JP3385603B2 - 析出硬化型ステンレス鋼 - Google Patents

析出硬化型ステンレス鋼

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐食性および冷間加工
性に優れる高硬度のセミオーステナイト系析出硬化型ス
テンレス鋼に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子機器、家電機器、測定機器、
ねじ、ボルト等で高硬度と耐食性を要する部品用の材料
としては、SUS410、SUS420などのマルテン
サイト系ステンレス鋼やSUS304、SUSXM7な
どのオーステナイト系ステンレス鋼が使用されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記材料のう
ち、マルテンサイト系ステンレス鋼は熱処理により容易
に高硬度が得られるが、耐食性が劣るため使用箇所が限
定される。一方、オーステナイト系ステンレス鋼は、耐
食性は優れているが、冷間加工により強化してもマルテ
ンサイト系ステンレス鋼より硬さが低い。また、高硬度
が得られるオーステナイト系ステンレス鋼も各種開発さ
れているが、加工硬化性が大きく僅かな冷間加工で著し
く硬化するので、複雑な形状の部品を形成することが難
しくコストが高くなる。
【0004】本発明の目的は、上記のような技術の現状
にかんがみて、高硬度で耐食性および冷間加工性に優れ
た材料を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の析出硬化型ステンレス鋼
は、重量%で、C: 0.01〜0.10%、Si:
0.5%以下、Mn: 1.0%以下、Cu: 0.5
〜4.5%、Ni: 6.0〜12.0%、Cr:1
4.0〜19.0%、Al: 0.5〜2.5%、N:
0.01〜0.10%を含み、残余Feおよび不可避
的不純物からなり、かつ、下記式および式を満足す
る化学組成を有することを特徴とする。
【0006】 −60℃≦Md30 ≦−20℃ ただし、 Md30 (℃)=551-462(C%+N%)-9.2Si%-8.1Mn%-13.7Cr%-29
(Ni%+Cu%)-18.5Mo 0.9Creq−Nieq≦8.2 ただし、 Creq=Cr%+1.21Mo%+0.48Si%+2.27V%+0.72W%+2.20Ti%+
0.14Nb%+0.21Ta%+2.48Al% Nieq=Ni%+0.11Mn%+0.41Co%+0.44Cu%+18.4N% 本発明の請求項1記載の析出硬化型ステンレス鋼はセミ
オーステナイト系析出硬化型ステンレス鋼であって、溶
体化熱処理状態において主にオーステナイト相よりなる
が、これを冷間加工することにより前記オーステナイト
相はマルテンサイト相に変態し、鋼が硬化する。冷間加
工した前記鋼を時効熱処理することにより、冷間加工に
よって生成したマルテンサイト相において著しい析出硬
化を生じる。
【0007】上記工程において、化学成分の含有率によ
って決まるパラメータMd30 を調整して完全マルテンサ
イト化を図り、冷間加工性と時効硬化性とに優れた鋼と
する。さらに、本発明の請求項1記載の析出硬化型ステ
ンレス鋼においては、化学成分の含有率を調整すること
によって、熱間加工性に影響を与えるδ−フェライトを
制御する。すなわち、化学成分の含有率から計算するM
d30 の値が式を満足するものとする。
【0008】 −60℃≦Md30 ≦−20℃ ・・・・・ ただし、 Md30 (℃)=551-462(C%+N%)-9.2Si%-8.1Mn%-13.7Cr%-29
(Ni%+Cu%)-18.5Mo Md30 は17−7PH鋼等のセミオーステナイト系ステ
ンレス鋼において、冷間加工により母相をマルテンサイ
ト相にするときの変態量とその鋼が含有する化学成分の
含有率との関係を示すパラメータとして知られているも
のである。Md3 0 が−20℃を超えると固溶化熱処理状
態においてマルテンサイトの生成が著しくなり、固溶化
熱処理状態における鋼の硬度が上昇するために鋼の冷間
加工性を劣化させる。一方、Md30 が−60℃未満であ
れば、鋼を冷間加工したときに完全マルテンサイト化は
達し得ず、時効熱処理後に高い硬度を得ることができな
い。以上の理由により、本発明の析出硬化型ステンレス
鋼におけるMd30 の上限を−20℃、下限を−60℃と
する。
【0009】次に、本発明の析出硬化型ステンレス鋼の
熱間加工性について述べる。本発明の析出硬化型ステン
レス鋼のようにNi、Crを多く含む高合金鋼を熱間加
工するとき、熱間加工温度で鋼中に生じるδ−フェライ
ト量が多いと鋼の熱間加工性を害することが知られてい
る。高合金鋼の化学組成と前記高合金鋼を熱間圧延した
ときの圧延割れの発生状況との関係を調べた結果、鋼中
の化学成分の含有率から下記の式によって計算したCr
eqおよびNieqとが式の関係を満たすように化学組成
を調整することによって、熱間圧延の際に割れを生じる
ことのない優れた熱間加工性を有する鋼を得ることがで
きることを確めた。
【0010】 0.9Creq−Nieq≦8.2 ・・・・・ ただし、 Creq=Cr%+1.21Mo%+0.48Si%+2.27V%+0.72W%+2.20Ti%+
0.14Nb%+0.21Ta%+2.48Al% Nieq=Ni%+0.11Mn%+0.41Co%+0.44Cu%+18.4N% また、各合金成分の割合は、下記(a) 〜(g) に示すとお
りである。 (a) C:0.01〜0.10%、N:0.01〜0.1
0% C、Nは強力なオーステナイト生成元素であり、またM
d30 の値を調整するのに重要な元素である。そのため、
本発明の析出硬化型ステンレス鋼においてはC、Nの含
有率の下限を0.01%とする。しかし、C、Nを多量
に含有すると、オーステナイト相が安定化しすぎ、この
鋼を冷間加工してもマルテンサイト変態しなくなり、鋼
の析出硬化の妨げとなる。また、C、Nは鋼の結晶粒界
部に炭化物、窒化物などを生成することにより鋼の耐食
性を低下させる。そのため、C、Nの含有率の上限はそ
れぞれ0.10%とする。 (b) Si:0.5%以下 Siは鋼の溶製時における脱酸剤として添加されるが、
余剰のSiは常温における鋼の硬度を高め、冷間加工性
を低下させるので、含有率の上限を0.5%とする。 (c) Mn:1.0%以下 Mnはオーステナイト生成元素であるがその効果は小さ
く、また多量に含有すれば耐食性が劣化するので、含有
率の上限を1.0%とする。 (d) Cu:0.5〜4.5% Cuはオーステナイト生成元素であると共に、冷間加工
後の時効加熱により鋼のマルテンサイトマトリックス中
にCuリッチ相として析出し、鋼の硬度を大幅に上昇さ
せる。その効果はCu含有率0.5%以下では小さく、
Cu含有率の増加につれて前記効果は増大する。しか
し、Cu含有率が4.5%以上となると鋼のオーステナ
イト相が安定化し過ぎて、冷間加工により鋼がマルテン
サイト変態しなくなる。また、多量のCuの含有は鋼の
熱間加工性を劣化する。以上の理由によりCu含有率の
範囲を0.5〜4.5%とする。 (e) Ni:6.0〜12.0% Niはオーステナイト生成元素であり、固溶化熱処理状
態で鋼をオーステナイト相とするための主要な元素であ
る。Niの含有率が6.0%以下では、固溶化熱処理時
に鋼中にマルテンサイトが生成し、固溶化熱処理状態で
望ましいオーステナイト相が得られない。また、Ni含
有率が12.0%以上であると、オーステナイト相が安
定化し過ぎて、冷間加工によりマルテンサイト変態しな
くなる。以上の理由によりNi含有率の範囲を6.0〜
12.0%とする。 (f) Cr:14.0〜19.0% Crはフェライト生成元素であると共に、鋼の耐食性を
向上する元素である。優れた耐食性を得るために14.
0%以上の含有率が必要である。Cr含有率が多いほど
耐食性向上効果は大きいが、過大に含有すると鋼中にδ
−フェライトを生成し、鋼の熱間加工性を劣化するため
含有率の上限を19.0%とする。 (g) Al:0.5〜2.5% Alはフェライト生成元素であると共に、鋼の冷間加工
後の時効加熱によりマルテンサイトマトリックス中にN
iAl相を析出し、鋼の硬度を大幅に上昇する。その効
果はAl含有率0.5%以下では小さく、Al含有率が
多いほど前記効果は大きい。しかし、Al含有率が2.
5%以上となると鋼中にδ−フェライトを多量に生成
し、鋼の熱間加工性を劣化するため含有率の上限を2.
5%とする。
【0011】また、本発明の請求項2記載の析出硬化型
ステンレス鋼は、請求項1記載の析出硬化型ステンレス
鋼が含む化学成分に加えて、重量%でTi:2.0%以
下およびMo:2.0%以下のいずれか1種以上を含む
ことを特徴とする。その理由を下記(h) 、(i) に示す。 (h) Ti:2.0%以下 Tiはフェライト生成元素であると共に、鋼の冷間加工
後の時効加熱によりマルテンサイトマトリックス中にT
iAl相を析出し、鋼の硬度を大幅に上昇する。その効
果はTi含有率が多いほど大きい。しかし、Ti含有率
が2.0%以上となると鋼中にδ−フェライトを多量に
生成し、鋼の熱間加工性を劣化するため含有率の上限を
2.0%とする。 (i) Mo:2.0%以下 Moは鋼の耐食性の向上に寄与すると共に、鋼の冷間加
工後の時効加熱によりマルテンサイトマトリックス中に
Fe2 Moを析出し、鋼の硬度上昇に寄与するので、M
oの添加により一層鋼の硬度上昇が期待できる。しか
し、Mo含有率が2.0%以上となると鋼中にδ−フェ
ライトを多量に生成し、鋼の熱間加工性を劣化するため
含有率の上限を2.0%とする。
【0012】また、本発明の請求項3記載の析出硬化型
ステンレス鋼は、請求項1または2記載の析出硬化型ス
テンレス鋼が含む化学成分に加えて、重量%でB:0.
001〜0.01%、Nb:0.05〜0.5%、V:
0.05〜0.5%およびZr:0.05〜0.5%の
うち、いずれか1種以上を含むことを特徴とする。その
理由を下記(j)、 (k)に示す。 (j) B:0.001〜0.01% Bは鋼の熱間加工性を改善する元素であり、鋼中にδ−
フェライトが多く生成して熱間加工性が劣る場合に有効
である。その効果はB含有率0.001%で現れ始める
が、B含有率が0.01%を超えるとむしろ鋼の熱間加
工性を劣化するので、B含有率の範囲を0.001〜
0.01%とする。 (k) Nb、V、Zr:0.05〜0.5% Nb、V、Zrは鋼の溶体化処理後の結晶粒を微細化す
る効果をもつ。鋼の結晶粒を微細化すれば鋼の限界圧縮
率が増大するので、鋼に強い冷間加工を加えることがで
きるようになる。その効果はNb、V、Zrのいずれの
元素においても含有率0.05%から現れ始めるが、含
有率0.5%を超えてもその効果は飽和するため、含有
率の範囲をそれぞれ0.05〜0.5%とする。
【0013】
【作用】本発明による析出硬化型ステンレス鋼は、化学
成分の含有率によって決るパラメータMd30 を調整して
完全マルテンサイト化を図り、冷間加工性および時効硬
化性に優れる。また、化学成分の含有率を調整すること
によって、熱間加工性に影響を与えるδ−フェライトを
制御する。これにより、熱間圧延の際に割れを生じるこ
とのない優れた熱間加工性を有する鋼を得る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を詳細に説明する。表
1に示す化学組成の鋼を溶製して得た鋼塊に1100℃
×16Hrの均熱処理を施した。
【0015】
【表1】
【0016】前記均熱処理を施した鋼塊から直径6m
m、長さ110mmの試験片を切出し、高温高速引張試
験を行って熱間加工性を試験した。結果を表2に示す。
【0017】
【表2】
【0018】表2において、○印は高温高速引張試験で
60%以上の破断絞りを示す試験温度幅が200℃以上
であり、熱間加工性が優れていることを示す。また、×
印は前記の試験温度幅が200℃以下であり、熱間加工
性が劣ることを示す。表2より明らかなように、(0.
9Creq−Nieq)の値が8.2以下のものはいずれも
熱間加工性が優れていることが判る。Creq、Nieqに
よるδ−フェライト量の変化を示すHull図の中に熱
間加工性の試験結果を図1に示す。
【0019】前記鋼塊の一部は、さらに熱間圧延によっ
て直径14mmの線材に圧延した。ここに、実施例1お
よび実施例2は、熱間圧延によって健全な線材を得るこ
とが出来なかったので、以後の試験は行えなかった。前
記熱間圧延によって製造した線材に、1050℃×1H
r水冷の固溶化熱処理を加えた後切出した試料につい
て、金属組織を顕出してマルテンサイトの面積率を求め
た。各供試材のMd30 とマルテンサイトの面積率との関
係を整理した結果を図2に示す。図2よりMd30 の値が
−20℃を超えるとマルテンサイトの面積率が急増する
ことが判る。
【0020】前記固溶化熱処理を加えた線材から6m
m、長さ11.5mmの試験片を切出し圧縮試験を行
い、割れが発生するまでに試験片に加えた圧縮ひずみ量
を測定することによって冷間加工性を調べた。その結果
を表3に示す。また、前記固溶化熱処理を加えた線材に
冷間引抜きによって、それぞれ減面率20%、60%お
よび80%の冷間加工を加えた。さらに、冷間引抜き材
に500℃×1Hrの時効熱処理を施した。前記固溶化
熱処理材、冷間引抜き材および時効熱処理材の硬さを測
定した。その結果を表3に示す。なお評価はSUS30
4のε=1のときの変形抵抗を1としたときの比較的な
値で行った。
【0021】
【表3】
【0022】本発明の実施例はいずれも良好な冷間加工
性を示していることが判る。また、本発明の実施例は固
溶化熱処理によって比較的低い硬さを示し、冷間加工性
が良好で高い減面率まで冷間引抜きが可能である。そし
て時効熱処理によって著しい硬化を示し、60%減面率
の冷間引抜き後時効熱処理を施すことによりHV500
以上の硬度が得られる。
【0023】60%冷間引抜き材についてJIS Z
2371による塩水噴霧試験および49℃、湿度95%
の雰囲気で96時間暴露による湿潤試験を行った。その
結果を表4に示す。
【0024】
【表4】
【0025】本発明の実施例はいずれもSUS304、
SUS631と同等の耐食性を示していることが判る。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の析出硬化
型ステンレス鋼は、冷間加工性に優れ、高い硬度と良好
な耐食性を備えるので、ねじ、ボルト、その他冷間ヘッ
ディングや冷間圧造等の厳しい冷間加工を施して製造す
る部品用材料として好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるCreq、Nieqと熱間
加工性との関係を示す特性図である。
【図2】本発明の実施例におけるMd30 と固溶化熱処理
後の鋼中マルテンサイト量との関係を示す特性図であ
る。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%で、 C: 0.01〜0.10%、 Si: 0.5%以下、 Mn: 1.0%以下、 Cu: 0.5〜4.5%、 Ni: 6.0〜12.0%、 Cr:14.0〜19.0%、 Al: 0.5〜2.5%、 N: 0.01〜0.10% を含み、残余Feおよび不可避的不純物からなり、か
    つ、下記式および式を満足する化学組成を有するこ
    とを特徴とする析出硬化型ステンレス鋼。 −60℃≦Md30 ≦−20℃ ただし、 Md30 (℃)=551-462(C%+N%)-9.2Si%-8.1Mn%-13.7Cr%-29
    (Ni%+Cu%)-18.5Mo 0.9Creq−Nieq≦8.2 ただし、 Creq=Cr%+1.21Mo%+0.48Si%+2.27V%+0.72W%+2.20Ti%+
    0.14Nb%+0.21Ta%+2.48Al% Nieq=Ni%+0.11Mn%+0.41Co%+0.44Cu%+18.4N%
  2. 【請求項2】 請求項1記載の析出硬化型ステンレス鋼
    が含む化学成分に加えて、重量%でTi:2.0%以下
    およびMo:2.0%以下のいずれか1種以上を含むこ
    とを特徴とする請求項1記載の析出硬化型ステンレス
    鋼。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の析出硬化
    型ステンレス鋼が含む化学成分に加えて、重量%でB:
    0.001〜0.01%、Nb:0.05〜0.5%、
    V:0.05〜0.5%およびZr:0.05〜0.5
    %のうち、いずれか1種以上を含むことを特徴とする請
    求項1または請求項2記載の析出硬化型ステンレス鋼。
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