JP3384679B2 - 断熱容器 - Google Patents

断熱容器

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JP3384679B2
JP3384679B2 JP09891696A JP9891696A JP3384679B2 JP 3384679 B2 JP3384679 B2 JP 3384679B2 JP 09891696 A JP09891696 A JP 09891696A JP 9891696 A JP9891696 A JP 9891696A JP 3384679 B2 JP3384679 B2 JP 3384679B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、魚釣における獲物
の保冷や新鮮な荷物の運搬時の保冷、保温等に用いられ
る断熱容器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の断熱容器として、例えば実開昭
55−114235号公報には、筐体の上面開口部をそ
の長手方向に並べられた二枚の蓋体にて開閉するものが
開示されている。この断熱容器では、蓋体の区分位置に
対応して筐体内部に間仕切り壁が設けられ、その間仕切
り壁の上面が蓋体の下面と接触して蓋体に加わる荷重の
一部が支持される。また、間仕切り壁は着脱可能とされ
ている。さらに、各蓋体の下面の外周部には、温・冷気
の漏れを防止するためのパッキンが取り付けられてい
る。蓋体を閉じたとき、各パッキンは筐体の外周部の上
面、及び、間仕切り壁の上面とそれぞれ密着する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した断熱容器で
は、大きなものを収納時等に間仕切り壁を筐体から取り
外すと、その取り外された部分において蓋体の支持が不
可能となる。そのため、蓋体やこれを筐体と連結するた
めの蝶番等に過負荷が加わってこれらが損壊するおそれ
がある。間仕切り壁が装着されていればそのような問題
は生じないものの、間仕切り壁によって筐体内が複数の
スペースに区分されるため、各スペースを越える長さや
容積の物品を収納できない不都合が生じる。
【0004】また、間仕切り壁を取り外したときは、蓋
体を閉じてもそのパッキンの一部が筐体と接触しない。
この点を考慮して、上記公報の断熱容器では、間仕切り
壁に対応する位置で各蓋体のパッキン同士を接触させて
いるが、そのような構成では次の問題が生じる。
【0005】まず、間仕切り壁で支持されていない蓋体
は弾性変形し易く、その変形に伴ってパッキン同士の間
に隙間が生じるおそれが大きい。また、パッキン同士を
接触させるには、蓋体の下面側のみならず外周面側にも
パッキンを露出させる必要があるが、そのような状態で
はパッキンが環境変化の影響を受け易くて耐久性が劣化
しがちである。各パッキンが蓋体の開閉方向に相互に干
渉するように変形し、それにより蓋体の開閉が困難とな
るおそれもある。パッキンのへたり等に起因して温・冷
気が漏れるおそれもある。
【0006】従って、本発明は、筐体内のスペースを分
断することなく、複数の蓋体を安定して支持できる断熱
容器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】以下、本発明の実施形態
を示す図面に基づいて本発明を説明する。但し、本発明
は図示の形態に限定されない。
【0008】図示するように、請求項1の発明は、上面
(13)側に矩形状の開口部(10)が形成された筐体
(1)と、前記開口部(10)の開閉が可能なように前
記筐体(1)の開口部(10)の長手方向に並べて取り
付けられた少なくとも一対の蓋体(2)とを備えた断熱
容器において、前記開口部(10)の長手方向に延びる
一対の内側面(11)の上端にそれぞれ段部(14)を
設け、該段部(14)間の前記一対の蓋体(2)の区分
位置(P)に掛け渡されて前記蓋体(2)の下面(2
0)と当接可能に梁形状に形成された蓋支持部材(3
82)を着脱可能に位置決め係合する保持手段(14
a,32a,32b,8)が設けられていることを特徴
とする断熱容器により、上述した目的を達成する。
【0009】この発明によれば、梁形状に形成された
支持部材(3,82)を筐体(1)の上端側に設けた一
対の段部(14)の間に着脱可能に掛け渡すようにした
ため、蓋支持部材(3,82)の取付・取外しに係らず
筐体(1)内のスペースが分断されることはなく、蓋支
持部材(3,82)を取り外して筐体(1)内のスペー
スのほぼ全域に渡る長さや容積の物品を収納できる。物
品の収納後は、蓋支持部材(3,82)を筐体(1)に
装着して保持手段(14a、32a)により蓋体(2)
の区分位置に保持し、それにより各蓋体(2)に加わる
荷重を蓋支持部材(3)にて安定的に支持できる。ま
た、蓋支持部材(3,82)により蓋体(2)の区分位
置からの温・冷気の漏れを防止することもできる。
【0010】
【0011】
【0012】図1、図5、図6及び図7に示すように、
請求項の発明では、請求項の断熱容器において、前
記蓋体(2)の下面(20)と前記蓋支持部材(3,8
)の上面との当接面の少なくとも一方に弾性部材
(6)が装着される溝部(21)を設け、前記溝部(2
1)に装着された弾性部材(6)が他方の当接面に当接
可能としたことにより、蓋体(2)の区分位置におい
て、各蓋体(2)にそれぞれ対応させて設けられる弾性
部材(6)同士を蓋体(2)の外周面側に露出させて相
互に係合させる必要がない。従って、弾性部材(6)の
耐久性の劣化やへたりに起因する断熱性能の低下を防止
できる。弾性部材(6)同士の干渉による蓋体(2)の
開閉不良も防止できる。
【0013】請求項の発明では、請求項1乃至請求項
のいずれかの断熱容器において、前記蓋支持部材
(3,82)に断熱部材(34)が設けられている。従
って、蓋支持部材(3,82)による蓋体(2)の区分
位置の断熱効果を断熱部材(34)にて高めることがで
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】−第1の実施形態−図1〜図3を
参照して本発明の第1の実施形態に係る断熱容器を説明
する。図1に示すように、この断熱容器は、筐体1と、
その上面開口部10を開閉するための一対の蓋体2と、
筐体1の開口部10の長手方向に延びる一対の内側面1
1の上端に設けられた段部14間に対して着脱自在に掛
け渡される梁形状に形成された蓋支持部材3とを備えて
いる。各蓋体2は、上面開口部10の長手方向(図1の
矢印A方向)に並べられた状態で蝶番4を介して筐体1
の一側部に連結されている。筐体1の他側部には、蓋体
2を閉じた位置に拘束する錠5が設けられている。
【0015】図2に示したように、筐体1は、連結部C
にて互いに接合される一対の外筐体1A及び内筐体1B
と、それらの間に介在される断熱材(例えば発泡ウレタ
ン)1Cとを備えている。内筐体1Bには、筐体1の内
側面11、12(図1参照)及び上面13がそれぞれ形
成され、その上面13は蓋体2の下面20と当接可能で
ある。また、内側面11、12の上端にはそれぞれ段部
14、15が連接されている。そして、蓋支持部材3
は、上面開口部10の長手方向に延びる一対の段部14
の間に掛け渡される。
【0016】図3にも示したように、蓋支持部材3は、
上部壁30と、一対の側壁31と、一対の端部壁32と
を有する梁形状に成形される。そして、蓋支持部材3
各端部壁32にはそれぞれ一対の切欠部からなる保持手
段32aが形成され、筐体1の各段部14には一対の突
起からなる保持手段14aが設けられている(図1及び
図2参照)。これらの保持手段14aと保持手段32a
とを相互に係合させながら蓋支持部材3を一対の段部1
4の間に掛け渡すことにより、上面開口部10の長手方
向に関して蓋支持部材3が一定位置に保持される。この
ときの保持位置は、一対の蓋体2の区分位置(図3のP
−P線の位置)に対して蓋支持部材3がほぼ対称となる
よう定められている。なお、本実施形態では一対の蓋体
2が互いに等しい大きさに形成されているので、蓋支持
部材3は上面開口部10の長手方向の中央に保持され
る。
【0017】蓋支持部材3の高さHは、段部14の深さ
Dとほぼ同一に設定される。従って、段部14上に載置
された蓋支持部材3の上部壁30の上面30aは筐体1
の上面13とほぼ面一となり、そのため、各蓋体2を閉
じるとそれらの下面20は筐体1の上面13及び蓋体3
の上部壁30の上面30aの双方に当接する。なお、蓋
体2を閉じた状態を図2に実線で、図3に想像線でそれ
ぞれ示したが、これらの図では蓋体2と上面13、30
aとの隙間を誇張して描いている。実際には、後述する
弾性部材6の弾性変形により蓋体2は上面13、30a
とほぼ隙間なく当接する。
【0018】蓋体2の下面20には、図1乃至図3に示
したように、その全周に亘って溝部21が形成されてい
る。そして、溝部21には、ゴム等のパッキンにて構成
された弾性部材6が装着されている。蓋体2を閉じたと
き、この弾性部材6が筐体1の上面13及び蓋支持部材
3の上面30aとそれぞれ当接し、それにより断熱容器
の内部からの温・冷気の漏れが防止される。なお、溝部
21はその全長に渡って下面20のみに開口し、蓋体2
の外周面側には開口しない。従って、蓋体2を閉じたと
きに弾性部材6が外周に露出し、あるいは蓋体2からは
み出すことはないから、弾性部材6の環境変化の影響に
よる劣化や、弾性部材6相互の干渉によるへたりに起因
しての温・冷気の漏れを防止できる
【0019】図1から明らかなように、蓋体2の角部に
おいて溝部21は円弧状に湾曲する。そのため、蓋支持
部材3の両端には、溝部21に沿って弧を描くように拡
張部3aが設けられている。拡張部3aを設けたため、
蓋支持部材3の両端の幅Waはその中間部の幅Wbより
も大きくなる(図3参照)。従って、蓋支持部材3が段
部14と幅広く係合して蓋支持部材3の安定性が増すと
ともに、開口部10に対する蓋支持部材3の張り出しが
抑えられて蓋体2を開いたときの開口面積が十分に確保
される。
【0020】以上の構成の断熱容器によれば、蓋支持部
材3が筐体1のの開口部10の長手方向に延びる一対の
内側面11の上端に設けられた段部14間のみに設けら
れるから、蓋支持部材3を装着した状態でも筐体1の内
部スペースは分断されない。そして、蓋支持部材3を取
り外すことにより、筐体1の内部スペースのほぼ全域に
及ぶような長さや容積の物品でも収納できる。蓋支持部
材3を取り付けて蓋体2を閉じた場合には、各蓋体2が
その全周に渡って筐体1及び蓋支持部材3の上面13、
30aで支持されるから、蓋体2が変形せず、蓋体2や
蝶番4に負荷が加わることはない。また、弾性部材6が
その全長に渡って上面13、30aと密着するから温・
冷気が漏れることもない。
【0021】なお、蓋体2の開閉機構は、筐体1の上面
開口部10の一側部のみを軸として開閉させるものに限
らない。上面開口部10の長手方向に延びる両側部にそ
れぞれ各蓋体2を選択的に係止及び蝶着するための蓋取
付機構(不図示)を設け、それにより蓋体2を両側部の
いずれの側からも開閉可能とすることもできる。このよ
うな蓋体2の取付機構は、例えば実公平7−55908
号公報に開示されている。
【0022】蓋支持部材3の保持手段としては、図4に
示すように、端部壁32の下端に突起32bを形成し、
これと係合する凹所(不図示)を段部14に形成しても
よい。なお、突起32bは下向きに突出する例に限ら
ず、端部壁32から蓋支持部材3の長手方向外側へ突出
するものでもよい。
【0023】筐体1の上面13及び蓋支持部材3の上面
30a側に弾性部材6を装着するための溝部を形成し、
蓋体2の下面20をそれらの溝部に挿入された弾性部材
6と当接させても良い。
【0024】−第2の実施形態−図5及び図6を参照し
て本発明の第2の実施形態を説明する。なお、図5及び
図6において図1〜図3と共通する部分には同一符号を
付してある。
【0025】この実施形態では、蓋支持部材3は、上記
の第1の実施形態と同様に、上部壁30と、一対の側壁
31と、一対の端部壁32とを有する梁形状に成形さ
れ、端部壁32には筐体1の突起からなる保持手段14
a(図1参照)と係合するための一対の切欠部からなる
保持手段32aがそれぞれ設けられている。そして、上
部壁30には一対の突条33が設けられ、各突条33の
上面33aから側壁30の下端までの高さHは、筐体1
の段部14の深さD(図2参照)と等しく設定されてい
る。従って、各蓋体2を閉じたとき、各蓋体2に装着さ
れた弾性部材6が各突条33の上面33aとそれぞれ係
合し、それにより断熱容器の内部からの温・冷気の漏れ
が防止される。
【0026】図6に示したように、突条33同士の間、
及び蓋支持部材3の内面側にはそれぞれ断熱部材34が
設けられる。これにより蓋体2の区分位置(図6にP−
P線で示す)における断熱性が向上する。断熱部材34
には、例えば発泡ウレタン樹脂を用いることができる。
図5では断熱部材34の図示を省略した。
【0027】なお、本実施形態でも、蓋支持部材3の両
端部には、蓋体2の溝部21に沿って弧を描くように拡
張部3aが設けられ、それにより蓋支持部材3の両端の
幅Waがその中間部の幅Wbよりも大きく設定される
(図6参照)。尚、本実施形態においても、切欠部から
なる保持手段32aに代えて、図4の突起32bに相当
する構成を設けてもよい。蓋体2の溝部21内に弾性部
材6を完全に収納し、突条33を溝部21内に嵌入させ
てもよい。筐体1の上面13及び蓋支持部材3の上面3
3a側に弾性部材6を装着するための溝部を形成し、蓋
体2の下面20側に突条を設けて蓋支持部材3側の弾性
部材6と係合させてもよい。
【0028】−第3の実施形態−図7を参照して本発明
の第3の実施形態を説明する。なお、図7において図1
と共通する部分には同一符号を付してある。
【0029】図7から明らかなように、本実施形態で
は、上述した第1の実施形態、または第2の実施形態
蓋支持部材3に代えて蓋支持枠体8が使用される。蓋支
持枠体8は、一対の長辺部材80とこれらの両端を相互
に連結する一対の短辺部材81とからなる保持手段たる
枠体と、該長辺部材80の中間位置を相互に連結する蓋
支持部材82とを有する。
【0030】蓋支持枠体8の保持手段たる枠体は、筐体
1の上面開口部10の周縁に装着したときに、その長辺
部材80は上面開口部10の長手方向に延びる一対の段
部14と、短辺部材81は他の一対の段部15とそれぞ
れ係合する。これにより、蓋支持部材82が上面開口部
10の長手方向のほぼ中央(蓋体2の区分位置に等し
い)に位置決めされてその位置に保持される。そして、
蓋支持枠体8の枠体の高さHは全周に渡って段部14、
15の深さD(図2参照)に等しく設定される。従っ
て、各蓋体2を閉じたとき、各蓋体2に装着された弾性
部材6が筐体1の上面13及び蓋支持枠体8の蓋支持部
材82の上面82aとそれぞれ係合し、それにより断熱
容器の内部からの温・冷気の漏れが防がれる。
【0031】なお、本実施形態においては、蓋支持部材
82は、長辺部材80短辺部材81とからなる枠体と
それぞれ一体に成形してもよく、別々に製造して後工程
で相互に組み合わせてもよい。以上に説明した各実施形
態では、筐体1の上面開口部10の短辺側にも一対の段
部15を設けたが、これらは省略してもよい。第1及び
第2の実施形態では、蓋支持部材3とそれぞれ係合する
個所のみに段部14を設けるようにしてもよい。蓋体2
は三枚以上設けてもよく、複数の蓋体2をそれぞれ異な
る形状、大きさに形成してもよい。それらの場合でも、
蓋支持部材3、82は蓋体2の区分位置に保持されてい
ればよい。
【0032】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1の発明
によれば、筐体の上端側に設けた一対の段部を利用して
梁形状に形成した蓋支持部材を掛渡して支持するように
したため、蓋支持部材の取付による筐体内のスペースの
分断を防止し、蓋支持部材を取り外すことによって筐体
内のスペースのほぼ全域に渡る長さや容積の物品を収納
することができる。物品の収納後は、蓋支持部材を筐体
に装着して蓋体の区分位置に保持し、それにより各蓋体
に加わる荷重を蓋支持部材で安定的に支持できる。この
ため、蓋体やこれを筐体と連結するための蝶番等への過
負荷を防止して、これらの部材の損壊を未然に防止でき
る。さらに、蓋支持部材により蓋体の区分位置の隙間を
確実に塞いで蓋体間からの温・冷気の漏れを防止し、そ
れにより断熱容器の断熱性能を向上させることもでき
る。
【0033】加えて、請求項2の発明によれば、蓋体の
区分位置において、各蓋体にそれぞれ対応させて設けら
れる弾性部材同士を各蓋体の外周面側へ露出させて相互
に係合させる必要がないから、弾性部材の耐久性の劣化
やへたりに起因する断熱性能の低下を防止できる。弾性
部材同士の干渉による蓋体の開閉不良も防止できる。さ
らに、請求項3の発明では、蓋体の区分位置の断熱効果
を断熱部材にて高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る断熱容器の斜視
図。
【図2】図1のII−II線における断面図。
【図3】図1のIII −III 線における断面矢視図。
【図4】蓋支持部材の保持手段を変更した例を図3と同
一の断面矢視上にて示す図。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る断熱容器で使用
する蓋支持部材の斜視図。
【図6】図5のVI−VI線における断面矢視図。
【図7】本発明の第3の実施形態に係る断熱容器の斜視
図。
【符号の説明】
1…筐体 2…蓋体 3、82…蓋支持部材 6…弾性部材 8…蓋支持枠体 10…筐体の開口部 11…筐体の上面開口部の長手方向に延びる内側面 13…筐体の上面 14、15…筐体の段部 14a、32a、32b…保持手段 20…蓋体の下面 21…蓋体の下面に設けた溝部 34…断熱部材 P…蓋体の区分位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A45C 11/00 A01K 97/20 B65D 81/38

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面側に矩形状の開口部が形成された筐体
    と、前記開口部の開閉が可能なように前記筐体の開口部
    長手方向に並べて取り付けられた少なくとも一対の蓋
    体とを備えた断熱容器において、前記開口部の長手方向
    に延びる一対の内側面の上端にそれぞれ段部を設け、該
    段部間の前記一対の蓋体の区分位置に掛け渡されて前記
    蓋体の下面と当接可能に梁形状に形成された蓋支持部材
    を着脱可能に位置決め係合する保持手段が設けられてい
    ことを特徴とする断熱容器。
  2. 【請求項2】前記蓋体の下面と前記蓋支持部材の上面と
    当接面の少なくとも一方に弾性部材が装着される溝部
    を設け、前記溝部に装着された弾性部材が他方の当接面
    に当接可能としたことを特徴とする請求項に記載の断
    熱容器。
  3. 【請求項3】前記蓋支持部材に断熱部材が設けられたこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれかに記載
    の断熱容器。
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