JP3386393B2 - 粉体揚荷システム及び粉体積荷システム - Google Patents

粉体揚荷システム及び粉体積荷システム

Info

Publication number
JP3386393B2
JP3386393B2 JP00548899A JP548899A JP3386393B2 JP 3386393 B2 JP3386393 B2 JP 3386393B2 JP 00548899 A JP00548899 A JP 00548899A JP 548899 A JP548899 A JP 548899A JP 3386393 B2 JP3386393 B2 JP 3386393B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
hold
control device
valve
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP00548899A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000203718A (ja
Inventor
晴司 阿賀
Original Assignee
晴司 阿賀
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 晴司 阿賀 filed Critical 晴司 阿賀
Priority to JP00548899A priority Critical patent/JP3386393B2/ja
Publication of JP2000203718A publication Critical patent/JP2000203718A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3386393B2 publication Critical patent/JP3386393B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Transport Of Granular Materials (AREA)
  • Ship Loading And Unloading (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船倉内に貯蔵され
ているセメント等の粉体を陸上に設けた複数の粉体貯留
タンクに搬出(揚荷)したり、これらの粉体貯留タンク
からセメント等の粉体を船倉内に搬入(積荷)するため
に用いることができる粉体揚荷システム及び粉体積荷シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、輸送船の船体内は複数の船倉に区
画形成されており、これらの船倉内には、それぞれ異な
った種類の粉体(例えば、粉体がセメントの場合、普通
セメント、早強セメント、高炉セメント等)が貯蔵され
ている。そして、これら複数の船倉から、異なった種類
の粉体を順次取り出し、陸上に設けた複数の粉体貯留タ
ンクに圧送搬出(揚荷)する作業は、以下の粉体搬出設
備及び粉体搬出方法によって行われている。即ち、粉体
搬出設備について説明すると、輸送船上には船側圧送配
管が配設されており、この船側圧送配管の上流側端部
は、粉体圧送装置を介して複数の船倉に連通連結されて
いる。また、輸送船上には、粉体圧送装置を駆動制御す
るための第1の制御室が配設されている。
【0003】一方、陸上には、陸側圧送配管と、それぞ
れ、異なった種類の粉体を貯蔵することができる複数の
粉体貯留タンクが設置されている。そして、陸側圧送配
管の上流側端部は船側圧送配管の下流側端部に連通連結
されている。また、陸側圧送配管の下流側端部は、複数
の分岐配管を介して、それぞれ、複数の粉体貯留タンク
に接続されており、これらの分岐配管には、電磁弁等か
らなる複数の開閉弁がそれぞれ取付けられている。ま
た、陸上には、これらの開閉弁を駆動するための第2の
制御室が配設されている。
【0004】次に、上記した粉体搬出設備を用いた粉体
搬出方法について説明すると、船体を岸壁に接岸した
後、第1の制御室内の操作員がトランシーバを用いて第
2の制御室内の操作員と連絡を取る。この連絡に基づい
て、第2の制御室内の操作員が、第2の制御室から複数
の分岐配管に取付けた所定の開閉弁に駆動信号を送り、
開弁する。その後、第2の制御室内の操作員が、開弁動
作が完了したことをトランシーバを用いて第1の制御室
内の操作員に連絡する。この連絡に基づいて、第1の制
御室内の操作員は、粉体圧送装置に駆動信号を出力して
同装置を駆動し、複数の船倉から、異なった種類の粉体
を順次取り出し、陸上に設けた複数の粉体貯留タンクに
圧送搬出することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した構成
を有する粉体搬出設備又は粉体搬出方法は、未だ、以下
の解決すべき課題を有していた。即ち、トランシーバに
よる連絡では、騒音レベルが高い時等は、船上の操作員
と陸上の操作員との間に連絡ミスが発生し、本来貯留さ
れるべき粉体と異なった種類の粉体が粉体貯留タンクへ
圧送されるおそれがある。陸側に設けた第2の制御室を
介して開閉弁を駆動するようにしたので、第1の制御室
内の操作員のみならず、第2の制御室にも操作員を必要
とする。開閉弁に故障が発生した場合も、第2の制御室
の操作員を経由して第1の制御室の操作員に連絡がなさ
れるので、故障発生から第1の制御室の操作員が連絡を
受けるまでの時間が長くなり、異なった種類のセメント
が粉体貯留タンクへ圧送されるおそれがある。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みなされた
ものであり、揚荷に際しては、船側制御装置から直接的
かつ正確に、複数の粉体貯留タンクのうちから揚荷しよ
うとする粉体と対応する粉体貯留タンクのタンク開閉弁
を開弁することができると共に、積荷に際しては、陸側
制御装置から直接的かつ正確に、複数の船倉のうちから
積荷しようとする粉体と対応する船倉の船倉開閉弁を開
弁することができ、粉体揚荷・積荷作業を容易、迅速か
つ正確に行うことができる粉体揚荷システム及び粉体積
荷システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う本発明に
係る粉体揚荷システムは、岸壁に接岸された船体内に区
画形成され、それぞれ異種の粉体を貯留する複数の船倉
から粉体を取り出し、粉体圧送手段を通して陸上に設置
された複数の粉体貯留タンクに圧送するための粉体揚荷
システムであり、以下の要領で粉体の揚荷を行う。船上
に設置された船側制御装置から、制御線及び陸側制御装
置を介して、複数の粉体貯留タンクのうち、粉体が取り
出される船倉と対応する粉体貯留タンクに取付けたタン
ク開閉弁に駆動信号を送って開弁する。タンク開閉弁の
開弁状態を開弁検出センサによって検出すると共に、開
弁検出信号を制御線及び陸側制御装置を介して船側制御
装置に送る。
【0008】船側制御装置は、開弁検出信号に基づい
て、粉体が取り出される船倉と対応する粉体貯留タンク
に取付けたタンク開閉弁が開弁状態であるか否かを判断
する。船側制御装置は、開弁状態と判断した場合のみ船
倉の船倉開閉弁を駆動し、船倉から粉体圧送手段を通し
て粉体を粉体貯留タンクに圧送する。このように、制御
線を介して、粉体が貯留されている船倉と対応する粉体
貯留タンクのタンク開閉弁が開閉されているか否かを確
認したのち粉体を船倉から粉体貯留タンクに圧送するこ
とができるので、誤って他の種類の粉体を粉体貯留タン
クに圧送するのを確実に防止することができる。
【0009】また、制御線と陸側制御装置を介して、船
側制御装置のみによって、粉体貯留タンクのタンク開閉
弁の駆動と開弁状態の検出を行うことができると共に、
船倉開閉弁を駆動することができるので、陸側の要員を
不要とすることができ、省人化を図ることができる。さ
らに、制御線に代えて無線によって、駆動信号を船側制
御装置からタンク開閉弁に送ったり、開弁検出信号を開
弁検出センサから船側制御装置に送ることもできる。こ
の場合、制御線の配線工事を不要とすることができる。
【0010】前記目的に沿う本発明に係る粉体積荷シス
テムは、陸上に設置されそれぞれ異種の粉体を貯留する
複数の粉体貯留タンクから粉体を取り出し、粉体積込手
段を通して岸壁に接岸された船体内に区画形成された複
数の船倉に粉体を積み込むための粉体積荷システムであ
り、以下の要領で粉体の積荷を行う。陸上に設置された
陸側制御装置から、制御線及び船側制御装置を介して、
複数の船倉のうち、粉体が取り出される粉体貯留タンク
と対応する船倉に取付けた船倉開閉弁に駆動信号を送っ
て開弁する。船倉開閉弁の開弁状態を開弁検出センサに
よって検出すると共に、開弁検出信号を制御線及び船側
制御装置を介して陸側制御装置に送る。開弁検出信号に
基づいて、粉体が取り出される粉体貯留タンクと対応す
る船倉に取付けた船倉開閉弁が開弁状態であるか否かを
判断する。
【0011】陸側制御装置は、開弁状態と判断した場合
のみ、粉体貯留タンクのタンク開閉弁を駆動し、粉体貯
留タンクから粉体積込手段を通して粉体を船倉に積み込
む。ここで、粉体積込手段としては、エア圧送装置(コ
ンプレッサ等)や、エアシュート(エアスライダを含
む。)や、スクリュコンベヤ、チェンにアタッチメント
を用いて押し板を取付けたチェンコンベヤ等を好適に用
いることができる。このように、制御線を介して、粉体
が貯留されている粉体貯留タンクと対応する船倉の船倉
開閉弁が開閉されているか否かを確認した後、粉体を粉
体貯留タンクから船倉に積み込むことができるので、誤
って他の種類の粉体を船倉に積み込むのを確実に防止す
ることができる。また、制御線と船側制御装置を介し
て、陸側制御装置のみによって、船倉の船倉開閉弁の駆
動と開弁状態の検出を行うことができると共に、陸側開
閉弁を駆動することができるので、船側の要員を不要と
することができ、省人化を図ることができる。
【0012】さらに、制御線に代えて無線によって、駆
動信号を陸側制御装置から船倉開閉弁に送ったり、開弁
検出信号を開弁検出センサから陸側制御装置に送ること
もできる。この場合、制御線の配線工事を不要とするこ
とができる。
【0013】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。 (第1の実施の形態)まず、本発明の第1の実施の形態
に係る粉体揚荷システムの全体構成について図1を参照
して説明する。図示するように、岸壁(陸)10に接岸
された船の船体11の内部は、隔壁によって第1〜第8
の船倉12〜19に区画形成されており、これらの船倉
12〜19内には異なった種類の粉体、例えば、普通セ
メント(NC)、早強セメント(HC)、高炉セメント
(BC)が貯留されている。
【0014】船体11の中央部を通して船側の粉体圧送
手段の一部を構成する第1の粉体圧送配管20が配設さ
れており、第1の粉体圧送配管20の上流側には、第1
〜第8の船倉12〜19が、それぞれ、例えば電磁弁か
らなる第1〜第8の船倉開閉弁21〜28を介して連通
連結されている。一方、第1の粉体圧送配管20の下流
側には船側の粉体圧送手段の一部である粉体圧送ポンプ
29が取付けられている。船体11の一側上部には、第
1〜第8の船倉開閉弁21〜28及び粉体圧送ポンプ2
9の駆動を制御すると共に、後述する第1〜第4のタン
ク開閉弁35〜38の駆動も制御する船側制御装置30
が設置されている。
【0015】一方、岸壁10上には、第1〜第3の粉体
貯留タンク31〜33が設置されており、各粉体貯留タ
ンク31〜33は、それぞれ、異なった種類の粉体、例
えば、普通セメント(NC)、早強セメント(HC)、
高炉セメント(BC)を貯留することができる。岸壁1
0上には、第1〜第3の粉体貯留タンク31〜33に沿
って陸側の粉体圧送手段の一例である第2の粉体圧送配
管34が配設されており、第2の粉体圧送配管34の下
流側分岐部には、第1〜第3の粉体貯留タンク31〜3
3が、電磁弁等からなる第1〜第4のタンク開閉弁35
〜38を介して連通連結されている。第1〜第4のタン
ク開閉弁35〜38には、それぞれ、それらの弁が開弁
したことを検出するため、リミットスイッチ等からなる
第1〜第4の開弁検出センサ39〜42が取付けられて
いる。第2の粉体圧送配管34の上流側端は、岸壁10
と船体12との間に介設されたドルフィン43上で継ぎ
手を介して連通連結されている。岸壁10の一側には、
船側制御装置30からの制御信号に基づいて駆動信号を
第1〜第4のタンク開閉弁35〜38に送ると共に、第
1〜第4の開弁検出センサ39〜42が検出した開弁検
出信号を船側制御装置30に送るための陸側制御装置4
4が設置されている。
【0016】次に、図1及び図2を参照して、本発明の
第1の実施の形態に係る粉体揚荷システムの制御回路に
ついて説明する。図示するように、CPU(中央演算ユ
ニット)やメモリや入出力ポートを具備する船側制御装
置30は、船側で、第1の制御線45を介して第1〜第
8の船倉開閉弁21〜28に接続されると共に、第2の
制御線46を介して粉体圧送ポンプ29に接続されてい
る。また、船側制御装置30は、第3及び第4の制御線
47、48を介して陸側制御装置44に接続されてい
る。一方、陸側制御装置44は第5の制御線49を介し
て第1〜第4のタンク開閉弁35〜38に接続されると
共に、第6の制御線50を介して第1〜第4の開弁検出
センサ39〜42に接続されている。
【0017】次に、上記した構成を有する粉体揚荷シス
テムにおける粉体揚荷作業について図1及び図2を参照
して説明する。船上に設置された船側制御装置30か
ら、第3の制御線47及び陸側制御装置44を介して、
複数の粉体貯留タンク31〜33のうち、例えば、普通
セメント(NC)が取り出される第1の船倉12と対応
する普通セメント(NC)を貯留するための第1の粉体
貯留タンク31に取付けた第1のタンク開閉弁35に駆
動信号を送って開弁する。第1のタンク開閉弁35の開
弁状態を第1の開弁検出センサ39によって検出すると
共に、開弁検出信号を第6の制御線50、陸側制御装置
44及び第4の制御線48を介して船側制御装置30に
送る。船側制御装置30は、この開弁検出信号に基づい
て、第1の船倉12と対応する第1の粉体貯留タンク3
1に取付けた第1のタンク開閉弁35が開弁状態である
か否かを判断し、開弁状態と判断した場合は、第1の船
倉12の第1の船倉開閉弁21及び粉体圧送ポンプ29
を駆動し、第1の粉体圧送配管20及び第2の粉体圧送
配管34を通して普通セメント(NC)を第1の粉体貯
留タンク31に圧送する。
【0018】このように、第6の制御線50を介して、
粉体が貯留されている第1船倉12と対応する第1の粉
体貯留タンク31の第1のタンク開閉弁35が開閉され
ているか否かを確認したのち粉体を第1の船倉12から
第1の粉体貯留タンク31に普通セメント(NC)を圧
送することができるので、誤って他の種類の粉体(早強
セメント(HC)や高炉セメント(BC))を第1の粉
体貯留タンク31に圧送されるのを確実に防止すること
ができる。また、第3及び第4の制御線47、48と陸
側制御装置44を介して、船側制御装置30のみによっ
て、第1〜第3の粉体貯留タンク31〜33の第1〜第
4のタンク開閉弁35〜38の駆動と開弁状態の検出を
行うことができると共に、第1〜第8の船倉開閉弁21
〜28を駆動することができるので、陸側の要員を不要
とすることができ、省人化を図ることができる。
【0019】さらに、第3、第4の制御線47、48に
代えて無線によって、駆動信号を船側制御装置30から
第1〜第4のタンク開閉弁35〜38に送ったり、開弁
検出信号を第1〜第4の開弁検出センサ39〜42から
船側制御装置30に送ることもできる。この場合、第
3、第4の制御線47、48の配線工事を不要とするこ
とができる。
【0020】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態に係る粉体積荷システムの全体構成につい
て図3を参照して説明する。図示するように、岸壁
(陸)51に接岸された船の船体52の内部は、隔壁5
3、54によって異なった種類の粉体(例えば、普通セ
メント(NC)、早強セメント(HC)、高炉セメント
(BC))を貯留することができる第1〜第8の船倉5
5〜62に区画されており、甲板上の略中央位置には上
部を大気に連通又は開放した分配タンク64が設置され
ている。なお、第1〜第8の船倉55〜62は、図示し
ない吸引ブロワからなる負圧発生装置によって負圧状態
にある。また、分配タンク64の下部には、粉体を分配
タンク64から各船倉55〜62に移送するため、甲板
上に配置された第1〜第8のエアシュート65〜72の
内、第1〜第4のエアシュート65〜68の基部がそれ
ぞれ接続されている。一方、第1〜第8のエアシュート
65〜72の先部は負圧状態にある第1〜第8の船倉5
5〜62の上部空間に連通状態に挿入されている。
【0021】上記した構成によって、粉体を、後述する
陸側の粉体積込手段の一例である第1〜第3の粉体切出
コンベア94〜96より船側の粉体積込手段であるエア
シュート73を介して分配タンク64に積み込むことが
できると共に、分配タンク64に搬送されてきた粉体
を、第1〜第8の船倉55〜62に発生させた負圧を利
用して、第1〜第8のエアシュート65〜72を通して
円滑に第1〜第8の船倉55〜62内に移送することが
でき、これによって粉体積込流路が形成される。
【0022】第1〜第8のエアシュート65〜72の分
岐部には、それぞれ、第1〜第8の船倉開閉弁74〜8
1が取付けられている。また、これらの第1〜第8の船
倉開閉弁74〜81には、それぞれ、開弁したことを検
出するため、リミットスイッチ等からなる第1〜第8の
開弁検出センサ82〜89が取付けられている。船体5
2の一側には、陸側制御装置100からの制御信号に基
づいて駆動信号を第1〜第8の船倉開閉弁74〜81に
送ると共に、第1〜第8の開弁検出センサ82〜89が
検出した開弁検出信号を陸側制御装置100に送るため
の船側制御装置90が設置されている。
【0023】一方、岸壁51上には、第1〜第3の粉体
貯留タンク91〜93が設置されており、各粉体貯留タ
ンク91〜93は、それぞれ、異なった種類の粉体(例
えば、普通セメント(NC)、早強セメント(HC)、
高炉セメント(BC))を貯留することができる。岸壁
51上には、第1〜第3の粉体貯留タンク91〜93に
沿って第1〜第3の粉体切出コンベア94〜96が配設
されている。そして、第1及び第2の切出コンベア9
4、95の上流側には、第1〜第3の粉体貯留タンク9
1〜93が、電磁弁等からなる第1〜第3のタンク開閉
弁97〜99を介して連通連結されている。岸壁51の
一側には、第1〜第3のタンク開閉弁97〜99の駆動
を制御すると共に、第1〜第8の船倉開閉弁74〜81
の駆動を制御する陸側制御装置100が設置されてい
る。
【0024】次に、図3を参照して、本発明の第2の実
施の形態に係る粉体積荷システムの制御回路について説
明する。図示するように、CPU(中央演算ユニット)
やメモリや入出力ポートを具備する陸側制御装置100
は、陸側で、第1の制御線101を介して第1〜第3の
タンク開閉弁97〜99に接続されると共に、第2の制
御線102を介して第1〜第3の粉体切出コンベア94
〜96に接続されている。また、陸側制御装置100
は、第3及び第4の制御線103、104を介して船側
制御装置90に接続されている。一方、船側制御装置3
0は第5の制御線105を介して第1〜第8の船倉開閉
弁74〜81に接続されると共に、第6の制御線106
を介して第1〜第8の開弁検出センサ82〜89に接続
されている。
【0025】次に、上記した構成を有する粉体積荷シス
テムにおける粉体積荷作業について図3を参照して説明
する。陸上に設置された陸側制御装置100から、第3
の制御線103、船側制御装置90及び第5の制御線1
05を介して、第1〜第8の船倉55〜62のうち、例
えば、普通セメント(NC)が取り出される第1の粉体
貯留タンク91と対応する第1の船倉55に取付けた第
1の船倉開閉弁74に駆動信号を送って開弁する。第1
の船倉開閉弁74の開弁状態を第1の開弁検出センサ8
2によって検出すると共に、開弁検出信号を第6の制御
線106及び船側制御装置90を介して陸側制御装置1
00に送る。開弁検出信号に基づいて、粉体が取り出さ
れる第1の粉体貯留タンク91と対応する第1の船倉5
5に取付けた第1の船倉開閉弁74が開弁状態であるか
否かを判断する。陸側制御装置100が開弁状態と判断
した場合のみ、第1の粉体貯留タンク91の第1のタン
ク開閉弁97を駆動し、第1の粉体貯留タンク91から
第1の粉体切出コンベア94、第3の粉体切出コンベア
96、エアシュート73、分配タンク64、第1のエア
シュート65を介して粉体(普通セメント(NC))を
第1の船倉55に積み込む。
【0026】このように、第6の制御線106を介し
て、粉体が貯留されている第1の粉体貯留タンク91と
対応する第1の船倉55の第1の船倉開閉弁74が開閉
されているか否かを確認した後、粉体を第1の粉体貯留
タンク91から第1の船倉55に積み込むことができる
ので、誤って他の種類の粉体(早強セメント(HC)や
高炉セメント(BC))が第1の船倉55に積込される
のを確実に防止することができる。また、第3及び第4
の制御線103、104と船側制御装置90を介して、
陸側制御装置100のみによって、第1〜第8の船倉5
5〜62の第1〜第8の船倉開閉弁74〜81の駆動と
開弁状態の検出を行うことができると共に、第1〜第3
のタンク開閉弁97〜99を駆動することができるの
で、船側の要員を不要とすることができ、省人化を図る
ことができる。さらに、第3、第4の制御線103、1
04に代えて無線によって、駆動信号を陸側制御装置1
00から第1〜第8の船倉開閉弁74〜81に送った
り、開弁検出信号を第1〜第8の開弁検出センサ82〜
89から陸側制御装置100に送ることもできる。この
場合、第3、第4の制御線103、104の配線工事を
不要とすることができる。
【0027】以上、本発明を、第1及び第2の実施の形
態を参照して説明してきたが、本発明は何ら上記した実
施の形態に記載の構成に限定されるものではなく、特許
請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられる
その他の実施の形態や変形例も含むものである。
【0028】
【発明の効果】請求項1及び2記載の粉体揚荷システム
においては、制御線を介して、粉体が貯留されている船
倉と対応する粉体貯留タンクのタンク開閉弁が開閉され
ているか否かを確認したのち粉体を船倉から粉体貯留タ
ンクに圧送することができるので、誤って他の種類の粉
体を粉体貯留タンクに圧送するのを確実に防止すること
ができる。また、制御線と陸側制御装置を介して、船側
制御装置のみによって、粉体貯留タンクのタンク開閉弁
の駆動と開弁状態の検出を行うことができると共に、船
倉開閉弁を駆動することができるので、容易、迅速かつ
正確に揚荷作業が行え、陸側の要員を不要とすることが
でき、省人化を図ることができる。
【0029】特に、請求項2記載の粉体揚荷システムに
おいては、制御線に代えて無線によって、駆動信号を船
側制御装置からタンク開閉弁に送ったり、開弁検出信号
を開弁検出センサから船側制御装置に送ることもでき、
制御線の配線工事を不要とすることができる。
【0030】請求項3及び4記載の粉体積荷システムに
おいては、制御線を介して、粉体が貯留されている粉体
貯留タンクと対応する船倉の船倉開閉弁が開閉されてい
るか否かを確認した後、粉体を粉体貯留タンクから船倉
に積み込むことができるので、誤って他の種類の粉体を
船倉に積み込むのを確実に防止することができる。ま
た、制御線と船側制御装置を介して、陸側制御装置のみ
によって、船倉の船倉開閉弁の駆動と開弁状態の検出を
行うことができると共に、陸側開閉弁を駆動することが
できるので、容易、迅速かつ正確に積荷作業が行え、船
側の要員を不要とすることができ、省人化を図ることが
できる。
【0031】特に、請求項4記載の粉体積荷システムに
おいては、制御線に代えて無線によって、駆動信号を陸
側制御装置から船倉開閉弁に送ったり、開弁検出信号を
開弁検出センサから陸側制御装置に送ることもでき、制
御線の配線工事を不要とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る粉体揚荷シス
テムの全体構成を示す説明図である。
【図2】同ブロック回路図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る粉体積荷シス
テムの全体構成を示す説明図である。
【符号の説明】
10:岸壁、11:船体、12:第1の船倉、13:第
2の船倉、14:第3の船倉、15:第4の船倉、1
6:第5の船倉、17:第6の船倉、18:第7の船
倉、19:第8の船倉、20:第1の粉体圧送配管、2
1:第1の船倉開閉弁、22:第2の船倉開閉弁、2
3:第3の船倉開閉弁、24:第4の粉体圧送配管、2
5:第5の船倉開閉弁、26:第6の船倉開閉弁、2
7:第7の船倉開閉弁、28:第8の船倉開閉弁、2
9:粉体圧送ポンプ、30:船側制御装置、31:第1
の粉体貯留タンク、32:第2の粉体貯留タンク、3
3:第3の粉体貯留タンク、34:第2の粉体圧送配
管、35:第1のタンク開閉弁、36:第2のタンク開
閉弁、37:第3のタンク開閉弁、38:第4のタンク
開閉弁、39:第1の開弁検出センサ、40:第2の開
弁検出センサ、41:第3の開弁検出センサ、42:第
4の開弁検出センサ、43:ドルフィン、44:陸側制
御装置、45:第1の制御線、46:第2の制御線、4
7:第3の制御線、48:第4の制御線、49:第5の
制御線、50:第6の制御線、51:岸壁、52:船
体、53:隔壁、54:隔壁、55:第1の船倉、5
6:第2の船倉、57:第3の船倉、58:第4の船
倉、59:第5の船倉、60:第6の船倉、61:第7
の船倉、62:第8の船倉、64:分配タンク、65:
第1のエアシュート、66:第2のエアシュート、6
7:第3のエアシュート、68:第4のエアシュート、
69:第5のエアシュート、70:第6のエアシュー
ト、71:第7のエアシュート、72:第8のエアシュ
ート、73:エアシュート、74:第1の船倉開閉弁、
75:第2の船倉開閉弁、76:第3の船倉開閉弁、7
7:第4の船倉開閉弁、78:第5の船倉開閉弁、7
9:第6の船倉開閉弁、80:第7の船倉開閉弁、8
1:第8の船倉開閉弁、82:第1の開弁検出センサ、
83:第2の開弁検出センサ、84:第3の開弁検出セ
ンサ、85:第4の開弁検出センサ、86:第5の開弁
検出センサ、87:第6の開弁検出センサ、88:第7
の開弁検出センサ、89:第8の開弁検出センサ、9
0:船側制御装置、91:第1の粉体貯留タンク、9
2:第2の粉体貯留タンク、93:第3の粉体貯留タン
ク、94:第1の粉体切出コンベア、95:第2の粉体
切出コンベア、96:第3の粉体切出コンベア、97:
第1のタンク開閉弁、98:第2のタンク開閉弁、9
9:第3のタンク開閉弁、100:陸側制御装置、10
1:第1の制御線、102:第2の制御線、103:第
3の制御線、104:第4の制御線、105:第5の制
御線、106:第6の制御線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 53/00 - 53/28 B65G 53/32 - 53/66 B65G 67/60 - 67/62

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 岸壁に接岸された船体内に区画形成さ
    れ、それぞれ異種の粉体を貯留する複数の船倉から前記
    粉体を取り出し、粉体圧送手段を通して陸上に設置され
    た複数の粉体貯留タンクに圧送するための粉体揚荷シス
    テムであって、船上に設置された船側制御装置から、制
    御線及び陸側制御装置を介して、複数の前記粉体貯留タ
    ンクのうち、前記粉体が取り出される前記船倉と対応す
    る前記粉体貯留タンクに取付けたタンク開閉弁に駆動信
    号を送って開弁し、前記タンク開閉弁の開弁状態を開弁
    検出センサによって検出すると共に開弁検出信号を前記
    制御線及び前記陸側制御装置を介して前記船側制御装置
    に送り、前記船側制御装置は、前記開弁検出信号に基づ
    いて前記タンク開閉弁が開弁状態であるか否かを判断
    し、開弁状態と判断した場合のみ前記船倉の船倉開閉弁
    を駆動し、前記船倉から前記粉体圧送手段を通して前記
    粉体を前記粉体貯留タンクに圧送するようにしたことを
    特徴とする粉体揚荷システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の粉体揚荷システムにおい
    て、前記制御線に代えて無線によって、前記駆動信号を
    前記船側制御装置から前記タンク開閉弁に送ったり、前
    記開弁検出信号を前記開弁検出センサから前記船側制御
    装置に送るようにしたことを特徴とする粉体揚荷システ
    ム。
  3. 【請求項3】 陸上に設置されそれぞれ異種の粉体を貯
    留する複数の粉体貯留タンクから前記粉体を取り出し、
    粉体積込手段を通して岸壁に接岸された船体内に区画形
    成された複数の船倉に前記粉体を積み込むための粉体積
    荷システムであって、陸上に設置された陸側制御装置か
    ら、制御線及び船側制御装置を介して、複数の前記船倉
    のうち、前記粉体が取り出される前記粉体貯留タンクと
    対応する前記船倉に取付けた船倉開閉弁に駆動信号を送
    って開弁し、前記船倉開閉弁の開弁状態を開弁検出セン
    サによって検出すると共に開弁検出信号を前記制御線及
    び前記船側制御装置を介して前記陸側制御装置に送り、
    前記陸側制御装置は、前記開弁検出信号に基づいて前記
    船倉開閉弁が開弁状態であるか否かを判断し、開弁状態
    と判断した場合のみ、前記粉体貯留タンクから前記粉体
    積込手段を通して前記粉体を前記船倉に積み込むように
    したことを特徴とする粉体積荷システム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の粉体積荷システムにおい
    て、前記制御線に代えて無線によって、前記駆動信号を
    前記陸側制御装置から前記船倉開閉弁に送ったり、前記
    開弁検出信号を前記開弁検出センサから前記陸側制御装
    置に送ったりするようにしたことを特徴とする粉体積荷
    システム。
JP00548899A 1999-01-12 1999-01-12 粉体揚荷システム及び粉体積荷システム Expired - Fee Related JP3386393B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00548899A JP3386393B2 (ja) 1999-01-12 1999-01-12 粉体揚荷システム及び粉体積荷システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00548899A JP3386393B2 (ja) 1999-01-12 1999-01-12 粉体揚荷システム及び粉体積荷システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000203718A JP2000203718A (ja) 2000-07-25
JP3386393B2 true JP3386393B2 (ja) 2003-03-17

Family

ID=11612640

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00548899A Expired - Fee Related JP3386393B2 (ja) 1999-01-12 1999-01-12 粉体揚荷システム及び粉体積荷システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3386393B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7096529B2 (ja) * 2018-09-18 2022-07-06 Ubeマシナリー株式会社 貯蔵設備

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000203718A (ja) 2000-07-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10858201B2 (en) Vacuum conveyor system
JP5194037B2 (ja) 荷役搬送システム及び荷役搬送方法
JP3386393B2 (ja) 粉体揚荷システム及び粉体積荷システム
WO2022127045A1 (zh) 一种散改集自动化装箱装置及系统
CN104203744A (zh) 卸载装置
CN111399572A (zh) B型液货舱附属处所的环境控制系统及方法
US4525107A (en) Barge having a pneumatic loading and unloading system
CN110194371A (zh) 输送机系统
CN104254479A (zh) 卸载装置
JP2010202015A (ja) 船舶
CN210852813U (zh) 一种自装自卸船
JP2023179441A (ja) 車両、及び船舶
CN101992954B (zh) 低置仓储料仓的卸料设备
KR101258925B1 (ko) 덕트킬을 이용한 화물하역장치를 갖는 선박
CN110395359A (zh) 一种自装自卸船及其装船卸船方法
GB2436097A (en) Tanker Delivery Vehicle and System
CN114476710A (zh) 一种用于粉粒料散货的卸料系统
JP4072021B2 (ja) タンクローリー車の荷卸システム
JP2002240778A (ja) ばら物運搬船
KR20170030780A (ko) 흘수 측정을 이용한 선미 트림에 따른 액상 물질 이송 조정 시스템
CN218433748U (zh) 粉料集装箱卸料系统
CN113460621A (zh) 一种煤炭翻堆系统及其控制方法、装置、计算机设备
CN108333993B (zh) 一种斗门控制系统、方法及存储介质
CN211442187U (zh) 充气密封系统和自卸车
JPH0285427A (ja) 泥土圧送装置におけるタンク切換方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100110

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120110

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees