゴム等
の弾性変形可能なリング状締め付け部材65と、そのホ
ルダー本体64に固定されたキャップ受け66とを有す
る。そのホルダー本体64と締め付け部材65との間に
空気室67が形成され、その第2配管連結部材63に第
2圧力空気配管71が接続され、その空気室67と配管
71とを連絡する空気通路72が、その第2配管連結部
材63、シャフト62、ホルダー本体64に形成されて
いる。その空気室67に配管71を介して導入される空
気圧力により、締め付け部材65が径方向内方に向かい
弾性的に変形し、キャップ受け66に押し付けられたキ
ャップBを締め付ける。これにより、そのキャップBを
保持することができる。この際、その締め付け部材65
が上方に変形するのを防止する押さえ金具74がホルダ
ー本体64に固定されている。その空気供給の解除によ
り、その締め付け部材65が弾性的に復元変形すること
で、そのキャップBの保持が解除される。そのキャップ
Bの内周には雌ねじが形成される。なお、そのキャップ
受け66のキャップBとの接触面とホルダー本体64の
外周との間を連絡する空気通路73が形成され、キャッ
プBをキャップ受け66に押し付ける時に、そのキャッ
プBとキャップ受け66との間に生じる空間の圧力が高
くなるのを防止し、キャップBの保持を確実に行えるよ
うにしている。 【0021】そのキャップ受け66の下方に、キャップ
送り込み機構(図示省略)により一定位置から一定時間
間隔でキャップBが送り込まれる。そのキャップ送り込
み機構としては公知のものを用いることができる。 【0022】上記回転シャフト32は、縦軸中心に公転
しつつ上下移動する。すなわち、図1に示すように、そ
の回転シャフト32の外周にカムフォロア81が縦軸中
心に相対回転可能に取り付けられ、そのカムフォロア8
1に接するカム82が上記固定筒3の外周に設けられて
いる。その回転シャフト32の公転により、そのカムフ
ォロア81がカム82の輪郭に沿って移動することで、
回転シャフト32はカム82の輪郭形状に応じて上下移
動する。これにより、そのキャップホルダー61により
保持されたキャップBは、その回転筒5の回転により縦
軸中心に公転しつつ縦軸中心に自転する。 【0023】そのカム82の輪郭形状は、上記キャップ
受け66の下方に上記キャップ送り込み機構からキャッ
プBが送り込まれた時に、回転シャフト32が下降し、
そのキャップ送り込み機構上のキャップBにキャップ受
け66が上方から押し付けられるように設定される。そ
の押し付け時に、上記第2圧力空気配管71を介して圧
力空気の供給が開始されることで、そのキャップBは締
め付け部材65により締め付けられて保持される。次
に、その回転シャフト32が公転しつつカム82の輪郭
形状に応じて下降することで、その保持されたキャップ
Bは上記容器載置面21a上の容器Aの上端開口の外周
に嵌め合わされる。そのキャップBが容器Aの上端開口
の外周に嵌め合わされると、上記第1圧力空気配管51
を介して圧力空気の供給が開始されることで、回転シャ
フト32の回転がクラッチ41の従動シャフト44に伝
達され、その従動シャフト44と一体的に回転する締め
付け部材65により締め付けられたキャップBが回転す
る。この回転によりキャップBの内周の雌ねじは容器A
の上端外周の雄ねじにねじ込まれる。次に、上記第1圧
力空気配管51を介する圧力空気の供給が解除されるこ
とで、そのクラッチ41による回転シャフト32から従
動シャフト44への回転伝達が解除され、キャップBの
容器Aへのねじ込みは解除される。次に、上記第2圧力
空気配管71を介する圧力空気の供給が解除されること
で、その締め付け部材65によるキャップBの締め付け
は解除される。しかる後に、その回転シャフト32がカ
ム82の輪郭形状に応じて上昇し、キャップBをねじ込
まれた容器Aは上記容器送り出し機構により容器載置面
21a上から送り出される。 【0024】上記固定筒3の上端外周に、図3に示すよ
うに、軸受91a、91bを介してロータリージョイン
ト92が縦軸中心に回転可能に嵌め合わされている。そ
のロータリージョイント92の外周に設けられたバルブ
支持プレート93に、第1バルブ94と第2バルブ95
とが、それぞれ回転シャフト32と同数だけ設けられて
いる。各第1バルブ94は回転筒5の回転軸を中心とす
る円上に並列され、各第2バルブ95は回転筒5の回転
軸を中心とする円上であって各第1バルブ94の径方向
外方に並列される。 【0025】その第1バルブ94は、配管96と上記ロ
ータリージョイント92とを介して圧力空気源(図示省
略)に接続されると共に、上記第1圧力空気配管51に
接続される。その第2バルブ95は、配管97と上記ロ
ータリージョイント92とを介して圧力空気源に接続さ
れると共に、上記第2圧力空気配管71に接続される。 【0026】その第1バルブ94と第2バルブ95とは
それぞれ、図4の(1)、(2)に示すように、バルブ
ボディ94a、95aと、このバルブボディ94a、9
5aに上下変位可能に設けられるスプール94b、95
bとを有する。そのバルブボディ94a、95aに、上
記圧力空気源に配管96、97を介して接続される圧力
空気導入ポート94c、95cと、第1圧力空気配管5
1または第2圧力空気配管71に接続される圧力空気送
り出しポート94d、95dと、排気ポート94e、9
5eとが形成されている。各ポート94c、95c、9
4d、95d、94e、95eの間は上記スプール94
b、95bの変位に応じて開度が変化する流体通路94
f、95fとされている。すなわち、図4の(1)に示
すように、そのスプール94b、95bが上方に変位す
ることで、圧力空気導入ポート94c、95cと圧力空
気送り出しポート94d、95dとの間は閉鎖され、圧
力空気送り出しポート94d、95dと排気ポート94
e、95eとの間は開かれる。また、図4の(2)に示
すように、そのスプール94b、95bが下方に変位す
ることで、圧力空気導入ポート94c、95cと圧力空
気送り出しポート94d、95dとの間は開かれ、圧力
空気送り出しポート94d、95dと排気ポート94
e、95eとの間は閉鎖される。 【0027】そのバルブボディ94a、95aの内部
に、そのスプール94b、95bに上方に向かう弾力を
作用させる圧縮コイルバネ94g、95gが内蔵されて
いる。また、そのスプール94b、95bの上端部は、
そのバルブボディ94a、95aから外部に露出する永
久磁石94h、95hにより構成されている。 【0028】図3に示すように、その固定筒3の上端外
周に円板状の支持プレート120が、上記第1、第2バ
ルブ94、95の上方に位置するように固定されてい
る。その支持プレート120の下面に、第1スイッチン
グ部材121と第2スイッチング部材122とが固定さ
れている。 【0029】図5に示すように、その第1スイッチング
部材121は、回転筒5の回転軸を中心とする円に沿う
円弧形の永久磁石により構成されることで、上記各第1
バルブ94のスプール94bの永久磁石94hに対向可
能とされている。また、その第2スイッチング部材12
2は、回転筒5の回転軸を中心とする円に沿うと共に第
1スイッチング部材121の径方向外方に位置する円弧
形の永久磁石により構成されることで、上記各第2バル
ブ95のスプール95bの永久磁石95hに対向可能と
されている。 【0030】本実施形態では、その第1スイッチング部
材121の周方向長さよりも第2スイッチング部材12
2の周方向長さの方が大きくされ、第2スイッチング部
材122の両端間に第1スイッチング部材121の両端
が配置されている。また、各スイッチング部材121、
122を構成する永久磁石の下部側と、各バルブ94、
95のスプール94b、95bの永久磁石94h、95
hの上部側とは、同一の磁極とされている。これによ
り、各スイッチング部材121、122と各スプール9
4b、95bの永久磁石94h、95hとが対向する
と、磁極相互の反発により、図4の(2)に示すように
各スプール94b、95bを下方に変位させる磁力が作
用する。また、各スイッチング部材121、122と各
スプール94b、95bの永久磁石94h、95hとが
対向しない場合、図4の(1)に示すように各スプール
94b、95bはバネ94g、95gの弾力により上方
に変位する。 【0031】上記構成においては、回転筒5の回転によ
り、まず、容器載置面21a上に送り込まれた容器Aが
クランプ機構によりクランプされ、キャップ受け66の
下方に送り込まれたキャップBがキャップ受け66に押
し付けられる。しかる後に、各スイッチング部材12
1、122と各スプール94b、95bとの円軌道に沿
って相対移動により、先ず、第2スイッチング部材12
2と第2バルブ95のスプール95bの永久磁石95h
とが対向し、そのスプール95bに作用する磁力が大き
くなり、この磁力変化によりそのスプール95bが下方
に変位する。これにより、第2バルブ95の圧力空気導
入ポート95cと圧力空気送り出しポート95dとの間
が開かれ、圧力空気送り出しポート95dと排気ポート
95eとの間が閉鎖されるように、第2バルブ95の流
体通路95fの開度が変化する。よって、図4の(2)
において矢印で示す空気流れにより、キャップホルダー
61に第2圧力空気配管71から圧力空気が供給され、
キャップBが締め付け部材65により保持される。 【0032】さらに、回転筒5が回転することによりキ
ャップ受け66が下方移動してキャップBが容器Aの上
端開口の外周に嵌め合わされ、また、各スイッチング部
材121、122と各スプール94b、95bとが相対
移動することで、第1スイッチング部材121と第1バ
ルブ94のスプール94bの永久磁石94hとが対向す
る。これにより、その第1バルブ94のスプール94b
に作用する磁力が大きくなり、この磁力変化によりその
スプール94bが下方に変位する。そのスプール94b
の変位により、第1バルブ94の圧力空気導入ポート9
4cと圧力空気送り出しポート94dとの間が開かれ、
圧力空気送り出しポート94dと排気ポート94eとの
間が閉鎖されるように、第1バルブ94の流体通路94
fの開度が変化する。よって、図4の(2)において矢
印で示す空気流れにより、クラッチ41に第1圧力空気
配管51から圧力空気が供給され、キャップBが縦軸中
心に回転し、上記のように容器Aの上端外周の雄ねじに
ねじ込まれる。 【0033】さらに、回転筒5が回転することにより各
スイッチング部材121、122と各スプール94b、
95bとが相対移動すると、第1スイッチング部材12
1と第1バルブ94のスプール94bの永久磁石94h
とが対向しなくなり、そのスプール94bに作用する磁
力が小さくなる。この磁力変化により、その第1バルブ
94のスプール94bがバネ94gの弾力により上方に
変位する。これにより、第1バルブ94の圧力空気導入
ポート94cと圧力空気送り出しポート94dとの間が
閉鎖され、圧力空気送り出しポート94dと排気ポート
94eとの間が開かれるように、第1バルブ94の流体
通路94fの開度が変化する。よって、図4の(1)に
おいて矢印で示す空気流れにより、クラッチ41への圧
力空気の供給が解除され、キャップBの容器Aの上端外
周の雄ねじへのねじ込みが解除される。 【0034】さらに、回転筒5が回転することにより各
スイッチング部材121、122と各スプール94b、
95bとが相対移動すると、第2スイッチング部材12
2と第2バルブ95のスプール95bの永久磁石95h
とが対向しなくなり、そのスプール95bに作用する磁
力が小さくなる。この磁力変化により、その第2バルブ
95のスプール95bがバネ95gの弾力により上方に
変位する。これにより、第2バルブ95の圧力空気導入
ポート95cと圧力空気送り出しポート95dとの間が
閉鎖され、圧力空気送り出しポート95dと排気ポート
95eとの間が開かれるように、第2バルブ95の流体
通路95fの開度が変化する。よって、図4の(2)に
おいて矢印で示す空気流れにより、キャップホルダー6
1への圧力空気の供給が解除され、キャップBの締め付
け部材65による保持が解除される。 【0035】さらに、回転筒5が回転することによりキ
ャップ受け66が上方に移動し、容器Aのクランプが解
除され、容器Aは容器載置面21aから送り出される。
以上の動作が繰り返されることで、容器AにキャップB
が順次締め付けられる。 【0036】上記構成によれば、各バルブ94、95の
スプール94b、95bとスイッチング部材121、1
22との相対移動による磁力変化に基づき、そのスプー
ル94b、95bを変位させ、流体通路94f、95f
の開度を変化させることができる。よって、従来のカム
のような接触部を設けることなく、キャップホルダー6
1とクラッチ41とに対する圧力空気の供給と供給解除
とを制御できる。これにより、摩耗や破損する部材をな
くし、流体の流量や圧力の変動を防止し、電源や制御装
置を要することなく、簡単で廉価な構造により部品の長
寿命化を図り、キャップBを長期に亘り適正なトルクで
容器Aに締め付けることができる。 【0037】図6の(1)、(2)は本発明の第2実施
形態を示す。上記第1実施形態との相違は、各スイッチ
ング部材121′、122′を構成する永久磁石の下部
側と、各バルブ94′、95′のスプール94b′、9
5b′の永久磁石94h′、95h′の上部側とは、互
いに異なる磁極とされている。これにより、磁極相互が
引き付け合うことにより、各スプール94b′、95
b′を上方に変位させる磁力が作用する。各スプール9
4b′、95b′は、上下2部材J、Kを複数のピン状
部材Lにより接続することで構成されている。図6の
(1)に示すように、スプール94b′、95b′が下
方に変位することで、その上部材Jにより流体通路94
f′、95f′における圧力空気導入ポート94c′、
95c′と圧力空気送り出しポート94d′、95d′
との間は閉鎖され、圧力空気送り出しポート94d′、
95d′と排気ポート94e′、95e′との間は開か
れる。また、図6の(2)に示すように、そのスプール
94b′、95b′が上方に変位することで、その下部
材Kにより流体通路94f′、95f′における圧力空
気導入ポート94c′、95c′と圧力空気送り出しポ
ート94d′、95d′との間は開かれ、圧力空気送り
出しポート94d′、95d′と排気ポート94e′、
95e′との間は閉鎖される。そのバルブボディ94
a′、95a′の内部に、そのスプール94b′、95
b′に下方に向かう弾力を作用させる圧縮コイルバネ9
4g′、95g′が内蔵されている。他は上記第1実施
形態と同様とされている。 【0038】なお、本発明は上記実施形態に限定されな
い。例えば、スプールとスイッチング部材の一方を永久
磁石により構成し、他方を磁性体により構成してもよ
い。 【0039】 【発明の効果】本発明によれば、摩耗や破損する部材を
なくし、流体の流量や圧力の変動を防止し、電源や制御
装置を要することなく、簡単で廉価な構造により部品の
長寿命化を図ることができ、キャップを長期に亘り適正
なトルクで容器に締め付けることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1実施形態のキャップ締め付け装置
の断面図 【図2】本発明の第1実施形態のキャップ締め付け装置
の部分断面図 【図3】本発明の第1実施形態のキャップ締め付け装置
の要部の断面図 【図4】本発明の第1実施形態のバルブ装置の(1)は
圧力空気供給解除状態での断面図、(2)は圧力空気供
給状態での断面図 【図5】本発明の第1実施形態のバルブ装置のスイッチ
ング部材の配置説明図 【図6】本発明の第2実施形態のバルブ装置の(1)は
圧力空気供給解除状態での断面図、(2)は圧力空気供
給状態での断面図 【図7】従来のバルブ装置の(1)は圧力空気供給解除
状態での断面図、(2)は圧力空気供給状態での断面図 【符号の説明】 41 クラッチ 61 キャップホルダー 94 第1バルブ 95 第2バルブ 94a、95a バルブボディ 94b、95b スプール 94f、95f 流体通路 121、122 スイッチング部材 A 容器 B キャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B67B 3/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】容器の上端開口の外周にキャップをねじ合
    わせるキャップ締め付け装置であって、 その容器の載置面と、 そのキャップを圧力空気の供給により保持すると共に圧
    力空気の供給解除により保持解除するキャップ保持手段
    と、 そのキャップ保持手段により保持されたキャップに圧力
    空気の供給により回転を伝達すると共に圧力空気の供給
    解除により回転伝達を解除するキャップ回転手段と、 その容器載置面上の容器とキャップ保持手段とキャップ
    回転手段とを、縦軸中心に公転させる手段と、 そのキャップ保持手段を圧力空気源に接続する配管途中
    に設けられる第1のバルブ装置と、 そのキャップ回転手段を圧力空気源に接続する配管途中
    に設けられる第2のバルブ装置とを備え、 各バルブ装置は、 バルブボディと、そのバルブボディに
    変位可能に設けられるスプールと、そのスプールの変位
    に応じて開度が変化する流体通路と、そのスプールに対
    して一定軌道に沿って相対移動可能なスイッチング部材
    とを有し、そのスプールとスイッチング部材との相対移
    動により、そのスプールに作用する磁力が変化するもの
    とされ、その磁力の変化によりスプールが変位するもの
    とされ、各バルブ装置におけるスイッチング部材とスプ
    ールとは、前記公転中心と同心の円軌道に沿って相対移
    動可能とされ、 そのスプールとスイッチング部材との相対移動により、
    そのキャップ保持手段とキャップ回転手段とに対する圧
    力空気の供給状態と供給解除状態とに切り換えられ、そ
    の圧力空気の供給状態において前記容器の上端開口の外
    周にキャップがねじ合わされることを特徴とするキャッ
    プ締め付け装置。
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